谷正人(当時24歳)は、勤務先であったデイトナ・インターナショナルでセレクトショップの運営に携わり、不採算店舗の黒字化という実績を作る。そして、再建店舗を前面リニューアルして「東京ブランドを取り扱う」ことをコンセプトにしたSTUDIOUSに転換することを考案し、2007年にSTUDIOUS1号店となる渋谷本店を開業する。

谷正人(当時24歳)は、勤務先であったデイトナ・インターナショナルでセレクトショップの運営に携わり、不採算店舗の黒字化という実績を作る。そして、再建店舗を前面リニューアルして「東京ブランドを取り扱う」ことをコンセプトにしたSTUDIOUSに転換することを考案し、2007年にSTUDIOUS1号店となる渋谷本店を開業する。
デイトナ・インターナショナルはセレクトショップSTUDIOUSを別会社として運営するために、株式会社STUDIOUSを設立した。この時点ではデイトナ社の子会社であったものと推察される。
谷正人はかねてより起業家として独立を志しており、デイトナの創業者である鹿島氏に独立することを説得。最終的に谷正人がSTUDIOUSの事業を買収により譲受することが決まり、2008年に株式会社STUDIOUSを独立資本で設立した。なお、買収には数億円の資金が必要であったが、最終的に実家の谷家(浜松の名門百貨店)からの援助で資金を工面したという。
アパレル事業を拡大するために20代〜40代の幅広い層をターゲットにした独自ブランド「UNITED TOKYO」を新しく立ち上げた。祖業ともいえるセレクトショップのSTUDIOUSが20〜30代のファッション感度の高い層がターゲットにしたのに対し、UNITED TOKYOはベーシックかつ上質なブランドを目指した。
海外進出を本格化させるために香港に進出
コロナウイルスの影響により、実店舗における販売が中心だったTOKYO BASEの業績は悪化。2021年3月期に最終赤字1億円に転落した。