ニッスイの沿革・歴史的証言

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1911年〜2025

ニッスイの1911年〜2025年の主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に並べた沿革(社史年表)と、経営者・当事者の歴史的証言

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
1911
1-12月
田村汽船漁業部として創業
田村市郎が下関で遠洋トロール漁業を開始
日本の遠洋漁業の草分け。のちにニッスイへ発展する母体
1919
1-12月
会社設立
共同漁業株式会社として株式会社化
田村汽船漁業部から株式会社組織へ組織変更し資本基盤を強化
近代水産会社としての制度基盤の確立
1934
1-12月
組織再編
共同漁業が日本産業(日産コンツェルン)に合併
鮎川義介率いる日本産業の傘下に入り、日産水産部の中核事業会社となる
日産財閥傘下化。創業者・田村家の個人経営から財閥系事業会社への転換
1937
1-12月
社名を日本水産株式会社に変更
日本食料工業合併と同時に資本金9150万円に増資、日産水産部の集約の到達点
日本水産ブランドの誕生。日産系水産会社集約の完成形
1943
1-12月
組織再編
日本海洋漁業統制株式会社を設立
戦時統制下で水産会社が統合
戦時体制下の水産業再編。現ニッスイの法人格の起源
1945
1-12月
日本水産株式会社に社名変更
戦後の再出発。「日本水産」ブランドの確立
FY50
1950/3
株式上場
東京証券取引所に株式を上場
上場により資金調達力を獲得
FY53
1953/3
新規事業
戸畑工場にて魚肉ソーセージの本格的生産を開始
水産加工食品事業への本格進出。魚肉ソーセージは戦後の国民的食品となり同社の陸上加工事業の原点
FY56
1956/3
企業買収
報國水産(現ホウスイ)を子会社化
2022年4月に全株式売却
FY58
1958/3
日産水産研究所が日産研究所に社名変更
FY62
1962/3
新規事業
事業目的に農畜産物の生産・加工・売買を追加
設備投資新規事業
八王子総合工場が竣工
陸上加工事業へ本格進出
漁業中心から食品加工メーカーへの転換を象徴する拠点
日産研究所が日水製薬に社名変更
現・島津ダイアグノスティクス。2022年9月に全株式売却
FY65
1965/3
売上高
551億円
当期純利益
11億円
FY66
1966/3
売上高
596億円
当期純利益
11億円
FY67
1967/3
売上高
588億円
当期純利益
13億円
本社を東京都千代田区に移転
FY68
1968/3
売上高
640億円
当期純利益
13億円
FY69
1969/3
売上高
702億円
当期純利益
16億円
FY70
1970/3
売上高
821億円
当期純利益
26億円
FY71
1971/3
売上高
956億円
当期純利益
34億円
FY72
1972/3
売上高
1,093億円
当期純利益
37億円
FY73
1973/3
売上高
1,195億円
当期純利益
27億円
FY74
1974/3
売上高
1,561億円
当期純利益
40億円
合弁設立海外進出
米国合弁会社NIPPON SUISAN(U.S.A.)を設立
現・NISSUI USA,INC.
北米市場への進出の起点。のちにゴートンズ買収など北米加工事業の基盤に
FY75
1975/3
売上高
1,754億円
当期純利益
15億円
合弁設立海外進出
米国合弁会社UNISEA, INC.を設立
FY76
1976/3
売上高
1,995億円
当期純利益
15億円
FY77
1977/3
売上高
2,585億円
当期純利益
31億円
FY78
1978/3
売上高
3,795億円
当期純利益
30億円
FY79
1979/3
売上高
3,745億円
当期純利益
27億円
合弁設立海外進出
チリ合弁会社EMPRESA DE DESARROLLO PESQUERO DE CHILE S.A.を設立
南米水産事業の起点。チリはのちにサケ養殖の主力拠点に発展
FY80
1980/3
売上高
4,079億円
当期純利益
27億円
FY81
1981/3
売上高
4,088億円
当期純利益
24億円
FY82
1982/3
売上高
4,296億円
当期純利益
22億円
合弁設立海外進出
アルゼンチン合弁会社EXPLOTACION PESQUERA DE LA PATAGONIA S.A.を設立
FY83
1983/3
売上高
4,844億円
当期純利益
24億円
新規事業
事業目的に医薬品の製造及び売買を追加
新規事業
EPA(エイコサペンタエン酸)栄養補助食品の販売を開始
ファインケミカル事業の起点。水産資源の高付加価値利用を開拓
FY84
1984/3
売上高
4,700億円
当期純利益
25億円
FY85
1985/3
売上高
4,843億円
当期純利益
29億円
報國水産がホウスイに社名変更
FY87
1987/3
新規事業
事業目的にレストラン・飲食店経営、不動産、有価証券保有等を追加
FY89
1989/3
企業買収海外進出
チリのサケ養殖会社SALMONES ANTARTICA S.A.を買収
チリにおけるサケ養殖事業の本格化。南米養殖は現在の主力事業の一つ
FY90
1990/3
海外進出
チリにNIPPON SUISAN AMERICA LATINA S.A.を設立
現・NISSUI AMERICA LATINA S.A.
FY91
1991/3
設備投資
川崎冷凍工場が竣工
親子上場
日水製薬が東証二部に上場
2022年9月に全株式売却
FY94
1994/3
企業買収
ニッスイ・エンジニアリングを連結子会社化
研究開発設備投資
大分海洋研究センターが竣工
設備投資
姫路総合工場が竣工
FY95
1995/3
売上高
4,703億円
当期純利益
-11億円
FY96
1996/3
売上高
4,687億円
当期純利益
-43億円
FY97
1997/3
売上高
4,660億円
当期純利益
50億円
FY98
1998/3
売上高
4,770億円
当期純利益
63億円
日本クッカリーを設立
現・日本デリカサービス
FY99
1999/3
売上高
4,429億円
当期純利益
-27億円
FY00
2000/3
売上高
4,722億円
当期純利益
50億円
設備投資
東京総合物流センターが竣工
FY01
2001/3
売上高
4,637億円
親会社株主に帰属する当期純利益
30億円
業務提携海外進出
ニュージーランドSEALORD GROUP LTD.へ資本参加
ニュージーランドの主要水産会社への出資。グローバル水産ネットワークの拡充
FY02
2002/3
売上高
4,829億円
親会社株主に帰属する当期純利益
-106億円
企業買収新規事業海外進出
北米で家庭用水産冷凍食品「ゴートンズ」「ブルーウォーター」事業を買収
NISSUI USA,INC.を通じて買収
北米家庭用水産冷凍食品市場への本格参入。ゴートンズは北米No.1ブランドとして同社の海外事業の柱に成長
FY03
2003/3
売上高
4,998億円
親会社株主に帰属する当期純利益
49億円
FY04
2004/3
売上高
4,946億円
親会社株主に帰属する当期純利益
31億円
設備投資
伊万里油飼工場が竣工
企業買収
黒瀬水産を連結子会社化
ブリ養殖。現・連結子会社
FY05
2005/3
売上高
5,108億円
親会社株主に帰属する当期純利益
61億円
ハチカンを設立
FY06
2006/3
売上高
5,396億円
親会社株主に帰属する当期純利益
67億円
企業買収海外進出
北米業務用水産冷凍食品会社KING&PRINCE SEAFOOD CORP.を買収
GORTON'S INC.を通じて買収
北米業務用市場への進出。家庭用ゴートンズと合わせ北米水産加工食品のフルライン体制を構築
設備投資海外進出
合弁会社山東山孚日水有限公司新工場(中国)が竣工
FY07
2007/3
売上高
5,528億円
当期純利益
93億円
企業買収海外進出
北米水産物販売会社F.W.BRYCE, INC.を買収
NISSUI USA,INC.を通じて買収
業務提携海外進出
デンマークNORDIC SEAFOOD A/Sへ資本参加
企業買収
西南水産を連結子会社化
親子上場
日水製薬が東証一部銘柄に指定
2022年9月に全株式売却
FY08
2008/3
売上高
5,339億円
当期純利益
93億円
設備投資
鹿島工場が竣工
日水物流を設立
業務提携海外進出
フランスCITE MARINE S.A.Sへ資本参加
FY09
2009/3
売上高
5,052億円
当期純利益
-162億円
北海道日水を設立
海外進出研究開発
青島日水食品研究開発有限公司(中国)を設立
企業買収
共和水産を連結子会社化
北海道ファインケミカルを設立
連結純損失を計上
リーマン・ショックによる魚価下落と為替差損等により特別損失が拡大
営業黒字を維持しながらも特別損失の膨張で純損失に転落。財務体質の脆弱性が露呈
海外進出
タイにTN Fine Chemicals Co.Ltdを設立
2024年7月清算結了
FY10
2010/3
売上高
4,815億円
当期純利益
0億円
博多まるきた水産を設立
FY11
2011/3
売上高
4,942億円
当期純利益
-9億円
企業買収
デルマールを連結子会社化
2021年7月に吸収合併
連結純損失を計上
東日本大震災の影響等により
FY12
2012/3
売上高
5,380億円
親会社株主に帰属する当期純利益
20億円
研究開発設備投資
東京イノベーションセンターが竣工
創業100周年記念事業。ニッスイグループの研究開発拠点
創業100年の節目に研究開発機能を集約。食の安全・機能性研究の中核拠点
FY13
2013/3
売上高
5,668億円
親会社株主に帰属する当期純利益
-45億円
企業買収
金子産業を連結子会社化
連結純損失を計上
退職給付に係る調整額等の影響
FY14
2014/3
売上高
6,042億円
親会社株主に帰属する当期純利益
39億円
弓ヶ浜水産を設立
FY15
2015/3
売上高
6,384億円
親会社株主に帰属する当期純利益
105億円
本社を東京都港区に移転
FY16
2016/3
売上高
6,371億円
親会社株主に帰属する当期純利益
123億円
企業買収
稚内東部を連結子会社化
FY17
2017/3
売上高
6,359億円
親会社株主に帰属する当期純利益
142億円
ファームチョイスを設立
FY18
2018/3
売上高
6,772億円
親会社株主に帰属する当期純利益
172億円
設備投資
鹿島医薬品工場が竣工
社長交代
的埜明世が代表取締役社長に就任
細見典男は代表取締役会長に
経営トップの交代。的埜体制のもとで食品事業の収益力強化が加速
FY19
2019/3
売上高
7,121億円
親会社株主に帰属する当期純利益
153億円
FY20
2020/3
売上高
6,900億円
親会社株主に帰属する当期純利益
147億円
FY21
2021/3
売上高
6,150億円
親会社株主に帰属する当期純利益
143億円
社長交代
浜田晋吾が代表取締役社長に就任
的埜明世は退任
浜田体制で中計「Good Foods 2024」を推進。社名変更やノンコア事業売却を主導
FY22
2022/3
売上高
6,936億円
親会社株主に帰属する当期純利益
172億円
組織再編海外進出
デルマールを吸収合併しThai Delmar Co., Ltd.を子会社化
FY23
2023/3
売上高
7,681億円
親会社株主に帰属する当期純利益
212億円
株式上場
東証プライム市場に移行
市場区分見直しにより市場第一部から移行
事業売却
ホウスイの全株式を売却
持分法適用会社から除外
親子上場事業撤退
日水製薬(現・島津ダイアグノスティクス)の全株式を売却
連結子会社から除外。1958年設立以来の医薬事業から撤退
ノンコア事業の整理。水産・食品への経営資源集中を加速
日本水産から株式会社ニッスイに社名変更
創業以来の「日本水産」から「ニッスイ」へ。グローバル展開を見据えたブランド統一
FY24
2024/3
売上高
8,313億円
親会社株主に帰属する当期純利益
238億円
組織再編企業買収
NC・GDホールディングスを設立しグルメデリカを連結子会社化
2024年7月に吸収合併
FY25
2025/3
売上高
8,861億円
親会社株主に帰属する当期純利益
253億円
ニッスイまぐろを設立
社長交代
田中輝が代表取締役社長に就任
浜田晋吾は代表取締役会長に
新中期経営計画のもとで成長戦略を推進する新体制
組織再編
NC・GDホールディングス・日本クッカリー・グルメデリカの3社を合併
日本デリカサービスに商号変更
  1. 田村汽船漁業部として創業

    田村市郎が下関で遠洋トロール漁業を開始

    日本の遠洋漁業の草分け。のちにニッスイへ発展する母体
  2. 会社設立
    共同漁業株式会社として株式会社化

    田村汽船漁業部から株式会社組織へ組織変更し資本基盤を強化

    近代水産会社としての制度基盤の確立
  3. 組織再編
    共同漁業が日本産業(日産コンツェルン)に合併

    鮎川義介率いる日本産業の傘下に入り、日産水産部の中核事業会社となる

    日産財閥傘下化。創業者・田村家の個人経営から財閥系事業会社への転換
  4. 社名を日本水産株式会社に変更

    日本食料工業合併と同時に資本金9150万円に増資、日産水産部の集約の到達点

    日本水産ブランドの誕生。日産系水産会社集約の完成形
  5. 組織再編
    日本海洋漁業統制株式会社を設立

    戦時統制下で水産会社が統合

    戦時体制下の水産業再編。現ニッスイの法人格の起源
  6. 日本水産株式会社に社名変更
    戦後の再出発。「日本水産」ブランドの確立
  7. 株式上場
    東京証券取引所に株式を上場
    上場により資金調達力を獲得
  8. 新規事業
    戸畑工場にて魚肉ソーセージの本格的生産を開始
    水産加工食品事業への本格進出。魚肉ソーセージは戦後の国民的食品となり同社の陸上加工事業の原点
  9. 企業買収
    報國水産(現ホウスイ)を子会社化

    2022年4月に全株式売却

  10. 日産水産研究所が日産研究所に社名変更
  11. 新規事業
    事業目的に農畜産物の生産・加工・売買を追加
  12. 設備投資新規事業
    八王子総合工場が竣工

    陸上加工事業へ本格進出

    漁業中心から食品加工メーカーへの転換を象徴する拠点
  13. 日産研究所が日水製薬に社名変更

    現・島津ダイアグノスティクス。2022年9月に全株式売却

  14. 本社を東京都千代田区に移転
  15. 合弁設立海外進出
    米国合弁会社NIPPON SUISAN(U.S.A.)を設立

    現・NISSUI USA,INC.

    北米市場への進出の起点。のちにゴートンズ買収など北米加工事業の基盤に
  16. 合弁設立海外進出
    米国合弁会社UNISEA, INC.を設立
  17. 合弁設立海外進出
    チリ合弁会社EMPRESA DE DESARROLLO PESQUERO DE CHILE S.A.を設立
    南米水産事業の起点。チリはのちにサケ養殖の主力拠点に発展
  18. 合弁設立海外進出
    アルゼンチン合弁会社EXPLOTACION PESQUERA DE LA PATAGONIA S.A.を設立
  19. 新規事業
    事業目的に医薬品の製造及び売買を追加
  20. 新規事業
    EPA(エイコサペンタエン酸)栄養補助食品の販売を開始
    ファインケミカル事業の起点。水産資源の高付加価値利用を開拓
  21. 報國水産がホウスイに社名変更
  22. 新規事業
    事業目的にレストラン・飲食店経営、不動産、有価証券保有等を追加
  23. 企業買収海外進出
    チリのサケ養殖会社SALMONES ANTARTICA S.A.を買収
    チリにおけるサケ養殖事業の本格化。南米養殖は現在の主力事業の一つ
  24. 海外進出
    チリにNIPPON SUISAN AMERICA LATINA S.A.を設立

    現・NISSUI AMERICA LATINA S.A.

  25. 設備投資
    川崎冷凍工場が竣工
  26. 親子上場
    日水製薬が東証二部に上場

    2022年9月に全株式売却

  27. 企業買収
    ニッスイ・エンジニアリングを連結子会社化
  28. 研究開発設備投資
    大分海洋研究センターが竣工
  29. 設備投資
    姫路総合工場が竣工
  30. 日本クッカリーを設立

    現・日本デリカサービス

  31. 設備投資
    東京総合物流センターが竣工
  32. 業務提携海外進出
    ニュージーランドSEALORD GROUP LTD.へ資本参加
    ニュージーランドの主要水産会社への出資。グローバル水産ネットワークの拡充
  33. 企業買収新規事業海外進出
    北米で家庭用水産冷凍食品「ゴートンズ」「ブルーウォーター」事業を買収

    NISSUI USA,INC.を通じて買収

    北米家庭用水産冷凍食品市場への本格参入。ゴートンズは北米No.1ブランドとして同社の海外事業の柱に成長
  34. 設備投資
    伊万里油飼工場が竣工
  35. 企業買収
    黒瀬水産を連結子会社化

    ブリ養殖。現・連結子会社

  36. ハチカンを設立
  37. 企業買収海外進出
    北米業務用水産冷凍食品会社KING&PRINCE SEAFOOD CORP.を買収

    GORTON'S INC.を通じて買収

    北米業務用市場への進出。家庭用ゴートンズと合わせ北米水産加工食品のフルライン体制を構築
  38. 設備投資海外進出
    合弁会社山東山孚日水有限公司新工場(中国)が竣工
  39. 企業買収海外進出
    北米水産物販売会社F.W.BRYCE, INC.を買収

    NISSUI USA,INC.を通じて買収

  40. 業務提携海外進出
    デンマークNORDIC SEAFOOD A/Sへ資本参加
  41. 企業買収
    西南水産を連結子会社化
  42. 親子上場
    日水製薬が東証一部銘柄に指定

    2022年9月に全株式売却

  43. 設備投資
    鹿島工場が竣工
  44. 日水物流を設立
  45. 業務提携海外進出
    フランスCITE MARINE S.A.Sへ資本参加
  46. 北海道日水を設立
  47. 海外進出研究開発
    青島日水食品研究開発有限公司(中国)を設立
  48. 企業買収
    共和水産を連結子会社化
  49. 北海道ファインケミカルを設立
  50. 連結純損失を計上

    リーマン・ショックによる魚価下落と為替差損等により特別損失が拡大

    営業黒字を維持しながらも特別損失の膨張で純損失に転落。財務体質の脆弱性が露呈
  51. 海外進出
    タイにTN Fine Chemicals Co.Ltdを設立

    2024年7月清算結了

  52. 博多まるきた水産を設立
  53. 企業買収
    デルマールを連結子会社化

    2021年7月に吸収合併

  54. 連結純損失を計上

    東日本大震災の影響等により

  55. 研究開発設備投資
    東京イノベーションセンターが竣工

    創業100周年記念事業。ニッスイグループの研究開発拠点

    創業100年の節目に研究開発機能を集約。食の安全・機能性研究の中核拠点
  56. 企業買収
    金子産業を連結子会社化
  57. 連結純損失を計上

    退職給付に係る調整額等の影響

  58. 弓ヶ浜水産を設立
  59. 本社を東京都港区に移転
  60. 企業買収
    稚内東部を連結子会社化
  61. ファームチョイスを設立
  62. 設備投資
    鹿島医薬品工場が竣工
  63. 社長交代
    的埜明世が代表取締役社長に就任

    細見典男は代表取締役会長に

    経営トップの交代。的埜体制のもとで食品事業の収益力強化が加速
  64. 社長交代
    浜田晋吾が代表取締役社長に就任

    的埜明世は退任

    浜田体制で中計「Good Foods 2024」を推進。社名変更やノンコア事業売却を主導
  65. 組織再編海外進出
    デルマールを吸収合併しThai Delmar Co., Ltd.を子会社化
  66. 株式上場
    東証プライム市場に移行

    市場区分見直しにより市場第一部から移行

  67. 事業売却
    ホウスイの全株式を売却

    持分法適用会社から除外

  68. 親子上場事業撤退
    日水製薬(現・島津ダイアグノスティクス)の全株式を売却

    連結子会社から除外。1958年設立以来の医薬事業から撤退

    ノンコア事業の整理。水産・食品への経営資源集中を加速
  69. 日本水産から株式会社ニッスイに社名変更
    創業以来の「日本水産」から「ニッスイ」へ。グローバル展開を見据えたブランド統一
  70. 組織再編企業買収
    NC・GDホールディングスを設立しグルメデリカを連結子会社化

    2024年7月に吸収合併

  71. ニッスイまぐろを設立
  72. 社長交代
    田中輝が代表取締役社長に就任

    浜田晋吾は代表取締役会長に

    新中期経営計画のもとで成長戦略を推進する新体制
  73. 組織再編
    NC・GDホールディングス・日本クッカリー・グルメデリカの3社を合併

    日本デリカサービスに商号変更

歴史的証言

河野一郎(日本国・農林大臣)
「これからソ連に行き漁業問題を交渉してまいります。今回の問題はきわめて難航が予想されますが、いすれにしても問題は北洋におけるサケ・マスの資源保護が中心問題」
鈴木九平(日本水産・社長)
「現在、北洋漁場においては、日ソ漁業協定の問題があり(中略)公海自由の原則に大きな制約を受けつつある状態である。」「打開はもちろん隣接国との利害を調整し、科学的な資源調査によって、その国際的共存を図る外はないのであるが、漁業者自体は国際的信用を高めることにより、この克服に努力するとともに、一方、強力な不外交手段が要請されることは当然である」
鈴木九平(日本水産・社長)
「漁業経営の理想は、多角総合経営であることは論をまたぬ。それは水産業自体が原始産業として、天候、潮流その他の自然的制約を受ける不安定な産業であるばかりではない。」「重要な問題は、オフシーズンにおける漁船の稼働率を高め、その年間収益力を向上せしめることである。しかも、漁獲物の完全利用によって商品価値を高めている」
鈴木九平(日本水産・社長)
「伝統的な水産技術は海外に誇り得るわが国民の特殊性であって、これが特性を生かすとともに、漁業者に課せられた諸問題を逐次駆逐することによって、いささかひけ目を感ずることなく、ますます、その発展を確信するし、また、輸出においてもさらに伸び得る潜在力を保有しているといえる」
中井春雄(専務)
「総合食品会社としての当社水産加工面における生産と販売を睨み合わせた、全国にわたる冷蔵庫網の中心をなすもの」「この今後2度と手に入らない有利な武器を最高度に活用して、もって当面の負担を克服しながら、将来への戦いを勝ち取るのは、われわれに課せられた使命であります」
中井春雄(専務)
「5年間で、陸上加工部門へ111億円、開運部門へ233億円、その他子会社関係へ63億円、合わせて407億円」
中井春雄(専務)
「8年前、日ソ交渉がはじまったときですよ。あの時に、私は日本水産として将来の行き方をここでハッキリ決断しなければいかんと思ったんです」「素人だから決断できたようなもので、その当時としては深刻でした。陸上も、オカへ上がったカッパなどと言われました」
岸本純一副社長
陸上施設なら1工場に10億円もかければ最新の加工設備が持てる
大口社長
水産業界という小さな土でこそ、そこそこの業績とみてもらえても、食品という広いグラウンドに身を置けば、売上高経常利益率で1.39%では低収益会社
米沢邦男(日本水産・副社長)
「この間に外国の200カイリ水域内で、日の丸の国旗の下で操業する遠洋漁業は、ほとんど壊滅してしまったといえます。わずかに、米国、カナダ、ニュージーランドで日本の漁船が直接操業しているほか、チリ、アルゼンチンなどで現地と合弁で魚をとっているくらい。外国200カイリ内での日本漁船の漁獲量は実施前の1975年が374万トンあったけれど、今は買い付けを含めても数10万トンいくかいかない程度ですね。」「日本の遠洋底引き漁業の中核で、大手水産会社の収益を支えてきた北太平洋の母船式漁業は、ここ2、3年で急速に姿を消してしまいました。すべての母船がスクラップされるか海外に売却され、多くの船員が職を失うと同時に大手水産会社の収益基盤が根底から覆されたわけです。」
国井康夫常務
予想以上に早く漁場から締め出されてしまった
金田幸三(のちのニチレイ・社長/東大農学部卒)
「食品業界は繊維、石炭に次ぐ人気業種。特に日本人の栄養源を水産資源に頼ろうという考え方が支配的な時代である。水産会社となると実に狭き門だった。普通にやっていたら就職はできない。」
大口駿一日本水産社長
だが、この先人の遺産だけを食って生きていくわけにはいかない。そのためには何としても漁労以外の「柱」を育てたい。水産品に関する総合食品メーカーとして、味の素のようなブランド力、企業力を身につけようと号令しているのもそのためだ。 もちろん、道は険しい。水産会社の事業は国の内外を問わず、「許可」を受け、それによって自らの権益も守られるという「奪占」の世界でやる事業だ。自由な競争の中で戦う加工食品の部隊が劣勢だったのも、こうした寡占に慣れた甘い体質のせいかもしれない。この体質をなんとか変えて、食品分野でも激しい勝負をしたい。財務体質に余裕のある今こそチャンスだ。

参考文献・出所

有価証券報告書
日本水産の70年
日経ビジネス 1983/10/31
日経ビジネス 1991/8/19
決算説明会 FY24
ニッスイ公式 価値創造の歴史
ダイヤモンド 1956/05/26
ダイヤモンド 1965/01/01
日経産業新聞 1990/10/31
ニッスイ公式 ゴートンズ買収プレスリリース
日本食糧新聞 2018/4/16
日経ESG 2023/9/28
ニッスイ公式 社名変更プレスリリース 2022/4/20
決算説明会 FY25-3Q
ニッスイ公式 PY社取得プレスリリース 2025/12/16
ニッスイ公式 PY社完全子会社化プレスリリース 2026/1/16
中期経営計画 Good Foods Recipe2 2025/4