免責事項
当サイト(名称:The社史)において、品質を向上させるために、Google LLCが提供するサービス「Google Analytics」を介してGoogle LLCに対して閲覧者が保持する情報(IPアドレス・閲覧URL・閲覧遷移元URL・閲覧日時・デバイス情報)を送信しています。また、当サイトは、開発者が公開情報を取り纏めて掲載したもので、個人的な見解を述べたものであり、正確性、完全性および適時性を保証しません。また当サイトの情報によって閲覧者に生じたいかなる損害も、本サイトの開発者は一切の責任を負いません。
売上
ワールド:売上高
■単体 | ■連結 (単位:億円)
1,713億円
売上収益:2022/3
利益
ワールド:売上高_当期純利益率
○単体 | ○連結 (単位:%)
0.1%
利益率:2022/3
1959
1月

神戸市中央区に株式会社ワールドを設立

畑崎廣敏氏(当時22歳)と木口衛氏の2名は、勤務先の光商会(セーターの卸売業)を退職。セーターの卸を行うワールドを神戸市内に設立した。当時のニット製品の卸売業は独立が当たり前の業界であり、起業は珍しい選択ではなかった。仕入れ面ではメーカー開拓、販売面では小売店舗の開発をそれぞれ地道に行い、全国を飛び回ったという。

1962

小売店対して買取制を導入。企画に注力

従来のセータ卸の商習慣では「小売店は在庫リスクを負わずに、売れた時に問屋に支払う」のが一般的だったが、ワールドは「小売店が返品する商習慣」に疑問を抱いた。そこで、小売店に対して「買取制」を導入。ワールドは売れる商品の企画に注力することで、企画開発力のある異色の問屋として、徐々に業容を拡大した。買取制の売上は、開始から2年後の1965年頃から軌道に乗ったという。

1975

小売参入で頓挫

1975年に小売店リザの展開を開始したが、販売店からの猛反発により本格投資は見送りへ

1976
7月

販売店の拡大により業績好調。売上高422億円・利益率10%超

1976年7月期にワールド(当時非上場)は、売上高422億円・税引前利益63億円を達成。高収益と急成長を両立するアパレル企業として注目を浴びた。利益を重視する経営方針は、畑崎氏の「利益なき成長はリスク」という考えに基づく。

証言
畑崎廣敏(ワールド・共同創業者)

会社にしても、売上にしても、うちは大きくしたという気持ちで全然やってきてないんですよ。売り上げが、300億円から500億円になったとしますね。これは、大変、危険が増すわけです。もし、利益を伴わなかったら大変なことになる。よく、あなたのところは大きくなったわりに利益率が落ちませんね、なんて行ってもらうが、そこが私にはわからない。利益が伴わずに大きくなったら最悪ですよ。何か問題があったら、危険も大きいわけです。利益率を落としてまでも売ってはいけないと思っています。

1977/2/14日経ビジネス
1978
1月

製縫に進出

1981
4月

百貨店向け小売に参入

1982
4月

売上高1000億円を突破

1984
3月

神戸市中央区ポートアイランドに本社竣工

神戸市が開発した人工島「ポートアイランド」に本社を新設。この頃の社員向けの福利厚生は、月3000円で社内食堂の食べ放題、スポーツ施設の利用自由など。関西圏においてワールドは「女子大生の間で就職先としての人気ナンバーワン」(1984/4/16日経ビジネス)の会社となった。

1984
7月

二大ブランドが減収。急成長に終止符

ワールドの売上を牽引してきた「コルディア」「ルイシャンタン」の2つのブランドが減収。急成長に終止符を打った

1987
3月

上海世界時装有限公司を合弁設立。SPA構築を開始

1992

経営戦略「スパークス構想」を発表

減収減益に歯止めをかけるために、畑崎社長は経営方針「スパークス構想」を公表。製造・小売・販売を全てワールドが関与することで、顧客ニーズにあった商品の投入を目論んだ。この具現化策として「25歳以下の女性」「販路は百貨店・ショッピングセンター」をターゲットに据え、新しい独自ブランドによるSPAに基づく小売業への参入準備を進めた。

1993
11月

大阪証券取引所第2部に株式上場

1993

新業態事業部を設置。OZOCなどをSPAで展開

20代向けレディースファッションブランドとして展開。当初は売り上げが低迷するも、積極的なTVCM、有名デザイナーの起用などにより1996年頃から成長軌道に

1995
3月

ゴルフ場開発中止。最終赤字71億円に転落

1959年の会社設立以来、初となる最終赤字に転落。

1996

OZOCが年間販売高100億円突破

1998
11月

東京証券取引所第2部に株式上場

1998
6月

寺井秀蔵氏が代表取締役社長に就任

寺井氏は畑崎氏の義弟であり親族で社長交代を行った。

2005
11月

MBOにより上場廃止

ワールドはMBOを決定。株式の買い取り価格2300億円のうち、80%は銀行借入(会社負担)による捻出としたため、財務体質の悪化を伴った上場廃止となった。

2011
3月

最終赤字に転落

2013
3月

2期連続の最終赤字に転落

2015
4月

上山健二氏が代表取締役社長に就任

2018
1月

東京証券取引所第1部に株式上場

財務体質改善のための再上場

2021
3月

最終赤字に転落

2021
3月

2022
1月

ナルミヤを33億円でTOBにより買収。

ナルミヤが強みを持つショッピングセンター向けの子供服を拡充

2022
3月

借入金800億円をリファイナンス

2025 (c) Yutaka Sugiura
内容の正確性、完全性および適時性を保証しません