ビジネスパーソンに長期視点を普及する
updated:

セリアの歴史

1985

河合宏光が個人創業

セリアの歴史は、創業者の河合宏光が個人創業し、スーパーマーケットの催事場で雑貨(せんたくばさみ等)の移動販売を開始したことに始まる。なお、河合宏光氏は家業のクリーニング店の後継でもあったが、多額の借金を背負っていたといい、起業は背水の陣であった。

1987

山洋エージェンシーを設立

販売事業を本格化させるため、株式会社として「山洋エージェンシー(現セリア)」を設立。社長にセリア創業者の河合宏光が就任

1990

塩尻に物流センターの新設

配送網を強化

1994

セリア初の常設店舗を長崎屋岐阜店に併設

創業時のセリアは雑貨を取り扱う移動小売・卸売であり常設店舗を所有しなかったが、1994年にスーパーマーケトの長崎屋岐阜店にセリアの常設店舗「100円ショップ長崎屋岐阜店」を開業。以後、常設店舗での展開を推し進める。

2001

東海市に物流センターを新設し、一部の物流センターを集約

セリアは配送効率を向上させるために、愛知県東海市に物流センターを新設し、岐阜大垣・静岡袋井・長野塩尻に存在していた物流センターの機能を愛知県に新設した物流センターに統合した。

2003

商号を「セリア」に変更

社名を変更

2003

株式を店頭登録

株式上場に向けて、株式の店頭登録を実施。2004年にジャスダックへの上場を果たす

2004

全店舗にリアルタイムPOSを導入

セリアの創業者・河合宏光はPOSへの投資を決断し、セリアの全店舗に導入することを決めた。当時、セリアの商品点数は20,000であり、POSで全ての商品を管理することはコスト要因であったが、河合社長はPOSによって売れ筋商品を把握して商品開発に生かすことを優先し、POSへの投資を決断する。

河合宏光の発言
河合宏光の発言

(筆者注:100円ショップ業界は)すでに次の段階に入った、とみている。当初は客が『こんなものが百円で買えるのか』と驚いてくれたが、そろそろ定番商品には飽きが来ている。百円という枠の中で、どれだけ客にアピールできる店づくりができるか。店舗配置や規模、店内デザイン、商品開発などの見直しが急務になっている

2001/01/11日経流通新聞p8「百円ショップ」
2006

直営全店に発注支援システムを導入

商品管理のIT化を推し進めるために、直営店向けに発注支援システムの導入を決めた。なお、2006年時点のセリアのアイテム数は20,000に限定して無造作な商品数の増加を抑え、このうち500〜700アイテムを毎月入れ替えることで、消費者から飽きられないための新陳代謝の仕組みを構築している。

2009

時価総額が1/3に暴落

年間数十億円のPOSへの投資負担がセリアの収益を押し下げる要因となり、2007年に30億円だった経常利益が、2009年には15億円へと半減。2007年時点のセリアの時価総額は185億円だったが、2009年には54億円に暴落する。

2011

過去最高収益を達成

POSの導入によって2009年頃にセリアは減益基調となるが、2011年にはPOSを軸として発注や商品開発が軌道に乗ると、2011年3期に過去最高となる営業利益50億円を達成。以後、セリアは100円ショップ業界における高収益企業として注目されるようになった。

2014

創業者・河合宏光が社長退任。河合英治がセリア社長就任

セリアの創業者・河合宏光が社長を退任し、河合英治が社長に就任。なお、河合宏光は会長職等にとどまることなくセリアの経営から退き、後任の河合英治に経営を一任する(河合英治の叔父が河合宏光にあたる)

2020

時価総額3,321億円

POSを武器に順調に業容を拡大し、2020時点でセリアは時価総額3,321億円を達成。セリアの商品は100円ショップでありながら高品質であり、インスタ映えすることから、消費者の支持を獲得している。

関連する企業

競合企業や同じ業種の会社など