横河電機の沿革(1920〜2024年)

横河電機の創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
1920
1-12月
株式会社横河電機製作所を設立
建築家が計測器メーカーを個人創業した技術多角化の設計
1930
1-12月
吉祥寺工場を新設(武蔵野本社)
戦時体制下において、横河電機製作所は主に軍需向けの計器の販売を拡大。1927年に陸軍の指定工場となり、高射砲の算定器の研究開発を開始し、以後、軍需品の開発および生産に従事した。 軍需品の生産拡大に対応するため、1927年に東京の吉祥寺に1.6万坪の土地を確保。1930年に吉祥寺工場を新設して、渋谷工場で行っていた計測器の生産を集約した。生産品目は、航空計器・航空用マグネトーなどであり、航空機に関する計器生産に従事した。
1945
1-12月
従業員約1万名を削減
第二次世界大戦の敗戦に伴い横河電機は軍需を喪失。戦時中は国内に5工場を稼働していたが、このうち4工場(小金井・大久保・川越・辻堂)を閉鎖し、吉祥寺の武蔵野本社に集約した。人員面においても、終戦時点で1.2万名存在した人員の大半を解雇し、1200名の体制で事業活動を再開した。
1948
1-12月
東京証券取引所に株式上場
FY56
1956/3
米The Foxboro Companyと技術援助契約を締結
空気圧制御の技術を導入するため、Foxboro社と提携。
FY58
1958/3
Yokokawa Electric Works, Inc.を設立
FY60
1960/3
売上高
51億円
当期純利益
7.8億円
FY61
1961/3
売上高
63億円
当期純利益
9.7億円
FY62
1962/3
売上高
81億円
当期純利益
12.3億円
FY63
1963/3
売上高
88億円
当期純利益
11億円
FY64
1964/3
売上高
87億円
当期純利益
5.8億円
alliance
横河ヒューレットパッカードを設立
株主の社外役員が突破口になったHP合弁の成立経緯
FY65
1965/3
売上高
134億円
当期純利益
7.4億円
FY66
1966/3
売上高
104億円
当期純利益
6.7億円
FY67
1967/3
売上高
119億円
当期純利益
7.7億円
FY68
1968/3
売上高
180億円
当期純利益
13.4億円
FY69
1969/3
売上高
212億円
当期純利益
17.3億円
FY70
1970/3
売上高
266億円
当期純利益
23億円
FY71
1971/3
売上高
307億円
当期純利益
25億円
保守サービスの子会社3社を設立
FY72
1972/3
売上高
280億円
当期純利益
16億円
FY73
1973/3
売上高
288億円
当期純利益
13億円
FY74
1974/3
売上高
385億円
当期純利益
16億円
販売低迷・人員削減は回避
1973年10月のオイルショックを機に、石油化学メーカーにおける設備投資が相次いで中止。石油産業向けの計測器の販売に依存していた横河電機は業績が低迷し、当時の横河正三社長は「夜も眠れない」状態となった。
FY75
1975/3
売上高
488億円
当期純利益
21億円
甲府工場を新設
FY76
1976/3
総合制御システムCENTUMを公表
FY77
1977/3
売上高
433億円
当期純利益
11億円
FY78
1978/3
売上高
506億円
当期純利益
13億円
FY79
1979/3
売上高
602億円
当期純利益
18億円
FY80
1980/3
売上高
693億円
当期純利益
25億円
FY81
1981/3
売上高
783億円
当期純利益
33億円
FY82
1982/3
売上高
889億円
当期純利益
29億円
alliance
GEと合弁で横河メディカルシステムを設立
HP合弁では51%、GE合弁では49%から25%へ後退した構図
FY83
1983/3
売上高
853億円
当期純利益
38億円
オランダElectrofactを買収
FY84
1984/3
売上高
1,162億円
当期純利益
103億円
acquisition
北辰電機と合併
旧本社をキヤノンに売却して組織統合を加速したPMI設計
FY85
1985/3
売上高
1,397億円
当期純利益
88億円
FY92
1992/3
売上高
2,659億円
当期純利益
77億円
FY93
1993/3
売上高
2,469億円
当期純利益
16億円
FY94
1994/3
売上高
2,422億円
当期純利益
9億円
FY95
1995/3
売上高
2,429億円
当期純利益
24億円
小峰工場を新設
FY96
1996/3
売上高
2,595億円
当期純利益
18億円
FY97
1997/3
売上高
2,804億円
当期純利益
38億円
FY98
1998/3
売上高
3,052億円
当期純利益
75億円
FY99
1999/3
売上高
2,801億円
当期純利益
-44億円
米HPとの合弁解消・株式売却
FY00
2000/3
売上高
3,133億円
当期純利益
58億円
FY01
2001/3
売上高
3,526億円
当期純利益
254億円
FY02
2002/3
売上高
3,108億円
当期純利益
-231億円
国内生産子会社5社を統合
FY03
2003/3
売上高
3,287億円
当期純利益
-262億円
安藤電気の株式33%を取得
NEC系列の安藤電気の株式33%を132億円で取得。1999年に横河電機はヒューレットパッカードとの合弁を解消しており、通信・半導体向けの計測器事業を強化するために買収を決定した。
中国に現地法人を新設
国内グループ15工場を閉鎖
横河電機は1983年から公言してきた「人員削減をしない方針」を撤回し、2003年に人員削減を伴う国内における生産再編を実施。グループ会社を含めた15工場の閉鎖を決定した。特に、傘下の安藤電気(2002年10月に買収)における改革を推進するため、同社において150名の希望退職者の募集を決定した。
FY04
2004/3
売上高
3,719億円
当期純利益
243億円
FY05
2005/3
売上高
3,870億円
当期純利益
93億円
FY06
2006/3
売上高
3,888億円
当期純利益
215億円
シンガポールに統括会社を設立
FY07
2007/3
売上高
4,334億円
当期純利益
125億円
FY08
2008/3
売上高
4,374億円
当期純利益
116億円
FY09
2009/3
売上高
3,765億円
当期純利益
-384億円
最終赤字に転落
FY10
2010/3
売上高
3,166億円
当期純利益
-147億円
FY11
2011/3
売上高
3,256億円
当期純利益
-66億円
計測器事業を子会社の横河計測に移管
FY12
2012/3
売上高
3,346億円
当期純利益
59億円
FY13
2013/3
売上高
3,478億円
当期純利益
146億円
FY14
2014/3
売上高
3,884億円
当期純利益
123億円
横河ソリューションサービスを発足
FY15
2015/3
売上高
4,057億円
当期純利益
172億円
希望退職者を募集
横河電機は約400億円規模の固定費削減のために余剰人員の削減を決定。希望退職者を募集し、合計1105名が退職に応募した。人員削減に伴って2015年3月期に事業構造改善費用を特別損失として166億円計上した。
FY16
2016/3
売上高
4,137億円
当期純利益
301億円
YOKOKAWAコーポレートガバナンス・ガイドラインを制定
FY17
2017/3
売上高
3,914億円
当期純利益
257億円
英KBC Advancedを買収
石油・ガス業界向けのソフトウェアおよびコンサルティングサービスを手掛けるKBC社(KBC Advanced Technologies plc)を279億円で買収。
FY18
2018/3
売上高
4,065億円
当期純利益
214億円
FY19
2019/3
売上高
4,037億円
当期純利益
284億円
FY20
2020/3
売上高
4,044億円
当期純利益
146億円
FY21
2021/3
売上高
3,742億円
当期純利益
192億円
FY22
2022/3
売上高
3,899億円
当期純利益
212億円
中期経営計画AG2023を策定
FY23
2023/3
売上高
4,564億円
当期純利益
389億円
FY24
2024/3
売上高
5,401億円
当期純利益
616億円
中期経営計画GS2028を策定
  1. 株式会社横河電機製作所を設立
    建築家が計測器メーカーを個人創業した技術多角化の設計
  2. 吉祥寺工場を新設(武蔵野本社)

    戦時体制下において、横河電機製作所は主に軍需向けの計器の販売を拡大。1927年に陸軍の指定工場となり、高射砲の算定器の研究開発を開始し、以後、軍需品の開発および生産に従事した。 軍需品の生産拡大に対応するため、1927年に東京の吉祥寺に1.6万坪の土地を確保。1930年に吉祥寺工場を新設して、渋谷工場で行っていた計測器の生産を集約した。生産品目は、航空計器・航空用マグネトーなどであり、航空機に関する計器生産に従事した。

  3. 従業員約1万名を削減

    第二次世界大戦の敗戦に伴い横河電機は軍需を喪失。戦時中は国内に5工場を稼働していたが、このうち4工場(小金井・大久保・川越・辻堂)を閉鎖し、吉祥寺の武蔵野本社に集約した。人員面においても、終戦時点で1.2万名存在した人員の大半を解雇し、1200名の体制で事業活動を再開した。

  4. 東京証券取引所に株式上場
  5. 米The Foxboro Companyと技術援助契約を締結

    空気圧制御の技術を導入するため、Foxboro社と提携。

  6. Yokokawa Electric Works, Inc.を設立
  7. alliance
    横河ヒューレットパッカードを設立
    株主の社外役員が突破口になったHP合弁の成立経緯
  8. 保守サービスの子会社3社を設立
  9. 販売低迷・人員削減は回避

    1973年10月のオイルショックを機に、石油化学メーカーにおける設備投資が相次いで中止。石油産業向けの計測器の販売に依存していた横河電機は業績が低迷し、当時の横河正三社長は「夜も眠れない」状態となった。

  10. 甲府工場を新設
  11. 総合制御システムCENTUMを公表
  12. alliance
    GEと合弁で横河メディカルシステムを設立
    HP合弁では51%、GE合弁では49%から25%へ後退した構図
  13. オランダElectrofactを買収
  14. acquisition
    北辰電機と合併
    旧本社をキヤノンに売却して組織統合を加速したPMI設計
  15. 小峰工場を新設
  16. 米HPとの合弁解消・株式売却
  17. 国内生産子会社5社を統合
  18. 安藤電気の株式33%を取得

    NEC系列の安藤電気の株式33%を132億円で取得。1999年に横河電機はヒューレットパッカードとの合弁を解消しており、通信・半導体向けの計測器事業を強化するために買収を決定した。

  19. 中国に現地法人を新設
  20. 国内グループ15工場を閉鎖

    横河電機は1983年から公言してきた「人員削減をしない方針」を撤回し、2003年に人員削減を伴う国内における生産再編を実施。グループ会社を含めた15工場の閉鎖を決定した。特に、傘下の安藤電気(2002年10月に買収)における改革を推進するため、同社において150名の希望退職者の募集を決定した。

  21. シンガポールに統括会社を設立
  22. 最終赤字に転落
  23. 計測器事業を子会社の横河計測に移管
  24. 横河ソリューションサービスを発足
  25. 希望退職者を募集

    横河電機は約400億円規模の固定費削減のために余剰人員の削減を決定。希望退職者を募集し、合計1105名が退職に応募した。人員削減に伴って2015年3月期に事業構造改善費用を特別損失として166億円計上した。

  26. YOKOKAWAコーポレートガバナンス・ガイドラインを制定
  27. 英KBC Advancedを買収

    石油・ガス業界向けのソフトウェアおよびコンサルティングサービスを手掛けるKBC社(KBC Advanced Technologies plc)を279億円で買収。

  28. 中期経営計画AG2023を策定
  29. 中期経営計画GS2028を策定

参考文献・出所

有価証券報告書 沿革
横河電機100年史
日経ビジネス
日経新聞
有価証券報告書
統合報告書
横河電機 IR 決算説明会資料
IR 決算説明QA FY24 2025/5/2
IR 決算説明QA FY25-1H 2025/11/4
横河電機 中期経営計画 GS2028