コムシスホールディングス の歴史

更新:

創業

1947年

創業者

※財界人の出資

創業地

東京都品川区

直近売上高(2026/3)

6,307億円

長期業績と転換点(1997/3〜2026/3)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ1951年の日本通信建設は発注者が1社しかいない会社として出発したのか
A 戦後の電話網建設を一手に担う日本電信電話公社が、信頼できる指定工事会社に限って発注する制度をとったためである。実績を公社に認められなければ参入できず、新規参入は事実上閉ざされていた。1951年12月、経済界と電気通信設備工事業界の有力者21名の出資により、東京都に日本通信建設株式会社が設立された。翌1952年に電電公社から「総合1級業者」の認定を受け、指定工事会社として通信設備の建設を請け負う体制が整った。よって発注者である電電公社の投資計画が、そのまま同社の受注高と業績を決定する関係になった
Q なぜ2003年にNTT依存を断つ手段として持株会社化を選んだのか
A 売上の過半を単一の発注者NTTグループに握られた構造を、規模拡大と顧客分散で崩す必要があったためである。1社の設備投資が減れば業績が直撃される体質を変えるには、同業を束ねて交渉力を高めつつ各社の現場を生かせる枠組みが要った。持株会社化直前のFY2003時点で売上高の54.1%(1,347億円)をNTTグループ向けが占め、単一顧客への依存構造が数字に現れた。2003年9月、日本コムシス・三和エレック・東日本システム建設の3社が株式移転によってコムシスホールディングスを設立し、東証一部・大証一部に同時上場した
Q なぜ2018年に上場通信工事3社を同時に統合したのか
A 地域ごとに分かれていたNTTの工事発注窓口をグループに集め、発注者1社への依存から量的に脱却するためである。関東以南に偏っていた施工エリアへ中部・九州・北陸を一度に加える狙いだった。2018年10月、コムシスホールディングスはNDS・SYSKEN・北陸電話工事の上場通信工事3社を株式交換で同時に完全子会社化した。連結売上高はFY17の3,800億円からFY18には4,817億円へ拡大し、通信工事の全国施工体制がほぼ完成した。FY2024にはNTT設備事業の比率が38.5%へ下がり、持株会社化直前の54.1%から依存度の分散が進んだ

API for AI Agents — 認証不要、URLをGETするだけで機械可読なJSONをトークン消費を抑えつつ取得できます。

1951年〜 電電公社を唯一の発注者として出発し、五カ年計画に受注が連動した30年

コムシスホールディングスの業績推移:単体

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 1951年 日本通信建設を設立
  2. 1952年 電電公社から総合1級業者に認定
  3. 1953年 東京〜名古屋〜大阪間マイクロ回線工事を受注
  4. 1959年 受注工事高が100億円を突破
  5. 1962年 東京証券取引所第2部に上場
  6. 1963年 シールド工事の第1号を受注
  7. 1965年 初の海外工事を受注(バンコク)

有力者21名の出資と、総合1級業者という参入資格

戦後の電信電話事業は政府が復旧整備を進めていたが、電気通信施設工事を民間の請負へ移し、民間の資本・技術・労力を活用して工事能率を高めるべきだという声[1]が高まった。この声を背景に会社の設立が計画され、石坂泰三氏を発起人代表として経済界と斯業界の有力者21名が参加し[2]、1951年12月15日の創立総会を経て、同月20日に資本金3000万円の日本通信建設が[3]東京都で設立された[4]。翌1952年には日本電信電話公社が発足して電信電話拡張計画が始まり[5]、同年8月に日本通信建設は線路・機械・伝送無線の総合1級業者の認定を受けた[6]。1953年6月には東京〜名古屋〜大阪間のマイクロ波無線中継回線工事を受注[7]した。

  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
    • [1]電気通信施設工事を民間請負へ移し民間の資本・技術・労力を活用すべきという要求
    • [2]石坂泰三を発起人代表に経済界・斯業界の有力者21名が参加
    • [3]1951年12月20日 資本金3000万円で日本通信建設を設立
    • [4]日本通信建設は東京都で設立(本店は東京都港区)
    • [5]1952年 日本電信電話公社の発足と電信電話拡張計画の開始
  • 日本コムシス公式サイト
    • [6]1952年8月 線路・機械・伝送無線の総合1級業者に認定
    • [7]1953年6月 東京〜名古屋〜大阪間のマイクロ波無線中継回線工事を受注

上場時の株主には、通信設備の機材を供給するメーカーが並んだ[8]。1962年4月末の大株主は住友電気工業と古河電気工業が各40,500株[9]、藤倉電線が33,750株、日本電気が24,300株、東京芝浦電気が22,500株、沖電気工業が21,600株[10]、日立製作所が19,200株、富士通信機製造が18,900株だった。同年7月2日、日本通信建設は資本金3億円で東京証券取引所第2部へ上場し[11]、上場株式数60万株・株主数130名[12]で取引が始まった。従業員は1962年2月末時点で1,165名[13]を数えた。電電公社の発注による電気通信施設工事をほとんど専属的に請け負う会社で[14]、決算期は6月30日だった。

  • 証券 第14巻第8号(1962年8月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
    • [8]上場時の大株主に通信設備の機材メーカーが並ぶ
    • [9]1962年4月末の大株主は住友電気工業と古河電気工業が各40,500株
    • [10]藤倉電線33,750株・日本電気24,300株・東京芝浦電気22,500株・沖電気工業21,600株
    • [11]1962年7月2日 資本金3億円で東京証券取引所第2部に上場
    • [12]上場株式数60万株・株主数130名
    • [13]1962年2月末の従業員1,165名
    • [14]電電公社の発注による電気通信施設工事をほとんど専属的に請負

創業直後の業績は苦しく、第1期と第2期は欠損を計上したのち、第3期から黒字に転じて配当を始めた[15]。完成工事高は創立10周年にあたる1961年6月期に25億5千万円へ達し[16]、設立当初の9.4倍となった。線路・機械・伝送無線の3部門すべてで1級の工事請負資格を持つのは日本通信建設と協和電設の2社だけ[17]で、線路と機械の2部門で1級を持つ大明電話工業を加えた3社が業界の上位を占めた[18]。1961年6月期の完成工事高の内訳は線路工事64.0%、機械工事19.9%、伝送無線工事16.1%[19]で、線路が3分の2近くを占めた。

  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
    • [15]第1期・第2期は欠損、第3期から黒字転換と配当開始
  • 証券 第14巻第8号(1962年8月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
    • [16]1961年6月期の完成工事高25億5千万円・設立当初の9.4倍
    • [17]3部門すべてで1級資格を持つのは日本通信建設と協和電設の2社
    • [18]大明電話工業を加えた3社が業界上位
    • [19]1961年6月期の完成工事高は線路64.0%・機械19.9%・伝送無線16.1%
  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
    • [1]電気通信施設工事を民間請負へ移し民間の資本・技術・労力を活用すべきという要求
    • [2]石坂泰三を発起人代表に経済界・斯業界の有力者21名が参加
    • [3]1951年12月20日 資本金3000万円で日本通信建設を設立
    • [4]日本通信建設は東京都で設立(本店は東京都港区)
    • [5]1952年 日本電信電話公社の発足と電信電話拡張計画の開始
    • [15]第1期・第2期は欠損、第3期から黒字転換と配当開始
  • 日本コムシス公式サイト
    • [6]1952年8月 線路・機械・伝送無線の総合1級業者に認定
    • [7]1953年6月 東京〜名古屋〜大阪間のマイクロ波無線中継回線工事を受注
  • 証券 第14巻第8号(1962年8月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
    • [8]上場時の大株主に通信設備の機材メーカーが並ぶ
    • [9]1962年4月末の大株主は住友電気工業と古河電気工業が各40,500株
    • [10]藤倉電線33,750株・日本電気24,300株・東京芝浦電気22,500株・沖電気工業21,600株
    • [11]1962年7月2日 資本金3億円で東京証券取引所第2部に上場
    • [12]上場株式数60万株・株主数130名
    • [13]1962年2月末の従業員1,165名
    • [14]電電公社の発注による電気通信施設工事をほとんど専属的に請負
    • [16]1961年6月期の完成工事高25億5千万円・設立当初の9.4倍
    • [17]3部門すべてで1級資格を持つのは日本通信建設と協和電設の2社
    • [18]大明電話工業を加えた3社が業界上位
    • [19]1961年6月期の完成工事高は線路64.0%・機械19.9%・伝送無線16.1%

五カ年計画の建設費12倍と、13%台に張りついた受注比率

電電公社は5カ年計画を重ねて設備を拡張し、建設費は第一次計画の2,935億円から第二次計画7,373億円[20]、第三次計画18,476億円を経て、第四次計画では35,210億円へ増えた[21]。日本通信建設が電電公社から受注した金額は、1961年度の44.8億円から1965年度には107.7億円へ伸びた[22]。ただし公社の発注総額に対する同社の受注比率は、この間13.2%から14.2%の範囲を出ていない[23]。受注工事高は1959年9月に100億円を突破し[24]、電電公社からの年度受注高も1966年度に100億円の大台へ乗った[25]。完成工事高は翌1967年度に100億円台[26]へ達した。

  • 証券アナリストジャーナル 第5巻第11号(1967年11月)「電気通信建設業界と日本通信建設」
    • [20]電電公社5カ年計画の建設費 第一次2,935億円・第二次7,373億円
    • [21]第三次計画18,476億円・第四次計画35,210億円
    • [22]電電公社からの受注額 1961年度44.8億円→1965年度107.7億円
    • [23]受注比率は13.2%から14.2%の範囲
  • 日本コムシス公式サイト
    • [24]1959年9月 受注工事高100億円突破
  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
    • [25]1966年度 電電公社からの受注高100億円到達
    • [26]1967年度 完成工事高100億円台到達

発注方式は競争入札が原則だったが、工事の専門性と技術性が高いため、実質は指定業者間の競争にとどまり、新規参入は容易でない構造[27]だった。電電公社は1952年以来、電気通信建設業者の資格審査制度を設け、工事種別ごとに1級から4級まで格付けした[28]。認定を受けた会社は全国で約70社[29]を数え、日本通信建設はそのうち総合1級の資格を持つ側にいた。電電公社の設備投資は1960年代後半に急増し、これに対応して電気通信建設業界の施工高も年々増加した[30]。同社は電電公社の発注総量の12〜13%をこの時期つねに占めた[31]

  • 証券アナリストジャーナル 第5巻第11号(1967年11月)「電気通信建設業界と日本通信建設」
    • [27]発注方式は競争入札が原則だが実質は指定業者間の競争で新規参入が困難
    • [30]1960年代後半の設備投資急増と業界施工高の増加
  • 証券アナリストジャーナル 第28巻第11号(1990年11月)「ジェイコス株式会社」講演要旨
    • [28]1952年以来の資格審査制度で工事種別ごとに1級から4級へ格付け
    • [29]認定会社は全国で約70社
  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
    • [31]電電公社の発注総量に占める同社の割合12〜13%

工事の種類も増え、1963年11月にシールド工事の第1号を受注して地下通信管路の施工に加わり[32]、1965年12月にはバンコクで初の海外工事を請け負い[33]、1970年9月には衛星通信地球局工事を受注した[34]。単体の売上高は1965年6月期の73億円から1974年6月期には396億円へ[35]、9年で5.4倍に増えた。経常利益も同じ期間に3.35億円から8.30億円になり、1973年6月期には17.01億円[36]を記録した。1972年11月には東京・大阪両証券取引所の第1部へ上場し[37]、資本金は15億円になった[38]

  • 日本コムシス公式サイト
    • [32]1963年11月 シールド工事の第1号を受注
    • [33]1965年12月 バンコクで初の海外工事を受注
    • [34]1970年9月 衛星通信地球局工事を受注
    • [37]1972年11月 東京・大阪両証券取引所第1部に上場
    • [38]1972年11月時点の資本金15億円
  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
    • [35]単体売上高 1965年6月期73億円→1974年6月期396億円
    • [36]単体経常利益 1965年6月期3.35億円→1973年6月期17.01億円
  • 証券アナリストジャーナル 第5巻第11号(1967年11月)「電気通信建設業界と日本通信建設」
    • [20]電電公社5カ年計画の建設費 第一次2,935億円・第二次7,373億円
    • [21]第三次計画18,476億円・第四次計画35,210億円
    • [22]電電公社からの受注額 1961年度44.8億円→1965年度107.7億円
    • [23]受注比率は13.2%から14.2%の範囲
    • [27]発注方式は競争入札が原則だが実質は指定業者間の競争で新規参入が困難
    • [30]1960年代後半の設備投資急増と業界施工高の増加
  • 日本コムシス公式サイト
    • [24]1959年9月 受注工事高100億円突破
    • [32]1963年11月 シールド工事の第1号を受注
    • [33]1965年12月 バンコクで初の海外工事を受注
    • [34]1970年9月 衛星通信地球局工事を受注
    • [37]1972年11月 東京・大阪両証券取引所第1部に上場
    • [38]1972年11月時点の資本金15億円
  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
    • [25]1966年度 電電公社からの受注高100億円到達
    • [26]1967年度 完成工事高100億円台到達
    • [31]電電公社の発注総量に占める同社の割合12〜13%
  • 証券アナリストジャーナル 第28巻第11号(1990年11月)「ジェイコス株式会社」講演要旨
    • [28]1952年以来の資格審査制度で工事種別ごとに1級から4級へ格付け
    • [29]認定会社は全国で約70社
  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
    • [35]単体売上高 1965年6月期73億円→1974年6月期396億円
    • [36]単体経常利益 1965年6月期3.35億円→1973年6月期17.01億円

受注先別完成工事高97.2%という到達点

1978年12月期の受注先別完成工事高は、電電公社が97.2%、その他国内が1.5%、海外が1.3%[39]だった。部門別では通信線路・土木が66.9%、通信機械が17.5%、高周波が15.6%[40]を占めた。従業員は3,089人[41]で、本店のほか大阪・長野・浦和・横浜・福岡・秋田・宇都宮に支店を置き、2出張所と12営業所[42]を構えた。当時の代表者は取締役社長の橋本眞澄氏[43]で、上場審査で比較された類似会社は協和電設[44]だった。会社の目的は電気通信設備の総合請負工事業[45]で、取引金融機関は三菱銀行や第一勧業銀行など7行[46]を数えた。

  • 証券 第31巻第6号(1979年6月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
    • [39]1978年12月期の受注先別完成工事高は電電公社97.2%・その他国内1.5%・海外1.3%
    • [40]部門別完成工事高は通信線路・土木66.9%・通信機械17.5%・高周波15.6%
    • [41]1979年時点の従業員3,089人
    • [42]本店のほか7支店・2出張所・12営業所
    • [43]1979年時点の代表者は取締役社長 橋本眞澄
    • [44]上場審査の類似会社は協和電設
    • [45]会社の目的は電気通信設備の総合請負工事業
    • [46]取引金融機関は三菱銀行・第一勧業銀行など7行

単体の売上高は1975年12月期の241億円から1981年12月期には764億円へ[47]増え、経常利益は8億円から33億円になった[48]。1979年時点の大株主は住友電気工業6.4%、古河電気工業6.4%、藤倉電線5.3%[49]、日本電気3.9%、沖電気工業3.4%、日本生命保険3.3%[50]で、上場から17年を経ても機材メーカーが株主の上位に並んだ[51]。資本金は設立時の3000万円から1979年1月には30億2500万円へ増え[52]、この間の増資は公募と株主割当を繰り返した[53]。1979年5月時点の授権資本は60億円・1億2000万株[54]だった。

  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
    • [47]単体売上高 1975年12月期241億円→1981年12月期764億円
    • [48]単体経常利益 8億円→33億円
  • 証券 第31巻第6号(1979年6月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
    • [49]1979年の大株主は住友電気工業6.4%・古河電気工業6.4%・藤倉電線5.3%
    • [50]日本電気3.9%・沖電気工業3.4%・日本生命保険3.3%
    • [51]1979年時点でも大株主上位を機材メーカーが占める
    • [52]資本金 設立時3000万円→1979年1月30億2500万円
    • [53]増資は公募と株主割当の繰り返し
    • [54]1979年5月時点の授権資本60億円・1億2000万株
  • 証券 第31巻第6号(1979年6月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
    • [39]1978年12月期の受注先別完成工事高は電電公社97.2%・その他国内1.5%・海外1.3%
    • [40]部門別完成工事高は通信線路・土木66.9%・通信機械17.5%・高周波15.6%
    • [41]1979年時点の従業員3,089人
    • [42]本店のほか7支店・2出張所・12営業所
    • [43]1979年時点の代表者は取締役社長 橋本眞澄
    • [44]上場審査の類似会社は協和電設
    • [45]会社の目的は電気通信設備の総合請負工事業
    • [46]取引金融機関は三菱銀行・第一勧業銀行など7行
    • [49]1979年の大株主は住友電気工業6.4%・古河電気工業6.4%・藤倉電線5.3%
    • [50]日本電気3.9%・沖電気工業3.4%・日本生命保険3.3%
    • [51]1979年時点でも大株主上位を機材メーカーが占める
    • [52]資本金 設立時3000万円→1979年1月30億2500万円
    • [53]増資は公募と株主割当の繰り返し
    • [54]1979年5月時点の授権資本60億円・1億2000万株
  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
    • [47]単体売上高 1975年12月期241億円→1981年12月期764億円
    • [48]単体経常利益 8億円→33億円

1982年〜 光ファイバーへの転換と1社発注制、株式移転でつくった持株会社

コムシスホールディングスの業績推移:単体

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 1982年 日本通信建設による光ファイバーケーブル工事への早期参入 銅線を敷いてきた会社が、まだ量産の見えない新しい線を最初に取りにいった1982年
  2. 1990年 日本コムシスに商号変更
  3. 1991年 NTT「通信設備総合工事」認定を取得
  4. 1992年 クウェート緊急復興プロジェクトを受注
  5. 1997年 受注高・完成高が2,000億円を突破
  6. 2003年 日本コムシス・三和エレック・東日本システム建設の株式移転によるコムシスホールディングス設立 合併して1社になるのではなく、3社を残したまま上に会社を置いた2003年9月の選択
  7. 2003年 初代社長 島田博文就任

減収減益の期に受注した光ファイバーケーブル工事

1982年8月、日本通信建設は光ファイバーケーブル工事を初めて受注した[55]。同じ1982年12月期の単体売上高は745億円、経常利益は21億円[56]で、前期の764億円・33億円から減収減益となった[57]。翌1983年12月期には売上高847億円・経常利益29億円へ戻し[58]、1984年12月期の売上高は850億円[59]だった。電電公社の資格審査制度は工事種別ごとに業者を1級から4級へ格付けするもので、認定を受けた会社は全国に約70社あった[60]。日本通信建設は1991年2月、NTTが新設した認定制度「通信設備総合工事」の認定も取得した[61]

  • 日本コムシス公式サイト
    • [55]1982年8月 光ファイバーケーブル工事を初受注
    • [61]1991年2月 NTT「通信設備総合工事」認定を取得
  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
    • [56]1982年12月期の単体売上高745億円・経常利益21億円
    • [57]1981年12月期の売上764億円・経常利益33億円からの減収減益
    • [58]1983年12月期 売上847億円・経常利益29億円
    • [59]1984年12月期の売上高850億円
  • 証券アナリストジャーナル 第28巻第11号(1990年11月)「ジェイコス株式会社」講演要旨
    • [60]資格審査制度は工事種別ごとに1級から4級へ格付け・認定会社は全国約70社

1985年4月、日本電信電話公社は民営へ移管し[62]、真藤恒総裁が日本電信電話株式会社の社長に就いた[63]。同年6月には第二電電・日本テレコム・日本高速通信の3社が電話事業を始め[64]、NTTの独占が終わった[65]。1980年代、電電公社はそれまで固定網と移動体の工事を複数の会社に発注していた形をやめ、1社発注へ見直した[66]。これに伴い、移動体と固定系のそれぞれで再編が進んだ[67]。日本通信建設は1990年7月に商号を日本コムシスへ変更し[68]、1992年3月にはクウェート緊急復興プロジェクトを受注した[69]。1995年3月期と1996年3月期はいずれも一桁の増収を見込み[70]、業界再編でシェアを急拡大させた同社は2期続けて過去最高益を更新する計算になった[71]。1997年3月には受注高・完成高がともに2,000億円を超えた[72]

    • [62]1985年4月 日本電信電話公社が民営へ移管
    • [63]真藤恒総裁が日本電信電話株式会社の社長に就任
    • [64]1985年6月 第二電電・日本テレコム・日本高速通信の3社が電話事業を開始
    • [65]新電電3社の参入でNTTの独占が終了
  • 週刊東洋経済 2011年11月29日号「通信工事の過当競争 スマホでキャリアは大儲け でも工事会社は“豊作貧乏”」
    • [66]1980年代 電電公社が固定網と移動体の複数社発注を1社発注へ変更
    • [67]発注形態の変更に伴う移動体・固定系それぞれの再編
  • 日本コムシス公式サイト
    • [68]1990年7月 商号を日本コムシスへ変更
    • [69]1992年3月 クウェート緊急復興プロジェクトを受注
    • [72]1997年3月 受注高・完成高2,000億円突破
  • 月刊経済 第42巻第2号(1995年2月)「企業分析 日本コムシス」
    • [70]1995年3月期・1996年3月期はいずれも一桁増収の見通し
    • [71]業界再編によるシェア急拡大と2期連続の過去最高益更新
  • 日本コムシス公式サイト
    • [55]1982年8月 光ファイバーケーブル工事を初受注
    • [61]1991年2月 NTT「通信設備総合工事」認定を取得
    • [68]1990年7月 商号を日本コムシスへ変更
    • [69]1992年3月 クウェート緊急復興プロジェクトを受注
    • [72]1997年3月 受注高・完成高2,000億円突破
  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
    • [56]1982年12月期の単体売上高745億円・経常利益21億円
    • [57]1981年12月期の売上764億円・経常利益33億円からの減収減益
    • [58]1983年12月期 売上847億円・経常利益29億円
    • [59]1984年12月期の売上高850億円
  • 証券アナリストジャーナル 第28巻第11号(1990年11月)「ジェイコス株式会社」講演要旨
    • [60]資格審査制度は工事種別ごとに1級から4級へ格付け・認定会社は全国約70社
    • [62]1985年4月 日本電信電話公社が民営へ移管
    • [63]真藤恒総裁が日本電信電話株式会社の社長に就任
    • [64]1985年6月 第二電電・日本テレコム・日本高速通信の3社が電話事業を開始
    • [65]新電電3社の参入でNTTの独占が終了
  • 週刊東洋経済 2011年11月29日号「通信工事の過当競争 スマホでキャリアは大儲け でも工事会社は“豊作貧乏”」
    • [66]1980年代 電電公社が固定網と移動体の複数社発注を1社発注へ変更
    • [67]発注形態の変更に伴う移動体・固定系それぞれの再編
  • 月刊経済 第42巻第2号(1995年2月)「企業分析 日本コムシス」
    • [70]1995年3月期・1996年3月期はいずれも一桁増収の見通し
    • [71]業界再編によるシェア急拡大と2期連続の過去最高益更新

NTT設備投資のピークアウトと、株式移転による持株会社の設立

NTTグループの設備投資は1999年3月期の3兆878億円を頂点に減り続け、2011年3月期には1兆8,701億円[73]まで落ちた。NTT向けの工事会社の集約は2000年代に東日本で進み、大手3社が生まれた[74]。持株会社化直前のFY2003で、日本コムシスの売上高2,490億円のうちNTTグループ向けは1,347億円、比率は54.1%[75]だった。三和エレックの前身である三和電氣興業は1947年9月に設立され[76]、東日本システム建設とともに、ドコモを含むNTTグループ向けの設備建設・保守を主力としていた[77]

  • 週刊東洋経済 2011年11月29日号「通信工事の過当競争 スマホでキャリアは大儲け でも工事会社は“豊作貧乏”」
    • [73]NTTグループの設備投資 1999年3月期3兆878億円→2011年3月期1兆8,701億円
  • 週刊東洋経済 2018年6月2日号「ニュース深掘り 上意下達の再編 「電電ファミリー」いまだ健在」
    • [74]2000年代 東日本でNTT向け工事会社の集約が進み大手3社が誕生
    • [77]統合3社はNTTグループ向けの設備建設・保守を主力
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [75]FY2003の売上高2,490億円のうちNTTグループ向け1,347億円・54.1%
  • 日本コムシス公式サイト
    • [76]1947年9月 三和電氣興業を設立

2003年9月、日本コムシス・三和エレック・東日本システム建設の3社は株式移転により純粋持株会社コムシスホールディングスを設立し[78]、東京証券取引所と大阪証券取引所の市場第一部に上場した[79]。3社を合併させず完全子会社として残し[80]、その上に持株会社を新設した。初代社長には島田博文氏が就いた[81]。設立後最初の2004年3月期は連結売上高2,489億円、経常利益114億円、当期純利益65億円[82]だった。翌2005年3月期の連結売上高は2,936億円で、初年度から18%増えた[83]。完全子会社となった東日本システム建設は、2012年10月にTOSYSへ商号を変更した[84]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [78]2003年9月 3社の株式移転で純粋持株会社コムシスホールディングスを設立
    • [79]2003年9月 東京証券取引所・大阪証券取引所の市場第一部に上場
    • [80]3社を合併させず完全子会社として存続させ上に持株会社を新設
    • [84]2012年10月 東日本システム建設がTOSYSへ商号変更
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(役員の状況)
    • [81]初代社長 島田博文
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [82]2004年3月期 連結売上高2,489億円・経常利益114億円・当期純利益65億円
    • [83]2005年3月期 連結売上高2,937億円・初年度比18%増

島田博文社長は2005年初めの取材に、連結業績が重視される時代には持株会社のもとでの展開が最良だと答えた[85]。一方でNTTからの受注は継続的かつ安定的で魅力があり、NTTからの仕事を減らす気はないとも述べた[86]。民間企業から受注するにはハードだけ・保守サービスだけという立場では通用せず、セキュリティを熟知していなければITビジネスは手がけられないという認識も示した[87]。統合した3社はいずれもNTTが大株主ではなかったが、経営陣の多くをNTT出身者が占めた[88]。NTTの工事は長年の経験から原価管理が容易で採算割れがまず起きず[89]、利益面での依存度は売上高以上だった。

  • 週刊BCN+ 2005年1月31日「IP電話システムを武器に 民間企業へアピール」
    • [85]島田博文社長「連結業績が重視される今の時代、持ち株会社のもとでの展開が最良」
    • [86]島田博文社長「NTTからの仕事を減らす気はありません」
    • [87]島田博文社長「セキュリティを熟知していなければ、もはやITビジネスは手がけられない」
  • 週刊東洋経済 2018年6月2日号「ニュース深掘り 上意下達の再編 「電電ファミリー」いまだ健在」
    • [88]統合3社はNTTが大株主ではないが経営陣の多くがNTT出身者
    • [89]NTTの工事は原価管理が容易で採算割れがまず起きず利益面の依存度は売上高以上
  • 週刊東洋経済 2011年11月29日号「通信工事の過当競争 スマホでキャリアは大儲け でも工事会社は“豊作貧乏”」
    • [73]NTTグループの設備投資 1999年3月期3兆878億円→2011年3月期1兆8,701億円
  • 週刊東洋経済 2018年6月2日号「ニュース深掘り 上意下達の再編 「電電ファミリー」いまだ健在」
    • [74]2000年代 東日本でNTT向け工事会社の集約が進み大手3社が誕生
    • [77]統合3社はNTTグループ向けの設備建設・保守を主力
    • [88]統合3社はNTTが大株主ではないが経営陣の多くがNTT出身者
    • [89]NTTの工事は原価管理が容易で採算割れがまず起きず利益面の依存度は売上高以上
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [75]FY2003の売上高2,490億円のうちNTTグループ向け1,347億円・54.1%
    • [82]2004年3月期 連結売上高2,489億円・経常利益114億円・当期純利益65億円
    • [83]2005年3月期 連結売上高2,937億円・初年度比18%増
  • 日本コムシス公式サイト
    • [76]1947年9月 三和電氣興業を設立
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [78]2003年9月 3社の株式移転で純粋持株会社コムシスホールディングスを設立
    • [79]2003年9月 東京証券取引所・大阪証券取引所の市場第一部に上場
    • [80]3社を合併させず完全子会社として存続させ上に持株会社を新設
    • [84]2012年10月 東日本システム建設がTOSYSへ商号変更
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(役員の状況)
    • [81]初代社長 島田博文
  • 週刊BCN+ 2005年1月31日「IP電話システムを武器に 民間企業へアピール」
    • [85]島田博文社長「連結業績が重視される今の時代、持ち株会社のもとでの展開が最良」
    • [86]島田博文社長「NTTからの仕事を減らす気はありません」
    • [87]島田博文社長「セキュリティを熟知していなければ、もはやITビジネスは手がけられない」

2004年〜 持株会社を受け皿にしたM&Aの連鎖と、通信工事の全国施工体制の完成

コムシスホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2005年 NTT情報通信エンジニアリング事業を日本コムシスに集約
  2. 2008年 第2代社長 高島元就任
  3. 2009年 コムシス情報システムを新設分割により設立・完全子会社化
  4. 2010年 つうけんを株式交換で完全子会社化
  5. 2014年 日本エコシステムをグループ化
  6. 2017年 第3代社長 加賀谷卓就任
  7. 2018年 NDS・SYSKEN・北陸電話工事の3社を株式交換で同時に完全子会社化 中部・九州・北陸の上場通信工事会社を一度に取り込み、全国の施工体制を揃えた2018年10月

事業の付け替えと分社でつくった持株会社の運用手順

2004年9月、コムシスホールディングスは三和エレックの第三者割当増資を引き受けた[90]。2005年1月には三和エレックのNTT情報通信エンジニアリング事業を日本コムシスへ集約し[91]、同年4月に三和エレックはサンワコムシスエンジニアリングへ商号を変更した[92]。同じ2005年4月、日本コムシスの電気通信エンジニアリング事業のうちキャリア系ビジネスをサンワコムシスエンジニアリングへ移した[93]。2006年3月期の連結売上高は3,075億円、営業利益は163億円[94]で、設立初年度の売上高2,489億円から3年で24%増えた[95]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [90]2004年9月 三和エレックの第三者割当増資を引受
    • [91]2005年1月 三和エレックのNTT情報通信エンジニアリング事業を日本コムシスへ集約
    • [92]2005年4月 三和エレックがサンワコムシスエンジニアリングへ商号変更
    • [93]2005年4月 日本コムシスのキャリア系ビジネスをサンワコムシスへ集約
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [94]2006年3月期 連結売上高3,075億円・営業利益163億円
    • [95]FY05の売上高は設立初年度2,489億円から24%増

2007年4月、コムシスシェアードサービスを日本コムシスから持株会社の完全子会社へ移し[96]、グループ共通業務のアウトソーシング会社に定めた[97]。2009年4月には日本コムシスのITソリューション事業のうちソフトウェア開発事業を新設分割し[98]、これを承継したコムシス情報システムを同日付で完全子会社とした[99]。2009年8月時点のコムシスホールディングスは電気通信工事の最大手で[100]、日本コムシスが三和エレックなどを統合した会社としてネットワーク構築に強みを持った[101]。FY09の連結売上高は2,930億円と、FY06の3,365億円から3年で13%減った[102]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [96]2007年4月 コムシスシェアードサービスを持株会社の完全子会社化
    • [97]2007年4月 グループ共通業務アウトソーシング会社としての位置づけを明確化
    • [98]2009年4月 ソフトウェア開発事業を新設分割
    • [99]2009年4月 コムシス情報システムを完全子会社化
  • 週刊東洋経済 2009年8月15日号「特集 株投資超入門&ランキング 信用好取組かつ高成長ランキング50」
    • [100]2009年8月時点で電気通信工事の最大手
    • [101]ネットワーク構築に強み
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [102]FY09の連結売上高2,930億円・FY06の3,365億円から13%減
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [90]2004年9月 三和エレックの第三者割当増資を引受
    • [91]2005年1月 三和エレックのNTT情報通信エンジニアリング事業を日本コムシスへ集約
    • [92]2005年4月 三和エレックがサンワコムシスエンジニアリングへ商号変更
    • [93]2005年4月 日本コムシスのキャリア系ビジネスをサンワコムシスへ集約
    • [96]2007年4月 コムシスシェアードサービスを持株会社の完全子会社化
    • [97]2007年4月 グループ共通業務アウトソーシング会社としての位置づけを明確化
    • [98]2009年4月 ソフトウェア開発事業を新設分割
    • [99]2009年4月 コムシス情報システムを完全子会社化
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [94]2006年3月期 連結売上高3,075億円・営業利益163億円
    • [95]FY05の売上高は設立初年度2,489億円から24%増
    • [102]FY09の連結売上高2,930億円・FY06の3,365億円から13%減
  • 週刊東洋経済 2009年8月15日号「特集 株投資超入門&ランキング 信用好取組かつ高成長ランキング50」
    • [100]2009年8月時点で電気通信工事の最大手
    • [101]ネットワーク構築に強み

つうけんの株式交換と、北海道5社を1法人へ畳んだ集約

2010年10月、コムシスホールディングスは株式交換により北海道のつうけんを完全子会社化した[103]。これは持株会社の設立から7年で初めての外部企業の取り込み[104]だった。つうけんの売上高は2011年3月期に286億円、2012年3月期に403億円[105]で、連結売上高3,155億円のうち1割弱[106]を占めた。日本コムシス単体は同じ2011年3月期に1,974億円[107]で、グループの6割強を占めた。グループの連結売上高はFY09の2,930億円からFY10の3,155億円へ増え[108]、営業利益は125億円から118億円へ減った[109]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [103]2010年10月 株式交換でつうけんを完全子会社化
    • [104]2010年のつうけん取得は持株会社設立後初の外部企業取り込み
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(セグメント情報)
    • [105]つうけんの売上高 2011年3月期286億円・2012年3月期403億円
    • [106]FY10の連結売上高3,155億円
    • [107]日本コムシス単体の2011年3月期売上高1,974億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [108]連結売上高 FY09 2,930億円→FY10 3,155億円
    • [109]連結営業利益 FY09 125億円→FY10 118億円

2013年2月、つうけんを存続会社として北東電設を合併した[110]。同年10月にはつうけんハーテック、つうけん道央エンジニアリング、つうけん道北エンジニアリング、つうけん道東エンジニアリング、つうけん道南エンジニアリングの5社をつうけんに合併し[111]、北海道の施工機能を1法人へまとめた[112]。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場への上場を廃止した[113]。連結売上高はFY12に3,161億円・営業利益225億円[114]、FY13に3,313億円・営業利益276億円[115]へ伸び、営業利益率はFY11の4.3%からFY13の8.3%へ上がった[116]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [110]2013年2月 つうけんを存続会社として北東電設を合併
    • [111]2013年10月 つうけんが道内5社を合併
    • [112]2013年10月 北海道の施工機能を1法人へ集約
    • [113]2013年7月 市場統合に伴い大阪証券取引所市場への上場廃止
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [114]FY12 連結売上高3,161億円・営業利益225億円
    • [115]FY13 連結売上高3,313億円・営業利益276億円
    • [116]営業利益率 FY11の4.3%→FY13の8.3%

有利子負債はFY15末に1億1,400万円まで下がり[117]、実質無借金の状態が続いた。連結従業員はFY09の8,407名からFY10には10,012名へ増え[118]、つうけんの取り込みは人員の面にも表れた。日本コムシスの売上高はFY15の2,038億円からFY17の2,453億円へ伸び[119]、サンワコムシスエンジニアリングは418億円から531億円になった[120]。グループの営業利益はFY14に277億円、FY15に238億円、FY16に250億円で推移した[121]。2017年6月には監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移った[122]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [117]FY15末の有利子負債1億1,400万円
    • [121]連結営業利益 FY14 277億円・FY15 238億円・FY16 250億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
    • [118]連結従業員 FY09の8,407名→FY10の10,012名
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(セグメント情報)
    • [119]日本コムシスの売上高 FY15の2,038億円→FY17の2,453億円
    • [120]サンワコムシスエンジニアリングの売上高 418億円→531億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [122]2017年6月 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [103]2010年10月 株式交換でつうけんを完全子会社化
    • [104]2010年のつうけん取得は持株会社設立後初の外部企業取り込み
    • [110]2013年2月 つうけんを存続会社として北東電設を合併
    • [111]2013年10月 つうけんが道内5社を合併
    • [112]2013年10月 北海道の施工機能を1法人へ集約
    • [113]2013年7月 市場統合に伴い大阪証券取引所市場への上場廃止
    • [122]2017年6月 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(セグメント情報)
    • [105]つうけんの売上高 2011年3月期286億円・2012年3月期403億円
    • [106]FY10の連結売上高3,155億円
    • [107]日本コムシス単体の2011年3月期売上高1,974億円
    • [119]日本コムシスの売上高 FY15の2,038億円→FY17の2,453億円
    • [120]サンワコムシスエンジニアリングの売上高 418億円→531億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [108]連結売上高 FY09 2,930億円→FY10 3,155億円
    • [109]連結営業利益 FY09 125億円→FY10 118億円
    • [114]FY12 連結売上高3,161億円・営業利益225億円
    • [115]FY13 連結売上高3,313億円・営業利益276億円
    • [116]営業利益率 FY11の4.3%→FY13の8.3%
    • [117]FY15末の有利子負債1億1,400万円
    • [121]連結営業利益 FY14 277億円・FY15 238億円・FY16 250億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
    • [118]連結従業員 FY09の8,407名→FY10の10,012名

非通信4社の取り込みと、上場3社の同時統合

2014年4月、再生可能エネルギーの日本エコシステムをグループに加えた[123]。2016年4月には道路舗装の東京鋪装工業[124]、2017年7月にはガス設備工事のカンドーと鉄工の藤木鉄工が続いた[125]。これらを束ねた社会システム関連事業の売上高は、FY2012の352億円からFY2017の992億円へ2.8倍[126]になった。同じ期間のNTT設備事業は1,909億円から1,859億円とほぼ横ばい[127]だった。FY17の連結売上高は3,800億円で前期比14%増、営業利益は303億円[128]だった。社会システム関連事業がグループ売上高に占める比率は、FY2012の11%からFY2017の26%へ上がった[129]

  • コムシスホールディングス IR資料(適時開示)
    • [123]2014年4月 日本エコシステムをグループ化
    • [124]2016年4月 東京鋪装工業をグループ化
    • [125]2017年7月 カンドー・藤木鉄工をグループ化
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [126]社会システム関連事業 FY2012の352億円→FY2017の992億円
    • [127]NTT設備事業 1,909億円→1,859億円でほぼ横ばい
    • [129]社会システム関連事業の売上構成比 FY2012 11%→FY2017 26%
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [128]FY17 連結売上高3,800億円・前期比14%増・営業利益303億円

2018年4月下旬から5月上旬にかけて、コムシスホールディングス・協和エクシオ・ミライトホールディングスの大手を含む電気通信工事10社が相次いで経営統合を発表した[130]。被統合会社7社のうち6社はNTT西日本地域を地盤[131]としていた。各社は工事の採算向上を狙って2年ほど前から3つの共同企業体を組んでおり[132]、2018年の統合で各共同企業体がそのままグループになった[133]。当時の通信工事は5G向けが動き出す一方、固定電話の光ファイバーへの移行は一段落し、今後の縮小が避けられない[134]とみられていた。各社は統合の理由として、規模を大きくして効率化を進め、非NTT向けも推進する必要がある[135]と口をそろえた。

  • 週刊東洋経済 2018年6月2日号「ニュース深掘り 上意下達の再編 「電電ファミリー」いまだ健在」
    • [130]2018年4月下旬〜5月上旬 電気通信工事10社が相次いで経営統合を発表
    • [131]被統合会社7社のうち6社がNTT西日本地域を地盤
    • [132]2年前から3つの共同企業体を形成
    • [133]2018年の統合で各共同企業体がそのままグループへ
    • [134]5G向け工事の立ち上がりと固定電話の光ファイバー移行の一巡
    • [135]各社が挙げた統合理由は規模拡大による効率化と非NTT向けの推進

2018年10月、株式交換によりNDS・SYSKEN・北陸電話工事を完全子会社化した[136]。名古屋市のNDS、熊本市のSYSKEN、金沢市の北陸電話工事[137]が一度に加わり、連結従業員は前期末比5,119名増の16,700名[138]になった。増加分の内訳はNDSが3,066名、SYSKENが981名、北陸電話工事が717名[139]だった。株式交換による株主資本の増加は183億円[140]で、取得価額が簿価を下回ったため負ののれん発生益51億5,900万円が特別利益に立った[141]。連結売上高はFY17の3,800億円からFY18の4,817億円へ[142]、営業利益は303億円から353億円へ増えた[143]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [136]2018年10月 株式交換でNDS・SYSKEN・北陸電話工事を完全子会社化
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・関係会社の状況)
    • [137]NDSは名古屋市中区・SYSKENは熊本市中央区・北陸電話工事は石川県金沢市に本店
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・従業員の状況)
    • [138]2019年3月末の連結従業員16,700名・前期末比5,119名増
    • [139]NDS3,066名・SYSKEN981名・北陸電話工事717名
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・連結株主資本等変動計算書)
    • [140]株式交換による株主資本の増加183億26百万円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・連結損益計算書)
    • [141]負ののれん発生益5,159百万円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [142]連結売上高 FY17 3,800億円→FY18 4,817億円
    • [143]営業利益 303億円→353億円
  • コムシスホールディングス IR資料(適時開示)
    • [123]2014年4月 日本エコシステムをグループ化
    • [124]2016年4月 東京鋪装工業をグループ化
    • [125]2017年7月 カンドー・藤木鉄工をグループ化
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [126]社会システム関連事業 FY2012の352億円→FY2017の992億円
    • [127]NTT設備事業 1,909億円→1,859億円でほぼ横ばい
    • [129]社会システム関連事業の売上構成比 FY2012 11%→FY2017 26%
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [128]FY17 連結売上高3,800億円・前期比14%増・営業利益303億円
    • [142]連結売上高 FY17 3,800億円→FY18 4,817億円
    • [143]営業利益 303億円→353億円
  • 週刊東洋経済 2018年6月2日号「ニュース深掘り 上意下達の再編 「電電ファミリー」いまだ健在」
    • [130]2018年4月下旬〜5月上旬 電気通信工事10社が相次いで経営統合を発表
    • [131]被統合会社7社のうち6社がNTT西日本地域を地盤
    • [132]2年前から3つの共同企業体を形成
    • [133]2018年の統合で各共同企業体がそのままグループへ
    • [134]5G向け工事の立ち上がりと固定電話の光ファイバー移行の一巡
    • [135]各社が挙げた統合理由は規模拡大による効率化と非NTT向けの推進
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [136]2018年10月 株式交換でNDS・SYSKEN・北陸電話工事を完全子会社化
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・関係会社の状況)
    • [137]NDSは名古屋市中区・SYSKENは熊本市中央区・北陸電話工事は石川県金沢市に本店
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・従業員の状況)
    • [138]2019年3月末の連結従業員16,700名・前期末比5,119名増
    • [139]NDS3,066名・SYSKEN981名・北陸電話工事717名
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・連結株主資本等変動計算書)
    • [140]株式交換による株主資本の増加183億26百万円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・連結損益計算書)
    • [141]負ののれん発生益5,159百万円

2019年〜 5G投資の山と谷を越え、通信以外の事業が売上の過半を占めるまでの7年

コムシスホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2019年 コムシスビジョン NEXT STAGE 2023を策定
  2. 2021年 東京ガスライフバルカンドーをグループ化
  3. 2022年 東京証券取引所プライム市場へ移行
  4. 2024年 第4代社長 田辺博就任
  5. 2024年 サンワコムシスのIT・社会事業を日本コムシスに吸収分割

中期経営計画で掲げた6,000億円と、モバイル投資の反落

2019年5月、コムシスホールディングスは中期経営計画「NEXT STAGE 2023」を策定し[144]、売上高6,000億円以上・営業利益500億円以上・総還元性向70%[145]を5年後の目標に置いた。5G基地局の整備が本格化したFY19からFY21にかけて、連結売上高は5,608億円、5,632億円、5,890億円と伸びた[146]。FY21の営業利益は429億円で過去最高を更新[147]した。ITソリューション事業もFY18の750億円からFY21の1,013億円へ[148]、社会システム関連事業は1,367億円から1,847億円へ増えた[149]

  • コムシスホールディングス 中期経営計画(IR)
    • [144]2019年5月 中期経営計画「NEXT STAGE 2023」を策定
    • [145]中期目標は売上高6,000億円以上・営業利益500億円以上・総還元性向70%
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [146]連結売上高 FY19 5,608億円・FY20 5,632億円・FY21 5,890億円
    • [147]FY21 営業利益429億円で過去最高
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [148]ITソリューション事業 FY18 750億円→FY21 1,013億円
    • [149]社会システム関連事業 1,367億円→1,847億円

FY22の売上高は5,632億円、営業利益は321億円[150]で、前期からそれぞれ258億円・108億円減った[151]。モバイル向けの設備投資が絞られてNTT設備事業は2,499億円から2,236億円へ落ち[152]、NCC設備事業だけが530億円から561億円へ伸びた[153]。営業利益率は7.3%から5.7%へ下がり[154]、当期純利益も292億円から193億円になった[155]。社会システム関連事業は1,847億円から1,738億円へ減り[156]、ITソリューション事業は1,013億円から1,095億円へ伸びた[157]。連結従業員はFY21の17,520名からFY22の17,512名[158]でほとんど変わっていない。

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [150]FY22 売上高5,632億円・営業利益321億円
    • [151]FY21比で売上258億円・営業利益108億円の減少
    • [154]営業利益率 FY21 7.3%→FY22 5.7%
    • [155]当期純利益 FY21 292億円→FY22 193億円
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [152]NTT設備事業 FY21 2,499億円→FY22 2,236億円
    • [153]NCC設備事業 530億円→561億円
    • [156]社会システム関連事業 FY21 1,847億円→FY22 1,738億円
    • [157]ITソリューション事業 FY21 1,013億円→FY22 1,095億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
    • [158]連結従業員 FY21 17,520名・FY22 17,512名

FY23には売上高5,711億円・営業利益392億円へ戻し[159]、FY24は売上高6,146億円・営業利益460億円で過去最高を更新した[160]。FY25はさらに売上高6,306億円・営業利益509億円となり[161]、中期経営計画が掲げた売上高6,000億円以上・営業利益500億円以上をともに上回った[162]。ITソリューション事業はFY22の1,095億円からFY24の1,245億円へ[163]、社会システム関連事業は1,738億円から2,113億円へ増えた[164]。NTT設備事業もFY24に2,365億円と、FY22の2,236億円から戻した[165]

  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [159]FY23 売上高5,711億円・営業利益392億円
    • [160]FY24 売上高6,146億円・営業利益460億円で過去最高
    • [161]FY25 売上高6,306億円・営業利益509億円
  • コムシスホールディングス 中期経営計画(IR)
    • [162]中期経営計画の売上高6,000億円以上・営業利益500億円以上を超過
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [163]ITソリューション事業 FY22 1,095億円→FY24 1,245億円
    • [164]社会システム関連事業 1,738億円→2,113億円
    • [165]NTT設備事業 FY22 2,236億円→FY24 2,365億円
  • コムシスホールディングス 中期経営計画(IR)
    • [144]2019年5月 中期経営計画「NEXT STAGE 2023」を策定
    • [145]中期目標は売上高6,000億円以上・営業利益500億円以上・総還元性向70%
    • [162]中期経営計画の売上高6,000億円以上・営業利益500億円以上を超過
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [146]連結売上高 FY19 5,608億円・FY20 5,632億円・FY21 5,890億円
    • [147]FY21 営業利益429億円で過去最高
    • [150]FY22 売上高5,632億円・営業利益321億円
    • [151]FY21比で売上258億円・営業利益108億円の減少
    • [154]営業利益率 FY21 7.3%→FY22 5.7%
    • [155]当期純利益 FY21 292億円→FY22 193億円
    • [159]FY23 売上高5,711億円・営業利益392億円
    • [160]FY24 売上高6,146億円・営業利益460億円で過去最高
    • [161]FY25 売上高6,306億円・営業利益509億円
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [148]ITソリューション事業 FY18 750億円→FY21 1,013億円
    • [149]社会システム関連事業 1,367億円→1,847億円
    • [152]NTT設備事業 FY21 2,499億円→FY22 2,236億円
    • [153]NCC設備事業 530億円→561億円
    • [156]社会システム関連事業 FY21 1,847億円→FY22 1,738億円
    • [157]ITソリューション事業 FY21 1,013億円→FY22 1,095億円
    • [163]ITソリューション事業 FY22 1,095億円→FY24 1,245億円
    • [164]社会システム関連事業 1,738億円→2,113億円
    • [165]NTT設備事業 FY22 2,236億円→FY24 2,365億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
    • [158]連結従業員 FY21 17,520名・FY22 17,512名

NTT設備38.5%と、通信以外が過半を占めた売上構成

FY2024の売上高6,146億円の内訳は、NTT設備事業が2,366億円で38.5%[166]、社会システム関連事業が2,114億円で34.4%、ITソリューション事業が1,248億円で20.3%[167]、NCC設備事業が424億円[168]だった。持株会社化の直前にNTTグループ向けが占めた54.1%からは16ポイント下がっている[169]。社会システム関連事業とITソリューション事業の合計は3,362億円で、売上の54.7%を占めた[170]。創業から70年を超えて、通信キャリア以外の発注者が売上の過半を持つ構成になった[171]

  • コムシスホールディングス 統合報告書2025
    • [166]FY2024 NTT設備事業2,366億円・38.5%
    • [167]FY2024 社会システム2,114億円・34.4%/IT1,248億円・20.3%
    • [168]FY2024 NCC設備事業424億円
    • [169]FY2003のNTTグループ向け54.1%からの低下
    • [170]社会システムとITの合計3,362億円・売上の54.7%
    • [171]通信キャリア以外の発注者が売上の過半

2021年11月には東京ガスライフバルカンドーをグループへ加えた[172]。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移った[173]。2024年7月にはサンワコムシスエンジニアリングのITソリューション事業と社会システム関連事業を日本コムシスへ吸収分割した[174]。連結従業員はFY18の16,700名からFY24の17,626名へ増え、平均年齢は50.9歳[175]になった。持株会社単体の従業員は119名[176]で、平均年間給与は940万円[177]だった。第4代社長には2024年6月に田辺博氏が就いた[178]

  • コムシスホールディングス IR資料(適時開示)
    • [172]2021年11月 東京ガスライフバルカンドーをグループ化
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [173]2022年4月 市場第一部からプライム市場へ移行
    • [174]2024年7月 サンワコムシスのIT・社会システム事業を日本コムシスへ吸収分割
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
    • [175]連結従業員 FY18 16,700名→FY24 17,626名・平均年齢50.9歳
    • [176]FY24の持株会社単体従業員119名
    • [177]FY24の平均年間給与940万円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(役員の状況)
    • [178]2024年6月 第4代社長に田辺博が就任

光ファイバの世帯カバー率は2021年度末で99.7%[179]に達し、2024年度末に99.85%、2027年度末には99.9%と見込まれた[180]。固定電話網の光化がほぼ行き渡る一方、終了するサービスの撤去工事が中期的に発生する見通し[181]が示された。データセンター関連の売上高はFY23の55億円からFY24計画の290億円へ増える計画[182]だった。NTT設備事業はFY19の2,504億円を頂点に減り、FY24は2,365億円[183]だった。NCC設備事業もFY22の561億円からFY24の421億円へ縮んだ[184]。持株会社を設立した2003年度に2,490億円だった売上高は、FY25には6,306億円と2.5倍になった[185]

  • コムシスホールディングス 2022年3月期 決算説明資料
    • [179]光ファイバの世帯カバー率 2021年度末99.7%
    • [180]光ファイバの世帯カバー率 2024年度末99.85%・2027年度末99.9%見込み
  • コムシスホールディングス 2023年3月期 決算説明資料
    • [181]終了するサービスの撤去工事が中期的に発生する見通し
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [182]データセンター関連売上高 FY23の55億円→FY24計画290億円
    • [183]NTT設備事業 FY19の2,504億円が最高・FY24は2,365億円
    • [184]NCC設備事業 FY22 561億円→FY24 421億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [185]連結売上高 2003年度2,490億円→FY25 6,306億円で2.5倍
  • コムシスホールディングス 統合報告書2025
    • [166]FY2024 NTT設備事業2,366億円・38.5%
    • [167]FY2024 社会システム2,114億円・34.4%/IT1,248億円・20.3%
    • [168]FY2024 NCC設備事業424億円
    • [169]FY2003のNTTグループ向け54.1%からの低下
    • [170]社会システムとITの合計3,362億円・売上の54.7%
    • [171]通信キャリア以外の発注者が売上の過半
  • コムシスホールディングス IR資料(適時開示)
    • [172]2021年11月 東京ガスライフバルカンドーをグループ化
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [173]2022年4月 市場第一部からプライム市場へ移行
    • [174]2024年7月 サンワコムシスのIT・社会システム事業を日本コムシスへ吸収分割
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
    • [175]連結従業員 FY18 16,700名→FY24 17,626名・平均年齢50.9歳
    • [176]FY24の持株会社単体従業員119名
    • [177]FY24の平均年間給与940万円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(役員の状況)
    • [178]2024年6月 第4代社長に田辺博が就任
  • コムシスホールディングス 2022年3月期 決算説明資料
    • [179]光ファイバの世帯カバー率 2021年度末99.7%
    • [180]光ファイバの世帯カバー率 2024年度末99.85%・2027年度末99.9%見込み
  • コムシスホールディングス 2023年3月期 決算説明資料
    • [181]終了するサービスの撤去工事が中期的に発生する見通し
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
    • [182]データセンター関連売上高 FY23の55億円→FY24計画290億円
    • [183]NTT設備事業 FY19の2,504億円が最高・FY24は2,365億円
    • [184]NCC設備事業 FY22 561億円→FY24 421億円
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
    • [185]連結売上高 2003年度2,490億円→FY25 6,306億円で2.5倍

コムシスホールディングスの沿革1947〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
三和電氣興業を設立
日本通信建設を設立
電電公社から総合1級業者に認定
東京〜名古屋〜大阪間マイクロ回線工事を受注
受注工事高が100億円を突破
東京証券取引所第2部に上場
シールド工事の第1号を受注
初の海外工事を受注(バンコク)
衛星通信地球局工事を受注
東京・大阪両証券取引所第1部に上場
日本通信建設による光ファイバーケーブル工事への早期参入銅線を敷いてきた会社が、まだ量産の見えない新しい線を最初に取りにいった1982年 詳細を読む★★★
日本コムシスに商号変更
NTT「通信設備総合工事」認定を取得
クウェート緊急復興プロジェクトを受注
受注高・完成高が2,000億円を突破
島田博文日本コムシス・三和エレック・東日本システム建設の株式移転によるコムシスホールディングス設立合併して1社になるのではなく、3社を残したまま上に会社を置いた2003年9月の選択 詳細を読む★★★
島田博文初代社長 島田博文就任
島田博文NTT情報通信エンジニアリング事業を日本コムシスに集約
髙島元第2代社長 高島元就任
髙島元コムシス情報システムを新設分割により設立・完全子会社化
髙島元つうけんを株式交換で完全子会社化★★
髙島元日本エコシステムをグループ化
加賀谷卓第3代社長 加賀谷卓就任
加賀谷卓NDS・SYSKEN・北陸電話工事の3社を株式交換で同時に完全子会社化中部・九州・北陸の上場通信工事会社を一度に取り込み、全国の施工体制を揃えた2018年10月 詳細を読む★★★
加賀谷卓コムシスビジョン NEXT STAGE 2023を策定
加賀谷卓東京ガスライフバルカンドーをグループ化
加賀谷卓東京証券取引所プライム市場へ移行
田辺博第4代社長 田辺博就任
田辺博サンワコムシスのIT・社会事業を日本コムシスに吸収分割
出典・参考
  • 企業の歴史 : 明治百年(経済春秋社、1968年)「日本通信建設」の項
  • 日本コムシス公式サイト
  • 証券 第14巻第8号(1962年8月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
  • 証券アナリストジャーナル 第5巻第11号(1967年11月)「電気通信建設業界と日本通信建設」
  • 証券アナリストジャーナル 第28巻第11号(1990年11月)「ジェイコス株式会社」講演要旨
  • 日本通信建設 会社年鑑(単体業績)
  • 証券 第31巻第6号(1979年6月)「新規上場会社紹介 日本通信建設株式会社」
  • 日本産業史(日経文庫、日本経済新聞社、1994年)第4巻 情報・通信・サービス「通信-情報通信産業の誕生」
  • 週刊東洋経済 2011年11月29日号「通信工事の過当競争 スマホでキャリアは大儲け でも工事会社は“豊作貧乏”」
  • 月刊経済 第42巻第2号(1995年2月)「企業分析 日本コムシス」
  • 週刊東洋経済 2018年6月2日号「ニュース深掘り 上意下達の再編 「電電ファミリー」いまだ健在」
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(連結財務諸表)
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書【沿革】
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(役員の状況)
  • 週刊BCN+ 2005年1月31日「IP電話システムを武器に 民間企業へアピール」
  • 週刊東洋経済 2009年8月15日号「特集 株投資超入門&ランキング 信用好取組かつ高成長ランキング50」
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(セグメント情報)
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(従業員の状況)
  • コムシスホールディングス IR資料(適時開示)
  • コムシスホールディングス 決算説明資料
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・関係会社の状況)
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・従業員の状況)
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・連結株主資本等変動計算書)
  • コムシスホールディングス 有価証券報告書(2019年3月期・連結損益計算書)
  • コムシスホールディングス 中期経営計画(IR)
  • コムシスホールディングス 統合報告書2025
  • コムシスホールディングス 2022年3月期 決算説明資料
  • コムシスホールディングス 2023年3月期 決算説明資料

免責事項およびポリシー