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ライフネット生命保険の歴史

創業年
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上場年
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更新日:
ライフネット生命保険創業者・出口治明(でぐち・はるあき)
ライフネット生命保険創業者・出口治明(でぐち・はるあき)
イラストは筆者作成 @Yutaka Sugiura
  • 歴史
    経営戦略
  • 沿革
    主な出来事
  • 業績
    長期の業績推移
2004年

出口治明氏が「生命保険入門」を執筆

日本生命の社員だった出口治明氏は、子会社の不動産会社に出向となったため、保険業界と距離を置く意味で「遺書」として『生命保険入門』を岩波書店から出版した。生命保険業界の問題点を指摘して、ネットを活用した生命保険の構想を語るなど、後のライフネットのアイデアが綴られ、業界内外で反響があったという。

2006年

ネットライフ企画株式会社を設立(資本金1億円)

『生命保険入門』で出口治明氏を知った投資家の谷家衛氏(あすかアセットマネジメントCEO)は、出口治明氏に対してインターネットによる生命保険会社の立ち上げを提案。出口治明氏は提案を受入れ、日本生命を退職し、国内では74年ぶりとなる独立系の生命保険会社を設立した。代表取締役社長に日本生命出身の出口治明(当時58歳・元日本生命)氏、取締役副社長に岩瀬大輔氏(当時30歳・HBS卒)が就任。親子ほど歳の離れた二人で、生命保険のネット販売のための準備に入る。

出口治明の回想
出口治明の回想

戦後、日本の生保はセールスレディーに代表される、たくさんの「ヒト」を使って、たくさんの「ヒト」に保険を売る商売をしてきた。その「ヒト」が(筆者注:人口減少によって)急減すれば、営業のフタッフもお客さんも枯渇してしまいます。そこで、取れる対策は何か。3つしかないと考えました。第1に、生保以外の商品を売る。すなわち、損害保険や証券、銀行など異業種に出ていく。第2に、海外に出ていく。第3に、あまり「ヒト」を使わない効率的な販売法を工夫する。この3番目の「営業効率化」の具体策が「ネット生保」というわけです。

2009/4/7日経アソシエ「出口治明氏・タテヨコ思考で答えを探す」
2008年

資本金132億円に増資

2007年5月に資本金20億円に増資(三井物産・新生銀行など)したのを皮切りに、2007年12月には資本金80億円(リクルートなど)、2008年3月には資本金132億円に増資することで資金調達を実施。生命保険業を長期にわたって経営するための資金的な基盤を作る。

2008年

商号をライフネット生命保険に変更

内閣総理大臣(金融庁)より生命保険への参入が認められ、設立から2年目の2008年5月に営業を開始して「かぞくへの保険(定期死亡保険)」と「じぶんへの保険(就寝医療保険)」の販売を開始。同年4月には商号を「ライフネット生命保険株式会社」に変更する。

2012年

東証マザーズに株式上場

2012年

岩瀬大輔が社長に就任

出口治明氏が代表取締役社長を退任し、代表取締役会長に就任。後任の社長に創業メンバーの岩瀬大輔氏が就任した。

2015年

KDDIと業務資本提携(第三者割当増資)

2013年を境に、スマートフォンの普及により、PCからの導線を中心としたライフネットは顧客獲得で苦戦するようになった。そこで、販売チャネルを拡大するために、KDDIと業務資本提携を締結。auユーザーに対する保険の販売を開始する。

2018年

森亮介が代表取締役社長に就任

岩瀬大輔氏が社長を退任し、後任に森亮介氏(当時34歳)が代表取締役社長に就任した。交代の経緯は不明だが、思うように契約数が伸びず、社長交代に結びついたものと推察される。

森亮介の回想
森亮介の回想

13年(筆者注:2013年)ごろから新規契約の伸び悩みに直面しました。顧客体験の部分がなおざりになっていたのです。ウェブサイトの操作性向上や、スマホ対応の遅れなど、技術面でも問題がありました。商品のわかりやすさ、安さを伝える努力が不足し、顧客の満足度を高められていませんでした。16年度以降はこうした反省を踏まえ、営業チャネルの多角化やデジタル対応に注力しました。KDDI(au)ユーザーへの保険販売はその代表例です。

2019/4/29日経ビジネス「新社長・所心表明・森亮介氏」
2020年

海外投資家から約80億円を調達

成長投資のための資金を確保するために、海外投資かからの資金調達(オーバーアロットメント)を実施。調達した資金は2020年から2025年までの5年間に、①マーケティング投資に48億円、②システム開発投資に28億円、③新事業創出に12億円をそれぞれ投資することを発表した。

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