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売上高の長期推移

売上高・売上収益ベース(連結優先)| 単位:億円
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税引後利益の長期推移

税引後利益・当期純利益・当期利益ベース(連結優先)| 単位:億円
1986年1月
たかたを設立

1986年1月に高田明氏は父親が経営するカメラ店から分離する形で、長崎県松浦市に「たかた」を設立した。松浦市の平戸で順調にカメラ店を経営して年商1.5億円を達成したものの、ある事件がきっかけに島の世論が二分され、結果として売上高が半減する危機に陥った。

このため、高田明社長は顧客が固定されがちな平戸ではなく、人口が多く、思想信条によって商売が左右されにくい長崎県佐世保に店を移すことを決意したという。

1990年3月
長崎放送のラジオショッピング企画に応募

長崎放送が街の店主に「商品紹介をさせる」というラジオ番組を企画し、高田明はこの企画に応募して参加。高田明はビデオカメラをラジオ放送を通じて紹介したところ、放送時間わずか5分で10台のビデオカメラを販売。この経験から、ジャパネットたかたは通販に活路を見出した。

1991年3月
ラジオ通販の全国展開

ラジオ通販参入から1年で、ジャパネットたかたは全国の地方放送局でのラジオ通販を行う体制を整えた

1994年6月
テレビ通販に参入

ラジオ通販に続き、ジャパネットたかたはテレビ放送での通販事業に進出。深夜時間帯に30分「ジャパネットたかたテレビショッピング」の番組放映を開始

証言
高田明の発言

通販番組を見ている方の大半は商品の細かいスペックや操作方法にはあまり関心がない。多くのお客様の興味は『その商品が生活のどんな不便を解消し、どんな快適さをもたらすか』にあるから、番組でもそこに焦点を絞るようにしている。自分の仕事は、モノを売ることではなく、人々の生活を潤わせ、楽しくするきっかけを提供すること...(中略)...モノを買うという行為は、生活の中で生じた何らかの問題解決手段を入手する行為にほかならない。このため『その商品を買えば、どんな問題がどう解決されるのか』がクリアに提示されればされるほど、人間は購買意欲をかき立てられる。その意味で、機能説明ではなく、購入後の顧客の生活の変化を訴える方法は、通販以外にも応用できる合理的な営業技術の一つだと思う

2003/3日経ベンチャー「高田明の秘密・いま日本一モノを売る男」
決算
ジャパネットたかたの業績
1994年12月期(連結)
売上高
43
億円
1999年5月
株式会社ジャパネットたかたに商号変更
決算
ジャパネットたかたの業績
1999年12月期(連結)
売上高
347
億円
2001年
佐世保市内で自社放送スタジオを新設

CSデジタル放送の開始を前に、ジャパネットたかたは数億円を投じて自社にテレビスタジオ「ジャパネットスタジオ242」を新設。通販番組の内製化を志向

決算
ジャパネットたかたの業績
2001年12月期(連結)
売上高
449
億円
2001年
CSデジタル放送での通販を開始(郵政省から認可)

2000年にジャパネットたかたは郵政省から「CSデジタル放送委託業者」認可を得て、2001年からCS放送でジャパネットたかたの専用通販チャンネルでの放送を開始した。

テレビ通販の拡大によりジャパネットは業容を拡大し、2003年には705億円を達成。実演販売する高田明社長は「いま、日本で最もモノを売る営業マン」(2003/3日経ベンチャー)と形容された。

2000年
4月
郵政省からCSデジタル放送委託業社の認可を取得
2001年
CSデジタル放送での通販を開始
決算
ジャパネットたかたの業績
2001年12月期(連結)
売上高
449
億円
2004年
顧客情報流出

2004年3月9日にジャパネット高田の顧客情報の流出が判明。流出原因は元社員による顧客情報の外部への持ち出しによる

決算
ジャパネットたかたの業績
2004年12月期(連結)
売上高
663
億円
2005年10月
東京事務所を設置
2005年
10月
東京事務所を設置
2012年
8月
東京オフィスを設置
決算
ジャパネットたかたの業績
2005年12月期(連結)
売上高
906
億円
2007年10月
物流センターへの積極投資
2007年
10月
北九州に物流センターを設置
2009年
10月
春日井市に物流センターを設置(愛知県)
2014年
11月
物流部門を株式会社ジャパネットロジスティクスとして分離
決算
ジャパネットたかたの業績
2007年12月期(連結)
売上高
1161
億円
2010年12月
6期連続増収

2000年代を通じてデジタル家電(液晶テレビ)が各家庭に普及。2010年前後にはエコポイントなどにより大型テレビの販売が好調に推移し、ジャパネットたかたは6期連続の増収を記録

決算
ジャパネットたかたの業績
2010年12月期(連結)
売上高
1759
億円
2010年9月
コールセンター業務を自社に切り替え

顧客満足を高めるために、外部委託していたコールセンター業務(福岡で1500名が従事)を内製化するために子会社を設立

決算
ジャパネットたかたの業績
2010年12月期(連結)
売上高
1759
億円
2011年12月
2期連続減収(大型テレビ需要減)

液晶テレビが普及したことを受けて、ジャパネットたかたの売上高が低迷。2011年度から2期連続での減収に陥った

決算
ジャパネットたかたの業績
2011年12月期(連結)
売上高
1531
億円
2015年1月
高田旭人が社長就任

創業者の高田明がジャパネットの社長を退任。後任として、高田明の長男である高田旭人(当時35歳)がジャパネットの社長に就任した

決算
ジャパネットたかたの業績
2015年12月期(連結)
売上高
1559
億円
2015年10月
千葉県市川に物流拠点を新設

首都圏への配送を強化するために、千葉県市川に物流拠点を新設

決算
ジャパネットたかたの業績
2015年12月期(連結)
売上高
1559
億円
2020年12月
大幅増収

コロナ禍による通販需要の増加により、2020年12月期に過去最高となる売上高2405億円を達成(前年度売上高は2076億円)

決算
ジャパネットたかたの業績
2020年12月期(連結)
売上高
2405
億円
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