The社史 > シンプレクス

シンプレクスの歴史

創業年
-
上場年
-
更新日:
金子英樹(シンプレクス・創業者)
金子英樹(シンプレクス・創業者)
1963年生まれ。1987年一橋大学法学部卒業、1987年アーサーアンダーセンアンドカンパニー入社、1990年キャッツジャパン入社、1991年ソロモンブラザーズアジア証券入社、1997年シンプレクス入社、2001年シンプレクス代表取締役社長就任
イラストは筆者作成 @Yutaka Sugiura
  • 歴史
    経営戦略
  • 沿革
    主な出来事
  • 業績
    長期の業績推移
1997年

東京都港区にて「株式会社シンプレクス・リスク・マネジメント」を設立

ソロモンブラザーズアジア証券に勤務していた金子秀樹氏と三上芳宏氏により設立された。創業当初は大手証券会社向けに、ソロモンで使用したような証券システムを納品していたという。’

2002年

金子英樹が社長就任

なお、2000年時点におけるシンプレクスの代表取締役社長は三上芳宏氏であり、金子英樹氏がシンプレクスの代表取締役社長に就任したのは2002年からである。交代の経緯は不明だが、一般的にシンプレクスの創業者は「金子英樹氏」とされる。

2002年

ジャスダックに株式上場

2002年

新卒採用を開始

優秀な人材を確保するために、新卒採用を本格化させた。なお、新卒採用開始から7年が経過した2007年3月期における給与データは、従業員数160名に対して平均年齢31.8歳、年間平均給与792万円であった。

金子英樹氏の発言
金子英樹氏の発言

以前は金融のフロント領域の業務に精通した人材を採用していたのですが、4年位前からポテンシャル採用に切り替えました。賢くてバランス感覚と根性がある人を採って、ゼロから育てる体制にしたのです。運用・保守を経験させることで、金融のノウハウを身に付けてもらいます。新卒については、ソフトウェア業界ではなく、商社やコンサルティング会社に行くような人材を優先して採っています。

2006/3/15日経ソリューション「編集長インタビュー」
2003年

日興コーディアル証券から個人向け売買システムを受注

創業以来、シンプレクスは証券会社向けの業務システムとしてディーリングシステムの開発が主力事業であったが、2003年に日興コーディアル証券から個人向けの売買システムを受注。インターネットを活用した個人による金融商品取引が拡大するする中で、シンプレクスは個人取引における実績作りに成功する。

2005年

東京証券取引所1部に株式上場

2006年

松井証券に個人向けネット証券システムを納品

かねてより取引のあった松井証券から、ネット証券システムを受注。従来の取引システムは、デイトレード限定であったが、夜間先物取引や無期限信用取引など、新機能を開発している。なお、2006年3月期における松井証券向けの販売実績金額は5.3億円であり、当時のシンプレクスの売上高の約10%に相当した。

2010年

大量採用を開始

新卒を中心とした大量採用を開始。2009年3月末時点の従業員数は301名に対し、2012年3月末には609名へと大幅に増加した。

金子英樹氏の発言(2010年時点)
金子英樹氏の発言(2010年時点)

コンサルティングファームに勤めていた時も、投資会社にいた時も、私はシステムを担当していた。だが、実際のモノ作りをするIT業界に来てびっくりしたのは、レベルが低いことだ。バランス感覚がないし、頑張りが続かない。例えば2日徹夜すると、3日目の朝9時に来なかったり、休む人がいる。「疲れた」などと言うが、投資会社ならビジネスパーソンとしての信用を失ってしまう。ポテンシャルの高い人材が来ない業界になってしまっている。

2010/7/7日経コンピューター「再生の針路」
2011年

大幅減益

2011年3月期のシンプレクスの純利益は前年度から13億円マイナスの2億円を計上し、大幅な減益決算を発表した。リーマンショックによって証券会社向けのシステムのリピート受注の失敗や、ネット取引むけでは競争の激化が影響し、以前のように高単価での受注が難しくなったことが原因であった。加えて、大量採用による人件費の増加も、収益性悪化の一因となった。

2013年

カーライルによるMBO(上場廃止)

経営再建のためにMBOによる上場廃止を決定。カーライルとK&CM(刈田・アンド・カンパニー)により設立された持株会社を主体に、シンプレクスは非上場化され経営再建をスタートさせる。

シンプレクス公表資料(MBOについて)
シンプレクス公表資料(MBOについて)

「最高益を達成した2010年3月期を境に非常に厳しい経営環境にさらされる」「抜本的な構造改革を実現しない限り今後の継続的な成長は極めて不透明」

2013/6/14シンプレクス公表資料「MBOについて」
2018年

最終赤字に転落(当期純損失14億円)

2013年のMBOにより、シンプレクスは「コンサルティングセールス」「ライブラリ充実」「海外展開」「FX取引システムにおけるシェア拡大」を掲げるものの、2010年代を通じて慢性的な赤字から脱却できなかった。この結果、2018年3月期に最終赤字に転落(2002年の上場以來初の最終赤字)した。

関連する企業

競合企業や同じ業種の会社など
歴史
業績