沿革・歴史的証言 — 1998〜2026年の年表 経営判断・組織変化と当事者の証言
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 年月 | 区分 | 出来事 | 歴史的意義 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1998 1-12月 | 会社設立 | ネットオークションサービスの提供を目的として、東京都中央区日本橋箱崎にオンセール株式会社を設立 アメリカOnSaleとソフトバンクの合弁で発足。初代社長は孫泰蔵(ソフトバンク孫正義氏の弟) | ヤフオク等の競合に押されオークション事業から撤退する起点。後のオンラインゲーム会社への業態転換に至る前史 | |||
2002 1-12月 | 業態転換 | 商号をガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社に変更し主な事業内容をオンラインゲームサービスへ変更 韓国Gravityの「ラグナロクオンライン」国内運営権を獲得しオンラインゲーム運営に転換 | オークション事業の失敗を受けたピボット。日本のオンラインゲーム黎明期の代表企業として再出発した起点 | |||
FY05 2005/12 | 株式上場 | 大阪証券取引所ヘラクレス市場へ上場 公募価格120万円に対し一時2 | ||||
FY08 2008/12 | 企業買収 | 現物出資による第三者割当増資によりGravity Co. Ltd.株式を取得し、子会社化 | ||||
FY11 2011/12 | 企業買収 | 株式会社アクワイアの株式を取得し、子会社化(2023年12月に全株式を売却) コンシューマゲーム開発会社の取り込み。後に売却 | 事業ポートフォリオの拡張試行 | |||
FY12 2012/12 | 売上高 258億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 82億円 | 新規事業 | スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」をiOS版でリリース 後のガンホー成長を牽引する旗艦タイトル。同年9月にAndroid版も配信開始 | 日本のスマホゲーム黎明期を代表する大ヒット作の登場。同社の業績水準を一段引き上げた起点 | |
FY13 2013/12 | 売上高 1,631億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 548億円 | 新規事業 | 「パズドラ」効果で2月単月売上高100億円突破 前年同月比13.8倍 | スマホゲームによる業績急拡大の象徴期 | |
組織再編株主対応 | ソフトバンク株式会社(現ソフトバンクグループ)が当社の親会社となる ソフトバンクが追加取得により親会社化 | 親会社統治体制に移行。後の自社株買い・親会社解消に至る資本関係の起点 | ||||
海外進出業務提携 | ソフトバンク株式会社と共同でSupercell Oyの株式の51%を取得 フィンランドのスマホゲーム大手Supercell(Clash of Clans)の過半数取得 | グローバルゲーム企業への投資。ガンホーの規模・存在感を国際的に示した | ||||
FY14 2014/12 | 売上高 1,731億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 620億円 | 組織再編 | GGF B.V.を通じて間接所有していたSupercell Oyの持分をソフトバンクに売却 Supercell株式の出口。ガンホー側はキャッシュ化 | 巨額の特別利益計上の原因。Supercell投資の収益化 | |
海外進出 | シンガポールにGungHo Online Entertainment Asia Pacific Pte.Ltd.を設立 東南アジア展開の前哨基地 | アジア地域展開の組織化 | ||||
FY15 2015/12 | 売上高 1,543億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 434億円 | 組織再編株主対応 | ソフトバンク株式会社(現ソフトバンクグループ)が当社の親会社からその他の関係会社に変更 親会社から外れる資本関係の変化 | ガンホーの独立性向上への第一歩 | |
株式上場 | 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東証一部へ市場を変更 上場区分の格上げ | 上場区分の格上げによる信用力向上 | ||||
海外進出 | 香港にGungHo Gamania Co.Limitedを設立 香港でのジョイントベンチャー | 香港・中華圏展開の組織化 | ||||
FY16 2016/12 | 売上高 1,125億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 279億円 | 組織再編 | 本社を東京都千代田区丸の内一丁目11番1号に移転 JPタワー(KITTE丸の内)への移転 | 本社拠点の集約 | |
組織再編株主対応 | ソフトバンクグループ株式会社が当社のその他の関係会社に該当しないこととなる ソフトバンクとの資本関係を完全に解消 | 2013年の親会社化から3年で資本関係を解消。独立企業として再出発 | ||||
FY17 2017/12 | 売上高 923億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 224億円 | ||||
FY18 2018/12 | 売上高 921億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 166億円 | ||||
FY19 2019/12 | 売上高 1,014億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 181億円 | ||||
FY20 2020/12 | 売上高 988億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 164億円 | ||||
FY21 2021/12 | 売上高 1,046億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 229億円 | ||||
FY22 2022/12 | 売上高 1,055億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 190億円 | 株式上場 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行 東証市場区分再編に伴う形式移行 | 東証市場区分見直しに伴う形式的移行 | |
FY23 2023/12 | 売上高 1,253億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 164億円 | ||||
FY24 2024/12 | 売上高 1,036億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 112億円 | 企業買収 | 株式会社エイリムの株式を取得し、子会社化 「ブレイブフロンティア」等のエイリムを子会社化 | 新規IP・開発リソース獲得を目的とした久しぶりのM&A | |
FY25 2025/12 | 売上高 932億円 | 親会社株主に帰属する当期純利益 14億円 | ||||
2026 1-12月 | 社長交代社長交代 | 代表取締役社長CEO森下一喜氏が取締役会長兼最高開発責任者へ移行、坂井一也氏(前CFO)が代表取締役社長CEOに就任 森下氏は22年間の社長在任を経て会長兼最高開発責任者に専念。坂井氏は財務畑からの登用 | 2004年〜2026年の森下体制終了。財務出身CEOへの世代交代 |
- ネットオークションサービスの提供を目的として、東京都中央区日本橋箱崎にオンセール株式会社を設立
アメリカOnSaleとソフトバンクの合弁で発足。初代社長は孫泰蔵(ソフトバンク孫正義氏の弟)
ヤフオク等の競合に押されオークション事業から撤退する起点。後のオンラインゲーム会社への業態転換に至る前史 - 商号をガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社に変更し主な事業内容をオンラインゲームサービスへ変更
韓国Gravityの「ラグナロクオンライン」国内運営権を獲得しオンラインゲーム運営に転換
オークション事業の失敗を受けたピボット。日本のオンラインゲーム黎明期の代表企業として再出発した起点 - 大阪証券取引所ヘラクレス市場へ上場
公募価格120万円に対し一時2
- 現物出資による第三者割当増資によりGravity Co.
Ltd.株式を取得し、子会社化
- 株式会社アクワイアの株式を取得し、子会社化(2023年12月に全株式を売却)
コンシューマゲーム開発会社の取り込み。後に売却
事業ポートフォリオの拡張試行 - スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」をiOS版でリリース
後のガンホー成長を牽引する旗艦タイトル。同年9月にAndroid版も配信開始
日本のスマホゲーム黎明期を代表する大ヒット作の登場。同社の業績水準を一段引き上げた起点 - 「パズドラ」効果で2月単月売上高100億円突破
前年同月比13.8倍
スマホゲームによる業績急拡大の象徴期 - ソフトバンク株式会社(現ソフトバンクグループ)が当社の親会社となる
ソフトバンクが追加取得により親会社化
親会社統治体制に移行。後の自社株買い・親会社解消に至る資本関係の起点 - ソフトバンク株式会社と共同でSupercell Oyの株式の51%を取得
フィンランドのスマホゲーム大手Supercell(Clash of Clans)の過半数取得
グローバルゲーム企業への投資。ガンホーの規模・存在感を国際的に示した - GGF B.V.を通じて間接所有していたSupercell Oyの持分をソフトバンクに売却
Supercell株式の出口。ガンホー側はキャッシュ化
巨額の特別利益計上の原因。Supercell投資の収益化 - シンガポールにGungHo Online Entertainment Asia Pacific Pte.Ltd.を設立
東南アジア展開の前哨基地
アジア地域展開の組織化 - ソフトバンク株式会社(現ソフトバンクグループ)が当社の親会社からその他の関係会社に変更
親会社から外れる資本関係の変化
ガンホーの独立性向上への第一歩 - 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東証一部へ市場を変更
上場区分の格上げ
上場区分の格上げによる信用力向上 - 香港にGungHo Gamania Co.Limitedを設立
香港でのジョイントベンチャー
香港・中華圏展開の組織化 - 本社を東京都千代田区丸の内一丁目11番1号に移転
JPタワー(KITTE丸の内)への移転
本社拠点の集約 - ソフトバンクグループ株式会社が当社のその他の関係会社に該当しないこととなる
ソフトバンクとの資本関係を完全に解消
2013年の親会社化から3年で資本関係を解消。独立企業として再出発 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行
東証市場区分再編に伴う形式移行
東証市場区分見直しに伴う形式的移行 - 株式会社エイリムの株式を取得し、子会社化
「ブレイブフロンティア」等のエイリムを子会社化
新規IP・開発リソース獲得を目的とした久しぶりのM&A - 代表取締役社長CEO森下一喜氏が取締役会長兼最高開発責任者へ移行、坂井一也氏(前CFO)が代表取締役社長CEOに就任
森下氏は22年間の社長在任を経て会長兼最高開発責任者に専念。坂井氏は財務畑からの登用
2004年〜2026年の森下体制終了。財務出身CEOへの世代交代
参考文献・出所
有価証券報告書
ダイヤモンド・オンライン 2013/6/13
gamebiz 2024/2
ITmedia NEWS 2026/1/9
ITmedia News 2013/3/25
Bloomberg 2013/5/30
エクストリーム 2019/7/2
日本経済新聞 2016/2/3
4Gamer 2022/12/29
ストラテジックキャピタル「ガンホー再起の処方箋」
gamebiz 2026/1/9