デンカ の歴史

更新:

沿革 1915〜2026年

1915年〜電気化学工業の設立とカーバイド・石灰窒素の製造、アセチレンブラックへの展開

  1. 電気化学工業設立
  2. 東京・大阪株式取引所で株式定期売買開始
  3. 大牟田工場でカーバイド・石灰窒素の製造開始
  4. 青海工場でカーバイド製造開始
  5. 大牟田工場でアセチレンブラック製造開始
  6. 東京・大阪・名古屋証券取引所に株式上場

1953年〜セメント・石油化学への進出と青海工場でのクロロプレンゴムの国産化

  1. 電化セメント設立
  2. 東洋化学に資本参加
  3. 群馬化学設立
  4. 重要青海工場で国産クロロプレンゴムの製造に成功
  5. デンカ石油化学工業設立
  6. 日之出化学工業の経営権取得
  7. 機能・加工製品事業開始
  8. 特殊混和材「デンカCSA」販売開始
  9. 大牟田工場で溶融シリカ製造開始
  10. デンカエンジニアリング設立
  11. 渋川工場で高性能接着剤「ハードロック」製造開始

1976年〜電子基板・特殊混和材など機能材料への転換と汎用樹脂事業の統合整理

  1. アクゾと合弁デナック設立
  2. 東芝化学工業の株式を東芝より譲受
  3. デンカシンガポール設立
  4. 渋川工場で電子基板「HITTプレート」製造開始
  5. デナールシラン設立
  6. デンカアドバンテック設立
  7. 千葉スチレンモノマー設立
  8. 塩化ビニール事業を東ソー・三井東圧化学と事業統合
  9. ポリスチレン事業を新日鐵化学・ダイセル化学と事業統合
  10. 大阪・名古屋・福岡各証券取引所の上場廃止
  11. 東洋化学を吸収合併
  12. 電化精細材料(蘇州)有限公司を設立
  13. デンカ生研を株式交換により完全子会社化
  14. アジア地域統括持株会社デンカケミカルズHDアジアパシフィック設立
  15. 社長交代(川端世輝→吉髙紳介)

2014年〜デンカパフォーマンスエラストマー設立とライフサイエンスへの重点化、セメント事業からの撤退

  1. 重要デンカパフォーマンスエラストマー(DPE)設立
  2. アイコンジェネティクス株式51%を譲受
  3. 商号を「デンカ」に変更
  4. 社長交代(吉髙紳介→山本学)
  5. 重要デンカ生研を吸収合併
  6. 重要セメント事業からの完全撤退を決議、販売事業を太平洋セメントへ譲渡
  7. 初の純損失計上
  8. 社長交代(今井俊夫→石田郁雄)
  9. 大船工場の土地を譲渡
  10. 東洋スチレンを連結子会社化
  11. 政策保有株式の売却益を計上
  12. Denka Performance Elastomerの事業整理損失を計上
電気化学工業からデンカへ
1915年 1955年 1996年 2003年 2008年 2015年 2020年2022年 2026年 電気化学工業 1915年設立 東洋化学 1955年資本参加 塩化ビニール事業 1996年東ソー等と統合 デンカ生研 2008年完全子会社化 デンカ 2015年商号変更 セメント事業 2022年撤退・太平洋へ譲渡
創業 1915年
創業者 藤山常一
創業地 北海道苫小牧市
創業 北海道苫小牧で藤山常一氏が個人で営んでいた北海カーバイド工場が母体である。石灰石
北海道苫小牧で藤山常一氏が個人で営んでいた北海カーバイド工場が母体である。石灰石と電源に恵まれたこの拠点に、第1次大戦で欧州からの石灰窒素の輸入が途絶えるという時勢が重なり、1915年5月、牧田環氏ら三井系の21人が資本金500万円で電気化学工業株式会社を立ち上げ、カーバイドを電気で起こす化学反応によって作ることにちなんでこの社名とした。カーバイドと石灰窒素の製造は1916年10月に大牟田工場で始まった。1921年12月には青海工場がこれに続き、大牟田では1942年にアセチレンブラックへも品目を広げている。上場は1949年5月で、2015年10月にデンカ株式会社という今の商号になった。
決断 事業を選ぶ基準を、107年目に初めて数値で置いた。1962年6月、青海工場田海地
事業を選ぶ基準を、107年目に初めて数値で置いた。1962年6月、青海工場田海地区で国産技術によるクロロプレンゴムの企業化に成功し、米デュポン・独バイエルに次ぐ世界3社目の量産化へ到達する。同じ年の11月にはデンカ石油化学工業を設立し、カーバイドと石油の二系統から品目を足す形をとった。1965年に肥料、1966年に機能・加工製品、1979年には東芝から東芝化学工業(のちのデンカ生研)を譲り受けて医薬・診断へ広げている。2022年10月にセメントの販売事業を太平洋セメントへ譲渡し、石灰石の自社採掘まで含めて祖業に連なる事業から撤退した。翌11月の中期経営計画Mission2030は3つ星事業以外を撤退・売却の対象と定め、WACC6%を最低ラインに製品ごとのROICを算出している。
現況 売上の1割の医薬・診断が、利益の4分の1を出している。2026年3月期の連結売上
売上の1割の医薬・診断が、利益の4分の1を出している。2026年3月期の連結売上高3,842億円のうちライフイノベーションは405億円にすぎないが、セグメント利益62億円は4事業の合計238億円の4分の1にあたり、利益率15.4%は全社の6.8%を大きく上回る。最大の利益源は電子・先端プロダクツで売上1,044億円・利益138億円、ポリマーソリューションは売上1,241億円に対し利益35億円にとどまる。エラストマー・インフラソリューションは前期に79億円の損失を計上し、連結を123億円の純損失へ沈めた。1979年に東芝から譲り受けた診断薬の会社を2020年4月に本体へ統合し、新型コロナ検査キットを量産したことが、最も利益率の高い事業へ変えた。
競合 世界で数社しか作らない品目を、1拠点だけで作っていた。1962年の企業化当時にク
世界で数社しか作らない品目を、1拠点だけで作っていた。1962年の企業化当時にクロロプレンゴムを生産していたのは米デュポンと独バイエルの2社のみで、デンカは世界3社目として青海工場に生産を集めた。主要な需要家が集まる北米へ第2の拠点を開設するため、2014年12月に三井物産との共同出資でDuPontのクロロプレンゴム事業を譲り受けた。ところが取得時に想定しなかったクロロプレンモノマーの排出削減設備の導入と運用の費用が膨らみ、需要も減って、2025年5月に米国DPEの製造設備を暫定停止した。供給の集中を解くために取得した拠点が、10年で環境規制の費用を抱える側へ変わった。
長期業績の推移 1949〜2026年
デンカ:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
1970年3月期〜2026年3月期

API for AI Agents — 認証不要、URLをGETするだけで機械可読なJSONをトークン消費を抑えつつ取得できます。

出典・参考

免責事項およびポリシー