三井住友FG の歴史

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創業 2002年
母体 三井住友銀行
創業地 東京都千代田区
創業 2002年12月、三井住友銀行が株式移転により持株会社の三井住友フィナンシャルグ
2002年12月、三井住友銀行が株式移転により持株会社の三井住友フィナンシャルグループを設立し、初代社長に西川善文氏が就任した。母体の一方は1895年設立の住友銀行で、もう一方は1876年開業の三井銀行から太陽神戸三井銀行・さくら銀行へと集約された三井系である。その三井系が2001年4月に住友銀行と合併して三井住友銀行を発足させ、旧財閥の枠を越える初めての大手行合併となった。2003年3月には小規模なわかしお銀行と合併し、存続会社となったわかしお銀行が三井住友銀行を名乗った。この承継処理で資本金と資本準備金を取り崩し、株式の評価損と利益剰余金の欠損を一度に整理した。
決断 三井住友は、金融危機で他社が売却した事業を取得して広げてきた。2006年10月に
三井住友は、金融危機で他社が売却した事業を取得して広げてきた。2006年10月に公的資金を前倒しで完済し、2009年3月期に純損失3,734億円を計上した直後の同年5月、経営難の米シティグループの傘下から日興コーディアル証券などを5,450億円で取得した。2012年4月には、過払い金返還と規制強化で収益基盤が崩れた消費者金融大手のプロミスを株式交換で完全子会社化し、個人向け金融をグループへ収めた。一方で海外の投資銀行業務は自前で築かず、2021年に米ジェフリーズへ出資して提携で補った。2004年度までに不良債権を集中処理して資本の余力を早く戻したことが、買収を重ねる条件になった。
現況 経常収益の過半は、すでに日本の外で生まれている。2026年3月期の経常収益10兆
経常収益の過半は、すでに日本の外で生まれている。2026年3月期の経常収益10兆7,909億円のうち日本は46.8%にとどまり、米州が23.8%、アジア・オセアニアが15.6%を占める。米州では円安と米国金利の高止まりが外貨建ての収益を押し上げ、アジアでは2013年のインドネシアBTPNへの出資に始まる地場銀行への資本参加が収益源に加わった。親会社株主に帰属する当期純利益は2026年3月期に1兆5,830億円となり、3期続けて最高益を更新した。発足時に公的資金を抱えていた銀行グループが、年間1兆円台の利益を上げる規模へ変わった。
競合 3メガバンクのなかで、三井住友は規模の首位に立てず、提携で不足を補ってきた。20
3メガバンクのなかで、三井住友は規模の首位に立てず、提携で不足を補ってきた。2004年8月にUFJグループへ経営統合を提案したが、UFJは三菱東京と統合して三菱UFJフィナンシャル・グループとなり、総資産で上回る首位のグループが生まれた。みずほフィナンシャルグループは勘定系の一元化に時間を要し、2021年には障害の続発で業務改善命令を受けた。出遅れた海外証券業務は、米Jefferiesとの提携で補った。もっとも2022年にはSMBC日興証券が相場操縦で起訴され、買収で広げた証券業務が統治の課題にもなった。競争の焦点は貸出の規模から、決済と資産運用で個人の口座をどれだけ抱えられるかへ移っている。
長期業績の推移 2001〜2026年
三井住友フィナンシャルグループ:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
2003年3月期〜2026年3月期

第1章 2001年〜 住友銀行とさくら銀行の合併とSMFG設立、巨額赤字と公的資金の完済

2001年〜住友銀行とさくら銀行の合併で生まれた三井住友銀行と、持株会社SMFGの設立

2001年4月、住友銀行とさくら銀行(旧三井銀行)が合併し、三井住友銀行(SMBC)が営業を始めた。西川善文頭取は最初の年報で、収益基盤の強化とバランスシートの管理を二大課題に掲げた。バランスシート管理の筆頭には不良債権を置き、『Our first priority is to deal conclusively with non-performing loans.』(訳:最優先は不良債権問題の決着だ)と記した。収益面では、手数料業務など貸借対照表を使わないサービスの拡大を重んじた。合併初年度の2002年3月期、単体の人件費は人員削減で222億円減少した。システム統合費用の増加166億円を吸収し、経費全体でも300億円を削減した。合併の効果を経費の削減で先に出し、不良債権の処理に充てる利益を確保した。

  • 三井住友銀行 Annual Report 2001「President’s Message」
    • [1]SMBCは2001年4月2日に営業を開始した(合併による新銀行の発足)
    • [2]西川善文頭取は収益基盤の強化とバランスシート管理を当面の二大優先課題とした
    • [3]バランスシート管理の第一の優先課題は不良債権問題の決着とした
    • [4]収益基盤の強化では手数料業務などバランスシートを使わない金融サービスの拡大を重視した
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
    • [5]2002年3月期の単体人件費は人員削減を主因に222億円減少した
    • [6]合併によるシステム統合等の費用166億円の増加を吸収し、単体経費全体で300億円減少した

2002年4月、SMBCは中小企業向けの小口融資を仕組みで増やす方針を投資家に示した。直前の2002年3月期は資金需要の低迷で貸出金が減り、国内の資金利益が298億円減少した。同じ期の単体の貸倒償却引当費用は1兆5,431億円に達し、経常損益は5,221億円の損失となった。年商10億円以下の取引は1社あたりの収益機会が小さく、従来の審査では生産性が低いと整理した。対策として専用の審査モデルで判定する無担保のビジネスセレクトローンを、上限5,000万円・期間5年以内へ広げた。2002年度はこの商品で新規貸出4,000億円を計画した。会社側はこの改革を『我々は、これが貸出ビジネスを「buy & hold」型から「originate & distribute」型に転換していく出発点となると考えています。』と位置づけた。

  • 三井住友銀行「中小企業向けビジネスの展開について」(2002年4月18日)
    • [7]2002年4月18日、ビジネスオーナー営業部が中小企業向けビジネスの展開(ビジネスモデルの改革)を投資家向けセミナーで説明した
    • [10]スモール取引(年商10億円以下)は1社あたり収益機会が小さく、従来型の融資プロセスでは生産性が低いと整理した
    • [11]ビジネスセレクトローンをスモール法人専用審査モデルで判定し、上限3,000万円→5,000万円、期間2年→5年以内に改定した(無担保、3年超は有担)
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
    • [8]2002年3月期、企業の資金需要低迷による貸出金減少等から国内の資金利益が298億円減少した
    • [9]2002年3月期の単体貸倒償却引当費用は1兆5,431億円、単体経常損益は5,221億円の損失
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
    • [12]2002年度通期でビジネスセレクトローンの新規貸出4,000億円を計画した
    • [13]会社側は中小企業取引の改革を、貸出ビジネスをbuy & hold型からoriginate & distribute型へ転換する出発点と位置づけた

2002年12月、SMBCは株式移転で持株会社の三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)を設立し、その完全子会社となった。同年7月に持株会社を核にグループ経営を改革すると決め、11月に銀行持株会社の認可を得ていた。2003年2月には三井住友カード、三井住友銀リース、日本総合研究所をSMFGの完全子会社とした。他の金融グループとの差別化を問われた会社側は、『SMFGの傘下には、銀行以外に、三井住友カード、三井住友銀リース、日本総合研究所とそれぞれ特色・強みを持った会社が入る予定です。』と答えた。公的資金についても、持株会社の下で兄弟会社の事業を強化し、利益を積み上げて早期に返済する考えを示した。銀行の子会社だったカードやリースを銀行と並べ、グループ全体の利益で公的資金を返済する体制に改めた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [14]2002年12月、SMBCが株式移転によりSMFGを設立し、その完全子会社となった
    • [15]2002年7月に持株会社を核とするグループ経営改革を決定、同年11月に銀行持株会社設立の認可を取得
    • [16]2003年2月、三井住友カード・三井住友銀リース・日本総合研究所を完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
    • [17]会社側はSMFG傘下に特色・強みを持つカード・リース・日本総研が入る点を他グループとの差別化とした
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [18]既存の公的資金は、持株会社設立による兄弟会社の事業強化と銀行本体の効率化で利益を積み上げ、早期返済を目指すとした
参考文献[1]-[18]
  • 三井住友銀行 Annual Report 2001「President’s Message」
    • [1]SMBCは2001年4月2日に営業を開始した(合併による新銀行の発足)
    • [2]西川善文頭取は収益基盤の強化とバランスシート管理を当面の二大優先課題とした
    • [3]バランスシート管理の第一の優先課題は不良債権問題の決着とした
    • [4]収益基盤の強化では手数料業務などバランスシートを使わない金融サービスの拡大を重視した
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
    • [5]2002年3月期の単体人件費は人員削減を主因に222億円減少した
    • [6]合併によるシステム統合等の費用166億円の増加を吸収し、単体経費全体で300億円減少した
    • [8]2002年3月期、企業の資金需要低迷による貸出金減少等から国内の資金利益が298億円減少した
    • [9]2002年3月期の単体貸倒償却引当費用は1兆5,431億円、単体経常損益は5,221億円の損失
  • 三井住友銀行「中小企業向けビジネスの展開について」(2002年4月18日)
    • [7]2002年4月18日、ビジネスオーナー営業部が中小企業向けビジネスの展開(ビジネスモデルの改革)を投資家向けセミナーで説明した
    • [10]スモール取引(年商10億円以下)は1社あたり収益機会が小さく、従来型の融資プロセスでは生産性が低いと整理した
    • [11]ビジネスセレクトローンをスモール法人専用審査モデルで判定し、上限3,000万円→5,000万円、期間2年→5年以内に改定した(無担保、3年超は有担)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
    • [12]2002年度通期でビジネスセレクトローンの新規貸出4,000億円を計画した
    • [13]会社側は中小企業取引の改革を、貸出ビジネスをbuy & hold型からoriginate & distribute型へ転換する出発点と位置づけた
    • [17]会社側はSMFG傘下に特色・強みを持つカード・リース・日本総研が入る点を他グループとの差別化とした
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [14]2002年12月、SMBCが株式移転によりSMFGを設立し、その完全子会社となった
    • [15]2002年7月に持株会社を核とするグループ経営改革を決定、同年11月に銀行持株会社設立の認可を取得
    • [16]2003年2月、三井住友カード・三井住友銀リース・日本総合研究所を完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [18]既存の公的資金は、持株会社設立による兄弟会社の事業強化と銀行本体の効率化で利益を積み上げ、早期返済を目指すとした

2002年〜ゴールドマン・サックスへの優先株発行と、経常損失5157億円

2003年1月、SMFGはゴールドマン・サックス(GS)と、優先株の引受を含む合意を結んだ。GSが引き受けた優先株は1,503億円で、配当率は4.5%だった。GSが欧米の優良企業へ与信する際に、SMBCが最大10億ドルの信用補完を担う取り決めも含んでいた。会社側は、不良債権の最終処理でもGSの専門的なノウハウを活用すると説明した。続いて海外投資家向けに第13回第四種優先株式3,450億円を発行し、Tier1資本の調達は計4,953億円となった。会社側は資本を積む理由に、様々なリスクシナリオへの対応力と国際業務に足る自己資本比率の確保を挙げた。公的資金の扱いを問われると、『現在、公的資金を追加で申請することは一切考えていません。』と答えた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ「ゴールドマン・サックスとの合意」に関する主な質疑応答(2003年1月)
    • [19]GSとの合意はSMFGによる優先株発行(Tier1資本の調達)、GSの与信業務への信用補完、不良債権等での業務協力からなる
    • [20]GS宛優先株の配当率は4.5%(調達額は約1,500億円、実額1,503億円)
    • [21]GSが欧米の投資適格企業へ与信する際、SMBCがL/Cでファーストリスク最大10億ドルの信用補完を行う
    • [22]新旧分離やバルクセール等でGSのエクスパティーズを活用し、不良債権の最終処理を加速する
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [23]優先株によりTier1資本を4,953億円増強(GS宛1,503億円、海外市場3,450億円)
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [24]14年度下期中に4,000〜5,000億円の資本調達を検討していた理由は、リスク対応力を高め、国際的活動に充分な自己資本比率を余裕を持って確保するため
    • [25]会社側は公的資金の追加申請を一切考えていないとした

2003年3月、SMBCはわかしお銀行と合併し、存続会社のわかしお銀行が商号を三井住友銀行に改めた。この合併の承継処理で、SMBCはその他有価証券のうち株式の評価損6,728億円を資本の部から消した。同じ処理で資本金と資本準備金を合わせて1兆4,055億円取り崩した。合併期日の前日に4,365億円の欠損だった利益剰余金は、2,219億円のプラスで引き継がれた。株式の評価損は2002年9月末の9,331億円から2003年3月末に1,524億円まで縮んだ。SMFGはわかしお銀行との合併が持株会社の純資産額に影響しないと説明した。小さな銀行を存続会社に立てたことで、株式の評価損と利益の欠損を資本の取り崩しで一度に整理できた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [26]2003年3月、SMBCとわかしお銀行がわかしお銀行を存続会社として合併し、商号を三井住友銀行に変更
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [27]合併承継処理でその他有価証券(株式)の評価損6,728億円を処理した(株式等評価差額金▲6,728億円→0)
    • [28]合併承継処理で資本金▲5,788億円・資本準備金▲8,267億円(計1兆4,055億円)を取り崩した
    • [29]利益剰余金は合併期日前日(2003年3月16日)▲4,365億円、承継後2,219億円
    • [30]株式(その他有価証券)の含み損益は2002年9月末▲9,331億円、2003年3月末▲1,524億円
    • [31]SMBCとわかしお銀行との合併はSMFGの純資産額に影響しない

2003年3月期、SMFGは連結で経常損失5,157億円、純損失4,654億円を計上した。SMBC単体では不良債権処理に1兆745億円を充て、経常損失は5,972億円となった。保有株式も持合解消や減損処理、合併承継処理で2兆1,673億円圧縮した。一方で単体の業務純益は1兆1,136億円となり、2年続けて1兆円を超えた。会社側は2003年度からの2年間で不良債権比率を半減させ、業務純益1兆円の体制を確立すると約束した。2003年度の計画は開示債権残高3.9兆円、クレジットコスト6,500億円とした。本業の利益が1兆円を超えていたので、損失を一期にまとめて計上しても資本は持ちこたえた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2003年3月期)
    • [32]2003年3月期 連結経常利益▲5,157億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲4,654億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [33]SMBC単体の15年3月期:不良債権処理▲1兆745億円、経常利益▲5,972億円、業務純益(一般貸引前)1兆1,136億円
    • [34]保有株式を14年度に2兆1,673億円削減(持合解消・合併承継処理・減損処理)
    • [35]2年連続で業務純益1兆円を達成
    • [36]15年度経営方針:今後2年間でバランスシートのクリーンアップ(不良債権比率半減)と業務純益1兆円体制の確立を実現
    • [37]15年度計画:開示債権残高3.9兆円(△1.4兆円)、クレジットコスト6,500億円
参考文献[19]-[37]
  • 三井住友フィナンシャルグループ「ゴールドマン・サックスとの合意」に関する主な質疑応答(2003年1月)
    • [19]GSとの合意はSMFGによる優先株発行(Tier1資本の調達)、GSの与信業務への信用補完、不良債権等での業務協力からなる
    • [20]GS宛優先株の配当率は4.5%(調達額は約1,500億円、実額1,503億円)
    • [21]GSが欧米の投資適格企業へ与信する際、SMBCがL/Cでファーストリスク最大10億ドルの信用補完を行う
    • [22]新旧分離やバルクセール等でGSのエクスパティーズを活用し、不良債権の最終処理を加速する
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [23]優先株によりTier1資本を4,953億円増強(GS宛1,503億円、海外市場3,450億円)
    • [27]合併承継処理でその他有価証券(株式)の評価損6,728億円を処理した(株式等評価差額金▲6,728億円→0)
    • [28]合併承継処理で資本金▲5,788億円・資本準備金▲8,267億円(計1兆4,055億円)を取り崩した
    • [29]利益剰余金は合併期日前日(2003年3月16日)▲4,365億円、承継後2,219億円
    • [30]株式(その他有価証券)の含み損益は2002年9月末▲9,331億円、2003年3月末▲1,524億円
    • [31]SMBCとわかしお銀行との合併はSMFGの純資産額に影響しない
    • [33]SMBC単体の15年3月期:不良債権処理▲1兆745億円、経常利益▲5,972億円、業務純益(一般貸引前)1兆1,136億円
    • [34]保有株式を14年度に2兆1,673億円削減(持合解消・合併承継処理・減損処理)
    • [35]2年連続で業務純益1兆円を達成
    • [36]15年度経営方針:今後2年間でバランスシートのクリーンアップ(不良債権比率半減)と業務純益1兆円体制の確立を実現
    • [37]15年度計画:開示債権残高3.9兆円(△1.4兆円)、クレジットコスト6,500億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [24]14年度下期中に4,000〜5,000億円の資本調達を検討していた理由は、リスク対応力を高め、国際的活動に充分な自己資本比率を余裕を持って確保するため
    • [25]会社側は公的資金の追加申請を一切考えていないとした
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [26]2003年3月、SMBCとわかしお銀行がわかしお銀行を存続会社として合併し、商号を三井住友銀行に変更
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2003年3月期)
    • [32]2003年3月期 連結経常利益▲5,157億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲4,654億円

2004年〜UFJへの統合提案と、北山禎介社長の下で1年半前倒しした公的資金の完済

2004年8月、SMFGはUFJグループに経営統合を提案した。統合比率は1株対1株とし、平年度で税引前2,000億円の効率化効果を見込んだ。9月には提案の有効期限を2005年6月末まで延長した。説明資料は、UFJと合わせた中小企業向けリスクテイク貸出を9,337億円と試算した。三菱東京フィナンシャル・グループとUFJの組み合わせでは3,800億円にとどまると並べた。提案の前に、不良債権比率は2004年3月末で5.0%まで下がり、業務純益は3年続けて1兆円を超えていた。2004年度は年度末に不良債権残高を2兆円未満とする目標を掲げていた。不良債権の処理に目処が立ち、規模の拡大で成長分野の順位を上げる段階へ移ったと考えられる。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年9月期 投資家説明会(2004年11月30日)
    • [38]2004年8月にUFJへ経営統合を提案した
    • [39]統合比率UFJ:SMFG=1株:1株、平年度ベースで2,000億円(税引前)相当の効率化効果
    • [40]2004年9月に提案の有効期限を2005年6月末まで延長
    • [41]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
    • [42]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2004「トップメッセージ」
    • [43]平成16年3月末の不良債権比率は5.0%(14年3月末8.9%)、15年度業務純益1兆1億円で合併以降3年連続1兆円以上
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年3月期 投資家説明会(2004年6月2日)
    • [44]16年度財務目標:17年3月末に不良債権残高2兆円を切る水準(不良債権比率3%台)、業務純益9,800億円

2005年3月期、SMFGは連結で純損失2,342億円、経常損失303億円を計上した。SMBC単体の与信関係費用は9,548億円に上り、期末の不良債権残高は1兆8,246億円、不良債権比率は3.3%となった。会社側は2004年度までを不良債権の集中処理期間と位置づけていた。2005年6月、西川善文社長の後任として北山禎介副社長が社長に就任した。2006年3月期の連結当期純利益は6,868億円となり、期初予想の4,600億円を上回った。SMBCの与信関係費用は2,309億円に下がり、不良債権比率は1.7%まで低下した。2006年1〜2月には普通株の増資と売出しで総額5,886億円の資本を増強した。残る損失を2005年3月期に計上し切ったので、次の期から与信関係費用が平常の水準に回復した。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2005年3月期)
    • [45]2005年3月期 連結経常利益▲303億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲2,342億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
    • [46]平成16年度SMBC単体:与信関係費用▲9,548億円、不良債権残高1兆8,246億円、不良債権比率3.3%
    • [47]平成16年度までを「不良債権の集中処理期間」とした
    • [49]平成17年度SMFG連結当期純利益6,868億円(17年5月予想4,600億円)
    • [50]平成17年度SMBC単体:与信関係費用▲2,309億円、不良債権比率1.7%
    • [51]平成18年1〜2月に総額5,886億円の普通株増資・売出しで資本を増強
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [48]2005年6月に西川善文から北山禎介へ社長が交代した(北山禎介は2004年6月から取締役副社長)

2006年10月、SMFGは当初の計画より1年半早く公的資金の返済を終えた。同年5月に簿価2,040億円を一部返済し、残額も2006年度末までに返す目標を掲げていた。北山禎介社長は、返済後に成長分野への経営資源投入を積極化する方針を示した。2007年度から3年間の中期経営計画は「LEAD THE VALUE計画」と名づけた。計画はリストラと合理化で収益を高める手法から、成長投資で伸びる手法への転換を掲げた。個人向け金融コンサルティング、法人向けソリューション、グローバル市場の特定分野など7つの成長事業領域を重点的に強化した。最終年度の目標は連結当期純利益6,500億円、連結Tier1比率8%程度とした。2008年5月には2007年度を計画実現に向けた第一段階と総括し、SMBCの経費投入は前年比612億円増えた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2007「新中期経営計画『LEAD THE VALUE計画』の概要」
    • [52]平成18年10月に公的資金返済を完了した(当初計画比1年半前倒しの完済)
    • [55]平成19年度から21年度の3年間を計画期間とする中期経営計画「LEAD THE VALUE計画」をスタート
    • [56]リストラ・合理化で収益を極大化する従来のアプローチから、成長投資で持続的成長を実現するアプローチへ転換する
    • [57]「7つの成長事業領域」(個人向け金融コンサルティング、法人向けソリューション、グローバルマーケットにおける特定分野等)を重点的に強化
    • [58]平成21年度財務目標:連結当期純利益6,500億円(18年度実績4,414億円)、連結Tier1比率8%程度
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
    • [53]平成18年5月に簿価2,040億円の公的資金を一部返済、残額は平成18年度末までの早期返済を目指す
    • [54]公的資金返済後は成長分野への経営資源投入を一段と積極化する
  • 三井住友フィナンシャルグループ「中期経営計画実現に向けた第一段階」(2008年5月27日)
    • [59]2008年5月、2007年度を「中期経営計画実現に向けた第一段階」と総括。成長事業領域への経営資源投入を積極化し、SMBC経費は前年比+612億円
参考文献[38]-[59]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年9月期 投資家説明会(2004年11月30日)
    • [38]2004年8月にUFJへ経営統合を提案した
    • [39]統合比率UFJ:SMFG=1株:1株、平年度ベースで2,000億円(税引前)相当の効率化効果
    • [40]2004年9月に提案の有効期限を2005年6月末まで延長
    • [41]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
    • [42]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2004「トップメッセージ」
    • [43]平成16年3月末の不良債権比率は5.0%(14年3月末8.9%)、15年度業務純益1兆1億円で合併以降3年連続1兆円以上
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年3月期 投資家説明会(2004年6月2日)
    • [44]16年度財務目標:17年3月末に不良債権残高2兆円を切る水準(不良債権比率3%台)、業務純益9,800億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2005年3月期)
    • [45]2005年3月期 連結経常利益▲303億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲2,342億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
    • [46]平成16年度SMBC単体:与信関係費用▲9,548億円、不良債権残高1兆8,246億円、不良債権比率3.3%
    • [47]平成16年度までを「不良債権の集中処理期間」とした
    • [49]平成17年度SMFG連結当期純利益6,868億円(17年5月予想4,600億円)
    • [50]平成17年度SMBC単体:与信関係費用▲2,309億円、不良債権比率1.7%
    • [51]平成18年1〜2月に総額5,886億円の普通株増資・売出しで資本を増強
    • [53]平成18年5月に簿価2,040億円の公的資金を一部返済、残額は平成18年度末までの早期返済を目指す
    • [54]公的資金返済後は成長分野への経営資源投入を一段と積極化する
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [48]2005年6月に西川善文から北山禎介へ社長が交代した(北山禎介は2004年6月から取締役副社長)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2007「新中期経営計画『LEAD THE VALUE計画』の概要」
    • [52]平成18年10月に公的資金返済を完了した(当初計画比1年半前倒しの完済)
    • [55]平成19年度から21年度の3年間を計画期間とする中期経営計画「LEAD THE VALUE計画」をスタート
    • [56]リストラ・合理化で収益を極大化する従来のアプローチから、成長投資で持続的成長を実現するアプローチへ転換する
    • [57]「7つの成長事業領域」(個人向け金融コンサルティング、法人向けソリューション、グローバルマーケットにおける特定分野等)を重点的に強化
    • [58]平成21年度財務目標:連結当期純利益6,500億円(18年度実績4,414億円)、連結Tier1比率8%程度
  • 三井住友フィナンシャルグループ「中期経営計画実現に向けた第一段階」(2008年5月27日)
    • [59]2008年5月、2007年度を「中期経営計画実現に向けた第一段階」と総括。成長事業領域への経営資源投入を積極化し、SMBC経費は前年比+612億円

第2章 2009年〜 リーマン後の赤字と日興コーディアル証券・プロミスの完全子会社化、BTPN出資

2009年〜日興コーディアル証券の取得と、リーマン後の純損失3734億円

2009年3月期、SMFGは連結当期純損益で373,456百万円の損失を計上した。リーマン・ブラザーズの破綻を機に金融危機が深まり、想定を超える株式等の減損と与信関係費用の増加が生じた。北山禎介社長らは景気悪化を踏まえて引当金を積み増し、繰延税金資産も保守的に扱った。連結Tier I比率は優先出資証券の発行などで8.22%となり、8%台を保った。SMFGは2009年度の運営方針として、防御を優先しながら堅実に伸ばすことを据え、経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つを抑えるとした。成長の布石も止めず、2009年10月にはSMBCが日興コーディアル証券を完全子会社とした。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 2009年3月期【連結損益計算書】
    • [60]2009年3月期の連結当期純損益は△373,456百万円
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2009「トップメッセージ」
    • [61]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [62]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [63]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [64]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [65]2009年10月、三井住友銀行が日興コーディアル証券を完全子会社化

2009年5月、SMFGは日興シティホールディングス等との間で、日興コーディアル証券の事業を取得することで合意した。取得には日興シティグループ証券の国内の株式・債券引受業務も含まれた。北山禎介社長らは取得の狙いを『本件を通じて日興コーディアル証券等の質の高い顧客サービスと商業銀行の持つ安定性・安心感とを融合させた新たな「複合金融」ビジネスを共に創造し、成長力を更に高めていきたいと考えております。』と記した。2009年10月、SMBCは日興コーディアル証券を完全子会社とした。両社は投資信託の共同開発や個人向けの金融商品仲介を順に始めた。SMBCフレンド証券が担う個人向けの銀証協働事業も、2011年1月末をめどに日興コーディアル証券へ集約する方針とした。

  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2009「トップメッセージ」
    • [66]2009年5月、日興シティホールディングス等と日興コーディアル証券の全事業および日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等の取得に合意。狙いは顧客サービスと商業銀行の安定性を融合した「複合金融」ビジネスの創造
    • [67]2009年5月、日興シティホールディングス等と日興コーディアル証券の全事業および日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等の取得に合意。狙いは顧客サービスと商業銀行の安定性を融合した「複合金融」ビジネスの創造
    • [68]2009年5月、日興シティホールディングス等と日興コーディアル証券の全事業および日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等の取得に合意。狙いは顧客サービスと商業銀行の安定性を融合した「複合金融」ビジネスの創造
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [69]2009年10月、三井住友銀行が日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)を完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2010「トップメッセージ」
    • [70]2009年10月に日興コーディアル証券を三井住友銀行の完全子会社化。投資信託の共同開発・共同セミナー・金融商品仲介を順次実施し、SMBCフレンド証券の個人向け銀証協働事業を2011年1月末めどに日興コーディアル証券へ統合する方針
    • [71]2009年10月に日興コーディアル証券を三井住友銀行の完全子会社化。投資信託の共同開発・共同セミナー・金融商品仲介を順次実施し、SMBCフレンド証券の個人向け銀証協働事業を2011年1月末めどに日興コーディアル証券へ統合する方針

SMFGは2009年7月に発行価額の総額で8,610億円、2010年2月に同じく9,730億円の普通株増資を完了した。2010年3月末の連結Tier I比率は前年同期比2.93%上昇し、11.15%となった。北山禎介社長らは2009年5月の発行決議の段階で、新たな金融秩序の下で競争力を保つには資本の質・量の両面の拡充が要るとの認識を示していた。増資で発行済普通株式は約14億株に達し、定款が定める発行可能株式数15億株の9割を超えた。2010年11月には米国預託証券をニューヨーク証券取引所に上場した。優先出資証券で比率を保った前年から普通株へ移ったのは、規制の見直しで資本の質が問われると先読みした判断だったのだろう。

  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2010「トップメッセージ」
    • [72]2009年7月に8,610億円、2010年2月に9,730億円の普通株増資を完了し、2010年3月末の連結Tier I比率は11.15%(前年比2.93%上昇)。発行済普通株式は約14億株で発行可能株式数15億株の9割超
    • [73]2009年7月に8,610億円、2010年2月に9,730億円の普通株増資を完了し、2010年3月末の連結Tier I比率は11.15%(前年比2.93%上昇)。発行済普通株式は約14億株で発行可能株式数15億株の9割超
    • [75]2009年7月に8,610億円、2010年2月に9,730億円の普通株増資を完了し、2010年3月末の連結Tier I比率は11.15%(前年比2.93%上昇)。発行済普通株式は約14億株で発行可能株式数15億株の9割超
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2009「トップメッセージ」
    • [74]新たな金融秩序の下で競争力を維持するには資本の質・量の両面の拡充が必要との認識から、2009年5月に普通株式の発行を決議
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [76]2010年11月、米国預託証券(ADR)をニューヨーク証券取引所に上場
参考文献[60]-[76]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 2009年3月期【連結損益計算書】
    • [60]2009年3月期の連結当期純損益は△373,456百万円
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2009「トップメッセージ」
    • [61]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [62]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [63]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [64]2008年度は株式等減損・与信関係費用の増加、引当金積み増し、繰延税金資産の保守的対応で連結当期純損失3,735億円。連結Tier I比率8.22%。2009年度は経費・クレジットコスト・リスクアセットの3つのコントロールを徹底する方針
    • [66]2009年5月、日興シティホールディングス等と日興コーディアル証券の全事業および日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等の取得に合意。狙いは顧客サービスと商業銀行の安定性を融合した「複合金融」ビジネスの創造
    • [67]2009年5月、日興シティホールディングス等と日興コーディアル証券の全事業および日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等の取得に合意。狙いは顧客サービスと商業銀行の安定性を融合した「複合金融」ビジネスの創造
    • [68]2009年5月、日興シティホールディングス等と日興コーディアル証券の全事業および日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等の取得に合意。狙いは顧客サービスと商業銀行の安定性を融合した「複合金融」ビジネスの創造
    • [74]新たな金融秩序の下で競争力を維持するには資本の質・量の両面の拡充が必要との認識から、2009年5月に普通株式の発行を決議
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [65]2009年10月、三井住友銀行が日興コーディアル証券を完全子会社化
    • [69]2009年10月、三井住友銀行が日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)を完全子会社化
    • [76]2010年11月、米国預託証券(ADR)をニューヨーク証券取引所に上場
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2010「トップメッセージ」
    • [70]2009年10月に日興コーディアル証券を三井住友銀行の完全子会社化。投資信託の共同開発・共同セミナー・金融商品仲介を順次実施し、SMBCフレンド証券の個人向け銀証協働事業を2011年1月末めどに日興コーディアル証券へ統合する方針
    • [71]2009年10月に日興コーディアル証券を三井住友銀行の完全子会社化。投資信託の共同開発・共同セミナー・金融商品仲介を順次実施し、SMBCフレンド証券の個人向け銀証協働事業を2011年1月末めどに日興コーディアル証券へ統合する方針
    • [72]2009年7月に8,610億円、2010年2月に9,730億円の普通株増資を完了し、2010年3月末の連結Tier I比率は11.15%(前年比2.93%上昇)。発行済普通株式は約14億株で発行可能株式数15億株の9割超
    • [73]2009年7月に8,610億円、2010年2月に9,730億円の普通株増資を完了し、2010年3月末の連結Tier I比率は11.15%(前年比2.93%上昇)。発行済普通株式は約14億株で発行可能株式数15億株の9割超
    • [75]2009年7月に8,610億円、2010年2月に9,730億円の普通株増資を完了し、2010年3月末の連結Tier I比率は11.15%(前年比2.93%上昇)。発行済普通株式は約14億株で発行可能株式数15億株の9割超

2011年〜宮田孝一社長のプロミス完全子会社化と、BTPNへの40%出資

2012年4月、SMFGはプロミスを株式交換で完全子会社とした。直前の2011年度、SMFGはプロミスとセディナで過払金の返還リスクへの抜本的な対応を済ませた。そのうえで宮田孝一社長らは、経営の機動性を上げるため両社の完全子会社化を進めた。セディナは2011年5月に株式交換でSMFGカード&クレジットの完全子会社となっていた。完全子会社となったプロミスは、SMBCコンシューマーファイナンスへ社名を変えた。2012年度にはオリックス・クレジット株をオリックスへ譲渡し、モビットのローン事業を同社の完全子会社とする方針も決めた。利息返還の負担を上場会社の単独の再建に委ねるより、グループの資本で受け止めるほうが早いとの判断があったとみられる。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [77]2012年4月、プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)を株式交換により完全子会社化。2011年5月、SMFGカード&クレジットがセディナを株式交換により完全子会社化
    • [80]2012年4月、プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)を株式交換により完全子会社化。2011年5月、SMFGカード&クレジットがセディナを株式交換により完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2012「トップメッセージ」
    • [78]2011年度、SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)とセディナで過払リスクへの抜本的対応を実施し、経営の機動性向上のため完全子会社化に向けた取り組みを進めた
    • [79]2011年度、SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)とセディナで過払リスクへの抜本的対応を実施し、経営の機動性向上のため完全子会社化に向けた取り組みを進めた
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2013「トップメッセージ」
    • [81]2012年度、旧プロミスを完全子会社化してSMBCコンシューマーファイナンスに社名変更。オリックス・クレジット株式をオリックスへ譲渡し、モビット(ローン事業)の完全子会社化方針を決定
    • [82]2012年度、旧プロミスを完全子会社化してSMBCコンシューマーファイナンスに社名変更。オリックス・クレジット株式をオリックスへ譲渡し、モビット(ローン事業)の完全子会社化方針を決定

2013年、SMBCはインドネシアのバンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナル(BTPN)の株式を取得すると決めた。宮田孝一社長らは、新興国で現地に根差した商業銀行を営み、アジアをマザーマーケットとする複合金融グループを築く一環と位置づけた。翌年のトップメッセージでは、この方針を「マルチフランチャイズ戦略」と名付けた。2014年3月期末、SMFGはBTPNの議決権の40.00%を間接に保有し、同期から持分法適用関連会社とした。2016年時点でBTPNはモバイルバンキング事業でSMFGと協働した。香港の東亜銀行とカンボジアのアクレダ・バンクも持分法適用関連会社とし、日本に次ぐフランチャイズをインドネシアに築く方針を示した。

  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2013「トップメッセージ」
    • [83]新興国で本格的な商業銀行を現地に根差して経営しフランチャイズを築く取り組みの一環として、インドネシアのバンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナルの株式取得を決定。「アジアをマザーマーケットとしつつ、グローバルに展開する複合金融グループ」を目指す
    • [84]新興国で本格的な商業銀行を現地に根差して経営しフランチャイズを築く取り組みの一環として、インドネシアのバンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナルの株式取得を決定。「アジアをマザーマーケットとしつつ、グローバルに展開する複合金融グループ」を目指す
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2014「トップメッセージ」
    • [85]新興国で本格的な商業銀行を現地に根差して営みフランチャイズを築く「マルチフランチャイズ戦略」を推進
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第12期(2014年3月期)【関係会社の状況】
    • [86]2014年3月期末、PT Bank Tabungan Pensiunan Nasional Tbk は持分法適用関連会社で議決権所有割合40.00%(間接40.00%)、資本金116,805百万インドネシアルピア。当連結会計年度より持分法適用の関連会社
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
    • [87]BTPNは持分法適用関連会社でモバイルバンキングビジネスで協働。東亜銀行・アクレダ・バンクも持分法適用関連会社とし、インドネシアで日本に次ぐフランチャイズの構築を目指す
    • [88]BTPNは持分法適用関連会社でモバイルバンキングビジネスで協働。東亜銀行・アクレダ・バンクも持分法適用関連会社とし、インドネシアで日本に次ぐフランチャイズの構築を目指す

2014年、SMFGは2014〜2016年度の3年間を期間とする中期経営計画を策定した。宮田孝一社長らは10年後を展望したビジョンに、日本・アジアをリードするグローバル金融グループを掲げた。計画はアジア・セントリック、国内トップの収益基盤、真のグローバル化の3点の実現を目標に置いた。国内ではSMBCの顧客基盤とSMBC日興証券のコンサルティング力を合わせる銀証リテール一体化モデルの拡大を掲げた。初年度は順調だったが、2年目の2015年度はトップライン収益が伸び悩んだ。株価下落と円高に利息返還損失引当金の繰入とBTPNののれん減損が重なり、親会社株主に帰属する当期純利益は6,467億円となった。

  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2014「トップメッセージ」
    • [89]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
    • [90]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
    • [91]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
    • [92]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
    • [93]中期経営計画2年目の2015年度はトップライン収益が伸び悩み、利息返還損失引当金繰入やBTPNののれん減損もあり、連結経常利益9,853億円、親会社株主に帰属する当期純利益6,467億円
    • [94]中期経営計画2年目の2015年度はトップライン収益が伸び悩み、利息返還損失引当金繰入やBTPNののれん減損もあり、連結経常利益9,853億円、親会社株主に帰属する当期純利益6,467億円
参考文献[77]-[94]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [77]2012年4月、プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)を株式交換により完全子会社化。2011年5月、SMFGカード&クレジットがセディナを株式交換により完全子会社化
    • [80]2012年4月、プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)を株式交換により完全子会社化。2011年5月、SMFGカード&クレジットがセディナを株式交換により完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2012「トップメッセージ」
    • [78]2011年度、SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)とセディナで過払リスクへの抜本的対応を実施し、経営の機動性向上のため完全子会社化に向けた取り組みを進めた
    • [79]2011年度、SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)とセディナで過払リスクへの抜本的対応を実施し、経営の機動性向上のため完全子会社化に向けた取り組みを進めた
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2013「トップメッセージ」
    • [81]2012年度、旧プロミスを完全子会社化してSMBCコンシューマーファイナンスに社名変更。オリックス・クレジット株式をオリックスへ譲渡し、モビット(ローン事業)の完全子会社化方針を決定
    • [82]2012年度、旧プロミスを完全子会社化してSMBCコンシューマーファイナンスに社名変更。オリックス・クレジット株式をオリックスへ譲渡し、モビット(ローン事業)の完全子会社化方針を決定
    • [83]新興国で本格的な商業銀行を現地に根差して経営しフランチャイズを築く取り組みの一環として、インドネシアのバンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナルの株式取得を決定。「アジアをマザーマーケットとしつつ、グローバルに展開する複合金融グループ」を目指す
    • [84]新興国で本格的な商業銀行を現地に根差して経営しフランチャイズを築く取り組みの一環として、インドネシアのバンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナルの株式取得を決定。「アジアをマザーマーケットとしつつ、グローバルに展開する複合金融グループ」を目指す
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2014「トップメッセージ」
    • [85]新興国で本格的な商業銀行を現地に根差して営みフランチャイズを築く「マルチフランチャイズ戦略」を推進
    • [89]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
    • [90]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
    • [91]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
    • [92]2014〜2016年度の中期経営計画を策定。10年後のビジョンは「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」。「アジア・セントリック」「国内トップの収益基盤」「真のグローバル化とビジネスモデルの絶えざる進化」の3点を目指し、銀証リテール一体化モデルを拡大
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第12期(2014年3月期)【関係会社の状況】
    • [86]2014年3月期末、PT Bank Tabungan Pensiunan Nasional Tbk は持分法適用関連会社で議決権所有割合40.00%(間接40.00%)、資本金116,805百万インドネシアルピア。当連結会計年度より持分法適用の関連会社
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
    • [87]BTPNは持分法適用関連会社でモバイルバンキングビジネスで協働。東亜銀行・アクレダ・バンクも持分法適用関連会社とし、インドネシアで日本に次ぐフランチャイズの構築を目指す
    • [88]BTPNは持分法適用関連会社でモバイルバンキングビジネスで協働。東亜銀行・アクレダ・バンクも持分法適用関連会社とし、インドネシアで日本に次ぐフランチャイズの構築を目指す
    • [93]中期経営計画2年目の2015年度はトップライン収益が伸び悩み、利息返還損失引当金繰入やBTPNののれん減損もあり、連結経常利益9,853億円、親会社株主に帰属する当期純利益6,467億円
    • [94]中期経営計画2年目の2015年度はトップライン収益が伸び悩み、利息返還損失引当金繰入やBTPNののれん減損もあり、連結経常利益9,853億円、親会社株主に帰属する当期純利益6,467億円

2015年〜國部毅社長の指名委員会等設置会社への移行と、太田純社長の中期経営計画

2016年5月、SMFGはSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併と、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表した。宮田孝一社長は2つの再編を、顧客のニーズへの対応力を高める施策と説明した。背景には、トップライン収益を追う運営からボトムライン収益を重視する運営への転換があった。2016年7月、SMBCは株式の追加取得で三井住友アセットマネジメントを子会社とし、同年10月にSMFGの直接出資子会社へ移した。宮田孝一社長は2017年4月にCxO制度とグループベースの事業部門制を導入する方針も示した。狙いはグループ横断で経営管理と戦略立案・業務推進を担う体制であった。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
    • [95]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [96]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [97]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [99]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [100]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [98]2016年7月、三井住友銀行が三井住友アセットマネジメントを株式の追加取得により子会社化し、2016年10月に直接出資子会社化

2017年6月、SMFGは指名委員会等設置会社へ移行した。移行は宮田孝一社長の下の2016年5月に発表され、2017年6月の株主総会の承認を前提としていた。SMFGは移行の狙いを『この移行により、ステークホルダーに対するアカウンタビリティの向上や、取締役会の監督機能の強化、ならびに業務執行の迅速化を一段と進めることができると考えています。』と記した。移行を担ったのは、2017年4月に社長となり、6月に執行役社長となった國部毅氏であった。移行に先立つ2017年4月には、事業部門制とCxO制によるグループガバナンス体制も整えた。2019年6月には取締役を17名から15名に減らし、社外取締役の比率を47%に高めた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [101]2017年6月、指名委員会等設置会社へ移行
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
    • [102]2016年5月、2017年6月の定時株主総会での承認を前提に指名委員会等設置会社への移行を発表。アカウンタビリティ向上・取締役会の監督機能強化・業務執行の迅速化が狙い
    • [103]2016年5月、2017年6月の定時株主総会での承認を前提に指名委員会等設置会社への移行を発表。アカウンタビリティ向上・取締役会の監督機能強化・業務執行の迅速化が狙い
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 2017年3月期【役員の状況】
    • [104]國部毅は2017年4月に取締役社長、2017年6月に取締役執行役社長
  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC Group Report 2019「CEOメッセージ」
    • [105]2017年4月に事業部門制・CxO制を導入し、同年6月に指名委員会等設置会社へ移行。取締役会で重要テーマを重点的に審議。2019年6月に取締役を17名から15名に減員し社外取締役比率47%
    • [106]2017年4月に事業部門制・CxO制を導入し、同年6月に指名委員会等設置会社へ移行。取締役会で重要テーマを重点的に審議。2019年6月に取締役を17名から15名に減員し社外取締役比率47%

2019年4月、太田純氏がSMFGの執行役社長に就任した。太田純社長は、日本では低成長・低金利という商業銀行に厳しい環境が長く続いてきたと認めていた。業務と地域を広げた結果、SMBC以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2018年度に51%となった。2020年春、SMFGは緊急事態宣言のさなかに次の中期経営計画を公表した。計画は実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標を掲げ、情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化を方向性とした。アジアについて太田純社長は『我々は「マルチフランチャイズ戦略」の下、アジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創るべく、10年・20年の計で取り組んでいます。』と記した。

  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC Group Report 2019「CEOメッセージ」
    • [107]2019年4月に太田純が執行役社長に就任。日本では低成長・低金利の厳しい環境が継続。三井住友銀行以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2003年度8%から2018年度51%
    • [108]2019年4月に太田純が執行役社長に就任。日本では低成長・低金利の厳しい環境が継続。三井住友銀行以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2003年度8%から2018年度51%
    • [109]2019年4月に太田純が執行役社長に就任。日本では低成長・低金利の厳しい環境が継続。三井住友銀行以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2003年度8%から2018年度51%
  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC GROUP REPORT 2021「CEOメッセージ」
    • [110]2020年春、緊急事態宣言下で中期経営計画を公表。実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標。情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化の3つの方向性。マルチフランチャイズ戦略でアジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創る
    • [111]2020年春、緊急事態宣言下で中期経営計画を公表。実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標。情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化の3つの方向性。マルチフランチャイズ戦略でアジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創る
    • [112]2020年春、緊急事態宣言下で中期経営計画を公表。実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標。情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化の3つの方向性。マルチフランチャイズ戦略でアジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創る
参考文献[95]-[112]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
    • [95]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [96]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [97]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [99]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [100]2016年5月にSMBC日興証券とSMBCフレンド証券の合併、三井住友アセットマネジメントの連結子会社化を発表(お客さまのニーズへの対応力強化が企図)。ボトムライン収益確保に軸足を置く方針。2017年4月のCxO制度・グループベースの事業部門制の導入を発表
    • [102]2016年5月、2017年6月の定時株主総会での承認を前提に指名委員会等設置会社への移行を発表。アカウンタビリティ向上・取締役会の監督機能強化・業務執行の迅速化が狙い
    • [103]2016年5月、2017年6月の定時株主総会での承認を前提に指名委員会等設置会社への移行を発表。アカウンタビリティ向上・取締役会の監督機能強化・業務執行の迅速化が狙い
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [98]2016年7月、三井住友銀行が三井住友アセットマネジメントを株式の追加取得により子会社化し、2016年10月に直接出資子会社化
    • [101]2017年6月、指名委員会等設置会社へ移行
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 2017年3月期【役員の状況】
    • [104]國部毅は2017年4月に取締役社長、2017年6月に取締役執行役社長
  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC Group Report 2019「CEOメッセージ」
    • [105]2017年4月に事業部門制・CxO制を導入し、同年6月に指名委員会等設置会社へ移行。取締役会で重要テーマを重点的に審議。2019年6月に取締役を17名から15名に減員し社外取締役比率47%
    • [106]2017年4月に事業部門制・CxO制を導入し、同年6月に指名委員会等設置会社へ移行。取締役会で重要テーマを重点的に審議。2019年6月に取締役を17名から15名に減員し社外取締役比率47%
    • [107]2019年4月に太田純が執行役社長に就任。日本では低成長・低金利の厳しい環境が継続。三井住友銀行以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2003年度8%から2018年度51%
    • [108]2019年4月に太田純が執行役社長に就任。日本では低成長・低金利の厳しい環境が継続。三井住友銀行以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2003年度8%から2018年度51%
    • [109]2019年4月に太田純が執行役社長に就任。日本では低成長・低金利の厳しい環境が継続。三井住友銀行以外のグループ会社が連結業務純益に占める割合は2003年度8%から2018年度51%
  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC GROUP REPORT 2021「CEOメッセージ」
    • [110]2020年春、緊急事態宣言下で中期経営計画を公表。実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標。情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化の3つの方向性。マルチフランチャイズ戦略でアジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創る
    • [111]2020年春、緊急事態宣言下で中期経営計画を公表。実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標。情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化の3つの方向性。マルチフランチャイズ戦略でアジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創る
    • [112]2020年春、緊急事態宣言下で中期経営計画を公表。実力ベースで7,000億円超のボトムライン目標。情報産業化・プラットフォーマー化・ソリューションプロバイダー化の3つの方向性。マルチフランチャイズ戦略でアジアの新興国に第2・第3のSMBCグループを創る

第3章 2021年〜 FE Credit・Jefferies・Goshawkへの投資とSMBC日興の相場操縦事件、中島達氏の最高益とAir Lease買収

2021年〜FE Creditの49%とJefferiesへの出資、Goshawkの買収

2021年10月、SMBCコンシューマーファイナンスはベトナムのFE Creditの株式49.0%を取得し、持分法適用関連会社とした。FE Creditは国内に2万ヵ所以上の拠点網を持ち、無担保ローンとクレジットカードで約50%の市場シェアを占める最大手だった。SMFGは同じ2021年度、進出済みのインドネシアに加え、インドとフィリピンの現地金融機関にも出資した。太田純社長は統合報告書で『新興国に「第2・第3のSMBCグループ」を創ることで、国の発展とともに成長の果実を享受し、Jカーブの収益拡大を実現させたい。』と記した。二輪ローンから自動車・住宅ローン、クレジットカードへと、国の成長段階に合わせて商品を広げる計画も示した。2022年4月にはアジア事業戦略本部を新設し、出資先の経営管理とPMIを担わせた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「特集 持続的な成長に向けたインオーガニック戦略」
    • [113]2021年10月、SMBCコンシューマーファイナンスがFE Creditの株式49.0%を取得し持分法適用関連会社化
    • [114]FE Creditはベトナム国内に2万ヵ所以上のネットワークを持つ最大手の消費者金融会社で、市場シェアは約50%
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「CEOメッセージ」
    • [115]2021年度、マルチフランチャイズ戦略の下でインドネシアに加えインド・ベトナム・フィリピンの現地金融機関への出資が実現
    • [116]新興国に第2・第3のSMBCグループを創り、Jカーブの収益拡大を実現させたいとする
    • [117]二輪ローンから自動車・住宅ローン、多目的ローン・クレジットカードへ経済成長の段階に応じて商品を展開する
    • [118]2022年4月、アジア事業戦略本部を新設し出資先のPMIやガバナンスを含む経営管理体制を強化

2021年、SMFGは米国の独立系証券会社Jefferies Financial Groupに出資し、資本業務提携を結んだ。太田純社長は統合報告書で、海外証券ビジネスを他社に後れを取ってきた分野と位置づけた。コロナ禍で社債市場が活況となり競合が収益を拡大した局面でも、SMBCグループは成果を十分に取り込めなかった。提携は両社の資本市場の知見と顧客基盤を合わせ、非投資適格企業向け資本市場、クロスボーダーM&A、ヘルスケアの3分野で始めた。2023年5月には、協働の対象に投資適格企業向けの資本市場業務とM&Aを加える方針を示した。米国で投資銀行の顧客基盤と人材を一から築く時間を、出資で短縮する判断だったとみられる。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2026「CEOメッセージ」
    • [119]2021年以降、米国では独立系証券会社のJefferiesに出資を開始
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「CEOメッセージ」
    • [120]海外証券ビジネスは他社に後れを取ってきた分野
    • [121]コロナ禍で社債市場が活況となり競合が収益を伸ばす一方、SMBCグループは果実を十分に享受できなかった
    • [122]Jefferiesのキャピタルマーケットの知見とSMBCグループの顧客基盤・ファイナンス機能を活かし、Sub-IG、クロスボーダーM&A、ヘルスケアの3分野で提携を開始
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2023年5月16日)
    • [123]Jefferiesとの提携強化で協働エリアにIG企業向けキャピタルマーケットとM&Aを追加

2022年5月、SMBC Aviation Capitalはアイルランドの航空機リース会社Goshawk Managementの取得で合意した。取得後の航空機リース子会社は発注機材を含めて1,000機規模となり、業界第2位に上がる見込みだった。SMFGは出資先を選ぶ軸の一つに、早期に利益へ寄与する資産・資本効率の高い投資を置き、Goshawkをこれに当たる案件とした。投資規準には、ROCET1が8.5%以上を展望できることを掲げていた。航空旅客の需要はコロナ禍の最悪期を脱して回復に向かい、長期でも所得の増加に伴う拡大が見込まれた。2022年11月の説明会で会社側は、JefferiesとGoshawkを高いリターンが期待できる投資の実例に挙げた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「特集 持続的な成長に向けたインオーガニック戦略」
    • [124]2022年5月、SMBC Aviation CapitalがGoshawk Management (Ireland)の取得で同社既存株主と合意
    • [125]発注機材を含めて1,000機規模の運営体制となり業界第2位の規模となる予定
    • [126]出資ターゲットの2軸のうち「早期に利益貢献が期待可能な、資産・資本効率の高い投資」に合致する2つ目の先がGoshawk
    • [127]投資規準の一つはROCET1が8.5%以上展望できること
    • [128]コロナ禍の最悪期を脱し航空需要は回復基調、長期的にも可処分所得の増加で旅客需要の成長が予想される
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2022年11月・2022年度上期決算)
    • [129]資産・資本効率の高い事業への投資としてJefferies出資とGoshawk買収を実施、高いリターンの案件は都度検討
参考文献[113]-[129]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「特集 持続的な成長に向けたインオーガニック戦略」
    • [113]2021年10月、SMBCコンシューマーファイナンスがFE Creditの株式49.0%を取得し持分法適用関連会社化
    • [114]FE Creditはベトナム国内に2万ヵ所以上のネットワークを持つ最大手の消費者金融会社で、市場シェアは約50%
    • [124]2022年5月、SMBC Aviation CapitalがGoshawk Management (Ireland)の取得で同社既存株主と合意
    • [125]発注機材を含めて1,000機規模の運営体制となり業界第2位の規模となる予定
    • [126]出資ターゲットの2軸のうち「早期に利益貢献が期待可能な、資産・資本効率の高い投資」に合致する2つ目の先がGoshawk
    • [127]投資規準の一つはROCET1が8.5%以上展望できること
    • [128]コロナ禍の最悪期を脱し航空需要は回復基調、長期的にも可処分所得の増加で旅客需要の成長が予想される
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「CEOメッセージ」
    • [115]2021年度、マルチフランチャイズ戦略の下でインドネシアに加えインド・ベトナム・フィリピンの現地金融機関への出資が実現
    • [116]新興国に第2・第3のSMBCグループを創り、Jカーブの収益拡大を実現させたいとする
    • [117]二輪ローンから自動車・住宅ローン、多目的ローン・クレジットカードへ経済成長の段階に応じて商品を展開する
    • [118]2022年4月、アジア事業戦略本部を新設し出資先のPMIやガバナンスを含む経営管理体制を強化
    • [120]海外証券ビジネスは他社に後れを取ってきた分野
    • [121]コロナ禍で社債市場が活況となり競合が収益を伸ばす一方、SMBCグループは果実を十分に享受できなかった
    • [122]Jefferiesのキャピタルマーケットの知見とSMBCグループの顧客基盤・ファイナンス機能を活かし、Sub-IG、クロスボーダーM&A、ヘルスケアの3分野で提携を開始
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2026「CEOメッセージ」
    • [119]2021年以降、米国では独立系証券会社のJefferiesに出資を開始
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2023年5月16日)
    • [123]Jefferiesとの提携強化で協働エリアにIG企業向けキャピタルマーケットとM&Aを追加
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2022年11月・2022年度上期決算)
    • [129]資産・資本効率の高い事業への投資としてJefferies出資とGoshawk買収を実施、高いリターンの案件は都度検討

2022年〜SMBC日興証券の相場操縦事件と、中島達社長への交代

2022年、SMBC日興証券の元執行役員と社員、法人としての同社が、違法な安定操作取引の疑いで起訴された。SMFGは2022年3月期の有価証券報告書で、グループのガバナンス強化を翌年度の最優先課題に掲げた。太田純社長は、グループ一体の統治へ移る途中で日興のコンプライアンス上の問題が起きたと認めた。2022年の行政処分で損なわれた信頼の回復に向け、次の中期経営計画の第3の柱に「Quality builds Trust」の標語を置いた。持株会社の取締役会も2022年度、日興に対する重点的な監督を主要な議題として扱った。銀証の連携を収益源としてきた以上、子会社の不正は親会社の監督の問題として跳ね返った。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第20期(2022年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [130]SMBC日興証券の元執行役員・社員と法人としての同社が違法な安定操作取引の疑いで起訴された
    • [131]2022年度はコンプライアンス・お客さま本位を徹底し、グループベースのガバナンス強化に最優先で取り組む
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2023「CEOメッセージ」
    • [132]グループ一体のガバナンス体制を構築しようとしていた中でコンプライアンス上の問題が発生、経営基盤の強化は最重要課題
    • [133]2022年の行政処分で損なわれた信頼を取り戻すため、第3の柱のキーワードを「Quality builds Trust」とした
  • 三井住友フィナンシャルグループ コーポレート・ガバナンス報告書(2023年7月6日)
    • [134]2022年度の取締役会は相場操縦事案を踏まえた持株会社としての同社に対する重点的な監督を議論

2023年5月、SMFGは2023年度からの3年間を期間とする中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」を公表した。資本効率の目標ではROCET1を前計画より1ポイント高い9.5%以上に置き、東証基準のROEは7%程度を見込んだ。利益目標は最終年度のボトムライン9,000億円で、2028年度の1兆円以上へ向かう通過点と位置づけた。計画公表の翌日、会社側は『これまではRWAを増やしていくことでトップラインを伸ばしてきたが、新中期経営計画ついては、これまで以上にメリハリの利いた資源配分が不可欠。』と説明した。これに先立つ2023年3月、三井住友銀行はベトナムのVPBankに第三者割当増資で15%を出資し、持分法適用会社とすることを決めた。アジアのマルチフランチャイズ戦略に沿い、Eximbankに代わる現地の提携銀行と位置づけ、投資3年目の採算基準の充足を見込んだ。

  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2023年5月15日)中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」について
    • [135]2023年5月15日、2023年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」を策定
    • [136]ROCET1の目標を前中期経営計画比+1%の9.5%以上とし、東証基準ROEは7%程度
    • [137]2028年度に1兆円以上のボトムライン収益を前提に、本計画では通過点として9,000億円を目指す
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2023年5月16日)
    • [138]RWAを増やしてトップラインを伸ばしてきたが新中計ではメリハリの利いた資源配分が不可欠
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2023年3月27日)VPBank出資について
    • [139]SMBCが第三者割当増資でVPBankに15%(35.9兆ベトナムドン、約1,831億円)出資予定、SMFG・SMBCの持分法適用会社とする
    • [140]戦略的意義はアジアのマルチフランチャイズ戦略への合致、Eximbankに代わる新パートナーバンクとしての提携強化、持分法による収益取り込み。投資3年目に採算基準を充足、取込利益180億円規模を見込む

2023年11月25日、太田純社長が病のため在任中に逝去した。2019年に太田純社長の下でグループCFO兼CSOに就任していた中島達氏が社長を代行し、12月1日に正式にグループCEOに就任した。中島達社長は就任翌週の12月8日に執行役員と直接対話し、CEOが代わっても経営方針と事業戦略は変わらないと社内外に説明した。12月18日には臨時の投資家説明会を開催し、2024年1月には欧州の主要な投資家を訪ねた。2023年度は過去最高益で終わり、利益は中期経営計画の最終年度の目標を初年度で上回った。中島達社長は保守的すぎた当初の見通しを反省し、2024年度はより高い業績予想を掲げた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2024「CEOメッセージ」
    • [141]前任の太田純は病と対峙しながら前進を続け、2023年11月25日に逝去
    • [142]中島達は社長を代行した後、12月1日に正式に後任のグループCEOに就任。2019年に太田がグループCEO、中島がグループCFO兼CSOに就任していた
    • [143]就任後ただちにステークホルダーと対話し、CEOが代わっても経営方針や事業戦略は不変と説明。12月8日に執行役員連絡会を開き役員と直接対話
    • [144]12月18日に臨時の投資家説明会を開催、2024年1月に欧州の主要な海外投資家と対話
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年5月16日)
    • [145]2023年度は期中に1,000億円上方修正しさらに400億円超上振れて着地、中期経営計画最終年度の目標を初年度で上回った(統合報告書2024は太田の最終年度を過去最高益と記す)
    • [146]期初の保守的なガイダンスを反省し、より積極的な業績予想を発表してチャレンジする姿勢を示した
参考文献[130]-[146]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第20期(2022年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [130]SMBC日興証券の元執行役員・社員と法人としての同社が違法な安定操作取引の疑いで起訴された
    • [131]2022年度はコンプライアンス・お客さま本位を徹底し、グループベースのガバナンス強化に最優先で取り組む
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2023「CEOメッセージ」
    • [132]グループ一体のガバナンス体制を構築しようとしていた中でコンプライアンス上の問題が発生、経営基盤の強化は最重要課題
    • [133]2022年の行政処分で損なわれた信頼を取り戻すため、第3の柱のキーワードを「Quality builds Trust」とした
  • 三井住友フィナンシャルグループ コーポレート・ガバナンス報告書(2023年7月6日)
    • [134]2022年度の取締役会は相場操縦事案を踏まえた持株会社としての同社に対する重点的な監督を議論
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2023年5月15日)中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」について
    • [135]2023年5月15日、2023年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」を策定
    • [136]ROCET1の目標を前中期経営計画比+1%の9.5%以上とし、東証基準ROEは7%程度
    • [137]2028年度に1兆円以上のボトムライン収益を前提に、本計画では通過点として9,000億円を目指す
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2023年5月16日)
    • [138]RWAを増やしてトップラインを伸ばしてきたが新中計ではメリハリの利いた資源配分が不可欠
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2023年3月27日)VPBank出資について
    • [139]SMBCが第三者割当増資でVPBankに15%(35.9兆ベトナムドン、約1,831億円)出資予定、SMFG・SMBCの持分法適用会社とする
    • [140]戦略的意義はアジアのマルチフランチャイズ戦略への合致、Eximbankに代わる新パートナーバンクとしての提携強化、持分法による収益取り込み。投資3年目に採算基準を充足、取込利益180億円規模を見込む
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2024「CEOメッセージ」
    • [141]前任の太田純は病と対峙しながら前進を続け、2023年11月25日に逝去
    • [142]中島達は社長を代行した後、12月1日に正式に後任のグループCEOに就任。2019年に太田がグループCEO、中島がグループCFO兼CSOに就任していた
    • [143]就任後ただちにステークホルダーと対話し、CEOが代わっても経営方針や事業戦略は不変と説明。12月8日に執行役員連絡会を開き役員と直接対話
    • [144]12月18日に臨時の投資家説明会を開催、2024年1月に欧州の主要な海外投資家と対話
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年5月16日)
    • [145]2023年度は期中に1,000億円上方修正しさらに400億円超上振れて着地、中期経営計画最終年度の目標を初年度で上回った(統合報告書2024は太田の最終年度を過去最高益と記す)
    • [146]期初の保守的なガイダンスを反省し、より積極的な業績予想を発表してチャレンジする姿勢を示した

2024年〜純利益1兆1780億円の最高益と、Air Lease買収への参画・YES Bankへの出資

2025年3月期、SMFGの連結経常利益は1,719,482百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,177,996百万円となった。純利益は前期の962,946百万円を上回った。2024年5月の説明会で会社側は、円安・株高・米国金利の高止まりに加え、マイナス金利の解除で日本の再成長が始まったとの認識を示した。2024年11月には『日本経済がいよいよ再成長に向けて動き出し、それに伴い金利が上昇局面に入ったことは、我々にとって大きな追い風。』と説明した。海外でも低採算の資産を減らしながら貸出金残高を増やし、貸出金の利ざやを改善させた。2025年5月には、法人向け貸出が7%強、大企業向けでは10%以上増えた理由に、営業担当者の増員とRWAの優先配分を挙げた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [147]2025年3月期 連結経常利益1,719,482百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,177,996百万円
    • [148]2024年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益962,946百万円
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年5月16日)
    • [149]円安・株高・米国金利の高止まりに加え、マイナス金利解除で日本の再成長に向けた動きが始まった
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年11月19日)
    • [150]日本経済の再成長と金利上昇局面入りは大きな追い風
    • [151]海外は低採算アセットを削減しつつ選別的な新規取組で貸出金残高が増加、貸出金スプレッドも改善
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年5月16日)
    • [152]法人向け貸出は7%強、大企業に限れば10%以上増加。営業担当者の増加やRWAの優先的な配賦が寄与

2025年5月、SMFGと三井住友銀行は、インドの民間商業銀行YES BANKの普通株式20%を約2,400億円で取得することで合意した。持分10%以上の金融機関への出資は自己資本から全額控除されるが、会社側はそれを織り込んでもCET1比率10%の目標を満たせるとした。会社側は約1年前にも出資を検討したが、PBR2倍と高く見送り、株価が下がって売り手の価格目線が下がった後にPBR1.4倍で出資を決めた。2025年11月には『例えばYES Bankへの出資は、かつてのような「アジアの投資機会は僅少だからPBR3倍で買う」という考え方はせず、タイミングやバリュエーションを相当に吟味した。』と振り返った。アジアの出資先は想定した収益化に届いておらず、インドでは規制強化でノンバンクの不良債権が増えていた。中島達社長は2026年の統合報告書で、YES BANKへの出資で戦略国の基盤構築が節目を迎えたとし、インドを中心に収益化を急ぐ方針を示した。

  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年5月9日)YES BANK Limitedの株式取得について
    • [153]2025年5月9日、YES BANKの普通株式持分20%を1,348億ルピー(約2,400億円、PBR1.4倍)で取得することで合意、持分法適用会社となる見込み
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年5月16日)
    • [154]持分10%以上の金融機関出資が全額資本控除となることを考慮して発表、2025年9月末・2026年3月末のCET1比率10%は充足できる
    • [157]アジアのマルチフランチャイズ戦略はまだ想定の収益化ができていない。インドでは規制強化でノンバンク全般の不良債権が増加
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年11月18日)
    • [155]約1年前はPBR2倍と高く見送り、株価下落で売り手の価格目線が下がりPBR1.4倍で出資を決定
    • [156]YES Bankへの出資はタイミングやバリュエーションを相当に吟味した
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2026「CEOメッセージ」
    • [158]インドのYES BANKへの出資で一連の基盤構築が節目を迎え、今後3年間を総仕上げとし、インドを中心に背水の覚悟で収益化

2025年9月、SMBC Aviation Capitalは米国の航空機リース大手Air Lease Corporationの買収参画で合意した。全株式を取得する持株会社を住友商事、Apollo、Brookfieldと持ち合い、自社の経済持分は24.99%とした。会社側は2025年11月、外部の投資家と共同で出資し、手数料収入で拠出資本を1年で回収する仕組みだと説明した。同じ9月には、SMBC日興証券とJefferiesの日本株事業を統合し、日本に合弁会社を設けることで合意した。Jefferiesに対する三井住友銀行の経済持分の上限を20.0%とする追加出資にも合意した。2026年の新中期経営計画は、最初の3年でROTE13%、ボトムライン利益2兆円を目標とした。

  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年9月2日)SMBC Aviation CapitalによるAir Lease Corporationの買収参画
    • [159]2025年9月2日、SMBC Aviation CapitalがAir Lease Corporationの買収に参画することで合意
    • [160]住友商事・Apollo・Brookfieldとの4社が保有するSumisho Air Lease Corporationを通じ全株式を取得、SMBC Aviation Capitalは議決権4.99%・経済持分24.99%
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年11月18日)
    • [161]住友商事・投資家と共同でエクイティを出資するスキームで、メンテナンスフィー等の手数料収入により拠出資本を1年で回収可能
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年9月19日)Jefferiesとの戦略的資本・業務提携の強化について
    • [162]ホールセールの日本株事業(ECM・日本株S&T・エクイティリサーチ)をグローバルに統合し、日本に設立する合弁会社SMBC日興ジェフリーズ証券で一体運営することで合意
    • [163]三井住友銀行がJefferiesの無議決権株式を追加取得し、経済持分を最大20.0%まで引き上げることで合意(議決権は5%超にならない)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2026「CEOメッセージ」
    • [164]新中期経営計画は最初の3年間でROTE13%、ボトムライン利益2兆円を達成(中長期はROTE15%、2兆円台半ば)
参考文献[147]-[164]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【連結損益計算書】
    • [147]2025年3月期 連結経常利益1,719,482百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,177,996百万円
    • [148]2024年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益962,946百万円
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年5月16日)
    • [149]円安・株高・米国金利の高止まりに加え、マイナス金利解除で日本の再成長に向けた動きが始まった
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年11月19日)
    • [150]日本経済の再成長と金利上昇局面入りは大きな追い風
    • [151]海外は低採算アセットを削減しつつ選別的な新規取組で貸出金残高が増加、貸出金スプレッドも改善
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年5月16日)
    • [152]法人向け貸出は7%強、大企業に限れば10%以上増加。営業担当者の増加やRWAの優先的な配賦が寄与
    • [154]持分10%以上の金融機関出資が全額資本控除となることを考慮して発表、2025年9月末・2026年3月末のCET1比率10%は充足できる
    • [157]アジアのマルチフランチャイズ戦略はまだ想定の収益化ができていない。インドでは規制強化でノンバンク全般の不良債権が増加
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年5月9日)YES BANK Limitedの株式取得について
    • [153]2025年5月9日、YES BANKの普通株式持分20%を1,348億ルピー(約2,400億円、PBR1.4倍)で取得することで合意、持分法適用会社となる見込み
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年11月18日)
    • [155]約1年前はPBR2倍と高く見送り、株価下落で売り手の価格目線が下がりPBR1.4倍で出資を決定
    • [156]YES Bankへの出資はタイミングやバリュエーションを相当に吟味した
    • [161]住友商事・投資家と共同でエクイティを出資するスキームで、メンテナンスフィー等の手数料収入により拠出資本を1年で回収可能
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2026「CEOメッセージ」
    • [158]インドのYES BANKへの出資で一連の基盤構築が節目を迎え、今後3年間を総仕上げとし、インドを中心に背水の覚悟で収益化
    • [164]新中期経営計画は最初の3年間でROTE13%、ボトムライン利益2兆円を達成(中長期はROTE15%、2兆円台半ば)
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年9月2日)SMBC Aviation CapitalによるAir Lease Corporationの買収参画
    • [159]2025年9月2日、SMBC Aviation CapitalがAir Lease Corporationの買収に参画することで合意
    • [160]住友商事・Apollo・Brookfieldとの4社が保有するSumisho Air Lease Corporationを通じ全株式を取得、SMBC Aviation Capitalは議決権4.99%・経済持分24.99%
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年9月19日)Jefferiesとの戦略的資本・業務提携の強化について
    • [162]ホールセールの日本株事業(ECM・日本株S&T・エクイティリサーチ)をグローバルに統合し、日本に設立する合弁会社SMBC日興ジェフリーズ証券で一体運営することで合意
    • [163]三井住友銀行がJefferiesの無議決権株式を追加取得し、経済持分を最大20.0%まで引き上げることで合意(議決権は5%超にならない)

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歴史年表 2001〜2025年

三井住友フィナンシャルグループの沿革2001〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
2001〜2008年住友銀行とさくら銀行の合併とSMFG設立、巨額赤字と公的資金の完済二行の合併で生まれた新銀行への一本化と、2001年の体制成立

2001年4月、住友グループの住友銀行と三井グループのさくら銀行が合併し、三井住友銀行が発足した。総資産で世界有数の規模となった大型行合併である。

詳細を読む
★★★
西川善文三井住友フィナンシャルグループ設立★★
西川善文三井住友銀行とわかしお銀行がわかしお銀行を存続会社として合併★★
西川善文FY02経常損失5157億円、純損失4654億円★★
西川善文FY04純損失2342億円★
北山禎介北山禎介氏が社長に就任★
北山禎介発足時に抱えた約1兆5000億円の公的資金を完済★★
2009〜2020年リーマン後の赤字と日興コーディアル証券・プロミスの完全子会社化、BTPN出資北山禎介FY08純損失3734億円(リーマンショック影響)★
北山禎介金融危機に揺れるシティからの証券リテール基盤の取り込み

2009年5月1日、三井住友銀行はシティグループ傘下の日興シティホールディングスなどとの間で、日興コーディアル証券の全事業と日興シティグループ証券の国内株式・債券引受業務等を5,450億円で取得することに合意した。対象事業を吸収分割で承継した新会社の全株式を同年10月1日に譲り受け、完全子会社としている。 新たに連結した18社の株式の取得価額は5,681億円、生じたのれんは1,676億円。金融危機で放出された大手証券のリテール基盤を取り込み、手薄だった個人向け証券を一気に補った。

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★★★
宮田孝一宮田孝一氏が社長に就任★
宮田孝一銀行が消費者金融を丸ごと抱えた再編

2011年9月30日、三井住友フィナンシャルグループは持分法適用会社だった消費者金融大手プロミスを完全子会社化する基本方針を決議し、3社で基本契約を締結した。三井住友銀行が公開買付けで議決権の72%を買い集め、フィナンシャルグループが1,200億円の第三者割当増資を全額引き受けて、12月に議決権98%の連結子会社とした。 取得原価は2,134億円、生じたのれんは573億円。2012年4月に株式交換で完全子会社とし、7月に商号をSMBCコンシューマーファイナンスへ改めた。

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★★★
宮田孝一インドネシア——40%出資から現地二行統合までの6年

2013年5月、三井住友銀行がインドネシアの商業銀行BTPNの株式を取得し、2014年3月期から持分法適用の関連会社とした一連の経営判断。同期末の議決権比率は40.00%で、いずれも間接所有である。 2019年1月30日に57.92%を追加取得して議決権98.50%の連結子会社とし、翌2月1日には現地法人インドネシア三井住友銀行を吸収合併させた。SMBCグループがアジアの成長を取り込むマルチフランチャイズ戦略を最初に実行した案件となった。

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★★★
宮田孝一三井住友銀行が三井住友アセットマネジメントを子会社化★
國部毅國部毅氏が社長に就任★
國部毅指名委員会等設置会社へ移行★
國部毅SMBC日興証券とSMBCフレンド証券が、SMBC日興証券を存続会社として合併★
太田純太田純氏が社長に就任★
2021〜2026年FE Credit・Jefferies・Goshawkへの投資とSMBC日興の相場操縦事件、中島達氏の最高益とAir Lease買収太田純消費者金融FE Creditの49%取得から地場大手銀行15%へ広げたベトナムへの出資

2021年、三井住友フィナンシャルグループはベトナム消費者金融最大手FE Creditの株式49%を子会社SMBCコンシューマーファイナンスを通じて取得し、2023年には三井住友銀行がその親会社である地場有力銀行VPBankへ15%を出資した経営判断。国内の超低金利で利ざやが細るなか、成長するベトナムの個人金融へ二段構えで資本を入れた。

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★★★
太田純海外投資銀行の機能を自前ではなく提携で補うという選択

2021年7月、SMBCグループが米独立系投資銀行ジェフリーズと戦略的資本・業務提携を締結した経営判断。三井住友銀行が普通株式10,500,000株を資本・業務提携目的で取得し、コーポレート&インベストメントバンキング分野で協業を始めた。 2022年3月期末の貸借対照表計上額は422億円。以後、協業領域と持分を段階的に広げ、2025年3月期末の普通株式の計上額は741億円まで増えている。

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★★★
太田純傘下証券会社の不正を受けた親会社・三井住友FGの引責とガバナンス対応

2022年3月24日と4月13日、東京地方検察庁が傘下のSMBC日興証券の元執行役員・社員と、法人としての同社を、違法な安定操作取引の疑いで東京地方裁判所へ起訴した。同年10月7日、金融庁は同社に業務停止命令と業務改善命令を、親会社の三井住友フィナンシャルグループに改善措置命令を発している。 三井住友FGは役員の契約更新を留保し、コンプライアンス担当役員を副社長へ格上げして子会社の監督を立て直そうとした。

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★★★
太田純航空機リースのGoshawkを買収★★★
中島達太田純急逝、中島達氏が社長に就任★
中島達FY23経常利益1兆4661億円、純利益9629億円★
中島達FY24経常利益1兆7195億円、純利益1兆1780億円★
中島達2028年度ROE10%、2030年頃ROE11%・ボトムライン利益2兆円目標を公表★
中島達YES Bankに出資(PBR1.4倍)★
中島達米航空機リース大手Air Lease Corporationの買収を発表★
出典・参考 47件
出典・参考
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2003年3月期)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2005年3月期)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 2009年3月期【連結損益計算書】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第12期(2014年3月期)【関係会社の状況】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2016「ステークホルダーの皆さまへ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 2017年3月期【役員の状況】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「特集 持続的な成長に向けたインオーガニック戦略」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2022「CEOメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2022年11月・2022年度上期決算)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第20期(2022年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2023年5月16日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2023「CEOメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2024「CEOメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年5月16日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2024年11月19日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【連結損益計算書】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年5月16日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 決算説明会 質疑応答(2025年11月18日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 統合報告書 2026「CEOメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【役員の状況】
  • 三井住友銀行 Annual Report 2001「President’s Message」
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
  • 三井住友銀行「中小企業向けビジネスの展開について」(2002年4月18日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
  • 三井住友フィナンシャルグループ「ゴールドマン・サックスとの合意」に関する主な質疑応答(2003年1月)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年9月期 投資家説明会(2004年11月30日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2004「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年3月期 投資家説明会(2004年6月2日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2007「新中期経営計画『LEAD THE VALUE計画』の概要」
  • 三井住友フィナンシャルグループ「中期経営計画実現に向けた第一段階」(2008年5月27日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2009「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2010「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2012「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2013「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2014「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC Group Report 2019「CEOメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ SMBC GROUP REPORT 2021「CEOメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ コーポレート・ガバナンス報告書(2023年7月6日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2023年5月15日)中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」について
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2023年3月27日)VPBank出資について
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年5月9日)YES BANK Limitedの株式取得について
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年9月2日)SMBC Aviation CapitalによるAir Lease Corporationの買収参画
  • 三井住友フィナンシャルグループ お知らせ(2025年9月19日)Jefferiesとの戦略的資本・業務提携の強化について

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