メルカリの沿革(2013〜2024年)

メルカリの創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
FY13
2013/6
売上高
0億円
経常利益
-0.02億円
founding
株式会社コウゾウを設立(現メルカリ)
ウノウ売却経験者が選んだ「スマホ×CtoC」という勝負所
FY14
2014/6
売上高
0億円
経常利益
-13.7億円
スマホアプリ「メルカリ」をリリース
オークションではなく「即決価格」を選んだ設計思想
Mercari, Inc.を設立(米国)
14.5億円を調達・テレビCMの放映
スタートアップがテレビCMに踏み切った異例の判断
FY15
2015/6
売上高
42億円
経常利益
-10.9億円
販売手数料を有料化。売上計上を開始
ユーザーの拡大を受けてメルカリの出品者に対する手数料の徴収を開始。取引完了時点の出品者に対して売上高の10%を手数料として徴収。2014/10/1 9:00以降に出品された商品が対象で、メルカリは収益化のフェーズへ。ユーザーには9/26メールで通知しており猶予期間はわずか4日。プレスリリースは見当たらず。実質的な値上げで、プレスによる発表を回避したと推察される
本社を六本木ヒルズに移転
著名ビルに入居して人員採用を強化
ヤマト運輸と提携
FY16
2016/6
売上高
122億円
経常利益
-0.9億円
完全子会社ソウゾウを設立
CtoCのメルカリ以外の新規事業を本格化。特にシェアサイクルの「メルチャリ」に投資するも撤退へ
Mercari Europe Ltd.を設立(英国)
83.5億円を資金調達
評価額1200億円の調達が固定化した「広告先行型」の成長構造
FY17
2017/6
売上高
220億円
経常利益
-27億円
FY18
2018/6
売上高
357億円
経常利益
-47億円
メルペイを設立。決済の内製化に注力
東証マザーズに株式上場
上場初日の終値ベースで時価総額7100億円を突破。ベンチャー企業の大型上場として注目を浴びたが、半年後に株価1/3へ
FY19
2019/6
売上高
516億円
経常利益
-121億円
マイクロサービス化の開始を公表
「逆コンウェイの法則」で組織まで分割した野心と誤算
マイケル社を買収
自動車関連SNSサービス「CARTUNE」を展開するマイケル社(FY2019の営業赤字2億円)を12億円で買収。しかし、2020年6月時にのれん減損を計上した上で、イード社への事業売却を決定
FY20
2020/6
売上高
762億円
経常利益
-193億円
鹿島アントラーズの株式取得
メルカリの認知向上のため、サッカークラブの運営に参入。株式61.6%を約15億円で取得すると発表。取得先は大株主の日本製鉄(新日本製鐵)から
フリマアプリの競争激化
2019年10月にヤフーが「PayPayフリマ」のサービス提供を開始してメルカリに宣戦布告。PayPayフリマは2022年10月までの3年間でダウンロード数1500万件を突破し、スマホのフリマアプリをめぐる競争が激化へ
メルペイがOrigamiを買収
FY21
2021/6
売上高
1,061億円
経常利益
49億円
BASEの株式6%を約70億円で売却
保有していたBASE社の株式を完全売却。売却先はメリルリンチ証券で市場外取引による。FY2021にメルカリは投資有価証券売却益(特別利益)として70億円を計上
完全子会社ソウゾウを設立(2代目)
CtoC基盤でBtoCを成立させる実験と28億円の授業料
情報漏洩・不正決済が継続的に発生
半年で32億円の不正補償が突きつけた統制コストの現実
Mercari, Inc.で巨額減損を計上
累計181億円の減損が示す米国CtoC市場の壁
FY22
2022/6
売上高
1,470億円
経常利益
-38億円
FY23
2023/6
売上高
1,720億円
営業利益
174億円
未収入金が増加
メルペイを通じた「定額払い」「メルカード」の提供により、後払いの増加によって未収入金がYoYで353億円増加。この結果、営業キャッシュフローはマイナスとなり悪化した。 また、FY2023期末時点の貸倒引当金は54億円であり、あと払いによる潜在的な財務リスクが発生
FY24
2024/6
売上高
1,874億円
営業利益
163億円
  1. founding
    株式会社コウゾウを設立(現メルカリ)
    ウノウ売却経験者が選んだ「スマホ×CtoC」という勝負所
  2. スマホアプリ「メルカリ」をリリース
    オークションではなく「即決価格」を選んだ設計思想
  3. Mercari, Inc.を設立(米国)
  4. 14.5億円を調達・テレビCMの放映
    スタートアップがテレビCMに踏み切った異例の判断
  5. 販売手数料を有料化。売上計上を開始

    ユーザーの拡大を受けてメルカリの出品者に対する手数料の徴収を開始。取引完了時点の出品者に対して売上高の10%を手数料として徴収。2014/10/1 9:00以降に出品された商品が対象で、メルカリは収益化のフェーズへ。ユーザーには9/26メールで通知しており猶予期間はわずか4日。プレスリリースは見当たらず。実質的な値上げで、プレスによる発表を回避したと推察される

  6. 本社を六本木ヒルズに移転

    著名ビルに入居して人員採用を強化

  7. ヤマト運輸と提携
  8. 完全子会社ソウゾウを設立

    CtoCのメルカリ以外の新規事業を本格化。特にシェアサイクルの「メルチャリ」に投資するも撤退へ

  9. Mercari Europe Ltd.を設立(英国)
  10. 83.5億円を資金調達
    評価額1200億円の調達が固定化した「広告先行型」の成長構造
  11. メルペイを設立。決済の内製化に注力
  12. 東証マザーズに株式上場

    上場初日の終値ベースで時価総額7100億円を突破。ベンチャー企業の大型上場として注目を浴びたが、半年後に株価1/3へ

  13. マイクロサービス化の開始を公表
    「逆コンウェイの法則」で組織まで分割した野心と誤算
  14. マイケル社を買収

    自動車関連SNSサービス「CARTUNE」を展開するマイケル社(FY2019の営業赤字2億円)を12億円で買収。しかし、2020年6月時にのれん減損を計上した上で、イード社への事業売却を決定

  15. 鹿島アントラーズの株式取得

    メルカリの認知向上のため、サッカークラブの運営に参入。株式61.6%を約15億円で取得すると発表。取得先は大株主の日本製鉄(新日本製鐵)から

  16. フリマアプリの競争激化

    2019年10月にヤフーが「PayPayフリマ」のサービス提供を開始してメルカリに宣戦布告。PayPayフリマは2022年10月までの3年間でダウンロード数1500万件を突破し、スマホのフリマアプリをめぐる競争が激化へ

  17. メルペイがOrigamiを買収
  18. BASEの株式6%を約70億円で売却

    保有していたBASE社の株式を完全売却。売却先はメリルリンチ証券で市場外取引による。FY2021にメルカリは投資有価証券売却益(特別利益)として70億円を計上

  19. 完全子会社ソウゾウを設立(2代目)
    CtoC基盤でBtoCを成立させる実験と28億円の授業料
  20. 情報漏洩・不正決済が継続的に発生
    半年で32億円の不正補償が突きつけた統制コストの現実
  21. Mercari, Inc.で巨額減損を計上
    累計181億円の減損が示す米国CtoC市場の壁
  22. 未収入金が増加

    メルペイを通じた「定額払い」「メルカード」の提供により、後払いの増加によって未収入金がYoYで353億円増加。この結果、営業キャッシュフローはマイナスとなり悪化した。 また、FY2023期末時点の貸倒引当金は54億円であり、あと払いによる潜在的な財務リスクが発生

参考文献・出所

有価証券報告書
DIAMOND SIGNAL
PresidentOnline
ProCommit:メルカリが徹底してプロダクトにこだわる理由
エンジニアType