楽天グループ の歴史

更新:

創業

1997年

創業者

三木谷浩史

創業地

東京都港区

直近売上高(2025/12)

24,965億円

長期業績と転換点(2001/12〜2025/12)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ1997年に三木谷浩史氏は在庫も物流も持たない「場所貸し」のモデルを選んだのか
A 1997年、日本興業銀行出身の三木谷浩史氏が在庫も物流も持たない場所貸しを選んだのは、企業価値はROEで決まるとの考えから、資産を抱えずに高い資本効率で稼ぐ事業を望んだためである。同年5月、百貨店系モールが月100万円単位の出店料を取る市場へ、月額5万円の固定料金で楽天市場を開いた。納める相手は大手小売ではなくネットに不慣れな個人商店主であり、編集ツールRMSで出店の敷居を下げた。三木谷氏は「在庫を持たないノータッチモデルが好きですね」と述べている
Q なぜ2002年に創業以来の固定5万円制を三木谷浩史氏自らが廃したのか
A 2002年に創業以来の固定5万円制を三木谷浩史氏自らが廃したのは、出店者の売上が伸びても自社の収入が増えない定額制では、物販の成長を収益へ取り込めないと見たためである。同年4月、月商100万円を超える店から超過分の2〜3%を取る従量課金へ切り替え、得た原資をマーケティングとシステム投資へ回した。場所貸しから売上連動のフランチャイズ型へ移り、共通ポイントとIDで会員を束ねて旅行・証券・銀行を取り込んだ。三木谷氏は「出店者数が半分になってもやり通す覚悟だった」と語っている
Q なぜ2019年に他社回線を借りるMVNOから巨額赤字覚悟の自前基地局MNOへ転じたのか
A 2019年に他社回線を借りるMVNOから自前基地局のMNOへ転じたのは、回線を借りる限り通信原価を他社に握られ、毎月の通信接点を楽天経済圏へ深く取り込めないと判断したためである。基地局ソフトを汎用サーバーで動かす完全仮想化とOpen RANを採り、三木谷浩史氏は設備投資・運用コストを既存網より4割安くしたと述べた。2017年12月に第4のMNOを申請し2019年10月に開業したが、2019〜2023年の純損失は累計8400億円を超えた。重い通信を抱えたまま回収側へ立てるかを実地で詰めている。

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1997年〜 月5万円の仮想商店街から三領域への事業基盤拡充

楽天グループの業績推移:連結

売上高(億円)
  1. 1997年 楽天グループ創業——興銀を辞した31歳が月5万円で開いた仮想商店街 阪神大震災で銀行員人生を見直した31歳・三木谷浩史氏は、月額5万円の固定料金でインターネット上の仮想商店街をどう軌道に乗せたか
  2. 2002年 「不動産型」から「フランチャイズ型」への料金体系転換 月5万円固定モデルはなぜ限界に達し、三木谷浩史氏はどう「第2の創業」に踏み切ったか
  3. 2002年 『楽天スーパーポイント』サービス開始
  4. 2003年 マイトリップ・ネット(旅の窓口)を子会社化
  5. 2003年 旅の窓口・DLJ証券の連続買収による三領域経済圏の構築 モール単体への依存から脱するため、三木谷浩史氏はなぜ在庫を持たない「ノータッチモデル」で旅行と金融を束ねたのか
  6. 2004年 あおぞらカード買収による個人金融参入——後の楽天カードとなる会社の取得 決済とローンを他社に委ねたままでよいのか——赤字のカードローン会社に74億円を投じた選択
  7. 2004年 球界再編下のプロ野球新規参入——東北楽天ゴールデンイーグルスの設立 なぜネット企業が赤字必至とされた球団を持つのか——50年ぶりの新規参入をめぐるライブドアとの獲得競争

固定5万円という破格設定で6150店を集めた出発点

1997年2月、日本興業銀行を辞した31歳の三木谷浩史氏は、資本金1000万円で株式会社エム・ディー・エムを東京都港区愛宕に設立[2]し、同年5月に楽天市場を開業した[3]。開業時の出店はわずか13店[4]。百貨店系のバーチャルモールが月100万円単位の出店料[5]を取っていたのに対し、楽天は月額5万円の固定料金[6]という一桁低い水準を提示した。プログラミングを要しない編集ツール「RMS」で店主自身にショップを開設させ[7]、商店街の個人商店主を主な顧客層に据えて出店の敷居を下げた。出店契約では半年分のシステム利用料を一括で前払いさせ[8]、外部資金に頼らず運転資金をまかなって1998年12月期から2期連続の経常黒字[9]を確保した。初年度の出店獲得は、営業メンバーが商店街を1件ずつ訪ね歩く地道な営業に頼った。 [1]

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [1]創業者 三木谷浩史氏(日本興業銀行出身。1996年5月に興銀を退職)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [2]1997年2月 資本金1,000万円で東京都港区愛宕に㈱エム・ディー・エムを設立
    • [3]1997年5月 『楽天市場』のサービスを開始
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [4]楽天市場の開業時の出店 13店
    • [5]百貨店系バーチャルモールの出店料 月100万円単位
    • [6]楽天市場の出店料 月額5万円の固定料金(価格破壊と評された料金設定)
    • [7]プログラミング不要の編集ツールRMSを提供し店主自身がショップを開設
    • [8]契約時に半年分のシステム利用料を一括前払いさせる前受金型で運営コストを抑制
    • [9]1998年12月期から2期連続の経常黒字

この料金設計が出店数の急増を呼び、1998年12月に320店、1999年12月に1800店、2000年12月に4800店[10]、2003年1月には6150店まで拡大した[11]。出店料収入は出店数に比例して積み上がり[12]、モール専業の収益はこの時期まで出店数の伸びに支えられていた。1999年6月には株式会社エム・ディー・エムから楽天株式会社へ商号を変更した[13]。2000年4月には日本証券業協会へ店頭登録し[14]、新規株式公開で495億円を調達した[15]が、同年1月から6月までの売上高は11億2700万円[16]にとどまっていた。消費不況が続くなかでも楽天市場の取引総額は2001年の523億円から2002年に約4割増の750億円[17]へ伸び、東京・銀座の百貨店に匹敵する規模[18]へ達した。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [10]出店数 1998年12月約320店→1999年12月約1800店→2000年12月約4800店
    • [11]2003年1月23日時点の楽天市場出店数 6150店
    • [12]出店料収入は出店数に比例して増加
    • [17]楽天市場の取引総額 2001年523億円→2002年750億円(約4割増)
    • [18]2002年の取引総額は東京・銀座の百貨店に匹敵する規模(消費不況下での伸び)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [13]1999年6月 ㈱エム・ディー・エムより楽天株式会社へ社名変更
    • [14]2000年4月 日本証券業協会に店頭登録
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [15]新規株式公開の調達額 約495億円
    • [16]2000年1〜6月の売上高 11億2,700万円
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [1]創業者 三木谷浩史氏(日本興業銀行出身。1996年5月に興銀を退職)
    • [10]出店数 1998年12月約320店→1999年12月約1800店→2000年12月約4800店
    • [11]2003年1月23日時点の楽天市場出店数 6150店
    • [12]出店料収入は出店数に比例して増加
    • [17]楽天市場の取引総額 2001年523億円→2002年750億円(約4割増)
    • [18]2002年の取引総額は東京・銀座の百貨店に匹敵する規模(消費不況下での伸び)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [2]1997年2月 資本金1,000万円で東京都港区愛宕に㈱エム・ディー・エムを設立
    • [3]1997年5月 『楽天市場』のサービスを開始
    • [13]1999年6月 ㈱エム・ディー・エムより楽天株式会社へ社名変更
    • [14]2000年4月 日本証券業協会に店頭登録
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [4]楽天市場の開業時の出店 13店
    • [5]百貨店系バーチャルモールの出店料 月100万円単位
    • [6]楽天市場の出店料 月額5万円の固定料金(価格破壊と評された料金設定)
    • [7]プログラミング不要の編集ツールRMSを提供し店主自身がショップを開設
    • [8]契約時に半年分のシステム利用料を一括前払いさせる前受金型で運営コストを抑制
    • [9]1998年12月期から2期連続の経常黒字
    • [15]新規株式公開の調達額 約495億円
    • [16]2000年1〜6月の売上高 11億2,700万円

インフォシーク90億円買収とヤフーの追撃

店頭公開で得た495億円の使途が定まらぬ時期、山田善久常務は「買うのは簡単だけれどカネは使えばいいというものではない[19]」(山田善久氏 日経ビジネス 2000/10/23)と述べ、資金の投下を急がなかった。しかし2000年10月の米ニールセン・ネットレイティングス調査で、ヤフー!ショッピングが利用者数で楽天市場を抜いて首位に立った。先発の座を脅かされた楽天は、2000年11月末に赤字のポータルサイト運営会社インフォシークを90億円で完全子会社化すると発表した[21]。利益重視を掲げてきた楽天にとって、1999年10月から2000年9月までの1年間に6億5000万円の経常損失を抱える会社の取得は路線の変更を伴った。三木谷氏は買収の狙いを「ショッピングを核にした総合メディア企業を目指す[22]」(三木谷浩史氏 日経ビジネス 2000/12/11)と語り、公開で得た資金をヤフーとの集客力の差を埋めることに充てる考えを示した。 [20]

  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [19]山田善久氏(楽天常務)「買うのは簡単だけれどカネは使えばいいというものではない」
    • [20]2000年10月 米ニールセン調査でヤフー!ショッピングが利用者数で楽天市場を抜き首位
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
    • [21]2000年11月末 赤字のインフォシークを90億円で完全子会社化すると発表
    • [22]三木谷浩史氏「ショッピングを核にした総合メディア企業を目指す」

買収後のインフォシークでは、同社出身ではなく一般社員だった森学氏が再建責任者に抜擢され、2000年9月期に約13億円の営業赤字だった同社を2002年6月から9月期に4700万円の営業黒字へ転換させた。もっとも、集客力を失えば収益源である出店者が離れる[23]という出店者数への依存は、2000年末の時点ですでに指摘されていた。翌2001年3月には楽天トラベルを開業し[24]、ショッピング単一事業からの多角化に着手した。2001年に入ると出店数の伸びは緩やかになり、出店数に依存する収益モデルそのものへ疑問を投げかける論調[25]が目立ってきた。

  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
    • [23]2000年末時点で、集客力を失えば収益源である出店者が離れるという出店者数依存が指摘されていた
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [24]2001年3月 『楽天トラベル』のサービスを開始
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [25]2001年に出店数の伸びが鈍化し、出店数依存の収益モデルへ疑問が向けられた
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
    • [19]山田善久氏(楽天常務)「買うのは簡単だけれどカネは使えばいいというものではない」
    • [20]2000年10月 米ニールセン調査でヤフー!ショッピングが利用者数で楽天市場を抜き首位
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
    • [21]2000年11月末 赤字のインフォシークを90億円で完全子会社化すると発表
    • [22]三木谷浩史氏「ショッピングを核にした総合メディア企業を目指す」
    • [23]2000年末時点で、集客力を失えば収益源である出店者が離れるという出店者数依存が指摘されていた
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [24]2001年3月 『楽天トラベル』のサービスを開始
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [25]2001年に出店数の伸びが鈍化し、出店数依存の収益モデルへ疑問が向けられた

「不動産型」から「フランチャイズ型」への転換と三領域体制の完成

2002年2月、楽天は1997年以来の固定5万円制を改め、月商100万円を超える店舗にシステム利用料を上乗せする従量課金[26]へ移ると発表した。場所を固定料金で貸す不動産型から、出店者の売上に連動して収益を得るフランチャイズ型へ営業を切り替える[27]転換であり、三木谷氏自身が2002年7月から営業本部長を兼務して[28]陣頭に立った。制度変更には特命チームによる約1年のシミュレーション[29]が先立っており、三木谷氏は「創業当時から、固定料金制はいずれ改める必要があると思っていた。仮に出店者数が半分になってもやり通す覚悟だった」(三木谷浩史氏 日経ビジネス 2003/02/10)と当時の判断を語っている。営業部門は新規開拓から出店済み店舗のコンサルティングへ組み替えられ、電子商取引コンサルタント1人が150社前後を担当し、社員約290人のうち約60人がこの業務に就いた[31][30]

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [26]2002年2月21日 新料金体系を発表(月商100万円超にシステム利用料を上乗せ)
    • [27]場所貸しの不動産型から売上連動のフランチャイズ型への営業転換
    • [28]三木谷浩史氏 2002年7月から営業本部長を兼務
    • [29]料金制度変更をシミュレーションする特命チームを設置し約1年検討
    • [30]三木谷浩史氏「固定料金制はいずれ改める必要があると思っていた」「出店者数が半分になってもやり通す覚悟だった」
    • [31]電子商取引コンサルタント1人当たり担当150社前後・社員約290人のうち約60人が従事

新料金の適用は2002年4月、初課金は5月[32]で、その5月は退店数が出店数を58件上回った[33]ものの、6月以降は純増が続いた。2003年12月期の連結売上高は181億円、経常利益は44億円[34]と前期からほぼ倍増した。三木谷氏はこの時期、金融業界を除く日本の上位30社に相当する経常利益1000億円を中長期の目標に掲げていた[35]。2003年9月には宿泊予約サイト「旅の窓口」を運営するマイトリップ・ネット[36]、同年11月にDLJディレクトSFG証券(現楽天証券)を子会社化し[37]、短期間に600億円強を投じて[38]ショッピング・旅行・金融の三領域を束ねた。総取扱高は2003年10〜12月期に422億円と前年同期比76%増[39]へ伸びた。

  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [32]新料金の適用は2002年4月・初課金は同年5月
    • [33]2002年5月は退店が出店を58件上回り、以降は純増が継続
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第7期(2003年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [34]2003年12月期 連結売上高181億円・経常利益44億円
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [35]三木谷浩史氏 中長期目標に経常利益1000億円(金融業界を除く日本のトップ30社相当)
    • [38]旅の窓口・DLJ証券の連続買収 投資規模600億円強
    • [39]ショッピングモール等の総取扱高 2003年10〜12月期422億円(前年同期比76%増)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [36]2003年9月 宿泊予約サイトを運営するマイトリップ・ネット㈱を子会社化
    • [37]ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券㈱(現楽天証券㈱)を子会社化

2004年9月には、あおぞら銀行とオリックスが保有するカードローン会社あおぞらカード[40]の全株式を74億円で取得した[41]。同年8月に始めた三井住友VISAとの提携発行に頼らず、自前でカード事業を運営する[42]構えであった。買収した会社は2001年12月設立、2004年3月末の貸出残高197億円・従業員23人[43]の小さな赤字会社[44]で、取得額も旅の窓口の323億円やDLJ証券の331億円[45]に比べれば小さかった。同じ2004年、楽天は球界再編を機にプロ野球へ参入した[46]。9月24日に日本プロフェッショナル野球組織へ加盟を申請し[47]、宮城県仙台市を本拠地とする新球団の構想を示した。審査はライブドアとの一騎打ちとなり、決め手は収益力の差[48]だった。ライブドアの経常利益51億円に対し楽天は2004年12月期に145億円を見込み[49]、パ・リーグ5球団平均で32億円に達する赤字[50]を吸収できる体力が重視された。11月2日のオーナー会議は東北楽天ゴールデンイーグルスの新規参入を全会一致で承認し[51]、1954年以来50年ぶりの新規球団[52]が生まれた。翌12月、楽天はジャスダック証券取引所へ上場し[53]、店頭登録から本則市場へ移った。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [40]2004年9月 ㈱あおぞらカード(現楽天カード㈱)を子会社化
    • [51]日本プロフェッショナル野球組織による「東北楽天ゴールデンイーグルス」新規参入承認
    • [53]㈱ジャスダック証券取引所に上場(店頭登録から本則市場へ)
  • 楽天 プレスリリース(2004年8月27日)「株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意」
    • [41]あおぞらカード全株式の取得額 74億円(2004年8月27日に基本合意)
  • 週刊東洋経済 2004年11月6日号「熱いぞ! ネット企業 ネット商店街の巨人 楽天」
    • [42]2004年8月に三井住友VISAとの提携カードを発行し、自前でのカード事業運営を視野
  • 日経コンピュータ(2004年8月27日)「楽天があおぞらカードを買収」
    • [43]あおぞらカード 2001年12月設立・2004年3月末の貸出残高約197億円・従業員23人
  • 週刊東洋経済 2004年10月16日号「明日の成長企業を探そう! 楽天vsライブドア——結局彼らは何で儲けてる?」
    • [44]買収時のあおぞらカードは営業赤字
    • [45]買収額の対比 旅の窓口323億円・DLJ証券331億円・あおぞらカード74億円
  • 週刊東洋経済 2004年11月20日号「楽天・50年ぶりのプロ野球参入 旧い経営体質脱し改革の新芽よ育て」
    • [46]2004年の球界再編(オリックス・近鉄の統合と史上初のストライキ)を機とするプロ野球参入
    • [52]1954年の高橋ユニオンズ以来50年ぶりの新規参入
  • 楽天 プレスリリース(2004年9月24日)「日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請について」
    • [47]2004年9月24日 NPBへ加盟申請・宮城県仙台市を本拠地とする新球団構想
  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「今週のアップダウン プロ野球参入ならずライブドア散る」
    • [48]参入審査はライブドアとの一騎打ちで、決め手は収益力の差
    • [49]ライブドアの経常利益51億円に対し楽天は2004年12月期145億円見込み
    • [50]パ・リーグ5球団平均32億円の赤字を吸収できる体力をNPBが重視
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
    • [26]2002年2月21日 新料金体系を発表(月商100万円超にシステム利用料を上乗せ)
    • [27]場所貸しの不動産型から売上連動のフランチャイズ型への営業転換
    • [28]三木谷浩史氏 2002年7月から営業本部長を兼務
    • [29]料金制度変更をシミュレーションする特命チームを設置し約1年検討
    • [30]三木谷浩史氏「固定料金制はいずれ改める必要があると思っていた」「出店者数が半分になってもやり通す覚悟だった」
    • [31]電子商取引コンサルタント1人当たり担当150社前後・社員約290人のうち約60人が従事
    • [32]新料金の適用は2002年4月・初課金は同年5月
    • [33]2002年5月は退店が出店を58件上回り、以降は純増が継続
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第7期(2003年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [34]2003年12月期 連結売上高181億円・経常利益44億円
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [35]三木谷浩史氏 中長期目標に経常利益1000億円(金融業界を除く日本のトップ30社相当)
    • [38]旅の窓口・DLJ証券の連続買収 投資規模600億円強
    • [39]ショッピングモール等の総取扱高 2003年10〜12月期422億円(前年同期比76%増)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [36]2003年9月 宿泊予約サイトを運営するマイトリップ・ネット㈱を子会社化
    • [37]ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券㈱(現楽天証券㈱)を子会社化
    • [40]2004年9月 ㈱あおぞらカード(現楽天カード㈱)を子会社化
    • [51]日本プロフェッショナル野球組織による「東北楽天ゴールデンイーグルス」新規参入承認
    • [53]㈱ジャスダック証券取引所に上場(店頭登録から本則市場へ)
  • 楽天 プレスリリース(2004年8月27日)「株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意」
    • [41]あおぞらカード全株式の取得額 74億円(2004年8月27日に基本合意)
  • 週刊東洋経済 2004年11月6日号「熱いぞ! ネット企業 ネット商店街の巨人 楽天」
    • [42]2004年8月に三井住友VISAとの提携カードを発行し、自前でのカード事業運営を視野
  • 日経コンピュータ(2004年8月27日)「楽天があおぞらカードを買収」
    • [43]あおぞらカード 2001年12月設立・2004年3月末の貸出残高約197億円・従業員23人
  • 週刊東洋経済 2004年10月16日号「明日の成長企業を探そう! 楽天vsライブドア——結局彼らは何で儲けてる?」
    • [44]買収時のあおぞらカードは営業赤字
    • [45]買収額の対比 旅の窓口323億円・DLJ証券331億円・あおぞらカード74億円
  • 週刊東洋経済 2004年11月20日号「楽天・50年ぶりのプロ野球参入 旧い経営体質脱し改革の新芽よ育て」
    • [46]2004年の球界再編(オリックス・近鉄の統合と史上初のストライキ)を機とするプロ野球参入
    • [52]1954年の高橋ユニオンズ以来50年ぶりの新規参入
  • 楽天 プレスリリース(2004年9月24日)「日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請について」
    • [47]2004年9月24日 NPBへ加盟申請・宮城県仙台市を本拠地とする新球団構想
  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「今週のアップダウン プロ野球参入ならずライブドア散る」
    • [48]参入審査はライブドアとの一騎打ちで、決め手は収益力の差
    • [49]ライブドアの経常利益51億円に対し楽天は2004年12月期145億円見込み
    • [50]パ・リーグ5球団平均32億円の赤字を吸収できる体力をNPBが重視

2005年〜 金融の取り込みによる経済圏の拡張と創業以来初の赤字

楽天グループの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2008年 初の純損失を計上
  2. 2009年 イーバンク銀行への200億円出資と傘下化——楽天銀行として金融の中核を取り込む 経済圏に欠けた「銀行」を、経営難のネット銀行の救済で埋められるか
  3. 2010年 ビットワレットを子会社化
  4. 2011年 純損失に転落
  5. 2012年 Kobo Inc.を子会社化
  6. 2014年 Ebatesを子会社化
  7. 2017年 楽天の第4のMNO参入と完全仮想化ネットワークの構築 EC・金融で築いた経済圏を、三木谷浩史氏はなぜ自前の携帯基地局につないだのか

3075億円から1兆6577億円へ──金融を抱え込んだBSの変貌

三領域体制の確立により、連結総資産は2004年12月期の3075億円から2005年12月期の1兆6577億円[54]へ急膨張した。クレジット、ペイメント、証券、銀行という金融事業を抱え込んだ結果で、2006年12月期には金融セグメントの資産だけでクレジット4166億円、証券5283億円を占めた。連結売上高も2005年の1297億円から2016年には7819億円へ6倍に拡大した[55]。一方で買収したLycos Japanや海外テレビショッピング事業の減損[56]により、2008年12月期は特別損失809億円を計上して純損失549億円[57]となり、創業以来初の赤字を記録した。同期の連結売上高は2498億円、営業利益は472億円[58]で本業は黒字を保っており、赤字は投資の後始末によるものだった。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第9期(2005年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [54]連結総資産 2004年12月期3075億円→2005年12月期1兆6577億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [55]連結売上高 2005年12月期1297億円→2016年12月期7819億円(約6倍)
  • 楽天グループ 有価証券報告書
    • [56]初赤字の要因は海外テレビショッピング事業等の減損
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第12期(2008年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [57]2008年12月期 特別損失809億円・純損失549億円(創業以来初の赤字)
  • 楽天 有価証券報告書(2008年12月期・連結)
    • [58]2008年12月期 連結売上高2,498億円・営業利益472億円

創業以来初の赤字を出した2008年、楽天は経営難のイーバンク銀行の増資を引き受けた[59]。同行は2007年度に最終赤字234億円、2008年6月末の自己資本比率6.4%[60]まで悪化しており、最大400億円の増資のうち200億円を楽天が優先株で負担した[61]。証券とクレジットを手がけてきた楽天にとって、銀行への出資はこれが初めてだった[62]。2009年2月には金融庁の主要株主認可を得て優先株を普通株へ転換し、議決権比率48.69%で連結子会社とした[63]。同行は2010年5月に楽天銀行へ商号を変更し[64]、同年10月の株式交換で完全子会社となった[65]

  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2008年9月4日)
    • [59]2008年9月29日 イーバンク銀行の優先株式666,000株を総額199億8,000万円で引受・取締役4名を派遣
  • 週刊東洋経済 2008年8月16日号「楽天がイーバンクと提携 200億円出資の成算」
    • [60]イーバンク銀行 2007年度の最終赤字234億円・2008年6月末の自己資本比率6.4%
    • [61]最大400億円の増資のうち200億円を楽天が優先株で引受
    • [62]銀行への出資は楽天にとって初めての案件
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の連結子会社化について」(2009年2月10日)
    • [63]2009年2月 主要株主認可を得て優先株を普通株へ転換し議決権48.69%で連結子会社化
  • 楽天株式会社「当社子会社(イーバンク銀行株式会社)の商号変更日に関するお知らせ」(2010年1月21日)
    • [64]2010年5月4日 イーバンク銀行が楽天銀行株式会社へ商号変更
  • 日本経済新聞(2010年8月19日)「楽天、楽天銀行を完全子会社化」
    • [65]2010年10月15日 株式交換により楽天銀行を完全子会社化

2010年1月にはビットワレットを取得し、電子マネー「楽天Edy」[66]をグループへ加えた。通信では2007年8月にIP電話事業のフュージョン・コミュニケーションズ(現楽天コミュニケーションズ)[67]を、保険では2012年10月に持分法適用会社だったアイリオ生命保険(現楽天生命保険)を子会社化した[68]。2013年12月期からは国際会計基準へ移行し[69]、インターネットサービスとインターネット金融の2つのセグメントに区分した。2016年12月期のフィンテック事業の営業利益は655億円に達し、金融は物販と並ぶ収益の柱となった。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [66]2010年1月 ビットワレット㈱(現楽天Edy㈱)を子会社化
    • [67]2007年8月 IP電話事業のフュージョン・コミュニケーションズ㈱(現楽天コミュニケーションズ㈱)を子会社化
    • [68]持分法適用関連会社であったアイリオ生命保険㈱(現楽天生命保険㈱)を子会社化
  • 楽天グループ 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [69]第16期(2012年12月期)よりIFRSで連結財務諸表を作成
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第9期(2005年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [54]連結総資産 2004年12月期3075億円→2005年12月期1兆6577億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [55]連結売上高 2005年12月期1297億円→2016年12月期7819億円(約6倍)
    • [69]第16期(2012年12月期)よりIFRSで連結財務諸表を作成
  • 楽天グループ 有価証券報告書
    • [56]初赤字の要因は海外テレビショッピング事業等の減損
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第12期(2008年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [57]2008年12月期 特別損失809億円・純損失549億円(創業以来初の赤字)
  • 楽天 有価証券報告書(2008年12月期・連結)
    • [58]2008年12月期 連結売上高2,498億円・営業利益472億円
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2008年9月4日)
    • [59]2008年9月29日 イーバンク銀行の優先株式666,000株を総額199億8,000万円で引受・取締役4名を派遣
  • 週刊東洋経済 2008年8月16日号「楽天がイーバンクと提携 200億円出資の成算」
    • [60]イーバンク銀行 2007年度の最終赤字234億円・2008年6月末の自己資本比率6.4%
    • [61]最大400億円の増資のうち200億円を楽天が優先株で引受
    • [62]銀行への出資は楽天にとって初めての案件
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の連結子会社化について」(2009年2月10日)
    • [63]2009年2月 主要株主認可を得て優先株を普通株へ転換し議決権48.69%で連結子会社化
  • 楽天株式会社「当社子会社(イーバンク銀行株式会社)の商号変更日に関するお知らせ」(2010年1月21日)
    • [64]2010年5月4日 イーバンク銀行が楽天銀行株式会社へ商号変更
  • 日本経済新聞(2010年8月19日)「楽天、楽天銀行を完全子会社化」
    • [65]2010年10月15日 株式交換により楽天銀行を完全子会社化
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [66]2010年1月 ビットワレット㈱(現楽天Edy㈱)を子会社化
    • [67]2007年8月 IP電話事業のフュージョン・コミュニケーションズ㈱(現楽天コミュニケーションズ㈱)を子会社化
    • [68]持分法適用関連会社であったアイリオ生命保険㈱(現楽天生命保険㈱)を子会社化

2000億円規模の海外買収が生んだ「のれん」と2011年の純損失

楽天は2010年代前半に海外の買収を相次いで進め、2010年7月にフランスのPriceMinister[70]、2012年1月に電子書籍のKobo[71]、2014年3月にモバイルメッセージングのViber Media(約900億円規模)[72]、同年10月に北米のオンライン現金還元サービスEbates(約1000億円規模)[73]を子会社化した。あわせて2012年6月にスペインで動画配信を手がけるWuaki.TV(現Rakuten TV Europe)[74]、2013年9月にVikiを取得し[75]、欧米のデジタルコンテンツを集めた。三木谷氏は2010年に社内英語公用語化を宣言し、世界企業への転換を掲げた。2011年12月期には海外電子商取引事業の減損で特別損失840億円を計上し、純損失11億円に転落した[76]

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [70]PRICEMINISTER S.A.(現RAKUTEN FRANCE S.A.S.)を子会社化
    • [71]2012年1月 Kobo Inc.(現Rakuten Kobo Inc.)を子会社化
    • [74]スペインでビデオストリーミングを提供するWuaki. TV, S.L.(現Rakuten TV Europe, S.L.U.)を子会社化
    • [75]2013年9月 Viki, Inc.を子会社化
  • 楽天グループ 有価証券報告書
    • [72]2014年3月 Viber Media Ltd.を子会社化(買収額約900億円規模)
    • [73]北米最大級の会員制オンライン・キャッシュバック・サイトEbates Inc.を子会社化(買収額約1000億円規模)
    • [76]2011年12月期 特別損失840億円・純損失11億円(海外EC事業の減損)

PriceMinisterは2021年にブランドを閉鎖し、Ebatesは北米のRakuten Rewardsとして継続した。有利子負債は2013年12月期の3896億円から2018年12月期の1兆2341億円へ3倍強に膨らんだ[77]。国内では2013年11月に東北楽天ゴールデンイーグルスがプロ野球日本シリーズで初優勝し[78]、仙台市内の優勝パレードには21万4000人が集まった[79]。同年12月には東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更した[80]。2017年6月には民泊事業へ参入する楽天LIFULL STAY(現楽天ステイ)を設立した[81]

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第22期(2018年12月期)
    • [77]有利子負債 2018年12月期1兆2341億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [78]「東北楽天ゴールデンイーグルス」がプロ野球日本シリーズ初優勝
    • [80]東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
    • [81]2017年6月 楽天LIFULL STAY㈱(現楽天ステイ㈱)を設立し民泊事業に参入
  • 週刊東洋経済 2013年12月13日号「元金融マンが導いた栄光 楽天イーグルス 日本一への軌跡」
    • [79]仙台市内の優勝パレードに21万4000人
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [70]PRICEMINISTER S.A.(現RAKUTEN FRANCE S.A.S.)を子会社化
    • [71]2012年1月 Kobo Inc.(現Rakuten Kobo Inc.)を子会社化
    • [74]スペインでビデオストリーミングを提供するWuaki. TV, S.L.(現Rakuten TV Europe, S.L.U.)を子会社化
    • [75]2013年9月 Viki, Inc.を子会社化
    • [78]「東北楽天ゴールデンイーグルス」がプロ野球日本シリーズ初優勝
    • [80]東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
    • [81]2017年6月 楽天LIFULL STAY㈱(現楽天ステイ㈱)を設立し民泊事業に参入
  • 楽天グループ 有価証券報告書
    • [72]2014年3月 Viber Media Ltd.を子会社化(買収額約900億円規模)
    • [73]北米最大級の会員制オンライン・キャッシュバック・サイトEbates Inc.を子会社化(買収額約1000億円規模)
    • [76]2011年12月期 特別損失840億円・純損失11億円(海外EC事業の減損)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第22期(2018年12月期)
    • [77]有利子負債 2018年12月期1兆2341億円
  • 週刊東洋経済 2013年12月13日号「元金融マンが導いた栄光 楽天イーグルス 日本一への軌跡」
    • [79]仙台市内の優勝パレードに21万4000人

「ノータッチモデル」と経済圏発想の定着

三木谷氏は創業期から、在庫を持たない事業モデルを選好の基軸に据えていた[82]。旅行も証券も物流を伴わず[83]、楽天市場は在庫を持たず、楽天ブックスの書籍在庫は日販に委ねる構造を徹底した。三木谷氏は「在庫を持たない『ノータッチモデル』が好きですね[84]」(三木谷浩史氏 日経ビジネス 2004/03/22)と明言し、さらに「企業の価値は最終的にはROEで決まると思う。究極的に重要なのは、企業として社会正義があるかどうかと、リターンを株主に配分しているかの2つだけ」(三木谷浩史氏 日経ビジネス 2004/03/22)と語った。同氏は旅の窓口とショッピングモールを合わせた総取扱高1兆円を目標に掲げ[86]、金融と旅行への進出で買収のパズルの大きな部分が埋まったと述べた[87][85]

  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [82]三木谷浩史氏 物流・在庫を伴わない事業を束ねる「ノータッチモデル」を選好
    • [83]旅行・証券は物流を伴わない事業
    • [84]三木谷浩史氏「在庫を持たない『ノータッチモデル』が好きですね」
    • [85]三木谷浩史氏「企業の価値は最終的にはROEで決まる」「社会正義があるかどうかと、リターンを株主に配分しているかの2つだけ」
    • [86]三木谷浩史氏 旅の窓口とショッピングモールの総取扱高1兆円を目標
    • [87]三木谷浩史氏 金融・旅行への進出で買収のパズルの大きな部分が埋まったと発言

2002年11月に始めた楽天スーパーポイント[88]は、楽天市場で貯めたポイントを旅行・証券・カード・銀行で使えるクロスユースの共通通貨となり、会員IDで各事業を束ねる楽天経済圏の原型[89]を作った。球団を持った2005年の広告宣伝費は79億円と前年の4倍近くに増え[90]、その大半は東北楽天ゴールデンイーグルス関連とみられた。2007年12月期までの5期間に投じた広告費333億円に対し、時価総額は2002年末の910億円から2007年末の7191億円へ拡大し[91]、広告費に対する市場価値の伸びで首位と評価された。2017年12月期には売上収益9444億円、営業利益1493億円[92]と過去最高を更新した。2018年3月には朝日火災海上(現楽天損害保険)を子会社化し[93]、カード・銀行・証券・生保・損保を揃えた。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [88]2002年11月 『楽天スーパーポイント(現楽天ポイント)』のサービスを開始
    • [89]楽天スーパーポイントを軸にショッピング・旅行・金融を会員IDで束ねる経済圏の原型
    • [93]2018年3月 朝日火災海上保険㈱(現楽天損害保険㈱)を子会社化
  • 週刊東洋経済 2008年6月7日号「広告費上回るブランド価値 野球進出が成功? 1位は楽天」
    • [90]2005年の広告宣伝費79億円(前年の4倍近く。大半は球団関連)
    • [91]2007年12月期までの5期間の広告費333億円・時価総額2002年末910億円→2007年末7191億円で首位
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [92]2017年12月期 売上収益9444億円・営業利益1493億円(過去最高)
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
    • [82]三木谷浩史氏 物流・在庫を伴わない事業を束ねる「ノータッチモデル」を選好
    • [83]旅行・証券は物流を伴わない事業
    • [84]三木谷浩史氏「在庫を持たない『ノータッチモデル』が好きですね」
    • [85]三木谷浩史氏「企業の価値は最終的にはROEで決まる」「社会正義があるかどうかと、リターンを株主に配分しているかの2つだけ」
    • [86]三木谷浩史氏 旅の窓口とショッピングモールの総取扱高1兆円を目標
    • [87]三木谷浩史氏 金融・旅行への進出で買収のパズルの大きな部分が埋まったと発言
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [88]2002年11月 『楽天スーパーポイント(現楽天ポイント)』のサービスを開始
    • [89]楽天スーパーポイントを軸にショッピング・旅行・金融を会員IDで束ねる経済圏の原型
    • [93]2018年3月 朝日火災海上保険㈱(現楽天損害保険㈱)を子会社化
  • 週刊東洋経済 2008年6月7日号「広告費上回るブランド価値 野球進出が成功? 1位は楽天」
    • [90]2005年の広告宣伝費79億円(前年の4倍近く。大半は球団関連)
    • [91]2007年12月期までの5期間の広告費333億円・時価総額2002年末910億円→2007年末7191億円で首位
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [92]2017年12月期 売上収益9444億円・営業利益1493億円(過去最高)

2019年〜 第4のMNO参入と累積8000億円超の純損失

楽天グループの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2019年 『楽天モバイル』MNOサービス開始
  2. 2019年 純損失に転落
  3. 2020年 楽天モバイル5Gサービス開始
  4. 2021年 楽天グループに商号変更
  5. 2021年 Rakuten Symphonyを始動
  6. 2022年 楽天証券HDとみずほ証券が資本業務提携
  7. 2022年 純損失▲3,728億円

なぜ自前基地局を選んだのか──2017年12月の参入表明

2017年12月14日、楽天は取締役会で携帯電話事業(MNO)への新規参入を決議した[94]。NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクが寡占する市場へ「第4のMNO」として割って入る計画で、2019年中のサービス開始、契約1500万人以上、設備投資は当初約2000億円・2025年までに最大6000億円[95]を掲げた。既存3社の回線を借りるMVNO[96]は2014年10月から楽天モバイルの名で運営しており、その契約者を基盤にEC・フィンテック・通信を一体で提供する事業会社を目指した[97]。参入表明の時点で楽天ID保有数は約1億、楽天スーパーポイントの累積発行額は1兆円[98]を超えており、これを経済圏の統合に使う方針を示した。

  • 楽天グループ 2017年12月14日「携帯キャリア事業への新規参入表明に関するお知らせ」
    • [94]2017年12月14日 取締役会でMNO新規参入を決議し表明
    • [95]参入計画 2019年中開始・契約1500万人以上・設備投資は当初約2000億円/2025年までに最大6000億円
    • [97]MVNO契約者を基盤にEC・FinTech・モバイル通信を包括提供する事業会社を目指す方針
    • [98]楽天ID保有数 約1億・楽天スーパーポイントの累積発行額 1兆円超
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [96]『楽天モバイル』をMVNOとして提供開始(回線は既存3社から借用)

もう一つの賭けは、基地局のソフトウェアを汎用サーバー上で動かす完全仮想化ネットワーク(Open RAN)の全面採用[99]だった。三木谷氏はこれを「携帯業界のアポロ計画」と呼び、インフラの費用を従来の事業者に比べ7〜8割削減できる[100]と主張した。技術の外販先として、2021年8月に通信プラットフォーム事業組織Rakuten Symphonyを始動させた[101]。一方でプラチナバンド(700MHz帯)の割当を受けないまま開業した[102]ため、屋内や地下の通信品質に弱点を抱えた。

  • BCN+R 2019年3月1日「MWC 2019で楽天・三木谷社長、完全仮想化基地局は『携帯業界のアポロ計画』」
    • [99]基地局を汎用機器で仮想化するOpen RANを全面採用
    • [100]三木谷浩史氏 完全仮想化基地局を「携帯業界のアポロ計画」と表現しインフラコスト7〜8割削減を主張
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [101]通信プラットフォーム事業組織Rakuten Symphonyを始動(Open RAN技術の外販事業)
    • [102]特定基地局開設計画(プラチナバンド700MHz帯割当)の認定は開業後
  • 楽天グループ 2017年12月14日「携帯キャリア事業への新規参入表明に関するお知らせ」
    • [94]2017年12月14日 取締役会でMNO新規参入を決議し表明
    • [95]参入計画 2019年中開始・契約1500万人以上・設備投資は当初約2000億円/2025年までに最大6000億円
    • [97]MVNO契約者を基盤にEC・FinTech・モバイル通信を包括提供する事業会社を目指す方針
    • [98]楽天ID保有数 約1億・楽天スーパーポイントの累積発行額 1兆円超
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [96]『楽天モバイル』をMVNOとして提供開始(回線は既存3社から借用)
    • [101]通信プラットフォーム事業組織Rakuten Symphonyを始動(Open RAN技術の外販事業)
    • [102]特定基地局開設計画(プラチナバンド700MHz帯割当)の認定は開業後
  • BCN+R 2019年3月1日「MWC 2019で楽天・三木谷社長、完全仮想化基地局は『携帯業界のアポロ計画』」
    • [99]基地局を汎用機器で仮想化するOpen RANを全面採用
    • [100]三木谷浩史氏 完全仮想化基地局を「携帯業界のアポロ計画」と表現しインフラコスト7〜8割削減を主張

累損8400億円、総資産7兆円から20兆円へ

2019年10月に楽天モバイルが携帯キャリアサービスを開始し[103]、基地局の建設が本格化した。2019年12月期の純損失は319億円、2020年12月期は1142億円、2021年12月期は1338億円[104]と拡大し、2022年12月期は純損失3728億円と過去最大[105]を記録した。2019年から2023年までの純損失は累計で8400億円を超えた[106]。有利子負債は2018年12月期の1兆2341億円から2021年12月期の3兆4029億円へ膨張し[107]、総資産も2018年12月期の7兆3450億円から2022年12月期に20兆4022億円へ拡大した[108]。2024年1月には同年11月満期の社債を対象に公開買い付けを行い、満期3年の社債を新たに発行して償還を先送りした[109]

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [103]『楽天モバイル』が携帯キャリアサービスを開始
  • 楽天グループ 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [104]純損失 2019年12月期319億円・2020年12月期1142億円・2021年12月期1338億円
    • [106]2019〜2023年の純損失 累計8400億円超
    • [108]総資産 2018年12月期7兆3450億円→2022年12月期20兆4022億円
  • 日本経済新聞 2023年2月14日「楽天Gが4期連続最終赤字、最大の3728億円 22年12月期」
    • [105]2022年12月期 最終赤字3728億円(4期連続の最終赤字で過去最大)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第25期(2021年12月期)
    • [107]有利子負債 2018年12月期1兆2341億円→2021年12月期3兆4029億円
  • 日本経済新聞 2024年1月26日「楽天グループ、社債借り換え1500億円 償還計画を実質先送り」
    • [109]2024年11月満期債の公開買い付けと満期3年債の発行による1500億円の借換え

モバイルセグメントの営業損失は2020年12月期に2272億円、2021年に4211億円、2022年に4792億円[110]と深まった。一方で基地局の整備は進み、人口カバー率は2022年2月に96%を超え、2020年9月には5Gを用いた通信サービスも始めた[111]。財務では2021年4月に楽天グループ株式会社へ社名を変更し[112]、2022年4月に東京証券取引所プライム市場へ移行した[113]。2023年4月には楽天銀行を東証プライムへ単独上場させ[114]、同年10月にプラチナバンド700MHz帯の割当認定を受けた[115]。2023年11月には楽天ペイメントと楽天カードを統合し、決済機能を一体化した[116]

  • 楽天グループ 有価証券報告書【セグメント情報】
    • [110]モバイルセグメント営業損失 2020年12月期2272億円・2021年4211億円・2022年4792億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [111]2020年9月 『楽天モバイル』が5Gを用いた通信サービスを開始
    • [112]2021年4月 楽天株式会社より楽天グループ株式会社へ社名変更
    • [113]東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
    • [114]2023年4月 楽天銀行株式会社が東京証券取引所プライム市場へ上場
    • [115]特定基地局開設計画(プラチナバンド700MHz帯割当)が認定
  • 楽天グループ 有価証券報告書
    • [116]楽天ペイメントと楽天カードを統合し決済機能を一体化
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [103]『楽天モバイル』が携帯キャリアサービスを開始
    • [111]2020年9月 『楽天モバイル』が5Gを用いた通信サービスを開始
    • [112]2021年4月 楽天株式会社より楽天グループ株式会社へ社名変更
    • [113]東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
    • [114]2023年4月 楽天銀行株式会社が東京証券取引所プライム市場へ上場
    • [115]特定基地局開設計画(プラチナバンド700MHz帯割当)が認定
  • 楽天グループ 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [104]純損失 2019年12月期319億円・2020年12月期1142億円・2021年12月期1338億円
    • [106]2019〜2023年の純損失 累計8400億円超
    • [108]総資産 2018年12月期7兆3450億円→2022年12月期20兆4022億円
  • 日本経済新聞 2023年2月14日「楽天Gが4期連続最終赤字、最大の3728億円 22年12月期」
    • [105]2022年12月期 最終赤字3728億円(4期連続の最終赤字で過去最大)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第25期(2021年12月期)
    • [107]有利子負債 2018年12月期1兆2341億円→2021年12月期3兆4029億円
  • 日本経済新聞 2024年1月26日「楽天グループ、社債借り換え1500億円 償還計画を実質先送り」
    • [109]2024年11月満期債の公開買い付けと満期3年債の発行による1500億円の借換え
  • 楽天グループ 有価証券報告書【セグメント情報】
    • [110]モバイルセグメント営業損失 2020年12月期2272億円・2021年4211億円・2022年4792億円
  • 楽天グループ 有価証券報告書
    • [116]楽天ペイメントと楽天カードを統合し決済機能を一体化

みずほ連合の形成と「最強プラン」への軌道修正

2022年10月に楽天証券ホールディングスとみずほ証券が[117]、2024年11月には楽天カードとみずほフィナンシャルグループが資本業務提携を結んだ[118]。みずほ側は楽天カード株式の15%弱を取得し[119]、楽天グループが持つ楽天カードの議決権所有割合は85.01%となった[120]。ソフトバンクのPayPayと三井住友銀行、KDDIと三菱UFJ銀行という競合の金融連合に対し、楽天は独立路線からみずほとの連携へ方針を変えた。取り込んだ金融事業は規模を増し、楽天銀行の預金量は2023年6月末で約9.5兆円[121]と上位地銀に比肩する水準へ達した。

  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [117]楽天証券ホールディングス㈱とみずほ証券㈱による資本業務提携の締結
    • [118]2024年11月 楽天カード株式会社と株式会社みずほフィナンシャルグループによる資本業務提携の締結
  • 日本経済新聞「みずほ、楽天カードに15%弱出資 オリコなども業務提携」(2024年11月12日)
    • [119]みずほフィナンシャルグループが楽天カードへ15%弱を出資
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【関係会社の状況】
    • [120]楽天カードに対する議決権所有割合 85.01%
  • 週刊東洋経済 2023年11月25日号「発見!成長企業 【5838】楽天銀行 『経済圏』をフル活用 法人向けも開拓進める」
    • [121]楽天銀行の預金量 2023年6月末 約9.5兆円(上位地銀に比肩)

モバイル事業は2023年6月に「Rakuten最強プラン」を投入し、KDDIの回線を借りる区間にあった5GBの上限を撤廃して、屋内や地下の接続を無制限とした[122]。料金は最大月額3278円で据え置いた[123]。MMD研究所の乗換先調査で楽天モバイルは42.3%と最も多く選ばれ、2023年6月末に481万回線だった契約[124]は増加へ転じた。月次解約率は1.93%、調整後の解約率は1.40%へ改善した。フィンテック事業の営業利益(2024年12月期1533億円)[125]がモバイルの赤字を吸収し、同期のモバイル営業損失は2089億円まで縮小した[126]。2025年第1四半期には楽天モバイル単体で固定資産税を除くEBITDAが約1億円の黒字となり、参入以来初の四半期黒字に達した[127]。同年12月には全契約回線数が1000万を突破した[128]

  • ケータイ Watch 2023年5月12日「楽天モバイルが“最強”の新料金プラン発表、質疑応答で三木谷会長は何を語った?」
    • [122]2023年6月投入の「Rakuten最強プラン」でKDDIローミング区間の5GB制限を撤廃し無制限化
    • [123]「Rakuten最強プラン」の料金 最大月額3278円で据え置き
  • 楽天グループ 決算説明会(2023年12月期 第2四半期)
    • [124]MNO契約回線数 2023年6月末481万回線
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)
    • [125]2024年12月期 フィンテック事業の営業利益1533億円
    • [126]2024年12月期 モバイル営業損失2089億円
  • ITmedia Mobile 2025年5月15日「楽天モバイルが初の四半期黒字化 値上げは『考えていない』」
    • [127]2025年第1四半期 楽天モバイル単体の固定資産税を除くEBITDAが約1億円の黒字(参入以来初の四半期黒字)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [128]2025年12月 『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
    • [117]楽天証券ホールディングス㈱とみずほ証券㈱による資本業務提携の締結
    • [118]2024年11月 楽天カード株式会社と株式会社みずほフィナンシャルグループによる資本業務提携の締結
    • [128]2025年12月 『楽天モバイル』の全契約回線数が1,000万を突破
  • 日本経済新聞「みずほ、楽天カードに15%弱出資 オリコなども業務提携」(2024年11月12日)
    • [119]みずほフィナンシャルグループが楽天カードへ15%弱を出資
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【関係会社の状況】
    • [120]楽天カードに対する議決権所有割合 85.01%
  • 週刊東洋経済 2023年11月25日号「発見!成長企業 【5838】楽天銀行 『経済圏』をフル活用 法人向けも開拓進める」
    • [121]楽天銀行の預金量 2023年6月末 約9.5兆円(上位地銀に比肩)
  • ケータイ Watch 2023年5月12日「楽天モバイルが“最強”の新料金プラン発表、質疑応答で三木谷会長は何を語った?」
    • [122]2023年6月投入の「Rakuten最強プラン」でKDDIローミング区間の5GB制限を撤廃し無制限化
    • [123]「Rakuten最強プラン」の料金 最大月額3278円で据え置き
  • 楽天グループ 決算説明会(2023年12月期 第2四半期)
    • [124]MNO契約回線数 2023年6月末481万回線
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)
    • [125]2024年12月期 フィンテック事業の営業利益1533億円
    • [126]2024年12月期 モバイル営業損失2089億円
  • ITmedia Mobile 2025年5月15日「楽天モバイルが初の四半期黒字化 値上げは『考えていない』」
    • [127]2025年第1四半期 楽天モバイル単体の固定資産税を除くEBITDAが約1億円の黒字(参入以来初の四半期黒字)

楽天グループの沿革1997〜2025年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
三木谷浩史楽天グループ創業——興銀を辞した31歳が月5万円で開いた仮想商店街阪神大震災で銀行員人生を見直した31歳・三木谷浩史氏は、月額5万円の固定料金でインターネット上の仮想商店街をどう軌道に乗せたか 詳細を読む★★★
三木谷浩史『楽天市場』サービス開始
三木谷浩史楽天に商号変更
三木谷浩史日本証券業協会店頭登録
三木谷浩史『楽天トラベル』サービス開始
三木谷浩史「不動産型」から「フランチャイズ型」への料金体系転換月5万円固定モデルはなぜ限界に達し、三木谷浩史氏はどう「第2の創業」に踏み切ったか 詳細を読む★★★
三木谷浩史『楽天スーパーポイント』サービス開始★★
三木谷浩史マイトリップ・ネット(旅の窓口)を子会社化★★
三木谷浩史旅の窓口・DLJ証券の連続買収による三領域経済圏の構築モール単体への依存から脱するため、三木谷浩史氏はなぜ在庫を持たない「ノータッチモデル」で旅行と金融を束ねたのか 詳細を読む★★★
三木谷浩史あおぞらカード買収による個人金融参入——後の楽天カードとなる会社の取得決済とローンを他社に委ねたままでよいのか——赤字のカードローン会社に74億円を投じた選択 詳細を読む★★★
三木谷浩史球界再編下のプロ野球新規参入——東北楽天ゴールデンイーグルスの設立なぜネット企業が赤字必至とされた球団を持つのか——50年ぶりの新規参入をめぐるライブドアとの獲得競争 詳細を読む★★★
三木谷浩史初の純損失を計上
三木谷浩史イーバンク銀行への200億円出資と傘下化——楽天銀行として金融の中核を取り込む経済圏に欠けた「銀行」を、経営難のネット銀行の救済で埋められるか 詳細を読む★★★
三木谷浩史ビットワレットを子会社化
三木谷浩史純損失に転落
三木谷浩史Kobo Inc.を子会社化
三木谷浩史Viber Mediaを子会社化
三木谷浩史Ebatesを子会社化★★
三木谷浩史『楽天モバイル』MVNO提供開始
三木谷浩史楽天の第4のMNO参入と完全仮想化ネットワークの構築EC・金融で築いた経済圏を、三木谷浩史氏はなぜ自前の携帯基地局につないだのか 詳細を読む★★★
三木谷浩史朝日火災海上を子会社化
三木谷浩史『楽天モバイル』MNOサービス開始★★
三木谷浩史純損失に転落
三木谷浩史楽天モバイル5Gサービス開始
三木谷浩史楽天グループに商号変更
三木谷浩史Rakuten Symphonyを始動★★
三木谷浩史楽天証券HDとみずほ証券が資本業務提携★★
三木谷浩史純損失▲3,728億円★★
三木谷浩史プラチナバンド700MHz帯の割当認定
三木谷浩史楽天モバイルがEBITDA黒字化達成
出典・参考
  • 日経ビジネス(2003年2月10日)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【沿革】
  • 日経ビジネス(2000年10月23日)
  • 日経ビジネス(2000年12月11日)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第7期(2003年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 日経ビジネス(2004年3月22日)
  • 楽天 プレスリリース(2004年8月27日)「株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意」
  • 週刊東洋経済 2004年11月6日号「熱いぞ! ネット企業 ネット商店街の巨人 楽天」
  • 日経コンピュータ(2004年8月27日)「楽天があおぞらカードを買収」
  • 週刊東洋経済 2004年10月16日号「明日の成長企業を探そう! 楽天vsライブドア——結局彼らは何で儲けてる?」
  • 週刊東洋経済 2004年11月20日号「楽天・50年ぶりのプロ野球参入 旧い経営体質脱し改革の新芽よ育て」
  • 楽天 プレスリリース(2004年9月24日)「日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請について」
  • 週刊東洋経済 2004年11月13日号「今週のアップダウン プロ野球参入ならずライブドア散る」
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第9期(2005年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天グループ 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天グループ 有価証券報告書
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第12期(2008年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天 有価証券報告書(2008年12月期・連結)
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2008年9月4日)
  • 週刊東洋経済 2008年8月16日号「楽天がイーバンクと提携 200億円出資の成算」
  • 楽天株式会社「イーバンク銀行株式会社の連結子会社化について」(2009年2月10日)
  • 楽天株式会社「当社子会社(イーバンク銀行株式会社)の商号変更日に関するお知らせ」(2010年1月21日)
  • 日本経済新聞(2010年8月19日)「楽天、楽天銀行を完全子会社化」
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第22期(2018年12月期)
  • 週刊東洋経済 2013年12月13日号「元金融マンが導いた栄光 楽天イーグルス 日本一への軌跡」
  • 週刊東洋経済 2008年6月7日号「広告費上回るブランド価値 野球進出が成功? 1位は楽天」
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第21期(2017年12月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 楽天グループ 2017年12月14日「携帯キャリア事業への新規参入表明に関するお知らせ」
  • BCN+R 2019年3月1日「MWC 2019で楽天・三木谷社長、完全仮想化基地局は『携帯業界のアポロ計画』」
  • 日本経済新聞 2023年2月14日「楽天Gが4期連続最終赤字、最大の3728億円 22年12月期」
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第25期(2021年12月期)
  • 日本経済新聞 2024年1月26日「楽天グループ、社債借り換え1500億円 償還計画を実質先送り」
  • 楽天グループ 有価証券報告書【セグメント情報】
  • 日本経済新聞「みずほ、楽天カードに15%弱出資 オリコなども業務提携」(2024年11月12日)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第29期(2025年12月期)【関係会社の状況】
  • 週刊東洋経済 2023年11月25日号「発見!成長企業 【5838】楽天銀行 『経済圏』をフル活用 法人向けも開拓進める」
  • ケータイ Watch 2023年5月12日「楽天モバイルが“最強”の新料金プラン発表、質疑応答で三木谷会長は何を語った?」
  • 楽天グループ 決算説明会(2023年12月期 第2四半期)
  • 楽天グループ 有価証券報告書 第28期(2024年12月期)
  • ITmedia Mobile 2025年5月15日「楽天モバイルが初の四半期黒字化 値上げは『考えていない』」

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