三井財閥が不動産課を設置
三井不動産の歴史は、三井財閥に不動産課が設置されたことに始まるが、背景には三菱財閥の不動産事業の台頭があった。三菱財閥は明治時代に東京丸の内の広大な土地を購入し、東京駅前の再開発を通じて業容を拡大しつつあった一方、日本橋に拠点を置く三井は不動産事業で出遅れていた。そこで、三井財閥は不動産事業の本格参入を決め、不動産課を設置した。
三井不動産を株式会社として設立
三井財閥は不動産事業を本格化させるために、不動産課を三井家の100%出資により「三井不動産」として設立した。
株式上場
三井不動産は東京証券取引所に株式を上場した。なお、終戦によって三井家が解体されたことから、三井不動産と三井財閥の資本関係が実質的に解消され、三井不動産の大株主は証券会社や三井銀行に入れ替わる。