東京電力ホールディングス の歴史

更新:

創業

1951年

創業者

※関東配電+日本発送電

創業地

東京都

直近売上高(2026/3)

63,286億円

長期業績と転換点(1997/3〜2026/3)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ1966年に原子力へ踏み込んだ東京電力は、その後40年で原発17基まで依存を深めたのか
A 設備投資の額をそのまま料金原価へ算入できる総括原価方式のもとでは、建設費が重く運転時の燃料費が低い電源ほど経営合理性が高い。管内に水力の適地が乏しく、石油危機で火力の燃料費の先行きも不透明だった東京電力にとって、原子力はこの計算に最も合う電源だった。1966年に着工した福島第一は1971年に1号機が運開し、福島第二4基・柏崎刈羽7基を加えて17基体制を組んだ。柏崎刈羽は7基合計821万kWで世界最大級の原発サイトとなり、電源構成に占める原子力の比率は2010年度で約3割に達した
Q なぜ2012年に実質国有化された東京電力は、本業だった火力発電をJERAへ手放したのか
A 福島第一原発事故の賠償・廃炉費用を背負った東京電力には、数千億円規模の燃料調達交渉や海外投資を単独で賄う余力が残っていなかった。そこで規模の経済を外から取り込むため、中部電力との合弁へ火力を切り出す道を選んだ。2012年7月に原子力損害賠償支援機構が1兆円を出資して政府が議決権の過半を握った後、2015年に合弁JERAを設立し、2019年4月には既存火力を完全承継させた。長年売上の大半を占めた火力を手放し、発電所をほとんど持たない電力会社へ姿を変えた点で、地域独占下の垂直統合を解く決定的な転換となった。
Q なぜ2026年の東京電力は、データセンター向けの電力需要を成長の軸に据えたのか
A 発電所をほとんど持たず連結利益がJERAの持分法損益と燃料市況に振られる東京電力にとって、安定して伸びる電力販売の出口を確保することが収益の鍵になる。生成AIの普及で首都圏のデータセンター需要が急拡大し、その電力をまとめて握れれば、賠償・廃炉の負担を抱えたまま稼ぐ余地が生まれる。2026年1月26日に認定された第五次総合特別事業計画は、賠償に年約2,000億円・廃炉に年約3,000億円を負担する福島事業と経済事業を二本立てに据えた。そして2040年度までに首都圏のデータセンター需要の伸び率で世界トップクラスを目指す方針を掲げた

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1951年〜 9電力体制の一社としての発足と火主水従への転換

東京電力ホールディングスの業績推移:単体

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 1951年 東京電力設立
  2. 1951年 東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場
  3. 1955年 水主火従から火主水従へ──火力を基幹電源に据えた電源構成の転換 渇水のたびに揺らぐ水力偏重の供給を、東京電力はどう作り替えたか
  4. 1961年 名古屋証券取引所市場第一部に上場
  5. 1963年 姫川電力を子会社化

関東配電と日本発送電を継いで発足する

1951年5月、関東配電と日本発送電から設備の出資および譲渡を受け[1]、東京電力株式会社が発足した。電気事業法のもとで地域独占と総括原価方式を認められた9電力会社の一社[2]であり、首都圏という国内最大の需要地を単独で受け持つ立場に置かれた。同年8月には東京・大阪の両証券取引所市場第一部へ上場[3]した。発足後は関連会社の設立が相次ぎ、1953年3月に尾瀬林業観光を子会社化[4]し、1954年4月に東興業、1955年4月に東電不動産、同年11月に東電フライアッシュ工業を設立した[5]。1961年10月には名古屋証券取引所市場第一部にも株式を上場[6]した。

  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1951年5月 関東配電・日本発送電から設備の出資および譲渡を受け東京電力株式会社設立
    • [3]1951年8月 東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場
    • [4]1953年3月 尾瀬林業観光の株式を取得し子会社化
    • [5]1954年4月 東興業設立/1955年4月 東電不動産設立/1955年11月 東電フライアッシュ工業設立
    • [6]1961年10月 名古屋証券取引所市場第一部に上場
  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [2]電気事業法により地域独占と原価の積み上げを認める総括原価方式を許された9電力の一社

発足直後の東京電力は、水力に依存する電源構成[7]が生む供給の不安定さに直面した。1953年2月の渇水では電力事情がドン底に追い込まれ、猪苗代湖の貯水は残り28日分[8]と伝えられた。流量は平年の81%まで落ち、10年来の渇水記録[9]となった。通商産業省公益事業局は官報で各地の電力制限を強化したものの、大口工場の陳情に押されて法的制限は早くも乱れ[10]、豊水期までの1か月を凌ぐ策が課題となった。翌1954年1月には「東電だけでも400億からの金を使っているのに[11]、ちょっと雨がふらないとモーターの回転が遅くなるという状況では心細い、電力会社は何をしているのか」と需要家の不満が紙面に載った。

  • 読売新聞(1958年7月12日)「火力発電の時代へ」
    • [7]戦後初期は水主火従が電気事業の常識で火力は補助的な役割にとどまった
  • 読売新聞(1953年2月5日)「電力ついにドン底・猪苗代湖もあと28日分」
    • [8]1953年2月 渇水で電力事情が逼迫・猪苗代湖の貯水は残り28日分
    • [9]1953年2月 流量は平年の81%・10年来の渇水記録
    • [10]通商産業省公益事業局が官報で各地の電力制限を強化・大口工場の陳情で法的制限は乱れた
  • 読売新聞(1954年1月20日)「電力まず大丈夫」
    • [11]1954年1月 水力頼みの供給の不安定さへ需要家が不満
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1951年5月 関東配電・日本発送電から設備の出資および譲渡を受け東京電力株式会社設立
    • [3]1951年8月 東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場
    • [4]1953年3月 尾瀬林業観光の株式を取得し子会社化
    • [5]1954年4月 東興業設立/1955年4月 東電不動産設立/1955年11月 東電フライアッシュ工業設立
    • [6]1961年10月 名古屋証券取引所市場第一部に上場
  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [2]電気事業法により地域独占と原価の積み上げを認める総括原価方式を許された9電力の一社
  • 読売新聞(1958年7月12日)「火力発電の時代へ」
    • [7]戦後初期は水主火従が電気事業の常識で火力は補助的な役割にとどまった
  • 読売新聞(1953年2月5日)「電力ついにドン底・猪苗代湖もあと28日分」
    • [8]1953年2月 渇水で電力事情が逼迫・猪苗代湖の貯水は残り28日分
    • [9]1953年2月 流量は平年の81%・10年来の渇水記録
    • [10]通商産業省公益事業局が官報で各地の電力制限を強化・大口工場の陳情で法的制限は乱れた
  • 読売新聞(1954年1月20日)「電力まず大丈夫」
    • [11]1954年1月 水力頼みの供給の不安定さへ需要家が不満

渇水を機とした火主水従への電源構成の転換

1955年8月、東京電力は従来の水主火従の原則による電力設備増強計画を火主水従へ改める[12]方針を打ち出した。戦後に海外から導入された技術で熱効率が従来の2倍近い高性能機器[13]が現れ、火力の経済性が一変したことがその前提にあった。先駆けとなった新東京火力発電所は、東京の需要の4分の1と栃木・群馬両県の全需要をまかなう規模[14]を備えた。同社は千住のような非能率火力を渇水期以外は停止し、新鋭火力を常時運転させる[15]ことでコストの切り下げと料金の安定を図る意向を示した。ひとむかし前まで発電といえばほとんど水力を指し、火力は補助にすぎなかった常識[16]が、ここで入れ替わった。

  • 読売新聞(1955年8月13日)「最新鋭火力誇る」
    • [12]1955年8月 水主火従の電力設備増強計画を火主水従へ改める方針
    • [14]新東京火力発電所は東京の需要の4分の1と栃木・群馬両県の全需要に相当する規模
    • [15]千住など非能率火力を渇水期以外は停止し新鋭火力を常時運転させコスト切り下げと料金安定を図る方針
  • 読売新聞(1958年7月12日)「火力発電の時代へ」
    • [13]戦後導入の新技術により火力発電機器の熱効率が従来の2倍近くへ向上
    • [16]従来は発電といえば水力を指し火力は補助的な役割にとどまった

火主水従への転換と並行して東京電力は関係会社と発電資産を広げ、1957年6月に東京礦油、同年12月にスター礦油と南明興産を相次いで傘下へ加え[17]て、燃料の調達と輸送を担う会社を自前で抱えた。1960年12月には東電建設設計事務所を設け[18]、1963年8月に姫川電力の株式を取得[19]して水力発電の子会社とした。一方で立地の制約は1960年代半ばから重みを増し、1965年12月の京浜地区は一日中スモッグに覆われ[20]、公害対策上、石炭火力の建設は見合わせるべきだという主張[21]が紙面に現れた。新鋭火力の運転は自動制御へ移り、1959年6月にはイスに座って計器とにらめっこする運転作業員[22]の姿が紙面に載っている。

  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [17]1957年6月 東京礦油設立/1957年12月 スター礦油・南明興産の株式を取得し子会社化
    • [18]1960年12月 東電建設設計事務所設立
    • [19]1963年8月 姫川電力の株式を取得し子会社化
  • 読売新聞(1965年12月11日)「気球で公害調査」
    • [20]1965年12月 京浜地区が終日スモッグに覆われた
    • [21]1965年12月 公害対策上の石炭火力建設の見合わせが論じられ立地規制が前提条件となった
  • 読売新聞(1959年6月24日)「消えゆく男らしさ」
    • [22]1959年6月 火力発電所の運転が自動制御化し運転作業員は計器監視の作業へ変わった
  • 読売新聞(1955年8月13日)「最新鋭火力誇る」
    • [12]1955年8月 水主火従の電力設備増強計画を火主水従へ改める方針
    • [14]新東京火力発電所は東京の需要の4分の1と栃木・群馬両県の全需要に相当する規模
    • [15]千住など非能率火力を渇水期以外は停止し新鋭火力を常時運転させコスト切り下げと料金安定を図る方針
  • 読売新聞(1958年7月12日)「火力発電の時代へ」
    • [13]戦後導入の新技術により火力発電機器の熱効率が従来の2倍近くへ向上
    • [16]従来は発電といえば水力を指し火力は補助的な役割にとどまった
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [17]1957年6月 東京礦油設立/1957年12月 スター礦油・南明興産の株式を取得し子会社化
    • [18]1960年12月 東電建設設計事務所設立
    • [19]1963年8月 姫川電力の株式を取得し子会社化
  • 読売新聞(1965年12月11日)「気球で公害調査」
    • [20]1965年12月 京浜地区が終日スモッグに覆われた
    • [21]1965年12月 公害対策上の石炭火力建設の見合わせが論じられ立地規制が前提条件となった
  • 読売新聞(1959年6月24日)「消えゆく男らしさ」
    • [22]1959年6月 火力発電所の運転が自動制御化し運転作業員は計器監視の作業へ変わった

1966年〜 原子力17基への傾斜と設備拡大が生んだ代償

東京電力ホールディングスの業績推移:単体

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 1966年 福島第一原子力発電所の建設と原子力への参入 膨張する首都圏の電力需要に、東京電力はなぜ原子力を基幹電源に選んだか
  2. 1971年 福島第一原子力発電所1号機営業運転開始
  3. 1985年 柏崎刈羽原子力発電所1号機営業運転開始
  4. 1989年 テプコケーブルテレビを設立

福島第一から柏崎刈羽へ、原子力17基の体制

1966年7月、東京電力は福島県双葉郡で福島第一原子力発電所1号機の建設に着手した。木川田一隆社長[23]のもとで原子力を基幹電源に据える判断であり、米ゼネラル・エレクトリックが設計した出力46万kWの沸騰水型軽水炉を採用した。1971年3月に営業運転を開始したこの1号機[24]が、国内の40万kW級商用原発の先駆けとなった。同年5月の紙面は、冷暖房・温水器・電子レンジといった家庭電化を支える主役が火力から原子力へ移る[25]と論じ、東京電力が6基の原発を建設する計画[26]も伝えた。高密度化すれば発電所から放出される放射能も増える[27]という指摘は、この時点ですでに載った。

  • 読売新聞(1968年8月23日)「払い下げ拒否・都、公害の恐れありと」
    • [23]1960年代後半の東京電力社長は木川田一隆
  • 読売新聞(1971年5月8日)「福島に初の“高密度”原子力発電所」
    • [24]1971年 福島第一原子力発電所1号機が稼働(同年5月の報道で確認)
    • [25]1971年5月 家庭電化を支える主役が火力から原子力へ移るとの見通しが示された
    • [26]1971年時点で東京電力は6基の原発建設を計画
    • [27]高密度化により発電所から放出される放射能も増えるとの指摘

原子力の増設が1970年代から80年代にかけて続くなか、1973年6月の時点で電源開発は行き詰まり、1975年には需要が供給を上回る危機に追い込まれるのは必至[28]だと見込まれた。福島第二と柏崎刈羽にも建設を重ね、東京電力の原子力発電設備は福島県と新潟県柏崎に合計17基[29]を数えるまでになった。1985年に運転を開始した柏崎刈羽は増設を続け、結果として世界最大の規模[30]に達した。1997年度には他社受電を含めた発電電力量の43%を原子力が占め[31]、発電設備能力でも会社全体の30%と最大の電源[32]になった。地元の反発から原発の新規立地は1980年代後半以降停滞し、電力各社は既存の敷地での増設に頼った[33]

  • 読売新聞(1973年6月10日)「電源開発大ピンチ」
    • [28]1973年6月 電源開発が行き詰まり1975年に需要が供給を上回る事態が避けられないと見込まれた
  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [29]福島県と新潟県柏崎に原子力発電設備が合計17基
    • [31]1997年度 他社受電を含む発電電力量の43%が原子力
    • [32]原子力の発電設備能力は会社全体の30%で最大の電源
  • 週刊東洋経済 2007年8月4日号「ニュース最前線02 新潟県中越沖地震 柏崎原発停止で綱渡り 増設路線が招いた脆さ」
    • [30]1985年 柏崎刈羽原子力発電所が運転開始・増設を重ね世界最大の規模となった
    • [33]地元の反発により原発の新規立地は停滞し電力各社は既存敷地での増設に依存した
  • 読売新聞(1968年8月23日)「払い下げ拒否・都、公害の恐れありと」
    • [23]1960年代後半の東京電力社長は木川田一隆
  • 読売新聞(1971年5月8日)「福島に初の“高密度”原子力発電所」
    • [24]1971年 福島第一原子力発電所1号機が稼働(同年5月の報道で確認)
    • [25]1971年5月 家庭電化を支える主役が火力から原子力へ移るとの見通しが示された
    • [26]1971年時点で東京電力は6基の原発建設を計画
    • [27]高密度化により発電所から放出される放射能も増えるとの指摘
  • 読売新聞(1973年6月10日)「電源開発大ピンチ」
    • [28]1973年6月 電源開発が行き詰まり1975年に需要が供給を上回る事態が避けられないと見込まれた
  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [29]福島県と新潟県柏崎に原子力発電設備が合計17基
    • [31]1997年度 他社受電を含む発電電力量の43%が原子力
    • [32]原子力の発電設備能力は会社全体の30%で最大の電源
  • 週刊東洋経済 2007年8月4日号「ニュース最前線02 新潟県中越沖地震 柏崎原発停止で綱渡り 増設路線が招いた脆さ」
    • [30]1985年 柏崎刈羽原子力発電所が運転開始・増設を重ね世界最大の規模となった
    • [33]地元の反発により原発の新規立地は停滞し電力各社は既存敷地での増設に依存した

立地規制の強まりと設備拡大が生んだ収益構造

設備の増設は立地をめぐる交渉と表裏にあり、1968年に東京電力が品川区の米軍施設跡地を買い上げて東大井火力発電所を新設する計画[34]を立てると、東京都は公害の恐れがあるとして払い下げを拒む検討に入った。発電に使われる重油中の硫黄が亜硫酸ガスとなって発散する恐れ[35]があり、大気汚染が深刻になっていたことがその理由である。美濃部亮吉都知事は公害防止に断固たる態度で臨み[36]、東京電力側には建設の必要性を説明する具体的で詳細な文書の提出[37]を求めた。木川田一隆社長は、これが予定通りに完成しないと1971年夏には都内の電力が35万kW程度の供給不足になる[38]と訴えた。

  • 読売新聞(1968年8月23日)「払い下げ拒否・都、公害の恐れありと」
    • [34]1968年 東大井火力発電所の新設計画をめぐり東京都が米軍施設跡地の払い下げ拒否を検討
    • [35]重油中の硫黄が亜硫酸ガスとなって発散する恐れが払い下げ拒否検討の理由
    • [36]美濃部亮吉都知事は公害防止に断固たる態度で臨んだ
    • [37]東京都は東京電力に公害防止と工場の必要性を説明する具体的・詳細な文書の提出を求めた
    • [38]1968年 木川田一隆社長が完成遅延時に1971年夏の都内で35万kW程度の供給不足になると訴えた

設備投資の累増は収益構造そのものを変え、1978年4月の時点で東京電力は稼働率56%のまま史上最高の利益を計上[39]して、稼働率の低下がそのまま収益の悪化に結びつく製造業[40]とは逆の姿を見せた。電気は貯蔵がきかないため、需要のピークに見合った供給力を持つ必要[41]がある。夏の冷房需要の増加を反映してピーク需要が急増し、これに対応して各電力会社が発電所の建設を進めた[42]結果、8月の最も暑い日に発電所はフル稼働する一方、それ以外の時期には設備が遊んだ[43]。1987年7月23日午後には首都圏を中心に大規模な停電が起き[44]、電力供給システムのもろさが露呈した[45]

  • 日経ビジネス 1978年4月24日号「東京電力 体質蝕む“設備拡大→値上げの構造”」
    • [39]1978年4月 稼働率56%のまま史上最高の利益を計上
    • [40]製造業では稼働率の低下が即収益の悪化に結びつく
    • [41]電気は貯蔵がきかずピーク(尖頭最大電力)に見合った供給力の保有が必要
    • [42]夏の冷房需要の増加でピーク需要が急増し各電力会社が発電所建設を進めた
    • [43]8月の最も暑い日に発電所はフル稼働しそれ以外の時期は設備が遊ぶ
  • 日本経済新聞(1987年7月25日)社説「停電事故が提起する問題」
    • [44]1987年7月23日午後 首都圏を中心に大規模な停電が発生
    • [45]1987年の停電で電力供給システムのもろさが露呈した
  • 読売新聞(1968年8月23日)「払い下げ拒否・都、公害の恐れありと」
    • [34]1968年 東大井火力発電所の新設計画をめぐり東京都が米軍施設跡地の払い下げ拒否を検討
    • [35]重油中の硫黄が亜硫酸ガスとなって発散する恐れが払い下げ拒否検討の理由
    • [36]美濃部亮吉都知事は公害防止に断固たる態度で臨んだ
    • [37]東京都は東京電力に公害防止と工場の必要性を説明する具体的・詳細な文書の提出を求めた
    • [38]1968年 木川田一隆社長が完成遅延時に1971年夏の都内で35万kW程度の供給不足になると訴えた
  • 日経ビジネス 1978年4月24日号「東京電力 体質蝕む“設備拡大→値上げの構造”」
    • [39]1978年4月 稼働率56%のまま史上最高の利益を計上
    • [40]製造業では稼働率の低下が即収益の悪化に結びつく
    • [41]電気は貯蔵がきかずピーク(尖頭最大電力)に見合った供給力の保有が必要
    • [42]夏の冷房需要の増加でピーク需要が急増し各電力会社が発電所建設を進めた
    • [43]8月の最も暑い日に発電所はフル稼働しそれ以外の時期は設備が遊ぶ
  • 日本経済新聞(1987年7月25日)社説「停電事故が提起する問題」
    • [44]1987年7月23日午後 首都圏を中心に大規模な停電が発生
    • [45]1987年の停電で電力供給システムのもろさが露呈した

1991年〜 「普通の会社」への模索と原発データ改ざんによる信頼の失墜

東京電力ホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 1997年 テプコ・リソーシズ社設立
  2. 1999年 海外電力事業の統括会社TEPCインターナショナルを設立
  3. 2002年 原発検査データ改ざん問題の発覚
  4. 2004年 パワードコムを子会社化し通信事業へ参入
  5. 2006年 パワードコムをKDDIと合併し通信事業から撤退
  6. 2007年 新潟県中越沖地震により柏崎刈羽原発が全基停止
  7. 2008年 初の純損失を計上

電力自由化のなかで掲げた「普通の会社」

1993年に社長へ就任した荒木浩氏は、東京電力を普通の会社にする[46]、兜町に顔を向けた経営を目指す[47]と繰り返し語った。歴代の社長としては初めての発言であり、上場企業であれば至極当たり前の内容[48]でありながら、電力会社にとってはそうではなかった。営業区域内での料金の同一性と供給責任を前提に[49]、電気事業法が地域独占と原価の積み上げを認める総括原価方式を許していたためである。当時の東京電力の販売電力量はイタリア一国を上回り、日本の総電力需要の30%[50]を占めた。改革は地域独占と総括原価方式を捨てるものではなく、安定供給などのために極力これを維持[51]しながら普通の会社を目指す立場をとった。

  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [46]1993年就任の荒木浩社長が東京電力を「普通の会社にする」と繰り返し発言
    • [47]荒木浩社長が「兜町に顔を向けた経営を目指す」と歴代社長として初めて発言
    • [48]荒木浩社長の発言内容自体は上場企業であれば至極当たり前のことにあたる
    • [49]ユニバーサルサービス(営業区域内での料金の同一性)と供給責任を前提に地域独占と総括原価方式が認められた
    • [50]東京電力の販売電力量はイタリア一国を上回り日本の総電力需要の30%を占めた
    • [51]改革は地域独占と総括原価方式を捨てず安定供給のため維持しながら普通の会社を目指す立場

電力改革の包囲網への対応は料金の引き下げから始まり、1998年2月に東京電力は4.2%の値下げを実施[52]して2100億円の減収要因[53]を引き受けた。設備投資は1993年に過去最大の1兆6800億円[54]へ達したあと減少に転じ、1998年3月期には1兆2816億円まで絞られた[55]。1995年の電気事業法改正で導入された独立系発電事業者の入札には、2年間で218万kWの購入に対して972万kWの応募[56]が集まり、資機材の納入単価は入札時に想定した回避可能原価を2〜3割下回った[57]。有利子負債は1998年3月期末で10兆5043億円と、上場以来はじめて前期を下回った[58]。株主資本比率は10.05%から10.41%へ戻したが、9電力のなかでは最低の水準[59]が続いた。

  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [52]1998年2月 東京電力が4.2%の料金値下げを実施
    • [53]1998年2月の値下げによる減収要因 2100億円
    • [54]設備投資は1993年に過去最大の1兆6800億円
    • [55]1998年3月期の設備投資 1兆2816億円
    • [56]1995年電気事業法改正で導入されたIPP入札は2年間で218万kWの購入に対し972万kWの応募
    • [57]IPPの資機材納入単価は入札時に想定した回避可能原価を2〜3割下回った
    • [58]1998年3月期末の有利子負債 10兆5043億円・上場以来はじめての減少
    • [59]株主資本比率は10.05%から10.41%へ回復も9電力中で最低
  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
    • [46]1993年就任の荒木浩社長が東京電力を「普通の会社にする」と繰り返し発言
    • [47]荒木浩社長が「兜町に顔を向けた経営を目指す」と歴代社長として初めて発言
    • [48]荒木浩社長の発言内容自体は上場企業であれば至極当たり前のことにあたる
    • [49]ユニバーサルサービス(営業区域内での料金の同一性)と供給責任を前提に地域独占と総括原価方式が認められた
    • [50]東京電力の販売電力量はイタリア一国を上回り日本の総電力需要の30%を占めた
    • [51]改革は地域独占と総括原価方式を捨てず安定供給のため維持しながら普通の会社を目指す立場
    • [52]1998年2月 東京電力が4.2%の料金値下げを実施
    • [53]1998年2月の値下げによる減収要因 2100億円
    • [54]設備投資は1993年に過去最大の1兆6800億円
    • [55]1998年3月期の設備投資 1兆2816億円
    • [56]1995年電気事業法改正で導入されたIPP入札は2年間で218万kWの購入に対し972万kWの応募
    • [57]IPPの資機材納入単価は入札時に想定した回避可能原価を2〜3割下回った
    • [58]1998年3月期末の有利子負債 10兆5043億円・上場以来はじめての減少
    • [59]株主資本比率は10.05%から10.41%へ回復も9電力中で最低

オール電化による攻勢と通信事業からの撤退

2000年代に入ると自由化の範囲が広がり、東京電力は本業の外へも手を伸ばして、2000年3月にマイエナジー、同年6月にアット東京、同年12月に日本ファシリティ・ソリューションを設立[60]し、2001年1月には設備投資の1兆円割れ[61]が伝えられた。2004年3月には風力発電のユーラスエナジーホールディングスの株式を取得して子会社[62]とし、同年9月にはパワードコムを子会社化[63]して通信事業へ参入した。もっとも自由化のもとで新規参入した事業者には400件・130万kW分の需要をすでに奪われており[64]、本丸である電力市場では防戦に追われていた。それでも規模は群を抜いており、FY05(2006年3月期)の連結売上高は5兆2554億円、総資産は13兆5941億円、自己資本比率は20.4%を保っていた。 [65]

  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [60]2000年3月 マイエナジー設立/2000年6月 アット東京設立/2000年12月 日本ファシリティ・ソリューション設立
    • [62]2004年3月 ユーラスエナジーホールディングスの株式を取得し子会社化
    • [63]2004年9月 パワードコムの株式を取得し子会社化
  • 日本経済新聞(2001年1月29日)「設備投資・東電、1兆円割れ・来年度15%減・ドコモと首位交代」
    • [61]2001年1月 東京電力の設備投資が1兆円割れ・来年度15%減と報じられた
  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「特集 無敵の営業 “お役所”東京電力の変身「オール電化」でガス市場を食え! 電力マンの奔走」
    • [64]自由化により新規参入事業者へ400件・130万kW分の需要を奪われた
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】(連結経営指標等)
    • [65]FY05(2006年3月期) 連結売上高5兆2554億円・総資産13兆5941億円・連結自己資本比率20.4%(単体は19.6%)

攻めの側に置いたのがオール電化で、火を使わないIHクッキングヒーターや電気給湯器エコキュート[66]を前面に出し、ガスの需要を電気へ置き換えて市場そのものを広げる狙いだった。年間の新規住宅着工件数のうちオール電化住宅で獲得したシェアは前期で4.5%[67]にとどまり、木村滋執行役員は数年先には取られた分の倍を取り返す[68]と語った。通信事業のほうは長続きせず、2006年1月にパワードコムはKDDIとの合併により解散[69]し、2007年1月にはFTTH事業と心線貸し事業をKDDIへ継承[70]させ、同年8月にフュージョン・コミュニケーションズとドリーム・トレイン・インターネットの株式を全数譲渡[71]した。

  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「特集 無敵の営業 “お役所”東京電力の変身「オール電化」でガス市場を食え! 電力マンの奔走」
    • [66]IHクッキングヒーターやエコキュートを前面に出しガス需要を電気へ置き換える戦略
    • [67]新規住宅着工件数のうちオール電化住宅で獲得したシェアは前期で4.5%
    • [68]木村滋執行役員が数年先には奪われた分の倍を取り返すと発言
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [69]2006年1月 パワードコムがKDDIとの合併により解散
    • [70]2007年1月 吸収分割によりFTTH事業と心線貸し事業をKDDIへ継承
    • [71]2007年8月 フュージョン・コミュニケーションズおよびドリーム・トレイン・インターネットの株式を全数譲渡
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [60]2000年3月 マイエナジー設立/2000年6月 アット東京設立/2000年12月 日本ファシリティ・ソリューション設立
    • [62]2004年3月 ユーラスエナジーホールディングスの株式を取得し子会社化
    • [63]2004年9月 パワードコムの株式を取得し子会社化
    • [69]2006年1月 パワードコムがKDDIとの合併により解散
    • [70]2007年1月 吸収分割によりFTTH事業と心線貸し事業をKDDIへ継承
    • [71]2007年8月 フュージョン・コミュニケーションズおよびドリーム・トレイン・インターネットの株式を全数譲渡
  • 日本経済新聞(2001年1月29日)「設備投資・東電、1兆円割れ・来年度15%減・ドコモと首位交代」
    • [61]2001年1月 東京電力の設備投資が1兆円割れ・来年度15%減と報じられた
  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「特集 無敵の営業 “お役所”東京電力の変身「オール電化」でガス市場を食え! 電力マンの奔走」
    • [64]自由化により新規参入事業者へ400件・130万kW分の需要を奪われた
    • [66]IHクッキングヒーターやエコキュートを前面に出しガス需要を電気へ置き換える戦略
    • [67]新規住宅着工件数のうちオール電化住宅で獲得したシェアは前期で4.5%
    • [68]木村滋執行役員が数年先には奪われた分の倍を取り返すと発言
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】(連結経営指標等)
    • [65]FY05(2006年3月期) 連結売上高5兆2554億円・総資産13兆5941億円・連結自己資本比率20.4%(単体は19.6%)

原発データ改ざんの発覚と中越沖地震

2000年3月、原発の保守を委託されていた米ゼネラル・エレクトリックの子会社の社員が東京電力の不正を内部告発[72]した。原子炉内のひび割れなど定期検査データの組織的な改ざんがその中身であり、福島第一原発2号機ではシュラウドの大規模なひび割れを1998年の廃棄時に金属板で覆った[73]。2002年3月からの共同調査で29件の容疑が積み上がり[74]、事実が公表されるまでに2年の空白が生じた。9月17日に示された社内調査の結果は、29件のうち16件について何らかの隠蔽工作がなされた[75]と認めた。原子力関連の役員・社員70人が調査の対象となり、うち35人が降格や減給の処分[76]を受けた。これに先立つ9月2日には、荒木浩会長と南直哉社長に加え、平岩外四氏・那須翔氏の両相談役を含む歴代経営者の総退陣[77]が決まった。原発を1日止めることが1億円のコスト増[78]になるといわれ、稼働率を下げたくないという現場の意識が隠蔽の根底にあった。

  • 週刊東洋経済 2002年9月14日号「東京電力・原発トラブル二年の空白経て事実公表 その背後にプルサーマル温存」
    • [72]2000年3月 原発保守を委託された米GE子会社の社員が東京電力の不正を内部告発
    • [74]2002年3月からのGEとの共同調査で29件の容疑が積み上がり公表まで2年の空白
    • [77]2002年9月2日 荒木浩会長・南直哉社長・平岩外四相談役・那須翔相談役ら歴代経営者の総退陣を決定
    • [78]原発を1日止めると1億円のコスト増になるといわれ稼働率を下げたくない意識が隠蔽の根底にあった
  • 週刊東洋経済 2002年9月28日号「原発不祥事隠蔽責任を組織に負わせ東京電力が曖昧な幕引き 信頼回復の道はるか」
    • [73]福島第一2号機でシュラウド(炉心隔壁)の大規模なひび割れを隠し1998年の廃棄時に金属板で覆った
    • [75]2002年9月17日 社内調査で29件のうち16件に隠蔽工作があったと公表
    • [76]原子力関連の役員・社員70人を調査し35人に降格・減給などの処分

2007年7月の新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原子力発電所は全面停止に追い込まれた[79]。地震前に6527万kWを見込んでいた供給計画から700万kW強が一度に脱落[80]し、8月18日から31日にかけての想定需要6110万kWに対する供給の余裕は70万kW前後[81]、火力発電所1機分の水準にとどまった。勝俣恒久社長は化石燃料の確保に苦労すると述べ[82]、火力発電の稼働率を引き上げる方針を示した。原発停止に伴う焚き増しで燃料費は膨らみ、FY07(2008年3月期)に東京電力は1501億円の純損失を計上[83]した。設立以来はじめての赤字であり、FY08(2009年3月期)も845億円の純損失[84]が続いた。

  • 週刊東洋経済 2007年8月4日号「ニュース最前線02 新潟県中越沖地震 柏崎原発停止で綱渡り 増設路線が招いた脆さ」
    • [79]2007年7月 新潟県中越沖地震により柏崎刈羽原子力発電所が全面停止
    • [80]地震前の供給計画6527万kWから700万kW強が一度に脱落
    • [81]2007年8月18〜31日の想定需要6110万kWに対する超過電力は70万kW前後
    • [82]勝俣恒久社長が化石燃料の確保に苦労すると発言
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [83]FY07(2008年3月期) 親会社株主に帰属する当期純損失 1501億円
    • [84]FY08(2009年3月期) 親会社株主に帰属する当期純損失 845億円
  • 週刊東洋経済 2002年9月14日号「東京電力・原発トラブル二年の空白経て事実公表 その背後にプルサーマル温存」
    • [72]2000年3月 原発保守を委託された米GE子会社の社員が東京電力の不正を内部告発
    • [74]2002年3月からのGEとの共同調査で29件の容疑が積み上がり公表まで2年の空白
    • [77]2002年9月2日 荒木浩会長・南直哉社長・平岩外四相談役・那須翔相談役ら歴代経営者の総退陣を決定
    • [78]原発を1日止めると1億円のコスト増になるといわれ稼働率を下げたくない意識が隠蔽の根底にあった
  • 週刊東洋経済 2002年9月28日号「原発不祥事隠蔽責任を組織に負わせ東京電力が曖昧な幕引き 信頼回復の道はるか」
    • [73]福島第一2号機でシュラウド(炉心隔壁)の大規模なひび割れを隠し1998年の廃棄時に金属板で覆った
    • [75]2002年9月17日 社内調査で29件のうち16件に隠蔽工作があったと公表
    • [76]原子力関連の役員・社員70人を調査し35人に降格・減給などの処分
  • 週刊東洋経済 2007年8月4日号「ニュース最前線02 新潟県中越沖地震 柏崎原発停止で綱渡り 増設路線が招いた脆さ」
    • [79]2007年7月 新潟県中越沖地震により柏崎刈羽原子力発電所が全面停止
    • [80]地震前の供給計画6527万kWから700万kW強が一度に脱落
    • [81]2007年8月18〜31日の想定需要6110万kWに対する超過電力は70万kW前後
    • [82]勝俣恒久社長が化石燃料の確保に苦労すると発言
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [83]FY07(2008年3月期) 親会社株主に帰属する当期純損失 1501億円
    • [84]FY08(2009年3月期) 親会社株主に帰属する当期純損失 845億円

2011年〜 福島第一原発事故と実質国有化、4社分割による再編

東京電力ホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2011年 東日本大震災・福島第一原子力発電所事故
  2. 2011年 FY10に純損失1兆2473億円を計上
  3. 2012年 1兆円の公的資金を受け入れ、議決権の過半を政府へ渡す 賠償も廃炉も自力では担えない規模になったとき、東京電力は民間企業のまま何を手放したか
  4. 2015年 火力発電と燃料調達を中部電力との合弁JERAへ移し、自社の火力発電所を手放す 売上の大半を生んできた事業を他社との合弁へ出したとき、東京電力に何が残ったか
  5. 2016年 東京電力HDに商号変更、HDス体制に移行
  6. 2017年 小早川智明が代表執行役社長に就任
  7. 2020年 リニューアブルパワーに再エネ事業を承継

福島第一原発事故と1兆円の公的資金

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波[85]により、福島第一原子力発電所は1号機から4号機で炉心損傷と水素爆発を起こし、国際原子力事象評価尺度でレベル7に分類される事故となった。世界最大の民間電力会社であり首都の電力供給を一手に担ってきた[86]東京電力は、事故処理と賠償という2つの枷を背負う立場に変わった。発電能力の不足による減収と燃料費の高騰が重なり、FY10(2011年3月期)の純損失は1兆2473億円[87]に達した。損失はFY11(2012年3月期)に7816億円、FY12(2013年3月期)に6852億円[88]と3期続き、純資産はFY09(2010年3月期)の2兆4691億円からFY11には8124億円まで縮んだ[89]。東京電力を含む電力債の国内発行残高は15兆円に上り[90]、国有化と債務減免は国の信用喪失につながるとの見方が政府内にあった。

  • 週刊東洋経済 2011年4月19日号「特集 東京電力─迷走する巨大企業の正体─」
    • [85]2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震と津波により福島第一原子力発電所で事故が発生
    • [86]東京電力は世界最大の民間電力会社で首都の電力供給を一手に担い事故処理と賠償の2つの枷を負った
    • [90]東京電力を含む電力債の国内発行残高 15兆円
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [87]FY10(2011年3月期) 当期純損失 1兆2473億円
    • [88]FY11(2012年3月期) 純損失7816億円/FY12(2013年3月期) 純損失6852億円
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書(連結貸借対照表)
    • [89]純資産はFY09(2010年3月期)2兆4691億円からFY11(2012年3月期)8124億円へ減少

2012年5月に総合特別事業計画を発表[91]した東京電力は、同年6月末に委員会設置会社へ移行した。内部昇格の廣瀬直己氏が社長に就き、原子力損害賠償支援機構の運営委員長を務めていた弁護士の下河辺和彦氏が会長に就任[93]した。7月31日、政府は機構を通じて1兆円を出資し、議決権の50.11%を取得[94]した。これに先立って家庭用電気料金の値上げが認められ、8月9日発表の第1四半期決算では、FY10の通期決算から記載されていた継続企業の前提に関する疑義の注記が外れた[95]。値上げ幅は当初予定の平均10.27%から8.47%へ圧縮され、実施時期も7月から9月へずれ込んだ[96]。2013年1月には福島復興本社を設置[97]した。 [92]

  • 週刊東洋経済 2012年8月17日号「核心リポート 1兆円投入で国有化 東京電力、再生への条件」
    • [91]2012年5月 総合特別事業計画を発表
    • [92]2012年6月末 委員会設置会社へ移行し内部昇格の廣瀬直己が社長に就任
    • [93]原子力損害賠償支援機構の運営委員長を務めた弁護士の下河辺和彦が会長に就任
    • [94]2012年7月31日 政府が機構を通じて1兆円を出資し議決権50.11%を取得
    • [95]2012年8月9日発表の第1四半期決算で継続企業の前提に関する疑義の注記が外れた
    • [96]電気料金の値上げ幅は当初予定の平均10.27%から8.47%へ圧縮・実施は7月から9月へ後ろ倒し
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [97]2013年1月 福島復興本社設置
  • 週刊東洋経済 2011年4月19日号「特集 東京電力─迷走する巨大企業の正体─」
    • [85]2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震と津波により福島第一原子力発電所で事故が発生
    • [86]東京電力は世界最大の民間電力会社で首都の電力供給を一手に担い事故処理と賠償の2つの枷を負った
    • [90]東京電力を含む電力債の国内発行残高 15兆円
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [87]FY10(2011年3月期) 当期純損失 1兆2473億円
    • [88]FY11(2012年3月期) 純損失7816億円/FY12(2013年3月期) 純損失6852億円
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書(連結貸借対照表)
    • [89]純資産はFY09(2010年3月期)2兆4691億円からFY11(2012年3月期)8124億円へ減少
  • 週刊東洋経済 2012年8月17日号「核心リポート 1兆円投入で国有化 東京電力、再生への条件」
    • [91]2012年5月 総合特別事業計画を発表
    • [92]2012年6月末 委員会設置会社へ移行し内部昇格の廣瀬直己が社長に就任
    • [93]原子力損害賠償支援機構の運営委員長を務めた弁護士の下河辺和彦が会長に就任
    • [94]2012年7月31日 政府が機構を通じて1兆円を出資し議決権50.11%を取得
    • [95]2012年8月9日発表の第1四半期決算で継続企業の前提に関する疑義の注記が外れた
    • [96]電気料金の値上げ幅は当初予定の平均10.27%から8.47%へ圧縮・実施は7月から9月へ後ろ倒し
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [97]2013年1月 福島復興本社設置

発送電分離とJERAへの火力事業の移管

賠償の原資を確保するため非中核資産の切り離しが進み、2012年1月にユーラスエナジーホールディングスの株式を一部譲渡して関連会社[98]とし、同年5月に東京都市サービス、10月にアット東京についても同じ扱い[99]をとった。名古屋証券取引所と大阪証券取引所の上場は2012年6月と7月に廃止[100]した。2015年4月には燃料・火力発電、送配電、小売電気の3つの分割準備会社を設立[101]し、同年6月に燃料輸送事業と燃料トレーディング事業を燃料・火力発電の準備会社へ継承[102]させた。10月には中部電力との合弁会社JERAが、この両事業を吸収分割により承継[103]した。

  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [98]2012年1月 ユーラスエナジーホールディングスの株式を一部譲渡し関連会社化
    • [99]2012年5月 東京都市サービスの株式を一部譲渡し関連会社化/2012年10月 アット東京の株式を一部譲渡し関連会社化
    • [100]2012年6月 名古屋証券取引所市場第一部上場廃止/2012年7月 大阪証券取引所市場第一部上場廃止
    • [101]2015年4月 燃料・火力発電、送配電、小売電気の3分割準備会社を設立
    • [102]2015年6月 吸収分割により燃料輸送事業・燃料トレーディング事業を分割準備会社へ継承
    • [103]2015年10月 中部電力との合弁JERAが燃料輸送・燃料トレーディング事業を吸収分割により承継

2016年4月、東京電力ホールディングス株式会社へ商号を変更し[104]、燃料・火力発電を東京電力フュエル&パワー、送配電を東京電力パワーグリッド、小売電気を東京電力エナジーパートナーへ承継[105]させた。持株会社と3子会社の新設により、業界に先駆けて発送電分離へ踏み切った[106]。同年7月にはJERAが既存の燃料上流・調達事業と海外火力IPP事業を引き受け[107]、2017年6月には小早川智明氏が廣瀬直己氏に代わって代表執行役社長へ就いた[108]。2019年4月にはJERAが燃料受入・貯蔵・送ガス事業と既存火力発電事業も承継[109]し、東京電力は自社の火力発電所を持たない電力会社となった。2019年10月に東京電力リニューアブルパワーを設立し、2020年4月に再生可能エネルギー発電事業を承継[110]させて5社体制が整った。JERAはLNGの取扱規模で世界最大の買い手[111]となり、2030年度の純利益を2800億円と見込んだ[112]

  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [104]2016年4月 東京電力ホールディングス株式会社へ商号変更し3事業会社へ事業を承継
    • [105]燃料・火力発電を東京電力フュエル&パワー、送配電を東京電力パワーグリッド、小売電気を東京電力エナジーパートナーへ承継
    • [107]2016年7月 JERAが既存燃料事業(上流・調達)および既存海外火力IPP事業を吸収分割により承継
    • [109]2019年4月 JERAが燃料受入・貯蔵・送ガス事業および既存火力発電事業等を吸収分割により承継
    • [110]2019年10月 東京電力リニューアブルパワー設立/2020年4月 再生可能エネルギー発電事業を吸収分割により承継
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 検証 震災5年、日本の電力[前編]」
    • [106]持株会社と燃料・火力発電、送配電、小売の3子会社を新設し業界に先駆けて発送電分離へ踏み切った
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [108]FY16(2017年6月)より小早川智明が代表執行役社長・前任は廣瀬直己
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 燃料・火力発電 巨大ビジネス狙うJERA(ジェラ)の野心」
    • [111]JERAはLNG取扱規模で世界最大のバイヤーとなった
    • [112]JERAは2030年度の純利益を2800億円と見込んだ
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [98]2012年1月 ユーラスエナジーホールディングスの株式を一部譲渡し関連会社化
    • [99]2012年5月 東京都市サービスの株式を一部譲渡し関連会社化/2012年10月 アット東京の株式を一部譲渡し関連会社化
    • [100]2012年6月 名古屋証券取引所市場第一部上場廃止/2012年7月 大阪証券取引所市場第一部上場廃止
    • [101]2015年4月 燃料・火力発電、送配電、小売電気の3分割準備会社を設立
    • [102]2015年6月 吸収分割により燃料輸送事業・燃料トレーディング事業を分割準備会社へ継承
    • [103]2015年10月 中部電力との合弁JERAが燃料輸送・燃料トレーディング事業を吸収分割により承継
    • [104]2016年4月 東京電力ホールディングス株式会社へ商号変更し3事業会社へ事業を承継
    • [105]燃料・火力発電を東京電力フュエル&パワー、送配電を東京電力パワーグリッド、小売電気を東京電力エナジーパートナーへ承継
    • [107]2016年7月 JERAが既存燃料事業(上流・調達)および既存海外火力IPP事業を吸収分割により承継
    • [109]2019年4月 JERAが燃料受入・貯蔵・送ガス事業および既存火力発電事業等を吸収分割により承継
    • [110]2019年10月 東京電力リニューアブルパワー設立/2020年4月 再生可能エネルギー発電事業を吸収分割により承継
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 検証 震災5年、日本の電力[前編]」
    • [106]持株会社と燃料・火力発電、送配電、小売の3子会社を新設し業界に先駆けて発送電分離へ踏み切った
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [108]FY16(2017年6月)より小早川智明が代表執行役社長・前任は廣瀬直己
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 燃料・火力発電 巨大ビジネス狙うJERA(ジェラ)の野心」
    • [111]JERAはLNG取扱規模で世界最大のバイヤーとなった
    • [112]JERAは2030年度の純利益を2800億円と見込んだ

賠償・廃炉という30〜40年の負担構造

国は1兆円を投じて東京電力の経営権を握ったうえで、賠償費用について最大9兆円の支援[113]を約束した。廃炉作業の研究開発を目的とする資金拠出なども含めると、支援の総額は10兆円を優に上回る[114]。投じた資金の大半は、東京電力株の売却収入と同社からの特別負担金、他の電力会社からの一般負担金を通じて30年から40年かけて回収[115]する仕組みである。改革が遅れたり収益力が強化されなかったりすれば、計画どおりの資金回収は難しくなる[116]。2022年4月には東京証券取引所の市場区分の見直しでプライム市場へ移り[117]、同年8月にユーラスエナジーホールディングスの株式を全数譲渡[118]して風力発電事業から退いた。

  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 検証 震災5年、日本の電力[前編]」
    • [113]国は1兆円を投じて東京電力の経営権を握り賠償費用に最大9兆円の支援をコミット
    • [114]廃炉の研究開発目的の資金拠出を含め東電支援の総額は10兆円を優に上回る
    • [115]支援資金は東電株の売却収入・特別負担金・他電力の一般負担金で30〜40年かけて回収する仕組み
    • [116]改革の遅れや収益力の未強化があれば計画どおりの資金回収は困難になる
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [117]2022年4月 東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
    • [118]2022年8月 ユーラスエナジーホールディングスの株式を全数譲渡

燃料価格の高騰は小売事業を直撃し、FY22(2023年3月期)の売上高は8兆1122億円と前期の5兆3099億円から53%増えた[119]一方、経常損失2853億円・純損失1236億円を計上[120]して、エナジーパートナー単体の損失は3282億円[121]に達した。FY23(2024年3月期)には経常利益4255億円・純利益2678億円へ戻り[122]、エナジーパートナーも3261億円の利益へ転じた[123]。FY24(2025年3月期)の総資産は14兆9869億円、純資産は3兆7861億円、自己資本比率は25.1%[124]まで復した。稼いだ利益は特別負担金として機構へ納められ、賠償と廃炉の原資に充てられている[125]

  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [119]FY22(2023年3月期) 売上高8兆1122億円・前期FY21は5兆3099億円
    • [120]FY22(2023年3月期) 経常損失2853億円・親会社株主に帰属する当期純損失1236億円
    • [122]FY23(2024年3月期) 経常利益4255億円・親会社株主に帰属する当期純利益2678億円
    • [124]FY24(2025年3月期) 総資産14兆9869億円・純資産3兆7861億円・自己資本比率25.1%
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書(連結セグメント情報)
    • [121]FY22(2023年3月期) エナジーパートナーのセグメント損失 3282億円
    • [123]FY23(2024年3月期) エナジーパートナーのセグメント利益 3261億円
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 検証 震災5年、日本の電力[前編]」
    • [125]東電が稼いだ利益は特別負担金として機構へ納められ賠償・廃炉の原資に充てられる
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 検証 震災5年、日本の電力[前編]」
    • [113]国は1兆円を投じて東京電力の経営権を握り賠償費用に最大9兆円の支援をコミット
    • [114]廃炉の研究開発目的の資金拠出を含め東電支援の総額は10兆円を優に上回る
    • [115]支援資金は東電株の売却収入・特別負担金・他電力の一般負担金で30〜40年かけて回収する仕組み
    • [116]改革の遅れや収益力の未強化があれば計画どおりの資金回収は困難になる
    • [125]東電が稼いだ利益は特別負担金として機構へ納められ賠償・廃炉の原資に充てられる
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [117]2022年4月 東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
    • [118]2022年8月 ユーラスエナジーホールディングスの株式を全数譲渡
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [119]FY22(2023年3月期) 売上高8兆1122億円・前期FY21は5兆3099億円
    • [120]FY22(2023年3月期) 経常損失2853億円・親会社株主に帰属する当期純損失1236億円
    • [122]FY23(2024年3月期) 経常利益4255億円・親会社株主に帰属する当期純利益2678億円
    • [124]FY24(2025年3月期) 総資産14兆9869億円・純資産3兆7861億円・自己資本比率25.1%
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書(連結セグメント情報)
    • [121]FY22(2023年3月期) エナジーパートナーのセグメント損失 3282億円
    • [123]FY23(2024年3月期) エナジーパートナーのセグメント利益 3261億円

東京電力ホールディングスの沿革1951〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
安蔵彌輔東京電力設立
安蔵彌輔東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場
高井亮太郎水主火従から火主水従へ──火力を基幹電源に据えた電源構成の転換渇水のたびに揺らぐ水力偏重の供給を、東京電力はどう作り替えたか 詳細を読む★★★
木川田一隆名古屋証券取引所市場第一部に上場
木川田一隆姫川電力を子会社化
木川田一隆福島第一原子力発電所の建設と原子力への参入膨張する首都圏の電力需要に、東京電力はなぜ原子力を基幹電源に選んだか 詳細を読む★★★
水野久男福島第一原子力発電所1号機営業運転開始★★
那須翔柏崎刈羽原子力発電所1号機営業運転開始
那須翔テプコケーブルテレビを設立
荒木浩テプコ・リソーシズ社設立
南直哉海外電力事業の統括会社TEPCインターナショナルを設立
勝俣恒久原発検査データ改ざん問題の発覚★★
勝俣恒久パワードコムを子会社化し通信事業へ参入
勝俣恒久パワードコムをKDDIと合併し通信事業から撤退★★
勝俣恒久新潟県中越沖地震により柏崎刈羽原発が全基停止
清水正孝初の純損失を計上
西澤俊夫東日本大震災・福島第一原子力発電所事故★★
西澤俊夫FY10に純損失1兆2473億円を計上
廣瀬直己1兆円の公的資金を受け入れ、議決権の過半を政府へ渡す賠償も廃炉も自力では担えない規模になったとき、東京電力は民間企業のまま何を手放したか 詳細を読む★★
廣瀬直己火力発電と燃料調達を中部電力との合弁JERAへ移し、自社の火力発電所を手放す売上の大半を生んできた事業を他社との合弁へ出したとき、東京電力に何が残ったか 詳細を読む★★★
廣瀬直己東京電力HDに商号変更、HDス体制に移行★★
小早川智明小早川智明が代表執行役社長に就任
小早川智明リニューアブルパワーに再エネ事業を承継
小早川智明ユーラスエナジーHDの株式を全数譲渡
小早川智明FY22に経常損失2853億円、純損失1236億円を計上
小早川智明FY23に経常利益4255億円、純利益2678億円に回復
出典・参考
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
  • 週刊東洋経済 1998年8月22日号「トップ企業の断面 東京電力「普通の会社」へのジレンマ」
  • 読売新聞(1958年7月12日)「火力発電の時代へ」
  • 読売新聞(1953年2月5日)「電力ついにドン底・猪苗代湖もあと28日分」
  • 読売新聞(1954年1月20日)「電力まず大丈夫」
  • 読売新聞(1955年8月13日)「最新鋭火力誇る」
  • 読売新聞(1965年12月11日)「気球で公害調査」
  • 読売新聞(1959年6月24日)「消えゆく男らしさ」
  • 読売新聞(1968年8月23日)「払い下げ拒否・都、公害の恐れありと」
  • 読売新聞(1971年5月8日)「福島に初の“高密度”原子力発電所」
  • 読売新聞(1973年6月10日)「電源開発大ピンチ」
  • 週刊東洋経済 2007年8月4日号「ニュース最前線02 新潟県中越沖地震 柏崎原発停止で綱渡り 増設路線が招いた脆さ」
  • 日経ビジネス 1978年4月24日号「東京電力 体質蝕む“設備拡大→値上げの構造”」
  • 日本経済新聞(1987年7月25日)社説「停電事故が提起する問題」
  • 日本経済新聞(2001年1月29日)「設備投資・東電、1兆円割れ・来年度15%減・ドコモと首位交代」
  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「特集 無敵の営業 “お役所”東京電力の変身「オール電化」でガス市場を食え! 電力マンの奔走」
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】(連結経営指標等)
  • 週刊東洋経済 2002年9月14日号「東京電力・原発トラブル二年の空白経て事実公表 その背後にプルサーマル温存」
  • 週刊東洋経済 2002年9月28日号「原発不祥事隠蔽責任を組織に負わせ東京電力が曖昧な幕引き 信頼回復の道はるか」
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
  • 週刊東洋経済 2011年4月19日号「特集 東京電力─迷走する巨大企業の正体─」
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書(連結貸借対照表)
  • 週刊東洋経済 2012年8月17日号「核心リポート 1兆円投入で国有化 東京電力、再生への条件」
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 検証 震災5年、日本の電力[前編]」
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
  • 週刊東洋経済 2016年3月4日号「深層リポート 東京電力 再生の虚実 燃料・火力発電 巨大ビジネス狙うJERA(ジェラ)の野心」
  • 東京電力ホールディングス 有価証券報告書(連結セグメント情報)

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