1957年〜 木工製品の衰退からバドミントン世界ブランドへの転身
- 1958年バドミントンラケットの製造及び販売を目的として株式会社米山製作所を設立
- 1961年東京都台東区に東京営業所を設置し、国内・輸出の販売部門の充実を図り、自社ブランドによる販売を開始
- 1961年本社(現新潟工場)第一工場を新潟県三島郡越路町に建設
- 1981年西ドイツに現地法人YONEX SPORTS GmbH(販売会社)を設立
- 1982年ヨネックススポーツ株式会社をヨネックス株式会社に商号変更 ゴルフ事業に進出、新素材のゴルフクラブを発売
- 1983年アメリカに現地法人YONEX AMERICA INC.を設立
- 1987年台湾に現地法人YONEX TAIWAN CO., LTD.(生産会社、現連結子会社)を設立
ヨネックスの業績推移:単体
出所:有価証券報告書等
漁具用浮きからバドミントンラケット後発参入へ
ヨネックスの原点は、1946年に米山稔氏が新潟県三島郡越路町(現新潟県長岡市)で米山木工所として漁具用浮き等の木製品の製造販売を始めた家業にある。戦後の素材革命で漁具用浮きをはじめとする木工製品の需要が合成樹脂に置き換えられ、家業の収益基盤が縮小する局面で、米山稔氏は1957年にバドミントンラケットのOEM製造への後発参入を選んだ。1958年6月、株式会社米山製作所を設立し、本社所在地を越路町に置いて木製ラケットの製造販売を本格化した。 [1][2][3][4]
- [1]米山木工所(漁具用浮き等の木製品製造販売)の創業は1946年。1957年はバドミントンラケットのOEM製造に進出した年
- [2]創業者は米山稔(1924年10月15日生)
- [3]創業地は新潟県三島郡越路町(現新潟県長岡市)/創業時の木工品に漁具用浮きを含む
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [4]1958年6月 株式会社米山製作所を設立(バドミントンラケットの製造及び販売を目的)
創業期の主軸は英国・米国の販売会社向けOEM委託生産で、自社ブランドではなく外国販売店の銘柄で輸出する受託モデルから出発した。だが間もなく主要取引先の倒産に直面し、連鎖倒産の危機をきっかけに自社ブランド展開へ方針を変えることを決めた。 [5]
- [5]創業期はOEM委託生産(外国販売店銘柄での受託輸出)から出発し、主要取引先(親会社サンバタ)の倒産を機に自社ブランドへ転換した
- [1]米山木工所(漁具用浮き等の木製品製造販売)の創業は1946年。1957年はバドミントンラケットのOEM製造に進出した年
- [2]創業者は米山稔(1924年10月15日生)
- [3]創業地は新潟県三島郡越路町(現新潟県長岡市)/創業時の木工品に漁具用浮きを含む
- [5]創業期はOEM委託生産(外国販売店銘柄での受託輸出)から出発し、主要取引先(親会社サンバタ)の倒産を機に自社ブランドへ転換した
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [4]1958年6月 株式会社米山製作所を設立(バドミントンラケットの製造及び販売を目的)
自社ブランドへの転換と東京・新潟の二極体制
1961年11月、東京都台東区に東京営業所を設置して国内・輸出の販売部門を整え、自社ブランドによる販売を開始した。OEM主体の受託モデルから自社ブランドへ販売主導権を移す第一歩で、創業3年目で販路の組み替えに着手した。同年12月には本社(現新潟工場)第一工場を越路町に建設し、主力生産拠点を整えた。1963年4月には貿易部門を分離して株式会社ヨネヤマスポーツ(現ヨネックス海外営業部)を設立、輸出業務を強化した。 [6][7][8]
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [6]1961年11月 東京都台東区に東京営業所を設置し自社ブランドによる販売を開始
- [7]1961年12月 本社(現新潟工場)第一工場を越路町に建設
- [8]1963年4月 貿易部門を分離し㈱ヨネヤマスポーツ(現当社海外営業部)を設立
1965年6月、有限会社ミノルスポーツ(現ヨネックス東京工場)を設立してシャトルコックの製造販売を開始、ラケットとシャトルの内製化を実施した。1967年2月、株式会社米山製作所を株式会社ヨネヤマラケットへ商号変更、1968年9月にヨネヤマラケット東京工場を埼玉県南埼玉郡八潮町に建設してシャトルコックの製造能力を増強した。新潟(ラケット)・埼玉(シャトル)の二工場体制を1960年代後半までに固めた。 [9][10][11]
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [9]1965年6月 有限会社ミノルスポーツ(現当社東京工場)を設立しシャトルコックの製造販売を開始
- [10]1967年2月 ㈱米山製作所を㈱ヨネヤマラケットへ商号変更
- [11]1968年9月 ヨネヤマラケット東京工場を埼玉県南埼玉郡八潮町に建設
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [6]1961年11月 東京都台東区に東京営業所を設置し自社ブランドによる販売を開始
- [7]1961年12月 本社(現新潟工場)第一工場を越路町に建設
- [8]1963年4月 貿易部門を分離し㈱ヨネヤマスポーツ(現当社海外営業部)を設立
- [9]1965年6月 有限会社ミノルスポーツ(現当社東京工場)を設立しシャトルコックの製造販売を開始
- [10]1967年2月 ㈱米山製作所を㈱ヨネヤマラケットへ商号変更
- [11]1968年9月 ヨネヤマラケット東京工場を埼玉県南埼玉郡八潮町に建設
テニス参入と「YONEX」商標による国際化
1969年1月、本社第一工場を増設してテニスラケットの製造を開始した。バドミントン専業からテニスへの進出は、当時市場で広がっていた台湾製ラケットへの対抗策で、バドミントン専業のままでは台湾製の安価品に市場を奪われる懸念があった。1971年7月、東京営業所を東京都文京区(現本社所在地)へ移転して東京本店に昇格させた。1974年1月、株式会社ヨネヤマラケットをヨネックススポーツ株式会社へ商号変更し、併せて「ヨネックス」(YONEX)の商標を出願した。海外展開を見据えて、発音しづらいローカル名「ヨネヤマ」を国際市場で読みやすい「YONEX」に切り替える判断となった。 [12][13][14][15]
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [12]1969年1月 本社第一工場を増設しテニスラケットの製造を開始
- [13]1971年7月 東京営業所を東京都文京区へ移転し東京本店に昇格
- [14]1974年1月 ㈱ヨネヤマラケットをヨネックススポーツ㈱へ商号変更し「ヨネックス」(YONEX)の商標を出願
- [15]「ヨネヤマ」が海外で発音しづらいため国際市場向けに「YONEX」へ切り替えた(ブランド由来)
1978年7月に大阪市天王寺区へ大阪出張所(現大阪支店)を設置、1981年7月には西ドイツに現地法人YONEX SPORTS GmbH(販売会社)を設立して欧州市場への直接展開の起点を打った。1982年7月、ヨネックススポーツ株式会社をヨネックス株式会社へ商号変更し、同時にゴルフ事業へ進出して新素材のゴルフクラブを発売した。海外展開に備えてブランドと社名を「ヨネックス」に統一する判断で、バドミントン・テニスに続く第3事業としてゴルフを加えた格好となった。1983年2月にヨネックス東京工場でストリングの製造を開始、1983年8月にはアメリカに現地法人YONEX AMERICA INC.を設立して米国市場へ直接参入した。1987年3月にイギリスへYONEX U.K. LIMITEDを設立、同年7月に台湾へ生産会社YONEX TAIWAN CO., LTD.を設立し、欧米・アジアの直販生産網を6年間で組み上げた。 [16][17][18][19][20][21]
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [16]1978年7月 大阪市天王寺区に大阪出張所(現大阪支店)を設置
- [17]1981年7月 西ドイツにYONEX SPORTS GmbH(販売会社)を設立(欧州市場への直接展開の起点)
- [18]1982年7月 ヨネックススポーツ㈱をヨネックス㈱へ商号変更し、ゴルフ事業に進出して新素材のゴルフクラブを発売
- [19]1983年2月 ヨネックス東京工場でストリングの製造を開始
- [20]1983年8月 アメリカにYONEX AMERICA INC.を設立(米国市場直接参入)
- [21]1987年3月 イギリスにYONEX U.K. LIMITEDを設立/1987年7月 台湾に生産会社YONEX TAIWAN CO., LTD.を設立
1990年4月、本社を東京都文京区湯島3丁目23番13号へ移転、ヨネックス東京工場とヨネックス貿易の2社を吸収合併、創業32年で東京本社と新潟生産拠点の二極構造を固めた。1994年2月、東京証券取引所市場第二部へ上場、創業から36年で資本市場へのデビューを果たした。1957年に新潟・越路町で漁具用浮きから始めた家業が、バドミントン専業からテニス・ゴルフへの多角化と欧米アジアの直販生産網構築を経て、上場企業として資本市場と接続する局面に到達した。 [22][23]
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [22]1990年4月 本社を東京都文京区湯島三丁目23番13号へ移転、ヨネックス東京工場・ヨネックス貿易の2社を吸収合併
- [23]1994年2月 東京証券取引所市場第二部へ上場
- ヨネックス 有価証券報告書【沿革】
- [12]1969年1月 本社第一工場を増設しテニスラケットの製造を開始
- [13]1971年7月 東京営業所を東京都文京区へ移転し東京本店に昇格
- [14]1974年1月 ㈱ヨネヤマラケットをヨネックススポーツ㈱へ商号変更し「ヨネックス」(YONEX)の商標を出願
- [16]1978年7月 大阪市天王寺区に大阪出張所(現大阪支店)を設置
- [17]1981年7月 西ドイツにYONEX SPORTS GmbH(販売会社)を設立(欧州市場への直接展開の起点)
- [18]1982年7月 ヨネックススポーツ㈱をヨネックス㈱へ商号変更し、ゴルフ事業に進出して新素材のゴルフクラブを発売
- [19]1983年2月 ヨネックス東京工場でストリングの製造を開始
- [20]1983年8月 アメリカにYONEX AMERICA INC.を設立(米国市場直接参入)
- [21]1987年3月 イギリスにYONEX U.K. LIMITEDを設立/1987年7月 台湾に生産会社YONEX TAIWAN CO., LTD.を設立
- [22]1990年4月 本社を東京都文京区湯島三丁目23番13号へ移転、ヨネックス東京工場・ヨネックス貿易の2社を吸収合併
- [23]1994年2月 東京証券取引所市場第二部へ上場
- [15]「ヨネヤマ」が海外で発音しづらいため国際市場向けに「YONEX」へ切り替えた(ブランド由来)