貝沼由久
ミネベアミツミ・元代表取締役会長CEO
Kainuma Yoshihisa(1956年生まれ)
就任年 2008年
就任時年齢 52歳
退任年 2024年
在任期間 17年
出自 ミネベアミツミ
- コア事業「8本槍」と「相合」戦略を旗印に、ベアリング単一事業からアナログ半導体・モーター・センサー・アクセス製品を擁する複合精密部品メーカーへ事業ポートフォリオを抜本転換した経営者である。
- 2017年のミツミ電機との経営統合を起点に、ユーシン(アクセス製品)、エイブリック、本多通信工業を相次ぎ買収、2029年3月期に売上高2.5兆円・営業利益2,500億円の長期目標を設定
- 日立パワーデバイス統合(2024年5月)でパワー半導体事業を獲得し垂直統合体制を構築、2025年5月に芝浦電子TOBを開始
- M&A後のPMIによる構造改革と配当方針引き上げを並行で進め、株主還元水準の段階的拡充に踏み込んだ。
- アクセスソリューションズ事業のPMI・構造改革で営業利益が過去最高水準へ、発電事業を定款追加しタイ・カンボジア等で再エネ拠点整備を開始
- 連結配当性向方針を従来の20%程度から30%程度へ引き上げ、年間配当を40円→45円へ増配(FY24→FY25)
就任前(FY07)3,344億円
退任時(FY24)15,227億円
変化(17カ年)+355%
就任前(FY07)9.2%
退任時(FY24)6.2%
変化(17カ年)-3.0pt
貝沼由久の経歴社長就任に至るキャリア
- 1988年12月にミネベア(現ミネベアミツミ)へ法務担当として入社し、同時に取締役に就いた。技術畑出身者が多い精密部品メーカーにあって、法務・ガバナンスを起点とする異色の経歴で経営に加わった。
- 入社後は1992年12月に常務取締役、1994年12月に専務取締役へと昇任し、法務から業務本部、欧米営業へと担当を広げて経営全般の視野を養った。2009年4月、山岸孝行氏の後任として代表取締役社長執行役員に就任し、グループのトップに立った。
- 社長としては自らが先頭に立つ経営スタイルでM&Aと「相合」(あらゆるリソースを掛け合わせてシナジーを生む)戦略を推し進めた。2017年のミツミ電機との経営統合でミネベアミツミが発足すると代表取締役会長兼社長執行役員となり、2023年4月には吉田勝彦氏を社長COOに据えた二頭体制のもとで代表取締役会長CEOに就いた。ベアリング単一事業から、半導体・モーター・アクセス製品など「8本槍」を擁する複合精密部品メーカーへと事業構造を転換した。
所属・役職1988年201020202024年╱╱
ミネベアミツミ
1988年入社・取締役
1992年常務取締役
1994年専務取締役
2009年代表取締役社長執行役員
2017年会長 兼 社長執行役員
2023年代表取締役会長 CEO
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1988-12 | ミネベアミツミ入社 / ミネベアミツミ取締役法務担当 |
| 1992-12 | ミネベアミツミ常務取締役業務本部副本部長 |
| 1994-12 | ミネベアミツミ専務取締役欧米地域営業本部長 兼 業務本部副本部長 |
| 2003-06 | ミネベアミツミ取締役専務執行役員 |
| 2009-04 | ミネベアミツミ代表取締役社長執行役員 |
| 2017-06 | ミネベアミツミ代表取締役 会長 兼 社長執行役員 / ミネベアミツミ会長(現任) |
| 2018-12 | ミネベアミツミ指名・報酬委員会委員(現任) |
| 2020-04 | ミネベアミツミ代表取締役社長執行役員(現任)ミネベアミツミ会長(現任)株式会社ユーシン代表取締役会長(現任)エイブリック株式会社代表取締役会長(現任) |
| 2023-04 | ミネベアミツミ代表取締役 会長 CEO(現任) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「経営の本質はサステナビリティであることを信念とし、継続的な成長と持続可能性を追求しています」
「『相合』により、高付加価値化や新しい価値の創出に努め、規模の拡大だけではなく収益力を強化していくステージに入ったと認識しています」
「自分自身が先頭に立つというのが私の経営スタイルです」
「生産性、品質、営業力、ガバナンスとあらゆる点で強化に取り組んでいますが、現時点ではとくに品質改善で大きな効果を発揮しています」
「戦後、日本の成長と共にさまざまな製造業が生まれてきましたが、最近は少子高齢化で製造業に就職する方も減っています。小さい頃から製造業に触れ合っていただき、われわれのような部品メーカーの存在意義を少しでも知ってもらいたいという思いがあります」
任期中のIR資料公式ページへのリンク
原典リンクあり 資料あり(URL未登録) なし