<h3>江戸時代に野田が醤油業で発展</h3> キッコーマンの創業は、室町時代に野田(千葉県野田市)において始まった醤油製造が起源とされている。その後、江戸時代には「茂木家」と「高梨家」が、野田における主要な醸造元となった。これらの本家から分離する形で、野田には無数の醤油醸造家が集積する形となった。 江戸時代に野田で醤油醸造業が発達した理由は、水運交通の便が良かったことに由来する。醤油の原料である大豆は群馬県から、塩は赤穂から太平洋を経て利根川経由で野田に運搬され、これらの原材料が野田に集積した。そして、醸造された醤油は消費市場である「江戸(東京)」まで運河を介して運ばれていた。すなわち、水運によるコスト競争力を生かせるという地の利が野田の醤油業の強みであった。<h3>野田醤油株式会社を設立(1族8家が現物出資)</h3> 明治時代に鉄道が普及すると水運によるコストメリットが喪失。醤油業者も大量生産と大量出荷に対応する必要が生じた。 そこで、1917年に茂木家および高梨家を中心に「一族八家」の醤油醸造家が結集して「野田醤油株式会社」を設立して近代経営組織に転換。販売面では、統合前に200あった商標を「キッコーマン」に集約。生産面では16箇所あった醸造蔵の統廃合を実施し、1922年には近代的な量産工場「第17工場(のちに第7工場に改称)」を新設することで量産に対応した。 国内の醤油業者の中で、近代化投資に先発したのは野田醤油(キッコーマン)であり、この決定が国内醤油市場のシェア確保の原動力となった。
1951〜2023
キッコーマン | 売上高
■単体 | ■連結 (単位:億円)
6188億円
2023.3 | 売上収益
売上高_当期純利益率
○単体 | ○連結 (単位:%)
437億円
2023.3 | 当期利益
2004年〜

キッコーマン | キャッシュフロー

単位:億円
出所:有価証券報告書