創業1980年10月、新日本製鐵株式会社の全額出資で「日鐵コンピュータシステム株式会社」(通称:ニックス、資本金50百万円)が東京都千代田区に設立された。当時の新日鉄の社内システム部門が担っていた基幹業務システム運用機能を外部子会社として切り出した形で、製鉄所の操業管理・受注管理・販売管理を支える情報技術の蓄積を温存しながら外部市場への展開を始めた。
決断1988年4月、新日本製鐵の「情報通信システム部門」の事業を営業譲り受けし、新日鉄情報通信システム(ENICOM)に社名変更(資本金22億円)。同時期に伊藤忠商事・日立製作所・IBMとの合弁3社が設立され、新日鉄のIT部門は4社体制でスタートした。2001年4月にエレクトロニクス・情報通信事業部の事業も譲り受け、新日鉄ソリューションズ株式会社に社名変更し、合弁3社も当社の資本下位会社として再集約された。2002年10月に東京証券取引所第一部へ上場、2022年4月にプライム市場へ移行、2025年1月に名古屋・福岡証券取引所へ複数上場を果たした。
課題2023年4月、6代玉置和彦氏が社長に就任。生成AIと内製化支援を二大テーマに据え、市場の成長率を超えた成長を中期目標とする。FY24期売上3383億円・営業利益385億円(営業利益率11.4%)・当期純利益270億円で過去最高益を更新した。日鉄本体へのシステム業務受託(新日鉄グループ向け売上比率は約2割前後)を残しつつ、外販SI事業の独立性を高める方向が次の論点となる。2024年4月のテックスエンジソリューションズ・2024年10月のOSPソリューションズ完全子会社化と、生成AI領域の専門人材獲得を狙ったM&Aを連続実施している。
API for AI Agents— 静的アセットのJSONで取得可能。API実行の認証不要
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歴史概略
1980年〜2001年新日鉄社内システム部門から独立した情報子会社の誕生
1980年「日鐵コンピュータシステム(ニックス)」設立と内製化機能の外部展開
1980年10月、新日本製鐵株式会社の全額出資で「日鐵コンピュータシステム株式会社」(通称:ニックス、資本金50百万円)が東京都千代田区に設立された。事業目的は情報処理サービス業、電子計算機・周辺機器・資材の賃借・売買等で、当時の新日鉄の社内システム部門が担っていた基幹システム運用の機能を外部子会社として切り出した形である。1970年代後半の日本の鉄鋼業界は、IBMメインフレームを軸に基幹業務システムを構築し、新日本製鐵の社内システムは国内屈指の規模を誇っていた。製鉄所の操業管理・受注管理・販売管理を支える情報技術を、社外のシステム会社が容易に提供できる時代ではなく、新日鉄は内製化したシステム機能を子会社化することで、技術蓄積を温存しながら外部市場への展開を始めた。
1985年11月の北海道ニックス、1986年4月の東北ニックス、1986年7月のニックス・オー・エイ・サービス(現・日鉄ソリューションズ東日本)と、地域子会社が相次いで設立された。新日鉄の地域製鉄所網と並行する形で、システム子会社が全国に展開する構造が早期に形成された。地域子会社は新日鉄製鉄所の地元事業者向けシステム提供を通じて、製鉄所外の中堅企業向けSI業務へと事業領域を拡張していった。
1988年新日鉄IT部門の本格切り出しと業界SI企業群の同時誕生
1988年4月、新日本製鐵の「情報通信システム部門」の事業を営業譲り受けし、日鐵コンピュータシステムは「新日鉄情報通信システム株式会社」(通称:ENICOM、資本金22億円)へ社名変更した。同時に、新日鉄は伊藤忠商事との合弁で「エヌシーアイ総合システム」、日立製作所との合弁で「日鉄日立システムエンジニアリング」、日本アイ・ビー・エム(IBM)との合弁で「エヌエスアンドアイ・システムサービス」を設立した。一鉄鋼会社が同時期に4つの情報システム会社を立ち上げる規模感は、当時の日本企業のIT投資が業界の構造を変えるほどに巨大化していたことを示す。
1988年12月、通商産業省(現・経済産業省)からシステムインテグレータ企業として登録・認定を受け、対外SI事業の制度的基盤が整った。1991年3月には郵政省(現・総務省)から特定第二種電気通信事業者の登録を取得し、通信回線サービスを含むトータルなIT事業者としての位置づけを固めた。1992年4月に板橋第1データセンター、2000年8月に江戸川第2データセンターと、データセンター事業の基盤が段階的に整えられた。1995年10月には日本オラクルとOracleアプリケーション販売で提携、汎用パッケージソフトの取り扱いに事業領域を拡張した。
2001年「新日鉄ソリューションズ」誕生と総合SI体制
2001年4月、新日本製鐵のエレクトロニクス・情報通信事業部の事業を営業譲り受けし、社名を「新日鉄ソリューションズ株式会社」(英訳名:NS Solutions Corporation)に変更、資本金を65億円に増資した。1988年の合弁3社(伊藤忠商事・日立製作所・IBMとの提携先)はこのタイミングで当社の資本下位会社となり、新日鉄のIT機能はNSSOLとその傘下子会社群に再集約された。新日鉄本体のシステム業務を担う社内IT部門としての歴史と、対外SI事業者としての歴史が、ここで本格的に統合された。
新日鉄製鉄所の操業管理システムから、金融機関の勘定系システム、流通・小売の受発注システムまで、業種を超えた基幹業務システムの構築実績を持つSI企業として再出発した。創業から21年で社内子会社から独立した上場準備企業へと地位を変える節目となった。同時期、初代社長として棚橋康郎氏(1941年生、慶大経済卒・富士製鉄→新日鉄)が就任し、2003年3月までNSSOLの東証一部上場を率いた。
以降は執筆中