ビル取得の不動産投資を本格化
借金による本社ビルの新設で不動産を取得。不動産の値上がりを前提とした財務プランへ
組合活動による社内紛争
リクルートは学生の大量採用によって人員を拡大したが、その過程で「日米安保」や「成田闘争」で活動していた「元活動家の社員」も紛れ込んでしまった。このため、リクルートの社内で組合活動が過激化し、ストライキの実行、江副氏への誹謗中傷、団交で怒号が飛び交う(1984「リクルートの奇跡」p46-p47)状況であったという。経営問題に発展した。
対策として、江副氏は経営に関する数字を公開するとともに、会社の利益の1/3を社員にボーナスとして還元する方針を提示。これにより、組合活動は消沈したという。