ルネサスエレクトロニクス の歴史

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沿革 2002〜2026年

2002年〜分社から三社統合、そして3400億円赤字への道

  1. NECエレクトロニクスを設立
  2. 東京証券取引所一部に上場
  3. 山形日本電気の高畠工場後工程を台湾ASEに売却
  4. 試作部門を分社化しNECファブサーブを設立
  5. 山形日本電気で300mmウェハ製造ライン量産稼働
  6. NECセミコンダクターズ・アイルランド社の後工程ライン閉鎖
  7. NECファブサーブのフォトマスク事業を大日本印刷へ譲渡
  8. 九州・関西・山形の製造子会社を再編
  9. 重要ルネサステクノロジと合併しルネサスエレクトロニクスが発足
  10. ノキアのワイヤレスモデム事業を譲受
  11. 営業黒字転落・純損失1,150億円
  12. 重要産業革新機構と顧客8社を割当先とする1500億円の第三者割当増資を決定
  13. KKRの買収案を拒否
  14. 純損失1,676億円

2014年〜黒字転換と米Intersil・IDTの買収、柴田英利社長の就任

  1. 営業利益676億円で黒字転換
  2. Intersilを子会社化
  3. 重要IDTを子会社化
  4. 社長交代(呉文精氏→柴田英利氏)

2021年〜Dialog・Altiumの買収による売上1.5兆円とSiC事業の中断、事業の売却

  1. 重要Dialog Semiconductorを子会社化
  2. 営業利益4,242億円・売上1.5兆円
  3. 重要Altium Limitedを子会社化
  4. Altium LLCの吸収合併を決定
  5. RF事業売却・Renesas 365ローンチ
  6. Wolfspeedと再建支援契約を締結
  7. SiC事業を中断
  8. ソフトウェア事業の持株会社設立を決定
  9. 通期売上1.32兆円・営業利益3,869億円
  10. タイミング事業を米SiTimeに譲渡発表
NECエレから合併と買収へ
2002年 2010年 2017年2019年 2021年2024年 2026年 NECエレクトロニクス 2002年設立 ルネサステクノロジ 2010年合併 Intersil 2017年子会社化 IDT 2019年子会社化 Dialog 2021年子会社化 Altium 2024年子会社化
創業 2002年
母体 NEC
創業地 神奈川県川崎市
創業 2002年11月、日本電気が汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割し、川崎市にN
2002年11月、日本電気が汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割し、川崎市にNECエレクトロニクスを100%子会社として設立した。翌2003年7月には東証一部へ上場し、資本の独立と親会社の持分低下を同時に進めている。ただし出発点から高い固定費と分散した国内拠点を引き継いでおり、FY05に981億円、FY06に415億円、FY07に159億円と、上場後は毎期のように純損失を重ねた。2010年4月、日立製作所と三菱電機の半導体部門を源流とするルネサステクノロジと合併してルネサスエレクトロニクスが発足し、車載マイコンの世界首位と、国内20超の製造子会社を同時に抱えることとなる。
決断 自力で育てる道を捨て、事業を買収で揃える会社に変わった。統合後3期連続の赤字で累
自力で育てる道を捨て、事業を買収で揃える会社に変わった。統合後3期連続の赤字で累計純損失が3,400億円を超え、2012年から2013年にかけて産業革新機構と顧客連合から1,500億円の出資を受け入れた。KKRによる買収案を退け、トヨタ自動車・日産自動車・デンソーら顧客が相乗りする形で経営権を国内に残す構図だった。再建は後工程3工場の譲渡と製造子会社の集約で進み、FY13に営業利益676億円を計上し、統合後初めて本格的に黒字化する。2017年のIntersil、2018年のIDT、そして2019年就任の柴田英利CEOのもとでの2021年の英Dialog Semiconductor買収と、買収は連続した。救済に応じた自動車各社が求めたのが短期の利益改善ではなく供給の安定だったことが、拠点を絞る再建を許した。
現況 買収で増やした産業向けが、車載を上回る規模になっている。2025年12月期の売上
買収で増やした産業向けが、車載を上回る規模になっている。2025年12月期の売上高1兆3,212億円は産業・インフラ・IoTが6,718億円、自動車が6,397億円で、セグメント利益も1,694億円と1,966億円で拮抗する。地域別では中国4,095億円・アジア3,019億円に対し日本は2,691億円と、2割にとどまる。2024年に米Altiumを約8,879億円で買収し、半導体と設計環境を組み合わせて売り切りから継続課金へ収益構造を書き換える作業が続く。一方、外部調達へ切り替えたSiCでは契約先の米Wolfspeedが2025年に連邦破産法第11章を申請し、評価損と減損2,376億円を計上し、Non-GAAPで過去最高水準の営業利益3,869億円を出しながら、会計上は518億円の純損失となった。
競合 競争の焦点は半導体単体の性能から、設計環境ごと囲い込めるかへ移った。車載マイコン
競争の焦点は半導体単体の性能から、設計環境ごと囲い込めるかへ移った。車載マイコンでは世界首位を保つ一方、ADAS向けSoCではNVIDIAとモービルアイに劣位へ置かれ、アナログでもAnalog DevicesやSTマイクロエレクトロニクスが先に始めたソリューション販売へ数年遅れで追随した。2018年にIDTでデータセンター向けアナログを取り込んだのは、単品では取れない顧客の設計現場を押さえるためである。同じ電機大手の半導体部門を出自としながら、東芝がメモリ事業を売却して半導体から退いたのに対し、ルネサスは3社統合で集めた車載顧客を保持したまま領域を広げた。国が資本を入れて残した車載の供給網が、その後の巨額買収を市場に納得させた。
長期業績の推移 2003〜2025年
ルネサスエレクトロニクス:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
2006年3月期〜2025年12月期

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出典・参考

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