MCJ の歴史

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創業 1998年
創業者 髙島勇二
創業地 埼玉県春日部市
創業 1993年4月、髙島勇二氏が家業の高島屋衣類店に入り、その中でDOS/V自作機の
1993年4月、髙島勇二氏が家業の高島屋衣類店に入り、その中でDOS/V自作機の製造販売を開始した。翌1994年には自社ブランド"マウスコンピュータ"で、注文を受けてから組み立てる直販に入る。1998年8月、埼玉県春日部市に資本金300万円で有限会社エムシージェイを設立し、マウスコンピュータージャパンの製造卸部門を分社した。社員数名の規模では部品を先に仕入れる現金がなく、代金を先に受け取る受注生産のほかに回しようがなかった。2000年9月に株式会社へ組織変更し、2001年4月にマウスコンピュータージャパンと合併、2003年11月にMCJへ商号を変更した。
決断 組み立ての仕方は変えず、売り場と品目だけを買い足した。2004年6月に東証マザー
組み立ての仕方は変えず、売り場と品目だけを買い足した。2004年6月に東証マザーズへ上場し、調達した資金を買収へ充当する。2005年4月に周辺機器流通のシネックス、2006年1月にディスプレイのイイヤマ、2007年5月にPC専門店のアロシステム(現ユニットコム)を相次いで取得し、本体・周辺機器・ディスプレイ・店舗が揃った。2006年10月には会社分割で純粋持株会社へ移り、マウスコンピューターを新設して事業ごとに分けている。2004年のG-Tune、2011年のMousePro、2016年のDAIVと用途別に3ブランドを並べたが、買い足した機能はいずれも直販の受注生産に載せる前提で選ばれ、量販店の棚を主戦場にする売り方へは戻らなかった。
現況 上場を終えた期が、創業以来もっとも利益の出た期になった。2026年3月期の連結売
上場を終えた期が、創業以来もっとも利益の出た期になった。2026年3月期の連結売上高は2,243億円、営業利益211億円、経常利益214億円で、いずれも過去最高である。前期の2025年3月期は売上2,072億円のうちパソコン関連事業が2,008億円と97%を占め、複合カフェを運営する総合エンターテインメント事業は64億円にとどまった。地域別では日本1,410億円に対し欧州が608億円で、2006年に取得したイイヤマのディスプレイ販売網が海外売上のほとんどを作っている。2026年2月、創業会長の髙島勇二氏がベインキャピタルとのMBOを公表した。TOBは1株2,200円、公表前日終値に38.45%を乗せた条件で対抗提案なく成立し、株式併合を経て6月16日に東証スタンダード市場を上場廃止となった。
競合 国内大手がパソコンの自社生産から退いた場所に、直販だけで残った。1990年代の国
国内大手がパソコンの自社生産から退いた場所に、直販だけで残った。1990年代の国内パソコン市場は、家電量販店の棚を押さえた大手電機メーカーが占めていた。その後富士通が半導体・携帯電話とともにパソコンを祖業から外し、量販ルートを前提に自前で作ってきた国内メーカーの生産は次々に外へ出ている。棚を取る資金力のなかったMCJは、注文を受けてから組み立てて代金を先に受け取る売り方を変えず、部品在庫を持たないまま値下がりへ毎月の価格改定で応じた。国内のパソコン市場が伸びない局面で2026年3月期に売上2,243億円・営業利益211億円を確保したのは、ゲーミング・法人・クリエイターという用途別の需要を、量販の棚とは別の販路で直接受けたからである。
長期業績の推移 1998〜2026年
MCJ:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
2006年3月期2025年3月期

第1章 1998年〜 買収による垂直統合BTO直販からiiyama合併への調達の取り込み

筆者考察y.sugiura, author

MCJが1998年から2012年までに解いていたのは、在庫を持たない売り方の効きが、規模の小ささでは出ないという問題である。受注生産は注文を受けてから部材を買うため、売れ残りを抱えない。ただし部材の値段は買う量で決まるから、年商125億円の組立会社が単独で交渉する限り、原価で大手に並ぶことはできない。2005年からの連続買収は、この一点へ向かっていた。パーツ卸のシネックス、液晶ディスプレイのiiyama、店舗を持つアロシステム。買った先はばらばらに見えて、いずれも仕入れるか売るかの量を増やす装置だった。1,230億円という購買力を掲げたPC・JAPAN共同機構は、その考え方をグループの外へ広げた枠組みである。

代金は四年後に請求された。2009年3月期、MCJは過去に買った子会社ののれんを約38億円減損し、上場後初の最終赤字36億9,400万円を計上する。ネットブックが単価を押し下げ、取引先の九十九電機が破綻し、買収時に置いた収益の見込みが立たなくなった。ここで会社が採ったのは、買った会社を売り直すことではなく、内側へ寄せることだった。マウスコンピューターがiiyamaを吸収して製造の大半を外注から内製へ戻し、投資事業とSNSと外国為替証拠金取引からは撤退する。規模ではなく収益性へ、と方針を言い換えたとき、抱え込む対象はパソコンとモニタに絞り込まれていた。買って広げた四年と、撤退で絞った二年は、量を自前で持つという同じ一つの判断の表と裏である。

連結売上高の推移 連結初年度の2006年3月期から2012年3月期まで(億円)

356 2006年3月期 611 2007年3月期 1,050 2008年3月期 944 2009年3月期 834 2010年3月期 817 2011年3月期 802 2012年3月期
  • 連結財務諸表の作成は2006年3月期から。2005年3月期以前は単体のため載せていない。
  • 出所は有価証券報告書および決算説明資料。

1998年〜在庫を持たない受注生産と、分社した組立会社

製造と卸の部門を分社し、六年で上場した

株式会社MCJの出発点は、1998年8月にマウスコンピュータージャパン株式会社の製造部門と卸部門を切り離して設けられた有限会社エムシージェイである。資本金は300万円、置かれたのは埼玉県春日部市柏壁東の一角であった。2000年9月に株式会社へ組織を改め、翌2001年4月には親会社にあたるマウスコンピュータージャパンと合併比率1対1で合併し、製造と販売を一つの器に戻した。2003年11月に商号を株式会社MCJへ変更し、2004年6月に東京証券取引所マザーズへ上場する。上場から半年後の資本金は7億4,400万円、従業員は社員57名・アルバイト83名・派遣社員10名の合計150名にすぎなかった

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [1]1998年8月、マウスコンピュータージャパン株式会社の製造及び卸部門を分社化し、埼玉県春日部市柏壁東一丁目21番21号に資本金3,000千円をもってパソコン等の製造販売を目的とする有限会社エムシージェイを設立した。
    • [2]1998年8月、マウスコンピュータージャパン株式会社の製造及び卸部門を分社化し、埼玉県春日部市柏壁東一丁目21番21号に資本金3,000千円をもってパソコン等の製造販売を目的とする有限会社エムシージェイを設立した。
    • [3]2000年9月に株式会社エムシージェイへ組織変更し、2001年4月にマウスコンピュータージャパン株式会社と合併比率1対1で合併した。
    • [4]2003年11月に株式会社エムシージェイから株式会社MCJへ商号変更し、2004年6月に東京証券取引所マザーズへ上場した。
  • 株式会社MCJ 2004年9月中間期 決算説明会資料(2004年11月15日)
    • [5]2004年9月末時点の資本金は744百万円、従業員は150名(社員57名、アルバイト83名、派遣社員10名)であった。
注文を受けてから部材を発注し、固定資産を持たなかった

この会社の売り方は、注文を受けてから部材を発注する受注生産に置かれていた。顧客の注文に応じて国内外のメーカーへパソコン関連部品を発注し、製造委託先と自社工場で組み立てて出荷する。順序をこう決めれば、部材を先に仕入れて在庫として抱え込む必要がない。2004年9月中間期の固定資産は7,500万円にとどまり、総資産38億8,500万円の2%に満たなかった。設備投資を保有しない身軽な事業の形は、上場を挟んでも崩されなかった。同中間期の売上高は前年同期比39.1%増の51億9,200万円、営業利益は3億5,600万円で、営業利益率は6.9%へ上がった。パーツの価格下落と販売量の拡大によって粗利率が上向いたことが、この改善を支えている

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第8期(2006年3月期)【事業の内容】
    • [6]株式会社MCJはBTO(Build To Order=受注生産)により顧客からの注文を受けて国内外のメーカーへパソコン関連パーツを発注し、製造委託先及び自社工場で製造を行っていた。
    • [7]株式会社MCJはBTO(Build To Order=受注生産)により顧客からの注文を受けて国内外のメーカーへパソコン関連パーツを発注し、製造委託先及び自社工場で製造を行っていた。
  • 株式会社MCJ 2004年9月中間期 決算説明会資料(2004年11月15日)
    • [8]2004年9月中間期の固定資産は75百万円、資産合計は3,885百万円であり、固定資産(設備投資)を保有しない身軽なビジネスモデルを維持したと記載されている。
    • [9]2004年9月中間期の固定資産は75百万円、資産合計は3,885百万円であり、固定資産(設備投資)を保有しない身軽なビジネスモデルを維持したと記載されている。
    • [10]2004年9月中間期の売上高は5,192百万円(前年同期比139.1%)、営業利益は356百万円、営業利益率は6.9%であった。パーツの価格下落とボリュームの拡大により粗利率は向上した。
    • [11]2004年9月中間期の売上高は5,192百万円(前年同期比139.1%)、営業利益は356百万円、営業利益率は6.9%であった。パーツの価格下落とボリュームの拡大により粗利率は向上した。
製造を外注へ出し、量販店とコールセンターへ人を回した

上場の年度を、会社は急拡大への準備期と定めた。最先端の製品モデル以外は製造を基本的に外注へ出し、修理を担うリペアセンターと問い合わせを受けるサポートセンターの体制をおよそ二倍へ広げた。販売・購買・生産・納品・サポートを貫く統合システムを刷新し、伝票の滞留時間を排除して納期短縮と在庫回転率の向上を図る計画も同時に置いた。売り先は個人向けの通販とインターネットだけではない。2004年9月中間期の売上構成は、コンシューマーチャネルが42.0%、法人向けのコーポレートチャネルが19.7%、家電量販店などのビジネスパートナーが37.5%であったヨドバシカメラとギガスケーズデンキにはノートパソコンを供給していた

  • 株式会社MCJ 2004年9月中間期 決算説明会資料(2004年11月15日)
    • [12]2005年3月期を急拡大への準備期と定義し、最先端製品モデル以外の製造を基本的に外注化してリペアセンターとサポートセンターの体制を約2倍に強化する方針を示した。上期にはヨドバシカメラ、ギガスケーズデンキへノートパソコンを供給していた。
    • [13]2005年3月期を急拡大への準備期と定義し、最先端製品モデル以外の製造を基本的に外注化してリペアセンターとサポートセンターの体制を約2倍に強化する方針を示した。上期にはヨドバシカメラ、ギガスケーズデンキへノートパソコンを供給していた。
    • [14]販売・購買・生産・納品・サポートの統合システムを刷新し、サプライチェーンのペーパーリードタイムを排除して納期短縮と在庫回転率向上を図る新管理システムを下期中に稼動させる計画であった。
    • [15]2004年9月中間期の売上構成はコンシューマーチャネル42.0%、コーポレートチャネル19.7%、ビジネスパートナー37.5%であった。
    • [16]2005年3月期を急拡大への準備期と定義し、最先端製品モデル以外の製造を基本的に外注化してリペアセンターとサポートセンターの体制を約2倍に強化する方針を示した。上期にはヨドバシカメラ、ギガスケーズデンキへノートパソコンを供給していた。
参考文献[1]-[16]
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [1]1998年8月、マウスコンピュータージャパン株式会社の製造及び卸部門を分社化し、埼玉県春日部市柏壁東一丁目21番21号に資本金3,000千円をもってパソコン等の製造販売を目的とする有限会社エムシージェイを設立した。
    • [2]1998年8月、マウスコンピュータージャパン株式会社の製造及び卸部門を分社化し、埼玉県春日部市柏壁東一丁目21番21号に資本金3,000千円をもってパソコン等の製造販売を目的とする有限会社エムシージェイを設立した。
    • [3]2000年9月に株式会社エムシージェイへ組織変更し、2001年4月にマウスコンピュータージャパン株式会社と合併比率1対1で合併した。
    • [4]2003年11月に株式会社エムシージェイから株式会社MCJへ商号変更し、2004年6月に東京証券取引所マザーズへ上場した。
  • 株式会社MCJ 2004年9月中間期 決算説明会資料(2004年11月15日)
    • [5]2004年9月末時点の資本金は744百万円、従業員は150名(社員57名、アルバイト83名、派遣社員10名)であった。
    • [8]2004年9月中間期の固定資産は75百万円、資産合計は3,885百万円であり、固定資産(設備投資)を保有しない身軽なビジネスモデルを維持したと記載されている。
    • [9]2004年9月中間期の固定資産は75百万円、資産合計は3,885百万円であり、固定資産(設備投資)を保有しない身軽なビジネスモデルを維持したと記載されている。
    • [10]2004年9月中間期の売上高は5,192百万円(前年同期比139.1%)、営業利益は356百万円、営業利益率は6.9%であった。パーツの価格下落とボリュームの拡大により粗利率は向上した。
    • [11]2004年9月中間期の売上高は5,192百万円(前年同期比139.1%)、営業利益は356百万円、営業利益率は6.9%であった。パーツの価格下落とボリュームの拡大により粗利率は向上した。
    • [12]2005年3月期を急拡大への準備期と定義し、最先端製品モデル以外の製造を基本的に外注化してリペアセンターとサポートセンターの体制を約2倍に強化する方針を示した。上期にはヨドバシカメラ、ギガスケーズデンキへノートパソコンを供給していた。
    • [13]2005年3月期を急拡大への準備期と定義し、最先端製品モデル以外の製造を基本的に外注化してリペアセンターとサポートセンターの体制を約2倍に強化する方針を示した。上期にはヨドバシカメラ、ギガスケーズデンキへノートパソコンを供給していた。
    • [14]販売・購買・生産・納品・サポートの統合システムを刷新し、サプライチェーンのペーパーリードタイムを排除して納期短縮と在庫回転率向上を図る新管理システムを下期中に稼動させる計画であった。
    • [15]2004年9月中間期の売上構成はコンシューマーチャネル42.0%、コーポレートチャネル19.7%、ビジネスパートナー37.5%であった。
    • [16]2005年3月期を急拡大への準備期と定義し、最先端製品モデル以外の製造を基本的に外注化してリペアセンターとサポートセンターの体制を約2倍に強化する方針を示した。上期にはヨドバシカメラ、ギガスケーズデンキへノートパソコンを供給していた。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第8期(2006年3月期)【事業の内容】
    • [6]株式会社MCJはBTO(Build To Order=受注生産)により顧客からの注文を受けて国内外のメーカーへパソコン関連パーツを発注し、製造委託先及び自社工場で製造を行っていた。
    • [7]株式会社MCJはBTO(Build To Order=受注生産)により顧客からの注文を受けて国内外のメーカーへパソコン関連パーツを発注し、製造委託先及び自社工場で製造を行っていた。

2005年〜調達の量を買う連続買収と、PC・JAPAN共同機構

シネックスを買って部材の仕入れを内側に入れた

2005年4月、MCJはパソコンおよびパソコン関連製品のマルチディストリビュータである株式会社シネックスの株式を取得した。シネックスは米Synnex Corporationの日本法人として設立された卸で、2006年3月期の単体売上は233億円、経常利益は3億4,600万円を計画していた。同年11月にはシネックスがハードディスク販売のフリーク株式会社と株式交換の契約を結び、年商114億円の取扱いが加わる。12月にはパソコン関連書籍を出す株式会社秀和システムを、翌2006年1月にはコールセンターの株式会社ウェルコムを傘下へ入れた。買い集めた先は出版もあれば電話対応もあり、業種として揃ってはいない。受注生産の会社にとって、部材をその都度買う立場では仕入れ単価が量で決まることが弱みだった。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [17]2005年4月に株式会社シネックス(現テックウインド株式会社)の株式を取得し、2005年12月に株式会社秀和システム、2006年1月に株式会社ウェルコムの株式を取得した。
    • [20]2005年4月に株式会社シネックス(現テックウインド株式会社)の株式を取得し、2005年12月に株式会社秀和システム、2006年1月に株式会社ウェルコムの株式を取得した。
  • 株式会社MCJ 2005年度上期 決算説明会資料(2005年11月21日)
    • [18]株式会社シネックスは米国Synnex Corporationの日本法人として設立されたマルチディストリビュータで、第12期(2005年4月〜2006年3月)の売上計画は233億円、経常利益計画は3.46億円であった。2005年11月にフリーク株式会社(年商114億円、経常利益4.0億円)との株式交換の契約を締結した。
    • [19]株式会社シネックスは米国Synnex Corporationの日本法人として設立されたマルチディストリビュータで、第12期(2005年4月〜2006年3月)の売上計画は233億円、経常利益計画は3.46億円であった。2005年11月にフリーク株式会社(年商114億円、経常利益4.0億円)との株式交換の契約を締結した。
共同購買機構を組み、1,230億円の購買力を束ねた

買い集めの狙いは、グループの外側にも広げられた。2005年11月、MCJは共同購買・共同生産・共同物流・共同開発を担う有限責任事業組合として「PC・JAPAN共同機構」を主幹事として構築し、シネックスの在庫管理システムを介して部材の入札と購買を集約した。同月末には、年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を出資し、この機構へ参画させている。会社が示した購買力と販売力の規模は1,230億円であった。もっとも、卸を抱え込めば採算の姿は変わる。2005年9月中間期の連結売上高は前年同期比261.4%の135億7,500万円へ伸びた一方、売上総利益率は16.9%から12.2%へ低下した。円安による原材料価格の上昇、原油高に伴う仕入運賃の上昇、そして卸売業の粗利率の低さが重なった

  • 株式会社MCJ 2005年度上期 決算説明会資料(2005年11月21日)
    • [21]2005年11月時点で、株式会社MCJが主幹事として構築したPC・JAPAN共同機構(有限責任事業組合)は共同購買機構・共同生産機構・共同物流機構・共同開発機構を担い、シネックスのCISシステムによる在庫管理・物流指示を介して1,230億円規模の購買力および販売力を束ねるものとされた。年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を純投資し、同機構へ参画させる予定であった。
    • [22]2005年11月時点で、株式会社MCJが主幹事として構築したPC・JAPAN共同機構(有限責任事業組合)は共同購買機構・共同生産機構・共同物流機構・共同開発機構を担い、シネックスのCISシステムによる在庫管理・物流指示を介して1,230億円規模の購買力および販売力を束ねるものとされた。年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を純投資し、同機構へ参画させる予定であった。
    • [23]2005年11月時点で、株式会社MCJが主幹事として構築したPC・JAPAN共同機構(有限責任事業組合)は共同購買機構・共同生産機構・共同物流機構・共同開発機構を担い、シネックスのCISシステムによる在庫管理・物流指示を介して1,230億円規模の購買力および販売力を束ねるものとされた。年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を純投資し、同機構へ参画させる予定であった。
    • [24]2005年9月中間期の連結売上高は13,575百万円(前年同期比261.4%)、売上総利益率は12.2%で、前年同期の単体16.9%から低下した。原価上昇の主因は円安による原材料価格の上昇、原油高に伴う仕入運賃の上昇、卸売業であるシネックスの影響であった。
    • [25]2005年9月中間期の連結売上高は13,575百万円(前年同期比261.4%)、売上総利益率は12.2%で、前年同期の単体16.9%から低下した。原価上昇の主因は円安による原材料価格の上昇、原油高に伴う仕入運賃の上昇、卸売業であるシネックスの影響であった。
イーヤマを継ぎ、事業会社を分けて持株会社になった

2006年1月、MCJは株式会社イーヤマ販売の株式を取得した。翌2月にイーヤマ販売が株式会社イーヤマから営業を譲り受け、iiyama Benelux B.V.の株式を取得したうえで株式会社iiyamaへ商号を変える。ドイツ・フランス・イギリス・ポーランドの販売会社が同時に傘下へ入り、液晶ディスプレイの製造と欧州の販路が加わった。同年10月1日、MCJは会社分割によってパソコン事業を新設の株式会社マウスコンピューターへ承継させ、自らは純粋持株会社となる。経営管理とリスクマネジメントに特化し、事業会社を業務執行へ専念させることが分割の目的とされた。2007年5月には共同機構へ参画させていたアロシステムを子会社とし、パソコン工房・Faith・TWOTOPの店舗網を手中に収めた

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [26]2006年1月に株式会社イーヤマ販売の株式を取得し、2006年2月に同社が株式会社イーヤマから営業を譲り受け、iiyama Benelux B.V.の株式を取得して株式会社iiyamaへ商号変更した。
    • [27]2006年1月に株式会社イーヤマ販売の株式を取得し、2006年2月に同社が株式会社イーヤマから営業を譲り受け、iiyama Benelux B.V.の株式を取得して株式会社iiyamaへ商号変更した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第8期(2006年3月期)【事業の内容】
    • [28]株式会社iiyamaはパソコン汎用モニター及び特殊モニター等の開発・製造・販売を手がけ、海外子会社としてIiyama Deutschland GmbH、IIYAMA FRANCE SARL、Iiyama (UK) Limited、Iiyama Polska Sp.zo.o.を擁していた。
  • 株式会社MCJ 2006年度 決算説明会資料
    • [29]2006年10月1日を期して、当社事業を継承する新設会社(株式会社マウスコンピューター)を設立して純粋持株会社へ移行した。持株会社として経営管理・リスクマネジメント機能に特化し、各事業会社を主たる事業の業務執行に専門・特化させることが会社分割の目的とされた。
    • [30]2006年10月1日を期して、当社事業を継承する新設会社(株式会社マウスコンピューター)を設立して純粋持株会社へ移行した。持株会社として経営管理・リスクマネジメント機能に特化し、各事業会社を主たる事業の業務執行に専門・特化させることが会社分割の目的とされた。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第11期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [31]2007年5月にアロシステム株式会社(現株式会社ユニットコム)の株式を取得した。同社は「パソコン工房」「Faith」「TWOTOP」ブランドで全国に店舗を展開していた。
参考文献[17]-[31]
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [17]2005年4月に株式会社シネックス(現テックウインド株式会社)の株式を取得し、2005年12月に株式会社秀和システム、2006年1月に株式会社ウェルコムの株式を取得した。
    • [20]2005年4月に株式会社シネックス(現テックウインド株式会社)の株式を取得し、2005年12月に株式会社秀和システム、2006年1月に株式会社ウェルコムの株式を取得した。
    • [26]2006年1月に株式会社イーヤマ販売の株式を取得し、2006年2月に同社が株式会社イーヤマから営業を譲り受け、iiyama Benelux B.V.の株式を取得して株式会社iiyamaへ商号変更した。
    • [27]2006年1月に株式会社イーヤマ販売の株式を取得し、2006年2月に同社が株式会社イーヤマから営業を譲り受け、iiyama Benelux B.V.の株式を取得して株式会社iiyamaへ商号変更した。
  • 株式会社MCJ 2005年度上期 決算説明会資料(2005年11月21日)
    • [18]株式会社シネックスは米国Synnex Corporationの日本法人として設立されたマルチディストリビュータで、第12期(2005年4月〜2006年3月)の売上計画は233億円、経常利益計画は3.46億円であった。2005年11月にフリーク株式会社(年商114億円、経常利益4.0億円)との株式交換の契約を締結した。
    • [19]株式会社シネックスは米国Synnex Corporationの日本法人として設立されたマルチディストリビュータで、第12期(2005年4月〜2006年3月)の売上計画は233億円、経常利益計画は3.46億円であった。2005年11月にフリーク株式会社(年商114億円、経常利益4.0億円)との株式交換の契約を締結した。
    • [21]2005年11月時点で、株式会社MCJが主幹事として構築したPC・JAPAN共同機構(有限責任事業組合)は共同購買機構・共同生産機構・共同物流機構・共同開発機構を担い、シネックスのCISシステムによる在庫管理・物流指示を介して1,230億円規模の購買力および販売力を束ねるものとされた。年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を純投資し、同機構へ参画させる予定であった。
    • [22]2005年11月時点で、株式会社MCJが主幹事として構築したPC・JAPAN共同機構(有限責任事業組合)は共同購買機構・共同生産機構・共同物流機構・共同開発機構を担い、シネックスのCISシステムによる在庫管理・物流指示を介して1,230億円規模の購買力および販売力を束ねるものとされた。年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を純投資し、同機構へ参画させる予定であった。
    • [23]2005年11月時点で、株式会社MCJが主幹事として構築したPC・JAPAN共同機構(有限責任事業組合)は共同購買機構・共同生産機構・共同物流機構・共同開発機構を担い、シネックスのCISシステムによる在庫管理・物流指示を介して1,230億円規模の購買力および販売力を束ねるものとされた。年商550億円のアロシステム株式会社へ19.9%を純投資し、同機構へ参画させる予定であった。
    • [24]2005年9月中間期の連結売上高は13,575百万円(前年同期比261.4%)、売上総利益率は12.2%で、前年同期の単体16.9%から低下した。原価上昇の主因は円安による原材料価格の上昇、原油高に伴う仕入運賃の上昇、卸売業であるシネックスの影響であった。
    • [25]2005年9月中間期の連結売上高は13,575百万円(前年同期比261.4%)、売上総利益率は12.2%で、前年同期の単体16.9%から低下した。原価上昇の主因は円安による原材料価格の上昇、原油高に伴う仕入運賃の上昇、卸売業であるシネックスの影響であった。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第8期(2006年3月期)【事業の内容】
    • [28]株式会社iiyamaはパソコン汎用モニター及び特殊モニター等の開発・製造・販売を手がけ、海外子会社としてIiyama Deutschland GmbH、IIYAMA FRANCE SARL、Iiyama (UK) Limited、Iiyama Polska Sp.zo.o.を擁していた。
  • 株式会社MCJ 2006年度 決算説明会資料
    • [29]2006年10月1日を期して、当社事業を継承する新設会社(株式会社マウスコンピューター)を設立して純粋持株会社へ移行した。持株会社として経営管理・リスクマネジメント機能に特化し、各事業会社を主たる事業の業務執行に専門・特化させることが会社分割の目的とされた。
    • [30]2006年10月1日を期して、当社事業を継承する新設会社(株式会社マウスコンピューター)を設立して純粋持株会社へ移行した。持株会社として経営管理・リスクマネジメント機能に特化し、各事業会社を主たる事業の業務執行に専門・特化させることが会社分割の目的とされた。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第11期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [31]2007年5月にアロシステム株式会社(現株式会社ユニットコム)の株式を取得した。同社は「パソコン工房」「Faith」「TWOTOP」ブランドで全国に店舗を展開していた。

2008年〜1,050億円の売上と、減損で払い直した買収の値段

三年で売上を十倍近くに積み上げた

買収の積み上げは売上に直ちに表れた。連結決算を作る前の2005年3月期の売上高は単体で107億円、連結初年度の2006年3月期は356億円、2007年3月期は611億円、そして2008年3月期は1,050億円に達した。2008年3月期のパソコン関連事業だけで売上高は1,031億2,300万円、前期比85.4%増、営業利益は26億500万円で同134.3%増となった。Windows Vista搭載機への買い替えとWindows XP搭載機の駆け込み需要を両取りし、ゲーム用途に特化したモデルを含む高価格帯の出荷が増えて製品平均単価が上がったことが押し上げた。グループ連結売上1,000億円超という目標は2005年11月の決算説明会で既に掲げられており、達成までに二年半を要していない

  • 株式会社MCJ 2009年3月期 通期 連結決算説明資料(2009年5月20日)
    • [32]連結売上高の推移は2005年3月期107億円(単体)、2006年3月期356億円、2007年3月期611億円、2008年3月期1,050億円であった。当社は2006年3月期より連結財務諸表を作成している。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第10期(2008年3月期)【業績等の概要】
    • [33]2008年3月期のパソコン関連事業の売上高は103,133百万円(前連結会計年度比85.4%増)、営業利益は2,605百万円(同134.3%増)であった。2007年5月に完全子会社化した株式会社ユニットコムのグループ内統合と既存事業の強化を中心に、連結売上高1,000億円超を目標に掲げて事業を展開した。Windows Vista搭載機への買い替え需要とWindows XP搭載機の駆け込み需要をバランス良く取り込み、ゲーミングモデルを含む高価格帯モデルの出荷増により製品平均単価が向上した。
    • [34]2008年3月期のパソコン関連事業の売上高は103,133百万円(前連結会計年度比85.4%増)、営業利益は2,605百万円(同134.3%増)であった。2007年5月に完全子会社化した株式会社ユニットコムのグループ内統合と既存事業の強化を中心に、連結売上高1,000億円超を目標に掲げて事業を展開した。Windows Vista搭載機への買い替え需要とWindows XP搭載機の駆け込み需要をバランス良く取り込み、ゲーミングモデルを含む高価格帯モデルの出荷増により製品平均単価が向上した。
  • 株式会社MCJ 2005年度上期 決算説明会資料(2005年11月21日)
    • [35]2005年11月の決算説明会資料において、3D拡大戦略としてグループ連結売上1,000億円超を目指すことが掲げられた。
のれんを減損し、上場後初の最終赤字を計上した

翌期、会社は減収へ転じた。2009年3月期の連結売上高は944億2,700万円と前期から10.1%減り、営業利益は11億3,700万円で59.7%減となる。インターネットとメールに用途を絞ったネットブックが人気を集めて平均販売価格が大きく下がり、取引先の九十九電機株式会社が民事再生手続開始を申し立てたことで貸倒引当金の繰入も生じた。さらに、過去に買収した一部の子会社で当初見込んだ収益が得られなくなったため、事業計画を見直したうえでのれんの減損損失と償却額をおよそ38億円計上した。当期純損失は36億9,400万円、上場後初の最終赤字であった規模を買った代金は、四年を経て帳簿の上で払い直された。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第11期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [36]2009年3月期の連結売上高は94,427百万円(前連結会計年度比10.1%減)、営業利益は1,137百万円(同59.7%減)であった。ネットブックの人気により平均販売価格が大幅に低下し、取引先の民事再生手続開始の申立てに伴う貸倒引当金繰入額が発生した。
    • [37]2009年3月期の連結売上高は94,427百万円(前連結会計年度比10.1%減)、営業利益は1,137百万円(同59.7%減)であった。ネットブックの人気により平均販売価格が大幅に低下し、取引先の民事再生手続開始の申立てに伴う貸倒引当金繰入額が発生した。
  • 株式会社MCJ 2009年3月期 通期 連結決算説明資料(2009年5月20日)
    • [38]過去に買収した子会社の収益低下に対応して事業計画を見直した結果、のれんの減損損失及び償却額を約38億円計上し、当期純損失3,694百万円と上場後初の最終赤字を計上した。
    • [39]過去に買収した子会社の収益低下に対応して事業計画を見直した結果、のれんの減損損失及び償却額を約38億円計上し、当期純損失3,694百万円と上場後初の最終赤字を計上した。
製造を内側へ戻し、周辺事業から撤退した

赤字の年度に、会社は買い集めた事業の整理に着手した。2008年5月にシネックスがフリークを吸収し、同年7月には株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡する。同年10月には株式会社マウスコンピューターが株式会社iiyamaを吸収合併し、パソコン製造の大半を外注から内製へ移した。2009年3月には投資部門の株式会社MCJパートナーズを合併して投資事業を縮め、FXトレード株式会社とカフェスタ株式会社を手放してソーシャルネットワーキングサービスと外国為替証拠金取引から退いた。方針は規模ではなく収益性に置き直された。2011年3月期の営業利益は27億8,800万円と前期の二倍に戻り、2012年3月期は売上高802億3,800万円・営業利益23億7,300万円で足踏みとなる

  • 株式会社MCJ 2009年3月期 通期 連結決算説明資料(2009年5月20日)
    • [40]2008年5月に株式会社シネックスとフリーク株式会社が合併し、2008年7月に株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡、2008年10月に株式会社マウスコンピューターと株式会社iiyamaが合併してPC製造の大半を外注から内製化した。2009年3月に株式会社MCJと株式会社MCJパートナーズが合併して投資事業を大幅に縮小し、カフェスタ株式会社を株式会社ジークレストへ事業譲渡してSNS事業から撤退した。
    • [41]2008年5月に株式会社シネックスとフリーク株式会社が合併し、2008年7月に株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡、2008年10月に株式会社マウスコンピューターと株式会社iiyamaが合併してPC製造の大半を外注から内製化した。2009年3月に株式会社MCJと株式会社MCJパートナーズが合併して投資事業を大幅に縮小し、カフェスタ株式会社を株式会社ジークレストへ事業譲渡してSNS事業から撤退した。
    • [42]2008年5月に株式会社シネックスとフリーク株式会社が合併し、2008年7月に株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡、2008年10月に株式会社マウスコンピューターと株式会社iiyamaが合併してPC製造の大半を外注から内製化した。2009年3月に株式会社MCJと株式会社MCJパートナーズが合併して投資事業を大幅に縮小し、カフェスタ株式会社を株式会社ジークレストへ事業譲渡してSNS事業から撤退した。
    • [43]2010年3月期の経営方針として、現在の局面ではいたずらに規模を追わず収益性を向上させるとした。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第13期(2011年3月期)【業績等の概要】
    • [44]2011年3月期の売上高は81,703百万円(前連結会計年度比2.1%減)、営業利益は2,788百万円(同100.1%増)であった。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第14期(2012年3月期)【業績等の概要】
    • [45]2012年3月期の連結売上高は80,238百万円、営業利益は2,373百万円であった。
参考文献[32]-[45]
  • 株式会社MCJ 2009年3月期 通期 連結決算説明資料(2009年5月20日)
    • [32]連結売上高の推移は2005年3月期107億円(単体)、2006年3月期356億円、2007年3月期611億円、2008年3月期1,050億円であった。当社は2006年3月期より連結財務諸表を作成している。
    • [38]過去に買収した子会社の収益低下に対応して事業計画を見直した結果、のれんの減損損失及び償却額を約38億円計上し、当期純損失3,694百万円と上場後初の最終赤字を計上した。
    • [39]過去に買収した子会社の収益低下に対応して事業計画を見直した結果、のれんの減損損失及び償却額を約38億円計上し、当期純損失3,694百万円と上場後初の最終赤字を計上した。
    • [40]2008年5月に株式会社シネックスとフリーク株式会社が合併し、2008年7月に株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡、2008年10月に株式会社マウスコンピューターと株式会社iiyamaが合併してPC製造の大半を外注から内製化した。2009年3月に株式会社MCJと株式会社MCJパートナーズが合併して投資事業を大幅に縮小し、カフェスタ株式会社を株式会社ジークレストへ事業譲渡してSNS事業から撤退した。
    • [41]2008年5月に株式会社シネックスとフリーク株式会社が合併し、2008年7月に株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡、2008年10月に株式会社マウスコンピューターと株式会社iiyamaが合併してPC製造の大半を外注から内製化した。2009年3月に株式会社MCJと株式会社MCJパートナーズが合併して投資事業を大幅に縮小し、カフェスタ株式会社を株式会社ジークレストへ事業譲渡してSNS事業から撤退した。
    • [42]2008年5月に株式会社シネックスとフリーク株式会社が合併し、2008年7月に株式会社iiyamaの国内産業用モニタ事業を東京特殊電線株式会社へ譲渡、2008年10月に株式会社マウスコンピューターと株式会社iiyamaが合併してPC製造の大半を外注から内製化した。2009年3月に株式会社MCJと株式会社MCJパートナーズが合併して投資事業を大幅に縮小し、カフェスタ株式会社を株式会社ジークレストへ事業譲渡してSNS事業から撤退した。
    • [43]2010年3月期の経営方針として、現在の局面ではいたずらに規模を追わず収益性を向上させるとした。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第10期(2008年3月期)【業績等の概要】
    • [33]2008年3月期のパソコン関連事業の売上高は103,133百万円(前連結会計年度比85.4%増)、営業利益は2,605百万円(同134.3%増)であった。2007年5月に完全子会社化した株式会社ユニットコムのグループ内統合と既存事業の強化を中心に、連結売上高1,000億円超を目標に掲げて事業を展開した。Windows Vista搭載機への買い替え需要とWindows XP搭載機の駆け込み需要をバランス良く取り込み、ゲーミングモデルを含む高価格帯モデルの出荷増により製品平均単価が向上した。
    • [34]2008年3月期のパソコン関連事業の売上高は103,133百万円(前連結会計年度比85.4%増)、営業利益は2,605百万円(同134.3%増)であった。2007年5月に完全子会社化した株式会社ユニットコムのグループ内統合と既存事業の強化を中心に、連結売上高1,000億円超を目標に掲げて事業を展開した。Windows Vista搭載機への買い替え需要とWindows XP搭載機の駆け込み需要をバランス良く取り込み、ゲーミングモデルを含む高価格帯モデルの出荷増により製品平均単価が向上した。
  • 株式会社MCJ 2005年度上期 決算説明会資料(2005年11月21日)
    • [35]2005年11月の決算説明会資料において、3D拡大戦略としてグループ連結売上1,000億円超を目指すことが掲げられた。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第11期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [36]2009年3月期の連結売上高は94,427百万円(前連結会計年度比10.1%減)、営業利益は1,137百万円(同59.7%減)であった。ネットブックの人気により平均販売価格が大幅に低下し、取引先の民事再生手続開始の申立てに伴う貸倒引当金繰入額が発生した。
    • [37]2009年3月期の連結売上高は94,427百万円(前連結会計年度比10.1%減)、営業利益は1,137百万円(同59.7%減)であった。ネットブックの人気により平均販売価格が大幅に低下し、取引先の民事再生手続開始の申立てに伴う貸倒引当金繰入額が発生した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第13期(2011年3月期)【業績等の概要】
    • [44]2011年3月期の売上高は81,703百万円(前連結会計年度比2.1%減)、営業利益は2,788百万円(同100.1%増)であった。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第14期(2012年3月期)【業績等の概要】
    • [45]2012年3月期の連結売上高は80,238百万円、営業利益は2,373百万円であった。

第2章 2013年〜 広告投資による高付加価値化テレビCMによるG-TuneとDAIVの高単価化

筆者考察y.sugiura, author

2013年以降のMCJは、売る台数ではなく一台あたりの値段を動かす会社になった。パソコン市場そのものはスマートフォンとタブレット端末にシェアを侵食されて縮小し、2018年3月期の国内出荷台数は前年同期比3%減である。そこで投じられたのがテレビCMと交通広告だった。無名の安いパソコンは値段でしか選ばれないが、名の通ったブランドなら用途で選ばれる。クリエイター向けのDAIV、ゲーム向けのG-Tuneという括りは、その用途を先に名指しする仕掛けであり、広告費は単価を上げるための原価として扱われた。2017年3月期の営業利益74億6,300万円は、全国規模の広告を打ち始めた最初の年の数字である。

同じ期間に、利益の使い道も数字で縛られた。2016年5月の中期経営計画は営業利益率5%程度・ROIC10%以上を最重要の指標に据え、単なる規模追求をせず、本業とのシナジーが見込める分野へM&Aを絞ると明記する。2009年に減損で払った代金が、買収の可否を判定する式へ置き換えられたとみてよい。2020年3月期の営業利益率8.9%・ROIC23.3%はいずれも目標を大きく超え、その年にWindows 7のサポート終了と感染症下の巣ごもり需要が重なった。台数を追わず利益の取れる区画へ営業を寄せるという選択が、最も需要の厚い年に最大の差を生んだ。市場が伸びる年に台数を捨てられたのは、捨ててよい根拠が指標として先に置かれていたからである。

連結営業利益の推移 2013年3月期から2020年3月期まで(億円)

15 2013年3月期 40 2014年3月期 50 2015年3月期 51 2016年3月期 74 2017年3月期 85 2018年3月期 96 2019年3月期 137 2020年3月期
  • 全国規模のテレビCMは2017年3月期から継続的に実施された。
  • 出所は有価証券報告書。

2013年〜買い替え需要で取り戻した利益と、パソコンの外への出口

サポート終了と増税前の駆け込みを取りに行った

2013年3月期の営業利益は15億2,400万円で、前期の23億7,300万円をさらに下回った。スマートフォンとタブレット端末が普及し、パソコンの需要そのものが相対的に低下していたためである。続く2014年3月期、会社はマイクロソフトのWindows XPのサポート終了に伴う買い替えと、消費税率引き上げ前の駆け込みという二つの需要を取りに行く。国内のパソコン出荷台数は前期比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となり、MCJの売上高は1,040億300万円、営業利益は40億6,100万円へ跳ね上がった。営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも過去最高となった。前期に販売費及び一般管理費を抑え、利益率の高い高価格帯製品の販売を増やしていたことも効いた

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第15期(2013年3月期)【業績等の概要】
    • [46]2013年3月期の連結売上高は85,536百万円、営業利益は1,524百万円であった。前期の2012年3月期の営業利益は2,373百万円であった。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第16期(2014年3月期)【業績等の概要】
    • [47]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [48]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [49]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [50]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [51]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
複合カフェを買い、パソコン以外の収益源を試した

同じ年度に、会社はパソコンの外へも足を掛けた。2013年8月、複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションの株式を取得し、第3四半期から連結へ組み入れる。翌2014年1月に商号を株式会社aprecioへ改めた。パソコン市場の成熟化は避けられないため、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えた、というのが会社の説明であった。同時に、グループ横断で事業と機能の最適配置を図る構造改革も進められた。aprecioはのちに総合エンターテインメント事業として括られ、パソコン関連事業と並ぶもう一方の報告セグメントになる。買収で領域を広げる手つきは、2005年からの数年と変わっていない。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第16期(2014年3月期)【業績等の概要】
    • [52]2013年8月に複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションを子会社化し、第3四半期以降連結決算に組み入れた。パソコン市場の成熟化の進行は避けられないことから、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えたとされる。あわせてグループ横断で事業・機能の最適配置を図る構造改革を進めた。
    • [54]2013年8月に複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションを子会社化し、第3四半期以降連結決算に組み入れた。パソコン市場の成熟化の進行は避けられないことから、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えたとされる。あわせてグループ横断で事業・機能の最適配置を図る構造改革を進めた。
    • [55]2013年8月に複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションを子会社化し、第3四半期以降連結決算に組み入れた。パソコン市場の成熟化の進行は避けられないことから、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えたとされる。あわせてグループ横断で事業・機能の最適配置を図る構造改革を進めた。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [53]2013年8月に株式会社アイエスコーポレーション(現株式会社aprecio)の株式を取得し、2014年1月に株式会社aprecioへ商号変更した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【事業の内容】
    • [56]総合エンターテインメント事業は「aprecio」ブランドで複合カフェ店舗の運営等を行う区分であり、該当会社は連結子会社の株式会社aprecioである。報告セグメントはパソコン関連事業と総合エンターテインメント事業の2つである。
二部へ移り、出版と衣料の子会社を手放した

2015年8月、MCJは東京証券取引所市場第二部へ市場を変えた。マザーズへ上場してから11年が過ぎていた。同年12月にはパソコン関連書籍の株式会社秀和システムの株式を売却して連結から外し、翌2016年4月には子会社のティアクラッセ株式会社も手放す。2017年3月期の報告セグメントは、パソコン関連事業と総合エンターテインメント事業の二つに絞られた。連結子会社は当社を含めて13社となり、買い集めた時代に広げた領域のうち、パソコンと直接つながらないものが順に外れた。ティアクラッセを傘下へ入れたのは2015年2月であり、ICT関連事業として立てたこの区分は一年余りで整理されている。手放す判断は、買う判断と同じ速さで下された。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [57]2015年2月に株式会社ユニットコムがティアクラッセ株式会社の株式を取得した。2015年8月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015年12月に株式会社秀和システムの株式売却により同社を連結対象から除外、2016年4月にティアクラッセ株式会社の株式売却により同社を連結対象から除外した。
    • [58]2015年2月に株式会社ユニットコムがティアクラッセ株式会社の株式を取得した。2015年8月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015年12月に株式会社秀和システムの株式売却により同社を連結対象から除外、2016年4月にティアクラッセ株式会社の株式売却により同社を連結対象から除外した。
    • [61]2015年2月に株式会社ユニットコムがティアクラッセ株式会社の株式を取得した。2015年8月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015年12月に株式会社秀和システムの株式売却により同社を連結対象から除外、2016年4月にティアクラッセ株式会社の株式売却により同社を連結対象から除外した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【事業の内容】
    • [59]2017年3月期の期首にICT関連事業を構成していたティアクラッセ株式会社の全株式を譲渡して連結の範囲から除外した結果、報告セグメントはパソコン関連事業及び総合エンターテインメント事業の2つとなり、当社及び連結子会社12社の計13社で構成された。
    • [60]2017年3月期の期首にICT関連事業を構成していたティアクラッセ株式会社の全株式を譲渡して連結の範囲から除外した結果、報告セグメントはパソコン関連事業及び総合エンターテインメント事業の2つとなり、当社及び連結子会社12社の計13社で構成された。
参考文献[46]-[61]
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第15期(2013年3月期)【業績等の概要】
    • [46]2013年3月期の連結売上高は85,536百万円、営業利益は1,524百万円であった。前期の2012年3月期の営業利益は2,373百万円であった。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第16期(2014年3月期)【業績等の概要】
    • [47]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [48]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [49]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [50]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [51]2014年3月期はWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要と消費税率引き上げに伴う駆け込み需要を取り込み、国内のパソコン出荷台数は前連結会計年度比8.6%増、出荷金額は同16.5%増となった。連結売上高は104,003百万円(前連結会計年度比21.1%増)、営業利益は4,061百万円(同124.5%増)、経常利益は4,005百万円、当期純利益は1,812百万円で、営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高益となった。スマートフォン及びタブレット端末の普及による相対的なパソコン需要の低下には歯止めがかからなかった。販売費及び一般管理費の抑制と利益率の高い高価格帯製品の販売増も寄与した。
    • [52]2013年8月に複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションを子会社化し、第3四半期以降連結決算に組み入れた。パソコン市場の成熟化の進行は避けられないことから、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えたとされる。あわせてグループ横断で事業・機能の最適配置を図る構造改革を進めた。
    • [54]2013年8月に複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションを子会社化し、第3四半期以降連結決算に組み入れた。パソコン市場の成熟化の進行は避けられないことから、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えたとされる。あわせてグループ横断で事業・機能の最適配置を図る構造改革を進めた。
    • [55]2013年8月に複合カフェ「アプレシオ」を全国展開する株式会社アイエスコーポレーションを子会社化し、第3四半期以降連結決算に組み入れた。パソコン市場の成熟化の進行は避けられないことから、持続的な利益成長を目指すうえでM&Aによる新規事業分野の獲得を有効な選択肢の一つと考えたとされる。あわせてグループ横断で事業・機能の最適配置を図る構造改革を進めた。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [53]2013年8月に株式会社アイエスコーポレーション(現株式会社aprecio)の株式を取得し、2014年1月に株式会社aprecioへ商号変更した。
    • [57]2015年2月に株式会社ユニットコムがティアクラッセ株式会社の株式を取得した。2015年8月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015年12月に株式会社秀和システムの株式売却により同社を連結対象から除外、2016年4月にティアクラッセ株式会社の株式売却により同社を連結対象から除外した。
    • [58]2015年2月に株式会社ユニットコムがティアクラッセ株式会社の株式を取得した。2015年8月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015年12月に株式会社秀和システムの株式売却により同社を連結対象から除外、2016年4月にティアクラッセ株式会社の株式売却により同社を連結対象から除外した。
    • [61]2015年2月に株式会社ユニットコムがティアクラッセ株式会社の株式を取得した。2015年8月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015年12月に株式会社秀和システムの株式売却により同社を連結対象から除外、2016年4月にティアクラッセ株式会社の株式売却により同社を連結対象から除外した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【事業の内容】
    • [56]総合エンターテインメント事業は「aprecio」ブランドで複合カフェ店舗の運営等を行う区分であり、該当会社は連結子会社の株式会社aprecioである。報告セグメントはパソコン関連事業と総合エンターテインメント事業の2つである。
    • [59]2017年3月期の期首にICT関連事業を構成していたティアクラッセ株式会社の全株式を譲渡して連結の範囲から除外した結果、報告セグメントはパソコン関連事業及び総合エンターテインメント事業の2つとなり、当社及び連結子会社12社の計13社で構成された。
    • [60]2017年3月期の期首にICT関連事業を構成していたティアクラッセ株式会社の全株式を譲渡して連結の範囲から除外した結果、報告セグメントはパソコン関連事業及び総合エンターテインメント事業の2つとなり、当社及び連結子会社12社の計13社で構成された。

2016年〜テレビCMで名を買い、単価の高い機種へ寄せた販売

テレビCMを打ち、DAIVとG-Tuneへ客を寄せた

2017年3月期から、会社は「mouse」ブランドの認知度向上とマーケットシェアの拡大を狙い、テレビCMと交通広告を中心とするマスメディア向けの広告宣伝を継続的に打ち始めた。売る機種も入れ替えている。クリエイター向けの「DAIV」、ゲーム向けの「G-Tune」といった用途を絞った高価格帯の製品が伸び、パソコン関連事業の売上高は1,052億9,000万円、営業利益は73億9,100万円となった。連結の売上高1,087億2,700万円、営業利益74億6,300万円はいずれも過去最高であった。翌2018年3月期も全国テレビCMを含む広告宣伝を続け、計画以上に投じた広告宣伝費とM&Aに係る一時的費用を吸収して売上高1,245億4,400万円、営業利益85億400万円と2期連続で最高を更新した

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【業績等の概要】
    • [62]2017年3月期はmouseブランドの認知度向上とパソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し、継続的なテレビCMをはじめとするマスメディア向けの広告宣伝活動を積極的に行った。クリエイター向けパソコン「DAIV」、ゲーム向けパソコン「G-Tune」等の継続的な好調により、パソコン関連事業の売上高は105,290百万円、営業利益は7,391百万円となった。連結の売上高は108,727百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は7,463百万円(同44.5%増)で、売上高・各利益ともに過去最高を達成した。
    • [63]2017年3月期はmouseブランドの認知度向上とパソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し、継続的なテレビCMをはじめとするマスメディア向けの広告宣伝活動を積極的に行った。クリエイター向けパソコン「DAIV」、ゲーム向けパソコン「G-Tune」等の継続的な好調により、パソコン関連事業の売上高は105,290百万円、営業利益は7,391百万円となった。連結の売上高は108,727百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は7,463百万円(同44.5%増)で、売上高・各利益ともに過去最高を達成した。
    • [64]2017年3月期はmouseブランドの認知度向上とパソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し、継続的なテレビCMをはじめとするマスメディア向けの広告宣伝活動を積極的に行った。クリエイター向けパソコン「DAIV」、ゲーム向けパソコン「G-Tune」等の継続的な好調により、パソコン関連事業の売上高は105,290百万円、営業利益は7,391百万円となった。連結の売上高は108,727百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は7,463百万円(同44.5%増)で、売上高・各利益ともに過去最高を達成した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [65]2018年3月期は全国テレビCMを含む積極的な広告宣伝を継続し、計画以上に追加投下した広告宣伝費用やM&Aに係る一時的な費用の増加も吸収して、連結売上高124,544百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益8,504百万円(同13.9%増)となり、2期連続で過去最高を更新した。
欧州でタッチパネルと大型ディスプレイへ移した

利益のもう一本は欧州にあった。「iiyama」ブランドによるモニタ販売では、タッチパネルモニタと大型ディスプレイが安定して伸び、2017年3月期には汎用モニタも加わって売上高・営業利益ともに大幅に増えた。2018年3月期には汎用に加えてタッチパネル、デジタルサイネージを揃えた品目構成となり、欧州での販売は引き続き好調であった。国内のパソコン出荷台数が2018年3月期に前年同期比3%減と縮小するなかで、欧州の販売は利益率を保った。2006年にイーヤマ販売を取得したときに付いてきた四つの海外販売会社は、10年を経て収益源の一本になっていた。国内で単価の下落に耐えながら、欧州では品目を替えて利幅を保つ。二つの市場で別の戦い方を採れたことが、この時期の利益の厚みを作った。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【業績等の概要】
    • [66]2017年3月期のiiyamaブランドによるモニタの欧州販売部門では、タッチパネルモニタや大型ディスプレイの継続的な安定成長に加え、汎用モニタも好調となったことにより売上高、営業利益ともに引き続き大幅に増加した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [67]2018年3月期はiiyamaブランドによる汎用に加えタッチパネル、デジタルサイネージ等の欧州におけるモニタ販売を中心に事業を展開し、欧州でのモニタ販売は引き続き好調であった。国内の2017年4月から2018年3月のパソコン出荷台数は前年同期比で3%減少した。
    • [68]2018年3月期はiiyamaブランドによる汎用に加えタッチパネル、デジタルサイネージ等の欧州におけるモニタ販売を中心に事業を展開し、欧州でのモニタ販売は引き続き好調であった。国内の2017年4月から2018年3月のパソコン出荷台数は前年同期比で3%減少した。
海外のリペア会社を買い、フィットネスへ出た

2018年に入ると、会社は再び買い手に回った。1月にシンガポールのR-Logic International Pte Ltdの株式を取得し、中国・インドネシア・インド・マレーシアに置かれた海外子会社六社を傘下へ入れる。6月には株式会社MIDを設立し、7月には子会社の株式会社ユニットコムが株式会社アークの株式を取得した。MIDが担ったのはホテルの運営と「MIRA fitness」ブランドによる24時間フィットネスクラブであり、総合エンターテインメント事業の側に置かれた。連結従業員数は2017年3月期の1,148名から2018年3月期には2,020名へ増えている。パソコンを組む会社としては、抱える人の数がこの一年で倍近くになった。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [69]2018年1月にR-Logic International Pte Ltdの株式を取得し、2018年6月に株式会社MIDを設立、2018年7月に株式会社ユニットコムが株式会社アークの株式を取得した。
    • [70]2018年1月にR-Logic International Pte Ltdの株式を取得し、2018年6月に株式会社MIDを設立、2018年7月に株式会社ユニットコムが株式会社アークの株式を取得した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【事業の内容】
    • [71]R-Logic International Pte Ltdの海外子会社6社は宏瑞電子科技(上海)有限公司(中国)、PT RLogic Technology Indonesia(インドネシア)、R-Logic Technology Services India Private Limited(インド)、Disc Technology Services Private Limited(インド)、R Logic Customer Care Services Sdn. Bhd.(マレーシア)、R-Logic Sdn. Bhd.(マレーシア)である。株式会社MIDは「MIRA fitness」ブランドによる24時間フィットネスクラブの運営等を行い、総合エンターテインメント事業に属する。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【従業員の状況】
    • [72]連結従業員数は2017年3月期1,148名、2018年3月期2,020名であった。
参考文献[62]-[72]
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【業績等の概要】
    • [62]2017年3月期はmouseブランドの認知度向上とパソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し、継続的なテレビCMをはじめとするマスメディア向けの広告宣伝活動を積極的に行った。クリエイター向けパソコン「DAIV」、ゲーム向けパソコン「G-Tune」等の継続的な好調により、パソコン関連事業の売上高は105,290百万円、営業利益は7,391百万円となった。連結の売上高は108,727百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は7,463百万円(同44.5%増)で、売上高・各利益ともに過去最高を達成した。
    • [63]2017年3月期はmouseブランドの認知度向上とパソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し、継続的なテレビCMをはじめとするマスメディア向けの広告宣伝活動を積極的に行った。クリエイター向けパソコン「DAIV」、ゲーム向けパソコン「G-Tune」等の継続的な好調により、パソコン関連事業の売上高は105,290百万円、営業利益は7,391百万円となった。連結の売上高は108,727百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は7,463百万円(同44.5%増)で、売上高・各利益ともに過去最高を達成した。
    • [64]2017年3月期はmouseブランドの認知度向上とパソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し、継続的なテレビCMをはじめとするマスメディア向けの広告宣伝活動を積極的に行った。クリエイター向けパソコン「DAIV」、ゲーム向けパソコン「G-Tune」等の継続的な好調により、パソコン関連事業の売上高は105,290百万円、営業利益は7,391百万円となった。連結の売上高は108,727百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は7,463百万円(同44.5%増)で、売上高・各利益ともに過去最高を達成した。
    • [66]2017年3月期のiiyamaブランドによるモニタの欧州販売部門では、タッチパネルモニタや大型ディスプレイの継続的な安定成長に加え、汎用モニタも好調となったことにより売上高、営業利益ともに引き続き大幅に増加した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [65]2018年3月期は全国テレビCMを含む積極的な広告宣伝を継続し、計画以上に追加投下した広告宣伝費用やM&Aに係る一時的な費用の増加も吸収して、連結売上高124,544百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益8,504百万円(同13.9%増)となり、2期連続で過去最高を更新した。
    • [67]2018年3月期はiiyamaブランドによる汎用に加えタッチパネル、デジタルサイネージ等の欧州におけるモニタ販売を中心に事業を展開し、欧州でのモニタ販売は引き続き好調であった。国内の2017年4月から2018年3月のパソコン出荷台数は前年同期比で3%減少した。
    • [68]2018年3月期はiiyamaブランドによる汎用に加えタッチパネル、デジタルサイネージ等の欧州におけるモニタ販売を中心に事業を展開し、欧州でのモニタ販売は引き続き好調であった。国内の2017年4月から2018年3月のパソコン出荷台数は前年同期比で3%減少した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
    • [69]2018年1月にR-Logic International Pte Ltdの株式を取得し、2018年6月に株式会社MIDを設立、2018年7月に株式会社ユニットコムが株式会社アークの株式を取得した。
    • [70]2018年1月にR-Logic International Pte Ltdの株式を取得し、2018年6月に株式会社MIDを設立、2018年7月に株式会社ユニットコムが株式会社アークの株式を取得した。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【事業の内容】
    • [71]R-Logic International Pte Ltdの海外子会社6社は宏瑞電子科技(上海)有限公司(中国)、PT RLogic Technology Indonesia(インドネシア)、R-Logic Technology Services India Private Limited(インド)、Disc Technology Services Private Limited(インド)、R Logic Customer Care Services Sdn. Bhd.(マレーシア)、R-Logic Sdn. Bhd.(マレーシア)である。株式会社MIDは「MIRA fitness」ブランドによる24時間フィットネスクラブの運営等を行い、総合エンターテインメント事業に属する。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【従業員の状況】
    • [72]連結従業員数は2017年3月期1,148名、2018年3月期2,020名であった。

2019年〜浸水と感染症の下で伸びた出荷と、指標で縛った配分

浸水した委託先の代わりを立ち上げた

2019年10月、台風19号により外部委託先の施設が浸水し、生産能力の一部に影響が出た。会社は代替生産施設を速やかに立ち上げ、生産への影響を最低限に抑えた受注生産は注文を受けてから組み立てる順序であるから、組み立てる場所が止まれば受注そのものが行き場を失う。台風19号による影響は、2019年10月15日と11月26日の二度にわたって開示された。同じ期の後半には、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達への影響も一部で生じている。この期にはパソコン用CPUの供給に関する懸念も継続していた。パソコンの組み立てを外へ出したことの裏側が、15年を経てここで顕在化した。

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第22期(2020年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [73]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [74]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [75]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [76]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [77]2020年3月期の国内パソコン関連事業では、引き続きパソコン用CPUの供給に関する懸念が継続していた。
台数ではなく利益の取れる区画へ営業を寄せた

2020年1月のWindows 7のサポート終了で市場全体が動き、2020年3月期のパソコン出荷台数は前年同期比28.1%増、出荷金額は同26.9%増となった。この局面で会社が選んだのは、市場の需給を見て台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業であった。第4四半期に入って買い替え需要が一段落し、感染症の拡大が事業環境を悪化させると、今度は法人のリモートワーク需要と個人の巣ごもり消費需要へ対応製品を投入し、広告宣伝を迅速に強めている。市場全体が前年割れで推移するなかでMCJは出荷台数を大きく伸ばし、売上高1,537億3,400万円、営業利益137億600万円で4期連続の過去最高を記録した

  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第22期(2020年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [78]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [79]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [80]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [81]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
五つの指標で投資と還元の枠を決めた

伸びた利益をどう配るかについて、会社は数字で枠を定めていた。2016年5月に公表した2017年度からの中期経営計画では、営業利益率5%程度・ROIC10%以上・ROE10%以上・配当性向20%以上を最重要の経営管理指標に据え、単なる規模追求をせず、利益を伴う成長と本業とのシナジーが見込める分野へM&Aを絞ると定めている。2020年3月期にはDOEを加えた五指標へ広げ、目標も営業利益率6〜7%程度、ROICとROEは12%以上、配当性向30%以上へ引き上げられた。同期の実績は営業利益率8.9%、ROIC23.3%、ROE18.4%、配当性向30.6%、DOE5.6%で、すべてが目標を上回った。自己資本比率は56.1%、借入金は109億2,600万円まで減っている

  • 株式会社MCJ 2017-2019年度 中期経営計画(2016年5月13日)
    • [82]2016年5月13日公表の2017-2019年度中期経営計画において、営業利益率5%程度、ROIC10%以上、ROE10%以上、配当性向20%以上を最重要KPIとして設定した。営業利益率については、本業注力路線を進める方針および事業ドメイン的に利益率・コストの管理が至上命題であるとの認識から、単なる規模追求をせず、利益を伴う成長、本業とのシナジーが見込める分野でのM&Aを実施するとした。前期実績は営業利益率5.0%、ROIC11.6%、ROE13.0%、配当性向20.5%であった。
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第22期(2020年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [83]当社は持続的な企業価値の向上につながる収益性の管理に加え、積極的な事業投資と財務の健全性の両立及び利益成長に応じた株主還元の強化を図るべく、営業利益率・ROIC・ROE・配当性向・DOEの5つを経営上重要視する指標として採用している。2020年3月期の実績は営業利益率8.9%(目標6〜7%程度)、ROIC23.3%(目標12%以上)、ROE18.4%(目標12%以上)、配当性向30.6%(目標30%以上)、DOE5.6%(目標4.5%程度)であった。
    • [84]当社は持続的な企業価値の向上につながる収益性の管理に加え、積極的な事業投資と財務の健全性の両立及び利益成長に応じた株主還元の強化を図るべく、営業利益率・ROIC・ROE・配当性向・DOEの5つを経営上重要視する指標として採用している。2020年3月期の実績は営業利益率8.9%(目標6〜7%程度)、ROIC23.3%(目標12%以上)、ROE18.4%(目標12%以上)、配当性向30.6%(目標30%以上)、DOE5.6%(目標4.5%程度)であった。
    • [85]2020年3月期末の自己資本比率は56.1%、借入金は10,926百万円(前連結会計年度末14,776百万円)であった。
参考文献[73]-[85]
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第22期(2020年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [73]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [74]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [75]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [76]2019年10月15日付および2019年11月26日付の「台風19号による影響に関するお知らせ」のとおり、外部委託先の施設浸水の影響により生産能力の一部に影響が出たほか、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う調達等への影響が一部で発生したが、代替生産施設の迅速な立ち上げ等を通じて影響を最低限に抑えるべく全社を挙げて対応した。
    • [77]2020年3月期の国内パソコン関連事業では、引き続きパソコン用CPUの供給に関する懸念が継続していた。
    • [78]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [79]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [80]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [81]2020年3月期のパソコン市場は前年同期比で出荷台数28.1%増、出荷金額26.9%増となった。第3四半期までは「Windows 7」のサポート終了に伴う買い替え需要等で市場全体が好調に推移し、当社グループは市場における需給を鑑みて台数ではなく利益の取れるセグメントに注力する営業を行った。第4四半期は法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要を開拓するべく対応製品の投入と広告宣伝の強化を迅速に実施し、パソコン市場全体が対前年比マイナスで推移する中で大きく出荷台数を伸ばした。連結売上高は153,734百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は13,706百万円(同41.5%増)となり、4期連続で過去最高を更新した。
    • [83]当社は持続的な企業価値の向上につながる収益性の管理に加え、積極的な事業投資と財務の健全性の両立及び利益成長に応じた株主還元の強化を図るべく、営業利益率・ROIC・ROE・配当性向・DOEの5つを経営上重要視する指標として採用している。2020年3月期の実績は営業利益率8.9%(目標6〜7%程度)、ROIC23.3%(目標12%以上)、ROE18.4%(目標12%以上)、配当性向30.6%(目標30%以上)、DOE5.6%(目標4.5%程度)であった。
    • [84]当社は持続的な企業価値の向上につながる収益性の管理に加え、積極的な事業投資と財務の健全性の両立及び利益成長に応じた株主還元の強化を図るべく、営業利益率・ROIC・ROE・配当性向・DOEの5つを経営上重要視する指標として採用している。2020年3月期の実績は営業利益率8.9%(目標6〜7%程度)、ROIC23.3%(目標12%以上)、ROE18.4%(目標12%以上)、配当性向30.6%(目標30%以上)、DOE5.6%(目標4.5%程度)であった。
    • [85]2020年3月期末の自己資本比率は56.1%、借入金は10,926百万円(前連結会計年度末14,776百万円)であった。
  • 株式会社MCJ 2017-2019年度 中期経営計画(2016年5月13日)
    • [82]2016年5月13日公表の2017-2019年度中期経営計画において、営業利益率5%程度、ROIC10%以上、ROE10%以上、配当性向20%以上を最重要KPIとして設定した。営業利益率については、本業注力路線を進める方針および事業ドメイン的に利益率・コストの管理が至上命題であるとの認識から、単なる規模追求をせず、利益を伴う成長、本業とのシナジーが見込める分野でのM&Aを実施するとした。前期実績は営業利益率5.0%、ROIC11.6%、ROE13.0%、配当性向20.5%であった。

第3章 2021-2026 (気が向いたら執筆します!) Bain Capital MBOによる東証スタンダード市場からの撤退

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歴史年表 1998〜2026年

MCJの沿革1998〜2026年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1998〜2012年買収による垂直統合エムシージェイを設立★★
エムシージェイに組織変更
マウスコンピュータージャパンと1:1で合併★★
MCJに商号変更
東京証券取引所マザーズ上場
シネックスの株式取得
ウェルコムとイーヤマ販売の株式取得★★
iiyama Benelux B.V.の株式取得
浅貝武司会社分割による純粋持株会社へ移行★★
浅貝武司アロシステムの株式取得
髙島勇二マウスコンピューターがiiyamaと合併
髙島勇二ユニットコムがグッドウィルの株式を取得
2013〜2020年ゲーミング・クリエイターPC事業の拡張とコロナ禍の需要急増髙島勇二エムヴィケーとユニティが合併しアユートに商号変更
髙島勇二アイエスコーポレーションの株式取得
髙島勇二ユニットコムがコムコーポレーションの株式を取得
髙島勇二東京証券取引所市場第二部に指定替え
髙島勇二秀和システムの株式売却
安井元康R-Logic International Pte Ltdの株式取得
安井元康MIDを設立
安井元康ユニットコムがアークの株式を取得
安井元康コムコーポレーションの株式売却
2021〜2026年Bain Capital MBOによる東証スタンダード市場からの撤退安井元康スタンダード市場へ移行
安井元康創業会長が主導した非公開化と、上場企業としての立場の返上

2026年2月、パソコンの"マウスコンピューター"などを擁するMCJが、創業会長で筆頭株主の髙島勇二氏と米ベインキャピタルが組むMBOによって株式を非公開化すると発表した経営判断。1株2,200円のTOBは応募が買付予定数の下限を上回って成立し、株式併合を経て、MCJは2026年6月16日に東証スタンダード市場を上場廃止した。

詳細を読む
★★★
出典・参考 19件
出典・参考
  • 株式会社MCJ 2004年9月中間期 決算説明会資料(2004年11月15日)
  • 株式会社MCJ 2005年度上期 決算説明会資料(2005年11月21日)
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第8期(2006年3月期)【事業の内容】
  • 株式会社MCJ 2006年度 決算説明会資料
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第10期(2008年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第11期(2009年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 2009年3月期 通期 連結決算説明資料(2009年5月20日)
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第13期(2011年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第14期(2012年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第15期(2013年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第16期(2014年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【事業の内容】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第19期(2017年3月期)【業績等の概要】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第20期(2018年3月期)【従業員の状況】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第22期(2020年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【沿革】
  • 株式会社MCJ 有価証券報告書 第23期(2021年3月期)【事業の内容】
  • 株式会社MCJ 2017-2019年度 中期経営計画(2016年5月13日)

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