創業地-
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上場年-
創業者-
現代表奥谷晴信
従業員数3,253

1899年、愛知県知多郡東海町(現・東海市)の蟹江一太郎氏が西洋野菜の栽培に着手し、トマトの発芽を見たことから始まる。1903年にトマトソース(現在のトマトピューレー)の製造・販売を開始、1908年にトマトケチャップ・ウスターソース、1933年にトマトジュースと、わずか30年で主要製品ラインアップを確立した。1914年12月に愛知トマトソース製造合資会社(現カゴメ㈱)を設立、1917年に「カゴメ印」商標を登録、1949年に関係5社統合で愛知トマト株式会社、1963年4月にカゴメ株式会社へ社名変更した。

1996年、創業から実に97年目にして初の「サラリーマン社長」として伊藤正嗣氏が社長に就任、創業家・蟹江家以外からの経営トップ登用が始まった。2000年に企業理念「感謝」「自然」「開かれた企業」を発表、株主10万人構想(1999年〜)により株主数を約6,000人から17万人超まで拡大、99.5%を個人株主・約半数を女性株主とする独特の株主構造を構築した。1995年「野菜生活100」発売、2010年Kagome Australia設立、2014年寺田直行氏社長就任で「トマトの会社から、野菜の会社に。」を掲げ、商品カテゴリと海外農業展開を加速した。

2024年1月、米国カリフォルニア州の加工用トマト最大手Ingomar Packing Company, LLCを連結子会社化、FY24(2024年12月期)売上3,069億円・営業利益362億円・純利益250億円と業績規模が一段上がった。2026年1月、奥谷晴信氏が第11代社長に就任、山口聡氏は会長へ。奥谷氏は「2035年に目指す姿を『農から食にわたる技術革新をリードし、自然の可能性を共に拓く会社』と設定した」(公式社長メッセージ)と述べ、海外成長加速を最大の経営課題に位置づけた。インゴマー社統合のシナジー実現、創業127年で築いた個人株主主導ガバナンスとグローバル経営の両立、技術革新による「野菜の会社」の次の段階構築が、奥谷時代の主要論点となる。

カゴメ:売上高の内訳と営業利益率(PL 分解 × 営業利益率)
売上高(億円)営業利益(億円)販管費(億円)売上原価(億円)営業利益率(%)
歴代社長
FY01
FY02
FY03
FY04
FY05
FY06
FY07
FY08
FY09
FY10
FY11
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FY13
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FY21
FY22
FY23
FY24
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FY26
FY27
FY28
FY29
FY30
喜岡浩二
代表取締役社長
西秀訓
代表取締役社長
寺田直行
代表取締役社長
山口聡
代表取締役社長
奥谷晴信
代..
歴代社長
FY02
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FY05
FY06
FY07
FY08
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FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
喜岡浩二
代表取締役社長
西秀訓
代表取締役社長
寺田直行
代表取締役社長
山口聡
代表取締役社長
奥谷晴信
代表取締役社長
カゴメ:投資CF(M&A・設備投資ほか/事業施策と紐付き)
投資CF(億円)
Ingomar Packing Company, LLCの持分を追加取得し連結子会社化2024
カゴメアグリフレッシュ㈱(現連結子会社)設立2020

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歴史概略

1899年〜1962トマト栽培着手から「愛知トマト」時代までの創業期

西洋野菜栽培の挑戦と加工で活路を見出した蟹江一太郎氏の起業

1899年、愛知県知多郡東海町(現・東海市)の蟹江一太郎氏は、農林局技手の勧めで西洋野菜の栽培に着手し、その年に最初のトマトの発芽を見た。当時の日本ではトマトは「赤茄子」と呼ばれて家庭料理にはほとんど普及しておらず、栽培しても売り物にならない奇野菜だった。蟹江氏は栽培で余ったトマトを腐らせる代わりに加工する道を選び、1903年にトマトソース(現在のトマトピューレー)の製造・販売を開始した。販路開拓の苦労は語り継がれており、1908年にはトマトケチャップ・ウスターソースの製造・販売も開始して加工品ラインアップを広げた。栽培から加工へ事業重心を移したこの判断が、後年のカゴメの食品メーカーとしての出発点となった。

1914年12月、蟹江一太郎氏は「愛知トマトソース製造合資会社」(現カゴメ㈱)を設立して個人事業から法人形態へ移行した。1917年4月には「カゴメ印」(六角形の籠目模様)を商標登録し、ブランドの基本形を確定させた。1919年6月に上野工場が竣工して製造設備を近代化、1923年4月に愛知トマト製造株式会社へ改組した。1933年8月にはトマトジュースを発売し、ケチャップ・ピューレー・ジュースの三本柱が成立した。トマトジュースは戦後の日本における健康飲料の代表選手となり、カゴメの収益柱として長く機能することになる。蟹江一太郎氏の創業から1962年に長男・蟹江一忠氏へバトンタッチするまで実に約63年、初代は食品業界の創業者として業界で君臨した。

戦中・戦後の合併再編と「愛知トマト」5社統合(1949年)

第二次大戦中の食料統制下では、愛知トマト製造㈱は周辺企業との合併・統合を進める時期に入った。1949年8月、愛知トマト製造㈱は愛知海産興業㈱・滋賀罐詰㈱・愛知商事㈱・愛知罐詰興業㈱の関係5社と合併、社名を「愛知トマト株式会社」とした。1949年4月の東京連絡所(現東京支店)開設、1949年7月の大阪出張所(現大阪支店)開設と、東京・大阪への販売拠点展開も同年に進んだ。この5社統合は、戦後の物資不足とブランド統合のなかで、カゴメ印を保有する愛知トマト製造を基幹として地域加工メーカーを束ね、より広域な食品メーカーとしての体制を整える戦略的合併だった。

戦後高度経済成長期に入った1961年4月、カゴメビル㈱(現カゴメアクシス㈱、連結子会社)を本社ビル管理会社として設立、1961年7月に栃木工場(現那須工場)が竣工、1962年6月に茨城工場竣工、1962年7月に名古屋支店開設、1962年9月に研究所開設と、生産・販売・研究の3機能を1〜2年で立て続けに整備した。創業者・蟹江一太郎氏が長男・蟹江一忠氏に経営を譲ったのもこの時期にあたり、創業家2代目への事業承継と、戦後型食品メーカーへの脱皮が同時に進行した。1963年4月、社名を「カゴメ株式会社」に変更、商品ブランドと社名を一致させて、トマト加工品メーカーとしての対外的アイデンティティを確立した。

以降は執筆中

参考文献・数字根拠

参考文献

有価証券報告書
カゴメ公式 沿革
日経リスキリング 2018/5/8
ダイヤモンド・チェーンストア 2017/9/15
公式社長メッセージ
Wikipedia 蟹江一太郎
日本経済新聞 2019/9/30
カゴメ公式 統合報告書
日本経済新聞 2025/9/29
日本経済新聞 2025/12/9
食品新聞 2025/10/9
公式 社長メッセージ
決算説明会資料 FY24・FY25

数字根拠

売上高(FY12/2013年3月期)

1,962億円

有価証券報告書

売上高(FY14/2014年12月期)

1,594億円

有価証券報告書

経常利益(FY14/2014年12月期)

50億円

有価証券報告書

売上高(FY15/2015年12月期、IFRS移行)

1,956億円

有価証券報告書

売上高(FY18/2018年12月期)

2,099億円

有価証券報告書

営業利益(FY18/2018年12月期)

122億円

有価証券報告書

売上高(FY23/2023年12月期)

2,247億円

有価証券報告書

売上高(FY24/2024年12月期)

3,069億円

有価証券報告書

営業利益(FY24/2024年12月期)

362億円

有価証券報告書

純利益(FY24/2024年12月期)

250億円

有価証券報告書

売上高(FY25/2025年12月期)

2,943億円

有価証券報告書

営業利益(FY25/2025年12月期)

226億円

有価証券報告書

純利益(FY25/2025年12月期)

148億円

有価証券報告書

株主数(2025年時点)

約17万人

カゴメ公式 統合報告書

個人株主比率

約99.5%

カゴメ公式 統合報告書

株主10万人構想開始前 株主数

約6,000人

日経リスキリング 2018/5/8

株主総会出席株主数(構想開始前)

約120人

日経リスキリング 2018/5/8