野村不動産ホールディングス の歴史

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1957年、野村證券の不動産部門として野村不動産を設立。マンション分譲への参入、住宅ブランド「プラウド」、東芝不動産の子会社化までの沿革と経緯を執筆。

創業

1957年

母体

野村證券系

創業地

東京都中央区

直近売上高(2026/3)

9,425億円

長期業績と転換点(2004/3〜2026/3)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ1957年に野村證券は自社の社屋管理のために野村不動産を設立したのか
A 1957年に野村不動産が生まれたのは、全国へ支店網を広げる野村證券が、本社ビルの所有と維持管理という不動産機能を本体から切り出す必要があったからである。資本金1,000万円で東京・中央区に設立された当初の事業範囲は親会社1社の不動産需要に閉じ、外部市場で物件を取りに行く開発会社ではなかった。証券会社の発注に依存する管理会社という与件は、その後の持株会社時代まで残った
Q なぜ2002年にマンションブランド「プラウド」を投入したのか
A 2002年にプラウドを投入したのは、親会社頼みの管理会社から抜け出すには、首都圏の個人購入者という外部市場で自力の評価を得る必要があったからである。バブル崩壊後の住宅分譲を立て直す主軸として、2002年12月に上質な住宅ブランドへ統一し、第1弾プラウド久我山を2003年に売り出した。「プラウドの野村不動産」という呼称が定着し、この住宅の収益力が2006年の独立上場を支えた
Q なぜ2022年に住宅偏重を組み替える9年計画と「ブルーフロント芝浦」へ動いたのか
A 2022年に9年計画を定めたのは、連結売上高の56.8%を住宅事業が占める偏った稼ぎでは、国内市場の成熟下で次の成長を描けなかったからである。海外・運営管理・データセンターを成長領域に据え、ネット投資3兆円を9年で配分する設計を示した。延べ床55万平方メートルのブルーフロント芝浦S棟は2025年2月に竣工し、プラウドで得た住宅の利益を賃貸ビルの長期収益へ移す中心に置かれた

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1957年〜 野村證券の社屋管理会社から「プラウド」ブランドの不動産デベロッパーへ

  1. 1957年 野村不動産を設立
  2. 1961年 デベロッパーとして宅地開発業務を開始
  3. 1963年 マンション分譲事業に参入
  4. 1963年 分譲マンション「コープ竹の丸」を着工
  5. 1970年 野村證券の不動産部門を二社に分け、野村住宅産業(現・野村不動産)を設立 親会社の社屋を預かる管理会社にとどまるか、外部市場で用地を仕入れる開発会社へ出るか
  6. 2002年 住宅統一ブランド「PROUD(プラウド)」を発表
  7. 2004年 野村不動産HDを設立

親会社の社屋を持つために生まれた会社

1957年4月、野村不動産株式会社が東京都中央区に設立[1]された。資本金は1,000万円、目的は親会社である野村證券株式会社の本社ビルの所有・管理である[2]。証券会社が社屋の運用と維持管理を切り出すために生まれた会社で、当初の事業範囲は親会社1社の不動産需要に閉じていた。1950年代後半は野村證券が個人投資家向けの営業網を全国に広げる時期で、本社・支店の店舗網拡張がそのまま新会社の事業量を決める関係にあった。証券業の親会社1社に発注を依存する構造から出発した点では、後のホールディングス時代まで尾を引く与件が、設立時から組み込まれていた。

  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [1]1957年4月 野村不動産株式会社を東京都中央区に設立
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [2]設立目的は親会社・野村證券株式会社の本社ビルの所有・管理

1970年1月、野村證券は社屋・社宅・寮の賃貸管理機能を野村土地建物株式会社へ集約し、それ以外の不動産事業を承継するために野村住宅産業株式会社(現・野村不動産株式会社)を設立した[3]。野村證券の不動産部門は、賃貸ビル管理と分譲・開発という二つの機能に分かれ、後者を担う事業会社として野村住宅産業が立ち上がった。会社分割の意図は、親会社からの発注に閉じた管理会社ではなく、外部市場でも事業を取れる開発会社への転換にあった。1957年設立の旧・野村不動産は野村土地建物に統合され、新会社が現在の野村不動産の祖となった。

  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [3]1970年1月 野村住宅産業株式会社(現・野村不動産株式会社)を設立

1977年4月にはビル管理業務を担う野村ビル総合管理株式会社[4]、1989年3月にはフィットネスクラブを運営する株式会社エヌ・エフ・クリエイト(後のメガロス[5]、現・野村不動産ライフ&スポーツ)、1990年1月にビル清掃を担う株式会社アメニティサービス[6]と、賃貸管理・サービス系の子会社を順次設立した。1991年7月にはマンション管理の野村住宅管理株式会社も設立した[7]。賃貸ビルと住宅分譲の二本柱に加えて、運営管理サービスの自前化を1970年代後半から1990年代にかけて積み上げ、後年「住宅・賃貸・運営管理・仲介CRE・資産運用」の事業群を内製で持つ前提とした時期に当たる。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [4]1977年4月 野村ビル総合管理株式会社を設立
    • [5]1989年3月 株式会社エヌ・エフ・クリエイト(現・野村不動産ライフ&スポーツ)を設立
    • [6]1990年1月 株式会社アメニティサービスを設立
    • [7]1991年7月 野村住宅管理株式会社を設立
  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [1]1957年4月 野村不動産株式会社を東京都中央区に設立
    • [3]1970年1月 野村住宅産業株式会社(現・野村不動産株式会社)を設立
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [2]設立目的は親会社・野村證券株式会社の本社ビルの所有・管理
    • [4]1977年4月 野村ビル総合管理株式会社を設立
    • [5]1989年3月 株式会社エヌ・エフ・クリエイト(現・野村不動産ライフ&スポーツ)を設立
    • [6]1990年1月 株式会社アメニティサービスを設立
    • [7]1991年7月 野村住宅管理株式会社を設立

「プラウド」の登場と1990年代の住宅分譲会社への変身

1980年代後半のバブル経済期に野村不動産が手がけた住宅・賃貸ビルの開発は[8]、地価高騰の波に乗って延床ベースで年率20%超の伸びを示した。だがバブル崩壊後の1990年代前半は、土地と建物の含み損を抱えた他のデベロッパーと同様に、同社も収益面で苦しい時期を経た。2002年に住宅分譲事業を立て直す主軸として投入したのが、上質な住宅供給ブランド「プラウド」である(ブランド発表は2002年12月)。[9]2000年代に入って首都圏のマンション市場でブランド認知が広がり、「プラウドの野村不動産」という業界内での呼称が定着した[10]。プラウドは野村不動産の住宅事業の主柱として、その後20年以上にわたり同社の収益を支える基盤になった。

2000年11月、不動産仲介業務・販売受託業務を担う野村不動産アーバンネット株式会社[11](2021年4月に野村不動産ソリューションズに商号変更[12])を設立した。仲介機能を別会社化する方針は、住宅分譲とは異なるサービス事業として収益を立てる狙いがあり、後年の「仲介・CRE事業」セグメントの源流となった。2001年12月には私募不動産運用の野村不動産インベストメント・マネジメント[13]、2003年1月にREIT運用の野村不動産投信を設立し[14]、資産運用事業の足場も同時並行で整えた。住宅分譲・ビル賃貸という伝統的な事業に、仲介と資産運用を加えた事業ポートフォリオの原型が、2000年代初頭にできあがった。

2003年から2004年にかけて、野村證券グループ内で持株会社体制への移行構想が具体化した。野村證券本体が2001年10月に金融持株会社「野村ホールディングス」へ移行する流れと並行し、不動産部門も独自の持株会社を立てる道を選んだ。当時の野村不動産の直接の親会社は野村ホールディングスではなく野村土地建物株式会社で、新設の持株会社は2004年10月に同社から野村不動産の発行済株式全部の現物出資を受ける形で業務を開始する[15]ことになる。[16]証券・不動産・資産運用の3軸を別々のホールディングスに分けることで、それぞれの事業特性に応じた経営判断と資本配分を可能にする設計だった。証券会社の社屋管理から始まった会社が、独立した上場不動産デベロッパーへと変身する直前の局面が、2004年だった。

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    • [15]野村不動産の直接の親会社は野村土地建物株式会社で、持株会社は2004年10月に同社から野村不動産の発行済株式全部の現物出資を受けて業務を開始した
    • [16]野村證券本体は2001年10月に金融持株会社「野村ホールディングス」へ移行

2004年の野村不動産HD設立と2006年東証一部上場

2004年6月、東京都新宿区に野村不動産ホールディングス株式会社[17]が設立された。同年10月に野村土地建物から野村不動産の発行済株式全部の現物出資を受けて持株会社としての業務を開始し、野村不動産・野村不動産アーバンネット・野村不動産投信などのグループ各社を傘下に置く体制が発足した。初代社長は中野淳一氏が務め、同年中に鈴木弘久氏に交代[18]した。同年12月には野村不動産株式会社の子会社管理営業を会社分割により承継し[19]、野村ビルマネジメント(現・野村不動産パートナーズ)・野村不動産アーバンネット(現・野村不動産ソリューションズ)等を直接子会社化する組織再編を完了した。HD化により、住宅分譲・ビル賃貸・仲介・資産運用・運営管理の5機能を1つの持株会社の下に並列で配置する体制が整った。

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    • [17]2004年6月 野村不動産ホールディングス株式会社を東京都新宿区に設立
    • [18]初代社長は中野淳一氏、同年中に鈴木弘久氏へ交代
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [19]2004年12月 子会社管理営業を会社分割により承継し主要子会社を直接子会社化

2006年6月にはインターネット広告代理店事業を担う株式会社プライムクロスを設立し[20]、住宅分譲のマーケティング機能を内製化した。同年10月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場した[21]。野村證券グループから資本面でも独立し、外部株主を持つ上場デベロッパーとしての歩みが始まった。創業の1957年から数えて約49年、HD設立からは約2[22]年での上場である。上場時の野村不動産HDは、住宅分譲のプラウドブランドを主柱として首都圏マンション市場で5位前後のシェアを持ち、賃貸ビル事業ではオフィスビル「PMOシリーズ」を展開する位置にあった。

  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [20]2006年6月 株式会社プライムクロスを設立
    • [21]2006年10月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [22]創業1957年から約49年、HD設立から約2年での上場

2007年7月には商業施設の企画・設計・テナントリーシング・プロパティマネジメントを担う株式会社ジオ・アカマツ(現・野村不動産コマース)の全株式を取得し[23]、商業施設機能をグループ内に取り込んだ。2008年12月にはオフィスビル・住宅・商業施設等の開発・賃貸を担う東芝不動産株式会社の株式の65%を取得し、連結子会社化[24]した(旧・NREG東芝不動産)。東芝不動産は東芝グループの社宅・寮の管理を母体とする会社で、横浜ビジネスパークなどの規模を持つ賃貸物件を保有していた。買収により、賃貸ビル事業の保有床面積が一段拡大し、デベロッパーとしての規模が増した。HD設立から2年で上場を果たし、続く2年でM&Aを実行する展開速度が、2000年代後半の同社を特徴づけた。

  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [23]2007年7月 株式会社ジオ・アカマツ(現・野村不動産コマース)の全株式を取得
    • [24]2008年12月 東芝不動産株式会社の株式65%を取得し連結子会社化
  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [17]2004年6月 野村不動産ホールディングス株式会社を東京都新宿区に設立
    • [20]2006年6月 株式会社プライムクロスを設立
    • [21]2006年10月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
    • [23]2007年7月 株式会社ジオ・アカマツ(現・野村不動産コマース)の全株式を取得
    • [24]2008年12月 東芝不動産株式会社の株式65%を取得し連結子会社化
    • [18]初代社長は中野淳一氏、同年中に鈴木弘久氏へ交代
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [19]2004年12月 子会社管理営業を会社分割により承継し主要子会社を直接子会社化
    • [22]創業1957年から約49年、HD設立から約2年での上場

2005年〜 プラウドブランド確立と「運営管理事業」取り込みによる5事業構造

野村不動産ホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2006年 独立した不動産持株会社の設立と東証一部上場 銀行借入と証券グループの傘に頼り続けるか、資本市場から自ら資金を取りにいくか
  2. 2008年 ジオ・アカマツの全株式取得と東芝不動産65%取得による商業・賃貸ビル事業の拡張 住宅分譲の伸びに頼り続けるか、上場で得た資金で商業と賃貸の床を買い足すか
  3. 2011年 グループの資産運用会社3社を統合し野村不動産投資顧問を発足
  4. 2013年 野村HDの連結子会社から除外
  5. 2015年 シニア向け住宅事業の「野村不動産ウェルネス」を設立
  6. 2015年 3つのREITを統合し総合型「野村不動産マスターファンド投資法人」が上場
  7. 2017年 ホテル事業の「野村不動産ホテルズ」を設立

中井加明三社長期の「自己資本比率30%」と建設企画室

2011年4月、鈴木弘久氏から中井加明三[25]へ社長が交代した。中井氏は野村證券の出身で[26]、不動産業界の外から持株会社のトップに就いた経営者である。在任期間は2011年から2015年3月までの約4年で[27]、リーマンショック後の住宅市場の正常化と東日本大震災後の事業再構築が経営課題として重なる時期に重なった。2013年4月には建設企画室を設立し[28]、ゼネコンとの工事費交渉と発注先選定の専門部隊を社内に常設した。建設費高騰局面で、デベロッパー側がゼネコンと直接交渉する体制を整える判断である。中井社長期はリーマン後の住宅市況の回復と並行して、財務体質強化を進める移行期に重なった。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [25]2011年4月 鈴木弘久氏から中井加明三氏へ社長交代
    • [26]中井加明三氏は野村證券の出身(1974年 野村證券入社)
    • [27]中井加明三氏の社長在任は2011年〜2015年3月までの約4年
    • [28]2013年4月 建設企画室を設立

中井社長期の財務戦略の中心は、自己資本比率の引き上げにあった。将来の開発投資に備える資本基盤として、FY15までに自己資本比率30%を経営目標として掲げ、FY11の連結自己資本比率26.8%からFY15には30.1%まで引き上げて目標を達成した。[29]同期の連結売上高はFY11の4,508億円からFY15の5,695億円へ4年で26%増、経常利益は341億円から726億円へ約2.1倍に拡大した[30]。住宅分譲の「プラウドタワー立川」が2014年7月に第一期230戸を即日完売するなど[31]、首都圏マンション市場での販売力が高まった時期に重なる。財務体質強化と商品力の伸長が並行して進み、デベロッパーとしての経営基盤が一段固まった。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [29]FY15(2016年3月期)までに自己資本比率30%を目標とし、FY11の26.8%からFY15の30.1%へ引き上げ達成
    • [30]連結売上高はFY11の4,508億円からFY15の5,695億円へ4年で26%増、経常利益は341億円→726億円へ約2.1倍
    • [31]「プラウドタワー立川」が2014年7月に第一期230戸を即日完売

中井社長期に整えた事業ポートフォリオは、住宅事業(プラウド・OHANA)・都市開発事業(オフィスビル「PMO」シリーズ)・運営管理事業(野村不動産パートナーズ)・仲介CRE事業(野村不動産アーバンネット)・資産運用事業(野村不動産投資顧問)の5本柱として固まった。2012年5月の決算説明資料には、住宅分譲新ブランド「OHANA」が初提示された。プラウドが首都圏中心の上質ブランドであるのに対し、OHANAは郊外・子育て世帯向けの住宅ブランドとして補完的な位置付けで投入された。5事業を並列に運営する持株会社の事業構造は、中井社長期に明確化した。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [25]2011年4月 鈴木弘久氏から中井加明三氏へ社長交代
    • [26]中井加明三氏は野村證券の出身(1974年 野村證券入社)
    • [27]中井加明三氏の社長在任は2011年〜2015年3月までの約4年
    • [28]2013年4月 建設企画室を設立
    • [31]「プラウドタワー立川」が2014年7月に第一期230戸を即日完売
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [29]FY15(2016年3月期)までに自己資本比率30%を目標とし、FY11の26.8%からFY15の30.1%へ引き上げ達成
    • [30]連結売上高はFY11の4,508億円からFY15の5,695億円へ4年で26%増、経常利益は341億円→726億円へ約2.1倍

沓掛英二社長期の「証券出身者の長期視点」と事業利益指標

2015年4月、中井加明三氏は会長に退き、沓掛英二[32]が代表取締役社長兼社長執行役員グループCEOに就任した。沓掛社長も野村證券出身で、1984年4月に野村證券へ入社[33]、野村ホールディングス常務執行役員、野村證券副社長等を経て、2014年4月に同社顧問として野村不動産HDに移籍[34]した経歴を持つ。沓掛社長は2015年12月の週刊エコノミスト特大号インタビューで、不動産業界における経営の時間軸の長さに触れ、証券業との違いについて語った。長期視点での事業展開を意識した経営姿勢を、就任早々に対外表明した。中井社長から沓掛社長へのバトンも、野村證券出身の系譜による継承だった。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [32]2015年4月 中井加明三氏が会長に退き、沓掛英二氏が代表取締役社長兼グループCEOに就任
    • [33]沓掛英二氏は野村證券出身で1984年4月に野村證券へ入社
    • [34]沓掛英二氏は2014年4月に同社顧問として野村不動産HDに移籍

沓掛社長期の財務開示の特徴は、FY18から導入した「事業利益」指標である[35]。会計上の営業利益に持分法投資損益と、M&A時に発生した無形固定資産償却費を加算した独自指標で、開発案件への出資と買収を組み合わせる成長戦略の実態を、より正確に投資家へ示す狙いがあった。FY18の営業利益791億円・経常利益693億円から、FY19には営業利益819億円・経常利益730億円へと拡大した[36]。コロナ禍に入ったFY20には住宅分譲の引き渡し時期繰り延べで売上高が5,806億円へ前期比14.2%減となったが、営業利益763億円・経常利益659億円を確保した[37]。コロナ下でも住宅・賃貸の安定的なキャッシュ創出力が維持された。

  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会 第79期(2019年3月期)
    • [35]FY18(2019年3月期)から独自指標「事業利益」を導入
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [36]FY18の営業利益791億円・経常利益693億円からFY19は営業利益819億円・経常利益730億円へ拡大
    • [37]FY20は売上高5,806億円(前期比14.2%減)・営業利益763億円・経常利益659億円

2015年6月にはフィットネス子会社メガロスの完全子会社化を目的としたTOBを決定し[38]、運営管理ビジネスをグループ内へ取り込む体制を強めた。2016年10月には横浜ビジネスパーク熱供給を野村不動産熱供給に商号変更し[39]、地域冷暖房事業を野村不動産ブランドに統一した。2017年4月以降は住宅分譲の旗艦ブランド「プラウド」の認知拡大が一巡し、賃貸ビル「PMO」シリーズと商業施設「セットアップオフィス+カフェ」を組み合わせる都心ミクストユース開発の比重が上がった。沓掛社長期の後半には住宅依存からの脱却を経営課題として明示し、賃貸ビル・運営管理を含めた複線型のポートフォリオへの移行を進めた。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [38]2015年6月 フィットネス子会社メガロスの完全子会社化を目的としたTOBを決定
  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [39]2016年10月 横浜ビジネスパーク熱供給を野村不動産熱供給へ商号変更
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [32]2015年4月 中井加明三氏が会長に退き、沓掛英二氏が代表取締役社長兼グループCEOに就任
    • [33]沓掛英二氏は野村證券出身で1984年4月に野村證券へ入社
    • [34]沓掛英二氏は2014年4月に同社顧問として野村不動産HDに移籍
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会 第79期(2019年3月期)
    • [35]FY18(2019年3月期)から独自指標「事業利益」を導入
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [36]FY18の営業利益791億円・経常利益693億円からFY19は営業利益819億円・経常利益730億円へ拡大
    • [37]FY20は売上高5,806億円(前期比14.2%減)・営業利益763億円・経常利益659億円
    • [38]2015年6月 フィットネス子会社メガロスの完全子会社化を目的としたTOBを決定
  • 野村不動産ホールディングス 公式IR沿革ページ
    • [39]2016年10月 横浜ビジネスパーク熱供給を野村不動産熱供給へ商号変更

連続増配と自己株式取得による株主還元の定着

2015年3月期に第4期連続増配を達成して以降、野村不動産HDは毎期の増配を継続した。FY17には年間配当70円、FY18に75円、FY19に80円[40]、FY20に82.5円、FY21に90円、FY22に97.5円と、毎期2.5〜10円幅の増配を10期以上にわたり継続した。自己株式取得もFY17の100億円、FY18の50億円、FY19の50億円、FY20の80億円、FY21の40[41]億円と、年次の経営判断として組み込まれた。総還元性向はFY21に44.3%まで上昇[42]した。

  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会(各期)
    • [40]年間配当はFY17の70円からFY18 75円・FY19 80円・FY20 82.5円・FY21 90円・FY22 97.5円へ毎期増配
    • [41]自己株式取得はFY17 100億円・FY18 50億円・FY19 50億円・FY20 80億円・FY21 40億円
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会 第81期(2021年3月期)
    • [42]総還元性向はFY21に44.3%まで上昇

連続増配を可能にしたのは、住宅分譲事業の安定的なキャッシュ創出と、都市開発事業の賃貸物件入替えによる利益確保である。FY18の都市開発事業セグメント売上高は1,696億円・セグメント利益376億円で[43]、利益率は22.2%に達した。住宅事業は売上高3,745億円・利益251億円で利益率6.7%と[44]、土地仕入競争の激化で利益率が圧迫されたが、賃貸ビル事業の高利益率が全体を下支えする構造に転じた。配当政策の継続性は機関投資家からの評価を支え、TOPIX採用銘柄の中でも安定配当株としての位置付けが定着した。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [43]FY18の都市開発事業は売上高1,696億円・セグメント利益376億円・利益率22.2%
    • [44]FY18の住宅事業は売上高3,745億円・利益251億円・利益率6.7%

2018年4月の有価証券報告書では、海外事業セグメントは未独立で、5事業(住宅・都市開発・仲介CRE・資産運用・運営管理)の体制が確立していた。野村不動産HD設立から14年、東証一部上場から12年を経て、グループの事業構造はほぼ完成形に達した。FY17の連結売上高6,237億円のうち、住宅事業[45]3,545億円(56.8%)・都市開発事業1,325億円(21.2%)と住宅依存の比重が高く、賃貸ビル拡張と海外進出の必要性は数字に現れていた。次の経営課題は、国内市場の量的成熟下での海外進出と、住宅・賃貸以外の新領域への投資配分であった。沓掛社長期の後半(2019年以降)は、こうした次世代の事業構造への布石を打つ移行期に入った。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [45]FY17の連結売上高6,237億円のうち住宅事業3,545億円(56.8%)・都市開発事業1,325億円(21.2%)
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会(各期)
    • [40]年間配当はFY17の70円からFY18 75円・FY19 80円・FY20 82.5円・FY21 90円・FY22 97.5円へ毎期増配
    • [41]自己株式取得はFY17 100億円・FY18 50億円・FY19 50億円・FY20 80億円・FY21 40億円
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会 第81期(2021年3月期)
    • [42]総還元性向はFY21に44.3%まで上昇
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [43]FY18の都市開発事業は売上高1,696億円・セグメント利益376億円・利益率22.2%
    • [44]FY18の住宅事業は売上高3,745億円・利益251億円・利益率6.7%
    • [45]FY17の連結売上高6,237億円のうち住宅事業3,545億円(56.8%)・都市開発事業1,325億円(21.2%)

2019年〜 中長期計画の刷新と海外・データセンター事業の立ち上げ

野村不動産ホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2022年 「野村不動産ビルディング」を「野村不動産」に統合
  2. 2022年 中長期経営計画(2023年3月期〜2031年3月期の9年計画)を策定
  3. 2022年 「野村リアルアセット・インベストメント」を設立
  4. 2024年 「UDS」「沖縄UDS」がグループ入り

2030年Life & Time Developerを掲げた9年計画

2019年5月に発表した中期経営計画は、住宅・賃貸の両軸での成長と海外事業の段階的な拡大を目標として設定した。だが2020年からのコロナ禍と国内住宅市場の構造変化を受け、2022年4月には新たな中長期経営計画(2023年3月期〜2031年3月期の9年計画)を策定した。[46]中長期計画では、住宅・賃貸を主軸としつつ、海外事業・運営管理事業・データセンター事業を成長領域として位置付け、ネット投資3兆円を9年間で配分する設計を提示した[47]。サステナビリティ重点課題を再定義し、ESG目標を財務目標と並列に置く方針も初めて明文化した。

  • 野村不動産ホールディングス 統合レポート2022
    • [46]2022年4月 新たな中長期経営計画(2023年3月期〜2031年3月期の9年計画)を策定
    • [47]中長期計画はネット投資3兆円を9年間で配分する設計を提示

中長期計画の柱の一つが海外事業の本格展開である。アジア・東南アジア・米国を中心に住宅分譲とオフィス開発を進める方針で、英国・タイ・ベトナム・フィリピン等での現地パートナーとの合弁プロジェクトを順次開始した。FY21に海外事業セグメントが連結ベースで独立計上され、売上高26億円・損失5[48]億円で初年度はマイナス計上となった。FY22には売上高67億円・利益24億円へ転換、FY23には売上高46億円・損失12[49]億円と再度マイナスを記録し、海外事業の業績変動の大きさが数字として表れた。FY24には売上高94億円・利益17億円まで回復し[50]、海外プロジェクトの売却益が利益貢献し始めた。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [48]FY21に海外事業セグメントが連結ベースで独立計上・売上高26億円・損失5億円
    • [49]FY22は海外事業売上高67億円・利益24億円、FY23は売上高46億円・損失12億円
    • [50]FY24は海外事業売上高94億円・利益17億円まで回復

新井聡社長は2030年ビジョンとして「まだ見ぬ、Life[51] & Time Developerへ」を掲げ、住宅・賃貸・運営管理に加えて顧客の生活時間そのものを設計するサービスを提供する事業体への変身を、9年計画の終点として描いた。コミュニティ運営やまちづくりサービスを手がけるUDS株式会社を2022年にグループ[52]化したのも、この方向に沿った布石である。住宅分譲偏重から複線型サービス事業会社への変身が、中長期計画の到達点として明示された。プラウドブランドで蓄えた住宅事業の収益力と、PMOシリーズの賃貸ビル事業を土台に、新たな収益源を探すことが経営課題である。

  • 野村不動産ホールディングス 統合レポート2022
    • [46]2022年4月 新たな中長期経営計画(2023年3月期〜2031年3月期の9年計画)を策定
    • [47]中長期計画はネット投資3兆円を9年間で配分する設計を提示
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [48]FY21に海外事業セグメントが連結ベースで独立計上・売上高26億円・損失5億円
    • [49]FY22は海外事業売上高67億円・利益24億円、FY23は売上高46億円・損失12億円
    • [50]FY24は海外事業売上高94億円・利益17億円まで回復
    • [51]新井聡社長が2030年ビジョンとして「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ」を掲げた
    • [52]コミュニティ運営・まちづくりサービスのUDS株式会社を2022年にグループ化

沓掛社長から新井社長への交代と芝浦ブルーフロント

2023年4月、沓掛英二氏は代表権なしの会長に退き[53]新井聡氏が新社長に就任した。新井社長は野村證券(現・野村ホールディングス)の出身で、1988年に野村證券へ入社し[54]、同社代表取締役副社長執行役員などを経て、2022年に野村不動産ホールディングスへ移り、2023年4月にHD社長へ昇格した経歴である。沓掛社長期までの「証券出身者によるHD経営」を引き継ぐ人事である。新井社長は就任後の対外発言で、金融と不動産を近づける戦略を繰り返し強調した。中井・沓掛・新井と続く社長はいずれも野村證券の出身で[55]、証券グループ系の社長系譜が受け継がれている。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [53]2023年4月 沓掛英二氏が代表権なしの会長に退き、新井聡氏が新社長に就任
    • [54]新井聡氏は野村證券(現・野村ホールディングス)の出身で、1988年に野村證券へ入社し、2022年に野村不動産ホールディングスへ移った
    • [55]中井・沓掛・新井の歴代社長はいずれも野村證券の出身で、証券グループ系の社長系譜が継続している

新井社長期の象徴的プロジェクトが、東京・芝浦の延べ床面積55万平方メートル規模の再開発「ブルーフロント芝浦[56]」である。S棟とN棟のツインタワーで構成される[57]同社過去最大級の巨大プロジェクトで、延べ床面積55万平方メートルを擁する。1棟目のS棟は2025年2月に竣工し[58]、賃貸オフィス・ホテル・商業の複合用途で稼働を開始した。延べ床面積ベースで野村不動産HD史上最大の単一プロジェクトで、都心ミクストユース開発における同社の事業ランクを一段引き上げた。2026年3月期の連結事業利益への寄与が本格化する見通しで、芝浦エリア全体の再整備を通じた長期賃貸収益の確保が、新井社長期の収益基盤づくりの中心に位置付けられた。

    • [56]再開発「ブルーフロント芝浦」は延べ床面積55万平方メートル規模
    • [57]ブルーフロント芝浦はS棟とN棟のツインタワーで構成
  • 野村不動産ホールディングス 統合レポート2024
    • [58]1棟目のS棟は2025年2月に竣工し稼働開始

新井社長はUDSのグループ化を、顧客への新たな付加価値提供を狙ったサービス事業強化の一環と位置付けた。野村證券の社屋管理会社から始まった会社が、住宅分譲・賃貸ビル開発を経て、生活サービスを含む「Life & Time Developer」へと変身する道筋を、新井社長期の経営方針として明示した。新井社長は2022年12月の社長就任発表時から一貫して、金融サービスと不動産開発の融合という方向性を経営の柱に据えた。プラウドの住宅供給力と賃貸ビル運営に、生活時間のデザインまで含めたサービス事業を重ねる構図を、次世代の収益基盤として整えた。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [53]2023年4月 沓掛英二氏が代表権なしの会長に退き、新井聡氏が新社長に就任
    • [54]新井聡氏は野村證券(現・野村ホールディングス)の出身で、1988年に野村證券へ入社し、2022年に野村不動産ホールディングスへ移った
    • [55]中井・沓掛・新井の歴代社長はいずれも野村證券の出身で、証券グループ系の社長系譜が継続している
    • [56]再開発「ブルーフロント芝浦」は延べ床面積55万平方メートル規模
    • [57]ブルーフロント芝浦はS棟とN棟のツインタワーで構成
  • 野村不動産ホールディングス 統合レポート2024
    • [58]1棟目のS棟は2025年2月に竣工し稼働開始

14期連続増配・株式分割・データセンター投資の三段構え

2024年3月期から2025年3月期にかけて、野村不動産HDは資本政策面で3つの施策を相次いで打った。2024年4月には自己株式取得を継続し、2025年3月期の年間配当を分割考慮後で34.0円とし、続く2026年3月期には36.0円(前期比+2.0円)と14期連続増配[59]を予想した。2025年4月1日付で1株を5株に分割し[60]、個人投資家層の取り込みを狙った。同社の事業利益定義は、海外プロジェクト会社(SPC等)の持分売却損益まで含む形に拡張され、海外事業の利益貢献を継続的に開示する体制が整った。

  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会(2025年4月)
    • [59]2025年3月期の年間配当(分割考慮後)は34.0円、2026年3月期の年間配当予想は36.0円(前期比+2.0円)で14期連続増配
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会
    • [60]2025年4月1日付で1株を5株に分割

FY24の連結業績は、売上高7,576億円・営業利益[61]1,189億円・経常利益1,067億円・親会社株主に帰属する当期純利益748億円で、いずれも過去最高を更新した。営業利益率は15.7%、ROEは10.4%と[62]、不動産業界の上場大手としても上位水準の収益性を確保した。総資産は2.69兆円、自己資本は7,501億円[63]で自己資本比率は27.9%と、有利子負債残高1兆2,653億円を抱えながらも開発資金と財務健全性を両立する財務構造が定着した。中長期経営計画のネット投資3兆円のうち、FY23末時点で35.8[64]%の進捗率に達した。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [61]FY24の連結業績は売上高7,576億円・営業利益1,189億円・経常利益1,067億円・親会社株主帰属当期純利益748億円で過去最高更新
    • [62]FY24の営業利益率15.7%・ROE10.4%
    • [63]FY24の総資産2.69兆円・自己資本7,501億円・自己資本比率27.9%・有利子負債残高1兆2,653億円
  • 野村不動産ホールディングス 統合レポート2024
    • [64]中長期経営計画のネット投資3兆円のうちFY23末時点で35.8%の進捗率

データセンター事業への投資もFY24以降に本格化し、海外事業の中でハイパースケーラー向け電気設備需要を取り込む方針が示された。創業1957年から2025年までの68年で、野村證券の社屋管理会社が日本有数の上場不動産デベロッパーへ変身する道筋は、HD設立から21年での過去最高益更新[65]によって一つの到達点となった。次の中長期経営計画(FY26〜FY28)が2026年3月期から始動し、住宅分譲偏重から複線型収益構造への転換が、新井社長期の経営課題として継続する。芝浦・浜松町といった都心の延べ床数十万平方メートル規模の再開発事業の運営期間管理と、データセンター・海外事業の利益安定化が、次の経営判断の焦点である。

  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [65]創業1957年から2025年までの68年・HD設立から21年で過去最高益を更新
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会(2025年4月)
    • [59]2025年3月期の年間配当(分割考慮後)は34.0円、2026年3月期の年間配当予想は36.0円(前期比+2.0円)で14期連続増配
  • 野村不動産ホールディングス 決算説明会
    • [60]2025年4月1日付で1株を5株に分割
  • 野村不動産ホールディングス 有価証券報告書
    • [61]FY24の連結業績は売上高7,576億円・営業利益1,189億円・経常利益1,067億円・親会社株主帰属当期純利益748億円で過去最高更新
    • [62]FY24の営業利益率15.7%・ROE10.4%
    • [63]FY24の総資産2.69兆円・自己資本7,501億円・自己資本比率27.9%・有利子負債残高1兆2,653億円
    • [65]創業1957年から2025年までの68年・HD設立から21年で過去最高益を更新
  • 野村不動産ホールディングス 統合レポート2024
    • [64]中長期経営計画のネット投資3兆円のうちFY23末時点で35.8%の進捗率

野村不動産ホールディングスの沿革1957〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
野村不動産を設立★★
デベロッパーとして宅地開発業務を開始
分譲マンション「コープ竹の丸」を着工
マンション分譲事業に参入★★
野村證券の不動産部門を二社に分け、野村住宅産業(現・野村不動産)を設立親会社の社屋を預かる管理会社にとどまるか、外部市場で用地を仕入れる開発会社へ出るか 詳細を読む★★★
野村ビル総合管理を設立
新宿野村ビルを竣工し本社を移転
横浜ビジネスパーク熱供給を設立
エヌ・エフ・クリエイトを設立
アメニティサービスを設立
野村住宅管理を設立
野村不動産アーバンネットを設立
住宅統一ブランド「PROUD(プラウド)」を発表★★
鈴木弘久野村不動産HDを設立★★
鈴木弘久独立した不動産持株会社の設立と東証一部上場銀行借入と証券グループの傘に頼り続けるか、資本市場から自ら資金を取りにいくか 詳細を読む★★★
鈴木弘久ジオ・アカマツの全株式取得と東芝不動産65%取得による商業・賃貸ビル事業の拡張住宅分譲の伸びに頼り続けるか、上場で得た資金で商業と賃貸の床を買い足すか 詳細を読む★★★
中井加明三グループの資産運用会社3社を統合し野村不動産投資顧問を発足
中井加明三野村HDの連結子会社から除外★★
沓掛英二シニア向け住宅事業の「野村不動産ウェルネス」を設立
沓掛英二3つのREITを統合し総合型「野村不動産マスターファンド投資法人」が上場★★
沓掛英二ホテル事業の「野村不動産ホテルズ」を設立
沓掛英二「野村不動産ビルディング」を「野村不動産」に統合
沓掛英二中長期経営計画(2023年3月期〜2031年3月期の9年計画)を策定
沓掛英二「野村リアルアセット・インベストメント」を設立
新井聡「UDS」「沖縄UDS」がグループ入り
出典・参考

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