1956〜2022
売上高: 億円
■単体 | ■連結
1926億円
2022.3 | 売上高
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
269億円
2022.3 | 当期純利益
1949 07月
会社設立

企業再建整備法に基づき日本油脂株式会社を設立

日本油脂は戦時中に「スタンダード油脂(王子工場)」「ベルベット石鹸(尼崎工場)」「国産工業(川崎工場)」が統合して発足。軍需向けの油脂製品を製造したが、1945年の終戦によって顧客を喪失。終戦後の1949年に企業再建整備法に基づいて「油脂・塗料・火薬」の事業を継承して第二会社として日本油脂(従業員数約3000名)を新たに設立した。設立時点で、主力製品は国内トップシェアを確保しており、油脂32%(1位)、塗料10%(2位)、火薬31%(2位)。

1957 11月

連続無配転落。社長交代へ

売上高の60%を占める油脂事業(主に石鹸向け)が競争激化により採算が悪化。競合は広告宣伝を武器に最終製品を手掛けたのに対して、原料供給に徹した日本油脂は価格競争に巻き込まれた。業績不振により無配に転落。大橋退治社長が退任し、日本鉱業出身の阿部謙二氏が社長就任して経営再建を図る

1961 11月

千鳥工場を新設。石油化学に本格進出

阿部社長は石油化学への進出を決定し、川崎市に千鳥工場を新設。川崎に拠点がある日石化学から石油原料を仕入れて、合成グリセリンの原料転換を目論んだ

1965 11月
業績低迷

業績不振により無配転落

油脂の輸入原料の高騰により採算が悪化

まとめ
油脂・塗料・火薬の総合メーカーだが価格競争に直面。低収益に悩む
1949〜1972
売上高: 億円
■単体 | ■連結
n/a億円
1972.11 | 売上高
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
n/a億円
1972.11 | 当期純利益
1973 06月

米Diamond Schamrock社から防錆事業を買収

亜鉛フレーム型防錆技術を買収によって取得。大手自動車メーカー向けに防錆剤を販売開始。2010年までに世界シェア66%を確保

1977 06月

大分工場を新設

昭和電工が新設した大分コンビナートに参画し、ポリブテン(電線皮膜材料)の製造を開始

1980 12月

川越工場を子会社として分離

日油技研工業株式会社

1983 02月

筑波研究所を新設

1992

反射防止フィルムの研究開始

1995 11月

丸紅と合弁でインドネシア進出

まとめ
新事業として防錆事業を展開して自動車向け用途を開拓。脱コモディティーを志向
1973〜1997
売上高: 億円
■単体 | ■連結
n/a億円
1997.11 | 売上高
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
n/a億円
1997.11 | 当期純利益
1998

反射防止フィルムの量産開始

愛知県武豊工場において製造開始。2007年までに4ラインを設置

2000 03月

溶接事業を譲渡

2000年以降、事業の選択と集中を実施。不採算事業である溶接事業の縮小を決定し、神明工場を閉鎖

2000 09月

塗料事業を譲渡

日本油脂BASFコーティングスに事業譲渡

2001 04月

電材事業開発部を新設(電子材料)

2001 04月

DDS事業開発部を新設(医薬品)

2003 03月
業績好調

PDP向け反射防止フィルムが好調

2004

王子工場を閉鎖(?)。大師工場に移転

2005

DDS工場を稼働(川崎工場内)

まとめ
塗料などの不採算事業から撤退。新規事業としてDDS(医薬品)および電子材料に積極投資
1998〜2006
売上高: 億円
■単体 | ■連結
1431億円
2006.3 | 売上高
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結
64.5億円
2006.3 | 当期純利益
2007 10月
商号変更

日油株式会社に商号変更

2007 10月

機能フィルム事業部・DDS事業部(旧DDS事業開発部)を新設

2013 04月

ディスプレイ材料事業部を新設

機能フィルム事業部と電材事業開発部を統合して発足

2017 03月
業績好調

売上高_当期純利益率10%を突破

2022 03月
業績好調

過去最高益を記録

まとめ
DDSや防錆などニッチな製品展開でシェアを確保。高収益を持続
2007〜2023
売上高: 億円
■単体 | ■連結
売上高_当期純利益率: %
○単体 | ○連結