創業1997年12月、当時24歳の槙野光昭氏が有限会社コアプライスを設立し、価格比較サイト「kakaku.com」を立ち上げた。在学中に着想された事業で、創業者は「5億円稼いだら辞める」と決めており、事業設計の段階から早期売却を視野に入れていた。2000年5月に有限会社から株式会社カカクコムへ組織変更と商号変更を実施し、株式会社としての制度的体裁を整えた。
決断2001年、槙野光昭氏は28歳でkakaku.comの事業をICPに約25億円で売却してリタイアし、ICP代表の穐田誉輝氏が第2代社長として経営を引き継いだ。2002年6月にデジタルガレージの資本参加を受け、2003年10月に東証マザーズ上場、2005年3月に東証一部へ市場変更を完了した。2006年6月から第3代田中実社長の10年体制(2006〜2016)で連続増収増益を継続し、食べログを主力サービスに育てた。2016年に第4代畑彰之介社長、2024年4月に第5代村上敦浩社長へと、社長交代のたびに戦略軸を明確に変える経営承継の連続性が同社の特徴となった。
課題FY24期(2025年3月期)売上784.3億円・営業利益293.0億円・営業利益率37.4%・当期純利益200.3億円で過去最高益を更新した。事業はFY23期から価格.com・食べログ・求人ボックス・インキュベーションの4区分に再編され、食べログ181億円・価格.com117億円・求人ボックス43億円・インキュベーション19億円(FY24期セグメント利益)の構成。食べログを軸とする評価アルゴリズムの透明性と公平性、求人ボックスの急成長と多角化の進展、コロナ禍依存からの脱却が現体制の中心的な経営課題となる。
API for AI Agents— 静的アセットのJSONで取得可能。API実行の認証不要
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歴史概略
1997年〜2001年槙野光昭氏が在学中に立ち上げた価格比較サイトと28歳での売却
1997年・有限会社コアプライス設立と「kakaku.com」の誕生
1997年12月、当時24歳の槙野光昭氏が有限会社コアプライスを設立し、価格比較サイト「kakaku.com」を立ち上げたのが事業の起点である。1997年は日本でインターネットが家庭に普及し始めた時期で、ヤフーの日本サービスが1996年4月開始、楽天市場が1997年5月開始という前後関係にあった。価格比較サービスは、家電量販店ごとに異なる売価をユーザーが横並びで確認できるという、当時としてはきわめて新規性の高いサービスだった。槙野氏は事業を在学中に着想し、5億円稼いだら辞めると決めていたと後年語っているとおり、起業から早期売却を視野に入れた事業設計が当初から組み込まれていた。
1999年12月、本社を東京都台東区に移転。2000年5月、有限会社コアプライスから株式会社カカクコムへ組織変更と商号変更を実施し、株式会社としての制度的体裁を整えた。2000年9月にも台東区内で本社を移転し、組織拡大に対応した。創業から2年半で個人事業に近い形態から、組織化された株式会社へ転換する作業を進めた時期である。
2001年・28歳での「kakaku.com」売却とICPの登場
2001年、槙野氏は28歳でkakaku.comの事業をICP(インターネット総合研究所系の投資会社)に約25億円で売却し、自らはリタイアした。槙野氏は新R25インタビューで5億円稼いだら辞めると決めていたと、起業時に立てた終了基準が25億円という売却額で大幅に超過達成された経緯を語った。ICPの代表だった穐田誉輝氏が、売却後の第2代社長として就任し、カカクコムの経営を引き継いだ。創業者退場と買い手側経営者就任の連続性が、IT黎明期の日本における事業承継の典型事例の一つとして残った。
穐田誉輝氏は1969年生まれ、青山学院大経済卒で、ICPの代表からカカクコム社長に就任した。穐田体制の下で、価格比較サイト「kakaku.com」の事業基盤強化と上場準備が並行で進められた。2002年6月、株式会社デジタルガレージの資本参加を受け、翌7月にデジタルガレージから役員を招聘し、同社の子会社となった。デジタルガレージは伊藤穣一氏らが創業したインターネット投資企業で、当時の日本のネットビジネスのキーマンが集まる立場にあった。
以降は執筆中