宇野正晃(当時26歳・1972年東京薬科大学卒業)は宮崎県延岡市にて売り場面積66m2の小規模薬局を創業。当時は街の薬局に過ぎず、ユニークな存在ではなかった。

宇野正晃(当時26歳・1972年東京薬科大学卒業)は宮崎県延岡市にて売り場面積66m2の小規模薬局を創業。当時は街の薬局に過ぎず、ユニークな存在ではなかった。
株式会社化によって事業の本格展開を開始
宮崎県宮崎市に売り場面積600m2の「浮之城店」を開業。本格的なドラッグストアの店舗展開をするために、多店舗展開に舵を切る
従業員の生産性を高めるために閉店時間の繰り上げを実施。2003年には20時の閉店に繰り上げる代わりに、来客の多い17時〜19時の店舗接客を充実させる方針を打ち出している(現在は21時閉店)。
コスモス薬品の宇野社長はポイント還元の廃止を決断。すでに2001年に日替わりによる特売を中止しており、2003年のポイント還元廃止によりEDLPを本格化させた。一時的に売上が低迷することが予想されたため、あえて上場前に廃止を決める。なお、社内では驚きの声が上がったという。
東証マザーズに上場。2006年には東証一部に上場を果たす
九州におけるドミナント出店を継続するために、福岡県八女に自社で物流センターを新設した。
コスモス薬品は売上高2790億円を達成し、九州地区のトップ小売業だったイオン九州を売上高で抜き去った。ドラッグストアの多店舗展開から約20年弱で九州最大の小売業へと躍進した
コスモス薬品の創業者である宇野正晃が社長を退任し、会長に就任
関東地区への進出を本格化させるため、東京メトロ広尾駅前に「広尾駅前店」を新設。以後、首都圏における店舗展開を積極化する
コスモス薬品は九州を中心にドミナント出店により業容を拡大した。2020年5期には店舗数1000を突破し、九州555店舗、四国114店舗、中国175店舗、関西159店舗、中部48店舗、関東7店舗を展開し、ドミナントを守りつつ業容を拡大している。