創業1917年1月、古河合名会社(古河財閥中核会社)が中心になって設立された東京電化工業所を改組する形で、電解法による苛性ソーダの製造を目的として旭電化工業株式会社が資本金100万円で設立された。1918年1月に尾久工場で苛性ソーダの操業を開始、1927年12月には日油の油脂事業を買収統合してマーガリン・ショートニング等の油脂事業に進出した。古河系企業として、電解ソーダ・油脂・合成樹脂の3事業基盤からスタートした。
決断戦後の1949年に東京証券取引所一部に上場。1955年に塩化ビニル樹脂用安定剤生産を開始して樹脂添加剤事業の出発点を作り、1962年にアデカ・アーガス化学設立で米国アーガス・ケミカルとの合弁で樹脂添加剤・潤滑油添加剤事業を強化した。1980年代後半から半導体プロセス材料(CVD材料・エッチング液・洗浄液)に進出し、世界の主要半導体メーカーへの供給網を構築した。2006年7月、社名を「ADEKA」(カタカナ社名)に変更し、グローバル事業拡大を狙うリブランディングを実施した。
課題2017年に城詰秀尊が社長就任、2023年度から「ADEKA VISION 2030」を始動し、半導体材料・モビリティ・環境関連を次世代成長3領域として、研究開発投資を売上比4-5%水準まで引き上げる方針を打ち出した。2025年3月期は売上4,200億円台・営業利益380億円台で過去最高益を更新(生成AI向け半導体需要の立ち上がりが寄与)。樹脂添加剤・食品添加物の伝統事業が安定収益基盤を提供する中で、電子材料が成長ドライバーとして機能する三本足構造を維持しつつ、リチウムイオン電池材料・水素関連材料の次柱をどう育てるかが、108年続いた古河系電気化学メーカーの次の問いである。
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歴史概略
1917年〜1949年古河系電気化学からの出発と戦前の電解ソーダ・油脂事業の確立
ADEKAの源流は、1915年に古河合名会社が中心となって設立された東京電化工業所にある。1917年1月、電解法による苛性ソーダ(カセイソーダ)の製造を目的として、東京電化工業所を改組する形で旭電化工業株式会社が資本金100万円で創立された。社名「旭電化」は、「日の出のように電気化学産業を盛り立てる」という創業の志を表したものとされる。古河合名会社は古河鉱業(現・古河機械金属)・古河電工・横浜ゴム等を擁する古河財閥の中核で、旭電化はその化学部門として位置づけられた。
1918年1月に尾久工場が完成して苛性ソーダの操業を開始し、1922年12月には豊洲工場が竣工した。1927年12月に第一次世界大戦後の不況で経営難に陥った日油株式会社の油脂事業を買収統合し、油脂(マーガリン・ショートニング・グリセリン)事業に進出した。電解ソーダで蓄積した化学プロセス技術と、油脂の油脂化学プロセスを組み合わせる事業構造が、ここで形成された。1932年4月には合成樹脂事業(フェノール樹脂)にも進出し、化学品の品目を拡大した。
戦時期は軍需用化学品の生産を担い、戦後の1949年に東京証券取引所一部に上場した。創業当初の電解ソーダ・油脂・合成樹脂の3事業基盤は、戦後の化学産業構造の中で、化学品(化学品本部)・食品(油脂・食品添加物本部)・機能化学品の3事業の出発点となった。古河系企業として、古河電工との取引(電線用樹脂・絶縁材料)も継続した。
以降は執筆中