1997〜2022
売上高: 億円
■単体 | ■連結
729億円
2022.3 | 収益
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
303.3億円
2022.3 | 当期純利益
1995 08月
会社設立

株式会社デジタルガレージを設立

林郁氏(当時35歳)と伊藤穰一氏(当時29歳)の2名が共同で「株式会社デジタルガレージ」を創業した。インターネットの普及を予見してビジネスを展開。1995年というい早い時点で伊藤穰一氏は「次に登場するのは、ネット上での電子決済手段の確立だ」という方向性を見通した。

伊藤穰一氏(当時29歳)
現在、インターネットのビジネス利用といえば企業の広告が主流だが、これはほんの一段階に過ぎない。次に登場するのは、ネット上での電子決済手段の確立だ。僕もこの点には強い関心を持っている。というのも、いろいろな意味で大きな影響が予想されるからだ。 例えば、日本ではクレジットカード会社は、商品売り上げの7%程度をマージンとして得ている。競争の厳しい米国の場合、これは2%にすぎない。電子決済ができるということは、インターネットを利用したショッピングであれな、日本の小売店でも米国のクレジットカード会社を使った買い物だってできる。そうなれば国内のクレジット会社にとっては死活問題となるかもしれない。こんなことが至る所で起きるはずだ。
1995/9/11日経ビジネス「インターネットが産んだ異能集団・エコシス」
1996 10月

米Infoseekと検索サービスで提携(1999年売却)

Infoseek社(1994年創業)の日本展開のために、共同事業としてInfoseekのサービス提供を開始。デジタルガレージが日本語対応した。その後、1999年に米Infoseekは日本法人を100%子会社にする意向を伝え、デジタルガレージはInfoseekの日本事業の株式を売却。デジタルガレージはInfoseekの株式売却益6.8億円を計上した。

1999 11月

ローソンとインターネット関連事業包括委託契約を締結

ローソンが通販サイト「@LOWSON」を開設するために、決済システムの構築を東洋情報システム(TIS)とデジタルガレージに依頼した。

TISはJCB向けのクレジットカードシステムを構築しており、デジタルガレージと組むことでネット通販におけるクレジットカード決済の仕組みを実現した。デジタルガレージとしては、ローソンと組んだことで決済代行として台頭するきっかけを掴んだ

2000年6月期におけるデジタルガレージの全社売上高の38%がローソン向けであり、大口顧客となった。

2000 12月

株式を店頭公開

まとめ
インターネットの可能性にいち早く着眼。決済ステムの構築によりローソンが大口顧客に
1995〜2001
売上高: 億円
■単体 | ■連結
26.6億円
2001.6 | 売上高
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
0.47億円
2001.6 | 当期純利益
2002 06月

カカクコムの株式45%を取得

インキュベーション事業(株式投資)として、カカクコムの株式45%を取得した。カカクコムの創業者である槙野光昭氏は引退を考えており、デジタルガレージは株式の大量取得を実施。2003年にカカクコムは株式上場を果たしたことで、デジタルガレージは莫大なリターンを手にした。

2004 02月
会社設立

子会社DGモバイルを設立

2004 12月
株式上場

ジャスダックに株式上場

2005 09月
会社設立
新規事業

DGパートナーズを設立。株式投資に参入

2008 06月
業績低迷

最終赤字24億円

2008 08月

イーコンテクストを吸収合併

デジタルガレージが株式44%を保有していたイーコンテクスト(当時、大阪証券取引所ヘラクレスに上場)の合併を決定。合併比率は(デジタルガレージ:イーコンテクスト)=(1 : 0.61)とし、イーコンテクストは上場廃止へ。コンビニ決済に注力する方向へ

2009 06月

カカクコムの一部株式を売却

自己資本比率改善のため、カカクコムの株式をカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に20.3%売却。160億円の特別利益を計上した。デジタルガレージによるカカクコムの保有比率は連結対象ではなくなり、持分法による投資利益の計上のみとなった。この結果、デジタルガレージはカカクコムの売上計上がなくなり、大幅減収となった。

まとめ
カカクコムへの投資で巨額利益。株式45%を6億円で取得。その後売却益で150億円超のリターン
2002〜2011
売上高: 億円
■単体 | ■連結
110億円
2011.6 | 売上高
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
9.1億円
2011.6 | 当期純利益
2012 04月

SBIベリトランスを買収(決済事業に注力)

SBIホールディングスから同社の上場子会社であったSBIベリトランスの買収を決定した。取得額は130億円であり、デジタルガレージとしては大型買収に。ECサイトの決済代行を取り込む狙いがあった

2015 05月

スマホ広告でメタップスと提携

2016 05月

東京証券取引所第1部に市場変更

2019 01月

東芝テックと提携。店舗決済に注力

まとめ
SBIベリトランスを買収。EC向け決済代行に本格参入
2012〜2021
売上高: 億円
■単体 | ■連結
404億円
2021.3 | 収益
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
97.8億円
2021.3 | 当期純利益
2022 11月

カカクコムの株式一部売却(売却益27億円)

2022 12月

大株主オアシスが会社分割を提案

投資ファンド・オアシスマネジメントはデジタルガレージの株式9.3%を保有。企業価値の向上のために、決済代行事業と投資事業の企業分割を要求する株主提案を行った。

まとめ
カカクコムの株式処分が焦点。株主オアシスからの会社分割の圧力あり
2022〜2023
売上不明
■単体 | ■連結
利益率不明
○単体 | ○連結