フジクラ の歴史

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創業 1910年
母体 藤倉電線
創業地 東京都千駄ヶ谷
創業 1885年2月、藤倉善八氏が東京・神田淡路町で綿・絹巻線の製造を開始した。190
1885年2月、藤倉善八氏が東京・神田淡路町で綿・絹巻線の製造を開始した。1901年に善八氏が没したのち、末弟の松本留吉氏が藤倉電線護謨合名会社を設立し、電線とゴム引防水布という売り先の異なる二事業を一つの会社で営んだ。1910年3月、この二つを分け、電線部門を株式会社として独立させた。本店は東京千駄ヶ谷、資本金50万円である。ただし住友も古河も産銅資本を後ろ盾に持つのに対し、藤倉電線だけは系列を持たない独立系で、銅の調達でも増資でも不利を背負って発足した。
決断 価格で競えない領域を自分で作り、そこへ資源を配分してきた。銅の相場に採算を握られ
価格で競えない領域を自分で作り、そこへ資源を配分してきた。銅の相場に採算を握られる電線専業のまま残らず、1973年に光ファイバ母材の製造法を検討し、1976年からは3名でファイバ同士をつなぐ融着接続機の研究を始めた。ケーブルは銅と同じく量産と価格の競争に向かうが、現場でファイバをつなぐ装置は誰も持っていなかった。一方、戦後の主力、電力用電線は2005年に古河電工との折半出資会社ビスキャスへ切り出し、共同運営へ移す。2024年には祖業の導体(銅電線)事業まで分社化した。光ファイバと接続装置は自前で抱え、銅を売る事業は合弁と子会社へ出す。この振り分けが、売上の55%を情報通信が占める事業構成を作った。
現況 情報通信への一極集中というべき事業構造である。2026年3月期の連結売上高1兆1
情報通信への一極集中というべき事業構造である。2026年3月期の連結売上高1兆1,824億円のうち情報通信事業部門が6,529億円と55%を占め、営業利益1,887億円のうち1,527億円をこの部門が稼ぐ。地域別でも米国が5,222億円で売上の44%に達した。1970年代から積んだ光ファイバと融着接続機の技術で385億円の赤字を機に不採算事業を整理し、生成AI・データセンター向けへ資源を集中させた結果である。ただし光ファイバの需給は締まったままで、増産投資をどこまで拡大するかという問いが残る。
競合 戦う相手はいずれも自社より資本の大きい財閥系だった。戦前の国内電線市場は住友電線
戦う相手はいずれも自社より資本の大きい財閥系だった。戦前の国内電線市場は住友電線製造所・古河電工と並ぶ御三家の三社体制で、産銅資本を持たない藤倉電線だけが後ろ盾を欠いた。光ファイバは1975年に電電公社・古河電工・住友電工と結んだ共同研究協定で並走したが、古河電工が2001年に米ルーセントの光ファイバ部門を買収して世界2位を獲得したのに対し、フジクラは規模を追わず接続装置と細径・多心ケーブルへ寄せた。自動車ワイヤハーネスを主力に据えた住友電工とも主戦場が分かれた。規模を追わなかったフジクラは、融着接続機で世界首位を取り、超多心のSWR/WTCで米国のほぼすべてのハイパースケールデータセンターを押さえた。
長期業績の推移 1949〜2026年
フジクラ:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
1997年3月期〜2026年3月期

第1章 1910-1948 (気が向いたら執筆します!) 藤倉電線護謨合名会社からの分離設立と木場への移転

第2章 1949-1979 (気が向いたら執筆します!) 東京証券取引所への上場と沼津・佐倉・鈴鹿工場による電線の量産

第3章 1980-1991 (気が向いたら執筆します!) 光ファイバ融着接続機の開発とタイ・欧州・香港への拠点展開

第4章 1992-2004 (気が向いたら執筆します!) フジクラへの商号変更と古河電工との合弁ビスキャスの設立

第5章 2005-2021 (気が向いたら執筆します!) 電力事業の譲渡と純損失の連続、カンパニー制の導入と廃止

第6章 2022-2026 (気が向いたら執筆します!) 光ファイバ・光接続への集中と導体事業の分社化

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歴史年表 1910〜2025年

フジクラの沿革1910〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1910〜1948年藤倉電線護謨合名会社からの分離設立と木場への移転合名会社からの切り出しと株式会社化

1910年3月18日、藤倉電線護謨合名会社が電線とゴム引防水布の二事業を分け、電線部門を資本金50万円の藤倉電線株式会社として独立させた経営判断。創業者藤倉善八氏の死後に事業を承継した松本留吉氏のもとで、合名会社に残るゴム引防水布事業と別会社に分かれ、双方が別の工場を構えた。

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★★★
本社・工場を江東区木場に移転★
1949〜1979年東京証券取引所への上場と沼津・佐倉・鈴鹿工場による電線の量産石橋五郎東京証券取引所に上場★
石橋五郎沼津工場を新設★
兵藤嘉門東京証券取引所一部に指定★
栗山久治佐倉工場を新設★
栗山久治鈴鹿工場を新設★
1980〜1991年光ファイバ融着接続機の開発とタイ・欧州・香港への拠点展開河村勝夫他社技術に頼らない独自方式の選択と、融着接続機の自社開発

1973年のCVD法による光ファイバ母材の検討開始から、1975年の日本電信電話公社・古河電気工業・住友電気工業との光ファイバ共同研究協定、1980年のシングルモード用融着接続機の開発までを通じて、藤倉電線が光ファイバとその接続装置へ研究資源を集中させた経営判断。研究員を増やし、通信事業部の研究開発費を光へ寄せた。

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★★★
加賀谷誠一Fujikura (Thailand) Ltd.を設立★
加賀谷誠一DDK (Thailand) Ltd.を設立、コネクタ製造★
加賀谷誠一Fujikura Europe Ltd.を設立★
加賀谷誠一本社ビル竣工★
加賀谷誠一Fujikura Hong Kong Ltd.を設立★
1992〜2004年フジクラへの商号変更と古河電工との合弁ビスキャスの設立加賀谷誠一商号を藤倉電線からフジクラに変更★
田中重信地域統括会社を設立★
辻川昭電力ケーブル事業の古河電工との合弁への移管と、15年後の国内事業の振り分け

2001年に古河電気工業と折半出資でビスキャスを設立し、2005年1月に電力事業全般を営業譲渡して製造販売・研究開発まで移した経営判断。国内の電力用電線市場が伸びを欠くなかで、祖業の一角である電力ケーブルを競合との共同運営へ切り出した。15年後の2016年10月には国内事業を両社に振り分け、フジクラは配電線・架空送電線事業を引き取った。

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★★
辻川昭旧深川工場跡地再開発、オフィス棟オープン★
辻川昭三菱電線工業と建設・電販合弁フジクラ・ダイヤケーブルを設立★
辻川昭America Fujikura Ltd.・AFL Telecommunications LLCを設立★★
大橋一彦リーマンショックで売上が減少★★
長浜洋一4年続いた独占禁止法違反の摘発に、課徴金の納付と法令遵守体制の立て直しで応じた

2010年5月21日、光ファイバケーブル等の取引について公正取引委員会から排除措置命令と課徴金納付命令を受けた。排除措置命令は違反行為を取りやめていることを取締役会で確認することなどを命じるもので、課徴金納付命令が命じた額は4,411百万円だった。2010年3月期には課徴金納付命令(案)の事前通知を受け、4,400百万円を課徴金引当金に計上している。 処分はこれ一つでは終わらなかった。2009年1月の電力ケーブルの立入調査に始まり、光ファイバケーブル、建設・電販向け電線、自動車用ワイヤハーネス、架空送電工事と、4年にわたって検査と命令が続いた。

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長浜洋一純損失に転落★★
長浜洋一社内カンパニー制を導入★
伊藤雅彦三菱電線との産業用電線事業をフジクラ・ダイヤケーブルに統合★
伊藤雅彦伊藤雅彦氏が社長に就任★
伊藤雅彦カンパニーへの権限委任と社外取締役4名の監督を、一つの取締役会へ収める機関設計を選んだ

2017年6月29日開催の定時株主総会で定款の変更が決議され、同日付で監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行した。取締役会は監査等委員でない取締役9名と監査等委員である取締役5名で構成され、監査等委員のうち4名が社外取締役である。 移行前は取締役10名と監査役4名で、社外取締役は1名だった。監査の担い手が取締役会の外から内側へ移り、議決権を持つ立場になった。

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伊藤雅彦純利益が大幅減少、特別損失が増加★
伊藤雅彦純損失385億円に転落、リストラ特別損失計上★★
伊藤雅彦カンパニー制を廃止★
2022〜2026年光ファイバ・光接続への集中と導体事業の分社化岡田直樹需要の伸びる領域への資源の寄せ集めと、電線大手という自己規定の作り替え

2023年5月、岡田直樹社長CEOのもとで2025中期経営計画を公表した。情報インフラ・情報ストレージ・情報端末の3分野を掲げ、情報通信・エレクトロニクス・自動車の3事業部門を基軸とした事業ポートフォリオマネジメントで高収益企業を目指すとした。最終年度である2025年度の目標は連結売上高8,250億円・営業利益率10.3%・ROE16.5%である。 生成AIの普及で欧米のデータセンタ投資が拡大するなか、光ファイバと戦略商品SWR®/WTC®を軸とする光配線ソリューションへ資源を配分し、2026年3月期の連結売上高は1兆1,824億円、営業利益は1,887億円と、計画を大きく上回った。

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★★★
岡田直樹売上9,793億円・営業利益1,355億円・純利益911億円の過去最高★
出典・参考

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