FPG の歴史

創業

2001年

創業者

谷村尚永

創業地

東京都世田谷区

直近売上高(2025/9)

1,298億円

長期業績と転換点(2001/9〜2025/9)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ2001年に、谷村尚永はリース匿名組合の節税スキーム専業という狭い土俵で創業したのか
A 大手金融機関や証券会社がひしめく分野で正面から競っても勝ち目は薄く、誰も占めていない隙間を選ぶほうが少人数のベンチャーには分があった。谷村尚永氏は「競争の激しいところにいくのではなく、人と違うことをやりたい」と語っている。2001年11月、ITバブル崩壊後の停滞期に東京都世田谷区で有限会社ファイナンシャル・プロダクト・グループを設立し、海上コンテナや航空機のオペレーティングリースを匿名組合で組成して、減価償却の前倒しで法人税を繰り延べる商品を中堅企業・富裕層に提供する一点に絞った
Q なぜ2008年以降、FPGは金融業の免許を次々に取得して総合金融グループへ広げたのか
A 節税商品が一つだけでは、税制改正で前提が崩れたとき事業が止まる。扱える商品を増やして収益源を分散させる必要があり、免許を一つ重ねるごとに設計・販売・運用・仲介と自社で完結する工程が増え、同じ顧客に売れる商品の幅も広がった。2008年の第二種金融商品取引業の登録を皮切りに、2013年のFPG証券子会社化による第一種金商業、2014年の信託、宅地建物取引業、貸金業、金融商品仲介業と免許を積み増し、リース対象だった航空機の運航事業そのものにも進出して、一品売りのベンチャーから総合金融グループへ事業構造を組み替えた
Q なぜ2025年に、富裕層・中堅企業に絞ってきた節税商品を個人投資家へ開いたのか
A 主力の節税商品は税制改正に前提を握られており、2026年度税制改正大綱が不動産小口化商品の相続税評価を実勢価格ベースへ見直す方針を示したことで、節税効果が薄れる懸念が強まった。法人向けの一品依存から抜けるには、税制変更の影響を受けにくい新たな客層が要る。2025年5月、FPGはFPG証券で受益証券発行信託を用いた小口化商品「F.bit」を出し、最低投資額が1,000万円規模だった商品を1口100万円に下げて個人投資家へ広げた谷村尚永氏は航空機投資について「個人向け市場を育成する」と述べ、中小企業オーナーを中心に想定を上回る申し込みを集めた

API for AI Agents — 認証不要、URLをGETするだけで機械可読なJSONをトークン消費を抑えつつ取得できます。

2001年〜 オペレーティングリース匿名組合のアドバイザリーから上場金融ベンチャーへ

FPGの業績推移

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2001年 ファイナンシャル・プロダクト・グループとして設立
  2. 2002年 エフ・ピー・ジーに商号変更し千代田区平河町に本社移転
  3. 2004年 リース事業の匿名組合出資持分の販売を開始
  4. 2009年 船舶を対象としたオペレーティング・リース事業の取扱開始
  5. 2011年 航空機を対象としたオペレーティング・リース事業の取扱開始
  6. 2013年 FPG証券を子会社化し第一種金融商品取引業に参入
  7. 2014年 ベルニナ信託を子会社化し信託事業に参入

谷村尚永による創業とリース匿名組合事業の確立

2001年11月、谷村尚永は東京都世田谷区で有限会社ファイナンシャル・プロダクト・グループを設立した。リース匿名組合契約のアドバイザリーサービスを主たる業務とする、節税スキーム設計の専業ベンチャーである。当時の日本では、海上輸送用コンテナや航空機・船舶を対象とするオペレーティングリースを匿名組合形式で組成し、減価償却の前倒し計上による法人税の繰延べを提供する商品が一部の専門業者で扱われていた。ITバブル崩壊後の日本経済の停滞期に、中堅・大企業の節税ニーズと、海外リース市場の供給力(船舶・航空機・コンテナの実物資産)を組み合わせる金融商品ビジネスを、設立来単独の代表取締役を務める谷村のもとで立ち上げた。2002年10月にエフ・ピー・ジー、同年11月にFPGへ商号変更、2004年2月に株式会社化して株式会社FPGとして法人形態を整えた。 [1][2][3][4][5]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [1]2001年11月 東京都世田谷区で有限会社ファイナンシャル・プロダクト・グループを設立
    • [3]リース匿名組合契約のアドバイザリーサービスを主たる業務とする
    • [4]2002年10月 有限会社エフ・ピー・ジーに、2002年11月 有限会社FPGに商号変更
    • [5]2004年2月 株式会社FPGに組織変更及び商号変更(株式会社化)
  • FPG 有価証券報告書【役員の状況】
    • [2]創業者・設立来単独の代表取締役は谷村尚永(FY10〜FY25 一貫して代表取締役社長)

2004年8月、海上輸送用コンテナのオペレーティングリースを対象とする匿名組合出資持分の販売を開始した。これがFPGの主力事業の起点であり、以後20年以上にわたり同社の連結売上の中核を担う商品ラインの始まりとなった。2005年1月には本社を東京都千代田区丸の内に移転し、2008年5月に第二種金融商品取引業者の登録を完了(登録番号関東財務局長(金商)第1832号)して、金融商品取引業として正式に営業基盤を整えた。2008年7月の大阪営業部、2009年6月の福岡営業所、2009年10月の名古屋支店と、富裕層・中堅企業の節税ニーズに対応する地方拠点の展開を開始した。 [6][7][8][9]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [6]2004年8月 海上輸送用コンテナのオペリース匿名組合出資持分の販売開始(主力事業の起点)
    • [7]2005年1月 本社を東京都千代田区丸の内に移転
    • [8]2008年5月 第二種金融商品取引業者の登録完了(登録番号関東財務局長(金商)第1832号)
    • [9]2008年7月 大阪営業部、2009年6月 福岡営業所、2009年10月 名古屋支店を開設
  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [1]2001年11月 東京都世田谷区で有限会社ファイナンシャル・プロダクト・グループを設立
    • [3]リース匿名組合契約のアドバイザリーサービスを主たる業務とする
    • [4]2002年10月 有限会社エフ・ピー・ジーに、2002年11月 有限会社FPGに商号変更
    • [5]2004年2月 株式会社FPGに組織変更及び商号変更(株式会社化)
    • [6]2004年8月 海上輸送用コンテナのオペリース匿名組合出資持分の販売開始(主力事業の起点)
    • [7]2005年1月 本社を東京都千代田区丸の内に移転
    • [8]2008年5月 第二種金融商品取引業者の登録完了(登録番号関東財務局長(金商)第1832号)
    • [9]2008年7月 大阪営業部、2009年6月 福岡営業所、2009年10月 名古屋支店を開設
  • FPG 有価証券報告書【役員の状況】
    • [2]創業者・設立来単独の代表取締役は谷村尚永(FY10〜FY25 一貫して代表取締役社長)

JASDAQ上場・東証一部昇格と事業領域の段階的拡張

2009年7月、船舶を対象とするオペレーティングリース事業の取扱いを開始し、リース対象を海上コンテナから船舶へ拡張した。2010年9月には大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場(2012年1月に上場廃止)、創業から9年で初の株式公開を果たした。2010年10月にM&Aアドバイザリー業を開始(現M&A事業)、2011年4月には航空機を対象とするオペレーティングリース事業の取扱いを開始し、コンテナ・船舶・航空機の三領域でのリース匿名組合商品を揃えた。2011年10月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場、2012年10月には東京証券取引所市場第一部への昇格を完了した。創業から11年で、東証一部上場の中堅金融ベンチャーへ駆け上がった。 [10][11][12][13][14][15]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [10]2009年7月 船舶を対象とするオペレーティングリース事業の取扱開始(リース対象の拡張)
    • [11]2010年9月 大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場(2012年1月上場廃止)
    • [12]2010年10月 M&Aアドバイザリー業の業務開始(現M&A事業)
    • [13]2011年4月 航空機を対象とするオペレーティングリース事業の取扱開始
    • [14]2011年10月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
    • [15]2012年10月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場(東証一部昇格)

事業拡張は2012年以降も継続した。オランダにFPG Asset & Investment Management B.V.を設けて欧州拠点を確保し、2012年11月にはシンガポールにFPG Asset & Investment Management Asia Pte.Ltd.を設立してアジア拠点を整備した。2013年3月にFPG証券を子会社化して第一種金融商品取引業に参入、2013年4月に宅地建物取引業者免許を取得、同年6月にFPGリアルエステートを設立して不動産特定共同事業法に基づく許可を取得し、不動産関連事業へ参入する基盤を整えた。2013年11月にはアイルランドのAMENTUM CAPITAL LIMITEDを関連会社化し、航空機リース管理基盤を整えた。2014年10月にはベルニナ信託(現FPG信託)を子会社化して信託事業を開始し、信託機能を活用した不動産小口化商品の提供(2016年4月)への布石を打った。 [16][17][18][19][20][21][22]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [16]2012年 オランダにFPG Asset & Investment Management B.V.を設立(欧州拠点)
    • [17]2012年11月 シンガポールにFPG Asset & Investment Management Asia Pte.Ltd.を設立(アジア拠点)
    • [18]2013年3月 FPG証券を子会社化し第一種金融商品取引業に参入
    • [19]2013年4月 宅地建物取引業者免許取得
    • [20]2013年6月 FPGリアルエステート設立・不動産特定共同事業法に基づく許可取得
    • [21]2013年11月 アイルランドのAMENTUM CAPITAL LIMITEDを関連会社化(航空機リース管理基盤)
    • [22]2014年10月 ベルニナ信託(現FPG信託)を子会社化し信託事業を開始
  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [10]2009年7月 船舶を対象とするオペレーティングリース事業の取扱開始(リース対象の拡張)
    • [11]2010年9月 大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場(2012年1月上場廃止)
    • [12]2010年10月 M&Aアドバイザリー業の業務開始(現M&A事業)
    • [13]2011年4月 航空機を対象とするオペレーティングリース事業の取扱開始
    • [14]2011年10月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
    • [15]2012年10月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場(東証一部昇格)
    • [16]2012年 オランダにFPG Asset & Investment Management B.V.を設立(欧州拠点)
    • [17]2012年11月 シンガポールにFPG Asset & Investment Management Asia Pte.Ltd.を設立(アジア拠点)
    • [18]2013年3月 FPG証券を子会社化し第一種金融商品取引業に参入
    • [19]2013年4月 宅地建物取引業者免許取得
    • [20]2013年6月 FPGリアルエステート設立・不動産特定共同事業法に基づく許可取得
    • [21]2013年11月 アイルランドのAMENTUM CAPITAL LIMITEDを関連会社化(航空機リース管理基盤)
    • [22]2014年10月 ベルニナ信託(現FPG信託)を子会社化し信託事業を開始

2015年〜 信託・PE・不動産・航空への事業領域拡張と業績変動

信託機能を核とする金融商品の多角化

2015年4月、仙台支店・広島支店・高松支店を開設して国内営業網をさらに拡張した。同年5月にはAMENTUM CAPITAL(アイルランド)を子会社化(FPG Amentum Limitedに改称)し、航空機投資管理サービス事業(リースファンド事業)を開始した。2015年6月に信託契約代理店登録を完了、同年12月に信託契約代理業の業務を開始(2025年9月廃業)した。2016年4月、FPG信託の信託機能を活用した不動産小口化商品の提供を開始、同年6月に札幌支店・金沢支店、同年8月に岡山支店を開設して全国主要都市への展開を概ね完了させた。2016年12月にはFPG信託で航空機リース事業案件の提供を開始し、信託機能を航空機リース領域でも活用する商品設計を行った。 [23][24][25][26][27][28]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [23]2015年4月 仙台支店・広島支店・高松支店を開設
    • [24]2015年5月 AMENTUM CAPITAL(アイルランド)を子会社化(FPG Amentum Limitedに改称)し航空機投資管理サービス事業(リースファンド事業)開始
    • [25]2015年6月 信託契約代理店の登録完了、2015年12月 信託契約代理業の業務開始(2025年9月廃業)
    • [26]2016年4月 FPG信託の信託機能を活用した不動産小口化商品の提供開始
    • [27]2016年6月 札幌支店・金沢支店、2016年8月 岡山支店を開設
    • [28]2016年12月 FPG信託で航空機リース事業案件の提供開始

2019年6月、FPG証券で投資運用業の登録を完了、同年10月にプライベートエクイティ事業を開始し、PE事業に参入した。2019年11月には北日本航空(現オンリーユーエア)を子会社化して航空事業を開始、リース対象だった航空機の運航事業そのものへ事業領域を広げた。2020年4月にFPG AIM Americas Inc.を設立して米州拠点を整備、2021年1月に貸金業の登録を完了し、リース・信託・証券・PE・航空・不動産・貸金の7領域を抱える総合金融グループの形態へ移行した。連結売上はFY15(2015年9月期)153億円からFY19(2019年9月期)266億円へ5年で1.7倍に拡大、連結営業利益はFY15 101億円・2017年9月期134億円・2019年9月期144億円と高水準を維持した。 [29][30][31][32][33]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [29]2019年6月 FPG証券で投資運用業の登録完了
    • [30]2019年10月 プライベートエクイティ事業を開始(PE事業参入)
    • [31]2019年11月 北日本航空(現オンリーユーエア)を子会社化し航空事業を開始
    • [32]2020年4月 FPG AIM Americas Inc.を設立(米州拠点)
    • [33]2021年1月 貸金業の登録完了(登録番号東京都知事(1)第31841号)
  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [23]2015年4月 仙台支店・広島支店・高松支店を開設
    • [24]2015年5月 AMENTUM CAPITAL(アイルランド)を子会社化(FPG Amentum Limitedに改称)し航空機投資管理サービス事業(リースファンド事業)開始
    • [25]2015年6月 信託契約代理店の登録完了、2015年12月 信託契約代理業の業務開始(2025年9月廃業)
    • [26]2016年4月 FPG信託の信託機能を活用した不動産小口化商品の提供開始
    • [27]2016年6月 札幌支店・金沢支店、2016年8月 岡山支店を開設
    • [28]2016年12月 FPG信託で航空機リース事業案件の提供開始
    • [29]2019年6月 FPG証券で投資運用業の登録完了
    • [30]2019年10月 プライベートエクイティ事業を開始(PE事業参入)
    • [31]2019年11月 北日本航空(現オンリーユーエア)を子会社化し航空事業を開始
    • [32]2020年4月 FPG AIM Americas Inc.を設立(米州拠点)
    • [33]2021年1月 貸金業の登録完了(登録番号東京都知事(1)第31841号)

コロナ禍による航空機リース市場の混乱と業績の急落

2020年(FY20)、新型コロナウイルス感染症拡大による世界航空需要の急減で、航空機リース市場が停止した。航空機の貸付先である航空会社(JAL・ANA系列・東南アジア・欧州キャリア)の運航停止に伴い、リース料の延滞・再交渉・契約見直しが世界規模で発生した。FPGの連結売上はFY19の266億円からFY20(2020年9月期)127億円へ52%減少、連結営業利益は144億円から19億円へ87%減少、親会社株主帰属純利益は100億円から11億円へ89%減少した。創業以来最大の業績悪化で、信託・不動産・コンテナ・船舶領域の収益が航空機リース事業の収益急減を一部補ったものの、本体の連結利益は創業以来最低水準まで落ちた。

FY21(2021年9月期)は連結売上149億円・営業利益52億円・純利益29億円と部分的に回復したものの、航空機リース市場の正常化には時間を要し、コロナ禍以前のFY19水準には届かなかった。一方、コロナ禍を経て富裕層・中堅企業の節税ニーズは継続的に存在し、コンテナ・船舶領域の匿名組合商品は安定的に組成・販売された。2022年4月の東京証券取引所プライム市場への移行、同年6月の海外不動産投資商品の提供開始、同年12月の英文社名変更(Financial Products Group → Financial Partners Group)と、リース商品の節税専業から事業領域を広げる動きが、FY22に向けて続いた。 [34][35][36]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [34]2022年4月 東京証券取引所プライム市場への移行
    • [35]2022年6月 海外不動産投資商品の提供開始
    • [36]2022年12月 英文社名変更(Financial Products Group → Financial Partners Group)
  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [34]2022年4月 東京証券取引所プライム市場への移行
    • [35]2022年6月 海外不動産投資商品の提供開始
    • [36]2022年12月 英文社名変更(Financial Products Group → Financial Partners Group)

2022年〜 プライム市場移行後の業績急回復と事業領域拡張

FPGの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2022年 海外不動産投資商品の提供開始
  2. 2022年 英文社名をFinancial Partners Groupに変更
  3. 2023年 AND ARTを子会社化し共同保有プラットフォーム事業に参入
  4. 2024年 オンリーユーエアでプライベートジェット事業に参入
  5. 2025年 FPG証券で受益証券発行信託による小口化商品「F.bit」の取扱開始
  6. 2025年 令和8年度税制改正大綱を受けた不動産小口化商品の新規販売停止と特別解約措置 制度が確定するまで売り続けるか、稼ぎ頭を自ら止めるか——節税を旗印にした金融商品会社が前提を失ったときの選択
  7. 2025年 申込済み投資家に特別解約措置を実施

コロナ禍後の航空機リース正常化とFY24過去最高益

2022年4月、東京証券取引所プライム市場への移行を実施した。2010年JASDAQ上場・2011年東証二部・2012年東証一部・2022年プライムと、創業以来4回目の市場区分移行で、流通株式比率・時価総額・収益基準の充足を維持してプライム市場の上場を継続した。同年6月、海外不動産投資商品の提供を開始し、節税スキームの対象を国内不動産・海上コンテナ・航空機・船舶から海外不動産へ拡張した。同年12月、英文社名をFinancial Products Group Co., Ltd.からFinancial Partners Group Co., Ltd.へ変更した。設立来の和名「ファイナンシャル・プロダクト・グループ」を起点とする英文名のうち「Products」を「Partners」へ改めた変更で、商品を売る事業者から顧客に伴走する立場へという含意を読み取ることもできるが、会社による意味づけの公式説明は確認できない。 [37][38][39][40]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [37]2022年4月 東京証券取引所プライム市場への移行
    • [38]市場区分移行の系譜=2010年JASDAQ・2011年東証二部・2012年東証一部・2022年プライム(創業以来4回目)
    • [39]2022年6月 海外不動産投資商品の提供開始
    • [40]2022年12月 英文社名をFinancial Products Group Co., Ltd.からFinancial Partners Group Co., Ltd.へ変更

FY22(2022年9月期)以降の連結業績は急回復した。連結売上はFY21の149億円からFY22の592億円、FY23の711億円、FY24の1,078億円、FY25(2025年9月期)の1,298億円へ4年で約8.7倍に拡大した。連結営業利益は2022年9月期117億円・2023年9月期183億円・2024年9月期286億円・FY25 254億円、親会社株主帰属純利益は2022年9月期85億円・2023年9月期125億円・2024年9月期205億円・FY25 182億円と、創業以来最高水準の収益を更新した。コロナ禍後の航空機リース市場の正常化と、信託・不動産・PE・コンテナ・船舶領域の商品ラインの拡充が同時に効いた結果で、複数事業領域からの収益貢献が連結業績の安定性を高めた。

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [37]2022年4月 東京証券取引所プライム市場への移行
    • [38]市場区分移行の系譜=2010年JASDAQ・2011年東証二部・2012年東証一部・2022年プライム(創業以来4回目)
    • [39]2022年6月 海外不動産投資商品の提供開始
    • [40]2022年12月 英文社名をFinancial Products Group Co., Ltd.からFinancial Partners Group Co., Ltd.へ変更

共同保有プラットフォーム・小口化商品の追加と総合金融グループ化

2023年11月、AND ART(現AND OWNERS)を子会社化し、共同保有プラットフォーム事業を開始した。アート・実物資産の共同保有を匿名組合・信託機能で実現する商品で、富裕層向けに加えて個人投資家層にも広げる事業領域である。2023年12月に金融商品仲介業の登録を完了(登録番号関東財務局長(金仲)第1022号)し、自社で扱わない金融商品の仲介ビジネスに参入した。2024年4月にはオンリーユーエアでプライベートジェット事業を開始、航空事業の高付加価値領域へ進出した。2024年10月の今治営業所、2025年4月の盛岡営業所、2025年7月の水戸営業所・京都営業所と、地方都市への営業拠点の追加開設が続いた。 [41][42][43][44]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [41]2023年11月 AND ART(現AND OWNERS)を子会社化し共同保有プラットフォーム事業を開始
    • [42]2023年12月 金融商品仲介業の登録完了(登録番号関東財務局長(金仲)第1022号)
    • [43]2024年4月 オンリーユーエアでプライベートジェット事業を開始
    • [44]2024年10月 今治営業所、2025年4月 盛岡営業所、2025年7月 水戸営業所・京都営業所を開設

2025年5月、FPG証券で受益証券発行信託による小口化商品「F.bit」の取扱いを開始した。従来の節税商品は最低投資額が1,000万円から数千万円規模で、対象は富裕層・中堅企業の経営者層に限定されていたが、「F.bit」は個人投資家層への拡張を狙う商品設計である。創業から24年で、FPGは富裕層・中堅企業向けの節税スキーム専業から、信託・PE・不動産・航空・共同保有・個人向け小口化商品を抱える総合金融グループへと事業構造を組み替えた。一方、本業の収益貢献は依然として航空機・船舶・コンテナのオペリース匿名組合商品が中心で、これらは税制改正・国際金利動向・実物資産市況に強く規定される性質を持つ。創業社長・谷村尚永の24年継続経営が、税制環境の変化に対する商品設計の柔軟性と、事業領域拡張の継続性を支えてきた構造は、次代の経営者への継承を視野に入れる局面に近づいている。 [45][46]

  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [45]2025年5月 FPG証券で受益証券発行信託による小口化商品「F.bit」の取扱開始
  • FPG 有価証券報告書【役員の状況】
    • [46]創業社長・谷村尚永の24年継続経営(設立2001年〜現在も代表取締役社長)
  • FPG 有価証券報告書【沿革】
    • [41]2023年11月 AND ART(現AND OWNERS)を子会社化し共同保有プラットフォーム事業を開始
    • [42]2023年12月 金融商品仲介業の登録完了(登録番号関東財務局長(金仲)第1022号)
    • [43]2024年4月 オンリーユーエアでプライベートジェット事業を開始
    • [44]2024年10月 今治営業所、2025年4月 盛岡営業所、2025年7月 水戸営業所・京都営業所を開設
    • [45]2025年5月 FPG証券で受益証券発行信託による小口化商品「F.bit」の取扱開始
  • FPG 有価証券報告書【役員の状況】
    • [46]創業社長・谷村尚永の24年継続経営(設立2001年〜現在も代表取締役社長)

FPGの沿革2001〜2025年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
ファイナンシャル・プロダクト・グループとして設立
エフ・ピー・ジーに商号変更し千代田区平河町に本社移転
FPGに商号変更
FPGに組織変更・商号変更
リース事業の匿名組合出資持分の販売を開始★★
第二種金融商品取引業者の登録完了
福岡営業所を開設
船舶を対象としたオペレーティング・リース事業の取扱開始★★
名古屋支店を開設
谷村尚永大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場
谷村尚永M&Aアドバイザリー業の業務開始
谷村尚永航空機を対象としたオペレーティング・リース事業の取扱開始★★
谷村尚永FPG証券を子会社化し第一種金融商品取引業に参入★★
谷村尚永不動産関連事業に参入
谷村尚永ベルニナ信託を子会社化し信託事業に参入★★
谷村尚永アイルランドAMENTUM CAPITALへの25%出資と子会社化、航空機投資管理サービス事業への進出組成を委ねるか、管理する側を買うか——販売会社が航空機リースの上流に手を伸ばした2年半 詳細を読む★★★
谷村尚永信託機能を用いた不動産小口化商品の提供開始と、国内不動産ファンド事業の主力化法人の節税か、個人の相続か——単一商品で伸びてきた会社が、顧客の課題そのものを載せ替えた10年 詳細を読む★★★
谷村尚永プライベートエクイティ事業に参入
谷村尚永北日本航空を子会社化し航空事業に参入
谷村尚永海外不動産投資商品の提供開始
谷村尚永英文社名をFinancial Partners Groupに変更
谷村尚永AND ARTを子会社化し共同保有プラットフォーム事業に参入
谷村尚永オンリーユーエアでプライベートジェット事業に参入
谷村尚永FPG証券で受益証券発行信託による小口化商品「F.bit」の取扱開始
谷村尚永令和8年度税制改正大綱を受けた不動産小口化商品の新規販売停止と特別解約措置制度が確定するまで売り続けるか、稼ぎ頭を自ら止めるか——節税を旗印にした金融商品会社が前提を失ったときの選択 詳細を読む★★★
谷村尚永申込済み投資家に特別解約措置を実施★★
出典・参考
  • FPG 有価証券報告書【沿革】
  • FPG 有価証券報告書【役員の状況】

免責事項およびポリシー