オリエンタルランド の歴史

更新:

1960年、川崎千春氏が浦安沖の埋立事業として設立。三井不動産の反対を退けたディズニーとの独占契約、1983年の東京ディズニーランド開業、ファンタジースプリングスまでの沿革と経緯を執筆。

創業

1960年

創業者

川崎千春

創業地

東京都台東区

直近売上高(2026/3)

7,045億円

長期業績と転換点(2002/3〜2026/3)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ1960年に集客の運営会社ではなく漁業補償と埋立の交渉組織として設立したのか
A 京成電鉄社長の川崎千春氏が描いたのは私鉄の沿線開発であり、東京近郊にまとまった用地を先に確保しなければディズニー誘致は成り立たないと見たためである。1960年7月、京成電鉄36%・三井不動産32%・朝日土地興業32%の出資で設立したオリエンタルランドは、上野の京成本社5階に机3つ・役職員3人という規模で、専務の高橋政知氏が漁業補償交渉に4年、埋立に11年をかけ、1975年に約84万坪を造成した。集客施設の運営より用地造成が先という順序だった。
Q なぜ1979年にディズニー社の出資を受けないライセンス契約を選んだのか
A 決定的だったのは、1977年に大株主の三井不動産が誘致中止と住宅分譲を求めたとき、高橋政知氏が短期回収に走らず長期集客に賭けた選択である。チケット収入の約10%・物販飲食の約5%をロイヤリティとして払う代わりに利益の大部分を自社へ残し、これが設備更新の再投資原資となった
Q なぜ2024年に浦安の埋立地を離れ海上クルーズへ事業を広げたのか
A 参入の理由は、客単価成長で利益を蓄えたオリエンタルランドが、浦安の一拠点に縛られない収益機会をクルーズ市場の成長に見いだしたためである。2024年7月、日本を拠点とするディズニークルーズのライセンス契約を結び、テーマパーク・ホテルで培った運営ノウハウとディズニー社との信頼関係を海上へ持ち出した。同年6月には総投資額約3,200億円のファンタジースプリングスを開業し、コロナ赤字を挟んでも投資計画を撤回しなかった

API for AI Agents — 認証不要、URLをGETするだけで機械可読なJSONをトークン消費を抑えつつ取得できます。

1958年〜 漁場4年・埋立11年から始まる立地優位の獲得

私鉄経営から派生した浦安沖埋立への賭け

1958年、京成電鉄社長の川崎千春氏は渡米してカリフォルニアのディズニーランドを視察[1]し、沿線開発の延長として東京近郊への誘致を構想した。川崎氏は三井不動産社長の江戸英雄氏に協力を求め、1960年7月、京成電鉄36%・三井不動産32%・朝日土地興業32%[2]の出資で株式会社オリエンタルランドを設立した。資本金は2億5,000万円[3]で、テーマパーク建設の所要額には遠く及ばない規模である。事務所は上野の京成電鉄本社5階に置かれ、机3つ、役職員3人[4]から出発した。定款が掲げた目的は千葉県浦安沖の海面を埋め立て、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設[5]を行うことであり、創業期の実態は集客事業の運営会社ではなく用地造成の交渉組織だった。

  • 株式会社オリエンタルランド「オリエンタルランド創成期」(公式サイト 沿革・歴史)
    • [1]京成電鉄社長 川崎千春がディズニーランド誘致を構想(創業者)
    • [2]設立時の出資比率は京成電鉄36%・三井不動産32%・朝日土地興業32%
    • [4]設立時の事務所は上野の京成電鉄本社5階・机3つ・役職員3人
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [3]1960年7月 資本金2億5,000万円にて株式会社オリエンタルランドを設立
    • [5]設立目的は浦安沖の海面埋立、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設

設立直後の最大の課題は、浦安沖の漁場を埋め立てるための漁業補償交渉[6]だった。専務の高橋政知氏が交渉を担い、連日連夜の酒席を重ねて[7]漁業関係者との信頼を築いた。組織の要となる人物を先に説得する手法で4年をかけて合意にこぎつけ、1962年7月に千葉県と『浦安地区土地造成事業及び分譲に関する協定』を締結[8]している。1964年9月に浦安沖の海面埋立造成工事が始まり[9]、完了したのは11年後の1975年11月[10]だった。千葉県からオリエンタルランドへの埋立地の分譲は1970年3月に開始され[11]、分譲を受けた住宅用地の販売は1972年12月に始まっている[12]

  • 株式会社オリエンタルランド「オリエンタルランド創成期」(公式サイト 沿革・歴史)
    • [6]設立直後の最大の課題は浦安沖の漁業補償交渉
  • ガバナンスキュー(2023年10月23日)(田中幾太郎)
    • [7]高橋政知が漁業補償交渉を担当(のち社長・会長)
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [8]1962年7月 千葉県と「浦安地区土地造成事業及び分譲に関する協定」を締結
    • [9]1964年9月 浦安沖の海面埋立造成工事を開始
    • [10]1975年11月 浦安沖の海面埋立造成工事が完了
    • [11]1970年3月 千葉県からオリエンタルランドへの埋立地の分譲が開始
    • [12]1972年12月 千葉県から分譲を受けた埋立地(住宅用地)の販売を開始

造成された埋立地は、東京都心から電車で約30分[13]の位置にあった。のちに社長となる加賀見俊夫氏はこの立地を成功の第一の理由に挙げ、『半径一〇〇キロメートルの所に三〇〇〇万人以上の人口がいて、しかも可処分所得が非常に高い人が多い』と述べている(週刊東洋経済 2001年5月12日号)。第二パークの構想時に米ディズニー側と交わした議論でも、人口が集積し可処分所得も高い場所は世界に二つ、東京とニューヨークのマンハッタン[14]だという結論になった。加賀見氏は1958年に京成電鉄へ入社し、1972年にオリエンタルランドの不動産事業部次長[15]へ移っている。

  • 株式会社オリエンタルランド「オリエンタルランド創成期」(公式サイト 沿革・歴史)
    • [13]埋立地は東京都心から電車で約30分の立地
  • 週刊東洋経済 2001年5月12日号
    • [14]米ディズニーとの議論で、人口集積と高可処分所得を両立する場所は東京とマンハッタンの2か所と結論
    • [15]加賀見俊夫 1936年生・1958年京成電鉄入社・1972年オリエンタルランド不動産事業部次長
  • 株式会社オリエンタルランド「オリエンタルランド創成期」(公式サイト 沿革・歴史)
    • [1]京成電鉄社長 川崎千春がディズニーランド誘致を構想(創業者)
    • [2]設立時の出資比率は京成電鉄36%・三井不動産32%・朝日土地興業32%
    • [4]設立時の事務所は上野の京成電鉄本社5階・机3つ・役職員3人
    • [6]設立直後の最大の課題は浦安沖の漁業補償交渉
    • [13]埋立地は東京都心から電車で約30分の立地
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [3]1960年7月 資本金2億5,000万円にて株式会社オリエンタルランドを設立
    • [5]設立目的は浦安沖の海面埋立、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設
    • [8]1962年7月 千葉県と「浦安地区土地造成事業及び分譲に関する協定」を締結
    • [9]1964年9月 浦安沖の海面埋立造成工事を開始
    • [10]1975年11月 浦安沖の海面埋立造成工事が完了
    • [11]1970年3月 千葉県からオリエンタルランドへの埋立地の分譲が開始
    • [12]1972年12月 千葉県から分譲を受けた埋立地(住宅用地)の販売を開始
  • ガバナンスキュー(2023年10月23日)(田中幾太郎)
    • [7]高橋政知が漁業補償交渉を担当(のち社長・会長)
  • 週刊東洋経済 2001年5月12日号
    • [14]米ディズニーとの議論で、人口集積と高可処分所得を両立する場所は東京とマンハッタンの2か所と結論
    • [15]加賀見俊夫 1936年生・1958年京成電鉄入社・1972年オリエンタルランド不動産事業部次長

株主の住宅分譲案を退けた高橋政知氏の超長期投資

1977年、大株主の三井不動産が誘致計画の中止を正式に要請[16]し、埋立地を住宅用地として分譲する方針を主張した。造成地では千葉県から分譲を受けた住宅用地の販売が既に始まっており[17]、分譲による早期の回収は筋の通った選択である。専務の高橋政知氏はこれを退け、テーマパークによる長期の集客に賭ける道[18]を選んだ。高橋氏は1978年に社長へ就いて意思決定権を握り、ディズニー社との交渉を進めている。三井不動産と京成電鉄は現在もオリエンタルランドの大株主であり、2024年2月には米エリオット・マネジメントが三井不動産に対して保有株の売却を要請[19]した。

  • ガバナンスキュー(2024年2月6日)(田中幾太郎)
    • [16]1977年 三井不動産が誘致計画の中止を要請し、埋立地の住宅用地分譲を主張
    • [18]高橋政知が三井不動産の撤回圧力を退け、テーマパークによる長期の集客を選択
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [17]1972年12月 千葉県から分譲を受けた埋立地(住宅用地)の販売を開始
  • 日本経済新聞(2024年2月5日)
    • [19]2024年2月 米エリオットが三井不動産にオリエンタルランド株の売却を要請

1979年4月、米国法人ウォルト・ディズニー・プロダクションズ[20]との間に、東京ディズニーランドのライセンス、設計、建設および運営に関する業務提携の契約を締結した。オリエンタルランドがロイヤリティを支払う一方でディズニー社は出資せず、利益の大半を自社に残して次の設備へ回せる形をとっている。1980年12月、浦安町舞浜地区[21]において東京ディズニーランドの建設に着工した。総工費は約1,500億円[22]で、当時の全国の遊園地市場は入場者およそ5,000万人・規模にして約1,000億円[23]とされ、その市場全体に匹敵する額を単一の施設に投じる異例の投資だった。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [20]1979年4月 ウォルト・ディズニー・プロダクションズとライセンス・設計・建設・運営に関する業務提携契約を締結
    • [21]1980年12月 浦安町舞浜地区で東京ディズニーランドの建設に着工
  • 日経ビジネス 1983年3月7日号
    • [22]東京ディズニーランドの総工費は約1,500億円
    • [23]当時の全国の遊園地市場は入場者およそ5,000万人・約1,000億円規模

1983年4月、東京ディズニーランドが開業[24]した。五つのテーマランドと32のアトラクションから、予約制・清掃・『こんにちは』の接客まで、本家をそのまま複製する方針を採り、300冊にのぼる接客マニュアル[25]も持ち込んでいる。開業から9か月半で延べ850万人[26]、初年度の入園者数は993万人[27]に達した。米国流のサービスは『黒船以来の事件』[28]と呼ばれ、清潔・接客・マニュアルという運営様式は外食・小売・接客業へ『宝の山』[29]として移った。アメリカ的なあそび心が日本人に根づくのかという懐疑[30]を抱えたままの船出であった。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [24]1983年4月 東京ディズニーランドを開業
  • 日経ビジネス 1983年3月7日号
    • [25]五つのテーマランドと32のアトラクション、300冊の接客マニュアルまで本家を複製
    • [30]アメリカ的なあそび心が日本人に根づくのかという懐疑を抱えた船出
  • 日経ビジネス 1984年2月20日号
    • [26]開業9か月半で延べ850万人
    • [27]初年度入園者数993万人
    • [28]東京ディズニーランド開業は「黒船以来の事件」と呼ばれた
    • [29]米国流の清潔・接客・マニュアルは外食・小売・接客業へ「宝の山」として移った
  • ガバナンスキュー(2024年2月6日)(田中幾太郎)
    • [16]1977年 三井不動産が誘致計画の中止を要請し、埋立地の住宅用地分譲を主張
    • [18]高橋政知が三井不動産の撤回圧力を退け、テーマパークによる長期の集客を選択
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [17]1972年12月 千葉県から分譲を受けた埋立地(住宅用地)の販売を開始
    • [20]1979年4月 ウォルト・ディズニー・プロダクションズとライセンス・設計・建設・運営に関する業務提携契約を締結
    • [21]1980年12月 浦安町舞浜地区で東京ディズニーランドの建設に着工
    • [24]1983年4月 東京ディズニーランドを開業
  • 日本経済新聞(2024年2月5日)
    • [19]2024年2月 米エリオットが三井不動産にオリエンタルランド株の売却を要請
  • 日経ビジネス 1983年3月7日号
    • [22]東京ディズニーランドの総工費は約1,500億円
    • [23]当時の全国の遊園地市場は入場者およそ5,000万人・約1,000億円規模
    • [25]五つのテーマランドと32のアトラクション、300冊の接客マニュアルまで本家を複製
    • [30]アメリカ的なあそび心が日本人に根づくのかという懐疑を抱えた船出
  • 日経ビジネス 1984年2月20日号
    • [26]開業9か月半で延べ850万人
    • [27]初年度入園者数993万人
    • [28]東京ディズニーランド開業は「黒船以来の事件」と呼ばれた
    • [29]米国流の清潔・接客・マニュアルは外食・小売・接客業へ「宝の山」として移った

1984年〜 1,736万人の天井とディズニーシーによる滞在型リゾート化

オリエンタルランドの業績推移

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 1986年 オリエンタルランドの経営が黒字化
  2. 1987年 第2次新規設備投資計画を決定
  3. 1992年 スプラッシュマウンテン開業
  4. 1996年 東京ディズニーシーの建設を決定
  5. 1996年 ミリアルリゾートホテルズを設立
  6. 1996年 東京証券取引所第一部に株式上場
  7. 1997年 舞浜リゾートラインを設立

リピーター90%が突き当たった1パークの物理的天井

開業後の東京ディズニーランドはアトラクションとテーマランドの増設で集客を保ち、1987年にビッグサンダーマウンテン、1989年にスターツアーズ、1992年にスプラッシュマウンテンを導入した。1991年には年間入園者数1,500万人と累計入園者数1億人に達している。1992年10月に6番目のテーマランド『クリッターカントリー』[31]を、1996年4月には7番目の『トゥーンタウン』[32]を新設している。入園者を支えたのはリピーターで、2000年度のリピート率は97.5%[33]に達した。パート・アルバイト採用のキャストは2パーク合計で約1万9,000人[34]にのぼり、この一人ひとりが顧客満足を担う体制である。米ウォルト・ディズニー社のマイケル・アイズナー会長は東京ディズニーシー開業当日の会見で、『世界でこれほど顧客満足に関心を持っている企業は類を見ない』とオリエンタルランドの経営を評した。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [31]1992年10月 東京ディズニーランドに6番目のテーマランド「クリッターカントリー」を新設
    • [32]1996年4月 東京ディズニーランドに7番目のテーマランド「トゥーンタウン」を新設
  • 週刊東洋経済 2002年1月12日号
    • [33]2000年度のリピート率97.5%
    • [34]パート・アルバイト採用のキャストは2パーク合計で約1万9,000人

1990年代半ばに入ると単一パークの物理的なキャパシティが天井として意識され始め、1996年度の入園者数1,736万人[35]をもって東京ディズニーランドの集客能力はほぼ限界[36]とされた。翌1997年度の入場者数は前年度に比べ4%弱減っている[37]加賀見俊夫社長は減少の主因を夏の台風と冬の大雪[38]に求めたうえで、『レジャー産業には一〇%程度の上下のブレはつきものだ』と述べた。既存パーク内へのアトラクション追加だけでは、この天井を越えられない[39]。舞浜周辺を滞在型のリゾートエリアとすること[40]が、成長の天井を打破する道として構想された。

  • 週刊東洋経済 1997年12月13日号
    • [35]1996年度のTDL入園者数1,736万人
    • [36]TDLの集客能力はほぼ限界とされ、このままでは大きな成長は望めない状況
    • [39]第二パークと駅前施設により成長の天井を打破する計画
    • [40]舞浜周辺を滞在型リゾートエリアとするのが計画の狙い
  • 週刊東洋経済 1998年5月16日号
    • [37]1997年度のTDL入場者数は前年度比4%弱の減少
    • [38]加賀見俊夫の説明。1997年度減少の主因は夏の台風と冬の大雪

顧客満足を支えたのは、キャストの行動規範として定めた『SCSE』[41]である。安全性、礼儀正しさ、ショー、効率の頭文字を、優先すべき順に[42]並べたものだった。効率を最後に置いたのは、効率を重んじるあまりぞんざいに接して客が離れては元も子もない[43]という判断による。加賀見俊夫社長は『一〇〇マイナス一は、イコール九九ではなくゼロだ』という算式を社内に持ち込み、99人のキャストが良質な接客をしても1人の横柄な態度で体験が失われると説いた。深夜零時を回るとキャストがパーク内をホースで水洗いする『ホージング』[44]を365日繰り返し、開園時に砂が残らない[45]状態を保っている。

  • 週刊東洋経済 2002年1月12日号
    • [41]顧客本位経営のキーワードSCSE(キャストの行動規範)
    • [42]SCSE は Safety・Courtesy・Show・Efficiency の頭文字を優先順に並べたもの
    • [43]効率を最後に置く理由
    • [44]深夜零時以降のホースによる水洗い清掃を365日繰り返す
    • [45]ホージングにより開園時には砂がまったくない状態
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [31]1992年10月 東京ディズニーランドに6番目のテーマランド「クリッターカントリー」を新設
    • [32]1996年4月 東京ディズニーランドに7番目のテーマランド「トゥーンタウン」を新設
  • 週刊東洋経済 2002年1月12日号
    • [33]2000年度のリピート率97.5%
    • [34]パート・アルバイト採用のキャストは2パーク合計で約1万9,000人
    • [41]顧客本位経営のキーワードSCSE(キャストの行動規範)
    • [42]SCSE は Safety・Courtesy・Show・Efficiency の頭文字を優先順に並べたもの
    • [43]効率を最後に置く理由
    • [44]深夜零時以降のホースによる水洗い清掃を365日繰り返す
    • [45]ホージングにより開園時には砂がまったくない状態
  • 週刊東洋経済 1997年12月13日号
    • [35]1996年度のTDL入園者数1,736万人
    • [36]TDLの集客能力はほぼ限界とされ、このままでは大きな成長は望めない状況
    • [39]第二パークと駅前施設により成長の天井を打破する計画
    • [40]舞浜周辺を滞在型リゾートエリアとするのが計画の狙い
  • 週刊東洋経済 1998年5月16日号
    • [37]1997年度のTDL入場者数は前年度比4%弱の減少
    • [38]加賀見俊夫の説明。1997年度減少の主因は夏の台風と冬の大雪

3,350億円のディズニーシーと36年ぶりの株式公開

1996年4月、ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に『東京ディズニーシー』[46]および『東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ』のライセンス、開発、建設および運営に関する業務提携の契約を締結した。同年12月には東京証券取引所市場第一部へ株式を上場[47]し、設立から36年の非上場体制に区切りをつけている。1997年12月に公表した計画では、第二パークの事業費が3,380億円[48]、舞浜駅前の商業施設が650億円だった。総投資額のうち2,200億円を自己資金でまかない、残る1,800億円[49]を普通社債を含む外部資金で調達する構えである。東京ディズニーシーは総面積71.4ヘクタール、七つのテーマエリアに23のアトラクションと50の飲食・物販施設[50]という規模で設計され、開業時の投資額は3,350億円[51]にのぼった。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [46]1996年4月 ディズニー・エンタプライゼズ・インクと東京ディズニーシー及びホテルミラコスタのライセンス・開発・建設・運営に関する業務提携契約を締結
    • [47]1996年 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 週刊東洋経済 1997年12月13日号
    • [48]第二パーク事業費3,380億円・舞浜駅前商業施設650億円(1997年12月公表)
    • [49]総投資額のうち2,200億円が自己資金、1,800億円が普通社債を含む外部資金
    • [50]東京ディズニーシーの規模。総面積71.4ha・7テーマエリア・23アトラクション・50の飲食物販施設
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
    • [51]2001年の東京ディズニーシー開業時の投資額3,350億円

2001年、東京ディズニーシーと東京ディズニーシー・ホテルミラコスタが開業[52]した。開業日を9月4日に置いた[53]のは、同年3月に開いたユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの対応と、翌年のサッカーワールドカップ開幕前[54]に世界からの来訪者を迎える狙いによる。加賀見俊夫社長は投資の規模を『年収一九〇〇億円の会社が四五〇〇億円を投資します。常識では考えられませんが、借金は半分で自己資金があるからです』と説明した。東京ディズニーランドを『夢と魔法の王国』[55]、東京ディズニーシーを『冒険とロマンス』と位置づけ、二つのパークの性格を分けた。加賀見俊夫社長は2パーク合計で年間2,500万人の入場者を『一番堅く見込んだ数字』[56]と見ていた。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [52]2001年 東京ディズニーシー及び東京ディズニーシー・ホテルミラコスタを開業
  • 週刊東洋経済 2001年5月12日号
    • [53]加賀見俊夫の説明。9月4日開業はUSJへの対応と翌年のW杯開幕前を意識したもの
    • [54]W杯開幕前に開業し世界からの来訪者に口コミで広げる狙い
    • [55]TDLは「夢と魔法の王国」、TDSは「冒険とロマンス」というコンセプトの違い
  • 週刊東洋経済 1997年12月13日号
    • [56]加賀見俊夫の発言。TDLとTDSで年間2,500万人は一番堅く見込んだ数字

周辺施設の開業が続き、2000年7月に商業施設『イクスピアリ』とディズニーアンバサダーホテルが開業[57]し、2001年7月にはディズニーリゾートラインが走り始めた[58]加賀見俊夫社長は、二つのパークができれば地方からの来園者が一泊で帰らずもう一泊するようになる[59]と見込んでいた。2002年4月にはウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパンから株式会社リテイルネットワークス[60]の株式を取得し、日本国内のディズニーストア事業を承継している。2008年7月には東京ディズニーランドホテルが開業[61]し、舞浜は滞在型のリゾートへ姿を変えた。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [57]2000年7月 「イクスピアリ」及び「ディズニーアンバサダーホテル」を開業
    • [58]2001年7月 「ディズニーリゾートライン」を開業
    • [60]2002年4月 ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパンよりリテイルネットワークス株式を取得し100%子会社化
    • [61]2008年7月 「東京ディズニーランドホテル」を開業
  • 週刊東洋経済 2001年5月12日号
    • [59]加賀見俊夫の説明。2パーク化により地方客の宿泊が伸びる
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [46]1996年4月 ディズニー・エンタプライゼズ・インクと東京ディズニーシー及びホテルミラコスタのライセンス・開発・建設・運営に関する業務提携契約を締結
    • [47]1996年 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
    • [52]2001年 東京ディズニーシー及び東京ディズニーシー・ホテルミラコスタを開業
    • [57]2000年7月 「イクスピアリ」及び「ディズニーアンバサダーホテル」を開業
    • [58]2001年7月 「ディズニーリゾートライン」を開業
    • [60]2002年4月 ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパンよりリテイルネットワークス株式を取得し100%子会社化
    • [61]2008年7月 「東京ディズニーランドホテル」を開業
  • 週刊東洋経済 1997年12月13日号
    • [48]第二パーク事業費3,380億円・舞浜駅前商業施設650億円(1997年12月公表)
    • [49]総投資額のうち2,200億円が自己資金、1,800億円が普通社債を含む外部資金
    • [50]東京ディズニーシーの規模。総面積71.4ha・7テーマエリア・23アトラクション・50の飲食物販施設
    • [56]加賀見俊夫の発言。TDLとTDSで年間2,500万人は一番堅く見込んだ数字
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
    • [51]2001年の東京ディズニーシー開業時の投資額3,350億円
  • 週刊東洋経済 2001年5月12日号
    • [53]加賀見俊夫の説明。9月4日開業はUSJへの対応と翌年のW杯開幕前を意識したもの
    • [54]W杯開幕前に開業し世界からの来訪者に口コミで広げる狙い
    • [55]TDLは「夢と魔法の王国」、TDSは「冒険とロマンス」というコンセプトの違い
    • [59]加賀見俊夫の説明。2パーク化により地方客の宿泊が伸びる

2009年〜 入園料6,200円から10,900円への改定と3,200億円の超長期投資

オリエンタルランドの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2010年 「ディズニーストア」事業から撤退
  2. 2011年 入園者数の成長から客単価の成長への転換と入園料の段階的な引き上げ 人数を増やすか、一人あたりの消費を高めるか——用地の限られた集客事業が選んだ成長軸
  3. 2011年 東日本大震災により約1ヶ月間の臨時休園
  4. 2018年 ファンタジースプリングスへの約3,200億円投資と超長期の回収設計 目先の赤字か、半世紀先の回収か——コロナ禍を挟んでも止めなかった東京ディズニーシー最大の拡張
  5. 2019年 年間入園者数が過去最高の3,256万人を記録
  6. 2021年 最終赤字541億円に転落
  7. 2024年 ディズニークルーズのライセンス契約を締結

入園者数の成長から客単価の成長への切り替え

2010年12月、オリエンタルランドは個人向け1デーパスポート(18歳以上)を翌年4月から400円上げて6,200円[62]にすると発表した。値上げは2006年9月以来4年半ぶり[63]である。前回の改定以降、新規アトラクションやイベントなどの設備投資に約1,400億円[64]を投じており、値上げはハード・ソフト両面での体験価値の向上を反映したものと説明された。改定後の1時間当たり料金は、1日8.5時間の平均滞在から換算して729円[65]となり、首都圏のほかのテーマパークに比べて安い水準にとどまる。実施日は東京ディズニーシー10周年の催事開始日にあたる2011年4月23日[66]に合わせた。

  • 週刊東洋経済 2010年12月25日・2011年1月1日新春合併特大号
    • [62]2010年12月10日発表。2011年4月から1デーパスポート(18歳以上)を400円上げ6,200円へ
    • [63]前回の値上げは2006年9月
    • [64]前回値上げ以降、新規アトラクションやイベントなどの設備投資に約1,400億円
    • [65]値上げ後の1時間当たり料金は729円(1日8.5時間の平均滞在から換算)
    • [66]値上げ実施日はTDS10周年の催事開始日2011年4月23日に合わせた

以後も数年おきに価格を改定し、1デーパスポートは2014年に6,400円、2016年に7,400円[67]となった。2021年には曜日や季節で料金が動く変動価格制を導入して1デーパスポートを7,900〜9,400円の価格帯[68]とし、2023年10月には上限を10,900円[69]へ引き上げている。値上げのたびに新規アトラクションの導入や施設の刷新を合わせて発表し、体験価値の更新と対価を一体で示す形[70]をとった。2010年4〜9月期には来園者単価が前年同期比367円増の9,840円[71]となり、東京ディズニーシーのオリジナルキャラクター『ダッフィー』の商品販売が伸びを支えている。同期の営業利益は前年同期比74.6%増の277億円[72]で、天候不順のなかで過去最高を記録した。

  • トラベル Watch(2021年9月24日)
    • [67]1デーパスポートは2014年6,400円・2016年7,400円へ改定(一次資料未取得の二次確認)
    • [68]2021年に変動価格制を導入し1デーパスポートは7,900〜9,400円の価格帯へ
  • トラベル Watch(2023年9月2日)
    • [69]2023年10月以降のパークチケット値上げで上限10,900円
  • 週刊東洋経済 2010年12月25日・2011年1月1日新春合併特大号
    • [70]値上げは体験価値の向上を反映したものと位置づけ
    • [71]2010年4〜9月期の来園者単価9,840円(前年同期比367円増)。ダッフィー商品の販売が好調
    • [72]2010年4〜9月期の営業利益277億円(前年同期比74.6%増)で過去最高

2019年3月期の連結売上高は5,256億円[73]、営業利益は1,293億円[74]でいずれも過去最高を更新した。同期の年間入園者数も3,256万人と過去最高である。一方で入園者の増加は混雑を生み、日本生産性本部の顧客満足度指数では、2014年度まで調査対象全企業の上位3社[75]を保っていた東京ディズニーリゾートが2015年度に11位、2017年度には36位[76]へ下がった。満足度指数も80ポイントを割り込んでいる[77]。回答には『園内の混雑』や『入園料の高さ』[78]が多い。上西京一郎社長は2013〜14年度の満足度低下について、想定以上の集客に対応が追いつかなかった[79]面もあると振り返っている。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [73]2019年3月期の連結売上高525,622百万円(5,256億円)で過去最高
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [74]2019年3月期の連結営業利益129,278百万円(1,293億円)で過去最高
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
    • [75]日本生産性本部の顧客満足度指数でTDRは2014年度まで全企業中トップ3
    • [76]顧客満足度指数の順位は2015年度11位・2017年度36位へ低下
    • [77]顧客満足度指数は80ポイントを割り込む水準まで低下
    • [78]満足度低下の要因として園内の混雑と入園料の高さが多く挙がった
    • [79]上西京一郎の振り返り(2013〜14年度の満足度低下)
  • 週刊東洋経済 2010年12月25日・2011年1月1日新春合併特大号
    • [62]2010年12月10日発表。2011年4月から1デーパスポート(18歳以上)を400円上げ6,200円へ
    • [63]前回の値上げは2006年9月
    • [64]前回値上げ以降、新規アトラクションやイベントなどの設備投資に約1,400億円
    • [65]値上げ後の1時間当たり料金は729円(1日8.5時間の平均滞在から換算)
    • [66]値上げ実施日はTDS10周年の催事開始日2011年4月23日に合わせた
    • [70]値上げは体験価値の向上を反映したものと位置づけ
    • [71]2010年4〜9月期の来園者単価9,840円(前年同期比367円増)。ダッフィー商品の販売が好調
    • [72]2010年4〜9月期の営業利益277億円(前年同期比74.6%増)で過去最高
  • トラベル Watch(2021年9月24日)
    • [67]1デーパスポートは2014年6,400円・2016年7,400円へ改定(一次資料未取得の二次確認)
    • [68]2021年に変動価格制を導入し1デーパスポートは7,900〜9,400円の価格帯へ
  • トラベル Watch(2023年9月2日)
    • [69]2023年10月以降のパークチケット値上げで上限10,900円
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [73]2019年3月期の連結売上高525,622百万円(5,256億円)で過去最高
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [74]2019年3月期の連結営業利益129,278百万円(1,293億円)で過去最高
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
    • [75]日本生産性本部の顧客満足度指数でTDRは2014年度まで全企業中トップ3
    • [76]顧客満足度指数の順位は2015年度11位・2017年度36位へ低下
    • [77]顧客満足度指数は80ポイントを割り込む水準まで低下
    • [78]満足度低下の要因として園内の混雑と入園料の高さが多く挙がった
    • [79]上西京一郎の振り返り(2013〜14年度の満足度低下)

コロナ赤字を挟んでも止めなかった3,200億円と50年延長

2018年6月、ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に『東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル』[80]のライセンス、開発、建設および運営に関する業務提携の契約を締結した。あわせて公表した拡張計画は、隣接する平面駐車場を立体化して敷地を確保し、東京ディズニーシーを2割広げる[81]ものである。追加投資は約2,500億円、完成目標は2022年度[82]で、ライセンス契約は最長2046年から最長2076年まで延長[83]された。東京ディズニーシーは敷地面積49万平方メートルとランドの51万平方メートル[84]より狭く、アトラクション数もランドの42に対して35にとどまっていた。上西京一郎社長は投資の効果を、集客増と1人当たり単価の上昇により年間500億円以上の売り上げ増[85]と見込んだ。追加投資約2,500億円で始まった計画は、のちに総開発面積約14万平方メートル・総投資額約3,200億円[86]へ膨らんだ。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [80]2018年6月 ディズニー・エンタプライゼズ・インクと東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルのライセンス・開発・建設・運営に関する業務提携契約を締結
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
    • [81]拡張計画は平面駐車場を立体化してシーを2割拡張するもの
    • [82]追加投資約2,500億円・完成時期2022年度
    • [84]シーの敷地面積49万㎡はランドの51万㎡より狭く、アトラクション数もランド42に対しシー35
    • [85]上西京一郎の見込み。今回の投資で年間500億円以上の売上増
  • 日本経済新聞(2018年6月14日)
    • [83]ライセンス契約を最長2046年から最長2076年へ延長
  • 株式会社オリエンタルランド(2024年6月6日)「東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」、本日開業」
    • [86]ファンタジースプリングスの総開発面積約14万㎡・総投資額約3,200億円

2020年2月末、新型コロナウイルスの感染拡大で東京ディズニーリゾートは臨時休園[87]に入り、7月に入園者数を制限したうえで営業を再開した。4〜9月の入園者数は269万人と、前年同期の1,574万人[88]から激減している。2021年3月期の連結売上高は前期の4,645億円から63%減って1,706億円[89]となり、営業損失は459億円[90]、親会社株主に帰属する当期純損失は541億円[91]で、1996年の上場以降で初めての通期赤字となった。人件費310億円、プロモーションや園内イベントの見直しで190億円[92]の費用を削る一方、2020年5月に総額2,000億円の融資枠を設定し、9月には1,000億円の社債[93]を発行して手元資金を厚くしている。

  • 週刊東洋経済 2020年11月14日号
    • [87]2020年2月末から臨時休園、7月に入園者制限のうえ営業再開
    • [88]2020年4〜9月の入園者数269万人(前年同期1,574万人)
    • [92]通期で人件費310億円・プロモーションや園内イベント見直しで190億円の費用削減
    • [93]2020年5月に総額2,000億円の融資枠を設定、9月に1,000億円の社債を発行
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [89]2021年3月期の連結売上高170,581百万円(1,706億円)。前期2020年3月期は464,450百万円(4,645億円)で63%減
    • [91]2021年3月期の親会社株主に帰属する当期純損失54,190百万円(541億円)。上場以降初の通期赤字
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [90]2021年3月期の連結営業損失45,989百万円(459億円)

赤字下でも拡張計画は取り下げられず、上西京一郎社長は『発表済みの大型投資についてはやり切る。危機を乗り越えた先の東京ディズニーリゾートのために、成長投資はやめてはいけない』と述べている。2024年6月、東京ディズニーシーに8番目のテーマポート『ファンタジースプリングス』[94]を新設し、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルを開業した。同年7月にはディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に、日本を拠点とするディズニークルーズのライセンス、開発および運営に関する業務提携の契約[95]を締結している。総トン数14万トン・客室1,250室・乗客定員4,000人[96]の船を建造して2028年度の就航を目指す計画で、投資総額は3,300億円を見込む。2025年3月期の連結売上高は6,794億円[97]、営業利益は1,721億円[98]で、いずれも過去最高を更新した。

  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [94]2024年6月 東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」を新設、ファンタジースプリングスホテルを開業
    • [95]2024年 ディズニー・エンタプライゼズ・インクと日本を拠点とするディズニークルーズのライセンス・開発・運営に関する業務提携契約を締結
  • 週刊東洋経済 2024年7月27日号
    • [96]新造船は総トン数14万トン・客室1,250・乗客定員4,000人。2028年度就航予定、投資総額3,300億円
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [97]2025年3月期の連結売上高679,374百万円(6,794億円)で過去最高
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [98]2025年3月期の連結営業利益172,111百万円(1,721億円)で過去最高
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
    • [80]2018年6月 ディズニー・エンタプライゼズ・インクと東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルのライセンス・開発・建設・運営に関する業務提携契約を締結
    • [94]2024年6月 東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」を新設、ファンタジースプリングスホテルを開業
    • [95]2024年 ディズニー・エンタプライゼズ・インクと日本を拠点とするディズニークルーズのライセンス・開発・運営に関する業務提携契約を締結
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
    • [81]拡張計画は平面駐車場を立体化してシーを2割拡張するもの
    • [82]追加投資約2,500億円・完成時期2022年度
    • [84]シーの敷地面積49万㎡はランドの51万㎡より狭く、アトラクション数もランド42に対しシー35
    • [85]上西京一郎の見込み。今回の投資で年間500億円以上の売上増
  • 日本経済新聞(2018年6月14日)
    • [83]ライセンス契約を最長2046年から最長2076年へ延長
  • 株式会社オリエンタルランド(2024年6月6日)「東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」、本日開業」
    • [86]ファンタジースプリングスの総開発面積約14万㎡・総投資額約3,200億円
  • 週刊東洋経済 2020年11月14日号
    • [87]2020年2月末から臨時休園、7月に入園者制限のうえ営業再開
    • [88]2020年4〜9月の入園者数269万人(前年同期1,574万人)
    • [92]通期で人件費310億円・プロモーションや園内イベント見直しで190億円の費用削減
    • [93]2020年5月に総額2,000億円の融資枠を設定、9月に1,000億円の社債を発行
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [89]2021年3月期の連結売上高170,581百万円(1,706億円)。前期2020年3月期は464,450百万円(4,645億円)で63%減
    • [91]2021年3月期の親会社株主に帰属する当期純損失54,190百万円(541億円)。上場以降初の通期赤字
    • [97]2025年3月期の連結売上高679,374百万円(6,794億円)で過去最高
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [90]2021年3月期の連結営業損失45,989百万円(459億円)
    • [98]2025年3月期の連結営業利益172,111百万円(1,721億円)で過去最高
  • 週刊東洋経済 2024年7月27日号
    • [96]新造船は総トン数14万トン・客室1,250・乗客定員4,000人。2028年度就航予定、投資総額3,300億円

オリエンタルランドの沿革1960〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
浦安沖の埋立とオリエンタルランドの設立
千葉県と土地造成・分譲協定を締結
浦安沖の海面埋立造成工事を開始
海面埋立造成工事を完了
三井不動産の反対を退けたディズニー独占ライセンス契約住宅で早く回収するか、数十年かけてテーマパークに賭けるか——三井不動産の反対を退けた高橋政知の選択 詳細を読む★★★
東京ディズニーランドの建設に着工
東京ディズニーランドの開業と「黒船以来」の衝撃米国式テーマパークを浦安の埋立地へそのまま移す賭けは、日本の遊びと消費のかたちを変えたか 詳細を読む★★★
オリエンタルランドの経営が黒字化
第2次新規設備投資計画を決定
加藤康三スプラッシュマウンテン開業
加賀見俊夫東京ディズニーシーの建設を決定★★
加賀見俊夫ミリアルリゾートホテルズを設立
加賀見俊夫東京証券取引所第一部に株式上場
加賀見俊夫舞浜リゾートラインを設立
加賀見俊夫イクスピアリ・アンバサダーホテル開業
加賀見俊夫高橋政知が死去
加賀見俊夫ディズニーリゾートラインを開業
加賀見俊夫東京ディズニーシーを開業
加賀見俊夫「ディズニーストア」事業を承継
上西京一郎「ディズニーストア」事業から撤退★★
上西京一郎入園者数の成長から客単価の成長への転換と入園料の段階的な引き上げ人数を増やすか、一人あたりの消費を高めるか——用地の限られた集客事業が選んだ成長軸 詳細を読む★★★
上西京一郎東日本大震災により約1ヶ月間の臨時休園
上西京一郎ファンタジースプリングスへの約3,200億円投資と超長期の回収設計目先の赤字か、半世紀先の回収か——コロナ禍を挟んでも止めなかった東京ディズニーシー最大の拡張 詳細を読む★★★
上西京一郎年間入園者数が過去最高の3,256万人を記録
上西京一郎コロナ禍による臨時休園
吉田謙次最終赤字541億円に転落★★
吉田謙次ファンタジースプリングスが開業
吉田謙次ディズニークルーズのライセンス契約を締結★★
出典・参考
  • 株式会社オリエンタルランド「オリエンタルランド創成期」(公式サイト 沿革・歴史)
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
  • ガバナンスキュー(2023年10月23日)(田中幾太郎)
  • 週刊東洋経済 2001年5月12日号
  • ガバナンスキュー(2024年2月6日)(田中幾太郎)
  • 日本経済新聞(2024年2月5日)
  • 日経ビジネス 1983年3月7日号
  • 日経ビジネス 1984年2月20日号
  • 週刊東洋経済 2002年1月12日号
  • 週刊東洋経済 1997年12月13日号
  • 週刊東洋経済 1998年5月16日号
  • 週刊東洋経済 2018年8月25日号
  • 週刊東洋経済 2010年12月25日・2011年1月1日新春合併特大号
  • トラベル Watch(2021年9月24日)
  • トラベル Watch(2023年9月2日)
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)【連結損益計算書】
  • 日本経済新聞(2018年6月14日)
  • 株式会社オリエンタルランド(2024年6月6日)「東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」、本日開業」
  • 週刊東洋経済 2020年11月14日号
  • 週刊東洋経済 2024年7月27日号

免責事項およびポリシー