ミネベアミツミの沿革・歴史的証言
1951年〜2025年
ミネベアミツミの1951年〜2025年の主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に並べた沿革(社史年表)と、経営者・当事者の歴史的証言
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 年月 | 区分 | 出来事 | 歴史的意義 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1951 1-12月 | 会社設立 | 日本ミネチュアベアリング株式会社を設立 東京都板橋区で設立。わが国最初のミニチュアベアリング専門メーカー | 日本のミニチュアベアリング産業の起点となった | |||
FY62 1962/3 | 売上高 2.5億円 | 株式上場 | 東京証券取引所市場第二部に上場 同年8月に店頭売買銘柄として公開 | 設立10年で資本市場にアクセス | ||
FY63 1963/3 | 売上高 2.6億円 | |||||
FY64 1964/3 | 売上高 3.1億円 | |||||
FY65 1965/3 | 売上高 4.1億円 | 当期純利益 0.18億円 | ||||
FY66 1966/3 | 売上高 8.3億円 | 当期純利益 0.79億円 | 組織再編 | 本社を長野県御代田町に移転 川口工場を閉鎖し全施設を軽井沢工場に集約 | ||
FY67 1967/3 | 売上高 13.7億円 | 当期純利益 0.6億円 | ||||
FY68 1968/3 | 売上高 18.2億円 | 当期純利益 0.81億円 | ||||
FY69 1969/3 | 売上高 22.5億円 | 当期純利益 4.14億円 | 米国にNIPPON MINIATURE BEARING CORP.を設立 後のNMB CORPORATION | 初の海外現地法人設立、米国市場への直接参入 | ||
FY70 1970/3 | 売上高 33.7億円 | 当期純利益 6.27億円 | ||||
FY71 1971/3 | 売上高 42.1億円 | 当期純利益 7.91億円 | 株式上場 | 東証一部に指定替上場 | ||
FY72 1972/3 | 売上高 52.7億円 | 当期純利益 9.82億円 | 企業買収 | SKF社のREED工場(米国)を買収 New Hampshire Ball Bearings チャッツワース工場として現存 | 米国での生産拠点獲得、世界的ベアリングメーカーSKFからの事業取得 | |
シンガポールにNMB SINGAPORE LIMITEDを設立 | 東南アジア生産体制の起点 | |||||
FY73 1973/3 | 売上高 74.7億円 | 当期純利益 14.1億円 | ||||
FY74 1974/3 | 売上高 117億円 | 当期純利益 12.1億円 | ||||
FY75 1975/3 | 売上高 124億円 | 当期純利益 14.6億円 | ||||
FY76 1976/3 | 売上高 147億円 | 当期純利益 3.5億円 | ||||
FY77 1977/3 | 売上高 181億円 | 当期純利益 1.3億円 | ||||
FY78 1978/3 | 売上高 201億円 | 当期純利益 2.9億円 | ||||
FY79 1979/3 | 売上高 269億円 | 当期純利益 8.6億円 | ||||
FY80 1980/3 | 売上高 451億円 | 当期純利益 12.8億円 | ||||
FY81 1981/3 | 売上高 735億円 | 当期純利益 17.2億円 | タイにNMB THAI LIMITEDを設立 | 後に同社最大の生産拠点となるタイ進出の第一歩 | ||
FY82 1982/3 | 売上高 911億円 | 当期純利益 34.8億円 | 組織再編 | 系列メーカー4社を吸収合併し社名を「ミネベア株式会社」に変更 東京螺子製作所・新興通信工業・新中央工業・大阪車輪製造の4社 | ベアリング専業から多角化総合部品メーカーへの転換点 | |
FY83 1983/3 | 売上高 941億円 | 当期純利益 24.9億円 | ||||
FY84 1984/3 | 売上高 1,307億円 | 当期純利益 46.5億円 | ||||
FY85 1985/3 | 企業買収 | 米国New Hampshire Ball Bearings Inc.を系列化 | 米国ベアリング事業の本格的囲い込み | |||
FY87 1987/3 | 組織再編 | 開発技術センターを設立 開発技術センターを設立し、グループ全体の研究開発機能を集約した。多角化路線(系列メーカー4社合併・社名変更を1981年に経た直後)における技術基盤の整備となった。 | ||||
FY88 1988/3 | 企業買収 | 英国ROSE BEARINGS LTD.を系列化 ロッドエンド・スフェリカルベアリングメーカー、現NMB-MINEBEA UK LTD. | 欧州での特殊ベアリング事業の取り込み | |||
FY91 1991/3 | ドイツにPAPST-MINEBEA-DISC-MOTOR GmbHを設立 現MinebeaMitsumi Technology Center Europe GmbH | 欧州モーター事業の布石 | ||||
FY92 1992/3 | 売上高 2,786億円 | 当期純利益 -136億円 | ||||
FY93 1993/3 | 売上高 2,651億円 | 当期純利益 -612億円 | ||||
FY94 1994/3 | 売上高 1,215億円 | 当期純利益 5億円 | ||||
FY95 1995/3 | 売上高 2,391億円 | 当期純利益 25億円 | 中国にMINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH COMPONENTS(上海)を設立 | 中国生産体制の開始 | ||
FY96 1996/3 | 売上高 2,605億円 | 当期純利益 73億円 | ||||
FY97 1997/3 | 売上高 3,028億円 | 当期純利益 88億円 | ||||
FY98 1998/3 | 売上高 3,260億円 | 当期純利益 151億円 | ||||
FY99 1999/3 | 売上高 3,053億円 | 当期純利益 115億円 | ||||
FY00 2000/3 | 売上高 2,847億円 | 当期純利益 -26億円 | ||||
FY01 2001/3 | 売上高 2,870億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 148億円 | ||||
FY02 2002/3 | 売上高 2,793億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 52億円 | ||||
FY03 2003/3 | 売上高 2,722億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 -24億円 | ||||
FY04 2004/3 | 売上高 2,685億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 60億円 | ||||
FY05 2005/3 | 売上高 2,944億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 55億円 | 合弁設立 | 松下電器産業モータ社との情報モーター事業統合でミネベア・松下モータ設立 ファンモーター・ステッピングモーター等4商品の統合会社。後のミネベアモータ | 国内大手との合弁による情報モーター事業の規模拡大 | |
FY06 2006/3 | 売上高 3,184億円 | 当期純利益 96億円 | ||||
FY07 2007/3 | 売上高 3,310億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 128億円 | ||||
FY08 2008/3 | 売上高 3,344億円 | 当期純利益 163億円 | ||||
FY09 2009/3 | 売上高 2,561億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 24億円 | 社長交代 | 貝沼由久が代表取締役社長執行役員に就任 前任は山岸孝行 | 後に「中興の祖」と評される長期経営体制の始点 | |
企業買収 | ドイツmyonic Holding GmbHを全持分取得 歯科・医療機器・航空宇宙向け特殊ベアリング | 高付加価値ベアリング領域への進出 | ||||
FY10 2010/3 | 売上高 2,284億円 | 当期純利益 66億円 | ||||
FY11 2011/3 | 売上高 2,691億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 124億円 | 企業買収 | 第一精密産業を取得 樹脂射出成形用精密金型メーカーである第一精密産業株式会社の全株式を、日本みらいキャピタルが運営するファンドより取得した。同月、中国でLEDバックライト現地生産会社MINEBEA ELECTRONIC DEVICES (SUZHOU)を設立し、10月にはカンボジアに小型モーター生産会社を設立した。 | ||
FY12 2012/3 | 売上高 2,513億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 59億円 | ||||
FY13 2013/3 | 売上高 2,824億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 18億円 | 企業買収 | 韓国MOATECH CO., LTD.の過半数株式を取得 精密小型モーターメーカー。コスダック上場 | 小型モーター事業の補強 | |
組織再編 | ミネベアモータをパナソニックから完全取得し吸収合併 パナソニック保有40%を譲受し合弁解消 | 情報モーター事業の完全子会社化 | ||||
FY14 2014/3 | 売上高 3,715億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 208億円 | 企業買収 | 塩野プレシジョン株式会社を事業譲受により設立 航空機部品・宇宙開発部品メーカー | 航空宇宙部品事業の基盤 | |
FY15 2015/3 | 売上高 5,006億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 398億円 | 合弁設立 | ドイツSartorius Mechatronics T&H GmbHを取得 計測機器大手。DBJと共同出資で当社51%・DBJ49%。現Minebea Intec | 計測機器事業への本格参入 | |
FY16 2016/3 | 売上高 6,098億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 363億円 | 企業買収 | ミツミ電機との経営統合契約及び株式交換契約を締結 | 電子部品・半導体への領域拡張、総合部品メーカー化の決定的一歩 | |
FY17 2017/3 | 売上高 6,389億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 411億円 | 企業買収 | ミツミ電機を株式交換で完全子会社化、商号をミネベアミツミに変更 | ベアリング専業系からミツミの半導体・光デバイスを取り込んだ総合電子部品メーカーへの構造転換 | |
FY18 2018/3 | 売上高 8,791億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 593億円 | 合弁設立 | 米国C&A TOOL ENGINEERING, INC.を取得 DBJと共同出資で当社51.1% | 精密機械金属加工の取り込み | |
FY19 2019/3 | 売上高 8,847億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 601億円 | ||||
FY20 2020/3 | 売上高 9,784億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 459億円 | 企業買収 | 株式会社ユーシンをTOBで子会社化 議決権76.2%取得、8月に完全子会社化 | 自動車アクセス製品(ドアロック等)事業への本格参入 | |
FY21 2021/3 | 売上高 9,884億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 387億円 | 企業買収 | エイブリック株式会社を完全子会社化 アナログ半導体専業メーカー | アナログ半導体事業の獲得、半導体強化戦略の中核 | |
FY22 2022/3 | 売上高 11,241億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 689億円 | 企業買収 | MMIセミコンダクター(旧滋賀セミコンダクター)を取得 ミツミ電機がオムロンから譲受、半導体工場とMEMS製品開発機能 | 半導体製造能力とMEMS技術の内製化 | |
FY23 2023/3 | 売上高 12,922億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 731億円 | 株式上場 | 東証プライム市場に移行、東京クロステックガーデンを取得 東京都港区汐留に新拠点 | ||
企業買収 | 本多通信工業を株式公開買付けで子会社化 議決権86.1%取得、12月に完全子会社化 | コネクタ事業の強化 | ||||
企業買収 | 住鉱テック(現ミネベアコネクト)を子会社化 ミツミ電機が住友金属鉱山から端子・コネクタ事業を譲受 | コネクタ事業のさらなる補強 | ||||
企業買収 | 株式会社ホンダロックを子会社化 自動車部品・住宅用キーレスシステム。現ミネベアアクセスソリューションズ | アクセス製品事業の拡大、本田技研系からの取得 | ||||
FY24 2024/3 | 売上高 14,021億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 540億円 | ||||
FY25 2025/3 | 売上高 15,227億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 594億円 | 企業買収 | 株式会社日立パワーデバイスを子会社化 現ミネベアパワーデバイス。日立のパワーデバイス海外販売事業も譲受 | パワー半導体事業への本格参入、4本槍戦略の半導体強化 | |
企業買収 | エイブリックがソシオネクストからメディカル関連事業を譲受 | 半導体事業のメディカル領域拡張 | ||||
ボールベアリング営業利益が過去最高の557億円 前最高478億円を更新 | コア事業ベアリングの収益力を再確認した節目 | |||||
経営計画 | 「4本槍」コア事業戦略を提示 ベアリング・半導体・モーター・アクセス製品をコアと定義、光デバイス・機構部品は非コア | 貝沼体制の事業ポートフォリオ再定義、コア集中路線の明示 |
- 日本ミネチュアベアリング株式会社を設立
東京都板橋区で設立。わが国最初のミニチュアベアリング専門メーカー
日本のミニチュアベアリング産業の起点となった - 東京証券取引所市場第二部に上場
同年8月に店頭売買銘柄として公開
設立10年で資本市場にアクセス - 本社を長野県御代田町に移転
川口工場を閉鎖し全施設を軽井沢工場に集約
- 米国にNIPPON MINIATURE BEARING CORP.を設立
後のNMB CORPORATION
初の海外現地法人設立、米国市場への直接参入 - 東証一部に指定替上場
- SKF社のREED工場(米国)を買収
New Hampshire Ball Bearings チャッツワース工場として現存
米国での生産拠点獲得、世界的ベアリングメーカーSKFからの事業取得 - シンガポールにNMB SINGAPORE LIMITEDを設立東南アジア生産体制の起点
- タイにNMB THAI LIMITEDを設立後に同社最大の生産拠点となるタイ進出の第一歩
- 系列メーカー4社を吸収合併し社名を「ミネベア株式会社」に変更
東京螺子製作所・新興通信工業・新中央工業・大阪車輪製造の4社
ベアリング専業から多角化総合部品メーカーへの転換点 - 米国New Hampshire Ball Bearings Inc.を系列化米国ベアリング事業の本格的囲い込み
- 開発技術センターを設立
開発技術センターを設立し、グループ全体の研究開発機能を集約した。多角化路線(系列メーカー4社合併・社名変更を1981年に経た直後)における技術基盤の整備となった。
- 英国ROSE BEARINGS LTD.を系列化
ロッドエンド・スフェリカルベアリングメーカー、現NMB-MINEBEA UK LTD.
欧州での特殊ベアリング事業の取り込み - ドイツにPAPST-MINEBEA-DISC-MOTOR GmbHを設立
現MinebeaMitsumi Technology Center Europe GmbH
欧州モーター事業の布石 - 中国にMINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH COMPONENTS(上海)を設立中国生産体制の開始
- 松下電器産業モータ社との情報モーター事業統合でミネベア・松下モータ設立
ファンモーター・ステッピングモーター等4商品の統合会社。後のミネベアモータ
国内大手との合弁による情報モーター事業の規模拡大 - 貝沼由久が代表取締役社長執行役員に就任
前任は山岸孝行
後に「中興の祖」と評される長期経営体制の始点 - ドイツmyonic Holding GmbHを全持分取得
歯科・医療機器・航空宇宙向け特殊ベアリング
高付加価値ベアリング領域への進出 - 第一精密産業を取得
樹脂射出成形用精密金型メーカーである第一精密産業株式会社の全株式を、日本みらいキャピタルが運営するファンドより取得した。同月、中国でLEDバックライト現地生産会社MINEBEA ELECTRONIC DEVICES (SUZHOU)を設立し、10月にはカンボジアに小型モーター生産会社を設立した。
- 韓国MOATECH CO., LTD.の過半数株式を取得
精密小型モーターメーカー。コスダック上場
小型モーター事業の補強 - ミネベアモータをパナソニックから完全取得し吸収合併
パナソニック保有40%を譲受し合弁解消
情報モーター事業の完全子会社化 - 塩野プレシジョン株式会社を事業譲受により設立
航空機部品・宇宙開発部品メーカー
航空宇宙部品事業の基盤 - ドイツSartorius Mechatronics T&H GmbHを取得
計測機器大手。DBJと共同出資で当社51%・DBJ49%。現Minebea Intec
計測機器事業への本格参入 - ミツミ電機との経営統合契約及び株式交換契約を締結電子部品・半導体への領域拡張、総合部品メーカー化の決定的一歩
- ミツミ電機を株式交換で完全子会社化、商号をミネベアミツミに変更ベアリング専業系からミツミの半導体・光デバイスを取り込んだ総合電子部品メーカーへの構造転換
- 米国C&A TOOL ENGINEERING, INC.を取得
DBJと共同出資で当社51.1%
精密機械金属加工の取り込み - 株式会社ユーシンをTOBで子会社化
議決権76.2%取得、8月に完全子会社化
自動車アクセス製品(ドアロック等)事業への本格参入 - エイブリック株式会社を完全子会社化
アナログ半導体専業メーカー
アナログ半導体事業の獲得、半導体強化戦略の中核 - MMIセミコンダクター(旧滋賀セミコンダクター)を取得
ミツミ電機がオムロンから譲受、半導体工場とMEMS製品開発機能
半導体製造能力とMEMS技術の内製化 - 東証プライム市場に移行、東京クロステックガーデンを取得
東京都港区汐留に新拠点
- 本多通信工業を株式公開買付けで子会社化
議決権86.1%取得、12月に完全子会社化
コネクタ事業の強化 - 住鉱テック(現ミネベアコネクト)を子会社化
ミツミ電機が住友金属鉱山から端子・コネクタ事業を譲受
コネクタ事業のさらなる補強 - 株式会社ホンダロックを子会社化
自動車部品・住宅用キーレスシステム。現ミネベアアクセスソリューションズ
アクセス製品事業の拡大、本田技研系からの取得 - 株式会社日立パワーデバイスを子会社化
現ミネベアパワーデバイス。日立のパワーデバイス海外販売事業も譲受
パワー半導体事業への本格参入、4本槍戦略の半導体強化 - エイブリックがソシオネクストからメディカル関連事業を譲受半導体事業のメディカル領域拡張
- ボールベアリング営業利益が過去最高の557億円
前最高478億円を更新
コア事業ベアリングの収益力を再確認した節目 - 「4本槍」コア事業戦略を提示
ベアリング・半導体・モーター・アクセス製品をコアと定義、光デバイス・機構部品は非コア
貝沼体制の事業ポートフォリオ再定義、コア集中路線の明示
歴史的証言
計算なんてありはしません。海外にしか生きる道がなかったからなんです
来年中には軽井沢の設備の60%はシンガポールへ移してしまうから、軽井沢はモヌケのカラになる
これからは通貨の変動が相次いで、製造業の基盤が弱くなるばかりだ。世界一高い土地、世界一高い建築コスト、納期も世界一遅い、良い機会は外国から買ってこなければならない。こうした中でただ一つ安かった賃金が急速に上がってくる。製造業がこの中で世界的な競争力を維持する、つまり良いものを安くつくることは、ますます困難になるだろう
ミネベアが外部から買うのは棒材と球(ボール)くらいのもの。ベアリングメーカーといっても、リテーナー(ボールを固定するもの)を自分で作っているのはウチだけ
開発を頭、マーケティング、ブランドを顔とすれば、製造は足腰に当たる。足腰は知性のエリアじゃないからみなやりたがらないが、現在は新製品の開発がなかなか収益に結びつかない点で"下"に強いところほど競争力が強く、足腰の強さが評価される時代だ
作る前からもう、256(にごろ)は売り切れました。256を作るといってもそんなに難しいものではない。インモスの基礎技術を使い、あとは最新の製造装置をずらりと並べて、ミニチュアベアリングの生産で蓄積した精密加工技術を駆使すれば量産できる。ひと昔前の紡績工場と同じことさ。東南アジアだってできる
通貨の関係こそ、自社の製品が売れる最大の理由で、技術や生産性が優れているからではない
2年前まで(ミネベアの半導体事業が)つぶれるといった雑音が非常に多かったが、実際は計画した通りに進んでいる。1MDRAMの工場も完成し、ある意味で一級品になってきた
いまは専門メーカーの時代といわれますが、私たちがベアリングを主体にしてきたのは間違いではなかったと思っています