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売上高の長期推移

売上高・売上収益ベース(連結優先)| 単位:億円
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税引後利益の長期推移

税引後利益・当期純利益・当期利益ベース(連結優先)| 単位:億円
1980年10月
愛知自動車総合サービス株式会社を設立(創業者:服部太氏)

1980年当時、中古車の市場は粗悪品に溢れており、公正な取引が行われているとは言い難い市場であった。そこで、服部太氏をはじめとして、愛知県内の中古販売業者が複数集まって「愛知自動車総合サービス」を設立し、公正を目指した中古車オークション事業を目指した。

証言
服部太(USS創業者)

中古車は車種、年式、装備は同じでも、その履歴により一台一台の品質が異なるため、当社では各会場に専門の検査員を配置して、エンジンや電気系統はもちろん、走行距離計の不正巻き戻しに至るまで徹底的に調べ上げている。このようにシビアで、しっかりした検査体制はどこよりも優れており、当社発行の「グリーンブック」は、当社のオークションで売買された全車両のデータを掲載し、その落札価格や中古車業界での買取や下取り、さらには販売価格の基準になっている。このように相場価格を形成する実力あるオークションを展開しているからこそ、中古車流通市場で信頼を勝ち得ているものと自負している。

1982年8月
USS名古屋会場を新設

名古屋会場の稼働と同時にホストコンピュータを導入。セリの自動化を実施するとともに、各種税金計算を自動化することによって従来の手計算による手間を大幅に省いた。この結果、事務処理面におけるスケーラビリティーも確保した。

1990年7月
USS九州会場を新設
1994年5月
USS東京会場を新設

千葉県野田市に東京会場を新設。広大な平地に駐車スペースを確保して中古車の品揃えで業界トップレベルへ。1997年時点でオークション実施日に1日あたり6000台のセリを実施

1995年3月
商号を株式会社ユー・エス・エスに変更
1995年5月
テレビオークションの開始

衛星通信を活用したテレビオークションを開始。全国2000社のディーラーが保有するパソコンにNTTの回線を通じて画像やデータなどを提供し、オークションのサービス提供を開始した。システム構築は日本タンデムコンピューターズに外注。

1996年4月
USS名古屋会場を新設移転

収容台数増加のために愛知県東海市新宝町に移動

決算
ユーエスエスの業績
1997年3月期(単体)
売上高
82
億円
当期純利益
14
億円
1998年3月
USS札幌会場を新設
1998年10月
オートオークション東京を子会社化
1999年9月
名古屋証券取引所第2部に株式上場。営業利益率50%で業績好調
2000年12月
東京証券取引所第1部に株式上場
2001年11月
USS大阪会場を新設
2003年1月
地方オークション会社の買収を継続

USSは全国に点在するオークション会社の買収を継続。不振企業に対してUSSのシステムを導入することで再建する方式を採用した。中古車オークション業界ではUSSがUSSが音頭をとる形で業界再編が進んだ。

決算
ユーエスエスの業績
2003年3月期(連結)
売上高
338
億円
当期純利益
76
億円
2004年2月
USS横浜会場を新設
2007年3月
KUA北陸を完全子会社化
2007年3月
藤岡インターオークションを完全子会社化
2010年9月
USS四国会場を新設
2018年3月
JAAを買収して連結子会社化

東京・神戸にオークション会場を持つJAA(1971年創業・2005年株式上場・2010年上場廃止)を完全子会社化。海外向けの輸出中古車のオークションの強化を目論んだ。2018年には旧JAAの2会場に対して75億円の設備投資を実施

決算
ユーエスエスの業績
2018年3月期(連結)
売上高
751
億円
当期純利益
242
億円
2020年3月
JAA関連で減損損失を計上

JAAの買収に対して回収見込みが立たず

決算
ユーエスエスの業績
2020年3月期(連結)
売上高
781
億円
当期純利益
206
億円
2021年3月
HAA神戸会場関連で減損損失188億円

JAAの買収に対して回収見込みが立たず。市場の飽和により顧客がUSSが運営する他の会場に流れたため、収益の持続が難しくなった。これに伴いUSSはJAAを吸収合併した。

決算
ユーエスエスの業績
2021年3月期(連結)
売上高
748
億円
当期純利益
40
億円
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