ヤフーの沿革(1996〜2023年)

ヤフーの創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
FY96
1996/3
売上高
0億円
当期純利益
-0.05億円
ヤフー株式会社を設立
経営主導権とロイヤルティ契約が規定した「従属的自立」の資本構造
FY97
1997/3
売上高
4.13億円
当期純利益
0.23億円
検索サービスYahoo! Japanのサービス開始
人力ディレクトリとPV最大化が築いた広告価格の主導権
FY98
1998/3
売上高
12.69億円
当期純利益
0.64億円
株式を店頭登録
ネットバブルの前夜となる1997年11月に、ヤフー株式会社は株式の店頭公開を実施した。主幹事証券は大和証券が担当。公開価格7万円に対して、初値20万円(時価総額135億円)を記録し、インターネットベンチャーとして注目を集めた。※出所:証券業報 (11)(560) 大株主としてソフトバンクと米Yahooが大量保有しており、株式の流動性が低い問題から、バブルピーク時の1999年には時価総額約8000億円(PSR4000倍)という高水準を記録した。
FY99
1999/3
売上高
19.14億円
当期純利益
1.83億円
FY00
2000/3
売上高
56.95億円
当期純利益
11.53億円
Yahoo!ショッピング・Yahoo!オークションのサービス開始
トラフィックの構造化に成否が分かれた二つのEC事業
FY01
2001/3
売上高
130億円
当期純利益
29.27億円
acquisition
ピーアイエム株式会社(電脳隊)を吸収合併
事業は失速したが人材が経営中枢を担った買収の時間差効果
FY02
2002/3
売上高
314億円
当期純利益
58.6億円
Yahoo! BBの商用サービスの提供を開始
企業買収を通じたサービスの拡充を本格化
FY03
2003/3
売上高
590億円
当期純利益
120億円
FY04
2004/3
売上高
757億円
当期純利益
248億円
東京証券取引所第1部に株式上場
FY05
2005/3
売上高
1,177億円
当期純利益
365億円
FY06
2006/3
売上高
1,736億円
当期純利益
470億円
FY07
2007/3
売上高
2,125億円
当期純利益
579億円
FY08
2008/3
売上高
2,620億円
当期純利益
626億円
FY09
2009/3
売上高
2,657億円
当期純利益
747億円
3期連続で売上成長が低迷
リーマンショックにより広告市場が悪化したことや、PCやモバイルの需要が一巡したことでヤフーの売上成長が低迷。スマートフォンの普及に対しても動きが鈍く、2012年に経営体制を刷新するまでは経営の迷走が続いた。
FY10
2010/3
売上高
2,798億円
当期純利益
835億円
FY11
2011/3
売上高
2,924億円
当期純利益
921億円
検索エンジンをGoogleに変更
ロボット型検索においてGoogleの優勢が確定したことを受けて、「検索エンジン」と「検索連動型広告配信システム」においてYahoo! JAPANは自社システムを停止。競合のGoogleの検索システムを採用した
FY12
2012/3
売上高
3,020億円
当期純利益
1,005億円
FY13
2013/3
売上高
3,429億円
当期純利益
1,150億円
爆速経営を宣言
PCポータルの成功体験がスマホ対応の遅れを構造化した経緯
FY14
2014/3
売上高
3,863億円
当期利益
1,296億円
Yahoo!ショッピングの出店料を無料化
手数料モデルから広告モデルへの収益構造の全面転換
FY15
2015/3
売上高
4,284億円
当期利益
1,339億円
FY16
2016/3
売上高
6,523億円
当期利益
1,724億円
acquisition
アスクルを買収
親子上場の下で支配株主の経営介入がガバナンス問題に発展
一休を買収
宿泊サイト(EC)に注力。2017年から「一休」と「Yahoo!トラベル」のバックエンドのシステム統合を開始。2021年からフロントエンドを含めたシステムの全面統合を開始
FY17
2017/3
売上高
8,537億円
当期利益
1,326億円
FY18
2018/3
売上収益
8,971億円
当期利益
1,344億円
FY19
2019/3
売上収益
9,547億円
当期利益
778億円
PayPay株式会社を合弁設立。決済に注力
大株主の旧Yahoo(米国法人)がヤフーの株式売却
ヤフー(日本法人)の株式約35%を保有していたヤフーの米国法人は、日本法人の全株式の売却を決定した。このうち約11%はソフトバンク(取得額2210億円)、約24%はゴールドマンサックスなどに売却され、10%以上保有するヤフーの大株主はソフトバンクとなった。売却後のソフトバンクの保有株式は48.2%に及んだ。 なお、大株主のソフトバンクにとっては、ヤフーの株主が整理できたことが、2019年10月のZホールディングス発足の布石となっている。
FY20
2020/3
売上収益
10,529億円
当期利益
880億円
Zホールディングスに商号変更。LINEと経営統合へ
決済の消耗戦停止と組織統合の二段階構造を持つ防衛的統合
acquisition
株式会社ZOZOの株式50.1%を取得
創業者の株式処分ニーズが買い手を規定した資本再編の構造
FY21
2021/3
売上収益
12,058億円
当期利益
891億円
FY22
2022/3
売上収益
15,674億円
当期利益
916億円
出前館の株式を追加取得(取得後41.99%)
業績不振による経営体制の変更
FY23
2023/3
売上収益
16,723億円
当期利益
1,891億円
  1. ヤフー株式会社を設立
    経営主導権とロイヤルティ契約が規定した「従属的自立」の資本構造
  2. 検索サービスYahoo! Japanのサービス開始
    人力ディレクトリとPV最大化が築いた広告価格の主導権
  3. 株式を店頭登録

    ネットバブルの前夜となる1997年11月に、ヤフー株式会社は株式の店頭公開を実施した。主幹事証券は大和証券が担当。公開価格7万円に対して、初値20万円(時価総額135億円)を記録し、インターネットベンチャーとして注目を集めた。※出所:証券業報 (11)(560) 大株主としてソフトバンクと米Yahooが大量保有しており、株式の流動性が低い問題から、バブルピーク時の1999年には時価総額約8000億円(PSR4000倍)という高水準を記録した。

  4. Yahoo!ショッピング・Yahoo!オークションのサービス開始
    トラフィックの構造化に成否が分かれた二つのEC事業
  5. acquisition
    ピーアイエム株式会社(電脳隊)を吸収合併
    事業は失速したが人材が経営中枢を担った買収の時間差効果
  6. Yahoo! BBの商用サービスの提供を開始
  7. 企業買収を通じたサービスの拡充を本格化
  8. 東京証券取引所第1部に株式上場
  9. 3期連続で売上成長が低迷

    リーマンショックにより広告市場が悪化したことや、PCやモバイルの需要が一巡したことでヤフーの売上成長が低迷。スマートフォンの普及に対しても動きが鈍く、2012年に経営体制を刷新するまでは経営の迷走が続いた。

  10. 検索エンジンをGoogleに変更

    ロボット型検索においてGoogleの優勢が確定したことを受けて、「検索エンジン」と「検索連動型広告配信システム」においてYahoo! JAPANは自社システムを停止。競合のGoogleの検索システムを採用した

  11. 爆速経営を宣言
    PCポータルの成功体験がスマホ対応の遅れを構造化した経緯
  12. Yahoo!ショッピングの出店料を無料化
    手数料モデルから広告モデルへの収益構造の全面転換
  13. acquisition
    アスクルを買収
    親子上場の下で支配株主の経営介入がガバナンス問題に発展
  14. 一休を買収

    宿泊サイト(EC)に注力。2017年から「一休」と「Yahoo!トラベル」のバックエンドのシステム統合を開始。2021年からフロントエンドを含めたシステムの全面統合を開始

  15. PayPay株式会社を合弁設立。決済に注力
  16. 大株主の旧Yahoo(米国法人)がヤフーの株式売却

    ヤフー(日本法人)の株式約35%を保有していたヤフーの米国法人は、日本法人の全株式の売却を決定した。このうち約11%はソフトバンク(取得額2210億円)、約24%はゴールドマンサックスなどに売却され、10%以上保有するヤフーの大株主はソフトバンクとなった。売却後のソフトバンクの保有株式は48.2%に及んだ。 なお、大株主のソフトバンクにとっては、ヤフーの株主が整理できたことが、2019年10月のZホールディングス発足の布石となっている。

  17. Zホールディングスに商号変更。LINEと経営統合へ
    決済の消耗戦停止と組織統合の二段階構造を持つ防衛的統合
  18. acquisition
    株式会社ZOZOの株式50.1%を取得
    創業者の株式処分ニーズが買い手を規定した資本再編の構造
  19. 出前館の株式を追加取得(取得後41.99%)
  20. 業績不振による経営体制の変更

参考文献・出所

有価証券報告書
ASCII 1999/1/7
CNET Japan2012/3/22013/10/7
日経ビジネス2000/10/162000/12/18
週刊東洋経済 1999/6/12
NewsPicks 2015/2/28
アスクルプレスリリース 2019/7/17
東洋経済Online 2012/7/24