THKの歴史

Last Updated: | Author: @yusugiura
歴史概要 1971年〜2022年

発明家・技術者・起業家・相場師の顔を持つ天才・寺町博が創業。直動システムのパイオニア

1971
東京都目黒区にて東邦精工株式会社を設立

日本トムソン(ニードルベアリングの製造会社)の創業者であり発明家の寺町博は、会社の資金を流用した小豆相場の失敗が明るみになり、日本トムソンの社長を辞任。メディアからは「商品相場で社長転落」と報道されたという。そして、東邦精工(現THK)を設立し、再起を図る。

1972
LMガイドの販売開始(世界初・直動システムの実用化)

寺町博はベアリングの技術者だったこともあり、新製品の開発に専念。垂直方向の位置決めを正確に行うためのガイドの開発に成功し、販売を開始した。直動システムは、NC旋盤、工作機械、研削盤、半導体製造装置、塗装ロボットなど、精密な位置決めが必要な製造装置に組み込まれ、THKの主力製品に育った。

1979
ボールねじの製造販売を開始

1983
直動システムで国内シェア90%確保

THKはNCやロボット、半導体製造装置の普及とともに順調に業容を拡大し、1981年3月期に売上高113億円、経常利益21億円を達成。1983年には直動システムで国内シェア90%を確保したという。

1984
商号をTHK株式会社に変更

社名の由来は「てらまち(T)ひろし(H)株式会社(K)」と憶測されたこともあったが、「タフネス(T)・ハイクオリティ(H)・ノウハウ(K)」が由来らしい

1989
株式を店頭公開。株価日本一を記録

THKは株式公開により額面50円に対して初値19,000円を記録し、日本一の株価(*時価総額ではない)を記録。株価で任天堂を抜いたことで注目を集めた。

1997
寺町彰博が社長就任

1990年代を通じて寺町博が株式投資の失敗によって抱えた損失により、THKの業績が悪化。本業の直動システムの製造販売が好調な一方で、株式投資失敗による損失計上と、巨額有利子負債が重荷となった。1997年に創業者の寺町博が社長を退任し、同氏の長男である寺町彰博が社長に就任した。

2000
直動システムで世界シェア約60%確保

2001
東京証券取引所第一部に株式上場

2015
TRW Automotive社のリンケージ&サスペンション事業を取得

2015
過去最高益(当期純利益354億円)を達成

2020
99億円の最終赤字に転落