長谷工コーポレーション の歴史

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創業 1937年
創業者 長谷川武彦
創業地 兵庫県尼崎市
創業 1937年2月、長谷川武彦氏が兵庫県尼崎市で個人企業の長谷川工務店を興した。木造
1937年2月、長谷川武彦氏が兵庫県尼崎市で個人企業の長谷川工務店を興した。木造建築の請負から出発した事業は、1946年8月に資本金19万5,000円の株式会社へ改組され、本店は姫路市に置かれた。同年9月に大阪出張所、1951年2月に東京出張所を開設し、1953年8月には本店を大阪へ移して資本金を1,000万円へ引き上げている。事業の性格を変えたのは1950年に伊藤忠商事から受注した芦屋打出荘アパートで、鉄筋コンクリート造のこの案件を機に耐火構造建築の設備機械を整えた。1957年8月には大阪本店第一ビルを竣工させて貸ビル業を始め、1962年3月に東京証券取引所市場第二部、1965年4月に第一部へ移っている。商号を長谷工コーポレーションへ改めたのは1988年10月である。
決断 同じ図面を繰り返し使うことで、請負の採算を作った。1968年4月に自社マンション
同じ図面を繰り返し使うことで、請負の採算を作った。1968年4月に自社マンションの第1号を着工し、翌1969年12月に日商岩井と提携し、商社の用地情報から建設を提案する経路を得た。住宅生産システム"コンバス"に約100種類のパターンを用意して仕様を絞り、共通のサッシとエレベーターを使う。同じ図面で施工する下請業者は数を重ねるほど工期を縮め、部材は市価の4割ほどで取得できた。粗利益率は1977年の12.6%から1980年に19.2%へ上がり、10%強の一般の建設業者と差を広げた。この採算を別の事業へ移した1988年7月のホテル・リゾートへ1,000億円を投じた多角化は、不動産部門の売上構成比を5年で11%から56%へ押し上げ、地価下落で含み損1,600億円を残した。1996年3月期に1,850億円の特別損失を一括計上し、翌期からの黒字化を優先した。
現況 請負が生む利益は、現在は全体の3分の2にとどまる。2026年3月期の連結売上高は
請負が生む利益は、現在は全体の3分の2にとどまる。2026年3月期の連結売上高は1兆2,731億円、営業利益987億円、純利益548億円である。セグメント別では建設関連事業が売上8,201億円に対し利益685億円、不動産関連事業が2,902億円に対し356億円、管理運営事業が1,585億円に対し82億円で、利益率は建設関連の8.4%に対し不動産関連が12.3%と高い。マンションを建てる事業より、開発して売る事業のほうが利益率で厚い。海外事業は2025年3月期に約230億円の特別損失を計上し、2026年3月期も61億円の損失で、収益は国内のマンションに集中している。次期繰越高は2015年3月期の3,396億円から2025年3月期の7,479億円へ2.2倍に膨らんだ。
競合 入札に出ない受注を続けたことが、首都圏で3棟に1棟という施工シェアを生んだ。首都
入札に出ない受注を続けたことが、首都圏で3棟に1棟という施工シェアを生んだ。首都圏の分譲マンション施工シェアは2008年の20.7%から2017年に34.5%へ上がった。1996年3月期の一括処理と1998年の融資残高48%カットの要請で信用を落としながら、マンション専業からは離れなかった。清水建設が非建設の買収へ資本を向け、大林組が海外の建設会社を取得するあいだ、長谷工コーポレーションは設計・施工・販売受託・管理・仲介を一社に並べている。累計施工戸数は2023年に70万戸を超え、この戸数がそのまま管理と改修の母数になった。
長期業績の推移 1959〜2026年
長谷工コーポレーション:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円)純利益率(%)
1997年3月期〜2026年3月期

第1章 1937年〜 木造の請負から鉄筋コンクリートへ ── 貸ビル業を併せ持つ工務店

筆者考察y.sugiura, author

建築の請負は、受注のたびに価格と採算が交渉で決まる商売である。長谷川工務店が1937年から1967年までに作ったのは、その振れ幅をもう一つの収入で抑える収益構造だった。1957年に大阪本店へ長谷川第1ビルを建てて定款に貸室業を加えたとき、会社が見ていたのは家賃そのものより、入室時に受け取る保証金が総建築費の7割以上を先に戻すという資金の順序である。請負は完成まで資金が出ていく一方だが、貸ビルは着工前に元手の大半が入る。同じ建築の技術を使いながら資金の向きが逆の事業を並べ、利益の比で工事部門とビル部門が拮抗する状態を理想に掲げた。木造の工務店が耐火構造へ主力を移した先にあったのは、建てて渡す商売と建てて持つ商売の二本立てである。

この構えが効いたことは、上場前後の数字に表れている。半期売上高は1958年11月期の2.1億円から1965年5月期の39.6億円へ19倍近くに伸びたのに、税引前利益率は1963年5月期の11.1%から1965年11月期の2.8%へ4分の1に低下した。建築請負だけを見れば、規模の拡大と採算の悪化が同時に進んだ時期である。その間に資本金は1953年の1,000万円から1962年の1億4,000万円へ積み上がり、保有ビルの総床面積は1962年の21,726平方メートルから翌1963年の3万8,000平方メートルへ広がった。同業と比べて貸ビルを多く持つ建築業者という自己規定が成り立ったのは、貸室業が会社の副業ではなく、請負の採算を支える収益源だったからだろう。

資本金の推移 1953年〜1962年(万円)

1,000 1953 5,000 1956 5,512.5 1961 14,000 1962
  • 1962年は公募付増資の払込後の資本金。
  • 出所は『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(長谷川工務店、1962年)と証券 1962年14巻4号。

1937年〜伊藤忠商事のアパート受注が呼んだ耐火構造への設備投資

1937年2月、長谷川武彦氏は兵庫県尼崎市で個人企業の長谷川工務店を興した。木造建築の請負から出発した事業は、1946年8月に神戸出張所の開設とあわせて資本金19万5,000円の株式会社へ改組され、本店は姫路市に置かれた。同年9月に大阪出張所を開設し、1949年5月には建設業法の施行にあわせて建設大臣の登録を受けている。1951年2月には東京出張所を開設して関東へ進出している。1953年8月には本店を姫路から大阪出張所跡の所在地へ移すとともに、資本金を1,000万円へ引き上げた。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1937年2月 兵庫県尼崎市で個人創業
    • [4]法人設立時の資本金 19万5,000円・本店は姫路市
    • [5]1946年9月 大阪出張所を開設
    • [7]1951年2月 東京出張所を開設し関東へ進出
  • 企業の歴史 : 明治百年(1968年)「長谷川工務店」
    • [2]創業者は長谷川武彦
    • [3]1946年 神戸出張所の開設とあわせて法人へ改組
    • [8]1953年8月 本店を姫路から大阪へ移転
    • [9]1953年 資本金を1,000万円へ増資
  • 証券 1962年14巻4号
    • [6]1949年5月 建設業法の施行にあわせ建設大臣の登録

事業の性格を変えたのは、1950年に伊藤忠商事から受注した芦屋打出荘アパートである。鉄筋コンクリート造のこの案件を機に、耐火構造建築に要する設備機械の整備充実を図った。資本金は1956年8月に5,000万円へ増資され、1957年8月には大阪本店第一ビルを竣工させて本格的に貸ビル業を始めている。1963年には東京・渋谷区に長谷川スカイラインビルを完成させて東京支店を移し、あわせて不動産部を新設した。1964年に竣工した長谷川第一〇ビルは、世界で最初の全館鋳鋼管構造として注目を集めた。

  • 企業の歴史 : 明治百年(1968年)「長谷川工務店」
    • [10]1950年 伊藤忠商事から芦屋打出荘アパートを受注
    • [12]受注を機に耐火構造建築の設備機械を整備
    • [14]1957年8月 大阪本店第一ビル竣工とともに貸ビル業を開始
    • [15]1963年 長谷川スカイラインビル完成・東京支店移転・不動産部を新設
    • [16]1964年竣工の長谷川第一〇ビルは世界最初の全館鋳鋼管構造
  • 『1995日本会社史総覧』(東洋経済新報社, 1995年)
    • [11]芦屋打出荘アパートは鉄筋コンクリート造
  • 証券 1962年14巻4号
    • [13]1956年8月 資本金を5,000万円へ増資

建設業法の施行にあわせて建設大臣の登録を受けた当時、長谷川工務店は山林経営から各営業所の製材工場・建具工場までを併営する一貫体制を敷いていた。戦前、太陽鉱工の子会社である日輪ゴム工業が福島紡績姫路工場を取得した際の補修拡張工事は、飾磨に本拠を置く長谷川工務店へ回り、戦災の修理と戦後の復旧転換工事へ引き継がれた。この工事は激しいインフレのさなかにあり、契約の価格では履行が難しかったが、長谷川武彦氏は値増しを求めずに完成させたという。1950年に受注した伊藤忠商事の芦屋打出荘でも、鉄筋工事を採算度外視で仕上げている。木材の調達から加工までを自社に抱え、契約価格を動かさずに引き渡す施工が、特命で仕事の回る関係を施主との間に作った。

  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「会社の内容―概説」
    • [17]創業期は山林経営から各営業所の製材工場・建具工場までを併営する一貫体制
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)高畑誠一の寄稿
    • [18]日輪ゴム工業が買い取った福島紡績姫路工場の補修拡張工事を受注
    • [19]同工場の戦災修理と戦後の復旧転換工事も引き続き受注
    • [20]インフレ下でも値増しを求めず契約どおり工事を履行
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「私はこう思う」熊田忠次
    • [21]伊藤忠商事芦屋打出荘の鉄筋工事を採算度外視で完成
参考文献[1]-[21]
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1937年2月 兵庫県尼崎市で個人創業
    • [4]法人設立時の資本金 19万5,000円・本店は姫路市
    • [5]1946年9月 大阪出張所を開設
    • [7]1951年2月 東京出張所を開設し関東へ進出
    • [2]創業者は長谷川武彦
    • [3]1946年 神戸出張所の開設とあわせて法人へ改組
    • [8]1953年8月 本店を姫路から大阪へ移転
    • [9]1953年 資本金を1,000万円へ増資
    • [10]1950年 伊藤忠商事から芦屋打出荘アパートを受注
    • [12]受注を機に耐火構造建築の設備機械を整備
    • [14]1957年8月 大阪本店第一ビル竣工とともに貸ビル業を開始
    • [15]1963年 長谷川スカイラインビル完成・東京支店移転・不動産部を新設
    • [16]1964年竣工の長谷川第一〇ビルは世界最初の全館鋳鋼管構造
    • [6]1949年5月 建設業法の施行にあわせ建設大臣の登録
    • [13]1956年8月 資本金を5,000万円へ増資
  • 『1995日本会社史総覧』(東洋経済新報社, 1995年)
    • [11]芦屋打出荘アパートは鉄筋コンクリート造
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「会社の内容―概説」
    • [17]創業期は山林経営から各営業所の製材工場・建具工場までを併営する一貫体制
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)高畑誠一の寄稿
    • [18]日輪ゴム工業が買い取った福島紡績姫路工場の補修拡張工事を受注
    • [19]同工場の戦災修理と戦後の復旧転換工事も引き続き受注
    • [20]インフレ下でも値増しを求めず契約どおり工事を履行
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「私はこう思う」熊田忠次
    • [21]伊藤忠商事芦屋打出荘の鉄筋工事を採算度外視で完成

1957年〜長谷川第1ビル竣工で定款に加えた貸室業

1957年8月、大阪本店に長谷川第1ビルを竣工させ、定款の営業種目に貸室業を加えた。貸ビル経営が他の生産企業と異なるのは、入室契約時に受け取る保証金が投下資本である総建築費に見合うか、最悪の場合でもその70%以上を確保できる点にある。立地条件の選定を誤らない限り空室の生じる危険は小さく、稼働後の家賃収入は安定した収入源となる。第1ビルは冷暖房とエレベーターを備え、住友金属工業や遠州製作といった企業が入室した。市街地の地価が高騰し、各社が人員増に対応するオフィススペースの確保を急いでいた時期にあたる。請負の採算が受注競争と資材価格に振られるのに対し、家賃は契約の期間だけ動かない。

  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「貸室業務の概要」
    • [22]1957年8月 長谷川第1ビル竣工とともに定款へ貸室業を追加
    • [24]立地選定を誤らなければ空室の危険は小さく家賃は安定収入になる
    • [25]第1ビルは冷暖房・エレベーターを備え住友金属工業・遠州製作が入室
    • [26]地価高騰と企業の人員増でオフィススペースの確保が急がれた
  • 経済展望 1963年
    • [23]入室契約時の保証金が総建築費に見合うか最悪でも70%以上を確保できる

事業の拡大にあわせて採用の規模が変わった。1960年春には60名の新入社員を迎えて社員は200名に達し、1961年は80名、1962年3月には東京と大阪で70名を採用して従業員総数は400名に迫った。同年の従業員375名のうち技術者は209名を占め、社員の半数を超えていた。急増した社員を現場の戦力に育てるため、早稲田大学の関係教授の賛同を得て社立長谷川学校を開校し、長谷川武彦氏が校長に就任した。講義は毎月2回・4時間で、建築理論と施工技術のほか経済学・経営学・会計学にまで及んだ。新入社員教育とは別に、中堅社員へ管理者としての知識を与える場として置かれたものである。

  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「会社の内容―概説」
    • [27]1960年春 新入社員60名を迎え社員は200名に到達
    • [28]1961年の新入社員は80名
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「将来の展望」
    • [29]1962年3月 東西で70名を採用し従業員総数は400名に迫る
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)会社の概要
    • [30]1962年の従業員375名のうち技術者209名
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「長谷川学校」
    • [31]早稲田大学の関係教授の賛同を得て社立長谷川学校を開校・校長は長谷川武彦
    • [32]講義は毎月2回4時間・建築理論や施工技術のほか経済学・経営学・会計学まで
    • [33]新入社員教育とは別に中堅社員へ管理者としての知識を与える場

1962年3月に長谷川第6ビル、11月に第7ビルが竣工すると、保有ビルの総床面積は21,726平方メートルとなり、年間のビル収入は2億5,000万円が見込まれた。ビル部門だけで年間1億円前後の純利益が約束される計算であり、会社は利益の比で工事部門とビル部門が拮抗する状態を理想に掲げた。工事部門では1962年度の年間受注目標を、前年度実績のおよそ2.5倍にあたる100億円に置いた。受注から完成までの1年のずれを見込んでも1963年度には年間50億円の完成工事高に届き、1965年には年間100億円の完成工事高も難事ではないと見ていた。毎年1棟の高層貸ビルを建てることは既定の方針だった。

  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)会社の概要
    • [34]第6・第7ビル竣工で保有ビルの総床面積は21,726平方メートル
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「貸室業務の概要」
    • [35]両ビル完成で年間ビル収入 2億5,000万円を確保できる見通し
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「将来の展望」
    • [36]ビル部門のみで年間1億円前後の純利益が見込まれた
    • [37]利益比で工事部門とビル部門が拮抗する状態を理想とした
    • [38]1962年度の年間受注目標100億円・前年度実績比約2.5倍
    • [39]1963年度に完成工事高50億円・1965年に100億円を想定
    • [40]毎年1棟の高層貸ビル建設を方針とした
参考文献[22]-[40]
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「貸室業務の概要」
    • [22]1957年8月 長谷川第1ビル竣工とともに定款へ貸室業を追加
    • [24]立地選定を誤らなければ空室の危険は小さく家賃は安定収入になる
    • [25]第1ビルは冷暖房・エレベーターを備え住友金属工業・遠州製作が入室
    • [26]地価高騰と企業の人員増でオフィススペースの確保が急がれた
    • [35]両ビル完成で年間ビル収入 2億5,000万円を確保できる見通し
  • 経済展望 1963年
    • [23]入室契約時の保証金が総建築費に見合うか最悪でも70%以上を確保できる
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「会社の内容―概説」
    • [27]1960年春 新入社員60名を迎え社員は200名に到達
    • [28]1961年の新入社員は80名
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「将来の展望」
    • [29]1962年3月 東西で70名を採用し従業員総数は400名に迫る
    • [36]ビル部門のみで年間1億円前後の純利益が見込まれた
    • [37]利益比で工事部門とビル部門が拮抗する状態を理想とした
    • [38]1962年度の年間受注目標100億円・前年度実績比約2.5倍
    • [39]1963年度に完成工事高50億円・1965年に100億円を想定
    • [40]毎年1棟の高層貸ビル建設を方針とした
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)会社の概要
    • [30]1962年の従業員375名のうち技術者209名
    • [34]第6・第7ビル竣工で保有ビルの総床面積は21,726平方メートル
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「長谷川学校」
    • [31]早稲田大学の関係教授の賛同を得て社立長谷川学校を開校・校長は長谷川武彦
    • [32]講義は毎月2回4時間・建築理論や施工技術のほか経済学・経営学・会計学まで
    • [33]新入社員教育とは別に中堅社員へ管理者としての知識を与える場

1961年〜総合建設業96.2%・貸室業3.8%で迎えた株式公開

1961年、資本金を5,512万5,000円へ増資する際に大阪市場へ株式を公開し、翌1962年3月5日には東京証券取引所市場第二部へ上場した。上場時点の資本金は1億4,000万円、従業員は284名で、1961年11月期の完成工事高は約13億円と、同年5月期の7億円からほぼ倍増していた。事業の内訳は総合建設業96.2%、貸室業3.8%であり、建築工事の受注方法は特命によるものが72.8%、競争によるものが27.2%を占めた。系列的な受注は持たず、手持工事高は約26億円で前期比42%増だった。1965年4月には東京・大阪・名古屋の各市場第一部へ指定替えとなった。

  • 企業の歴史 : 明治百年(1968年)「長谷川工務店」
    • [41]1961年 資本金5,512万5,000円への増資に際し大阪市場へ株式公開
  • 証券 1962年14巻4号
    • [42]1962年3月5日 東京証券取引所市場第二部へ上場
    • [43]上場時点の資本金 1億4,000万円
    • [44]従業員 284名(1961年11月30日現在)
    • [45]1961年11月期の完成工事高 約13億円
    • [46]1961年5月期の完成工事高 7億円
    • [47]事業内訳 総合建設業96.2%・貸室業3.8%
    • [48]1961年11月期の受注方法別比率 特命72.8%・競争27.2%
    • [49]系列的な受注は無し
    • [50]1961年11月期の手持工事高 約26億円・前期比42%増
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [51]1965年4月 東京・大阪・名古屋の各市場第一部へ指定替え

公開後の資金は東京の高層ビルへ向かった。1963年の時点で渋谷駅前に建設していた第8ビルは地上10階・地下3階の規模にあり、着工は第11ビルにまで及んでいる。保有ビルの総床面積は3万8,000平方メートルに達し、翌1964年1月に銀座の第9ビルが完成すれば4万3,000平方メートルを超えて、年間のビル収入は5億円が確保される見通しにあった。長谷川工務店は、同業と比べて貸ビルを多く持つ建築業者という位置に自らを置いていた。受注する工事の規模が1,000万円単位から億円単位へ一桁上がる一方で、家賃は棟数に比例して積み上がり、工事の採算が振れても収益の底が抜けない形が整った。

  • 経済展望 1963年
    • [52]1963年時点で渋谷駅前の第8ビルは地上10階地下3階・第11ビルまで着工
    • [53]保有ビル総床面積3万8,000平方メートル・第9ビル完成で4万3,000平方メートル超・年間ビル収入5億円
    • [54]自社を同業と比べて貸ビルを多く持つ建築業者と説明
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「将来の展望」
    • [55]受注し施工する工事の規模が1,000万円単位から億円単位へ一桁拡大

1968年の時点で、東京と大阪に8棟のビルを持って貸室業を営み、資本金は12億4,800万円、従業員は527名だった。貸ビル業は早くから収益を支えており、1961年11月期の貸室収入は前期より13%増えて5,200万円に達した。本業の建築請負では、半期売上高が1958年11月期の2.1億円から1965年5月期の39.6億円へ膨らんだ。その一方で、税引前利益率は1963年5月期の11.1%が天井で、1965年11月期には2.8%に低下した。売上は19倍近くになったのに利益率は4分の1に縮んでおり、上場をはさむ数年で請負の採算は大きく揺れた。

  • 企業の歴史 : 明治百年(1968年)「長谷川工務店」
    • [56]1968年時点 東京と大阪に8棟のビルを保有し貸室業を営業
    • [57]1968年時点の資本金 12億4,800万円・従業員 527名
  • 証券 1962年14巻4号
    • [58]1961年11月期の貸室収入 5,200万円・前期比13%増
  • 長谷川工務店 会社年鑑
    • [59]半期売上高 1958年11月期2.1億円→1965年5月期39.6億円
    • [60]税引前利益率 1963年5月期11.1%が頂点
    • [61]税引前利益率 1965年11月期2.8%
    • [62]利益率は頂点の4分の1へ縮小
参考文献[41]-[62]
    • [41]1961年 資本金5,512万5,000円への増資に際し大阪市場へ株式公開
    • [56]1968年時点 東京と大阪に8棟のビルを保有し貸室業を営業
    • [57]1968年時点の資本金 12億4,800万円・従業員 527名
    • [42]1962年3月5日 東京証券取引所市場第二部へ上場
    • [43]上場時点の資本金 1億4,000万円
    • [44]従業員 284名(1961年11月30日現在)
    • [45]1961年11月期の完成工事高 約13億円
    • [46]1961年5月期の完成工事高 7億円
    • [47]事業内訳 総合建設業96.2%・貸室業3.8%
    • [48]1961年11月期の受注方法別比率 特命72.8%・競争27.2%
    • [49]系列的な受注は無し
    • [50]1961年11月期の手持工事高 約26億円・前期比42%増
    • [58]1961年11月期の貸室収入 5,200万円・前期比13%増
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [51]1965年4月 東京・大阪・名古屋の各市場第一部へ指定替え
  • 経済展望 1963年
    • [52]1963年時点で渋谷駅前の第8ビルは地上10階地下3階・第11ビルまで着工
    • [53]保有ビル総床面積3万8,000平方メートル・第9ビル完成で4万3,000平方メートル超・年間ビル収入5億円
    • [54]自社を同業と比べて貸ビルを多く持つ建築業者と説明
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「将来の展望」
    • [55]受注し施工する工事の規模が1,000万円単位から億円単位へ一桁拡大
  • 長谷川工務店 会社年鑑
    • [59]半期売上高 1958年11月期2.1億円→1965年5月期39.6億円
    • [60]税引前利益率 1963年5月期11.1%が頂点
    • [61]税引前利益率 1965年11月期2.8%
    • [62]利益率は頂点の4分の1へ縮小

第2章 1968年〜 マンション専業化と規格化 ── 首都圏シェア2割からホテル・リゾートへ

筆者考察y.sugiura, author

マンションで長谷川工務店が取った位置は、建てる側と売る側のどちらでもなく、その両方を一つの工程として統合する立場だった。入札に参加せず官公需の受注をゼロに保ったのは、落札の可否が最後まで読めず、原価に適正利潤を乗せる原則が守れない場面があるからである。代わりに商社やデベロッパーと組み、用地の選定から企画・工事・販売までを共同で行った。工事費は着工時から10か月の均等払いで受け取る。資金需要は完成へ近づくほど急に増えるのに入金は直線で積み上がるから、その差額はそのまま手元に残る。請負の形を借りながら、資金の順序だけを自社に有利な向きへ変えた設計である。

規格化は、その延長で原価の側まで自社へ引き寄せる手だった。設計図を受け取って施工するのではなく、自社が使う部材に合わせて設計する。都市型と郊外型の七つのブロックを共通コアの周りに積み上げる方式は設計で10%、資材費で10%を削減し、粗利益率を1977年の12.6%から1980年の19.2%へ押し上げた。1981年に首都圏で約20%のシェアに達したのは、同じ市場で一社だけ違う原価表を持っていたからである。ただし、この構えは自社の工程に注文を合わせてもらえる事業でしか働かない。1988年の京都ブライトンホテルも蓼科・淡路島のリゾートも、建てて渡せば終わる事業ではなかった。

単体売上高の推移 1968年3月期〜1984年3月期(億円)

69 1968 217 1972 1,004 1975 1,611 1980 1,934 1984
  • 単体の数字。連結の売上高とは接続しない。
  • 出所は会社年鑑。

1968年〜施主と組む共同事業として始めた自社マンション

1968年、長谷川工務店は自社マンションの第1号を着工してマンション事業へ参入した。翌1969年には日商岩井と業務提携を結び、1970年には長谷工不動産を設立している。1969年6月に本社機構を東京へ移し、1970年12月には名実ともに東京へ移った。単体の売上高は1970年3月期の110億円から1975年3月期の1,004億円へ伸び、この5年間で売上高は9.1倍、経常利益は12.5倍になった。貸ビル業から転じてほぼマンション専業に徹したことと、1970年から爆発的なブームが訪れたことが、伸びの二つの条件だった。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [63]1968年 自社マンション第1号を着工しマンション事業へ参入
    • [64]1969年 日商岩井と業務提携
    • [65]1970年 長谷工不動産を設立
  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [66]1969年6月 本社機構を東京へ移転・1970年12月に本社を東京へ移転
    • [68]過去5年間で売上高9.1倍・経常利益12.5倍
    • [69]昭和40年代に貸ビル業から転じマンション専業へ・1970年から爆発的なブーム
  • 長谷川工務店 会社年鑑
    • [67]単体売上高 1970年3月期110億円→1975年3月期1,004億円

建築業者が入札・受注・工事の手順を踏む請負形態を取るなかで、長谷川工務店は入札工事に一切参加せず、官公需の受注件数はゼロだった。水上芳美社長は、付き合いに費用がかかること、落札の可否がぎりぎりまで分からないこと、原価に適正利潤を上乗せする経営原則を守り切れない場合があることを理由に挙げている。代わりに採ったのは施主と完全に一体となる体制である。施主が商社であれば、どこにどんな需要があり何を建てるかを共同で練り、土地取得・開発行為・工事・販売までを共同で行った。企画・開発・建築工事・販売のそれぞれの原価を施主と話し合うため、建築工事だけを請け負う場合より付加価値は高まった。自社でマンションを建てて売る場合も、子会社をオーナーに立てて注文を受ける方式を採った。

  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [70]入札工事に一切参加せず官公需の受注件数はゼロ
    • [71]水上芳美社長は費用・落札の不確実性・適正利潤の確保を入札不参加の理由に挙げた
    • [72]営業体制の特色は施主と完全に一体となる点
    • [73]企画・土地取得・開発行為・工事・販売まで施主と共同で実施
    • [74]各段階の原価を施主と協議するため建築工事のみの請負より付加価値が高い
  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
    • [75]自社販売分は子会社を施主に立てて注文を受けた

共同事業が成り立つ前提として、工事費の入金条件を着工時から10か月の均等払いで通した。10億円の工事なら着工時から毎月1億円ずつの現金払いであり、前渡し・中間渡し・完工時渡しの3分割払いが通例だった一般の建築業とは条件が決定的に異なる。建設資金は着工時に少なく完成へ近づくほど急に増えるため資金需要は二次曲線を描くが、均等払いの入金は直線で積み上がり、その差が余剰資金となった。入金と支出金の相殺勘定は1975年まで10年にわたって受け取り超過を続けている。貸ビルの保証金を準自己資本とみなせば固定比率は100%を割るという見方も、社内では並行して立てられていた。

  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [76]工事費の入金条件は着工時から10か月の均等払い
    • [77]一般の建築業は前渡し・中間渡し・完工時渡しの3分割払い
    • [78]資金需要は二次曲線・均等払いの入金は直線で、その差が余剰資金になる
    • [79]入金と支出金の相殺勘定は10年来つねに受け取り超過
  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
    • [80]貸ビルの保証金を準自己資本とみれば固定比率は100%を割る
参考文献[63]-[80]
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [63]1968年 自社マンション第1号を着工しマンション事業へ参入
    • [64]1969年 日商岩井と業務提携
    • [65]1970年 長谷工不動産を設立
  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [66]1969年6月 本社機構を東京へ移転・1970年12月に本社を東京へ移転
    • [68]過去5年間で売上高9.1倍・経常利益12.5倍
    • [69]昭和40年代に貸ビル業から転じマンション専業へ・1970年から爆発的なブーム
    • [70]入札工事に一切参加せず官公需の受注件数はゼロ
    • [71]水上芳美社長は費用・落札の不確実性・適正利潤の確保を入札不参加の理由に挙げた
    • [72]営業体制の特色は施主と完全に一体となる点
    • [73]企画・土地取得・開発行為・工事・販売まで施主と共同で実施
    • [74]各段階の原価を施主と協議するため建築工事のみの請負より付加価値が高い
    • [76]工事費の入金条件は着工時から10か月の均等払い
    • [77]一般の建築業は前渡し・中間渡し・完工時渡しの3分割払い
    • [78]資金需要は二次曲線・均等払いの入金は直線で、その差が余剰資金になる
    • [79]入金と支出金の相殺勘定は10年来つねに受け取り超過
  • 長谷川工務店 会社年鑑
    • [67]単体売上高 1970年3月期110億円→1975年3月期1,004億円
  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
    • [75]自社販売分は子会社を施主に立てて注文を受けた
    • [80]貸ビルの保証金を準自己資本とみれば固定比率は100%を割る

1974年〜石油ショック後の規格化と首都圏シェア約20%

1974年初め、長谷川工務店は首都圏の民間デベロッパー融資で第1号となる案件を出した。石油ショックを境にマンション不況が来て、売れ残り戸数は増加した。もっとも同社の完成在庫は、首都圏全体の平均に届かない水準にとどまった。それでも主なスポンサーと協議したうえで、同じ1974年初めには在庫を値下げして売り切ることを非常の措置として徹底的に実行した。1974年から1976年にかけての特別損は50億円見当にのぼったが、全額が償却された。固定比率も1974年5月期の284%から110%へ下がった。関係会社が手持ちする完成マンションは1975年6月の731戸・135億円から237戸・36億円へ減り、230億円ほどあった手持ち不動産投資も172億円に圧縮された。

  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
    • [81]1974年初め 首都圏における民間デベロッパー融資の第1号を実行
    • [83]1974年初め 主なスポンサーと協議し値引きによる滞貨一掃を断行
    • [84]1974年から1976年にかけての特別損 約50億円を全額償却
    • [85]固定比率 1974年5月期284%→110%
    • [86]関係会社の手持ち完成マンション 1975年6月731戸135億円→237戸36億円
    • [87]手持ち不動産投資 約230億円→172億円
  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [82]不況局面でも完成品残の比率は首都圏平均より低かった

設計の力で大手総合建設会社に見劣りする点が、この会社の弱みだった。その埋め合わせも兼ねて営業戦略に加えられたもう一つの柱が、マンションの規格化である。住戸はまず都市型と郊外型に大別された。そのうえで2DKや3LDKなど七つの型にそろえた。階段などの共通コアを軸にこれらの型を組み合わせて重ね、外装だけを立地の周辺環境に応じて仕上げた。設計の合理化で10%、部材をまとめて発注したことで資材費の10%が、それぞれ浮いた。施主の図面どおりに建てるのではなく、自社で使う部材を前提に先に設計を済ませるので、着工の時期も施主の指示ではなく自社の作業の流れに合わせてもらっていた。粗利益率は1977年の12.6%から1980年の19.2%まで上がった。

  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [88]規格化は設計能力で大手総合建設会社に劣ることへの対応でもあった
    • [89]営業戦略の特色の一つはマンションの規格化
    • [90]各戸を都市型と郊外型に分け七つのブロックへ統一し共通コアの周囲へ積み上げる
    • [91]規格化で設計の合理化効果10%・資材費10%の節約
  • 証券アナリストジャーナル 1982年20巻1号
    • [92]自社が使用する部材に合わせて設計し着工時期も自社の工程へ合わせた
    • [93]粗利益率 1977年12.6%→1980年19.2%

買い手の層も変わった。1974年初めに民間デベロッパー融資の第1号を出した際の購入者の年齢分析で、トップに初めて20歳代が現れた。会社はこれを異常現象と受け取ったが、1977年になっても年収200万円から350万円の層が購入者層のトップを形成し続けた。家を借りれば6万円から7万円の家賃を覚悟せねばならず、同じ額を払うなら自分のものになるマンションを買うという判断が働いていた。1976年6月から1977年5月までの総売上高は829億8,300万円、経常利益は51億4,500万円である。1981年には首都圏のマンション供給で約20%のシェアに達した。

  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
    • [94]1974年初めの購入者年齢分析で20歳代が初めてトップに
    • [95]会社は20歳代の購入者層化を異常現象と受け取った
    • [96]1977年も年収200万〜350万円の層が購入者層のトップ
    • [97]賃借なら家賃6万〜7万円が必要で同額ならマンション購入へ向かう
    • [98]第60期(1976年6月〜1977年5月)総売上高829億8,300万円・経常利益51億4,500万円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [99]1981年 首都圏マンションシェアが約20%に到達
参考文献[81]-[99]
  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
    • [81]1974年初め 首都圏における民間デベロッパー融資の第1号を実行
    • [83]1974年初め 主なスポンサーと協議し値引きによる滞貨一掃を断行
    • [84]1974年から1976年にかけての特別損 約50億円を全額償却
    • [85]固定比率 1974年5月期284%→110%
    • [86]関係会社の手持ち完成マンション 1975年6月731戸135億円→237戸36億円
    • [87]手持ち不動産投資 約230億円→172億円
    • [94]1974年初めの購入者年齢分析で20歳代が初めてトップに
    • [95]会社は20歳代の購入者層化を異常現象と受け取った
    • [96]1977年も年収200万〜350万円の層が購入者層のトップ
    • [97]賃借なら家賃6万〜7万円が必要で同額ならマンション購入へ向かう
    • [98]第60期(1976年6月〜1977年5月)総売上高829億8,300万円・経常利益51億4,500万円
  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
    • [82]不況局面でも完成品残の比率は首都圏平均より低かった
    • [88]規格化は設計能力で大手総合建設会社に劣ることへの対応でもあった
    • [89]営業戦略の特色の一つはマンションの規格化
    • [90]各戸を都市型と郊外型に分け七つのブロックへ統一し共通コアの周囲へ積み上げる
    • [91]規格化で設計の合理化効果10%・資材費10%の節約
  • 証券アナリストジャーナル 1982年20巻1号
    • [92]自社が使用する部材に合わせて設計し着工時期も自社の工程へ合わせた
    • [93]粗利益率 1977年12.6%→1980年19.2%
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [99]1981年 首都圏マンションシェアが約20%に到達

1987年〜脱“マンションの長谷工”とホテル・リゾートへの拡張

1987年8月、合田耕平氏が社長に就任した。創業者の長谷川武彦氏、二代目の水上芳美氏に続く三代目であり、合田耕平氏の実姉二人がそれぞれ両名に嫁いでいる。建設業で大手5社に量で並ぶことは難しく、会社の成長は建設業以外の周辺業務をどこまで担えるかにかかっていた。創業50周年を機に社内を建設・開発・技術の三つの事業部門へ分け、建設事業部と不動産事業部は財務諸表を別々に作り始めている。売上の半分は不動産が占めており、会社の性格と社名が一致しなくなっていた。1988年、商号を長谷工コーポレーションへ変更した。

  • Decide 1987年5巻9号
    • [100]1987年8月28日の株主総会後の取締役会で合田耕平が社長に就任
    • [101]合田耕平の実姉二人が創業者の長谷川武彦と二代目の水上芳美へ嫁いでいる
    • [102]建設業で大手5社に量で並ぶのは困難であり周辺業務まで担う企業への転換が必要と述べた
    • [103]創業50周年を機に建設・開発・技術の三部門へ分割し建設と不動産は財務諸表を分離
    • [104]売上の半分は不動産であり会社の性格と社名が一致しなくなっていた
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [105]1988年 商号を長谷工コーポレーションへ変更

1988年7月、京都にブライトンホテルを開業した。マンション用地として1983年に買い入れた、大通りを離れた住宅街のなかの土地である。183室はいずれも通常のホテルのスイートルームほどの広さを取り、平均的なツインで42平方メートル、室料は2万4,000円前後に設定した。婚礼は1日10組の能力に対して多くとも6組に抑え、プールの入場者はデッキチェアの数に合わせて55人までに制限している。1989年3月期の初決算は売上高23億3,000万円と目標を約30%上回り、営業利益は目標の2倍に達した。土地を仕込んで上物を建てれば終わる短期回転の事業に対し、ホテルは工夫した分がすぐ跳ね返る事業として扱われた。

  • 日経ビジネス 1989年8月14日号
    • [106]1988年7月 京都ブライトンホテルを開業
    • [107]用地は1983年にマンション用地として買い入れた住宅街の土地
    • [108]全183室・平均的なツインで42平方メートル・室料2万4,000円前後
    • [109]婚礼は1日6組まで・プール入場は55人までに制限
    • [110]1989年3月期の初決算は売上高23億3,000万円で目標を約30%上回り営業利益は目標の2倍
  • 日経ビジネス 1991年11月18日号
    • [111]短期回転の分譲に対しホテルは工夫がすぐ収益へ跳ね返る事業と位置づけた

1989年3月期の売上高4,337億円・経常利益271億円は当時の最高だった。しかしバブル期の建設ブームで職人が不足し、大工の日当は一時7万円へ跳ね上がって、年間1万戸を建てる会社ほど競争力を落とした。1992年、内装工事を多能工がこなす新工法M-2000を埼玉県三郷市の物件で初めて施工している。配線と配管を天井へ集めて金具で止め、コンクリートへ打ち込む工程をなくし、部材は工場で加工して現場から熟練の要る道具を減らした。同年4月には長谷工インテリア技術専門校を開校し、高卒者を1年かけて技能工に育てる体制を敷いた。1995年3月期の連結売上高は4,257億円、経常損益は8億円の赤字を計上した。

  • 日経ビジネス 1989年8月14日号
    • [112]1989年3月期 売上高4,337億円・経常利益271億円で過去最高
  • 日経ビジネス 1992年9月14日号
    • [113]バブル期の職人不足で大工の日当は一時7万円へ上昇し年間1万戸を建てる同社の競争力が落ちた
    • [114]1992年 新工法M-2000を埼玉県三郷市の物件で初施工
    • [115]配線・配管を天井へ集約しコンクリート打ち込みを廃止・部材は工場加工
    • [116]1992年4月 長谷工インテリア技術専門校を開校し高卒者を1年で技能工に育成
  • 長谷川工務店 会社年鑑
    • [117]1995年3月期 連結売上高4,257億円・経常損益8億円の赤字
参考文献[100]-[117]
  • Decide 1987年5巻9号
    • [100]1987年8月28日の株主総会後の取締役会で合田耕平が社長に就任
    • [101]合田耕平の実姉二人が創業者の長谷川武彦と二代目の水上芳美へ嫁いでいる
    • [102]建設業で大手5社に量で並ぶのは困難であり周辺業務まで担う企業への転換が必要と述べた
    • [103]創業50周年を機に建設・開発・技術の三部門へ分割し建設と不動産は財務諸表を分離
    • [104]売上の半分は不動産であり会社の性格と社名が一致しなくなっていた
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
    • [105]1988年 商号を長谷工コーポレーションへ変更
  • 日経ビジネス 1989年8月14日号
    • [106]1988年7月 京都ブライトンホテルを開業
    • [107]用地は1983年にマンション用地として買い入れた住宅街の土地
    • [108]全183室・平均的なツインで42平方メートル・室料2万4,000円前後
    • [109]婚礼は1日6組まで・プール入場は55人までに制限
    • [110]1989年3月期の初決算は売上高23億3,000万円で目標を約30%上回り営業利益は目標の2倍
    • [112]1989年3月期 売上高4,337億円・経常利益271億円で過去最高
  • 日経ビジネス 1991年11月18日号
    • [111]短期回転の分譲に対しホテルは工夫がすぐ収益へ跳ね返る事業と位置づけた
  • 日経ビジネス 1992年9月14日号
    • [113]バブル期の職人不足で大工の日当は一時7万円へ上昇し年間1万戸を建てる同社の競争力が落ちた
    • [114]1992年 新工法M-2000を埼玉県三郷市の物件で初施工
    • [115]配線・配管を天井へ集約しコンクリート打ち込みを廃止・部材は工場加工
    • [116]1992年4月 長谷工インテリア技術専門校を開校し高卒者を1年で技能工に育成
  • 長谷川工務店 会社年鑑
    • [117]1995年3月期 連結売上高4,257億円・経常損益8億円の赤字

第3章 1996年〜 不動産含み損1850億円の一括処理と、マンション施工への再集中

1996年〜当期純損失2,144億円の一括処理と、3期続いた赤字のなかの嵩聰久社長の就任

1996年3月期、長谷工コーポレーションは連結で経常損失1,180億円、当期純損失2,144億円を計上した。合田耕平社長は1995年11月の時点で、1996年3月期に1,850億円の最終赤字を出す処理を決めていた。取得価格3,800億円の土地を2,300億円で売却し、1,500億円の損失を確定させる内容だった。外部へ売却できない土地はグループ出資のエイチ・シー土地開発へ時価で移し、その取得資金1,600億円余りは主力銀行などが融資する予定だった。処理を急いだ最大の理由は、5,300億円を超える有利子負債と180億円を上回る利払いにあった。合田耕平社長は分割処理について『少しずつ不良資産を処分していくやり方では赤字が100億円単位でだらだらと続くことになる』と述べた。

  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1996年3月期 連結業績)
    • [118]1996年3月期の連結業績は売上高4,950億円、経常利益△1,180億円、当期純利益△2,144億円
  • 日経ビジネス 1995年11月13日号
    • [119]合田耕平社長が1996年3月期に1,850億円の最終赤字となる保有不動産の処分を決め、3,800億円で取得した土地を1,500億円の損失を出して2,300億円で売却する
    • [120]合田耕平社長が1996年3月期に1,850億円の最終赤字となる保有不動産の処分を決め、3,800億円で取得した土地を1,500億円の損失を出して2,300億円で売却する
    • [121]外部に売却できない土地はグループ各社が出資したエイチ・シー土地開発(HLD)に時価で売却し、HLDの取得資金1,600億円余りは大和銀行・三井信託銀行・日本興業銀行ほか主要取引金融機関が融資する予定
    • [122]簿価から時価への清算を急いだ最大の理由は5,300億円超の有利子負債と180億円超の利払いで、少しずつ処分すれば赤字が100億円単位で続くと合田耕平社長が説明
    • [123]簿価から時価への清算を急いだ最大の理由は5,300億円超の有利子負債と180億円超の利払いで、少しずつ処分すれば赤字が100億円単位で続くと合田耕平社長が説明

一括処理のあとも、長谷工コーポレーションは3期続けて連結当期純損失を計上した。損失額は1997年3月期が477億円、1998年3月期が146億円、1999年3月期が649億円だった。借入金の返済は、エイチ・シー土地開発へ移した土地を5年で全て売却する計画を前提としていた。1998年6月には、主力銀行の一つである大和銀行の専務取締役だった岩尾崇氏が、顧問兼代表取締役副社長に就任した。1999年6月には、三井信託銀行静岡支店長だった大西敏夫氏も顧問に迎えた。主力銀行2行から相次いで人を受け入れたのは、残る借入金の条件を金融機関と協議する体制を経営の中に置くためだったとみられる。

  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1997〜1999年3月期 連結業績)
    • [124]連結当期純利益は1997年3月期△477億円、1998年3月期△146億円、1999年3月期△649億円
    • [125]連結当期純利益は1997年3月期△477億円、1998年3月期△146億円、1999年3月期△649億円
  • 日経ビジネス 1995年11月13日号
    • [126]HLDが抱える土地は今後5年間で売り切る計画で、主力銀行は大和銀行・三井信託銀行・日本興業銀行
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【役員の状況】
    • [127]岩尾崇は1998年5月に大和銀行専務取締役、1998年6月に長谷工コーポレーション顧問・代表取締役副社長に就任
    • [128]大西敏夫は1997年5月に三井信託銀行静岡支店長、1999年6月に長谷工コーポレーション顧問

1999年5月、合田耕平社長の後任として嵩聰久氏が代表取締役社長に就任した。嵩聰久社長は建設省大臣官房審議官を経て1991年7月に顧問として入社し、常務取締役としてグループ経営戦略室長を務めた。1996年4月に建築本部長となり、1998年6月からは代表取締役専務取締役として建設部門を管掌した。翌6月には、大和銀行出身の岩尾崇副社長が営業部門を管掌することになった。連結当期損益は、1999年3月期の649億円の赤字から2000年3月期の521億円の黒字に転じた。不動産の処理を終えて施工で収益を確保する方針に合わせ、建設部門を率いた役員を社長に選んだと推察される。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【役員の状況】
    • [129]嵩聰久は1989年12月建設省大臣官房審議官、1991年7月顧問、1992年6月常務取締役・グループ経営戦略室長、1996年4月建築本部長、1998年6月代表取締役専務取締役・建設部門管掌、1999年5月代表取締役社長就任
    • [130]嵩聰久は1989年12月建設省大臣官房審議官、1991年7月顧問、1992年6月常務取締役・グループ経営戦略室長、1996年4月建築本部長、1998年6月代表取締役専務取締役・建設部門管掌、1999年5月代表取締役社長就任
    • [131]嵩聰久は1989年12月建設省大臣官房審議官、1991年7月顧問、1992年6月常務取締役・グループ経営戦略室長、1996年4月建築本部長、1998年6月代表取締役専務取締役・建設部門管掌、1999年5月代表取締役社長就任
    • [132]岩尾崇は1999年6月に営業管掌
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1999年3月期 連結業績)
    • [133]1999年3月期の連結当期純利益は△649億円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2000年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [134]2000年3月期の連結当期純利益は521億円、売上高は3,753億円
参考文献[118]-[134]
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1996年3月期 連結業績)
    • [118]1996年3月期の連結業績は売上高4,950億円、経常利益△1,180億円、当期純利益△2,144億円
  • 日経ビジネス 1995年11月13日号
    • [119]合田耕平社長が1996年3月期に1,850億円の最終赤字となる保有不動産の処分を決め、3,800億円で取得した土地を1,500億円の損失を出して2,300億円で売却する
    • [120]合田耕平社長が1996年3月期に1,850億円の最終赤字となる保有不動産の処分を決め、3,800億円で取得した土地を1,500億円の損失を出して2,300億円で売却する
    • [121]外部に売却できない土地はグループ各社が出資したエイチ・シー土地開発(HLD)に時価で売却し、HLDの取得資金1,600億円余りは大和銀行・三井信託銀行・日本興業銀行ほか主要取引金融機関が融資する予定
    • [122]簿価から時価への清算を急いだ最大の理由は5,300億円超の有利子負債と180億円超の利払いで、少しずつ処分すれば赤字が100億円単位で続くと合田耕平社長が説明
    • [123]簿価から時価への清算を急いだ最大の理由は5,300億円超の有利子負債と180億円超の利払いで、少しずつ処分すれば赤字が100億円単位で続くと合田耕平社長が説明
    • [126]HLDが抱える土地は今後5年間で売り切る計画で、主力銀行は大和銀行・三井信託銀行・日本興業銀行
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1997〜1999年3月期 連結業績)
    • [124]連結当期純利益は1997年3月期△477億円、1998年3月期△146億円、1999年3月期△649億円
    • [125]連結当期純利益は1997年3月期△477億円、1998年3月期△146億円、1999年3月期△649億円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【役員の状況】
    • [127]岩尾崇は1998年5月に大和銀行専務取締役、1998年6月に長谷工コーポレーション顧問・代表取締役副社長に就任
    • [128]大西敏夫は1997年5月に三井信託銀行静岡支店長、1999年6月に長谷工コーポレーション顧問
    • [129]嵩聰久は1989年12月建設省大臣官房審議官、1991年7月顧問、1992年6月常務取締役・グループ経営戦略室長、1996年4月建築本部長、1998年6月代表取締役専務取締役・建設部門管掌、1999年5月代表取締役社長就任
    • [130]嵩聰久は1989年12月建設省大臣官房審議官、1991年7月顧問、1992年6月常務取締役・グループ経営戦略室長、1996年4月建築本部長、1998年6月代表取締役専務取締役・建設部門管掌、1999年5月代表取締役社長就任
    • [131]嵩聰久は1989年12月建設省大臣官房審議官、1991年7月顧問、1992年6月常務取締役・グループ経営戦略室長、1996年4月建築本部長、1998年6月代表取締役専務取締役・建設部門管掌、1999年5月代表取締役社長就任
    • [132]岩尾崇は1999年6月に営業管掌
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1999年3月期 連結業績)
    • [133]1999年3月期の連結当期純利益は△649億円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2000年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [134]2000年3月期の連結当期純利益は521億円、売上高は3,753億円

1999年〜嵩聰久社長の金融支援による再建と、HASEKO America・長谷工アネシスの設立

嵩聰久社長のもとで、長谷工コーポレーションは借入金の一部を優先株式に振り替える債務の株式化(DES)を実施した。DESで発行した優先株式の発行価額は、合計1,428億円に上った。2003年9月中間期の単体の支払利息・社債利息は、有利子負債の削減によって前年同期の50億円から28億円へ減少した。同じ中間期に連結の資本剰余金749億円はゼロとなり、利益剰余金等のマイナスは1,157億円から339億円へ縮小した。2003年3月期の単体業績は売上高3,652億円、経常利益135億円で、中期3ヶ年計画の目標をともに上回った。借入金を資本に置き換えて利払いを減らし、累積した欠損を資本剰余金で埋めることで、施工の利益が利払いに消えない財務に改めたと考えられる。

  • 長谷工コーポレーション 第90期(2007年3月期)中間決算説明資料
    • [135]DES優先株式の発行価額は合計1,428億円(第1回〜第4回A種・第1回B種)
    • [136]DES優先株式の発行価額は合計1,428億円(第1回〜第4回A種・第1回B種)
  • 長谷工コーポレーション 第87期中間期(2003年9月期)決算説明資料
    • [137]債務の株式化による有利子負債の削減で、2003年9月中間期の単体支払利息・社債利息は前年同期の50億円から28億円へ22億円減少
    • [138]連結貸借対照表で資本剰余金は2003年3月末749億円から2003年9月末ゼロ、利益剰余金等は△1,157億円から△339億円
  • 長谷工コーポレーション 第86期(2003年3月期)決算説明資料
    • [139]2003年3月期の単体売上高3,652億円(計画3,310億円)、経常利益135億円(計画120億円)で中期3ヶ年計画の目標を上回る

2001年3月、嵩聰久社長のもとで長谷工コーポレーションは米国にHASEKO America, Inc.を設立した。2004年3月期のHASEKO Americaは、売上高119億円、経常利益13億円を計上した。2005年9月末の自己資本は305億円、従業員は30名だった。2006年3月期の決算説明資料は、翌期のHASEKO Americaが大幅な増収・増益となる見通しを示した。国内で保有不動産の圧縮を進める一方、米国では少人数で収益を上げる事業を残したのだろう。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [140]2001年3月 HASEKO America, Inc.設立
  • 長谷工コーポレーション 第87期(2004年3月期)決算説明資料
    • [141]HASEKO America, Inc.の2004年3月期実績は売上高119億円、経常利益13億円、当期純利益13億円
  • 長谷工コーポレーション 2005年9月中間期 決算説明資料(2005年11月)
    • [142]HASEKO Americaの2005年9月中間期末の自己資本は305億円、従業員数30名(持株比率100%)
  • 長谷工コーポレーション 2006年3月期 決算説明資料
    • [143]2007年3月期はHASEKO Americaが大幅な増収・増益の見通し

2003年4月、長谷工コーポレーションはサービス関連事業を統括する長谷工アネシスを設立した。長谷工アネシスは長谷工コミュニティ、長谷工ライブネット、センチュリーライフ、長谷工システムズの全株式を保有した。会社側は長谷工アネシスを『21世紀の時代のニーズに相応した「サービス関連事業」の推進母体としての事業持株会社』と位置づけた。2004年3月期の長谷工アネシスグループは、売上高545億円、経常利益32億円を見込んだ。2006年3月期には、グループ内の内装工事部門も長谷工アネシスへ移管した。マンションの管理と賃貸運営を新築の請負と切り分け、景気で振れにくい収益源として一社のもとで管理する狙いがあったと思われる。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [144]2003年4月 株式会社長谷工アネシス設立
  • 長谷工コーポレーション 2005年9月中間期 決算説明資料(2005年11月)
    • [145]長谷工コミュニティ・長谷工ライブネット・センチュリーライフ・長谷工システムズはいずれも長谷工アネシスの100%子会社
  • 長谷工コーポレーション 第88期(2005年3月期)決算説明資料(2005年5月)
    • [146]長谷工アネシスは「サービス関連事業」の推進母体としての事業持株会社で、サービス関連会社群と一体経営を行い、近くインテリア事業も統合予定
  • 長谷工コーポレーション 第86期(2003年3月期)決算説明資料
    • [147]2004年3月期の長谷工アネシスグループの業績予想は売上高545億円、営業利益34億円、経常利益32億円
  • 長谷工コーポレーション 2006年3月期 決算説明資料
    • [148]グループ内の内装工事部門を長谷工アネシスへ事業移管し、賃貸管理事業の売上高が増加
参考文献[135]-[148]
  • 長谷工コーポレーション 第90期(2007年3月期)中間決算説明資料
    • [135]DES優先株式の発行価額は合計1,428億円(第1回〜第4回A種・第1回B種)
    • [136]DES優先株式の発行価額は合計1,428億円(第1回〜第4回A種・第1回B種)
  • 長谷工コーポレーション 第87期中間期(2003年9月期)決算説明資料
    • [137]債務の株式化による有利子負債の削減で、2003年9月中間期の単体支払利息・社債利息は前年同期の50億円から28億円へ22億円減少
    • [138]連結貸借対照表で資本剰余金は2003年3月末749億円から2003年9月末ゼロ、利益剰余金等は△1,157億円から△339億円
  • 長谷工コーポレーション 第86期(2003年3月期)決算説明資料
    • [139]2003年3月期の単体売上高3,652億円(計画3,310億円)、経常利益135億円(計画120億円)で中期3ヶ年計画の目標を上回る
    • [147]2004年3月期の長谷工アネシスグループの業績予想は売上高545億円、営業利益34億円、経常利益32億円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [140]2001年3月 HASEKO America, Inc.設立
    • [144]2003年4月 株式会社長谷工アネシス設立
  • 長谷工コーポレーション 第87期(2004年3月期)決算説明資料
    • [141]HASEKO America, Inc.の2004年3月期実績は売上高119億円、経常利益13億円、当期純利益13億円
  • 長谷工コーポレーション 2005年9月中間期 決算説明資料(2005年11月)
    • [142]HASEKO Americaの2005年9月中間期末の自己資本は305億円、従業員数30名(持株比率100%)
    • [145]長谷工コミュニティ・長谷工ライブネット・センチュリーライフ・長谷工システムズはいずれも長谷工アネシスの100%子会社
  • 長谷工コーポレーション 2006年3月期 決算説明資料
    • [143]2007年3月期はHASEKO Americaが大幅な増収・増益の見通し
    • [148]グループ内の内装工事部門を長谷工アネシスへ事業移管し、賃貸管理事業の売上高が増加
  • 長谷工コーポレーション 第88期(2005年3月期)決算説明資料(2005年5月)
    • [146]長谷工アネシスは「サービス関連事業」の推進母体としての事業持株会社で、サービス関連会社群と一体経営を行い、近くインテリア事業も統合予定

2005年〜岩尾崇社長のもとで築いた長谷工インテックと、リーマン後に立てた長谷工リフォーム

2005年4月、岩尾崇副社長が代表取締役社長に就任し、嵩聰久社長は代表取締役会長となった。直前の2005年3月期に、長谷工コーポレーションは転換社債300億円と優先株式700億円で計1,000億円の資本を調達した。有利子負債は前期比970億円減の1,841億円となり、自己資本比率は20%に達した。新中期経営計画は、連結経常利益400億円以上の安定確保を目標に掲げた。資本構成の再構築について、会社側は『債務株式化により発行した優先株式への対応と計画期間中の復配の目処付けによる再生完了を目指し』と説明した。2007年3月期の連結経常利益は630億円となり、計画に掲げた水準を上回った。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【役員の状況】
    • [149]2005年4月に岩尾崇が代表取締役社長、嵩聰久が代表取締役会長に就任
  • 長谷工コーポレーション 第88期(2005年3月期)決算説明資料(2005年5月)
    • [150]2005年3月期に転換社債300億円・優先株式700億円の計1,000億円を調達し、有利子負債は前期比△970億円の1,841億円、自己資本比率20%。新中期経営計画は連結経常利益400億円以上の安定確保を掲げる
    • [151]2005年3月期に転換社債300億円・優先株式700億円の計1,000億円を調達し、有利子負債は前期比△970億円の1,841億円、自己資本比率20%。新中期経営計画は連結経常利益400億円以上の安定確保を掲げる
    • [152]2005年3月期に転換社債300億円・優先株式700億円の計1,000億円を調達し、有利子負債は前期比△970億円の1,841億円、自己資本比率20%。新中期経営計画は連結経常利益400億円以上の安定確保を掲げる
    • [153]債務株式化で発行した優先株式への対応と計画期間中の復配の目処付けによる再生完了を目指し、資本金減少・資本準備金取崩し・優先株式取得枠設定を2005年6月の定時株主総会に付議
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [154]2007年3月期の連結経常利益は630億円、売上高は7,231億円

2006年11月、岩尾崇社長のもとで長谷工コーポレーションは長谷工インテックを設立した。長谷工インテックは、インテリア販売、内装リフォーム、中古マンションのリノベーションの3事業で収益の拡大を目指した。2008年3月期には、売上高91億円、経常利益5億円を見込んだ。これに先立つ2005年3月期の時点で、長谷工アネシスはインテリア事業を近く統合する予定としていた。長谷工コーポレーションは研究開発の課題として、住みながら施工できる既築リフォームの確立を新築の生産効率化と並べて掲げた。新築の引渡し後に住戸の内側で生じる需要を、一つの子会社に集約する狙いがあったと推測される。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [155]2006年11月 株式会社長谷工インテック設立
  • 長谷工コーポレーション 平成19年3月期(第90期)決算説明資料
    • [156]長谷工インテックが本格営業を開始し、インテリア販売・内装リフォーム・中古マンションリノベーションの3事業強化で収益拡大を目指す
    • [157]長谷工インテックの2008年3月期予想は売上高91億円、経常利益5億円(2007年3月期は売上高0億円)
  • 長谷工コーポレーション 第88期(2005年3月期)決算説明資料(2005年5月)
    • [158]長谷工アネシスは近くインテリア事業も統合予定
    • [159]研究・技術開発で、新築マンション生産効率化と並べて既築リフォームへの取組み(無振動・無騒音・居ながら施工の確立)を掲げる

2009年4月、長谷工コーポレーションは長谷工リフォームを設立した。直前の2009年3月期、連結売上高は7,451億円から5,055億円へ、経常利益は531億円から124億円へ減少した。同期の決算説明資料は、超高層マンションの大規模修繕工事の受注促進をトピックスの一つに挙げた。長谷工リフォームは大規模修繕工事、リフォーム工事、耐震補強工事を担う会社として、2010年10月に本格営業を始めた。設立の理由について、会社側は『当社グループの管理物件に限らず他社の管理物件に対しても積極的な営業を展開するため』と説明した。新築の受注が減少した局面で、既存マンションの修繕の営業対象を自社の管理物件の外にまで広げる判断だったようだ。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [160]2009年4月 株式会社長谷工リフォーム設立
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第92期・2009年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [161]連結売上高は2008年3月期7,451億円、2009年3月期5,055億円。連結経常利益は531億円から124億円
  • 長谷工コーポレーション 平成21年3月期(第92期)決算説明資料(2009年5月14日)
    • [162]2009年3月期のトピックスに、日本最高層のマンション大規模修繕工事への着手と超高層マンションの大規模修繕工事の受注促進を挙げる
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第94期・2011年3月期)【業績等の概要】
    • [163]ストック事業として大規模修繕工事・リフォーム工事・耐震補強工事に対応し、グループの管理物件に限らず他社の管理物件にも営業を展開するため長谷工リフォームを立ち上げ、10月(2010年)から本格営業
    • [164]ストック事業として大規模修繕工事・リフォーム工事・耐震補強工事に対応し、グループの管理物件に限らず他社の管理物件にも営業を展開するため長谷工リフォームを立ち上げ、10月(2010年)から本格営業
参考文献[149]-[164]
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【役員の状況】
    • [149]2005年4月に岩尾崇が代表取締役社長、嵩聰久が代表取締役会長に就任
  • 長谷工コーポレーション 第88期(2005年3月期)決算説明資料(2005年5月)
    • [150]2005年3月期に転換社債300億円・優先株式700億円の計1,000億円を調達し、有利子負債は前期比△970億円の1,841億円、自己資本比率20%。新中期経営計画は連結経常利益400億円以上の安定確保を掲げる
    • [151]2005年3月期に転換社債300億円・優先株式700億円の計1,000億円を調達し、有利子負債は前期比△970億円の1,841億円、自己資本比率20%。新中期経営計画は連結経常利益400億円以上の安定確保を掲げる
    • [152]2005年3月期に転換社債300億円・優先株式700億円の計1,000億円を調達し、有利子負債は前期比△970億円の1,841億円、自己資本比率20%。新中期経営計画は連結経常利益400億円以上の安定確保を掲げる
    • [153]債務株式化で発行した優先株式への対応と計画期間中の復配の目処付けによる再生完了を目指し、資本金減少・資本準備金取崩し・優先株式取得枠設定を2005年6月の定時株主総会に付議
    • [158]長谷工アネシスは近くインテリア事業も統合予定
    • [159]研究・技術開発で、新築マンション生産効率化と並べて既築リフォームへの取組み(無振動・無騒音・居ながら施工の確立)を掲げる
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [154]2007年3月期の連結経常利益は630億円、売上高は7,231億円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [155]2006年11月 株式会社長谷工インテック設立
    • [160]2009年4月 株式会社長谷工リフォーム設立
  • 長谷工コーポレーション 平成19年3月期(第90期)決算説明資料
    • [156]長谷工インテックが本格営業を開始し、インテリア販売・内装リフォーム・中古マンションリノベーションの3事業強化で収益拡大を目指す
    • [157]長谷工インテックの2008年3月期予想は売上高91億円、経常利益5億円(2007年3月期は売上高0億円)
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第92期・2009年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [161]連結売上高は2008年3月期7,451億円、2009年3月期5,055億円。連結経常利益は531億円から124億円
  • 長谷工コーポレーション 平成21年3月期(第92期)決算説明資料(2009年5月14日)
    • [162]2009年3月期のトピックスに、日本最高層のマンション大規模修繕工事への着手と超高層マンションの大規模修繕工事の受注促進を挙げる
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第94期・2011年3月期)【業績等の概要】
    • [163]ストック事業として大規模修繕工事・リフォーム工事・耐震補強工事に対応し、グループの管理物件に限らず他社の管理物件にも営業を展開するため長谷工リフォームを立ち上げ、10月(2010年)から本格営業
    • [164]ストック事業として大規模修繕工事・リフォーム工事・耐震補強工事に対応し、グループの管理物件に限らず他社の管理物件にも営業を展開するため長谷工リフォームを立ち上げ、10月(2010年)から本格営業

第4章 2010年〜 大栗育夫社長以降の総合地所・細田工務店の取得と経常利益1000億円

2010年〜大栗育夫社長の修繕・管理への重心移動と、優先株の強制償還

2010年に就任した大栗育夫社長は、新築マンションの施工に加え、完成後の管理と修繕を収益の土台に据えた。大栗育夫社長は2011年1月4日の年頭あいさつで、生え抜きの社長・副社長による体制の2年目の標語を「挑戦」と定めた。同じあいさつでは、施工実績が2011年中に50万戸を超えると示し、その蓄積を品質と顧客対応に活かすよう求めた。2011年7月には、長谷工ライブネットが物産コミュニティーから賃貸管理と社宅管理代行の事業を会社分割で承継した。2012年3月期には、自社施工の分譲マンション50万戸超から大規模修繕を効率よく受注できるよう組織を改めた。大栗育夫社長は、国内建設市場の縮小に伴う受注競争の激化と少子高齢化を、対応の欠かせない構造変化と位置付けた。

  • 長谷工コーポレーション 年頭あいさつ 代表取締役社長 大栗育夫(2011年1月4日)
    • [165]大栗育夫社長が2011年1月4日の年頭あいさつで、前年に生え抜きの社長・副社長の新体制が始まったこと、同年のキーワードを「挑戦」とすること、施工実績が同年に50万戸を超えることを示した
    • [167]大栗育夫社長が2011年1月4日の年頭あいさつで、前年に生え抜きの社長・副社長の新体制が始まったこと、同年のキーワードを「挑戦」とすること、施工実績が同年に50万戸を超えることを示した
    • [168]大栗育夫社長が2011年1月4日の年頭あいさつで、前年に生え抜きの社長・副社長の新体制が始まったこと、同年のキーワードを「挑戦」とすること、施工実績が同年に50万戸を超えることを示した
  • Haseko Corporation Annual Report 2012(Message from the Management)
    • [166]2012年3月期にストック型事業で、施工累計50万戸超の分譲マンションの修繕受注に向けた組織再編と管理戸数の拡大で安定した事業基盤を築いたこと、国内建設市場の縮小と受注競争の激化・少子高齢化を構造変化と位置付けたこと
    • [170]2012年3月期にストック型事業で、施工累計50万戸超の分譲マンションの修繕受注に向けた組織再編と管理戸数の拡大で安定した事業基盤を築いたこと、国内建設市場の縮小と受注競争の激化・少子高齢化を構造変化と位置付けたこと
    • [171]2012年3月期にストック型事業で、施工累計50万戸超の分譲マンションの修繕受注に向けた組織再編と管理戸数の拡大で安定した事業基盤を築いたこと、国内建設市場の縮小と受注競争の激化・少子高齢化を構造変化と位置付けたこと
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [169]2011年7月に長谷工ライブネットが物産コミュニティーの賃貸管理及び社宅管理代行事業を会社分割により譲り受けた

大栗育夫社長は2012年2月の中期経営計画(4N計画)で、第1回B種優先株式の全部を期間利益で償還すると定めた。2015年10月に始まる普通株式への転換期間より前に償還を終え、株式の希薄化を避けるためであった。資金の備えに、優先株主でもある主力3行と極度額200億円の劣後ローン枠を設け、初回は2012年3月の1,000万株(額面50億円)とした。2013年7月には、ホテルの譲渡で財務基盤を補強したうえで2,000万株(100億円)を償還した。大栗育夫社長は2012年6月の年次報告書に、償還の原資を残すため『we reluctantly decided to deliver no dividend to common stocks.』(訳:普通株式の無配をやむなく決めた)と記した。

  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2012年2月9日)
    • [172]4N計画で、第1回B種優先株式の全部を2015年10月の転換期間到来までに期間利益で償還して希薄化を避けること、主力3行と極度額200億円の劣後ローンのコミットメントラインを設定すること、2012年3月に1,000万株(額面50億円)を取得(強制償還)することを定めた
    • [173]4N計画で、第1回B種優先株式の全部を2015年10月の転換期間到来までに期間利益で償還して希薄化を避けること、主力3行と極度額200億円の劣後ローンのコミットメントラインを設定すること、2012年3月に1,000万株(額面50億円)を取得(強制償還)することを定めた
    • [174]4N計画で、第1回B種優先株式の全部を2015年10月の転換期間到来までに期間利益で償還して希薄化を避けること、主力3行と極度額200億円の劣後ローンのコミットメントラインを設定すること、2012年3月に1,000万株(額面50億円)を取得(強制償還)することを定めた
  • Haseko Corporation Annual Report 2013(Message from the Management)
    • [175]2013年3月期の増益とホテル譲渡による財務基盤の強化を受け、2013年7月に優先株式2,000万株(100億円)を償還した
  • Haseko Corporation Annual Report 2012(Message from the Management)
    • [176]2012年3月期は増益だったが、優先株式の償還原資として利益を内部留保するため普通株式を無配とした

2014年2月、大栗育夫社長は残る優先株式250億円の全部償還に目途が立ったことから、普通株式の配当の再開を決めた。2014年3月期の当期純利益が増益の見通しとなり、保有不動産の売却で手元資金の確保と有利子負債の削減も進んだことが理由であった。償還は2014年3月に100億円、7月に150億円を予定し、期末配当は1株3円とした。2014年3月期の連結経常利益は254億円となり、リーマン・ショック後に低い採算で受注した工事の影響が薄れた。これに先立つ2013年11月には、4N計画が掲げた高齢者向け住宅の管理・運営への展開として、生活科学運営を子会社化した。

  • 長谷工コーポレーション「平成26年3月期(第97期)配当予想の修正(復配)及び優先株式の償還方針に関するお知らせ」(2014年2月13日)
    • [177]2014年3月期の増益見通しと保有不動産売却による手元資金確保・有利子負債削減を理由に、現存優先株式全部(発行価額250億円)を2014年3月に100億円、7月に150億円償還する方針とし、普通株式の期末配当を1株3円として復配を決めた
    • [178]2014年3月期の増益見通しと保有不動産売却による手元資金確保・有利子負債削減を理由に、現存優先株式全部(発行価額250億円)を2014年3月に100億円、7月に150億円償還する方針とし、普通株式の期末配当を1株3円として復配を決めた
    • [179]2014年3月期の増益見通しと保有不動産売却による手元資金確保・有利子負債削減を理由に、現存優先株式全部(発行価額250億円)を2014年3月に100億円、7月に150億円償還する方針とし、普通株式の期末配当を1株3円として復配を決めた
  • Haseko Corporation Annual Report 2014(Message from the Management)
    • [180]2014年3月期は、リーマン・ショック後に受注した低採算工事の影響が縮小し、完成工事の利益率が上期を底に改善した
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2014年3月期)
    • [181]2014年3月期の連結経常利益は254億円
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [182]2013年11月に生活科学運営を株式取得により子会社化した
  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2012年2月9日)
    • [183]4N計画のサービス関連事業で、高齢者向け住宅分野へ管理・運営など多面的な取組みを展開し、M&Aや提携で規模とノウハウを得る方針を掲げた
参考文献[165]-[183]
  • 長谷工コーポレーション 年頭あいさつ 代表取締役社長 大栗育夫(2011年1月4日)
    • [165]大栗育夫社長が2011年1月4日の年頭あいさつで、前年に生え抜きの社長・副社長の新体制が始まったこと、同年のキーワードを「挑戦」とすること、施工実績が同年に50万戸を超えることを示した
    • [167]大栗育夫社長が2011年1月4日の年頭あいさつで、前年に生え抜きの社長・副社長の新体制が始まったこと、同年のキーワードを「挑戦」とすること、施工実績が同年に50万戸を超えることを示した
    • [168]大栗育夫社長が2011年1月4日の年頭あいさつで、前年に生え抜きの社長・副社長の新体制が始まったこと、同年のキーワードを「挑戦」とすること、施工実績が同年に50万戸を超えることを示した
  • Haseko Corporation Annual Report 2012(Message from the Management)
    • [166]2012年3月期にストック型事業で、施工累計50万戸超の分譲マンションの修繕受注に向けた組織再編と管理戸数の拡大で安定した事業基盤を築いたこと、国内建設市場の縮小と受注競争の激化・少子高齢化を構造変化と位置付けたこと
    • [170]2012年3月期にストック型事業で、施工累計50万戸超の分譲マンションの修繕受注に向けた組織再編と管理戸数の拡大で安定した事業基盤を築いたこと、国内建設市場の縮小と受注競争の激化・少子高齢化を構造変化と位置付けたこと
    • [171]2012年3月期にストック型事業で、施工累計50万戸超の分譲マンションの修繕受注に向けた組織再編と管理戸数の拡大で安定した事業基盤を築いたこと、国内建設市場の縮小と受注競争の激化・少子高齢化を構造変化と位置付けたこと
    • [176]2012年3月期は増益だったが、優先株式の償還原資として利益を内部留保するため普通株式を無配とした
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [169]2011年7月に長谷工ライブネットが物産コミュニティーの賃貸管理及び社宅管理代行事業を会社分割により譲り受けた
    • [182]2013年11月に生活科学運営を株式取得により子会社化した
  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2012年2月9日)
    • [172]4N計画で、第1回B種優先株式の全部を2015年10月の転換期間到来までに期間利益で償還して希薄化を避けること、主力3行と極度額200億円の劣後ローンのコミットメントラインを設定すること、2012年3月に1,000万株(額面50億円)を取得(強制償還)することを定めた
    • [173]4N計画で、第1回B種優先株式の全部を2015年10月の転換期間到来までに期間利益で償還して希薄化を避けること、主力3行と極度額200億円の劣後ローンのコミットメントラインを設定すること、2012年3月に1,000万株(額面50億円)を取得(強制償還)することを定めた
    • [174]4N計画で、第1回B種優先株式の全部を2015年10月の転換期間到来までに期間利益で償還して希薄化を避けること、主力3行と極度額200億円の劣後ローンのコミットメントラインを設定すること、2012年3月に1,000万株(額面50億円)を取得(強制償還)することを定めた
    • [183]4N計画のサービス関連事業で、高齢者向け住宅分野へ管理・運営など多面的な取組みを展開し、M&Aや提携で規模とノウハウを得る方針を掲げた
  • Haseko Corporation Annual Report 2013(Message from the Management)
    • [175]2013年3月期の増益とホテル譲渡による財務基盤の強化を受け、2013年7月に優先株式2,000万株(100億円)を償還した
  • 長谷工コーポレーション「平成26年3月期(第97期)配当予想の修正(復配)及び優先株式の償還方針に関するお知らせ」(2014年2月13日)
    • [177]2014年3月期の増益見通しと保有不動産売却による手元資金確保・有利子負債削減を理由に、現存優先株式全部(発行価額250億円)を2014年3月に100億円、7月に150億円償還する方針とし、普通株式の期末配当を1株3円として復配を決めた
    • [178]2014年3月期の増益見通しと保有不動産売却による手元資金確保・有利子負債削減を理由に、現存優先株式全部(発行価額250億円)を2014年3月に100億円、7月に150億円償還する方針とし、普通株式の期末配当を1株3円として復配を決めた
    • [179]2014年3月期の増益見通しと保有不動産売却による手元資金確保・有利子負債削減を理由に、現存優先株式全部(発行価額250億円)を2014年3月に100億円、7月に150億円償還する方針とし、普通株式の期末配当を1株3円として復配を決めた
  • Haseko Corporation Annual Report 2014(Message from the Management)
    • [180]2014年3月期は、リーマン・ショック後に受注した低採算工事の影響が縮小し、完成工事の利益率が上期を底に改善した
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2014年3月期)
    • [181]2014年3月期の連結経常利益は254億円

2014年〜辻範明社長の総合地所・ジョイント・コーポレーションの取得と、経常利益1,000億円

2014年4月に就任した辻範明社長は、翌5月に6年間の経営計画(NB計画)を定め、4N計画を2年前倒しで打ち切った。優先株式の全額償還と復配が2014年度に実現する見通しとなり、20年に及んだ再建が完了すると判断したためである。辻範明社長は2014年6月の年次報告書に『At the same time, achieving this represents the fulfillment of Haseko’s rehabilitation.』(訳:これを成し遂げることは、長谷工の再建の完遂を意味する)と記した。一方、首都圏の世帯数が近く減少に転じる予測や、建設技能労働者の減少といった条件は4N計画の策定時から変わっていなかった。そのため基本方針は4N計画を継ぎ、グループ事業の連携と都市居住者からの信頼獲得を加えた。前半3年間の数値目標は、2017年3月期の連結経常利益350億円とした。

  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2014年5月14日)
    • [184]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [185]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [187]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [188]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [189]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
  • Haseko Corporation Annual Report 2014(Message from the Management)
    • [186]辻範明社長が2014年4月1日に就任し、優先株式の全部償還と普通株式の復配をもって再建の完遂とした

辻範明社長は2015年5月、ルネシリーズで約64千戸のマンションを供給してきた総合地所の全株式を取得し、子会社化した。取得の理由は、560千戸超の施工実績に総合地所の分譲の知見を合わせ、顧客の要望を設計と施工に反映させることにあった。同年12月には、首都圏でアデニウムシリーズ約46千戸を供給したジョイント・コーポレーションも子会社化した。理由は総合地所と同じく分譲の知見を設計に活かすことで、賃貸マンションの管理受託戸数は両社で85千戸程度になると見込んだ。辻範明社長は2017年6月の年次報告書で、サービス関連事業のM&Aを収益力の向上の観点から進めたと説明した。分譲主を傘下に置くことで、施工の受注を他社の事業計画に左右されにくくする効果もあったとみられる。

  • 長谷工コーポレーション「当社及び当社子会社による株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2015年4月23日)
    • [190]総合地所の全株式取得の理由として、当社グループの560千戸超の施工実績と総合地所のデベロッパーとしての経験を融合して顧客ニーズを設計・建築に反映できること、分譲マンション管理受託戸数が合算で350千戸を超え共同発注などで規模のメリットを得られることを挙げた。総合地所はルネシリーズで約64千戸を供給してきた
    • [192]総合地所の全株式取得の理由として、当社グループの560千戸超の施工実績と総合地所のデベロッパーとしての経験を融合して顧客ニーズを設計・建築に反映できること、分譲マンション管理受託戸数が合算で350千戸を超え共同発注などで規模のメリットを得られることを挙げた。総合地所はルネシリーズで約64千戸を供給してきた
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [191]2015年5月に総合地所を、2015年12月にジョイント・コーポレーションを株式取得により子会社化した
    • [193]2015年5月に総合地所を、2015年12月にジョイント・コーポレーションを株式取得により子会社化した
  • 長谷工コーポレーション「当社及び当社子会社による株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2015年11月11日)
    • [194]ジョイント・コーポレーション(アデニウムシリーズで約46千戸を供給)の全株式取得の理由として、570千戸超の施工実績とデベロッパーとしての経験の融合で顧客ニーズを設計・建築に反映できること、賃貸マンション管理受託戸数が合算で85千戸程度になり規模のメリットを得られることを挙げた
    • [195]ジョイント・コーポレーション(アデニウムシリーズで約46千戸を供給)の全株式取得の理由として、570千戸超の施工実績とデベロッパーとしての経験の融合で顧客ニーズを設計・建築に反映できること、賃貸マンション管理受託戸数が合算で85千戸程度になり規模のメリットを得られることを挙げた
  • Haseko Corporation Annual Report 2017(Message from the Management)
    • [196]サービス関連事業で収益力向上の観点からM&Aなどの投資を行い、既存子会社も利益を積み上げたと説明した

2018年3月期の連結経常利益は1,005億円となり、初めて1,000億円を超えた。利益を押し上げたのは、首都圏の新築分譲マンション工事で受注時の採算が上がり、完成工事の利益率が改善したことであった。2016年3月期には物件の大型化で受注時採算が改善し、2017年3月期には首都圏の100戸以上のマンションで施工シェア50%超を確保した。辻範明社長は2016年6月の年次報告書に『project owners have a high regard for the Company’s ability to gather land information and product planning ability, its attitude regarding construction quality and keeping construction schedules, and its efficient production system.』(訳:事業主は土地情報収集力、商品企画力、品質と工期への姿勢、生産体制を高く評価している)と記した。辻範明社長は2020年2月のお知らせで、NB計画の6年間を振り返って競合環境の緩和と低金利に支えられた市場を背景に挙げた。総合地所などの買収よりも、本業の施工採算の改善が増益の大半を生んだと考えられる。

  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2018年3月期)
    • [197]2018年3月期の連結経常利益は1,005億円
  • Haseko Corporation Annual Report 2016(Message from the Management)
    • [198]2016年3月期は物件の大型化などで受注時採算と完成工事総利益率が改善し、単体受注高が2期連続で過去最高を更新した。事業主が土地情報収集力・商品企画力・施工品質と工期遵守の姿勢・効率的な生産体制を評価しており、受注環境は続くとの見方を示した
    • [200]2016年3月期は物件の大型化などで受注時採算と完成工事総利益率が改善し、単体受注高が2期連続で過去最高を更新した。事業主が土地情報収集力・商品企画力・施工品質と工期遵守の姿勢・効率的な生産体制を評価しており、受注環境は続くとの見方を示した
    • [202]2016年3月期は物件の大型化などで受注時採算と完成工事総利益率が改善し、単体受注高が2期連続で過去最高を更新した。事業主が土地情報収集力・商品企画力・施工品質と工期遵守の姿勢・効率的な生産体制を評価しており、受注環境は続くとの見方を示した
  • Haseko Corporation Annual Report 2018(Message from the Management)
    • [199]2018年3月期はマンション工事の完成工事総利益率の改善で増益となり、連結経常利益が過去最高を更新した
  • Haseko Corporation Annual Report 2017(Message from the Management)
    • [201]2017年3月期に首都圏の100戸以上のマンションで施工シェア50%超を確保した
  • 長谷工コーポレーション「長谷工グループ長期ビジョン及び中期経営計画の概要についてのお知らせ」(2020年2月28日)
    • [203]NB計画の6年間について、競合環境の緩和と低金利に支えられたマンション市場を背景に、高水準の工事受注高と想定を上回る工事利益率を確保したと総括した
参考文献[184]-[203]
  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2014年5月14日)
    • [184]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [185]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [187]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [188]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
    • [189]優先株式の全額償還と復配の見通しで再建が完了するとして4N計画を2年前倒しで終え、NB計画(2015年3月期〜2020年3月期)を策定。首都圏の世帯数減少予測などから基本方針は4N計画を踏襲し、グループ事業の連携と都市居住生活者の信頼獲得を加え、2017年3月期の連結経常利益350億円を目標とした
  • Haseko Corporation Annual Report 2014(Message from the Management)
    • [186]辻範明社長が2014年4月1日に就任し、優先株式の全部償還と普通株式の復配をもって再建の完遂とした
  • 長谷工コーポレーション「当社及び当社子会社による株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2015年4月23日)
    • [190]総合地所の全株式取得の理由として、当社グループの560千戸超の施工実績と総合地所のデベロッパーとしての経験を融合して顧客ニーズを設計・建築に反映できること、分譲マンション管理受託戸数が合算で350千戸を超え共同発注などで規模のメリットを得られることを挙げた。総合地所はルネシリーズで約64千戸を供給してきた
    • [192]総合地所の全株式取得の理由として、当社グループの560千戸超の施工実績と総合地所のデベロッパーとしての経験を融合して顧客ニーズを設計・建築に反映できること、分譲マンション管理受託戸数が合算で350千戸を超え共同発注などで規模のメリットを得られることを挙げた。総合地所はルネシリーズで約64千戸を供給してきた
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [191]2015年5月に総合地所を、2015年12月にジョイント・コーポレーションを株式取得により子会社化した
    • [193]2015年5月に総合地所を、2015年12月にジョイント・コーポレーションを株式取得により子会社化した
  • 長谷工コーポレーション「当社及び当社子会社による株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2015年11月11日)
    • [194]ジョイント・コーポレーション(アデニウムシリーズで約46千戸を供給)の全株式取得の理由として、570千戸超の施工実績とデベロッパーとしての経験の融合で顧客ニーズを設計・建築に反映できること、賃貸マンション管理受託戸数が合算で85千戸程度になり規模のメリットを得られることを挙げた
    • [195]ジョイント・コーポレーション(アデニウムシリーズで約46千戸を供給)の全株式取得の理由として、570千戸超の施工実績とデベロッパーとしての経験の融合で顧客ニーズを設計・建築に反映できること、賃貸マンション管理受託戸数が合算で85千戸程度になり規模のメリットを得られることを挙げた
  • Haseko Corporation Annual Report 2017(Message from the Management)
    • [196]サービス関連事業で収益力向上の観点からM&Aなどの投資を行い、既存子会社も利益を積み上げたと説明した
    • [201]2017年3月期に首都圏の100戸以上のマンションで施工シェア50%超を確保した
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2018年3月期)
    • [197]2018年3月期の連結経常利益は1,005億円
  • Haseko Corporation Annual Report 2016(Message from the Management)
    • [198]2016年3月期は物件の大型化などで受注時採算と完成工事総利益率が改善し、単体受注高が2期連続で過去最高を更新した。事業主が土地情報収集力・商品企画力・施工品質と工期遵守の姿勢・効率的な生産体制を評価しており、受注環境は続くとの見方を示した
    • [200]2016年3月期は物件の大型化などで受注時採算と完成工事総利益率が改善し、単体受注高が2期連続で過去最高を更新した。事業主が土地情報収集力・商品企画力・施工品質と工期遵守の姿勢・効率的な生産体制を評価しており、受注環境は続くとの見方を示した
    • [202]2016年3月期は物件の大型化などで受注時採算と完成工事総利益率が改善し、単体受注高が2期連続で過去最高を更新した。事業主が土地情報収集力・商品企画力・施工品質と工期遵守の姿勢・効率的な生産体制を評価しており、受注環境は続くとの見方を示した
  • Haseko Corporation Annual Report 2018(Message from the Management)
    • [199]2018年3月期はマンション工事の完成工事総利益率の改善で増益となり、連結経常利益が過去最高を更新した
  • 長谷工コーポレーション「長谷工グループ長期ビジョン及び中期経営計画の概要についてのお知らせ」(2020年2月28日)
    • [203]NB計画の6年間について、競合環境の緩和と低金利に支えられたマンション市場を背景に、高水準の工事受注高と想定を上回る工事利益率を確保したと総括した

2019年〜細田工務店の公開買付けと、海外事業で計上した約230億円の特別損失

辻範明社長は2019年12月、ジャスダック上場の細田工務店に公開買付けを始め、2020年2月に子会社化した。目的は「住まいと暮らし」に関わる事業の拡大で、戸建分譲に加えて個人・法人向けの設計・施工まで戸建事業の領域を広げられると判断した。マンション用地の取得後に残る戸建向きの土地を、他業者へ転売せず細田工務店の分譲用地に充てられる点も利点に挙げた。細田工務店は多摩エリアなどで値引き販売を迫られ、たな卸資産の評価損で財務基盤が悪化していた。2025年4月には熊野聡社長が東海圏の戸建会社ウッドフレンズに公開買付けを始めた。2021年5月設立の長谷工ホームと商品や用地情報を持ち寄り、東海圏で戸建事業を広げる計画であった。

  • 長谷工コーポレーション「株式会社細田工務店株式(証券コード1906)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2019年12月19日)
    • [204]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
    • [206]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
    • [207]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
    • [208]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [205]2020年2月に細田工務店を株式公開買付けによる株式取得で子会社化した
  • 長谷工コーポレーション「株式会社ウッドフレンズの普通株式(証券コード:8886)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2025年4月10日)
    • [209]ウッドフレンズへの公開買付けで、2021年5月に設立した長谷工ホームの商品企画力と同社の東海圏のラインナップを組み合わせること、用地情報の相互共有、東海圏での事業拡大を狙いに挙げた
    • [210]ウッドフレンズへの公開買付けで、2021年5月に設立した長谷工ホームの商品企画力と同社の東海圏のラインナップを組み合わせること、用地情報の相互共有、東海圏での事業拡大を狙いに挙げた

2020年4月に就任した池上一夫社長は、辻範明社長の下で2020年2月に公表した長期ビジョンと中期経営計画(NS計画)の実行を担った。長期ビジョンは2030年3月期の連結経常利益1,500億円を掲げ、NS計画は2025年3月期に1,000億円を目標とした。池上一夫社長は2020年6月の年次報告書で、新規設計の物件にBIMを全面導入する体制を年度内に整えるとした。そのうえで『One of the major themes in promoting these initiatives is digital transformation (DX).』(訳:その推進の主要テーマの一つがデジタルトランスフォーメーション(DX)である)と記した。2021年5月の説明会では、タワーマンション、賃貸マンション、物流倉庫へ受注の領域を広げたことを成果に挙げた。施工の担い手が減るなかで、1人当たりの生産性を上げなければ受注を増やせないという判断があったと思われる。

  • 長谷工コーポレーション「長谷工グループ長期ビジョン及び中期経営計画の概要についてのお知らせ」(2020年2月28日)
    • [211]2030年3月期を目指す長期ビジョン(連結経常利益1,500億円)と、NS計画(2021年3月期〜2025年3月期、2025年3月期の連結経常利益1,000億円)を公表し、世帯数の減少や消費者ニーズの多様化、IT技術の進化によるマンション市場の変化を背景に挙げた
    • [213]2030年3月期を目指す長期ビジョン(連結経常利益1,500億円)と、NS計画(2021年3月期〜2025年3月期、2025年3月期の連結経常利益1,000億円)を公表し、世帯数の減少や消費者ニーズの多様化、IT技術の進化によるマンション市場の変化を背景に挙げた
  • Haseko Corporation Annual Report 2020(Message from the Management)
    • [212]池上一夫社長が2020年4月1日に就任し、当該年度末までに新規設計物件へBIMを全面導入する体制を整えること、DXを推進の主要テーマとすることを示した
    • [214]池上一夫社長が2020年4月1日に就任し、当該年度末までに新規設計物件へBIMを全面導入する体制を整えること、DXを推進の主要テーマとすることを示した
    • [215]池上一夫社長が2020年4月1日に就任し、当該年度末までに新規設計物件へBIMを全面導入する体制を整えること、DXを推進の主要テーマとすることを示した
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 社長挨拶と質疑応答(2021年5月)
    • [216]タワーマンション、賃貸マンション、物流倉庫などNS計画で掲げた建設事業の領域拡大に取り組めたことを成果に挙げ、BIM・ICTによる生産性改革の効果が表れ始めたと説明した

2025年3月期、主に海外事業で約230億円の特別損失を計上し、その総額は22,960百万円(うち減損損失16,861百万円)となった。減損の対象には、ハワイのエヴァプロジェクトで開発地区の集客のために開設した商業施設「ワイカイ」が含まれた。投資の途中でコロナにより観光が止まり、日本からの客足が回復しなかったためである。2025年4月に就任した熊野聡社長は、同年5月の説明会で『ハワイ事業につきましても、早期の完結に向けて取り組んでまいります。』と語り、ハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロへ近づける方針を示した。2025年3月期の連結経常利益は834億円で、新中期経営計画は2028年3月期の1,000億円を改めて目標に掲げた。海外の損失を先に確定させたのは、NS計画で達しなかった1,000億円を建設事業の採算回復で達成し直すための整理だったと推察される。

  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 社長挨拶と質疑応答(2025年5月)
    • [217]熊野聡社長が、2025年3月期に主に海外事業で約230億円の特別損失を計上したこと、連結経常利益834億円、新中期経営計画で2028年3月期の連結経常利益1,000億円を目標とすること、ハワイ事業の早期完結を目指しハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロに近づける方針を示した
    • [221]熊野聡社長が、2025年3月期に主に海外事業で約230億円の特別損失を計上したこと、連結経常利益834億円、新中期経営計画で2028年3月期の連結経常利益1,000億円を目標とすること、ハワイ事業の早期完結を目指しハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロに近づける方針を示した
    • [222]熊野聡社長が、2025年3月期に主に海外事業で約230億円の特別損失を計上したこと、連結経常利益834億円、新中期経営計画で2028年3月期の連結経常利益1,000億円を目標とすること、ハワイ事業の早期完結を目指しハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロに近づける方針を示した
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2025年3月期)
    • [218]2025年3月期の連結特別損失は22,960百万円、うち減損損失16,861百万円
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 質疑応答(2025年2月)
    • [219]ハワイ「エヴァプロジェクト」の商業施設「ワイカイ」で減損損失を計上した。開発エリアの集客のために開いたが、投資の途中でコロナにより観光が止まり、日本からの集客が回復しなかった
    • [220]ハワイ「エヴァプロジェクト」の商業施設「ワイカイ」で減損損失を計上した。開発エリアの集客のために開いたが、投資の途中でコロナにより観光が止まり、日本からの集客が回復しなかった
参考文献[204]-[222]
  • 長谷工コーポレーション「株式会社細田工務店株式(証券コード1906)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2019年12月19日)
    • [204]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
    • [206]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
    • [207]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
    • [208]「住まいと暮らし」に関する事業の拡大を目的に、細田工務店の連結子会社化で戸建事業の領域を設計・施工まで広げられると判断し、マンション用地取得後に残る戸建向き用地を転売せず同社の分譲用地に提供できることを利点に挙げた。細田工務店は値引き販売とたな卸資産評価損で財務基盤が悪化していた
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
    • [205]2020年2月に細田工務店を株式公開買付けによる株式取得で子会社化した
  • 長谷工コーポレーション「株式会社ウッドフレンズの普通株式(証券コード:8886)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2025年4月10日)
    • [209]ウッドフレンズへの公開買付けで、2021年5月に設立した長谷工ホームの商品企画力と同社の東海圏のラインナップを組み合わせること、用地情報の相互共有、東海圏での事業拡大を狙いに挙げた
    • [210]ウッドフレンズへの公開買付けで、2021年5月に設立した長谷工ホームの商品企画力と同社の東海圏のラインナップを組み合わせること、用地情報の相互共有、東海圏での事業拡大を狙いに挙げた
  • 長谷工コーポレーション「長谷工グループ長期ビジョン及び中期経営計画の概要についてのお知らせ」(2020年2月28日)
    • [211]2030年3月期を目指す長期ビジョン(連結経常利益1,500億円)と、NS計画(2021年3月期〜2025年3月期、2025年3月期の連結経常利益1,000億円)を公表し、世帯数の減少や消費者ニーズの多様化、IT技術の進化によるマンション市場の変化を背景に挙げた
    • [213]2030年3月期を目指す長期ビジョン(連結経常利益1,500億円)と、NS計画(2021年3月期〜2025年3月期、2025年3月期の連結経常利益1,000億円)を公表し、世帯数の減少や消費者ニーズの多様化、IT技術の進化によるマンション市場の変化を背景に挙げた
  • Haseko Corporation Annual Report 2020(Message from the Management)
    • [212]池上一夫社長が2020年4月1日に就任し、当該年度末までに新規設計物件へBIMを全面導入する体制を整えること、DXを推進の主要テーマとすることを示した
    • [214]池上一夫社長が2020年4月1日に就任し、当該年度末までに新規設計物件へBIMを全面導入する体制を整えること、DXを推進の主要テーマとすることを示した
    • [215]池上一夫社長が2020年4月1日に就任し、当該年度末までに新規設計物件へBIMを全面導入する体制を整えること、DXを推進の主要テーマとすることを示した
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 社長挨拶と質疑応答(2021年5月)
    • [216]タワーマンション、賃貸マンション、物流倉庫などNS計画で掲げた建設事業の領域拡大に取り組めたことを成果に挙げ、BIM・ICTによる生産性改革の効果が表れ始めたと説明した
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 社長挨拶と質疑応答(2025年5月)
    • [217]熊野聡社長が、2025年3月期に主に海外事業で約230億円の特別損失を計上したこと、連結経常利益834億円、新中期経営計画で2028年3月期の連結経常利益1,000億円を目標とすること、ハワイ事業の早期完結を目指しハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロに近づける方針を示した
    • [221]熊野聡社長が、2025年3月期に主に海外事業で約230億円の特別損失を計上したこと、連結経常利益834億円、新中期経営計画で2028年3月期の連結経常利益1,000億円を目標とすること、ハワイ事業の早期完結を目指しハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロに近づける方針を示した
    • [222]熊野聡社長が、2025年3月期に主に海外事業で約230億円の特別損失を計上したこと、連結経常利益834億円、新中期経営計画で2028年3月期の連結経常利益1,000億円を目標とすること、ハワイ事業の早期完結を目指しハワイの残高396億円を2〜3年後にほぼゼロに近づける方針を示した
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2025年3月期)
    • [218]2025年3月期の連結特別損失は22,960百万円、うち減損損失16,861百万円
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 質疑応答(2025年2月)
    • [219]ハワイ「エヴァプロジェクト」の商業施設「ワイカイ」で減損損失を計上した。開発エリアの集客のために開いたが、投資の途中でコロナにより観光が止まり、日本からの集客が回復しなかった
    • [220]ハワイ「エヴァプロジェクト」の商業施設「ワイカイ」で減損損失を計上した。開発エリアの集客のために開いたが、投資の途中でコロナにより観光が止まり、日本からの集客が回復しなかった

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歴史年表 1937〜2025年

長谷工コーポレーションの沿革1937〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1937〜1967年木造の請負から鉄筋コンクリートへ ── 貸ビル業を併せ持つ工務店長谷川武彦氏が長谷川工務店を個人創業★
長谷川武彦長谷川工務店を設立★
長谷川武彦大阪出張所を開設★
長谷川武彦鉄筋コンクリート造の芦屋打出荘アパートを受注★
長谷川武彦東京出張所を開設★
長谷川武彦本店を移転★
長谷川武彦貸ビル業を開始★
長谷川武彦不動産売買業を開始★
長谷川武彦株式を店頭公開★
長谷川武彦東京証券取引所市場第二部に上場★
長谷川武彦東京・名古屋各証券取引所市場第一部へ指定★
1968〜1995年マンション専業化と規格化 ── 首都圏シェア2割からホテル・リゾートへ長谷川武彦自社マンション第1号を着工しマンション事業に参入★★
水上芳美日商岩井と業務提携★
水上芳美長谷工不動産を設立★
水上芳美本社を移転★
水上芳美ハワイに子会社を設立★
水上芳美本店を移転★
水上芳美長谷工コミュニティを設立★
水上芳美首都圏マンションシェアが約20%に到達★
水上芳美長谷工アーベストを設立★
合田耕平長谷工ライブネットを設立★
合田耕平本業の外へ1,000億円を投じたホテル・リゾートへの多角化

1988年、マンション専業ゼネコンの長谷工コーポレーション(当時:長谷川工務店)が、市場の成熟を受けてホテル・リゾート事業に1,000億円規模を投じる多角化に踏み切り、京都でのホテル開業と商号変更で"脱マンション"を対外的に印象づけた経営判断。

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★★★
合田耕平商号を長谷工コーポレーションに変更★
合田耕平長谷工システムズを設立★
合田耕平不二建設を設立★
合田耕平関西支社を移転★
1996〜2009年不動産含み損1850億円の一括処理と、マンション施工への再集中合田耕平「毎年赤字より一回ドカンと出す」──1,850億円を一度に落とし、含み損を後年へ残さない決着

1996年3月期、長谷工コーポレーションは不動産含み損1,600億円を含む1,850億円の特別損失を一括計上し、連結最終赤字2,144億円を計上した。合田耕平社長は、毎年に分けて損失を計上し続けるより一度に処理すると決め、バブル期に膨らんだ不良資産の清算を短期間で進める決断を下した。

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★★★
合田耕平嵩聰久氏が第4代社長に就任★
合田耕平HASEKO America, Inc.を設立★
合田耕平長谷工アネシスを設立★
岩尾崇岩尾崇氏が第5代社長に就任★
岩尾崇長谷工インテックを設立★
岩尾崇長谷工リフォームを設立★
2010〜2026年大栗育夫社長以降の総合地所・細田工務店の取得と経常利益1000億円大栗育夫大栗育夫氏が第6代社長に就任★
大栗育夫生活科学運営を子会社化★
辻範明辻範明氏が第7代社長に就任★
辻範明総合地所を子会社化★★
辻範明連結経常利益1,000億円を初めて達成★
辻範明細田工務店を子会社化★
池上一夫池上一夫氏が第8代社長に就任★
池上一夫私募REIT「長谷工レジデンシャルプライベート投資法人」の運用開始★
池上一夫海外事業で約230億円の特別損失を計上★★
熊野聡熊野聡氏が第9代社長に就任★
出典・参考 61件
出典・参考
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2000年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 長谷工コーポレーション 第87期中間期(2003年9月期)決算説明資料
  • 長谷工コーポレーション 第86期(2003年3月期)決算説明資料
  • 長谷工コーポレーション 第87期(2004年3月期)決算説明資料
  • 長谷工コーポレーション 2005年9月中間期 決算説明資料(2005年11月)
  • 長谷工コーポレーション 第88期(2005年3月期)決算説明資料(2005年5月)
  • 長谷工コーポレーション 2006年3月期 決算説明資料
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【役員の状況】
  • 長谷工コーポレーション 第90期(2007年3月期)中間決算説明資料
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第90期・2007年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第92期・2009年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 長谷工コーポレーション 平成21年3月期(第92期)決算説明資料(2009年5月14日)
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第94期・2011年3月期)【業績等の概要】
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2014年3月期)
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2018年3月期)
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 社長挨拶と質疑応答(2021年5月)
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(第108期・2025年3月期)【沿革】
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 社長挨拶と質疑応答(2025年5月)
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書(2025年3月期)
  • 長谷工コーポレーション 決算説明会 質疑応答(2025年2月)
  • 長谷工コーポレーション 有価証券報告書【沿革】
  • 長谷工コーポレーション 平成19年3月期(第90期)決算説明資料
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「会社の内容―概説」
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)高畑誠一の寄稿
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「私はこう思う」熊田忠次
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「貸室業務の概要」
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「将来の展望」
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)会社の概要
  • 『HASEGAWA KOMUTEN 25年の歩み』(1962年)「長谷川学校」
  • 企業の歴史 : 明治百年(1968年)「長谷川工務店」
  • 『1995日本会社史総覧』(東洋経済新報社, 1995年)
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1996年3月期 連結業績)
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1997〜1999年3月期 連結業績)
  • 会社年鑑(長谷工コーポレーション 1999年3月期 連結業績)
  • 長谷川工務店 会社年鑑
  • 証券 1962年14巻4号
  • 日経ビジネス 1975年2月3日号
  • 証券アナリストジャーナル 1977年15巻9号
  • 証券アナリストジャーナル 1982年20巻1号
  • Decide 1987年5巻9号
  • 日経ビジネス 1989年8月14日号
  • 日経ビジネス 1991年11月18日号
  • 日経ビジネス 1992年9月14日号
  • 日経ビジネス 1995年11月13日号
  • 長谷工コーポレーション「株式会社細田工務店株式(証券コード1906)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2019年12月19日)
  • 経済展望 1963年
  • 長谷工コーポレーション 年頭あいさつ 代表取締役社長 大栗育夫(2011年1月4日)
  • Haseko Corporation Annual Report 2012(Message from the Management)
  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2012年2月9日)
  • Haseko Corporation Annual Report 2013(Message from the Management)
  • 長谷工コーポレーション「平成26年3月期(第97期)配当予想の修正(復配)及び優先株式の償還方針に関するお知らせ」(2014年2月13日)
  • Haseko Corporation Annual Report 2014(Message from the Management)
  • 長谷工コーポレーション「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2014年5月14日)
  • 長谷工コーポレーション「当社及び当社子会社による株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2015年4月23日)
  • 長谷工コーポレーション「当社及び当社子会社による株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2015年11月11日)
  • Haseko Corporation Annual Report 2016(Message from the Management)
  • Haseko Corporation Annual Report 2017(Message from the Management)
  • Haseko Corporation Annual Report 2018(Message from the Management)
  • 長谷工コーポレーション「長谷工グループ長期ビジョン及び中期経営計画の概要についてのお知らせ」(2020年2月28日)
  • Haseko Corporation Annual Report 2020(Message from the Management)
  • 長谷工コーポレーション「株式会社ウッドフレンズの普通株式(証券コード:8886)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2025年4月10日)

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