Sansan の歴史

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創業 2007年
創業者 寺田親弘
創業地 東京都新宿区市谷田町
創業
2007年6月11日、寺田親弘氏が東京都新宿区市谷田町に三三株式会社を登記した。設立の目的は名刺管理サービスの提供ただ一つである。寺田氏は1999年に三井物産へ入社して情報産業部門に配属され、米国でベンチャー企業の日本向け事業展開を支援したのち、勤めを辞めて名刺を題材に選んだ。同年9月に始めた"Link Knowledge"は、名刺をスキャナーで読み取り、氏名・会社・役職をクラウドへ保存して社内で共有する仕組みである。読み取りを機械に任せきらず人間のオペレーターの入力を組み合わせ、データ化の精度を99.9%に保った。2012年2月には個人向けの無料アプリ"Eight"を加えている。
決断・現況・競合について
決断
製品を売る前に、買い手が稟議に書ける言葉のほうを先に作った。2013年4月の約5億円を皮切りに、上場までの5年余りで外部から約100億円を調達し、同年8月には初のテレビCM"面識アリ"篇を放送した。法人向けソフトウェアがマス広告を打つ例は当時ほとんどなく、視聴者は買い手ではないため費用対効果の説明も立たない。それでも広告が伝えたのは製品ではなく、名刺管理という予算科目が世の中にあるという事実だった。2018年5月期は売上73億円に対し販管費89億円で、30億円の営業赤字を出している。それでも資金が続いたのは、直近12か月平均の解約率が2019年5月期に0.66%まで下がり、先に費やした費用が後年の売上として戻る関係を数字で示せたからである。
現況
売っているのは名刺の管理ではなく、紙を読み取って構造化する工程である。2020年5月に請求書の"Bill One"、2022年1月に契約書の"Contract One"を始め、名刺で作った人手とAIの併用をそのまま別の紙へ当てた。2025年5月期の連結売上高は432億円で、10年前の19億円から22倍になっている。内訳はSansan/Bill One事業377億円・セグメント利益35億円、Eight事業50億円・同0.6億円で、2012年の開始から12年赤字を続けた個人向けが初めて利益を計上した。二つ目の投資に充てたのは上場時に得た資金と主力事業が稼いだ現金であり、2021年5月期以降は新株を発行していない。
競合
法人向け名刺管理で83%を占め、脅威は同業ではなくなった。2022年にはタグラインから"名刺管理"の語を外し、帝国データバンクの企業情報100万件超を載せて、接点のない企業まで検索できるようにしている。請求書ではクラウド会計へ参入したマネーフォワードが帳簿の側から、楽楽明細を持つラクスが帳票の発行側から入ってくるのに対し、Sansanは受け取る側に立つ。寺田親弘氏は2025年10月の説明会で最大のリスクを競争ではなくAIに挙げ、将来AIが同社のサービスを取り込み、その画面が意味を失う見方も出うると自ら述べた。読み取るべき紙の枚数に依らない収益をどこまで作れるかが、次の10年を分ける。
長期業績の推移 1950〜2026年
Sansan:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
2015年5月期2025年5月期

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歴史年表 2007〜2024年

Sansanの沿革2007〜2024年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
2007〜2012年商社を辞めた寺田氏が名刺の山に見た、まだ誰も値段をつけていない資産寺田親弘三三を設立★★
寺田親弘名刺管理サービス「Link Knowledge」の提供を開始★★
寺田親弘本社を移転
寺田親弘個人向け名刺アプリ「Eight」の提供を開始★★
2013〜2019年黒字をやめた年から上場まで、赤字を掘りながら市場そのものを作った7年寺田親弘「Link Knowledge」を「Sansan」に名称変更
寺田親弘黒字経営から赤字先行投資への転換と、法人向け名刺管理サービス初のテレビCM放映

2013年、Sansan(当時の商号は三三株式会社)が自己資金で支出を抑える黒字経営をやめ、第三者割当増資で得た資金を、法人向けソフトウェアとしては異例のテレビCMへ投じた経営判断。同年8月1日にサービス名を"リンクナレッジ"から"Sansan"へ改め、8月4日から関東・関西エリアでCM第1弾"面識アリ"篇の放映を始めた。

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★★★
寺田親弘本社を移転
寺田親弘Sansanに商号変更
寺田親弘子会社Sansan Global Pte. Ltd.を設立
寺田親弘第三者割当増資により約42億円を調達
寺田親弘東京証券取引所マザーズ市場に上場
寺田親弘公募増資により約21億円を調達
寺田親弘第三者割当増資により約47億円を調達
2020〜2026年名刺の外へ広がった請求書と契約書、そしてAIが前提そのものを動かし始めた現在地寺田親弘経理DXサービス「Bill One」の提供を開始★★
寺田親弘ログミーを子会社化
寺田親弘AI契約データベース「Contract One」の提供を開始
寺田親弘クリエイティブサーベイを子会社化
寺田親弘言語理解研究所を子会社化
寺田親弘子会社Sansan Global (Thailand) Co., Ltd.を設立
寺田親弘かえでIRアドバイザリーを子会社化
出典・参考

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