楽天グループ の歴史

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創業 1997年
創業者 三木谷浩史
創業地 東京都港区
創業 1997年2月、日本興業銀行を辞した31歳の三木谷浩史氏が、東京都港区愛宕で資本
1997年2月、日本興業銀行を辞した31歳の三木谷浩史氏が、東京都港区愛宕で資本金1,000万円の株式会社エム・ディー・エムを設立した。同年5月、月額5万円の固定料金で楽天市場をわずか13店で開業した。百貨店系モールが月100万円単位の出店料を取るなか出店の敷居を一桁下げ、契約時に半年分を前払いさせる前受金で運転資金を賄った。1999年6月には楽天株式会社へ商号を変更している。ただし場所を貸すだけの商売は、集客をポータルに握られる弱さを初めから抱えていた。
決断 在庫も物流も抱えず、足で集めた加盟店と会員基盤の上に事業を承継し足してきた。20
在庫も物流も抱えず、足で集めた加盟店と会員基盤の上に事業を承継し足してきた。2002年に月5万円の固定出店料を売上連動の従量課金へ改め、出店者が伸びればそのまま自社の収益も伸びる仕組みへ組み替えた。その原資で2003年に旅の窓口とDLJ証券を連続して買収し、翌2004年にはあおぞらカードを74億円で取得して決済と個人与信を外部提携から自前へ移した。ショッピング・旅行・金融を一つの会員IDとポイントへ集約する設計が経済圏を成立させたが、これらの実現には20年以上の歳月を費やしている。
現況 ECとフィンテックが稼ぎ、モバイルの成長原資となる構造だが、経済圏の確立を狙った
ECとフィンテックが稼ぎ、モバイルの成長原資となる構造だが、経済圏の確立を狙った点では一貫している。2025年12月期の売上収益は2兆4,966億円と過去最高を更新したが、インターネットサービス889億円・フィンテック1,999億円の営業利益をモバイルの1,618億円の営業損失が相殺し、全社の営業利益は143億円にとどまった。純損失は2019年12月期から7期続き、累計1兆3,000億円を超える。1997年の場所貸しから2008年にイーバンク銀行へ200億円を出資するまでに積み上げた稼ぐ力を、2017年に決めた第4のMNO参入の回収に充てる段階にある。
競合 競争の焦点は品揃えではなく会員の囲い込みにある。先発だった楽天市場は2000年1
競争の焦点は品揃えではなく会員の囲い込みにある。先発だった楽天市場は2000年10月、ポータルの集客力を背に伸びたヤフー!ショッピングに利用者数で首位を明け渡した。物流を自前で抱えるアマゾンとも異なる道として、楽天はプロ野球へ新規参入して全国的な知名度を買い、ポイントと会員IDで旅行・金融・通信をつないで囲い込みを深めた。アパレルに特化したZOZOTOWNのような専門モールも並び立つなか、優位の源泉はモール単体の強さから経済圏の厚みへ移るという見立てのもと、経営されている。
長期業績の推移 2001〜2025年
楽天グループ:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
2001年12月期〜2025年12月期

第1章 1997年〜 低価格参入による市場創出月5万円の出店料から店頭公開495億円へ

筆者考察y.sugiura, author

楽天市場の出発点にあったのは安さそのものではなく、出店するかどうかを店主が1人で決められる水準まで金額を下げたことである。百貨店系のモールが月100万円単位の出店料を求めていた時期に、月5万円という額は、個人商店の主人が社内の決裁も外部の助言も要さずに判断できる大きさだった。三木谷浩史氏が興銀の企業金融開発部とハーバードで身につけたのは大型買収を組み立てる技術だったが、楽天で使ったのはその逆である。決める人の数を減らし、その負担を軽くすれば、出店者が自ら動く。13店で始まった商店街が4年で約5000店に達したのは、営業が強かったからというより、断る理由が小さかったからである。

その設計は、同時に楽天を出店数に縛りつけた。月5万円を半年分まとめて前払いさせる仕組みは、店が増えるかぎり資金繰りを楽にするが、店が増えなくなれば収入も止まる。公開時の出店料収入が売上の73.2%を占めていたことは、収益が単一の変数で決まっていたことを意味する。2000年の店頭公開で得た495億円は、その構造を出るための資金だった。三木谷浩史氏がインフォシークに90億円を投じ、年間流通1兆円という桁違いの目標を掲げたのは、収益を出店数から切り離すためである。孫正義氏が通信そのものを押さえにいったのに対し、三木谷浩史氏は取引が起きる場所を押さえにいった。

1997年〜月5万円の固定料金と前受金による出店障壁の引き下げ

三木谷浩史氏は、日本興業銀行の本店企業金融開発部で企業の合併・買収を助言し、ソフトバンクの孫正義氏やカルチュア・コンビニエンス・クラブの増田宗昭氏の案件を担当していた。1991年には同期130人のうち1人だけ留学を認められて米ハーバードビジネススクールへ進み、大企業の幹部になるより起業することに価値があるという評価軸を持ち帰った。当初は5年勤めてから独立する計画だったが、1995年1月の阪神・淡路大震災で神戸の親族を失い、独立の時期を2年後へ繰り上げた。同年11月に興銀を退職してM&A助言のクリムゾングループを設立し、増田宗昭氏の案件で得た助言料を起業資金に充てた。複数の株主の意見調整に翻弄された経験から、外部資本を入れない開業にこだわった。開業前に調べたインターネット上の店舗は頁に商品目録を並べるだけのものが多く、三木谷浩史氏は買い手が求めているのは目録ではなく生きた店舗だと判断した。

  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [1]三木谷浩史氏 日本興業銀行本店企業金融開発部でM&Aアドバイザーを担当し、ソフトバンク孫正義氏・カルチュア・コンビニエンス・クラブ増田宗昭氏の案件を担当
    • [2]1991年 同期130人中ただ1人留学を得て米ハーバードビジネススクールでMBAを取得。「大企業の幹部になるよりも起業することに価値がある」と叩き込まれ目標が変わった
    • [3]1995年1月17日の阪神・淡路大震災で伯父・伯母を失い、「5年間興銀で働いた後で独立する」計画を「2年後に独立」へ前倒し
    • [4]1995年11月 興銀を退職しクリムゾングループを設立。CCCのコンサルティングフィーが起業資金の元手
    • [5]ディレクTV事業で株主間の意見調整に翻弄された経験から手持ち資金での開業にこだわった
  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [6]創業前に調べたインターネット・ショップの多くはホームページにカタログを並べるだけで、消費者が求めているのはカタログではなく活きた店舗だと考えた

1997年2月、日本興業銀行を辞した31歳の三木谷浩史氏は、資本金1000万円で株式会社エム・ディー・エムを東京都港区愛宕に設立し、同年5月に楽天市場を開業した。開業時の出店はわずか13店。百貨店系のバーチャルモールが月100万円単位の出店料を取っていたのに対し、楽天は月額5万円の固定料金という一桁低い水準を提示した。プログラミングを要しない編集ツール"RMS"で店主自身にショップを開設させ、商店街の個人商店主を主な顧客層に据えて出店の敷居を下げた。出店契約では半年分のシステム利用料を一括で前払いさせ、外部資金に頼らず運転資金をまかなって1998年12月期から2期連続の経常黒字を確保した。初年度の出店獲得は、営業メンバーが商店街を1件ずつ訪ね歩く地道な営業に依存した。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [7]創業者 三木谷浩史氏(日本興業銀行出身。1996年5月に興銀を退職)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [8]1997年2月 資本金1,000万円で東京都港区愛宕に㈱エム・ディー・エムを設立
    • [9]1997年5月 『楽天市場』のサービスを開始
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [10]楽天市場の開業時の出店 13店
    • [11]百貨店系バーチャルモールの出店料 月100万円単位
    • [12]楽天市場の出店料 月額5万円の固定料金(価格破壊と評された料金設定)
    • [13]プログラミング不要の編集ツールRMSを提供し店主自身がショップを開設
    • [14]契約時に半年分のシステム利用料を一括前払いさせる前受金型で運営コストを抑制
    • [15]1998年12月期から2期連続の経常黒字

この料金設計が出店数の急増を呼び、1998年12月に320店、1999年12月に1800店、2000年12月に4800店まで拡大した。出店料収入は出店数に比例して積み上がり、モール専業の収益はこの時期まで出店数の伸びに支えられていた。1999年6月には株式会社エム・ディー・エムから楽天株式会社へ商号を変更した。2000年4月には日本証券業協会へ店頭登録し、新規株式公開で495億円を調達したが、同年1月から6月までの売上高は11億2700万円にとどまっていた。2001年8月時点で軒を連ねる店は約5000店に達したが、その多くは実店舗の仕事の片手間にネット経由の注文へ応じる小規模な個人商店だった。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [16]出店数 1998年12月約320店→1999年12月約1800店→2000年12月約4800店
    • [17]出店料収入は出店数に比例して増加
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [18]1999年6月 ㈱エム・ディー・エムより楽天株式会社へ社名変更
    • [19]2000年4月 日本証券業協会に店頭登録
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [20]新規株式公開の調達額 約495億円
    • [21]2000年1〜6月の売上高 11億2,700万円
  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [22]2001年8月時点で楽天市場に軒を連ねるショップ約5000店。その多くは小規模の個人商店で、実店舗での仕事の片手間にネット経由の注文に対応
参考文献[1]-[22]
  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [1]三木谷浩史氏 日本興業銀行本店企業金融開発部でM&Aアドバイザーを担当し、ソフトバンク孫正義氏・カルチュア・コンビニエンス・クラブ増田宗昭氏の案件を担当
    • [2]1991年 同期130人中ただ1人留学を得て米ハーバードビジネススクールでMBAを取得。「大企業の幹部になるよりも起業することに価値がある」と叩き込まれ目標が変わった
    • [3]1995年1月17日の阪神・淡路大震災で伯父・伯母を失い、「5年間興銀で働いた後で独立する」計画を「2年後に独立」へ前倒し
    • [4]1995年11月 興銀を退職しクリムゾングループを設立。CCCのコンサルティングフィーが起業資金の元手
    • [5]ディレクTV事業で株主間の意見調整に翻弄された経験から手持ち資金での開業にこだわった
    • [22]2001年8月時点で楽天市場に軒を連ねるショップ約5000店。その多くは小規模の個人商店で、実店舗での仕事の片手間にネット経由の注文に対応
  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [6]創業前に調べたインターネット・ショップの多くはホームページにカタログを並べるだけで、消費者が求めているのはカタログではなく活きた店舗だと考えた
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [7]創業者 三木谷浩史氏(日本興業銀行出身。1996年5月に興銀を退職)
    • [16]出店数 1998年12月約320店→1999年12月約1800店→2000年12月約4800店
    • [17]出店料収入は出店数に比例して増加
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [8]1997年2月 資本金1,000万円で東京都港区愛宕に㈱エム・ディー・エムを設立
    • [9]1997年5月 『楽天市場』のサービスを開始
    • [18]1999年6月 ㈱エム・ディー・エムより楽天株式会社へ社名変更
    • [19]2000年4月 日本証券業協会に店頭登録
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [10]楽天市場の開業時の出店 13店
    • [11]百貨店系バーチャルモールの出店料 月100万円単位
    • [12]楽天市場の出店料 月額5万円の固定料金(価格破壊と評された料金設定)
    • [13]プログラミング不要の編集ツールRMSを提供し店主自身がショップを開設
    • [14]契約時に半年分のシステム利用料を一括前払いさせる前受金型で運営コストを抑制
    • [15]1998年12月期から2期連続の経常黒字
    • [20]新規株式公開の調達額 約495億円
    • [21]2000年1〜6月の売上高 11億2,700万円

2000年〜インフォシーク90億円買収とヤフーの追撃

2000年4月19日、楽天は株式を店頭市場へ公開した。同年3月末の課金対象店舗は2400店、取扱商品は約22万4000品で、第1四半期の出店料収入は3億1200万円と売上高の73.2%を占めた。1999年9月に始めた楽天フリーマーケットの収入は3500万円、広告売上は5200万円にとどまり、収益源は依然として出店料の一本だった。営業利益率は1999年通期で37.8%、2000年第1四半期で47.8%に達しており、三木谷浩史氏はこの原価率の低さを、サービスの運営をRMSというサーバーの自動処理に委ね人手をかけない仕組みに帰した。三木谷浩史氏は2001年夏ごろに出店料収入の曲線をフリーマーケットと広告の収入が追い越す姿を描いていたが、公開の時点で伸びは出店数の増加に縛られていた。

  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [23]2000年4月19日 株式を店頭市場に公開
    • [24]2000年3月末の課金対象店舗数 2,400店(取扱商品約22万4千品)
    • [25]2000年第1四半期の出店料収入 3億12百万円(売上高構成比73.2%)
    • [26]2000年第1四半期 フリーマーケット収入35百万円(8.2%)・広告売上52百万円(12.3%)。楽天フリーマーケットは1999年9月開始
    • [27]営業利益率 1999年通期37.8%・2000年第1四半期47.8%
    • [28]原価率の低さはRMSというサーバーの自動運営に委ね人手があまりかからないECシステムによる
    • [29]2001年夏ごろに出店料収入の上昇カーブとフリーマーケット・広告収入の上昇カーブが交差し、以後後者が前者を上回るという見通し

2000年10月に米ニールセン・ネットレイティングスがまとめた調査で、楽天市場はヤフー!ショッピングに利用者数の首位を明け渡した。それまでの楽天は、店頭公開で手にした495億円の使い道を決めかねており、山田善久常務も『買うのは簡単だけれどカネは使えばいいというものではない』と語って投資を急いでいなかった。先行者としての立場が揺らいだことで、楽天は2000年11月末、赤字続きのポータルサイト運営会社インフォシークを90億円で取得し、完全子会社にする方針を公表する。インフォシークは1999年10月から2000年9月までの1年で6億5000万円の経常赤字を出していた。利益を重んじてきた楽天にとって、これは方針の転換を伴う買収だった。狙いについて三木谷浩史氏は『ショッピングを核にした総合メディア企業を目指す』と説明し、公開資金をヤフーとの集客力の開きを縮めることに使う姿勢を示した。

  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [30]2000年10月 米ニールセン調査でヤフー!ショッピングが利用者数で楽天市場を抜き首位
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
    • [31]2000年11月末 赤字のインフォシークを90億円で完全子会社化すると発表

買収後のインフォシークでは、同社出身ではなく一般社員だった森学氏が再建責任者に抜擢され、2000年9月期に約13億円の営業赤字だった同社を2002年6月から9月期に4700万円の営業黒字へ転換させた。2001年になると出店数の増え方が鈍り、出店数の多さに依存する収益構造そのものを疑う論評が増えた。この弱点は前年の2000年末の段階で早くも言われていた。客を集める力が落ちれば、収入の源である出店者が去っていく、という構図である。楽天は2001年3月に楽天トラベルを開設して、ショッピングに依存する事業構造からの多角化を探り始めていた。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [32]2001年に出店数の伸びが鈍化し、出店数依存の収益モデルへ疑問が向けられた
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
    • [33]2000年末時点で、集客力を失えば収益源である出店者が離れるという出店者数依存が指摘されていた
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [34]2001年3月 『楽天トラベル』のサービスを開始
参考文献[23]-[34]
  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [23]2000年4月19日 株式を店頭市場に公開
    • [24]2000年3月末の課金対象店舗数 2,400店(取扱商品約22万4千品)
    • [25]2000年第1四半期の出店料収入 3億12百万円(売上高構成比73.2%)
    • [26]2000年第1四半期 フリーマーケット収入35百万円(8.2%)・広告売上52百万円(12.3%)。楽天フリーマーケットは1999年9月開始
    • [27]営業利益率 1999年通期37.8%・2000年第1四半期47.8%
    • [28]原価率の低さはRMSというサーバーの自動運営に委ね人手があまりかからないECシステムによる
    • [29]2001年夏ごろに出店料収入の上昇カーブとフリーマーケット・広告収入の上昇カーブが交差し、以後後者が前者を上回るという見通し
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [30]2000年10月 米ニールセン調査でヤフー!ショッピングが利用者数で楽天市場を抜き首位
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
    • [31]2000年11月末 赤字のインフォシークを90億円で完全子会社化すると発表
    • [33]2000年末時点で、集客力を失えば収益源である出店者が離れるという出店者数依存が指摘されていた
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [32]2001年に出店数の伸びが鈍化し、出店数依存の収益モデルへ疑問が向けられた
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [34]2001年3月 『楽天トラベル』のサービスを開始

2001年〜年間流通1兆円の逆算目標と取引基盤への転位

2000年春、楽天市場で取引される金額はなお月20億円規模だったが、三木谷浩史氏は年間1兆円という目標を掲げ、副社長の本城愼之介氏らを驚かせた。三木谷浩史氏は、毎月17%ずつ伸ばせば1年半で1兆円に達すると計算していた。集客そのものは既にあり、2000年2月のインターネット視聴率調査で楽天は総合2位につけ、1日当たり約300万頁の閲覧を集めていた。三木谷浩史氏は目標を定めて到達する過程を好む性分で、留学を決めたときは早朝の英語教室へ通い、帰宅後も時間を割いて準備した。目標を先に置いて現在の行動を逆算するこの型は、のちに経常利益1000億円を掲げたときにも繰り返された。

  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [35]2000年春(月商20億円規模の時期)三木谷浩史氏が「楽天市場で取引される金額を年間1兆円にする」と目標を掲げ、副社長の本城愼之介氏らを驚かせた
    • [36]「毎月17%成長を続ければ、1年半後には目標に手が届く」という説明で無謀とも思えた数値が現実味を帯び、社員がやる気を出した
    • [38]MBA留学を目指すと決めると早朝から英語教室に通い、帰宅後も寝る間を惜しんで勉強した
  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [37]2000年2月のJARによるインターネット視聴率調査で総合2位。1日当たり約300万ページビュー

2000年に公開した時点で、三木谷浩史氏は商品分野別に頁を組み替えて専門性を高める垂直戦略を掲げ、パソコン以外の携帯電話を使う取引や企業間取引まで広げる構想を述べていた。2001年に入るとインターネット関連株の相場が崩れ、ネット事業への評価は懐疑に傾いた。それでも三木谷浩史氏は、インターネットが社会の基盤として本格的に組み込まれるのはこれからだとみて、楽天を仮想店舗の並ぶ商店街ではなく取引の場の標準に育てる構想を語った。『単にバーチャル店舗が並ぶショッピングモールではなく、楽天をネットビジネスのマーケットプレースの標準に育てたい。個人間、企業間を問わず、ネット上で何か取引が生ずるたびに、楽天のシステムが利用される』という言い方で、収益の源を出店料から取引そのものへ移す方向を示している。同じ時期、ソフトバンクを率いる孫正義氏は常時接続を格安で提供するYahoo!BBを発表し、高速大容量時代の根幹である通信の側を押さえにかかった。三木谷浩史氏が選んだのは設備ではなく、取引の仕組みを握る道だった。

  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [39]成長戦略の第1は「垂直戦略」。サイト構成を商品分野別に組み替え、携帯電話やセットトップボックスを使うECを三次元的なZ軸に据え、BtoB市場も視野に入れた総合的ECサイトへの飛躍を目指す
  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [40]2001年 ネットバブルがはじけ、インターネットビジネスに対する社会の目が懐疑的になりつつあった
    • [41]三木谷浩史氏「インターネットが社会のインフラとして本格的に組み込まれてくるのはこれからだ」
    • [42]三木谷浩史氏 楽天をネットビジネスのマーケットプレースの標準に育てる構想
    • [43]孫正義氏(ソフトバンク)は格安で常時接続が可能なADSL接続サービス「Yahoo!BB」を発表し、ブロードバンド時代の根幹をなす通信を押さえにかかった

不足する機能を自前で作らず、楽天は買収と提携で補った。2000年11月の検索サイト、インフォシークの90億円での取得に続き、CS番組、投資信託の評価サービス、旅行業、書籍販売、雑誌の創刊が相次いだ。2001年3月には楽天トラベルの提供を始め、宿泊予約を自前の事業として持った。公開で得た資金を手当たり次第に投じているようにも見えたが、三木谷浩史氏には楽天を電子社会の基盤へ組み込む構想があった。ネット上の買い物は商品目録でも自動販売機でもなく対面販売の延長だという考えから、客と店の意思疎通を支える機能を先に備え、交流の概念を商店街へ持ち込んだのは1997年の楽天が最初だった。

  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [44]2000年11月の検索サイト・インフォシーク90億円買収のほか、CS番組・投資信託評価サービス・旅行業・書籍販売・「楽天マガジン」創刊など買収・提携・新規事業を推進
    • [46]株式上場で得た手元資金で手当たり次第に事業を拡大しているようにも見えるが、三木谷浩史氏には楽天をデジタル社会のインフラに組み込むという大戦略があった
    • [47]三木谷浩史氏「ネットショッピングはカタログでも自動販売機でもない。究極の対面販売だ」
    • [48]客と店とのコミュニケーション重視が楽天の基本コンセプト。4年前(1997年)にコミュニティーの概念をモールに持ち込んだのは楽天が最初
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [45]2001年3月 『楽天トラベル』のサービスを開始
参考文献[35]-[48]
  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
    • [35]2000年春(月商20億円規模の時期)三木谷浩史氏が「楽天市場で取引される金額を年間1兆円にする」と目標を掲げ、副社長の本城愼之介氏らを驚かせた
    • [36]「毎月17%成長を続ければ、1年半後には目標に手が届く」という説明で無謀とも思えた数値が現実味を帯び、社員がやる気を出した
    • [38]MBA留学を目指すと決めると早朝から英語教室に通い、帰宅後も寝る間を惜しんで勉強した
    • [40]2001年 ネットバブルがはじけ、インターネットビジネスに対する社会の目が懐疑的になりつつあった
    • [41]三木谷浩史氏「インターネットが社会のインフラとして本格的に組み込まれてくるのはこれからだ」
    • [42]三木谷浩史氏 楽天をネットビジネスのマーケットプレースの標準に育てる構想
    • [43]孫正義氏(ソフトバンク)は格安で常時接続が可能なADSL接続サービス「Yahoo!BB」を発表し、ブロードバンド時代の根幹をなす通信を押さえにかかった
    • [44]2000年11月の検索サイト・インフォシーク90億円買収のほか、CS番組・投資信託評価サービス・旅行業・書籍販売・「楽天マガジン」創刊など買収・提携・新規事業を推進
    • [46]株式上場で得た手元資金で手当たり次第に事業を拡大しているようにも見えるが、三木谷浩史氏には楽天をデジタル社会のインフラに組み込むという大戦略があった
    • [47]三木谷浩史氏「ネットショッピングはカタログでも自動販売機でもない。究極の対面販売だ」
    • [48]客と店とのコミュニケーション重視が楽天の基本コンセプト。4年前(1997年)にコミュニティーの概念をモールに持ち込んだのは楽天が最初
  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
    • [37]2000年2月のJARによるインターネット視聴率調査で総合2位。1日当たり約300万ページビュー
    • [39]成長戦略の第1は「垂直戦略」。サイト構成を商品分野別に組み替え、携帯電話やセットトップボックスを使うECを三次元的なZ軸に据え、BtoB市場も視野に入れた総合的ECサイトへの飛躍を目指す
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [45]2001年3月 『楽天トラベル』のサービスを開始

第2章 2002年〜 多角化による経済圏の構築月商連動課金からDLJ証券買収による三領域統合へ

筆者考察y.sugiura, author

2002年の料金改定は値上げではなく、課金の対象を替える判断だった。月5万円を場所の代金として受け取っていた楽天は、月商100万円を超える店から売上に応じて追加で受け取る方式へ移った。三木谷浩史氏がこれを不動産型からフランチャイズ型への転換と呼んだのは正確で、収入の源が店の数から店の商いの大きさへ移ったことを指している。出店者が半分になっても通すという覚悟が要ったのは、楽天の取り分が増えるからではない。楽天の収入が出店者の成績に連動する側へ移り、売れない店を放置できなくなるからである。営業部門が新規開拓から出店済みの店の指導へ組み替えられ、社員約290人のうち約60人が1人150社前後を受け持ったのは、その帰結だった。

収益が取引の量に連動しはじめると、次に効くのは取引の種類を増やすことである。2003年に買った旅の窓口とDLJディレクトSFG証券は、どちらも在庫も配送も持たない事業で、楽天が既に持っていた課金の型をそのまま当てられた。三木谷浩史氏が経常利益1000億円を逆算で置き、5年で10倍と言い切れたのは、伸ばすべき変数が会員数と取引額の2つに絞られていたからである。もっとも、証券と与信を抱えた会社は連結総資産を1年で5倍に膨らませ、2008年には海外事業の減損で549億円の純損失を出した。取引の場を広げる戦略は、他人の商いを預かる事業の損失も同じ連結へ載せることだった。

2002年〜不動産型からフランチャイズ型への料金転換

2002年2月、楽天は1997年以来の固定5万円制を改め、月商100万円を超える店舗にシステム利用料を上乗せする従量課金へ移ると発表した。場所を固定料金で貸す不動産型から、出店者の売上に連動して収益を得るフランチャイズ型へ営業を切り替える転換であり、三木谷浩史氏自身が2002年7月から営業本部長を兼務して陣頭に立った。制度変更には特命チームによる約1年のシミュレーションが先立っており、三木谷浩史氏は『創業当時から、固定料金制はいずれ改める必要があると思っていた。仮に出店者数が半分になってもやり通す覚悟だった』と当時の判断を語っている。営業部門は新規開拓から出店済み店舗のコンサルティングへ組み替えられ、電子商取引コンサルタント1人が150社前後を担当し、社員約290人のうち約60人がこの業務を担った。料金体系を組み替えた2002年12月期の連結売上高は98億円、経常利益は22億円だった。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [49]2002年2月21日 新料金体系を発表(月商100万円超にシステム利用料を上乗せ)
    • [50]場所貸しの不動産型から売上連動のフランチャイズ型への営業転換
    • [51]三木谷浩史氏 2002年7月から営業本部長を兼務
    • [52]料金制度変更をシミュレーションする特命チームを設置し約1年検討
    • [53]電子商取引コンサルタント1人当たり担当150社前後・社員約290人のうち約60人が従事
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第6期(2002年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [54]2002年12月期 連結売上高98億円・経常利益22億円

新料金の適用は2002年4月、初課金は5月で、その5月は退店数が出店数を58件上回ったものの、6月以降は純増が続いた。消費不況が続くなかでも楽天市場の取引総額は2001年の523億円から2002年に約4割増の750億円へ伸び、東京・銀座の百貨店に匹敵する規模へ達した。出店数も2003年1月に6150店まで増えている。2003年12月期の連結売上高は181億円、経常利益は44億円と前期からほぼ倍増した。料金体系の変更は、出店の流れを止めなかった。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [55]新料金の適用は2002年4月・初課金は同年5月
    • [56]2002年5月は退店が出店を58件上回り、以降は純増が継続
    • [57]楽天市場の取引総額 2001年523億円→2002年750億円(約4割増)
    • [58]2002年の取引総額は東京・銀座の百貨店に匹敵する規模(消費不況下での伸び)
    • [59]2003年1月23日時点の楽天市場出店数 6150店
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第7期(2003年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [60]2003年12月期 連結売上高181億円・経常利益44億円

2002年11月、楽天は『楽天スーパーポイント』の提供を始めた。三木谷浩史氏は航空会社のマイレージを引き合いに、ネット上ならそれ以上の仕掛けが組めるとみて、全日本空輸のマイレージやクレジットカード会社のポイント制度との交換を進めた。グループの複数のサービスを使うと獲得数が2倍3倍に増える設計を用意し、証券口座を開設してもポイントがたまるようにした。狙いは、買い集めた事業の間で利用者を相互に行き来させ、相乗効果を生むことにあった。当時の楽天は2200万人の利用者を抱えており、三木谷浩史氏はこの顧客の記録を生かした事業が大きく伸びるとみていた。ポイントは会員の識別子を事業の間で共通にする仕掛けであり、のちに経済圏と呼ばれる構造の原型がここで据えられた。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [61]2002年11月 『楽天スーパーポイント(現楽天ポイント)』のサービスを開始
  • 日経ビジネス(2003年12月22日)
    • [62]三木谷浩史氏「航空会社はマイレージで成功しているが、ネットだとそれ以上にいろいろな仕掛けができる」
    • [63]全日本空輸のマイレージサービスやクレジットカード会社のポイントプログラムと提携
    • [64]楽天グループの複数サービスを使うとポイント獲得数が2倍・3倍に増える仕組みを用意
    • [65]DLJ(現楽天証券)で口座を開設するとポイントがたまるサービスを開始予定
    • [66]ポイントで買収した複数のサービス間で相互にユーザーを行き来させ、相乗効果を生み出す狙い
    • [67]2003年12月時点の楽天の利用者 2200万人
    • [68]膨大な顧客データベースを生かした事業は大きく成長していくという三木谷浩史氏の見通し
参考文献[49]-[68]
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [49]2002年2月21日 新料金体系を発表(月商100万円超にシステム利用料を上乗せ)
    • [50]場所貸しの不動産型から売上連動のフランチャイズ型への営業転換
    • [51]三木谷浩史氏 2002年7月から営業本部長を兼務
    • [52]料金制度変更をシミュレーションする特命チームを設置し約1年検討
    • [53]電子商取引コンサルタント1人当たり担当150社前後・社員約290人のうち約60人が従事
    • [55]新料金の適用は2002年4月・初課金は同年5月
    • [56]2002年5月は退店が出店を58件上回り、以降は純増が継続
    • [57]楽天市場の取引総額 2001年523億円→2002年750億円(約4割増)
    • [58]2002年の取引総額は東京・銀座の百貨店に匹敵する規模(消費不況下での伸び)
    • [59]2003年1月23日時点の楽天市場出店数 6150店
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第6期(2002年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [54]2002年12月期 連結売上高98億円・経常利益22億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第7期(2003年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [60]2003年12月期 連結売上高181億円・経常利益44億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [61]2002年11月 『楽天スーパーポイント(現楽天ポイント)』のサービスを開始
  • 日経ビジネス(2003年12月22日)
    • [62]三木谷浩史氏「航空会社はマイレージで成功しているが、ネットだとそれ以上にいろいろな仕掛けができる」
    • [63]全日本空輸のマイレージサービスやクレジットカード会社のポイントプログラムと提携
    • [64]楽天グループの複数サービスを使うとポイント獲得数が2倍・3倍に増える仕組みを用意
    • [65]DLJ(現楽天証券)で口座を開設するとポイントがたまるサービスを開始予定
    • [66]ポイントで買収した複数のサービス間で相互にユーザーを行き来させ、相乗効果を生み出す狙い
    • [67]2003年12月時点の楽天の利用者 2200万人
    • [68]膨大な顧客データベースを生かした事業は大きく成長していくという三木谷浩史氏の見通し

2003年〜経常利益1000億円の逆算と旅の窓口・DLJ証券の買収

この年に買収が続いた理由は、2003年12月に三木谷浩史氏が掲げた目標にある。5年後に経常利益1000億円を出すという目標である。一流企業を名乗るならその程度の規模が要るというのが同氏の以前からの考えだった。経常利益が1000億円を上回る日本の上場企業は当時30社ほどにすぎず、楽天の2003年1〜9月期の連結経常利益は27億7700万円と、目標とは桁が2つ違っていた。『私は、常に物事を逆算して考えるようにしている。どこでどれだけ稼げばよいか、既に明確になっている。経常利益1000億円は絶対に達成できる』と語った三木谷浩史氏は、全事業を前年比2倍のペースで3年から4年伸ばし続けることを目標とした。200億円から300億円の経常利益なら買収せずとも届くが、1000億円となると新たな収益源を複数加えなければならない、と同氏は判断していた。

  • 日経ビジネス(2003年12月22日)
    • [69]2003年12月 三木谷浩史氏「5年後には達成したい」(経常利益1000億円)
    • [70]三木谷浩史氏「本当の一流企業の仲間入りをするには、それくらいの規模は必要だと、ずっと心の中で思っていた」
    • [71]日本の株式上場企業で経常利益1000億円を超える会社は30社程度
    • [72]2003年1〜9月期 楽天の連結経常利益 27億7,700万円
    • [73]すべての事業で前年対比2倍の成長を今後3〜4年続けることを目標
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [74]三木谷浩史氏 中長期目標に経常利益1000億円(金融業界を除く日本のトップ30社相当)

新規株式公開を控え、公開すれば時価総額1000億円程度と見込まれていたマイトリップ・ネットに三木谷浩史氏は以前から狙いを定め、現金で買い取る交渉をまとめた。楽天は2003年9月、宿泊予約サイト「旅の窓口」の運営会社である同社を子会社とし、11月には売りにたまたま出ていたディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券も傘下に取り込んだ。買収額はどちらも300億円超で、12月9日の公募増資で集めた466億円がその資金となった。三木谷浩史氏は『金融分野なら絶対に勝てるという自信がある。ショッピング事業から始めて、それはそれですごいビジネス基盤になったが、今まではどうやって金融分野に進出したらよいか、ずっと考えていた』と述べ、12月1日には社内にパーソナルファイナンス事業準備室を設けて高額商品の割賦販売の検討に入っている。

  • 日経ビジネス(2003年12月22日)
    • [75]マイトリップ・ネットはIPOを予定しており公開すれば時価総額1000億円程度になったとみられたが、キャッシュで買う交渉をして好条件でまとめた
    • [78]DLJについては「たまたま売りに出た案件で、非常にラッキーだった」
    • [79]マイトリップ・ネット、DLJディレクトSFG証券はいずれも300億円を超える大型買収
    • [80]2003年12月9日 公募増資で466億円を調達し、マイトリップとDLJの買収資金に充当
    • [81]2003年12月1日 楽天内にパーソナルファイナンス事業準備室を設置。主に高額商品の割賦販売などを手がける予定
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [76]2003年9月 宿泊予約サイトを運営するマイトリップ・ネット㈱を子会社化
    • [77]2003年11月 ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券㈱(現楽天証券㈱)を子会社化

2003年に三木谷浩史氏が買った宿泊予約も証券取引も、商品の仕入れも在庫も配送も伴わない事業だった。三木谷浩史氏は在庫を持たないノータッチモデルを選好し、物流を抱える事業を避けた。短期間に600億円強を投じた連続買収でショッピング・旅行・金融の三領域が揃い、買収の絵柄の大きな部分が埋まった。総取扱高は2003年10〜12月期に422億円へ伸び、前年同期比で76%増えた。2004年12月期の連結売上高は455億円と前期の2.5倍に達した。物流を持たない事業に限って買うことで、楽天は運営へ深く入らずに規模を積み増せた。

  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [82]旅行・証券は物流を伴わない事業
    • [83]三木谷浩史氏「在庫を持たない『ノータッチモデル』が好きですね」。物流・在庫を伴わない事業を束ねる選好
    • [84]旅の窓口・DLJ証券の連続買収 投資規模600億円強
    • [85]三木谷浩史氏 金融・旅行への進出で買収のパズルの大きな部分が埋まったと発言
    • [86]ショッピングモール等の総取扱高 2003年10〜12月期422億円(前年同期比76%増)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第8期(2004年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [87]2004年12月期 連結売上高455億円(2003年12月期181億円)
参考文献[69]-[87]
  • 日経ビジネス(2003年12月22日)
    • [69]2003年12月 三木谷浩史氏「5年後には達成したい」(経常利益1000億円)
    • [70]三木谷浩史氏「本当の一流企業の仲間入りをするには、それくらいの規模は必要だと、ずっと心の中で思っていた」
    • [71]日本の株式上場企業で経常利益1000億円を超える会社は30社程度
    • [72]2003年1〜9月期 楽天の連結経常利益 27億7,700万円
    • [73]すべての事業で前年対比2倍の成長を今後3〜4年続けることを目標
    • [75]マイトリップ・ネットはIPOを予定しており公開すれば時価総額1000億円程度になったとみられたが、キャッシュで買う交渉をして好条件でまとめた
    • [78]DLJについては「たまたま売りに出た案件で、非常にラッキーだった」
    • [79]マイトリップ・ネット、DLJディレクトSFG証券はいずれも300億円を超える大型買収
    • [80]2003年12月9日 公募増資で466億円を調達し、マイトリップとDLJの買収資金に充当
    • [81]2003年12月1日 楽天内にパーソナルファイナンス事業準備室を設置。主に高額商品の割賦販売などを手がける予定
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [74]三木谷浩史氏 中長期目標に経常利益1000億円(金融業界を除く日本のトップ30社相当)
    • [82]旅行・証券は物流を伴わない事業
    • [83]三木谷浩史氏「在庫を持たない『ノータッチモデル』が好きですね」。物流・在庫を伴わない事業を束ねる選好
    • [84]旅の窓口・DLJ証券の連続買収 投資規模600億円強
    • [85]三木谷浩史氏 金融・旅行への進出で買収のパズルの大きな部分が埋まったと発言
    • [86]ショッピングモール等の総取扱高 2003年10〜12月期422億円(前年同期比76%増)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [76]2003年9月 宿泊予約サイトを運営するマイトリップ・ネット㈱を子会社化
    • [77]2003年11月 ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券㈱(現楽天証券㈱)を子会社化
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第8期(2004年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [87]2004年12月期 連結売上高455億円(2003年12月期181億円)

2004年〜あおぞらカードと球団への投資が招いた金融化と初の赤字

2004年8月27日、楽天は株式会社あおぞらカードの株式を譲り受けることで基本合意した。モール・旅行・証券に続く決済と個人与信を外部提携に委ねず自前で持つための取得で、取得額は74億円、同年9月に子会社化した。翌月の9月24日には日本プロフェッショナル野球組織へ加盟を申請し、11月に東北楽天ゴールデンイーグルスの新規参入が承認された。球団の経営は赤字が確実とみられていたが、楽天は全国的な知名度と商標への投資と位置づけ、公募増資で得た資金を球団の設立に充てた。12月にはジャスダック証券取引所へ上場している。

  • 楽天 プレスリリース(2004年8月27日)「株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意」
    • [88]2004年8月27日 株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意
  • 楽天 有価証券報告書(2004年12月期・連結)
    • [89]あおぞらカードの取得額 74億円
    • [93]赤字必至とされた球団経営を全国的な知名度とブランドへの投資と位置づけ、公募増資で得た資金を球団設立に充当
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [90]2004年9月 ㈱あおぞらカード(現楽天カード㈱)を子会社化
    • [92]2004年11月 日本プロフェッショナル野球組織による「東北楽天ゴールデンイーグルス」新規参入承認
    • [94]2004年12月 ㈱ジャスダック証券取引所に上場
  • 楽天 プレスリリース(2004年9月24日)「日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請について」
    • [91]2004年9月24日 日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請

2004年に入ると、楽天はネット証券のカブドットコム証券の買収を大株主へ打診した。同じ相手にはソフトバンク・インベストメントを率いる北尾吉孝氏とCSKも接近しており、少なくとも3社が交渉の席に着いた。ネット証券は株式委託手数料の引き下げ競争が激しく、消耗戦の様相を強めていた。楽天が前年11月に子会社としたディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券は、預かり資産で業界4位の位置にあった。そこへ同年3月、マネックス証券と日興ビーンズ証券が経営統合を公表し、両社を合わせた預かり資産は1兆1000億円を上回って首位に立つ見込みとなった。規模の面での見劣りは明らかだった。売り手にも抵抗感が残っていた。その証券会社は元は三井住友銀行グループに属しており、楽天は株式の過半を握ることを求めていたからである。

  • 日経ビジネス(2004年4月5日)
    • [95]2004年に入り楽天がカブドットコム証券の大株主(UFJグループ・伊藤忠商事)へ買収を打診
    • [96]ソフトバンク・インベストメント(北尾吉孝氏)・楽天・CSKを含め少なくとも3社がカブドットコム証券の交渉のテーブルに着いた
    • [97]ネット証券は株式委託手数料の引き下げ競争が激しく、体力勝負の消耗戦に突入しつつあった
    • [98]DLJディレクトSFG証券は預かり資産で業界4位(2003年12月末 3,136億円)
    • [99]2004年3月 マネックス証券と日興ビーンズ証券が経営統合を発表。持株会社は預かり資産1兆1000億円超で首位に浮上
    • [100]ソフトバンクと楽天は少なくとも過半の株式取得を求め、UFJ・伊藤忠双方の内部で抵抗感が強かった。楽天に売る場合は傘下のDLJがもともと三井住友銀行系である点も懸念された

連結総資産は2004年12月期の3075億円から2005年12月期に1兆6577億円へ膨らみ、同期の連結売上高は1297億円、当期純利益は194億円、従業員は3709人となった。2007年8月にはIP電話事業のフュージョン・コミュニケーションズを子会社化し、2008年9月にはイーバンク銀行の優先株式66万6000株を199億8000万円で引き受けて取締役4名を送り、翌2009年2月に議決権48.69%で連結子会社とした。しかし2008年12月期は海外のテレビ通販事業などの減損で特別損失809億円を計上し、549億円の純損失となって創業以来初の赤字に陥った。買い集めた事業は、伸びだけでなく損失も同じ連結へ持ち込んだ。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第9期(2005年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [101]連結総資産 2004年12月期3075億円→2005年12月期1兆6577億円
    • [102]2005年12月期 連結売上高1297億円・当期純利益194億円
    • [103]2005年12月期 従業員数 3,709人
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [104]2007年8月 IP電話事業を運営するフュージョン・コミュニケーションズ㈱(現楽天コミュニケーションズ㈱)を子会社化
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2008年9月4日)
    • [105]2008年9月 イーバンク銀行の優先株式666,000株を総額199億8,000万円で引受・取締役4名を派遣
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の連結子会社化について」(2009年2月10日)
    • [106]2009年2月 主要株主認可を得て優先株を普通株へ転換し議決権48.69%で連結子会社化
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第12期(2008年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [107]2008年12月期 特別損失809億円(海外テレビショッピング事業等の減損)
    • [108]2008年12月期 親会社株主に帰属する当期純損失549億円(創業以来初の赤字)
参考文献[88]-[108]
  • 楽天 プレスリリース(2004年8月27日)「株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意」
    • [88]2004年8月27日 株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意
  • 楽天 有価証券報告書(2004年12月期・連結)
    • [89]あおぞらカードの取得額 74億円
    • [93]赤字必至とされた球団経営を全国的な知名度とブランドへの投資と位置づけ、公募増資で得た資金を球団設立に充当
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [90]2004年9月 ㈱あおぞらカード(現楽天カード㈱)を子会社化
    • [92]2004年11月 日本プロフェッショナル野球組織による「東北楽天ゴールデンイーグルス」新規参入承認
    • [94]2004年12月 ㈱ジャスダック証券取引所に上場
    • [104]2007年8月 IP電話事業を運営するフュージョン・コミュニケーションズ㈱(現楽天コミュニケーションズ㈱)を子会社化
  • 楽天 プレスリリース(2004年9月24日)「日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請について」
    • [91]2004年9月24日 日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請
  • 日経ビジネス(2004年4月5日)
    • [95]2004年に入り楽天がカブドットコム証券の大株主(UFJグループ・伊藤忠商事)へ買収を打診
    • [96]ソフトバンク・インベストメント(北尾吉孝氏)・楽天・CSKを含め少なくとも3社がカブドットコム証券の交渉のテーブルに着いた
    • [97]ネット証券は株式委託手数料の引き下げ競争が激しく、体力勝負の消耗戦に突入しつつあった
    • [98]DLJディレクトSFG証券は預かり資産で業界4位(2003年12月末 3,136億円)
    • [99]2004年3月 マネックス証券と日興ビーンズ証券が経営統合を発表。持株会社は預かり資産1兆1000億円超で首位に浮上
    • [100]ソフトバンクと楽天は少なくとも過半の株式取得を求め、UFJ・伊藤忠双方の内部で抵抗感が強かった。楽天に売る場合は傘下のDLJがもともと三井住友銀行系である点も懸念された
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第9期(2005年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [101]連結総資産 2004年12月期3075億円→2005年12月期1兆6577億円
    • [102]2005年12月期 連結売上高1297億円・当期純利益194億円
    • [103]2005年12月期 従業員数 3,709人
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2008年9月4日)
    • [105]2008年9月 イーバンク銀行の優先株式666,000株を総額199億8,000万円で引受・取締役4名を派遣
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の連結子会社化について」(2009年2月10日)
    • [106]2009年2月 主要株主認可を得て優先株を普通株へ転換し議決権48.69%で連結子会社化
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第12期(2008年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [107]2008年12月期 特別損失809億円(海外テレビショッピング事業等の減損)
    • [108]2008年12月期 親会社株主に帰属する当期純損失549億円(創業以来初の赤字)

第3章 2009年〜 金融の立て直しと海外への買収

2009年〜楽天証券への業務停止命令と、電子マネーEdyと楽天銀行への改称

2009年3月24日、楽天証券は金融庁から1か月間の業務停止命令と業務改善命令を受けた。停止の範囲は、システム整備を伴う新たな業務の展開に限られた。金融庁は、2008年11月と2009年1月のシステム障害と、復旧態勢の不備を処分の理由とした。楽天証券はハードウェアを改善・増強し、安定してシステムを運用できる態勢の整備を進めた。楽天は同じ期の有価証券報告書で、障害が再び重なれば顧客離反と追加の処分を招くおそれがあると開示した。三木谷浩史会長兼社長は2010年の見通しで、金融関連事業の環境は規制の変更と相場の変動で読みにくいとの認識を示した。金融を連結に抱えたことで、システムの安定は規制当局から問われる経営課題に変わったといえる。

  • 楽天 有価証券報告書 第13期(2009年12月期)【事業等のリスク】
    • [109]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [110]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [111]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [112]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [113]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
  • 楽天 アニュアルレポート 2009(Chairman and CEO メッセージ)
    • [114]2010年の見通しとして、金融関連事業は規制の変更と市場の変動の影響で環境が読みにくいとした

楽天は2010年1月、プリペイド型電子マネー「Edy」を運営するビットワレットを子会社化した。三木谷浩史会長兼社長は2009年11月の買収発表を、電子マネー事業への本格参入と位置づけていた。楽天カードの会員は、楽天市場で非会員より多く支出していた。三木谷浩史会長兼社長は「『By keeping the settlement infrastructure within the Rakuten Group, we activate money flows within the Rakuten Eco-System and strengthen customer loyalty.』」(訳:決済の基盤を楽天グループの内に置くことで、楽天経済圏の中の資金の流れを活発にし、顧客の定着を強める)と述べた。Edy をポイントと結び、店頭での消費にも楽天の影響を広げる狙いを示した。2010年12月期、新設の電子マネー事業は売上高5,263百万円に対し、加盟店開拓と販促の費用で営業損失598百万円を計上した。損失を計上してでも使える店を増やしたのは、ネットの会員を店頭の決済へ引き込む入口を優先したためとみられる。

  • 楽天 有価証券報告書 第14期(2010年12月期)【沿革】
    • [115]2010年1月 ビットワレット株式会社を子会社化(プリペイド型電子マネー『Edy』事業の企画・運営)
  • 楽天 アニュアルレポート 2009(Chairman and CEO メッセージ)
    • [116]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [117]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [118]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [119]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
  • 楽天 アニュアルレポート 2010(Chairman and CEO メッセージ)
    • [120]2010年12月期 電子マネー事業(新設)売上高5,263百万円、販促・加盟店開拓費用の増加で営業損失598百万円

イーバンク銀行は2010年5月、商号を楽天銀行に改めた。楽天は同年10月、株式交換で楽天銀行を完全子会社化した。三木谷浩史会長兼社長は2010年12月期の年報で、カード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーを楽天ブランドの金融として育てる方針を示した。楽天会員が複数の金融サービスを一か所から使える環境を整え、楽天経済圏を固めることが狙いだった。楽天銀行は楽天市場の決済取引の取り込みを進め、2010年12月期の銀行事業の売上高は前期比9.9%増の33,289百万円となった。一方で有価証券の評価損3,317百万円と、完全子会社化に伴うのれん償却の増加558百万円が重なった。営業利益は前期比31.5%減の1,657百万円だった。銀行の名を楽天に揃えたことで、会員から見た金融は一つの品揃えとして並んだと考えられる。

  • 楽天 アニュアルレポート 2009(Chairman and CEO メッセージ)
    • [121]eBANK Corporation は2010年5月に Rakuten Bank へ改称
  • 楽天 有価証券報告書 第14期(2010年12月期)【沿革】
    • [122]2010年10月 楽天銀行株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 楽天 アニュアルレポート 2010(Chairman and CEO メッセージ)
    • [123]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [124]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [125]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [126]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [127]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
参考文献[109]-[127]
  • 楽天 有価証券報告書 第13期(2009年12月期)【事業等のリスク】
    • [109]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [110]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [111]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [112]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
    • [113]2008年11月・2009年1月のシステム障害と復旧態勢の不備により、2009年3月24日に楽天証券が金融庁からシステム整備を伴う新規業務展開に関する1か月の業務停止命令と業務改善命令を受けた。ハードウェアの改善・増強と運用態勢の整備を進めるが、再発時は顧客離反や追加の行政処分の可能性がある
  • 楽天 アニュアルレポート 2009(Chairman and CEO メッセージ)
    • [114]2010年の見通しとして、金融関連事業は規制の変更と市場の変動の影響で環境が読みにくいとした
    • [116]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [117]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [118]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [119]2009年11月にEdyを運営するビットワレットの買収で電子マネー事業への本格参入を発表。2005年のカード導入以降、楽天カード会員は非会員より楽天市場での平均支出が多い。決済をポイントと結び、決済と実店舗の消費の両面で消費者行動への影響を強める
    • [121]eBANK Corporation は2010年5月に Rakuten Bank へ改称
  • 楽天 有価証券報告書 第14期(2010年12月期)【沿革】
    • [115]2010年1月 ビットワレット株式会社を子会社化(プリペイド型電子マネー『Edy』事業の企画・運営)
    • [122]2010年10月 楽天銀行株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 楽天 アニュアルレポート 2010(Chairman and CEO メッセージ)
    • [120]2010年12月期 電子マネー事業(新設)売上高5,263百万円、販促・加盟店開拓費用の増加で営業損失598百万円
    • [123]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [124]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [125]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [126]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)
    • [127]クレジットカード・ネット銀行・ネット証券・電子マネーで楽天ブランドの金融を強化し、楽天会員に複数サービスのワンストップ利用を提供して楽天経済圏を固める。銀行事業は楽天市場の決済取り込み等で売上高33,289百万円(9.9%増)、有価証券評価損3,317百万円と楽天銀行完全子会社化に伴うのれん償却558百万円増で営業利益1,657百万円(31.5%減)

2010年〜社内公用語の英語化と、仏PriceMinister・加Koboと西Wuakiの買収

楽天は2010年に社内公用語の英語化を打ち出し、2年後の2012年7月に英語をグループ全体の公用語とした。2010年12月期の年報で、三木谷浩史会長兼社長は「『We also accelerated the adoption of English as our official corporate language to facilitate the cross-organizational sharing of know-how from the various countries in which we operate.』」(訳:事業を営む各国の知見を組織の枠を越えて共有するため、英語を社内公用語とする取り組みを加速した)と述べた。同じ年に楽天は米Buy.comと仏PRICEMINISTERを傘下に加えた。海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円となった。三木谷浩史会長兼社長は2012年の年報で、英語化が多国籍の社員の意思疎通を促したと振り返った。海外のグループ会社が楽天市場の運営手法を取り入れる速さも増したという。買収先と同じ言葉で働く体制を先に整えたことが、続く買収の前提になったと読める。

  • 楽天 アニュアルレポート 2012(Chairman and CEO メッセージ)
    • [128]英語化プロジェクトの最初の発表から2年後の2012年7月、英語が楽天の組織全体の公用語となった。多国籍の社員間の意思疎通が進み、海外グループ会社への楽天モデルの導入が加速した
    • [132]英語化プロジェクトの最初の発表から2年後の2012年7月、英語が楽天の組織全体の公用語となった。多国籍の社員間の意思疎通が進み、海外グループ会社への楽天モデルの導入が加速した
    • [133]英語化プロジェクトの最初の発表から2年後の2012年7月、英語が楽天の組織全体の公用語となった。多国籍の社員間の意思疎通が進み、海外グループ会社への楽天モデルの導入が加速した
  • 楽天 アニュアルレポート 2010(Chairman and CEO メッセージ)
    • [129]2010年に英語の社内公用語化を加速し各国のノウハウを組織横断で共有。Buy.com と PRICEMINISTER がグループに加わり、海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円
    • [130]2010年に英語の社内公用語化を加速し各国のノウハウを組織横断で共有。Buy.com と PRICEMINISTER がグループに加わり、海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円
    • [131]2010年に英語の社内公用語化を加速し各国のノウハウを組織横断で共有。Buy.com と PRICEMINISTER がグループに加わり、海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円

楽天は2010年7月に仏国のECサイト運営会社PRICEMINISTERを完全子会社化した。2012年1月11日には、カナダの電子書籍事業者Kobo Inc.の買収を完了した。対価は約315百万米ドル(約236億円)で、2011年11月9日の臨時取締役会で決議した。楽天は買収の理由に、世界の電子書籍コンテンツ市場が2011年から年平均36%で伸びるという予測を挙げた。Koboは各国の最大手書店と提携し、100か国以上へ配信していた。楽天はKoboを通じ、海外の出版社や小売業者、製造委託先との取引網を得ることになった。三木谷浩史会長兼社長は「『On top of this, there are certain countries we wish to enter with e-books faster than with e-commerce.』」(訳:さらに、ECより先に電子書籍で参入したい国もある)と述べた。電子書籍は、出店者の網を持たない国で先に会員を得る入口として選ばれたと推察される。

  • 楽天 有価証券報告書 第14期(2010年12月期)【沿革】
    • [134]2010年7月 仏国のECサイト運営会社 PRICEMINISTER S.A. を Rakuten Europe S.a.r.l. を通じて完全子会社化
  • 楽天 有価証券報告書 第15期(2011年12月期)【事業等のリスク】
    • [135]2012年1月11日付で、世界各国で電子書籍サービスと専用端末の販売を行う Kobo Inc. を買収
  • 楽天 プレスリリース「カナダの電子書籍事業者 Kobo 社の買収に関するお知らせ」(2011年11月9日)
    • [136]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
    • [137]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
    • [138]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
    • [139]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
  • 楽天 アニュアルレポート 2011(Chairman and CEO メッセージ)
    • [140]ECより先に電子書籍で参入したい国があり、Kobo に先導役を見込む

2011年12月期、楽天は営業利益71,343百万円で過去最高を更新しながら、当期純損失1,139百万円を計上した。損失の原因は、クレジットカード事業の再構築に伴う特別損失84,093百万円である。楽天は旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ承継させたうえで、旧楽天KCの株式を売却した。三木谷浩史会長兼社長は、この再編で次の成長段階へ向かう土台が整ったと説明した。翌2012年6月、楽天はスペインの動画配信会社Wuaki.TVの株式を取得し、完全子会社化した。三木谷浩史会長兼社長は「『We also continued to expand our activities beyond the e-commerce field, and to develop a major involvement in the digital content business.』」(訳:EC以外にも事業を広げ、デジタルコンテンツ事業への本格的な関与を進めた)と述べた。電子書籍に動画を重ね、会員が繰り返し使うデジタルの品揃えを厚くする意図があったのだろう。

  • 楽天 有価証券報告書 第15期(2011年12月期)【業績等の概要】
    • [141]2011年12月期 営業利益71,343百万円(過去最高)。クレジットカード事業の再構築(旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ吸収分割で承継し、旧楽天KC株式を売却)等に伴う特別損失84,093百万円で、当期純損失1,139百万円
    • [142]2011年12月期 営業利益71,343百万円(過去最高)。クレジットカード事業の再構築(旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ吸収分割で承継し、旧楽天KC株式を売却)等に伴う特別損失84,093百万円で、当期純損失1,139百万円
    • [143]2011年12月期 営業利益71,343百万円(過去最高)。クレジットカード事業の再構築(旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ吸収分割で承継し、旧楽天KC株式を売却)等に伴う特別損失84,093百万円で、当期純損失1,139百万円
  • 楽天 アニュアルレポート 2011(Chairman and CEO メッセージ)
    • [144]国内金融ではクレジットカード事業の再編で特別損失を計上したが、新たな成長段階への基盤を整えた
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【沿革】
    • [145]2012年6月 スペインで動画配信サービスを提供する Wuaki. TV, S.L. の株式を取得し完全子会社化
  • 楽天 アニュアルレポート 2012(Chairman and CEO メッセージ)
    • [146]EC以外へ事業を広げデジタルコンテンツ事業への関与を強め、2012年6月に Wuaki.TV を完全子会社化
参考文献[128]-[146]
  • 楽天 アニュアルレポート 2012(Chairman and CEO メッセージ)
    • [128]英語化プロジェクトの最初の発表から2年後の2012年7月、英語が楽天の組織全体の公用語となった。多国籍の社員間の意思疎通が進み、海外グループ会社への楽天モデルの導入が加速した
    • [132]英語化プロジェクトの最初の発表から2年後の2012年7月、英語が楽天の組織全体の公用語となった。多国籍の社員間の意思疎通が進み、海外グループ会社への楽天モデルの導入が加速した
    • [133]英語化プロジェクトの最初の発表から2年後の2012年7月、英語が楽天の組織全体の公用語となった。多国籍の社員間の意思疎通が進み、海外グループ会社への楽天モデルの導入が加速した
    • [146]EC以外へ事業を広げデジタルコンテンツ事業への関与を強め、2012年6月に Wuaki.TV を完全子会社化
  • 楽天 アニュアルレポート 2010(Chairman and CEO メッセージ)
    • [129]2010年に英語の社内公用語化を加速し各国のノウハウを組織横断で共有。Buy.com と PRICEMINISTER がグループに加わり、海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円
    • [130]2010年に英語の社内公用語化を加速し各国のノウハウを組織横断で共有。Buy.com と PRICEMINISTER がグループに加わり、海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円
    • [131]2010年に英語の社内公用語化を加速し各国のノウハウを組織横断で共有。Buy.com と PRICEMINISTER がグループに加わり、海外子会社の流通総額は2009年の14億円から2010年に668億円
  • 楽天 有価証券報告書 第14期(2010年12月期)【沿革】
    • [134]2010年7月 仏国のECサイト運営会社 PRICEMINISTER S.A. を Rakuten Europe S.a.r.l. を通じて完全子会社化
  • 楽天 有価証券報告書 第15期(2011年12月期)【事業等のリスク】
    • [135]2012年1月11日付で、世界各国で電子書籍サービスと専用端末の販売を行う Kobo Inc. を買収
  • 楽天 プレスリリース「カナダの電子書籍事業者 Kobo 社の買収に関するお知らせ」(2011年11月9日)
    • [136]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
    • [137]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
    • [138]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
    • [139]2011年11月9日の臨時取締役会で Kobo Inc. の完全子会社化を目的とする株式取得を決議。対価約315百万米ドル(約236億円)。世界の電子書籍コンテンツ市場は2011年から年平均36%成長の予測。Kobo は各国最大の書籍販売チェーンと提携し100か国以上に配信。海外の出版社・小売業者・製造委託先とのネットワークを得る
  • 楽天 アニュアルレポート 2011(Chairman and CEO メッセージ)
    • [140]ECより先に電子書籍で参入したい国があり、Kobo に先導役を見込む
    • [144]国内金融ではクレジットカード事業の再編で特別損失を計上したが、新たな成長段階への基盤を整えた
  • 楽天 有価証券報告書 第15期(2011年12月期)【業績等の概要】
    • [141]2011年12月期 営業利益71,343百万円(過去最高)。クレジットカード事業の再構築(旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ吸収分割で承継し、旧楽天KC株式を売却)等に伴う特別損失84,093百万円で、当期純損失1,139百万円
    • [142]2011年12月期 営業利益71,343百万円(過去最高)。クレジットカード事業の再構築(旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ吸収分割で承継し、旧楽天KC株式を売却)等に伴う特別損失84,093百万円で、当期純損失1,139百万円
    • [143]2011年12月期 営業利益71,343百万円(過去最高)。クレジットカード事業の再構築(旧楽天KCの楽天カード関連事業を楽天カードへ吸収分割で承継し、旧楽天KC株式を売却)等に伴う特別損失84,093百万円で、当期純損失1,139百万円
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【沿革】
    • [145]2012年6月 スペインで動画配信サービスを提供する Wuaki. TV, S.L. の株式を取得し完全子会社化

2012年〜アイリオ生命の子会社化と、当期利益434億円の年の東証一部への市場変更

楽天は2012年10月、持分法適用関連会社だったアイリオ生命保険の株式を追加取得し、子会社化した。子会社化を決めた取締役会は、同年9月20日に開かれた。有価証券報告書は、楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険を金融系事業の子会社として並べた。アイリオ生命保険は2013年4月に楽天生命保険へ商号を改め、楽天ブランドで保険販売を強める方針を示した。三木谷浩史会長兼社長は、子会社化の後に保険契約件数と年換算保険料が伸びたと報告した。楽天は2013年12月期の第1四半期から、連結財務諸表に国際財務報告基準(IFRS)を適用した。IFRSではのれんの定額償却が不要になり、買収を重ねる会社の利益の見え方が変わる。保険を加えて会計を国際基準へ移したのは、国内の金融と海外の買収を同じ物差しで測る準備だったとみてよい。

  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【沿革】
    • [147]2012年10月 持分法適用関連会社であったアイリオ生命保険株式会社の株式を追加取得し子会社化
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【経営上の重要な契約等】【事業等のリスク】
    • [148]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
    • [149]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
    • [152]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
    • [153]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
  • 楽天 アニュアルレポート 2012(Chairman and CEO メッセージ)
    • [150]2012年10月に連結子会社となったアイリオ生命は保険契約件数・年換算保険料が伸び、2013年4月に楽天生命保険へ改称して楽天ブランドで保険販売を強化
    • [151]2012年10月に連結子会社となったアイリオ生命は保険契約件数・年換算保険料が伸び、2013年4月に楽天生命保険へ改称して楽天ブランドで保険販売を強化

楽天は2013年12月3日、上場市場を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から市場第一部へ移した。2013年12月期はIFRSで売上収益518,568百万円、当期利益43,481百万円を計上した。同じ年に楽天株はJPX日経インデックス400の構成銘柄に選ばれた。市場変更と同時に、楽天は米国でスポンサー付きの預託証券(ADR)の制度を設けた。三木谷浩史会長兼社長は「『At the same time, we established a sponsored Level I American Depositary Receipt (ADR) program in the United States with the aim of increasing name recognition overseas and broadening the investor base.』」(訳:同時に、海外での知名度を高めて投資家層を広げるため、米国でレベルIのスポンサー付きADRプログラムを設けた)と述べた。同年の東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と合わせ、楽天は1円の記念配当を加えた。国内外で株主の層を広げたことが、次の大型の海外買収へ向けた資本市場の足場になったと位置づけられよう。

  • 楽天 有価証券報告書 第17期(2013年12月期)【沿革】【主要な経営指標等の推移】
    • [154]2013年12月3日付で東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)から市場第一部へ市場変更。2013年12月期(IFRS)売上収益518,568百万円、当期利益43,481百万円
    • [155]2013年12月3日付で東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)から市場第一部へ市場変更。2013年12月期(IFRS)売上収益518,568百万円、当期利益43,481百万円
  • 楽天 アニュアルレポート 2013(Chairman and CEO メッセージ)
    • [156]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
    • [157]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
    • [158]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
    • [159]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
参考文献[147]-[159]
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【沿革】
    • [147]2012年10月 持分法適用関連会社であったアイリオ生命保険株式会社の株式を追加取得し子会社化
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【経営上の重要な契約等】【事業等のリスク】
    • [148]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
    • [149]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
    • [152]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
    • [153]2012年9月20日の取締役会でアイリオ生命保険株式の既存株主からの追加取得・子会社化を決議。金融系事業の子会社は楽天カード・楽天銀行・楽天証券・アイリオ生命保険。2013年12月期第1四半期から IFRS を適用し、IFRS ではのれんの定額償却が不要
  • 楽天 アニュアルレポート 2012(Chairman and CEO メッセージ)
    • [150]2012年10月に連結子会社となったアイリオ生命は保険契約件数・年換算保険料が伸び、2013年4月に楽天生命保険へ改称して楽天ブランドで保険販売を強化
    • [151]2012年10月に連結子会社となったアイリオ生命は保険契約件数・年換算保険料が伸び、2013年4月に楽天生命保険へ改称して楽天ブランドで保険販売を強化
  • 楽天 有価証券報告書 第17期(2013年12月期)【沿革】【主要な経営指標等の推移】
    • [154]2013年12月3日付で東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)から市場第一部へ市場変更。2013年12月期(IFRS)売上収益518,568百万円、当期利益43,481百万円
    • [155]2013年12月3日付で東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)から市場第一部へ市場変更。2013年12月期(IFRS)売上収益518,568百万円、当期利益43,481百万円
  • 楽天 アニュアルレポート 2013(Chairman and CEO メッセージ)
    • [156]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
    • [157]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
    • [158]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした
    • [159]2013年12月に JASDAQ から東証一部へ市場変更し、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選定。同時に米国でスポンサー付きレベルI ADR プログラムを設定。東北楽天ゴールデンイーグルスの初の日本一と東証一部上場を記念し、期末配当4円のうち1円を記念配当とした

第4章 2014年〜 海外会員の買収と携帯キャリア参入

2014年〜通話アプリViberと北米のEbatesの買収と、格安スマホで始めた楽天モバイル

楽天は2014年3月11日、無料の通話・メッセージアプリを運営するVIBER MEDIA LTD.の全株式を取得し、完全子会社化した。2013年12月に東証一部へ市場を変更してから3か月後の買収だった。取得対価は現金81,654百万円で、目的はViberの顧客基盤をグループのECとデジタルコンテンツの基盤強化に生かすことにあった。2014年の年報によれば、Viberは世界で5億超のユニークIDを持っていた。三木谷浩史会長兼社長は同じ年報で『This dramatically expanded the global member base of the Rakuten Ecosystem, which now stands at approximately 700 million.』(訳:これで楽天エコシステムの世界の会員基盤は大きく広がり、約7億となった)と述べた。楽天市場のない国でも、毎日開く通話アプリを通じて会員との接点を持てると見た買収とみられる。

  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)【企業結合等関係】
    • [160]2014年3月11日 VIBER MEDIA LTD.の議決権100.0%を現金81,654百万円で取得。目的は同社の顧客基盤を活用し、世界で展開するECサービスやデジタルコンテンツサービスに提供するプラットフォームを強化すること
    • [162]2014年3月11日 VIBER MEDIA LTD.の議決権100.0%を現金81,654百万円で取得。目的は同社の顧客基盤を活用し、世界で展開するECサービスやデジタルコンテンツサービスに提供するプラットフォームを強化すること
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【沿革】
    • [161]2013年12月 東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更、2014年3月 VIBER MEDIA LTD.を子会社化
  • 楽天 アニュアルレポート 2014(To Our Shareholders)
    • [163]2014年、世界で5億超のユニークIDを持つ無料メッセージ・通話アプリの Viber がグループに加わり、楽天エコシステムの世界の会員基盤は約7億になった
    • [164]2014年、世界で5億超のユニークIDを持つ無料メッセージ・通話アプリの Viber がグループに加わり、楽天エコシステムの世界の会員基盤は約7億になった

楽天は2014年9月9日の取締役会で、Ebates Inc.の全株式を約10億米ドルの現金で取得すると決議した。Ebatesは米国で会員制のキャッシュバック・サイトを運営し、提携企業は2,600以上、アクティブ会員は250万だった。楽天は、会員ビジネスを基盤とする点でEbatesと事業モデルの親和性が高いと判断した。提携サイトでの購入をEbates経由にすると、消費者はポイント還元やキャッシュバックを受けられる。子会社化は2014年10月9日で、取得対価は現金99,401百万円だった。米国で自社モールへの出店を募るより、他社の売場での購買に還元を付けて会員を増やす方針だったと考えられる。

  • 楽天 プレスリリース「Ebates Inc.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2014年9月9日)
    • [165]2014年9月9日の取締役会で Ebates Inc.の発行済株式100%を約10億米ドルの現金で取得することを決議。Ebates は1999年設立、提携企業2,600以上、アクティブ会員250万、2013年度の流通総額22億米ドル
    • [166]2014年9月9日の取締役会で Ebates Inc.の発行済株式100%を約10億米ドルの現金で取得することを決議。Ebates は1999年設立、提携企業2,600以上、アクティブ会員250万、2013年度の流通総額22億米ドル
    • [167]取得の理由として、会員ビジネスを基盤とする点で Ebates は楽天のビジネスモデルと親和性が高いこと、消費者は提携サイトの商品を Ebates 経由で購入することでポイント還元やキャッシュ・バックを受けられ、ポイントプログラムを中核とした会員制マーケットプレイスが誕生することを挙げた
    • [168]取得の理由として、会員ビジネスを基盤とする点で Ebates は楽天のビジネスモデルと親和性が高いこと、消費者は提携サイトの商品を Ebates 経由で購入することでポイント還元やキャッシュ・バックを受けられ、ポイントプログラムを中核とした会員制マーケットプレイスが誕生することを挙げた
  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)【企業結合等関係】
    • [169]2014年10月9日 Ebates Inc.の議決権100.0%を取得、取得対価 現金99,401百万円

楽天は2014年10月、携帯電話サービスに本格参入し、『楽天モバイル』の提供を始めた。2014年12月期の有報は、ViberのアプリとMVNO(仮想移動体通信事業者)を通じて楽天経済圏の会員基盤を拡大する方針を掲げた。楽天モバイルはグループの楽天コミュニケーションズが他社の回線を借り受けて提供するMVNOで、2017年12月期も自前の設備を持たなかった。2015年8月の個人投資家説明会で、楽天はサービス開始直後の月次申込件数を楽天カードの立ち上がり期と比べて示した。三木谷浩史会長兼社長は2015年の年報で、楽天市場とFinTechの成長に並べて楽天モバイルの拡大を1年の成果に挙げた。海外では通話アプリ、国内では毎月の通信契約という二つの会員の入口を、2014年の同じ年に設けたことになる。

  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【沿革】
    • [170]2014年10月 携帯電話サービスに本格参入、『楽天モバイル』を提供開始
  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)
    • [171]対処すべき課題の④通信サービスとして、買収した Viber 社のメッセージングアプリや MVNO(仮想移動体通信事業者)等の通信サービスを通じて楽天経済圏の会員基盤を拡大し、ユーザーの利便性を向上することを目指す
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【事業等のリスク】
    • [172]『楽天モバイル』は楽天コミュニケーションズ(株)が他の電気通信事業者の回線を借り受けて提供しており、提携先が回線利用料を引き上げた場合や提携が終了した場合にはサービスに支障をきたす可能性がある
  • 楽天 個人投資家説明会「楽天グループの事業戦略」(2015年8月21日)
    • [173]「楽天モバイル vs. 楽天カード サービス開始直後の申込件数の推移」(月次申込件数、サービス開始月を Month 1 とする)を示した
  • 楽天 アニュアルレポート 2015(To Our Shareholders)
    • [174]2015年は楽天市場と FinTech 事業の着実な成長、電子書籍事業の進展とともに楽天モバイルの急拡大があった(rapid expansion of Rakuten Mobile)
参考文献[160]-[174]
  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)【企業結合等関係】
    • [160]2014年3月11日 VIBER MEDIA LTD.の議決権100.0%を現金81,654百万円で取得。目的は同社の顧客基盤を活用し、世界で展開するECサービスやデジタルコンテンツサービスに提供するプラットフォームを強化すること
    • [162]2014年3月11日 VIBER MEDIA LTD.の議決権100.0%を現金81,654百万円で取得。目的は同社の顧客基盤を活用し、世界で展開するECサービスやデジタルコンテンツサービスに提供するプラットフォームを強化すること
    • [169]2014年10月9日 Ebates Inc.の議決権100.0%を取得、取得対価 現金99,401百万円
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【沿革】
    • [161]2013年12月 東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更、2014年3月 VIBER MEDIA LTD.を子会社化
  • 楽天 アニュアルレポート 2014(To Our Shareholders)
    • [163]2014年、世界で5億超のユニークIDを持つ無料メッセージ・通話アプリの Viber がグループに加わり、楽天エコシステムの世界の会員基盤は約7億になった
    • [164]2014年、世界で5億超のユニークIDを持つ無料メッセージ・通話アプリの Viber がグループに加わり、楽天エコシステムの世界の会員基盤は約7億になった
  • 楽天 プレスリリース「Ebates Inc.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2014年9月9日)
    • [165]2014年9月9日の取締役会で Ebates Inc.の発行済株式100%を約10億米ドルの現金で取得することを決議。Ebates は1999年設立、提携企業2,600以上、アクティブ会員250万、2013年度の流通総額22億米ドル
    • [166]2014年9月9日の取締役会で Ebates Inc.の発行済株式100%を約10億米ドルの現金で取得することを決議。Ebates は1999年設立、提携企業2,600以上、アクティブ会員250万、2013年度の流通総額22億米ドル
    • [167]取得の理由として、会員ビジネスを基盤とする点で Ebates は楽天のビジネスモデルと親和性が高いこと、消費者は提携サイトの商品を Ebates 経由で購入することでポイント還元やキャッシュ・バックを受けられ、ポイントプログラムを中核とした会員制マーケットプレイスが誕生することを挙げた
    • [168]取得の理由として、会員ビジネスを基盤とする点で Ebates は楽天のビジネスモデルと親和性が高いこと、消費者は提携サイトの商品を Ebates 経由で購入することでポイント還元やキャッシュ・バックを受けられ、ポイントプログラムを中核とした会員制マーケットプレイスが誕生することを挙げた
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【沿革】
    • [170]2014年10月 携帯電話サービスに本格参入、『楽天モバイル』を提供開始
  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)
    • [171]対処すべき課題の④通信サービスとして、買収した Viber 社のメッセージングアプリや MVNO(仮想移動体通信事業者)等の通信サービスを通じて楽天経済圏の会員基盤を拡大し、ユーザーの利便性を向上することを目指す
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【事業等のリスク】
    • [172]『楽天モバイル』は楽天コミュニケーションズ(株)が他の電気通信事業者の回線を借り受けて提供しており、提携先が回線利用料を引き上げた場合や提携が終了した場合にはサービスに支障をきたす可能性がある
  • 楽天 個人投資家説明会「楽天グループの事業戦略」(2015年8月21日)
    • [173]「楽天モバイル vs. 楽天カード サービス開始直後の申込件数の推移」(月次申込件数、サービス開始月を Month 1 とする)を示した
  • 楽天 アニュアルレポート 2015(To Our Shareholders)
    • [174]2015年は楽天市場と FinTech 事業の着実な成長、電子書籍事業の進展とともに楽天モバイルの急拡大があった(rapid expansion of Rakuten Mobile)

2015年〜二子玉川への本社移転と、当期利益1105億円の年に掲げたMNO参入

楽天は2015年8月、本社を東京都世田谷区玉川一丁目14番1号の二子玉川へ移転した。三木谷浩史会長兼社長は2014年の年報で、2015年中に二子玉川の新しいビルへ移ると予告した。同じ年報で『We will integrate all Rakuten group companies in Japan under a new organizational structure.』(訳:国内の楽天グループ各社を新たな組織体制のもとに統合する)とも述べた。2015年の年報は移転の理由に従業員の増加への備えと事業間の連携の最大化を挙げ、多くのグループ会社を一つの建物に集約したと記した。グループの従業員数は2015年6月末時点で12,288人だった。EC、FinTech、通信の各事業に共通IDとポイントで会員の横断利用を促すには、事業部門の距離を縮める必要があったのだろう。

  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【沿革】
    • [175]2015年8月 本社を東京都世田谷区玉川一丁目14番1号に移転
  • 楽天 アニュアルレポート 2014(To Our Shareholders)
    • [176]国内のグループ会社を新たな組織体制のもとに統合し、その一環として2015年中に本社を二子玉川の新しいビルへ移転する
    • [177]国内のグループ会社を新たな組織体制のもとに統合し、その一環として2015年中に本社を二子玉川の新しいビルへ移転する
  • 楽天 アニュアルレポート 2015(To Our Shareholders)
    • [178]従業員の増加を見込み、事業間の効果的な連携を最大化するため、本社を世田谷区の二子玉川へ移転し、多くのグループ会社を一つ屋根の下に集めた
  • 楽天 個人投資家説明会「楽天グループの事業戦略」(2015年8月21日)
    • [179]従業員数 12,288人(2015年6月末時点)

楽天は2017年、自前の回線を持つ携帯キャリア事業への参入を発表し、2019年10月のサービス開始を目標に置いた。2017年12月期の親会社の所有者に帰属する当期利益は110,585百万円で、前期の37,995百万円から増えた年の決断だった。MVNOの楽天モバイルは他社の回線を借りており、回線利用料の引き上げや提携の終了が経営成績を左右する構造だった。三木谷浩史会長兼社長は、日本のスマホ普及率が2016年で56.8%にとどまる点を挙げ、『寡占化により高止まりしているスマホ料金がこの理由の1つと思われます。』と述べた。設備投資は2028年までに5,263億円を予定し、うち2,000億円は親会社がハイブリッドファイナンスで調達する計画だった。料金を自ら決め、国内9,500万会員の入口を他社の回線に依存しない体制を求めた参入と推察される。

  • 楽天 アニュアルレポート 2017(CEO メッセージ)
    • [180]2019年10月のサービス開始を目指し国内での携帯キャリア事業への参入を発表。日本のスマホ普及率は2016年で56.8%、寡占化で高止まりするスマホ料金が理由の1つとし、国内9,500万会員を軸にサービスを提供する。設備投資額は2028年までに5,263億円を予定
    • [183]2019年10月のサービス開始を目指し国内での携帯キャリア事業への参入を発表。日本のスマホ普及率は2016年で56.8%、寡占化で高止まりするスマホ料金が理由の1つとし、国内9,500万会員を軸にサービスを提供する。設備投資額は2028年までに5,263億円を予定
    • [184]2019年10月のサービス開始を目指し国内での携帯キャリア事業への参入を発表。日本のスマホ普及率は2016年で56.8%、寡占化で高止まりするスマホ料金が理由の1つとし、国内9,500万会員を軸にサービスを提供する。設備投資額は2028年までに5,263億円を予定
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [181]親会社の所有者に帰属する当期利益 2017年12月期 110,585百万円・2016年12月期 37,995百万円
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【事業等のリスク】
    • [182]『楽天モバイル』は楽天コミュニケーションズ(株)が他の電気通信事業者の回線を借り受けて提供しており、提携先の回線利用料の引き上げや提携の終了は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある
  • 楽天 アニュアルレポート 2017(CFO メッセージ)
    • [185]携帯キャリア事業で最大6,000億円の設備投資を予定し、うち2,000億円は親会社の楽天株式会社がハイブリッドファイナンスで調達して楽天モバイルネットワーク株式会社に出資、残り4,000億円は同社がリース・流動化ファイナンス等で調達する(CFO メッセージ)
参考文献[175]-[185]
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【沿革】
    • [175]2015年8月 本社を東京都世田谷区玉川一丁目14番1号に移転
  • 楽天 アニュアルレポート 2014(To Our Shareholders)
    • [176]国内のグループ会社を新たな組織体制のもとに統合し、その一環として2015年中に本社を二子玉川の新しいビルへ移転する
    • [177]国内のグループ会社を新たな組織体制のもとに統合し、その一環として2015年中に本社を二子玉川の新しいビルへ移転する
  • 楽天 アニュアルレポート 2015(To Our Shareholders)
    • [178]従業員の増加を見込み、事業間の効果的な連携を最大化するため、本社を世田谷区の二子玉川へ移転し、多くのグループ会社を一つ屋根の下に集めた
  • 楽天 個人投資家説明会「楽天グループの事業戦略」(2015年8月21日)
    • [179]従業員数 12,288人(2015年6月末時点)
  • 楽天 アニュアルレポート 2017(CEO メッセージ)
    • [180]2019年10月のサービス開始を目指し国内での携帯キャリア事業への参入を発表。日本のスマホ普及率は2016年で56.8%、寡占化で高止まりするスマホ料金が理由の1つとし、国内9,500万会員を軸にサービスを提供する。設備投資額は2028年までに5,263億円を予定
    • [183]2019年10月のサービス開始を目指し国内での携帯キャリア事業への参入を発表。日本のスマホ普及率は2016年で56.8%、寡占化で高止まりするスマホ料金が理由の1つとし、国内9,500万会員を軸にサービスを提供する。設備投資額は2028年までに5,263億円を予定
    • [184]2019年10月のサービス開始を目指し国内での携帯キャリア事業への参入を発表。日本のスマホ普及率は2016年で56.8%、寡占化で高止まりするスマホ料金が理由の1つとし、国内9,500万会員を軸にサービスを提供する。設備投資額は2028年までに5,263億円を予定
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [181]親会社の所有者に帰属する当期利益 2017年12月期 110,585百万円・2016年12月期 37,995百万円
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【事業等のリスク】
    • [182]『楽天モバイル』は楽天コミュニケーションズ(株)が他の電気通信事業者の回線を借り受けて提供しており、提携先の回線利用料の引き上げや提携の終了は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある
  • 楽天 アニュアルレポート 2017(CFO メッセージ)
    • [185]携帯キャリア事業で最大6,000億円の設備投資を予定し、うち2,000億円は親会社の楽天株式会社がハイブリッドファイナンスで調達して楽天モバイルネットワーク株式会社に出資、残り4,000億円は同社がリース・流動化ファイナンス等で調達する(CFO メッセージ)

2018年〜朝日火災の子会社化と暗号資産の楽天ウォレットと、純損失318億円での携帯開業

楽天は2018年1月29日の取締役会で、野村ホールディングス傘下の朝日火災海上保険の全株式を公開買付けで取得すると決議した。楽天は2017年1月頃から損害保険業への参入を検討し、2017年9月上旬に野村ホールディングスへ朝日火災株式の取得を提案した。旅行中の怪我のように自社サービスに伴うリスクまで引き受ければ、会員が安心して商品を購入できると考えた。楽天は2018年3月30日に議決権99.3%を現金44,685百万円で取得し、朝日火災を子会社化した。三木谷浩史会長兼社長は2019年第2四半期の決算説明会で『SPU による顧客のクロスユースの促進が、楽天カード、銀行、保険といった生涯価値の高いサービスへの顧客流入を促進しており、ポイントコストをかけても十分元がとれてる構造になっている。』と述べ、ポイントが保険への顧客流入を生む仕組みを説明した。2019年の基地局投資を前に、ポイントで会員を送り込める金融の品目に損害保険を加え、携帯以外の収益源を厚くする判断だったといえる。

  • 楽天 プレスリリース「朝日火災海上保険株式会社株券等に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2018年1月29日)
    • [186]損害保険業への参入のため、2018年1月29日の取締役会で野村ホールディングスの連結子会社である朝日火災海上保険の全株式取得(完全子会社化)の一環として公開買付けを決議。トラベル事業の旅行中の怪我又は病気のようなサービス・商品に伴う付随的なリスクまで引き受ければ、楽天会員をはじめとする顧客がより安心して購入できると考え、2017年1月頃より従来取り扱いのない損害保険業への参入を検討していた。2017年9月上旬に親会社の野村ホールディングスへ公開買付けを含む株式取得を提案
    • [187]損害保険業への参入のため、2018年1月29日の取締役会で野村ホールディングスの連結子会社である朝日火災海上保険の全株式取得(完全子会社化)の一環として公開買付けを決議。トラベル事業の旅行中の怪我又は病気のようなサービス・商品に伴う付随的なリスクまで引き受ければ、楽天会員をはじめとする顧客がより安心して購入できると考え、2017年1月頃より従来取り扱いのない損害保険業への参入を検討していた。2017年9月上旬に親会社の野村ホールディングスへ公開買付けを含む株式取得を提案
    • [188]損害保険業への参入のため、2018年1月29日の取締役会で野村ホールディングスの連結子会社である朝日火災海上保険の全株式取得(完全子会社化)の一環として公開買付けを決議。トラベル事業の旅行中の怪我又は病気のようなサービス・商品に伴う付随的なリスクまで引き受ければ、楽天会員をはじめとする顧客がより安心して購入できると考え、2017年1月頃より従来取り扱いのない損害保険業への参入を検討していた。2017年9月上旬に親会社の野村ホールディングスへ公開買付けを含む株式取得を提案
  • 楽天 有価証券報告書 第22期(2018年12月期)【企業結合等関係】
    • [189]2018年3月30日 朝日火災海上保険の議決権99.3%を取得、取得対価 現金44,685百万円。2018年7月2日付で楽天損害保険に社名変更
  • 楽天 2019年度第2四半期 決算説明会 質疑応答
    • [190]SPU によるクロスユースの促進が楽天カード・銀行・保険への顧客流入を促し、ポイントコストをかけても採算が取れる構造になっている(三木谷浩史)

楽天ウォレットは2019年8月、暗号資産(仮想通貨)の現物取引サービスを始めた。開始に先立ち、資金決済法に基づく仮想通貨交換業者の登録を2019年3月25日付で関東財務局に済ませていた。取り扱いはビットコインやイーサリアムで、2019年12月期の有報は価格が短期間に大きく変動し、取引需要も変わるリスクを挙げた。同じ2019年3月には楽天ペイ(アプリ決済)を刷新し、楽天キャッシュの個人間送金と楽天ポイントカードの機能を載せた。三木谷浩史会長兼社長は2019年第2四半期の決算説明会で、楽天ペイのアプリに楽天Edyと送金の機能を統合していると説明した。決済と送金の先に暗号資産の口座を置き、会員の資金の置き場を楽天の中に増やす狙いのようだ。

  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【沿革】
    • [191]2019年8月『楽天ウォレット』が暗号資産(仮想通貨)の現物取引サービスを開始
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【事業等のリスク】
    • [192]楽天ウォレット(株)は資金決済に関する法律に基づき2019年3月25日付で関東財務局への仮想通貨交換業者の登録を完了。ビットコイン、イーサリアム等の交換所として取引サービスを行い、取引価格が短期間に大きく変動し取引需要も大きく変動するリスクがある
    • [193]楽天ウォレット(株)は資金決済に関する法律に基づき2019年3月25日付で関東財務局への仮想通貨交換業者の登録を完了。ビットコイン、イーサリアム等の交換所として取引サービスを行い、取引価格が短期間に大きく変動し取引需要も大きく変動するリスクがある
  • 楽天 アニュアルレポート 2018(CEO メッセージ)
    • [194]2019年3月に「楽天ペイ(アプリ決済)」を大幅アップデートし、「楽天キャッシュ」を個人間で送り合う機能と「楽天ポイントカード」機能をメインメニューに搭載
  • 楽天 2019年度第2四半期 決算説明会 質疑応答
    • [195]楽天ペイは一つのアプリの中に楽天 Edy、楽天キャッシュ送金、QR/バーコード送金等の金融サービスの統合を進めている(三木谷浩史)

楽天モバイルは2019年10月、携帯キャリア事業としてのサービスを始めた。三木谷浩史会長兼社長は2019年第2四半期の決算説明会で、開業時は他社のローミングへの依存が大きいとして『MNO 事業者としてなるべく早く自社ネットワークの確立をできるように、基地局の建築をできる限り前倒しで進めたいと考えている。』と述べた。開業は無料サポータープログラムから入り、基地局の減価償却は2019年第4四半期に始まる予定だった。2019年12月期の営業利益は、基地局建設と販促、物流の費用で前期比57.3%減の72,745百万円となった。Lyftの減損損失102,873百万円も重なり、親会社の所有者に帰属する当期損失は31,888百万円となった。開業の年の赤字は投資損失が主因で、基地局の償却負担が本格的に決算に表れるのは2020年以降だった。

  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【沿革】
    • [196]2018年4月 楽天モバイルネットワーク株式会社の特定基地局開設計画(1.7GHz帯割当)について総務大臣より認定、2019年10月『楽天モバイル』が携帯キャリア事業としてのサービスを開始
  • 楽天 2019年度第2四半期 決算説明会 質疑応答
    • [197]ローンチの段階では大きな部分を他社のローミングに依存しているため、なるべく早く自社ネットワークを確立できるよう基地局の建築をできる限り前倒しで進めたい(三木谷浩史)
  • 楽天 2019年度第3四半期 決算説明会 質疑応答
    • [198]10月のサービス開始後は無料サポータープログラムを実施。基地局は2019年12月末までに電波発射3,000箇所(東名阪が中心)を目標とする。Q3 では基地局の償却は発生しておらず、Q4 からソフトウェア関連は4〜6年、ネットワーク資産は7〜10年で償却する予定
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [199]2019年12月期 営業利益72,745百万円(前期比97,680百万円・57.3%減。販促活動や物流拠点の整備に伴う費用、モバイルの基地局建設に関わる費用で営業費用が増加)。Lyft,Inc.の減損損失102,873百万円を持分法による投資損失に計上し、税引前当期損失44,558百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失31,888百万円
    • [200]2019年12月期 営業利益72,745百万円(前期比97,680百万円・57.3%減。販促活動や物流拠点の整備に伴う費用、モバイルの基地局建設に関わる費用で営業費用が増加)。Lyft,Inc.の減損損失102,873百万円を持分法による投資損失に計上し、税引前当期損失44,558百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失31,888百万円
参考文献[186]-[200]
  • 楽天 プレスリリース「朝日火災海上保険株式会社株券等に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2018年1月29日)
    • [186]損害保険業への参入のため、2018年1月29日の取締役会で野村ホールディングスの連結子会社である朝日火災海上保険の全株式取得(完全子会社化)の一環として公開買付けを決議。トラベル事業の旅行中の怪我又は病気のようなサービス・商品に伴う付随的なリスクまで引き受ければ、楽天会員をはじめとする顧客がより安心して購入できると考え、2017年1月頃より従来取り扱いのない損害保険業への参入を検討していた。2017年9月上旬に親会社の野村ホールディングスへ公開買付けを含む株式取得を提案
    • [187]損害保険業への参入のため、2018年1月29日の取締役会で野村ホールディングスの連結子会社である朝日火災海上保険の全株式取得(完全子会社化)の一環として公開買付けを決議。トラベル事業の旅行中の怪我又は病気のようなサービス・商品に伴う付随的なリスクまで引き受ければ、楽天会員をはじめとする顧客がより安心して購入できると考え、2017年1月頃より従来取り扱いのない損害保険業への参入を検討していた。2017年9月上旬に親会社の野村ホールディングスへ公開買付けを含む株式取得を提案
    • [188]損害保険業への参入のため、2018年1月29日の取締役会で野村ホールディングスの連結子会社である朝日火災海上保険の全株式取得(完全子会社化)の一環として公開買付けを決議。トラベル事業の旅行中の怪我又は病気のようなサービス・商品に伴う付随的なリスクまで引き受ければ、楽天会員をはじめとする顧客がより安心して購入できると考え、2017年1月頃より従来取り扱いのない損害保険業への参入を検討していた。2017年9月上旬に親会社の野村ホールディングスへ公開買付けを含む株式取得を提案
  • 楽天 有価証券報告書 第22期(2018年12月期)【企業結合等関係】
    • [189]2018年3月30日 朝日火災海上保険の議決権99.3%を取得、取得対価 現金44,685百万円。2018年7月2日付で楽天損害保険に社名変更
  • 楽天 2019年度第2四半期 決算説明会 質疑応答
    • [190]SPU によるクロスユースの促進が楽天カード・銀行・保険への顧客流入を促し、ポイントコストをかけても採算が取れる構造になっている(三木谷浩史)
    • [195]楽天ペイは一つのアプリの中に楽天 Edy、楽天キャッシュ送金、QR/バーコード送金等の金融サービスの統合を進めている(三木谷浩史)
    • [197]ローンチの段階では大きな部分を他社のローミングに依存しているため、なるべく早く自社ネットワークを確立できるよう基地局の建築をできる限り前倒しで進めたい(三木谷浩史)
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【沿革】
    • [191]2019年8月『楽天ウォレット』が暗号資産(仮想通貨)の現物取引サービスを開始
    • [196]2018年4月 楽天モバイルネットワーク株式会社の特定基地局開設計画(1.7GHz帯割当)について総務大臣より認定、2019年10月『楽天モバイル』が携帯キャリア事業としてのサービスを開始
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【事業等のリスク】
    • [192]楽天ウォレット(株)は資金決済に関する法律に基づき2019年3月25日付で関東財務局への仮想通貨交換業者の登録を完了。ビットコイン、イーサリアム等の交換所として取引サービスを行い、取引価格が短期間に大きく変動し取引需要も大きく変動するリスクがある
    • [193]楽天ウォレット(株)は資金決済に関する法律に基づき2019年3月25日付で関東財務局への仮想通貨交換業者の登録を完了。ビットコイン、イーサリアム等の交換所として取引サービスを行い、取引価格が短期間に大きく変動し取引需要も大きく変動するリスクがある
  • 楽天 アニュアルレポート 2018(CEO メッセージ)
    • [194]2019年3月に「楽天ペイ(アプリ決済)」を大幅アップデートし、「楽天キャッシュ」を個人間で送り合う機能と「楽天ポイントカード」機能をメインメニューに搭載
  • 楽天 2019年度第3四半期 決算説明会 質疑応答
    • [198]10月のサービス開始後は無料サポータープログラムを実施。基地局は2019年12月末までに電波発射3,000箇所(東名阪が中心)を目標とする。Q3 では基地局の償却は発生しておらず、Q4 からソフトウェア関連は4〜6年、ネットワーク資産は7〜10年で償却する予定
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [199]2019年12月期 営業利益72,745百万円(前期比97,680百万円・57.3%減。販促活動や物流拠点の整備に伴う費用、モバイルの基地局建設に関わる費用で営業費用が増加)。Lyft,Inc.の減損損失102,873百万円を持分法による投資損失に計上し、税引前当期損失44,558百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失31,888百万円
    • [200]2019年12月期 営業利益72,745百万円(前期比97,680百万円・57.3%減。販促活動や物流拠点の整備に伴う費用、モバイルの基地局建設に関わる費用で営業費用が増加)。Lyft,Inc.の減損損失102,873百万円を持分法による投資損失に計上し、税引前当期損失44,558百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失31,888百万円

第5章 2020年〜 基地局投資の連続赤字と資本の総動員

2020年〜5Gの開始と日本郵政などへの第三者割当と、楽天グループへの商号変更

楽天モバイルは2020年9月、5Gの通信サービスを始めた。有価証券報告書は、5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。4Gの自社回線エリアは、当初計画より約5年早いペースで拡大した。2020年12月末の人口カバー率は70%を超えた。廣瀬研二CFOは、モバイルの利益は基地局の整備と契約数の確保で決まると説明した。楽天は4G基地局の最終数を2.7万局から4.4万局へ引き上げ、関連投資を6,000億円から3〜4割増額すると発表した。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円で、前期の31,888百万円から拡大した。契約者を先に獲得するため、基地局を前倒しで積む判断が損失を膨らませたとみられる。

  • 楽天 有価証券報告書 第24期(2020年12月期)
    • [201]2020年4月に4Gサービスを本格開始し、同年9月に5Gサービスを開始した。対処すべき課題で5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円(前連結会計年度は31,888百万円)
    • [202]2020年4月に4Gサービスを本格開始し、同年9月に5Gサービスを開始した。対処すべき課題で5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円(前連結会計年度は31,888百万円)
    • [207]2020年4月に4Gサービスを本格開始し、同年9月に5Gサービスを開始した。対処すべき課題で5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円(前連結会計年度は31,888百万円)
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CEOメッセージ)
    • [203]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長のメッセージ(FY2020 対象・2021年4月の事象まで記載)。4Gの楽天回線エリア拡大を当初計画より約5年前倒しで進め、2020年12月末時点で人口カバー率70%を突破、2021年夏頃に96%達成の見通し
    • [204]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長のメッセージ(FY2020 対象・2021年4月の事象まで記載)。4Gの楽天回線エリア拡大を当初計画より約5年前倒しで進め、2020年12月末時点で人口カバー率70%を突破、2021年夏頃に96%達成の見通し
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CFOインタビュー)
    • [205]廣瀬研二CFO。モバイル事業は基地局を整備してカバレッジ・品質・キャパシティを高めることと、十分な契約数の確保が利益創出のポイント。最終的な4G基地局数を2.7万から4.4万に引き上げ、関連投資額を6,000億円から3〜4割増額すると発表
    • [206]廣瀬研二CFO。モバイル事業は基地局を整備してカバレッジ・品質・キャパシティを高めることと、十分な契約数の確保が利益創出のポイント。最終的な4G基地局数を2.7万から4.4万に引き上げ、関連投資額を6,000億円から3〜4割増額すると発表

楽天は2021年3月12日、日本郵政・テンセント・ウォルマートと三木谷浩史氏の親族の資産管理会社を引受先とする第三者割当を決めた。払込金額の総額242,346,692,500円は、全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当する計画だった。内訳は4G基地局に1,840億円、5G基地局に310億円、4Gと5Gに共通の設備に250億円である。楽天は銀行借入や社債も検討したうえで、財務状況に鑑みて第三者割当を選んだ。廣瀬研二CFOは、グループ全体の自己資本の厚みを考えて資本性の調達が必要と判断したと説明した。三木谷浩史会長兼社長は「『楽天へのこれらの新しい投資は、モバイルサービスを中核とする楽天エコシステムの拡大と影響力へ向けた高い期待と、世界を牽引する3つの経済大国のリーディングカンパニーとの更なる提携への大きな可能性の両方を示しています。』」と述べた。発行済株式の14.8%に当たる希薄化を受け入れた結果、自己資本比率は2021年度末に6.6%へ上昇した。

  • 楽天 プレスリリース「第三者割当による新株式の発行及び自己株式の処分に関するお知らせ」(2021年3月12日)
    • [208]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [209]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [210]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [211]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [213]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [214]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CFOインタビュー)
    • [212]廣瀬研二CFO。モバイル事業には大きな投資が不可欠で、グループ全体の自己資本の厚みを考えたとき資本性のある資金調達が必要と判断し、2021年3月の日本郵政グループ・テンセントなどへの第三者割当につなげた
  • 楽天グループ 統合報告書 2021(CFOインタビュー)
    • [215]負債性の資金調達のみに依存せず、日本郵政などへの第三者割当増資や劣後特約付社債などで資本性資金を調達し、自己資本比率は前年度末比1.6ポイント上昇の6.6%(2021年度末)

楽天は2021年4月、社名を楽天グループ株式会社に改めた。廣瀬研二CFOは、社名変更を2019年に始めたグループ内再編の延長に位置づけた。事業の性質と財務リスクに応じて組織を再編したうえで、事業別に必要な自己資本を算定する方針である。厳格な財務規律を要する金融と、固定費型のモバイルや物流を同時に抱えることが、再編の前提にあった。2021年8月には Rakuten Symphony を始動させた。完全仮想化したモバイルネットワークの技術を、海外の通信会社へ外販する組織である。2021年3月の株主総会前の回答も、通信基盤のグローバル展開を予定に挙げた。2021年8月にはドイツの1&1とネットワーク構築の大型契約を結んだ。国内で積んだ基地局投資を、海外への外販でも回収しようとしたのだろう。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [216]2021年4月 楽天株式会社より楽天グループ株式会社へ社名変更。同年8月 通信プラットフォーム事業組織 Rakuten Symphony を始動。2022年1月 楽天モバイルの完全子会社として楽天シンフォニー株式会社を設立
    • [220]2021年4月 楽天株式会社より楽天グループ株式会社へ社名変更。同年8月 通信プラットフォーム事業組織 Rakuten Symphony を始動。2022年1月 楽天モバイルの完全子会社として楽天シンフォニー株式会社を設立
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CFOインタビュー)
    • [217]廣瀬研二CFO。厳格な財務規律を要するフィンテックと、固定費型のモバイル・物流を同時に展開するため、事業の性質や財務リスクに応じて組織を再編(2019年グループ内再編)し、2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名変更。事業別バランスシートを踏まえた必要自己資本の算定を開始(エコノミック・キャピタル・マネジメント)
    • [218]廣瀬研二CFO。厳格な財務規律を要するフィンテックと、固定費型のモバイル・物流を同時に展開するため、事業の性質や財務リスクに応じて組織を再編(2019年グループ内再編)し、2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名変更。事業別バランスシートを踏まえた必要自己資本の算定を開始(エコノミック・キャピタル・マネジメント)
    • [219]廣瀬研二CFO。厳格な財務規律を要するフィンテックと、固定費型のモバイル・物流を同時に展開するため、事業の性質や財務リスクに応じて組織を再編(2019年グループ内再編)し、2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名変更。事業別バランスシートを踏まえた必要自己資本の算定を開始(エコノミック・キャピタル・マネジメント)
  • 楽天グループ 統合報告書 2021(CFOインタビュー)
    • [221]完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークの構築ソリューションを海外の通信会社などに外販して収益機会を得るために立ち上げ、2022年1月に法人化。2021年8月にドイツの1&1とエンドツーエンドサービスの大型契約を締結
    • [223]完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークの構築ソリューションを海外の通信会社などに外販して収益機会を得るために立ち上げ、2022年1月に法人化。2021年8月にドイツの1&1とエンドツーエンドサービスの大型契約を締結
  • 楽天 第24回定時株主総会 事前質問への回答(2021年3月30日)
    • [222]楽天モバイルが開発を進める4G・5Gのコンテナプラットフォーム「Rakuten Communications Platform」のグローバル展開を予定
参考文献[201]-[223]
  • 楽天 有価証券報告書 第24期(2020年12月期)
    • [201]2020年4月に4Gサービスを本格開始し、同年9月に5Gサービスを開始した。対処すべき課題で5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円(前連結会計年度は31,888百万円)
    • [202]2020年4月に4Gサービスを本格開始し、同年9月に5Gサービスを開始した。対処すべき課題で5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円(前連結会計年度は31,888百万円)
    • [207]2020年4月に4Gサービスを本格開始し、同年9月に5Gサービスを開始した。対処すべき課題で5Gを2020年代の社会インフラと位置づけた。2020年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は114,199百万円(前連結会計年度は31,888百万円)
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CEOメッセージ)
    • [203]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長のメッセージ(FY2020 対象・2021年4月の事象まで記載)。4Gの楽天回線エリア拡大を当初計画より約5年前倒しで進め、2020年12月末時点で人口カバー率70%を突破、2021年夏頃に96%達成の見通し
    • [204]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長のメッセージ(FY2020 対象・2021年4月の事象まで記載)。4Gの楽天回線エリア拡大を当初計画より約5年前倒しで進め、2020年12月末時点で人口カバー率70%を突破、2021年夏頃に96%達成の見通し
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CFOインタビュー)
    • [205]廣瀬研二CFO。モバイル事業は基地局を整備してカバレッジ・品質・キャパシティを高めることと、十分な契約数の確保が利益創出のポイント。最終的な4G基地局数を2.7万から4.4万に引き上げ、関連投資額を6,000億円から3〜4割増額すると発表
    • [206]廣瀬研二CFO。モバイル事業は基地局を整備してカバレッジ・品質・キャパシティを高めることと、十分な契約数の確保が利益創出のポイント。最終的な4G基地局数を2.7万から4.4万に引き上げ、関連投資額を6,000億円から3〜4割増額すると発表
    • [212]廣瀬研二CFO。モバイル事業には大きな投資が不可欠で、グループ全体の自己資本の厚みを考えたとき資本性のある資金調達が必要と判断し、2021年3月の日本郵政グループ・テンセントなどへの第三者割当につなげた
    • [217]廣瀬研二CFO。厳格な財務規律を要するフィンテックと、固定費型のモバイル・物流を同時に展開するため、事業の性質や財務リスクに応じて組織を再編(2019年グループ内再編)し、2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名変更。事業別バランスシートを踏まえた必要自己資本の算定を開始(エコノミック・キャピタル・マネジメント)
    • [218]廣瀬研二CFO。厳格な財務規律を要するフィンテックと、固定費型のモバイル・物流を同時に展開するため、事業の性質や財務リスクに応じて組織を再編(2019年グループ内再編)し、2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名変更。事業別バランスシートを踏まえた必要自己資本の算定を開始(エコノミック・キャピタル・マネジメント)
    • [219]廣瀬研二CFO。厳格な財務規律を要するフィンテックと、固定費型のモバイル・物流を同時に展開するため、事業の性質や財務リスクに応じて組織を再編(2019年グループ内再編)し、2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名変更。事業別バランスシートを踏まえた必要自己資本の算定を開始(エコノミック・キャピタル・マネジメント)
  • 楽天 プレスリリース「第三者割当による新株式の発行及び自己株式の処分に関するお知らせ」(2021年3月12日)
    • [208]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [209]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [210]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [211]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [213]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
    • [214]割当予定先は日本郵政(131,004,000株)・テンセントグループ・Walmart・三木谷氏の親族の資産管理会社(三木谷興産・スピリット)。払込金額の総額242,346,692,500円。手取金の全額を2021年12月末までに楽天モバイルへの投融資に充当し、4G基地局設備1,840億円・5G基地局設備310億円・4G及び5G共通設備250億円に使用予定。銀行借入や社債も検討したが財務状況等に鑑み第三者割当が適切と判断。割当株式数は2020年12月31日現在の発行済株式総数の14.8%。三木谷浩史会長兼社長のコメント(q1)
  • 楽天グループ 統合報告書 2021(CFOインタビュー)
    • [215]負債性の資金調達のみに依存せず、日本郵政などへの第三者割当増資や劣後特約付社債などで資本性資金を調達し、自己資本比率は前年度末比1.6ポイント上昇の6.6%(2021年度末)
    • [221]完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークの構築ソリューションを海外の通信会社などに外販して収益機会を得るために立ち上げ、2022年1月に法人化。2021年8月にドイツの1&1とエンドツーエンドサービスの大型契約を締結
    • [223]完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークの構築ソリューションを海外の通信会社などに外販して収益機会を得るために立ち上げ、2022年1月に法人化。2021年8月にドイツの1&1とエンドツーエンドサービスの大型契約を締結
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [216]2021年4月 楽天株式会社より楽天グループ株式会社へ社名変更。同年8月 通信プラットフォーム事業組織 Rakuten Symphony を始動。2022年1月 楽天モバイルの完全子会社として楽天シンフォニー株式会社を設立
    • [220]2021年4月 楽天株式会社より楽天グループ株式会社へ社名変更。同年8月 通信プラットフォーム事業組織 Rakuten Symphony を始動。2022年1月 楽天モバイルの完全子会社として楽天シンフォニー株式会社を設立
  • 楽天 第24回定時株主総会 事前質問への回答(2021年3月30日)
    • [222]楽天モバイルが開発を進める4G・5Gのコンテナプラットフォーム「Rakuten Communications Platform」のグローバル展開を予定

2022年〜楽天証券へのみずほ証券の出資と、楽天銀行の上場と700MHz帯の割当

楽天グループは2022年10月7日、楽天証券の株式19.99%をみずほ証券に譲渡すると決めた。11月1日に完了した譲渡の対価は80,000百万円だった。持分が80%になった後も、楽天証券は子会社のままだった。有価証券報告書は、楽天証券の集客力とみずほ証券の商品力を合わせた資産相談サービスの共同展開を目的に挙げた。一方、2023年3月の株主総会前の回答は、モバイルの資金源に保有資産の資金化を明記した。基地局整備の前倒しで、社債による有利子負債の調達が増えたことも認めた。今後の資金は投資資産の売却や業務資本提携で賄い、有利子負債に依存しないと表明した。支配を保ったままの20%弱の譲渡は、提携と資金化を一度に満たす手段だったと推察される。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第26期(2022年12月期)【経営上の重要な契約等】・連結財務諸表注記
    • [224]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
    • [225]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
    • [226]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
    • [227]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2023年3月30日)
    • [228]モバイル事業の資金は、インターネットサービス等のキャッシュフローに加え、第三者割当増資・保有アセットの資金化・社債発行等を原資とする楽天モバイルへの投融資と、楽天モバイル自身のリース調達で賄ってきた。基地局整備の前倒しを背景に社債発行等の有利子負債調達を実施したが、今後は有利子負債に依存せず、投資資産の売却・事業ポートフォリオの見直し・戦略的業務資本提携・外部資本の活用等で調達する方針
    • [229]モバイル事業の資金は、インターネットサービス等のキャッシュフローに加え、第三者割当増資・保有アセットの資金化・社債発行等を原資とする楽天モバイルへの投融資と、楽天モバイル自身のリース調達で賄ってきた。基地局整備の前倒しを背景に社債発行等の有利子負債調達を実施したが、今後は有利子負債に依存せず、投資資産の売却・事業ポートフォリオの見直し・戦略的業務資本提携・外部資本の活用等で調達する方針
    • [230]モバイル事業の資金は、インターネットサービス等のキャッシュフローに加え、第三者割当増資・保有アセットの資金化・社債発行等を原資とする楽天モバイルへの投融資と、楽天モバイル自身のリース調達で賄ってきた。基地局整備の前倒しを背景に社債発行等の有利子負債調達を実施したが、今後は有利子負債に依存せず、投資資産の売却・事業ポートフォリオの見直し・戦略的業務資本提携・外部資本の活用等で調達する方針

2022年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は372,884百万円で、前期の133,828百万円から膨らんだ。IFRS営業損失も前期の194,726百万円から363,892百万円に拡大した。楽天グループは2022年3月の株主総会前の回答で、楽天銀行の上場準備は順調と答えていた。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場へ上場した。上場時の売出しで、楽天グループの楽天銀行への持分は100%から63.34%に下がった。廣瀬研二CFOは「『財務戦略上、格付を重要視しており、引き続き、各種財務指標を注視しつつ、健全な財務バランスを維持していく方針です。』」と述べた。グロスの有利子負債はこれ以上増やさず、子会社の上場を含む資本性の資金で賄う方針も示した。格付を保つ条件のもとで、子会社株式が主な資金源になったと考えられる。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第26期(2022年12月期)【経営成績等の状況】
    • [231]IFRS営業損失363,892百万円(前連結会計年度194,726百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失372,884百万円(前連結会計年度133,828百万円)。本文は当初報告の値。第29期有報の主要な経営指標等ではIFRS第17号を遡って適用した後の値として第26期の親会社帰属当期損失を377,217百万円と示す(CSVの-3772億円はこちら、年表の3,728億円は当初値)
    • [232]IFRS営業損失363,892百万円(前連結会計年度194,726百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失372,884百万円(前連結会計年度133,828百万円)。本文は当初報告の値。第29期有報の主要な経営指標等ではIFRS第17号を遡って適用した後の値として第26期の親会社帰属当期損失を377,217百万円と示す(CSVの-3772億円はこちら、年表の3,728億円は当初値)
  • 楽天グループ 第25回定時株主総会 事前質問への回答(2022年3月30日)
    • [233]楽天銀行の上場に向けた準備は順調に進んでいるが、具体的な時期は回答を差し控える
  • 楽天グループ コーポレートレポート 2022(CFOインタビュー)
    • [234]FY2022対象(2023年4月の事象まで記載)。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に上場、楽天証券HDもIPO準備中。IPOを通じた資本増強で事業拡大を目指す。財務戦略上、格付を重要視(q2)。今後のキャッシュニーズはグロスの有利子負債をこれ以上増やさない方針のもと、子会社上場を含む資本性の資金で賄う想定
    • [236]FY2022対象(2023年4月の事象まで記載)。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に上場、楽天証券HDもIPO準備中。IPOを通じた資本増強で事業拡大を目指す。財務戦略上、格付を重要視(q2)。今後のキャッシュニーズはグロスの有利子負債をこれ以上増やさない方針のもと、子会社上場を含む資本性の資金で賄う想定
    • [237]FY2022対象(2023年4月の事象まで記載)。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に上場、楽天証券HDもIPO準備中。IPOを通じた資本増強で事業拡大を目指す。財務戦略上、格付を重要視(q2)。今後のキャッシュニーズはグロスの有利子負債をこれ以上増やさない方針のもと、子会社上場を含む資本性の資金で賄う想定
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第27期(2023年12月期)【経営上の重要な契約等】
    • [235]楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に新規上場。楽天銀行が公募新株を発行し、楽天グループは保有株式の一部を売出し。第2四半期末の議決権比率・持分比率は100%から63.34%

楽天モバイルは2023年10月、700MHz帯のプラチナバンドを割り当てる特定基地局開設計画の認定を受けた。4Gの人口カバー率は2022年末に98%に達していた。廣瀬研二CFOは、2023年の重要課題に電波のつながりやすさの改善を掲げた。2023年3月の株主総会前の回答は、自社エリアの拡大でローミング費用を減らして早期の黒字化を図ると説明した。三木谷浩史会長兼社長は、プラチナバンドの認定で黒字化に必要な条件がそろったという認識を示した。契約回線数は2023年に600万を超えた。廣瀬研二CFOは、プラチナバンド関連の設備投資を10年間で合計544億円と見積もった。既存3社と同じ低い周波数帯を得て、競争の焦点は回線の品質から契約数の積み上げへ移ったと読める。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [238]2023年10月 特定基地局開設計画(“プラチナバンド”700MHz帯割当)が認定
  • 楽天グループ コーポレートレポート 2022(CFOインタビュー)
    • [239]2022年末時点で人口カバー率98%を達成。2023年はフェーズ2に移行し、重要課題である電波のつながりやすさの改善に向けネットワーククオリティを高める施策に注力
    • [240]2022年末時点で人口カバー率98%を達成。2023年はフェーズ2に移行し、重要課題である電波のつながりやすさの改善に向けネットワーククオリティを高める施策に注力
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2023年3月30日)
    • [241]2023年度は自社ネットワークの拡大と品質向上による契約者獲得増に加え、自社エリア拡大に伴うローミング費用等の削減や法人サービス開始で、早期の黒字化を実現したい
  • 楽天グループ 統合報告書 2023(CEOメッセージ)
    • [242]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長。2023年10月にプラチナバンド(700MHz帯)割当の認定を受け、黒字化に向けたピースが揃ったとの認識。楽天モバイル契約回線数は600万を突破(2023年12月末)
    • [243]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長。2023年10月にプラチナバンド(700MHz帯)割当の認定を受け、黒字化に向けたピースが揃ったとの認識。楽天モバイル契約回線数は600万を突破(2023年12月末)
  • 楽天グループ 統合報告書 2023(CFOメッセージ)
    • [244]プラチナバンドに関連する10年間の設備投資合計は544億円(干渉対策費用を含む)で、計画の後半に集中。2024年の設備投資は1,000億円弱の予定
参考文献[224]-[244]
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第26期(2022年12月期)【経営上の重要な契約等】・連結財務諸表注記
    • [224]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
    • [225]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
    • [226]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
    • [227]2022年10月7日の取締役会で楽天証券HDが保有する楽天証券の普通株式19.99%をみずほ証券に譲渡することを決議し、2022年11月1日に譲渡完了。背景と目的は、楽天証券の顧客集客力・オンライン取引基盤とみずほ証券の商品力・銀信証連携を持ち寄り、ハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現すること。譲渡対価80,000百万円。議決権比率・持分比率は100%から80%、譲渡後も支配を継続
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2023年3月30日)
    • [228]モバイル事業の資金は、インターネットサービス等のキャッシュフローに加え、第三者割当増資・保有アセットの資金化・社債発行等を原資とする楽天モバイルへの投融資と、楽天モバイル自身のリース調達で賄ってきた。基地局整備の前倒しを背景に社債発行等の有利子負債調達を実施したが、今後は有利子負債に依存せず、投資資産の売却・事業ポートフォリオの見直し・戦略的業務資本提携・外部資本の活用等で調達する方針
    • [229]モバイル事業の資金は、インターネットサービス等のキャッシュフローに加え、第三者割当増資・保有アセットの資金化・社債発行等を原資とする楽天モバイルへの投融資と、楽天モバイル自身のリース調達で賄ってきた。基地局整備の前倒しを背景に社債発行等の有利子負債調達を実施したが、今後は有利子負債に依存せず、投資資産の売却・事業ポートフォリオの見直し・戦略的業務資本提携・外部資本の活用等で調達する方針
    • [230]モバイル事業の資金は、インターネットサービス等のキャッシュフローに加え、第三者割当増資・保有アセットの資金化・社債発行等を原資とする楽天モバイルへの投融資と、楽天モバイル自身のリース調達で賄ってきた。基地局整備の前倒しを背景に社債発行等の有利子負債調達を実施したが、今後は有利子負債に依存せず、投資資産の売却・事業ポートフォリオの見直し・戦略的業務資本提携・外部資本の活用等で調達する方針
    • [241]2023年度は自社ネットワークの拡大と品質向上による契約者獲得増に加え、自社エリア拡大に伴うローミング費用等の削減や法人サービス開始で、早期の黒字化を実現したい
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第26期(2022年12月期)【経営成績等の状況】
    • [231]IFRS営業損失363,892百万円(前連結会計年度194,726百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失372,884百万円(前連結会計年度133,828百万円)。本文は当初報告の値。第29期有報の主要な経営指標等ではIFRS第17号を遡って適用した後の値として第26期の親会社帰属当期損失を377,217百万円と示す(CSVの-3772億円はこちら、年表の3,728億円は当初値)
    • [232]IFRS営業損失363,892百万円(前連結会計年度194,726百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失372,884百万円(前連結会計年度133,828百万円)。本文は当初報告の値。第29期有報の主要な経営指標等ではIFRS第17号を遡って適用した後の値として第26期の親会社帰属当期損失を377,217百万円と示す(CSVの-3772億円はこちら、年表の3,728億円は当初値)
  • 楽天グループ 第25回定時株主総会 事前質問への回答(2022年3月30日)
    • [233]楽天銀行の上場に向けた準備は順調に進んでいるが、具体的な時期は回答を差し控える
  • 楽天グループ コーポレートレポート 2022(CFOインタビュー)
    • [234]FY2022対象(2023年4月の事象まで記載)。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に上場、楽天証券HDもIPO準備中。IPOを通じた資本増強で事業拡大を目指す。財務戦略上、格付を重要視(q2)。今後のキャッシュニーズはグロスの有利子負債をこれ以上増やさない方針のもと、子会社上場を含む資本性の資金で賄う想定
    • [236]FY2022対象(2023年4月の事象まで記載)。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に上場、楽天証券HDもIPO準備中。IPOを通じた資本増強で事業拡大を目指す。財務戦略上、格付を重要視(q2)。今後のキャッシュニーズはグロスの有利子負債をこれ以上増やさない方針のもと、子会社上場を含む資本性の資金で賄う想定
    • [237]FY2022対象(2023年4月の事象まで記載)。楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に上場、楽天証券HDもIPO準備中。IPOを通じた資本増強で事業拡大を目指す。財務戦略上、格付を重要視(q2)。今後のキャッシュニーズはグロスの有利子負債をこれ以上増やさない方針のもと、子会社上場を含む資本性の資金で賄う想定
    • [239]2022年末時点で人口カバー率98%を達成。2023年はフェーズ2に移行し、重要課題である電波のつながりやすさの改善に向けネットワーククオリティを高める施策に注力
    • [240]2022年末時点で人口カバー率98%を達成。2023年はフェーズ2に移行し、重要課題である電波のつながりやすさの改善に向けネットワーククオリティを高める施策に注力
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第27期(2023年12月期)【経営上の重要な契約等】
    • [235]楽天銀行は2023年4月21日に東証プライム市場に新規上場。楽天銀行が公募新株を発行し、楽天グループは保有株式の一部を売出し。第2四半期末の議決権比率・持分比率は100%から63.34%
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [238]2023年10月 特定基地局開設計画(“プラチナバンド”700MHz帯割当)が認定
  • 楽天グループ 統合報告書 2023(CEOメッセージ)
    • [242]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長。2023年10月にプラチナバンド(700MHz帯)割当の認定を受け、黒字化に向けたピースが揃ったとの認識。楽天モバイル契約回線数は600万を突破(2023年12月末)
    • [243]三木谷浩史 代表取締役会長兼社長。2023年10月にプラチナバンド(700MHz帯)割当の認定を受け、黒字化に向けたピースが揃ったとの認識。楽天モバイル契約回線数は600万を突破(2023年12月末)
  • 楽天グループ 統合報告書 2023(CFOメッセージ)
    • [244]プラチナバンドに関連する10年間の設備投資合計は544億円(干渉対策費用を含む)で、計画の後半に集中。2024年の設備投資は1,000億円弱の予定

2024年〜社債型種類株式と楽天カードへのみずほFGの出資と、1000万回線を超えた楽天モバイル

楽天グループは2024年2月27日、社債型種類株式の発行に向けた定款変更と発行登録を公表した。同日のQ&Aは、ハイブリッド社債を含む社債の償還に備えて調達手段を増やすことを目的に挙げた。議決権と普通株式への転換権を持たない設計で、普通株主の議決権は薄まらない。格付上は調達額の50%、会計上は全額が資本とみなされる設計を想定した。2024年3月の株主総会前の回答は、2024年と2025年の社債償還の日程を念頭に資本性の調達を進めると説明した。無配の理由には、配当の原資を有利子負債の削減に充当することを挙げた。ただし2025年3月28日時点でも、発行済株式は普通株式だけだった。発行枠の用意そのものが、借り換えを巡る市場の不安を抑える役割を担った可能性がある。

  • 楽天グループ 社債型種類株式に関するQ&A(2024年2月27日)
    • [245]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
    • [246]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
    • [247]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
    • [248]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2024年3月28日)
    • [249]無配の原資で有利子負債を削減することが財務基盤の安定につながる。グロス有利子負債を増やさないコミットメントのもと、2024年・2025年の社債償還スケジュールを念頭に資本性調達を積極的に進め、能動的なマチュリティーコントロールに努める
    • [250]無配の原資で有利子負債を削減することが財務基盤の安定につながる。グロス有利子負債を増やさないコミットメントのもと、2024年・2025年の社債償還スケジュールを念頭に資本性調達を積極的に進め、能動的なマチュリティーコントロールに努める
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)【株式等の状況】
    • [251]定款上は第1回〜第5回社債型種類株式の発行可能株式総数を各75,000,000株と定める。発行済株式は2024年12月31日現在2,154,483,600株、2025年3月28日現在2,156,104,300株で、いずれも普通株式のみ

楽天グループは2024年11月13日、楽天カードの株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡する契約を結んだ。譲渡対価は164,997百万円で、楽天カードへの持分は85.01%になった。目的には、みずほFGとの連携による法人領域での成長を挙げた。廣瀬研二CFOは、子会社株式の一部売却や社債発行で、2025年までに償還を迎える社債すべてに対応を終えたと説明した。三木谷浩史会長兼社長は翌2025年の決算説明会で「『楽天グループとみずほ銀行との提携は、証券やカード分野で着実に進展しています。』」と述べた。例には楽天証券での新規公開株の取扱いと、みずほ銀行との提携カードを挙げた。一方で廣瀬研二CFOは、楽天カードが連結納税から外れたことと非支配持分の増加が最終損益を押し下げたと説明した。子会社株式を外部へ譲渡するほど、親会社に帰属する利益は目減りする構造になった。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)【経営上の重要な契約等】・連結財務諸表注記
    • [252]2024年11月13日の取締役会で楽天カードの普通株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡することを決議し、同日に株主間契約・株式譲渡契約を締結。目的は、みずほFGとの連携加速により個人向けに加え法人領域での成長機会を追求し、楽天カードを中核とするフィンテックエコシステムを拡大すること。譲渡対価164,997百万円。議決権比率・持分比率は100%から85.01%、譲渡後も支配を継続
    • [253]2024年11月13日の取締役会で楽天カードの普通株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡することを決議し、同日に株主間契約・株式譲渡契約を締結。目的は、みずほFGとの連携加速により個人向けに加え法人領域での成長機会を追求し、楽天カードを中核とするフィンテックエコシステムを拡大すること。譲渡対価164,997百万円。議決権比率・持分比率は100%から85.01%、譲渡後も支配を継続
    • [254]2024年11月13日の取締役会で楽天カードの普通株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡することを決議し、同日に株主間契約・株式譲渡契約を締結。目的は、みずほFGとの連携加速により個人向けに加え法人領域での成長機会を追求し、楽天カードを中核とするフィンテックエコシステムを拡大すること。譲渡対価164,997百万円。議決権比率・持分比率は100%から85.01%、譲渡後も支配を継続
  • 楽天グループ 統合報告書 2024(CFOメッセージ)
    • [255]2024年に子会社株式の一部売却、社債発行、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの改善等に取り組み、2025年までに償還等を迎えるすべての社債について対応を完了。楽天モバイルでセール・アンド・リースバックを実行し、有利子負債の積み増しに依存せず2024年度の資金ニーズをカバー
  • 楽天グループ 2025年度第1四半期 決算説明会 書き起こし(メディアQ&A)
    • [256]三木谷浩史CEOの回答。楽天グループとみずほ銀行との提携は証券やカード分野で進展(q3)。楽天証券で新規IPO株や社債の取扱いが可能になり、楽天カードとみずほ銀行のジョイントカードも好調
    • [257]三木谷浩史CEOの回答。楽天グループとみずほ銀行との提携は証券やカード分野で進展(q3)。楽天証券で新規IPO株や社債の取扱いが可能になり、楽天カードとみずほ銀行のジョイントカードも好調
  • 楽天グループ 2025年度第3四半期 決算説明会 書き起こし
    • [258]廣瀬研二CFOの回答。2024年12月に楽天カードがみずほグループから15%の出資を受けたことで連結納税から外れ、法人所得税費用が増加し、非支配持分も増加したことが親会社帰属の四半期損失に影響

楽天モバイル単体のEBITDAは2024年12月に単月で黒字化した。2025年3月の株主総会前の回答は、2025年度に通期での黒字化を目標に掲げた。全契約回線数は2025年12月に1,000万を超えた。三木谷浩史会長兼社長は「『この巨大なインフラプロジェクトで、5 年の中でここまで来ているのは、比較的急ピッチで進めてきたと思っています。』」と述べた。2025年12月期の親会社の所有者に帰属する当期損失は177,886百万円だった。親会社帰属の当期損失は2019年12月期から7期連続となった。配当は2023年12月期から3期続けて見送った。楽天グループは2026年3月時点で、指名委員会に相当する任意の委員会を置いていなかった。同じ報告書には、後継者の計画に関する記載もない。子会社株式で基地局投資と社債の償還を賄う体制は、創業者の三木谷浩史会長兼社長が率いたまま続いている。

  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2025年3月28日)
    • [259]楽天モバイル単体のEBITDAは2024年12月に単月黒字化を達成。2025年度は通期でのEBITDA黒字化、その後早期の営業利益黒字化を目指す。2025年12月期以降の配当再開時期は未定
    • [260]楽天モバイル単体のEBITDAは2024年12月に単月黒字化を達成。2025年度は通期でのEBITDA黒字化、その後早期の営業利益黒字化を目指す。2025年12月期以降の配当再開時期は未定
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】・【主要な経営指標等の推移】・連結損益計算書
    • [261]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
    • [263]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
    • [265]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
    • [266]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
  • 楽天グループ 2025年度第4四半期 決算説明会 書き起こし
    • [262]1,000万回線到達について三木谷浩史CEOが回答(q4)。高齢の方々などではマーケットシェアがまだ低い。百野COOは2026年のモバイル設備投資を前年の遅延分を含め2,000億円強と計画
  • 楽天 有価証券報告書 第24期(2020年12月期)【経営成績等の状況】
    • [264]2019年12月期(前連結会計年度)の親会社の所有者に帰属する当期損失は31,888百万円、2020年12月期は114,199百万円
  • 楽天グループ コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年3月19日)
    • [267]取締役10名のうち独立社外取締役6名。指名委員会に相当する任意の委員会は「―」(設置なし)。報酬委員会に相当する任意の委員会は報酬委員会(3名:社内取締役2・社外取締役1、委員長は社内取締役)で2025年度に設置。報告書本文に「後継」の語はなく、最高経営責任者の後継者計画の記載はない(2025年3月21日版も同じ)
    • [268]取締役10名のうち独立社外取締役6名。指名委員会に相当する任意の委員会は「―」(設置なし)。報酬委員会に相当する任意の委員会は報酬委員会(3名:社内取締役2・社外取締役1、委員長は社内取締役)で2025年度に設置。報告書本文に「後継」の語はなく、最高経営責任者の後継者計画の記載はない(2025年3月21日版も同じ)
参考文献[245]-[268]
  • 楽天グループ 社債型種類株式に関するQ&A(2024年2月27日)
    • [245]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
    • [246]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
    • [247]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
    • [248]2024年2月27日付「定款の一部変更及び第1回社債型種類株式の発行登録に関するお知らせ」の参考資料。定款変更の目的は、ハイブリッド社債を含む社債の償還に向けた資金調達手段の多様化。議決権・普通株式への転換権がなく普通株式の議決権の希薄化が生じない。格付会社から格付上の資本性(調達額の50%)の認定を受けられる設計を検討、会計上は全額を資本と認識する想定。発行資金は既存社債の償還に充てる企図。具体的な発行時期は未定
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2024年3月28日)
    • [249]無配の原資で有利子負債を削減することが財務基盤の安定につながる。グロス有利子負債を増やさないコミットメントのもと、2024年・2025年の社債償還スケジュールを念頭に資本性調達を積極的に進め、能動的なマチュリティーコントロールに努める
    • [250]無配の原資で有利子負債を削減することが財務基盤の安定につながる。グロス有利子負債を増やさないコミットメントのもと、2024年・2025年の社債償還スケジュールを念頭に資本性調達を積極的に進め、能動的なマチュリティーコントロールに努める
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)【株式等の状況】
    • [251]定款上は第1回〜第5回社債型種類株式の発行可能株式総数を各75,000,000株と定める。発行済株式は2024年12月31日現在2,154,483,600株、2025年3月28日現在2,156,104,300株で、いずれも普通株式のみ
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)【経営上の重要な契約等】・連結財務諸表注記
    • [252]2024年11月13日の取締役会で楽天カードの普通株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡することを決議し、同日に株主間契約・株式譲渡契約を締結。目的は、みずほFGとの連携加速により個人向けに加え法人領域での成長機会を追求し、楽天カードを中核とするフィンテックエコシステムを拡大すること。譲渡対価164,997百万円。議決権比率・持分比率は100%から85.01%、譲渡後も支配を継続
    • [253]2024年11月13日の取締役会で楽天カードの普通株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡することを決議し、同日に株主間契約・株式譲渡契約を締結。目的は、みずほFGとの連携加速により個人向けに加え法人領域での成長機会を追求し、楽天カードを中核とするフィンテックエコシステムを拡大すること。譲渡対価164,997百万円。議決権比率・持分比率は100%から85.01%、譲渡後も支配を継続
    • [254]2024年11月13日の取締役会で楽天カードの普通株式14.99%をみずほフィナンシャルグループに譲渡することを決議し、同日に株主間契約・株式譲渡契約を締結。目的は、みずほFGとの連携加速により個人向けに加え法人領域での成長機会を追求し、楽天カードを中核とするフィンテックエコシステムを拡大すること。譲渡対価164,997百万円。議決権比率・持分比率は100%から85.01%、譲渡後も支配を継続
  • 楽天グループ 統合報告書 2024(CFOメッセージ)
    • [255]2024年に子会社株式の一部売却、社債発行、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの改善等に取り組み、2025年までに償還等を迎えるすべての社債について対応を完了。楽天モバイルでセール・アンド・リースバックを実行し、有利子負債の積み増しに依存せず2024年度の資金ニーズをカバー
  • 楽天グループ 2025年度第1四半期 決算説明会 書き起こし(メディアQ&A)
    • [256]三木谷浩史CEOの回答。楽天グループとみずほ銀行との提携は証券やカード分野で進展(q3)。楽天証券で新規IPO株や社債の取扱いが可能になり、楽天カードとみずほ銀行のジョイントカードも好調
    • [257]三木谷浩史CEOの回答。楽天グループとみずほ銀行との提携は証券やカード分野で進展(q3)。楽天証券で新規IPO株や社債の取扱いが可能になり、楽天カードとみずほ銀行のジョイントカードも好調
  • 楽天グループ 2025年度第3四半期 決算説明会 書き起こし
    • [258]廣瀬研二CFOの回答。2024年12月に楽天カードがみずほグループから15%の出資を受けたことで連結納税から外れ、法人所得税費用が増加し、非支配持分も増加したことが親会社帰属の四半期損失に影響
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2025年3月28日)
    • [259]楽天モバイル単体のEBITDAは2024年12月に単月黒字化を達成。2025年度は通期でのEBITDA黒字化、その後早期の営業利益黒字化を目指す。2025年12月期以降の配当再開時期は未定
    • [260]楽天モバイル単体のEBITDAは2024年12月に単月黒字化を達成。2025年度は通期でのEBITDA黒字化、その後早期の営業利益黒字化を目指す。2025年12月期以降の配当再開時期は未定
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】・【主要な経営指標等の推移】・連結損益計算書
    • [261]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
    • [263]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
    • [265]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
    • [266]2025年12月『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破。親会社の所有者に帰属する当期損失は第25期133,828・第26期377,217・第27期339,473・第28期162,442・第29期177,886百万円。第29期の当期損失123,213百万円のうち非支配持分に帰属する利益54,673百万円(前期32,957百万円)。提出会社の1株当たり配当額は第27期〜第29期が無配
  • 楽天グループ 2025年度第4四半期 決算説明会 書き起こし
    • [262]1,000万回線到達について三木谷浩史CEOが回答(q4)。高齢の方々などではマーケットシェアがまだ低い。百野COOは2026年のモバイル設備投資を前年の遅延分を含め2,000億円強と計画
  • 楽天 有価証券報告書 第24期(2020年12月期)【経営成績等の状況】
    • [264]2019年12月期(前連結会計年度)の親会社の所有者に帰属する当期損失は31,888百万円、2020年12月期は114,199百万円
  • 楽天グループ コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年3月19日)
    • [267]取締役10名のうち独立社外取締役6名。指名委員会に相当する任意の委員会は「―」(設置なし)。報酬委員会に相当する任意の委員会は報酬委員会(3名:社内取締役2・社外取締役1、委員長は社内取締役)で2025年度に設置。報告書本文に「後継」の語はなく、最高経営責任者の後継者計画の記載はない(2025年3月21日版も同じ)
    • [268]取締役10名のうち独立社外取締役6名。指名委員会に相当する任意の委員会は「―」(設置なし)。報酬委員会に相当する任意の委員会は報酬委員会(3名:社内取締役2・社外取締役1、委員長は社内取締役)で2025年度に設置。報告書本文に「後継」の語はなく、最高経営責任者の後継者計画の記載はない(2025年3月21日版も同じ)

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歴史年表 1997〜2025年

楽天グループの沿革1997〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1997〜2001年低価格参入による市場創出三木谷浩史銀行を辞した31歳が月5万円で始めたインターネット上の商店街

1997年2月、日本興業銀行を辞した31歳の三木谷浩史氏が、東京都港区愛宕で資本金1,000万円の株式会社エム・ディー・エムを設立し、同年5月に楽天市場を出店わずか13店で開業した。月額5万円の固定料金で個人商店主を取り込み、半年分前払いの前受金型で運営費を抑え、2000年4月には日本証券業協会の店頭市場へ公開して約495億円を調達した。

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★★★
三木谷浩史"楽天市場"サービス開始★
三木谷浩史楽天に商号変更★
三木谷浩史日本証券業協会店頭登録★
三木谷浩史"楽天トラベル"サービス開始★
2002〜2008年多角化による経済圏の構築三木谷浩史出店料を固定で取る料金体系との決別による、出店者との取り分の組み替え

2002年、楽天は1997年以来の月額5万円固定という出店料を改め、月商100万円を超える店舗からシステム利用料を上乗せする従量課金へ移行した。楽天が"第2の創業"と呼んだこの改定は、場所を固定料金で貸す不動産型の営業から、出店者の売上に連動して収益を得るフランチャイズ型の営業へ切り替えた経営判断にあたる。

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★★★
三木谷浩史"楽天スーパーポイント"サービス開始★★
三木谷浩史マイトリップ・ネット(旅の窓口)を子会社化★★
三木谷浩史宿泊予約からDLJ証券にまで及んだ連続買収と、三領域にまたがる事業圏づくり

2003年、楽天が宿泊予約サイト"旅の窓口"を運営するマイトリップ・ネットと、インターネット証券のDLJディレクトSFG証券(現・楽天証券)を短期間で連続買収し、翌2004年にあおぞらカード(現・楽天カード)も取得して、ショッピング・旅行・金融の三領域を統合した経営判断。三木谷浩史会長兼社長は、物流や在庫を自社で抱えない"ノータッチモデル"を選好の基準に据えた。

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★★★
三木谷浩史カード会社の取得による個人金融事業への参入と、後の自社ブランド化

2004年8月27日、楽天があおぞら銀行・オリックスグループの保有するカードローン会社あおぞらカードの全株式を74億円で譲り受けることで基本合意し、同年9月に完全子会社化した経営判断。この法人格が2011年に楽天カード株式会社となり、グループ金融の中核へ育った。

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★★★
三木谷浩史球界再編の渦中に踏み切ったプロ野球への新規参入と球団の保有

2004年の球界再編(近鉄・オリックス合併問題と史上初のプロ野球ストライキ)を受け、楽天が仙台市を本拠地とする新球団の設立を日本プロフェッショナル野球組織(NPB)に申請し、11月2日のオーナー会議で1954年以来50年ぶりの新規参入が全会一致で承認された経営判断。球団名は東北楽天ゴールデンイーグルス。

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★★★
三木谷浩史初の純損失を計上★
2009〜2013年金融の立て直しと海外への買収三木谷浩史三年半に三度の行政処分を招いたシステム障害の再発と、子会社の管理体制の立て直し

2009年3月24日、子会社の楽天証券が金融庁から業務停止命令と業務改善命令を受けた。停止の対象はシステム整備を伴う新たな業務展開で、金融庁が個別に認めたものを除き1か月間できなくなった。理由は2008年11月と2009年1月に起きたシステム障害と、その復旧態勢が不十分であることである。 処分はこれが初めてではない。2005年11月と2007年6月にも同じ会社が同じ理由で業務改善命令を受けており、三年半で三度目にあたる。行政処分に関する記述は第9期から第13期までの事業等のリスクに置かれ、第14期の有価証券報告書からは外れた。

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三木谷浩史200億円の出資による銀行の取り込みと、金融事業の中核への据え直し

2008年8月4日の取締役会で資本・業務提携の基本合意を決議し、同年9月29日にインターネット専業のイーバンク銀行(後の楽天銀行)の優先株式199億8,000万円分を引き受け、2009年2月10日に連結子会社化した経営判断。証券・クレジットに続いて銀行という決済インフラをグループへ取り込み、金融事業の中核を固めた。

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三木谷浩史ビットワレットを子会社化★
三木谷浩史純損失に転落★
三木谷浩史Kobo Inc.を子会社化★
2014〜2019年海外会員の買収と携帯キャリア参入三木谷浩史Viber Mediaを子会社化★
三木谷浩史Ebatesを子会社化★★
三木谷浩史"楽天モバイル"MVNO提供開始★
三木谷浩史既存3社に挑む第4の携帯事業者としての自前網の構築

2017年12月、EC・金融で"楽天経済圏"を築いた楽天が、既存3社のネットワークを借りるMVNOにとどまらず、自前で基地局を敷く第4のMNOとして携帯電話事業への参入を表明した経営判断。基地局ソフトを汎用サーバー上で動かす完全仮想化ネットワークで低コスト網を志向し、毎月の通信契約を経済圏のハブに据えた。

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★★★
三木谷浩史朝日火災海上を子会社化★
三木谷浩史"楽天モバイル"MNOサービス開始★★
三木谷浩史純損失に転落★
2020〜2026年基地局投資の連続赤字と資本の総動員三木谷浩史楽天モバイル5Gサービス開始★
三木谷浩史楽天グループに商号変更★
三木谷浩史Rakuten Symphonyを始動★★
三木谷浩史楽天証券HDとみずほ証券が資本業務提携★★
三木谷浩史純損失▲3,728億円★★
三木谷浩史プラチナバンド700MHz帯の割当認定★
三木谷浩史楽天モバイルがEBITDA黒字化達成★
出典・参考 77件
出典・参考
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第6期(2002年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第7期(2003年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第8期(2004年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天 プレスリリース(2004年8月27日)「株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意」
  • 楽天 有価証券報告書(2004年12月期・連結)
  • 楽天 プレスリリース(2004年9月24日)「日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請について」
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第9期(2005年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第12期(2008年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天 有価証券報告書 第13期(2009年12月期)【事業等のリスク】
  • 楽天 アニュアルレポート 2009(Chairman and CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第14期(2010年12月期)【沿革】
  • 楽天 アニュアルレポート 2010(Chairman and CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第15期(2011年12月期)【事業等のリスク】
  • 楽天 プレスリリース「カナダの電子書籍事業者 Kobo 社の買収に関するお知らせ」(2011年11月9日)
  • 楽天 アニュアルレポート 2011(Chairman and CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第15期(2011年12月期)【業績等の概要】
  • 楽天 アニュアルレポート 2012(Chairman and CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【沿革】
  • 楽天 有価証券報告書 第16期(2012年12月期)【経営上の重要な契約等】【事業等のリスク】
  • 楽天 有価証券報告書 第17期(2013年12月期)【沿革】【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天 アニュアルレポート 2013(Chairman and CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)【企業結合等関係】
  • 楽天 アニュアルレポート 2014(To Our Shareholders)
  • 楽天 プレスリリース「Ebates Inc.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2014年9月9日)
  • 楽天 有価証券報告書 第18期(2014年12月期)
  • 楽天 アニュアルレポート 2015(To Our Shareholders)
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【沿革】
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【事業等のリスク】
  • 楽天 アニュアルレポート 2017(CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天 アニュアルレポート 2017(CFO メッセージ)
  • 楽天 プレスリリース「朝日火災海上保険株式会社株券等に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2018年1月29日)
  • 楽天 有価証券報告書 第22期(2018年12月期)【企業結合等関係】
  • 楽天 アニュアルレポート 2018(CEO メッセージ)
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【沿革】
  • 楽天 2019年度第2四半期 決算説明会 質疑応答
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【事業等のリスク】
  • 楽天 2019年度第3四半期 決算説明会 質疑応答
  • 楽天 有価証券報告書 第23期(2019年12月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • 楽天 有価証券報告書 第24期(2020年12月期)
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CEOメッセージ)
  • 楽天グループ 統合報告書 2020(CFOインタビュー)
  • 楽天 有価証券報告書 第24期(2020年12月期)【経営成績等の状況】
  • 楽天 プレスリリース「第三者割当による新株式の発行及び自己株式の処分に関するお知らせ」(2021年3月12日)
  • 楽天グループ 統合報告書 2021(CFOインタビュー)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第26期(2022年12月期)【経営上の重要な契約等】・連結財務諸表注記
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第26期(2022年12月期)【経営成績等の状況】
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第27期(2023年12月期)【経営上の重要な契約等】
  • 楽天グループ 統合報告書 2023(CEOメッセージ)
  • 楽天グループ 統合報告書 2023(CFOメッセージ)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)【株式等の状況】
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)【経営上の重要な契約等】・連結財務諸表注記
  • 楽天グループ 統合報告書 2024(CFOメッセージ)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
  • 楽天グループ 2025年度第1四半期 決算説明会 書き起こし(メディアQ&A)
  • 楽天グループ 2025年度第3四半期 決算説明会 書き起こし
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】・【主要な経営指標等の推移】・連結損益計算書
  • 楽天グループ 2025年度第4四半期 決算説明会 書き起こし
  • 証券アナリストジャーナル 2000年5月号 別冊付録 楽天(2000年4月26日 三木谷浩史社長講演)
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
  • 日経ビジネス(2001年8月20日)
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
  • 日経ビジネス(2003年12月22日)
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
  • 日経ビジネス(2004年4月5日)
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2008年9月4日)
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の連結子会社化について」(2009年2月10日)
  • 楽天 個人投資家説明会「楽天グループの事業戦略」(2015年8月21日)
  • 楽天 第24回定時株主総会 事前質問への回答(2021年3月30日)
  • 楽天グループ 第25回定時株主総会 事前質問への回答(2022年3月30日)
  • 楽天グループ コーポレートレポート 2022(CFOインタビュー)
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2023年3月30日)
  • 楽天グループ 社債型種類株式に関するQ&A(2024年2月27日)
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2024年3月28日)
  • 楽天グループ 定時株主総会 事前質問への回答(2025年3月28日)
  • 楽天グループ コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年3月19日)

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