愛知県豊橋市にて「タケダ理研工業株式会社」を設立
政府機関である「通信省電気試験所」に勤務していた武田郁夫(当時30歳)は、日立や三菱などの大企業が出がけない「計測分野」に着目し、研究開発型ベンチャー企業としてタケダ理研工業(現アドバンテスト)を創業した。なお、武田郁夫の祖父は明治時代に豊橋鉄道や発電会社を創業した実業家・武田賢治氏であり、実家からの金銭的な支援もあったものと推察される。
本社及工場を東京都練馬区旭町1-32-1に移転
国産初のICテスタを発売
集積回路(IC)の普及に合わせ、アドバンテストは半導体のテスタ装置に着目。通産省からの補助金をえて、4年の研究を経て1972年に国産初となる集積回路向けのテストシステム「T320」を発売。電卓やカラーテレビに使用される半導体のテスタとして注目を集める。