野田順弘氏が「株式会社大阪ビジネス」を設立
会計機械を取り扱う東京オフィスマシンに勤務していた野田順弘氏が、独立して「大阪ビジネス」を設立。中古の会計機を関西の中小企業に販売する営業ビジネスを開始した。
中途採用20名が離職。新卒採用重視に方針転換
オービックは業容を拡大するために、経営が悪化した同業他社から20名の中途社員(営業部隊)を採用。ところが、すぐに20名が独立してオービックの競合会社を立ち上げたため、野田順弘氏は大きな衝撃を受けるとともに、中途採用に対する不信感を抱く。この事件をきっかけに、オービックは新卒採用に特化する方針を決めた。
特定業界向けのシステム開発に注力
オービックはシステム開発を効率化するために、特定業界に特化したシステム開発を志向し、1980年代には消費者金融業界向けのシステム開発に重点を置く。以後、自動車教習所向け講習予約システム・銀行向け不動産担保評価システムなど、特定業界向けのシステムを横展開することでシェアを確保する。
地方営業所を拡充
営業体制を充実させるため、地方都市に営業所・支店を相次いで新設。この頃には自前のシステム開発体制を構築し、営業会社から「営業とシステム開発の会社」へと発展