良品計画は、1980年に関東を中心に展開する大手スーパーマーケット西友(西武セゾングループ)がプライベートブランドとして無印良品を企画したことがきっかけとして誕生した。
当時はバブル景気全盛期で、消費者はわかりやすい「ブランド」を支持する風潮があったが、あえて西友は「ブランドがないブランド」として無印良品を展開した。主に雑貨屋、衣服、加工食品を東京の青山で「無印良品」として売り出したところ、今までにない「ブランド」として認知されるようになった。
この結果、1985年の時点で無印良品のブランドは140億円の売り上げを計上する。
1つのブランドが100億円規模の売り上げに達したため、1989年には西友から独立する形で良品計画が設立された。