日本郵政 の歴史

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創業 1871年
創業者 前島密
創業地 東京都
創業 1871年4月、前島密氏の建議により新式郵便が創業した。翌1872年に全国で実施
1871年4月、前島密氏の建議により新式郵便が創業した。翌1872年に全国で実施し、1873年には離島や僻地でも都市部と同じ料金で届ける全国均一制を敷いている。1875年に郵便為替と郵便貯金、1916年に簡易生命保険を加え、郵便局の窓口が現金と保険まで扱う体制がこの時期に整った。1885年の逓信省発足から1949年の郵政省、2003年4月の日本郵政公社まで国が営み、2006年1月に民営化の準備会社として日本郵政が設立された。2007年10月、持株会社の下に郵便事業会社・郵便局会社・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険を置く4社分割で民営化した。
決断 郵便の縮小を埋める相手を、海外から国内へ探し直した。2015年2月に豪トール・ホ
郵便の縮小を埋める相手を、海外から国内へ探し直した。2015年2月に豪トール・ホールディングスを約6,200億円で完全子会社化したが、2年後の2017年3月期に4,003億円の減損損失を計上して民営化後初の赤字に転落し、豪州物流部門は2021年に約7億円で売却された。同じ2015年11月の日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の3社同時上場は3社合計で約1兆4千億円を調達したが、市場へ示せる成長の説明は乏しいままだった。2018年12月には長年のがん保険の相手へアフラックの株式7%程度を約2,700億円で取得し、2024年3月に持分法適用が実現している。2025年4月には日本郵便がトナミホールディングスを926億円で子会社化し、10月にロジスティードホールディングスの経済持分19.9%を取得した。豪州の一件は、日本郵政が単独で海外の事業を運営する路線を終わらせ、以後は勝手を知る相手と国内の同業へ資本だけを入れる形に変えた。
現況 利益の97%は、郵便ではなく銀行と保険が出している。2026年3月期の連結経常収
利益の97%は、郵便ではなく銀行と保険が出している。2026年3月期の連結経常収益は11兆4,406億円、経常利益1兆750億円、純利益3,746億円である。銀行業が収益2兆8,499億円・利益7,591億円、生命保険業が収益5兆6,102億円・利益2,718億円を上げるのに対し、郵便・物流事業は収益2兆2,703億円で55億円の営業損失を計上し、前期の322億円に続いて赤字が残った。従業員10万8,402人と全社の過半を抱える事業が、利益を生んでいない。2019年に発覚した約18万件の不適切募集では金融庁と総務省の行政処分を受けて3社の社長が引責辞任し、かんぽ生命の新契約が縮んだ。2024年10月に封書を84円から110円へ上げた30年ぶりの改定も、郵便・物流事業の黒字化には足りていない。
競合 宅配で争う相手が、幹線輸送では取引先に変わった。ゆうパックは法人差出の比率が上が
宅配で争う相手が、幹線輸送では取引先に変わった。ゆうパックは法人差出の比率が上がって単価が下がり、ヤマト運輸・佐川急便との競争のなかで郵便・物流事業の黒字化は見通せていない。2023年6月にヤマト運輸が投函サービスの配送を日本郵便へ委ねる協業に転じ、日本郵便は自社の集配網で他社の荷物を運ぶ側になったが、履行をめぐる対立から両社は訴訟に入った。2025年のトナミホールディングス子会社化とロジスティードホールディングスとの提携は、個人向けの配達だけでは埋まらない企業間物流を外から取り込む手だてで、争う場所を宅配の末端から企業の荷へ移した。
長期業績の推移 2014〜2026年
日本郵政:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
2014年3月期〜2026年3月期

第1章 1871-1884 (気が向いたら執筆します!) 前島密氏による郵便の創業と全国均一料金、郵便貯金・為替と万国郵便連合加盟

第2章 1885-1915 (気が向いたら執筆します!) 逓信省の発足と〒マーク、小包・年賀・振替・速達の開始

第3章 1916-1948 (気が向いたら執筆します!) 簡易生命保険と郵便年金の創業、戦時の定額貯金

第4章 1949-1986 (気が向いたら執筆します!) 郵政省の発足とお年玉付年賀はがき、郵便番号制と郵便貯金ATM

第5章 1987-2006 (気が向いたら執筆します!) 新簡易保険制度と郵政三事業の見直し、郵政事業庁・公社から日本郵政の設立へ

第6章 2007-2026 (気が向いたら執筆します!) 郵政民営化と持株会社、Toll買収と上場、かんぽ不適切募集と相次ぐ株式売出し

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歴史年表 1871〜2025年

日本郵政の沿革1871〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1871〜1884年前島密氏による郵便の創業と全国均一料金、郵便貯金・為替と万国郵便連合加盟郵便事業を創業★★
郵便制度を全国的に実施★
郵便はがきの発行を開始★
郵便料金の全国均一制を実施★★
外国郵便の取扱いを開始★
郵便為替事業を創業★
郵便貯金事業を創業★★
万国郵便連合に加盟★
1885〜1915年逓信省の発足と〒マーク、小包・年賀・振替・速達の開始逓信省が発足★★
「〒」マークを制定★
小包郵便の取扱いを開始★
年賀郵便の特別取扱いを開始★
郵便振替事業を創業★
速達郵便の取扱いを開始★
1916〜1948年簡易生命保険と郵便年金の創業、戦時の定額貯金簡易生命保険事業を創業★★
郵便年金事業を創業★
定額貯金を創設★★
1949〜1986年郵政省の発足とお年玉付年賀はがき、郵便番号制と郵便貯金ATMお年玉付郵便はがきの発行を開始★
郵政省が発足★★
簡易保険福祉事業団を設立★
郵便番号制を実施★★
国際ビジネス郵便の取扱いを開始★
郵便貯金ATMによる取扱いを開始★
1987〜2006年新簡易保険制度と郵政三事業の見直し、郵政事業庁・公社から日本郵政の設立へ新簡易保険制度が発足★
行政改革会議で郵政3事業の見直しを議題化★★
7けたの郵便番号制を実施★
自動車損害賠償責任保険の取扱いを開始★
省庁再編により郵政事業庁が発足★★
事業別の分割も株式会社化も先送りし、国の直営を独立採算の公社へ移した器の組み替え

2003年4月1日、日本郵政公社が発足した。郵便・郵便貯金・簡易生命保険の三事業を一つの公社が一体で営む形で、1996年11月に発足した行政改革会議が、国の直営を改め三事業一体として新たな公社により実施すると定めた線に沿う。2002年7月31日に郵政公社化関連4法が公布され、翌年4月1日、簡易保険福祉事業団を統合して公社が発足した。事業ごとに切り離す道も、株式会社にする道も、2003年の時点では採っていない。

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日本郵政公社が発足★★
郵便局数が2万4715局に到達★
投資信託の販売を開始★
日本郵政を設立★★
西川善文氏が社長に就任★
ゆうちょとかんぽを設立★
2007〜2026年郵政民営化と持株会社、Toll買収と上場、かんぽ不適切募集と相次ぐ株式売出し郵政民営化により持株会社に移行★★★
齋藤次郎氏が社長に就任★★
郵便局会社が郵便事業会社を吸収合併★★
西室泰三氏が社長に就任★
かんぽ生命保険ががん保険の受託販売を開始★
国際物流への進出と、そのつまずきとしての巨額減損

2015年11月の3社同時上場を控えた日本郵政が、子会社の日本郵便を通じ、豪州の物流大手Toll Holdings Limitedの発行済株式100%を取得原価609,317百万円で取得した経営判断。企業結合日は2015年5月28日で、対価はすべて現金であった。 のれんは474,454百万円が発生し、20年間にわたる均等償却とした。国内郵便の縮小を補う国際物流への進出を狙ったが、2年後にそののれんは全額が消えることになる。

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★★★
親子3社を一度に市場へ出す最後の大型民営化

政府と日本郵政が持ち株を売り出し、調達額は3社合計で約1兆4千億円にのぼった。戦後最後となる大型の民営化案件である。上場は2015年11月4日、東京証券取引所第一部で、日本郵政に加え、完全子会社のかんぽ生命保険とゆうちょ銀行を合わせた3社が同じ日に株式を公開した。純粋持株会社が金融の子会社2社とともに市場へ出る「親子上場」の形をとった。

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★★★
かんぽ生命保険が第一生命保険と業務提携★
長門正貢長門正貢氏が社長に就任★
長門正貢親会社株主に帰属する当期純損失290億円を計上★★
長門正貢出資を通じた、持分法適用をめざす戦略提携

2018年12月19日、日本郵政が、長年のがん保険パートナーである米アフラック・インコーポレーテッドの発行済株式7%程度を信託を通じて約2,700億円で取得し、4年後の持分法適用をめざす"資本関係に基づく戦略提携"を発表した経営判断。長門正貢社長のもとで決めた、豪トール以来の大型出資である。

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★★★
長門正貢かんぽ生命保険株式の第2次売出しを実施★
長門正貢契約乗換をめぐる調査と、3社長の引責・グループ統治の立て直し

2020年3月期、日本郵便とかんぽ生命保険で、顧客の意向に沿わず不利益が生じた保険契約の乗換等の事案が判明した。過去5年分の乗換契約から特定の類型に合致する約18.3万件を抽出して調査し、全契約約3,000万件についても書面調査を行った。 2019年12月27日、日本郵政は総務大臣と金融庁から業務改善命令を、日本郵便とかんぽ生命保険は業務停止命令及び業務改善命令を受けた。2020年1月5日付で3社の社長等が辞任し、同月に増田寬也氏が日本郵政社長へ就任した。

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★★★
増田寬也増田寬也氏が社長に就任★
増田寬也楽天と資本業務提携★★
増田寬也かんぽ生命保険の議決権保有割合が49.9%に低下★
増田寬也プライム市場に移行★
増田寬也ゆうちょ銀行株式の第2次売出しを実施★
増田寬也親会社株主に帰属する当期純利益2686億円を計上★
増田寬也日本郵便が郵便料金を改定★★
増田寬也ゆうちょ銀行株式の第3次売出しを実施★
増田寬也日本郵便がトナミHDを子会社化★★
根岸一行根岸一行氏が社長に就任★
根岸一行日本郵便が一般貨物自動車運送事業の許可取消処分★★
出典・参考

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