ソフトバンクグループの沿革・歴史的証言

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1981年〜2025

ソフトバンクグループの1981年〜2025年の主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に並べた沿革(社史年表)と、経営者・当事者の歴史的証言

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
FY82
1982/3
売上高
23億円
会社設立
日本ソフトバンクを設立
23歳の創業者が財界の後ろ盾で卸売流通を一気に構築した創業設計
FY83
1983/3
売上高
45億円
FY84
1984/3
売上高
75億円
FY85
1985/3
売上高
115億円
FY90
1990/3
ソフトバンクに商号変更
FY92
1992/3
売上高
438億円
FY93
1993/3
売上高
516億円
当期純利益
6億円
FY94
1994/3
売上高
640億円
当期純利益
9.3億円
FY95
1995/3
売上高
968億円
当期純利益
20.5億円
日本証券業協会にて店頭登録
1994年7月にソフトバンクは店頭登録により株式を公開
企業買収
米で展示場事業を買収・ベンチャー企業の情報収集へ
出版社の買収目的を「情報基盤の獲得」に読み替えたベンチャー発掘の設計思想
FY96
1996/3
売上高
1,711億円
当期純利益
57.9億円
社債調達を本格化
売上高を超える社債発行とFA債導入で買収資金を自力調達した財務設計
業務提携
米国Yahooと合弁でヤフー株式会社を設立
2億円の初期出資がグループ資産価値の中核に化けたベンチャー投資の構造
事業売却
テレビ朝日の株式を一部取得・衛星放送に投資
テレビ局の「支配への拒絶」が浮き彫りにしたIT企業とメディアの構造的距離
FY97
1997/3
売上高
3,597億円
当期純利益
90.9億円
キングストンテクノロジーを買収・半導体に投資
ソフトバンクのキャッシュアウトは約1160億円で、1998年を期限とする4回分割払い。残りはソフトバンクが第三者割当増資で、キングストン創業者が約460億円のソフトバンクの株式を取得して捻出。つまりソフトバンクの高値の株価を活用して買収
企業買収
トレンドマイクロ社の株式35%を取得
売上高5倍のバリュエーションで高収益セキュリティ企業に張った1996年の投資判断
FY98
1998/3
売上高
5,133億円
当期純利益
103億円
FY99
1999/3
売上高
5,281億円
当期純利益
375億円
ソフトバンクインベストメンツ(現在SBIホールディングス)を設立
FY00
2000/3
売上高
4,232億円
当期純利益
84.4億円
事業売却
ネットバブル崩壊・投資先の株式売却
時価総額20兆円のピークから負債圧縮へと転じたバブル崩壊期の資産選別
FY01
2001/3
売上高
3,971億円
当期純利益
366億円
FY02
2002/3
売上高
4,053億円
当期純利益
-887億円
ADSLに新規参入(ブロードバンド)
売上の2倍の赤字を許容してシェアを獲った先行投資モデルの原型
FY03
2003/3
売上高
4,068億円
当期純利益
-999億円
FY04
2004/3
売上高
5,173億円
当期純利益
-1,070億円
FY05
2005/3
売上高
8,370億円
当期純利益
-598億円
日本テレコムを買収(光ファイバーに参入)
法人向け固定通信事業(BtoB)。法人向けにADSLの営業を強化するための顧客獲得を主眼とした買収。顧客基盤600万ユーザーを確保し、将来の携帯キャリアへの参入の布石とした
FY06
2006/3
売上高
11,086億円
当期純利益
575億円
FY07
2007/3
売上高
25,442億円
当期純利益
288億円
企業買収
ボーダフォンを買収・携帯キャリアに新規参入
1.7兆円のLBOとノンリコース設計で携帯キャリアを獲得した資本構成の技術
FY08
2008/3
売上高
27,761億円
当期純利益
1,086億円
FY09
2009/3
売上高
26,730億円
当期純利益
431億円
FY10
2010/3
売上高
27,634億円
当期純利益
967億円
FY11
2011/3
売上高
30,046億円
当期純利益
1,897億円
FY12
2012/3
売上高
32,024億円
親会社株主に帰属する当期純利益
3,137億円
SBエナジー株式会社を設立
2011年3月の東日本大震災を受けて、再生可能エネルギー事業に参入
携帯基地局を増強。2013年までに2500億円投資
FY13
2013/3
売上高
33,783億円
親会社株主に帰属する当期純利益
2,894億円
FY14
2014/3
売上高
66,666億円
親会社株主に帰属する当期純利益
5,202億円
米スプリントを1.8兆円で買収
携帯キャリア事業で海外展開へ
FY15
2015/3
売上高
85,041億円
親会社株主に帰属する当期純利益
6,683億円
Alibaba Group Holding Limitedがニューヨーク証券取引所に上場
FY16
2016/3
売上高
88,817億円
親会社株主に帰属する当期純利益
4,741億円
アローラ・ニケシュ氏が副社長に就任
孫正義氏の後継者候補として副社長に就任
ソフトバンクグループに商号変更
FY17
2017/3
売上高
89,010億円
親会社株主に帰属する当期純利益
14,263億円
英ARM社を約3.3兆円で買収
半導体の需要増大を見据えて、半導体の設計企業を買収。スマホ向けに強み。巨額買収の資金は、アリババを中心とした保有株式の売却で充当
FY18
2018/3
売上高
91,587億円
親会社株主に帰属する当期純利益
10,389億円
ソフトバンク・ビジョン・ファンドを組成
外部資金比率33%から96%への変化が示すファンド業のリスク構造の転換
FY19
2019/3
売上高
60,935億円
親会社株主に帰属する当期純利益
14,111億円
FY20
2020/3
売上高
52,389億円
親会社株主に帰属する当期純利益
-9,615億円
4.5兆円の資産売却。最大2.5兆円の自社株買いを公表
ソフトバンクグループの保有株式(ソフトバンク・アリババ・ARMなど)の時価に対して、ソフトバンクグループの株式は安価で推移した。このため、孫正義氏は割安と判断し、過去最大規模の2.5兆円の自社株買いを公表。資金を捻出するために保有資産(アリババの株式など)の売却に舵を切った
FY21
2021/3
売上高
56,281億円
親会社株主に帰属する当期純利益
49,879億円
スプリントとTモバイルと合併
経営不振だったスプリントの再建で苦戦。業界3位を争ったTモバイルと合併し、スプリントの株式は売却へ
FY22
2022/3
売上高
62,215億円
親会社株主に帰属する当期純利益
-17,080億円
ARMのNvidiaへの売却破談
米連邦取引委員会(FTC)がNvidiaへのARMの売却が市場独占につながるとして提訴。売却は破談へ
FY23
2023/3
売上高
65,704億円
親会社株主に帰属する当期純利益
-9,701億円
社債発行で2.9兆円を資金調達(アリババの株式を先渡売買契約)
FY24
2024/3
売上高
67,565億円
親会社株主に帰属する当期純利益
-2,276億円
FY25
2025/3
売上高
72,437億円
親会社株主に帰属する当期純利益
11,533億円
  1. 会社設立
    日本ソフトバンクを設立
    23歳の創業者が財界の後ろ盾で卸売流通を一気に構築した創業設計
  2. ソフトバンクに商号変更
  3. 日本証券業協会にて店頭登録

    1994年7月にソフトバンクは店頭登録により株式を公開

  4. 企業買収
    米で展示場事業を買収・ベンチャー企業の情報収集へ
    出版社の買収目的を「情報基盤の獲得」に読み替えたベンチャー発掘の設計思想
  5. 社債調達を本格化
    売上高を超える社債発行とFA債導入で買収資金を自力調達した財務設計
  6. 業務提携
    米国Yahooと合弁でヤフー株式会社を設立
    2億円の初期出資がグループ資産価値の中核に化けたベンチャー投資の構造
  7. 事業売却
    テレビ朝日の株式を一部取得・衛星放送に投資
    テレビ局の「支配への拒絶」が浮き彫りにしたIT企業とメディアの構造的距離
  8. キングストンテクノロジーを買収・半導体に投資

    ソフトバンクのキャッシュアウトは約1160億円で、1998年を期限とする4回分割払い。残りはソフトバンクが第三者割当増資で、キングストン創業者が約460億円のソフトバンクの株式を取得して捻出。つまりソフトバンクの高値の株価を活用して買収

  9. 企業買収
    トレンドマイクロ社の株式35%を取得
    売上高5倍のバリュエーションで高収益セキュリティ企業に張った1996年の投資判断
  10. ソフトバンクインベストメンツ(現在SBIホールディングス)を設立
  11. 事業売却
    ネットバブル崩壊・投資先の株式売却
    時価総額20兆円のピークから負債圧縮へと転じたバブル崩壊期の資産選別
  12. ADSLに新規参入(ブロードバンド)
    売上の2倍の赤字を許容してシェアを獲った先行投資モデルの原型
  13. 日本テレコムを買収(光ファイバーに参入)

    法人向け固定通信事業(BtoB)。法人向けにADSLの営業を強化するための顧客獲得を主眼とした買収。顧客基盤600万ユーザーを確保し、将来の携帯キャリアへの参入の布石とした

  14. 企業買収
    ボーダフォンを買収・携帯キャリアに新規参入
    1.7兆円のLBOとノンリコース設計で携帯キャリアを獲得した資本構成の技術
  15. SBエナジー株式会社を設立

    2011年3月の東日本大震災を受けて、再生可能エネルギー事業に参入

  16. 携帯基地局を増強。2013年までに2500億円投資
  17. 米スプリントを1.8兆円で買収

    携帯キャリア事業で海外展開へ

  18. Alibaba Group Holding Limitedがニューヨーク証券取引所に上場
  19. アローラ・ニケシュ氏が副社長に就任

    孫正義氏の後継者候補として副社長に就任

  20. ソフトバンクグループに商号変更
  21. 英ARM社を約3.3兆円で買収

    半導体の需要増大を見据えて、半導体の設計企業を買収。スマホ向けに強み。巨額買収の資金は、アリババを中心とした保有株式の売却で充当

  22. ソフトバンク・ビジョン・ファンドを組成
    外部資金比率33%から96%への変化が示すファンド業のリスク構造の転換
  23. 4.5兆円の資産売却。最大2.5兆円の自社株買いを公表

    ソフトバンクグループの保有株式(ソフトバンク・アリババ・ARMなど)の時価に対して、ソフトバンクグループの株式は安価で推移した。このため、孫正義氏は割安と判断し、過去最大規模の2.5兆円の自社株買いを公表。資金を捻出するために保有資産(アリババの株式など)の売却に舵を切った

  24. スプリントとTモバイルと合併

    経営不振だったスプリントの再建で苦戦。業界3位を争ったTモバイルと合併し、スプリントの株式は売却へ

  25. ARMのNvidiaへの売却破談

    米連邦取引委員会(FTC)がNvidiaへのARMの売却が市場独占につながるとして提訴。売却は破談へ

  26. 社債発行で2.9兆円を資金調達(アリババの株式を先渡売買契約)

参考文献・出所

有価証券報告書
ソフトバンクグループ社史
日経ビジネス
日経新聞朝刊
Bloomberg
決算説明会 FY23
Financial Times
決算説明会 FY25
決算説明会 FY26-Q2
決算説明会 FY26-Q3
日本経済新聞 2024/05/12
日本経済新聞 2025/07/16
日経クロステック 2024/06