三菱商事の沿革(1918〜2024年)

三菱商事の創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
1918
1-12月
三菱合資会社の営業部門を「三菱商事」として分離
三菱財閥(三菱合資会社)は、第一次世界大戦の勃発(1914年〜1919年)により業容を拡大したことを受けて、営業部門を「三菱商事」として分離。商社事業を別会社として展開することで、市況変動などのリスクを「三菱財閥」として背負わずに済む体制を構築した。 その後、1945年に終戦を迎え、GHQは日本国内の財閥の解体を決定。三菱財閥は解体されることが決まり、「三菱」の商号利用も一時的に禁止された。三菱商事の営業権については、元三菱商事の社員が経営する各社に分散された。
FY55
1955/3
三菱商事株式会社を創立
財閥の事業構造が商社の商品構成を規定した三菱商事の設立経緯
FY69
1969/3
商品本部制を導入・事業投資を本格化
ブルネイLNG開発に参画・事業投資に参入
LNGの国内販路がシェルと対等の45%権益を可能にした事業投資の第一歩
FY76
1976/3
売上高
91,406億円
当期純利益
145億円
FY77
1977/3
売上高
96,090億円
当期純利益
179億円
FY78
1978/3
売上高
93,245億円
当期純利益
160億円
FY79
1979/3
売上高
88,366億円
当期純利益
161億円
FY80
1980/3
売上高
120,667億円
当期純利益
193億円
FY81
1981/3
売上高
139,368億円
当期純利益
204億円
FY82
1982/3
売上高
146,865億円
当期純利益
211億円
サウディ石油化学合弁に調印
FY83
1983/3
売上高
148,854億円
当期純利益
182億円
FY84
1984/3
売上高
150,291億円
当期純利益
203億円
FY85
1985/3
売上高
164,268億円
当期純利益
231億円
Kプランを策定・選択と集中を遂行
FY89
1989/3
南米で銅山開発を開始
FY97
1997/3
売上高
157,920億円
当期純利益
443億円
FY98
1998/3
売上高
158,256億円
当期純利益
476億円
FY99
1999/3
売上高
136,831億円
当期純利益
55億円
FY00
2000/3
売上高
131,091億円
当期純利益
252億円
ローソンと業務資本提携を締結
FY01
2001/3
収益
30,206億円
当期純利益
926億円
豪州原料炭合弁会社の権益追加取得
FY02
2002/3
収益
31,425億円
当期純利益
602億円
ガバナンス改革を実施
FY03
2003/3
収益
33,211億円
当期純利益
620億円
FY04
2004/3
収益
34,758億円
当期純利益
1,171億円
FY05
2005/3
収益
41,333億円
当期純利益
1,838億円
FY06
2006/3
収益
48,120億円
当期純利益
3,532億円
FY07
2007/3
収益
50,687億円
当期純利益
4,155億円
FY08
2008/3
収益
60,308億円
当期純利益
4,627億円
FY09
2009/3
収益
61,563億円
当期純利益
3,709億円
FY10
2010/3
収益
45,407億円
当期純利益
2,757億円
FY11
2011/3
収益
52,068億円
当期純利益
4,645億円
FY12
2012/3
収益
55,658億円
当期純利益
4,523億円
AAS社の株式を取得(チリ銅山)
FY13
2013/3
収益
59,687億円
当期純利益
3,600億円
FY14
2014/3
収益
76,351億円
当期純利益
3,613億円
FY15
2015/3
収益
76,694億円
当期純利益
4,005億円
セルマック社を買収(ノルウェー・サケ養殖)
FY16
2016/3
収益
69,255億円
当期純利益
-1,493億円
AAS関連の減損により最終赤字に転落
2011年に参画したAAS社(チリ銅山・4200億円で取得)について、銅市況の低迷を受けて、2016年3月期に2712億円の減損損失を計上。この影響で、三菱商事の全社業績について、FY2015に最終赤字1493億円(当期純損失)に転落した。
FY17
2017/3
収益
64,257億円
当期純利益
4,402億円
FY18
2018/3
収益
75,673億円
当期純利益
5,601億円
FY19
2019/3
収益
161,037億円
当期純利益
5,907億円
FY20
2020/3
収益
147,797億円
当期純利益
5,353億円
Eneco社を買収(欧州・再生エネルギー)
欧州の再生エネルギー事業に参入するために、三菱商事は中部電力と共同設立した「Doiamond Chubu Europe B.V.」を通じて、オランダのEneco Group N.V.の株式100%の取得を決定。三菱商事は共同出資会社に80%を出資しており、三菱商事によるEneco社の取得価格は4885億円となった。
FY21
2021/3
収益
128,845億円
当期純利益
1,725億円
FY22
2022/3
収益
172,648億円
当期純利益
9,375億円
FY23
2023/3
収益
215,719億円
当期純利益
11,806億円
借入金・社債・リース負債を圧縮
FY2023に三菱商事は業績好調により過去最高のキャッシュフロー1.9兆円を確保した。 このため、三菱商事は借入金の必要性が減少したことや、資産圧縮によって経営効率を改善するために、有利子負債の圧縮を決定。 FY2023において、社債借入金についてキャッシュフローベースで▲9673億円、リース負債についても同▲3089億円が減少し、主に借入金の返済を通じて有利子負債を圧縮した。
FY24
2024/3
divestiture
事業ポートフォリオの入れ替えを本格化
バークシャー出資が促した「保有から入れ替え」への投資モデル転換
  1. 三菱合資会社の営業部門を「三菱商事」として分離

    三菱財閥(三菱合資会社)は、第一次世界大戦の勃発(1914年〜1919年)により業容を拡大したことを受けて、営業部門を「三菱商事」として分離。商社事業を別会社として展開することで、市況変動などのリスクを「三菱財閥」として背負わずに済む体制を構築した。 その後、1945年に終戦を迎え、GHQは日本国内の財閥の解体を決定。三菱財閥は解体されることが決まり、「三菱」の商号利用も一時的に禁止された。三菱商事の営業権については、元三菱商事の社員が経営する各社に分散された。

  2. 三菱商事株式会社を創立
    財閥の事業構造が商社の商品構成を規定した三菱商事の設立経緯
  3. 商品本部制を導入・事業投資を本格化
  4. ブルネイLNG開発に参画・事業投資に参入
    LNGの国内販路がシェルと対等の45%権益を可能にした事業投資の第一歩
  5. サウディ石油化学合弁に調印
  6. Kプランを策定・選択と集中を遂行
  7. 南米で銅山開発を開始
  8. ローソンと業務資本提携を締結
  9. 豪州原料炭合弁会社の権益追加取得
  10. ガバナンス改革を実施
  11. AAS社の株式を取得(チリ銅山)
  12. セルマック社を買収(ノルウェー・サケ養殖)
  13. AAS関連の減損により最終赤字に転落

    2011年に参画したAAS社(チリ銅山・4200億円で取得)について、銅市況の低迷を受けて、2016年3月期に2712億円の減損損失を計上。この影響で、三菱商事の全社業績について、FY2015に最終赤字1493億円(当期純損失)に転落した。

  14. Eneco社を買収(欧州・再生エネルギー)

    欧州の再生エネルギー事業に参入するために、三菱商事は中部電力と共同設立した「Doiamond Chubu Europe B.V.」を通じて、オランダのEneco Group N.V.の株式100%の取得を決定。三菱商事は共同出資会社に80%を出資しており、三菱商事によるEneco社の取得価格は4885億円となった。

  15. 借入金・社債・リース負債を圧縮

    FY2023に三菱商事は業績好調により過去最高のキャッシュフロー1.9兆円を確保した。 このため、三菱商事は借入金の必要性が減少したことや、資産圧縮によって経営効率を改善するために、有利子負債の圧縮を決定。 FY2023において、社債借入金についてキャッシュフローベースで▲9673億円、リース負債についても同▲3089億円が減少し、主に借入金の返済を通じて有利子負債を圧縮した。

  16. divestiture
    事業ポートフォリオの入れ替えを本格化
    バークシャー出資が促した「保有から入れ替え」への投資モデル転換

参考文献・出所

有価証券報告書
日経ビジネス 1988年1月4日
証券アナリストジャーナル 1969年10月
日経ビジネス
三菱商事社史
TECH+ 2024年2月16日
三菱商事コーポレートサイト
Bloomberg
決算説明会 FY25-Q2 2025/11/4
決算説明会 FY25-Q3 2026/2/6
三菱商事 経営戦略2027 プレスリリース 2025/4
三菱商事 プレスリリース 日本KFC株式譲渡 2024/4