株式会社デジタルガレージを設立
林郁氏(当時35歳)と伊藤穰一氏(当時29歳)の2名が共同で「株式会社デジタルガレージ」を創業した。インターネットの普及を予見してビジネスを展開。1995年というい早い時点で伊藤穰一氏は「次に登場するのは、ネット上での電子決済手段の確立だ」という方向性を見通した。
米Infoseekと検索サービスで提携(1999年売却)
Infoseek社(1994年創業)の日本展開のために、共同事業としてInfoseekのサービス提供を開始。デジタルガレージが日本語対応した。その後、1999年に米Infoseekは日本法人を100%子会社にする意向を伝え、デジタルガレージはInfoseekの日本事業の株式を売却。デジタルガレージはInfoseekの株式売却益6.8億円を計上した。
ローソンとインターネット関連事業包括委託契約を締結
ローソンが通販サイト「@LOWSON」を開設するために、決済システムの構築を東洋情報システム(TIS)とデジタルガレージに依頼した。
TISはJCB向けのクレジットカードシステムを構築しており、デジタルガレージと組むことでネット通販におけるクレジットカード決済の仕組みを実現した。デジタルガレージとしては、ローソンと組んだことで決済代行として台頭するきっかけを掴んだ
2000年6月期におけるデジタルガレージの全社売上高の38%がローソン向けであり、大口顧客となった。