ファナックの創業経緯は複雑である。事業の開始という面では、富士通の社内新規事業として「NC(Numeric Control)」へ1956年に参入したのが始まりである。会社設立という面では、1972年に富士通からNC事業を分離する形で「富士通ファナック」を設立したのが設立年にあたる。ここでは、1956年の富士通によるNCへの新規参入を創業年として扱う。 1956年に尾見半左右(富士通・役員)はコンピュータによるNC制御(x-y-z軸による空間のモーションコントロール)が重要になると考えて、部下であった稲葉氏にNCの研究を命じた。以後、稲葉清右衛門氏が富士通のNC事業の立役者となり、富士通から分離されたファナックの創業者となった。 1959年に稲葉清右衛門は工作機械の駆動機構に用いる「電気圧パルスモーター」を発明し、特許を取得することでNCにおける日本のパイオニアとなった。顧客は牧野フライスといった、日本国内の工作機械メーカーであった。以後、現在に至るまで、ファナックの主要顧客は工作機械メーカーである。 ただし、コンピュータは高額なこともあり、富士通のNC事業は参入から約10年間は赤字が続いた。このため、この時期の経営について、ファナックの社内では「神代の時代」と呼ばれていた。
1971〜2022
ファナック | 売上高
■単体 | ■連結 (単位:億円)
7330億円
2022.3 | 売上高
売上高_経常利益率
○単体 | ○連結 (単位:%)
2133億円
2022.3 | 経常利益