The社史 — 上場企業の歴史的な意思決定を振り返る

日本の上場企業を中心とした117社の企業史・806回の経営判断をまとめた個人サイト。創業から現在に至る意思決定の軌跡を、財務データや業績推移とともに記録しています。

ビジネスパーソンに長期視点を普及するため、1人で開発・執筆・運営をしています。
約100社の歴史と経営判断を、創業から現在まで業績データとともに時系列で記録し、日々のニュースや決算だけでは見えない、企業の本質的な強さと経営課題をたどります。

The社史

117社の歴史・806回の経営判断

1954年 創業
ローム株式会社
NEW
売上高
4,485億円
2025/03
営業利益
-401億円
2025/03
ロームは1954年に京都で創業した電子部品企業である。抵抗器メーカーとして出発し、1969年のIC参入で半導体メーカーへ転換。大手が避けるニッチ市場を狙うカスタムIC戦略と無借金経営で独自の地位を築いた。2009年以降はSiCパワー半導体に経営資源を集中し、ドイツのSiCウェハメーカー買収でサプライチェーンを垂直統合。2023年には東芝非公開化に3000億円を出資しパワー半導体の国内連携体制を構築
1960年 創業
レーザーテック
NEW
売上高
2,514億円
2025/06
当期純利益
846億円
2025/06
1960年創業。X線テレビカメラの開発から出発し、下請けから脱却して1976年に世界初のフォトマスク欠陥検査装置を開発。半導体業界に不可欠な検査装置メーカーとしての地位を確立した。創業者の内山康が61歳で急逝する試練を経ながらも、位相シフト量測定装置やマスクブランクス検査装置で次々と世界初の製品を生み出した。2017年にはEUV光源を用いた検査装置を世界で初めて実用化し、最先端半導体の製造に不可欠な唯一のサプライヤーとなった。
1930年 創業
TDK
NEW
売上高
19,021億円
2022/03
当期純利益
1,836億円
2022/03
1935年創業。東京工業大学で発明されたフェライトの工業化を目的に設立され、世界初のフェライトコア製品化に成功した。磁気テープで世界シェア首位を獲得し、VHSビデオテープの大増産で黄金期を築いたが、デジタル化の波で2002年に初の営業赤字に転落。ATL買収でリチウムイオン電池事業に参入し、EPCOS買収で受動部品を強化。磁気テープ事業から完全撤退する一方、電池と電子部品を新たな柱に据えて売上高2兆円超のメーカーに再成長した。