鎌田ポリエステルを創業
東京新橋で旅館を経営していた「江戸銀」の2代目であった鎌田栄太郎は、詳細な経緯は不明だが「鎌田ポリエステル」を創業した。当時はプラスティックが注目されつつある時代で、これらの樹脂製品を手がけたものと推察される。
昭栄化工株式会社を設立
1960年には法人化して「昭栄化工株式会社」を設立した。
ホンダとの取引を開始
鎌田栄太郎の東京新橋の旅館はホンダの「指定旅館」であったこともあり、ホンダの社員が使用していた。この過程で、鎌田はホンダの社員から外国製ヘルメットの不満を聞き、プラスティックを活用したヘルメットの製造を開始した。
1965年にはホンダとの取引を開始し、ヘルメットメーカーとして業容を拡大する契機となった。1968年には茨城工場を新設するとともに、アメリカに販売のための現地法人を設立するなど、ホンダの二輪車事業のグローバル化とともに成長を遂げた。