ZOZOの沿革(1998〜2025年)

ZOZOの創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
1998
1-12月
有限会社スタートトゥデイを設立
1990年代半ば、前澤友作氏はバンド活動を続ける傍ら、海外から輸入したCDやレコードを個人的に収集していた。やがてそのコレクションが周囲で評判となり、友人からの購入依頼が増加。実家の6畳一間を拠点に、電話やファックスで受注し、現金書留で入金確認後に発送するという通信販売を開始した。 当時はまだEC黎明期であり、楽天やYahoo!の動向を強く意識していたわけではない。事業の出発点は市場分析ではなく、「好きな音楽を届ける」という趣味の延長にあった。ただし月商は約500万円規模に達し、仕入れ資金の回転が課題となるなど、既に事業としての実態を帯びていた。 1998年、前澤氏は出資金300万円で有限会社スタートトゥデイを設立。創業メンバー3名とともに、CD・レコードの輸入販売を本格化させた。法人化は単なる形式変更ではなく、趣味から継続的な商取引へと重心を移す意思表示でもあった。 創業当初の事務所は実家の一室であり、家族が電話対応を担うなど極めて小規模な体制だったが、在庫リスクを抱えながらも販売は順調に推移。カタログ制作コストや資金繰りの課題を意識しつつ、後のEC化へとつながる土台が形成された。
出資金300万円・月商500万円が示す「趣味と事業の境界線」
2000
1-12月
CD・レコードのECサイト「STMonline」を開設
セレクトショップのECサイト「EPROZE」を開設
2001
1-12月
本社を幕張に移転(ワールド・ビジネス・ガーデン)
2002
1-12月
founding
株式会社スタートトゥデイへ組織変更
自己資本比率11.8%で走り続けた「借金経営」の合理性
FY04
2004/3
売上高
12.4億円
経常利益
0.18億円
FY05
2005/3
売上高
18.2億円
経常利益
0.96億円
ZOZOTOWNを開設
17ブランド廃止という「断腸の決断」が生んだモール転換の起点
ユナイテッドアローズと取引開始
テイクレート18%→30%を正当化した「創業者同士の握手」
FY06
2006/3
売上高
33.8億円
経常利益
1.27億円
ZOZOBASEを新設
「入荷から掲載まで1日・出荷まで3時間」が生んだ参入障壁
FY07
2007/3
売上高
60.6億円
経常利益
8.14億円
東証マザーズに株式上場
第三者割当増資
FY08
2008/3
売上高
85.8億円
経常利益
17.2億円
FY09
2009/3
売上高
106億円
経常利益
22.2億円
FY10
2010/3
売上高
171億円
経常利益
32.4億円
FY11
2011/3
売上高
238億円
経常利益
58.6億円
iOS向けアプリをリリース
スマホ比率52%→83%への急伸を支えた「様子見しなかった」判断
FY12
2012/3
売上高
318億円
経常利益
76.1億円
東証1部に株式上場
FY13
2013/3
売上高
350億円
経常利益
85.7億円
ZOZOBASEを増設
年間賃借料3億円→15億円という「固定費5倍」の賭け
FY14
2014/3
売上高
385億円
経常利益
124億円
FY15
2015/3
売上高
411億円
経常利益
151億円
FY16
2016/3
売上高
544億円
経常利益
178億円
FY17
2017/3
売上高
763億円
経常利益
264億円
ツケ払いのサービス提供を開始
後払い決済を導入。商品購入後の支払い期限が2ヶ月後に設定することが可能で、コンビニでの支払いに対応した決済方法。購入の機会損失を防止する目論みがあった。債権の回収業務はGMOペイメントサービスが請け負った。利用拡大のために、2017年3月からTV CMによるキャンペーンを展開。
プロロジスパーク千葉ニュータウンの竣工
FY18
2018/3
売上高
984億円
経常利益
327億円
商号をZOZOに変更
商号をスタートトゥデイからZOZOに変更し、ブランド名と社名を一致させた。
システム再構築を決定
VBScript・テストコードゼロで16年間走った「技術的負債」の清算
FY19
2019/3
売上高
1,184億円
経常利益
257億円
3ヵ年の中期経営計画を発表
ZOZOとしては初となる中計を策定
ZOZOBASEつくば1を新設
物流拠点の拡張を発表。プロロジスパークつくば1から全フロアを賃貸。つくばにおける年間賃借料は12.3億円(FY2019)
プロロジスパークつくば1-Bの竣工
減益決算を計上。業績低迷により株価下落
ZOZOは売上高を順調に伸ばしたものの、ZOZOSUITと海外事業からの撤退を決めた、2019年3月期で上場来初となる減益決算(経常利益257億円・前年同327億円)を計上した。
FY20
2020/3
売上高
1,255億円
経常利益
276億円
ZホールディングスがZOZOの株式取得
持株比率37%の創業者が「株式の出口」に詰まった帰結
プロロジスパークつくば2の竣工
FY21
2021/3
売上高
1,474億円
経常利益
443億円
増収増益。ペイペイモールとの連携強化
FY22
2022/3
売上高
1,661億円
経常利益
496億円
自社株買いを実施
FY23
2023/3
売上高
1,834億円
経常利益
567億円
FY24
2024/3
売上高
1,970億円
経常利益
597億円
ZOZOBASEつくば3を新設
FY25
2025/3
売上高
2,131億円
経常利益
648億円
  1. 有限会社スタートトゥデイを設立

    1990年代半ば、前澤友作氏はバンド活動を続ける傍ら、海外から輸入したCDやレコードを個人的に収集していた。やがてそのコレクションが周囲で評判となり、友人からの購入依頼が増加。実家の6畳一間を拠点に、電話やファックスで受注し、現金書留で入金確認後に発送するという通信販売を開始した。 当時はまだEC黎明期であり、楽天やYahoo!の動向を強く意識していたわけではない。事業の出発点は市場分析ではなく、「好きな音楽を届ける」という趣味の延長にあった。ただし月商は約500万円規模に達し、仕入れ資金の回転が課題となるなど、既に事業としての実態を帯びていた。 1998年、前澤氏は出資金300万円で有限会社スタートトゥデイを設立。創業メンバー3名とともに、CD・レコードの輸入販売を本格化させた。法人化は単なる形式変更ではなく、趣味から継続的な商取引へと重心を移す意思表示でもあった。 創業当初の事務所は実家の一室であり、家族が電話対応を担うなど極めて小規模な体制だったが、在庫リスクを抱えながらも販売は順調に推移。カタログ制作コストや資金繰りの課題を意識しつつ、後のEC化へとつながる土台が形成された。

    出資金300万円・月商500万円が示す「趣味と事業の境界線」
  2. CD・レコードのECサイト「STMonline」を開設
  3. セレクトショップのECサイト「EPROZE」を開設
  4. 本社を幕張に移転(ワールド・ビジネス・ガーデン)
  5. founding
    株式会社スタートトゥデイへ組織変更
    自己資本比率11.8%で走り続けた「借金経営」の合理性
  6. ZOZOTOWNを開設
    17ブランド廃止という「断腸の決断」が生んだモール転換の起点
  7. ユナイテッドアローズと取引開始
    テイクレート18%→30%を正当化した「創業者同士の握手」
  8. ZOZOBASEを新設
    「入荷から掲載まで1日・出荷まで3時間」が生んだ参入障壁
  9. 東証マザーズに株式上場
  10. 第三者割当増資
  11. iOS向けアプリをリリース
    スマホ比率52%→83%への急伸を支えた「様子見しなかった」判断
  12. 東証1部に株式上場
  13. ZOZOBASEを増設
    年間賃借料3億円→15億円という「固定費5倍」の賭け
  14. ツケ払いのサービス提供を開始

    後払い決済を導入。商品購入後の支払い期限が2ヶ月後に設定することが可能で、コンビニでの支払いに対応した決済方法。購入の機会損失を防止する目論みがあった。債権の回収業務はGMOペイメントサービスが請け負った。利用拡大のために、2017年3月からTV CMによるキャンペーンを展開。

  15. プロロジスパーク千葉ニュータウンの竣工
  16. 商号をZOZOに変更

    商号をスタートトゥデイからZOZOに変更し、ブランド名と社名を一致させた。

  17. システム再構築を決定
    VBScript・テストコードゼロで16年間走った「技術的負債」の清算
  18. 3ヵ年の中期経営計画を発表

    ZOZOとしては初となる中計を策定

  19. ZOZOBASEつくば1を新設

    物流拠点の拡張を発表。プロロジスパークつくば1から全フロアを賃貸。つくばにおける年間賃借料は12.3億円(FY2019)

  20. プロロジスパークつくば1-Bの竣工
  21. 減益決算を計上。業績低迷により株価下落

    ZOZOは売上高を順調に伸ばしたものの、ZOZOSUITと海外事業からの撤退を決めた、2019年3月期で上場来初となる減益決算(経常利益257億円・前年同327億円)を計上した。

  22. ZホールディングスがZOZOの株式取得
    持株比率37%の創業者が「株式の出口」に詰まった帰結
  23. プロロジスパークつくば2の竣工
  24. 増収増益。ペイペイモールとの連携強化
  25. 自社株買いを実施
  26. ZOZOBASEつくば3を新設

参考文献・出所

有価証券報告書 沿革
ZOZO IR
日経新聞朝刊
有価証券報告書
プロロジス プレスリリース
Zホールディングス開示資料
IR 決算説明QA FY26-2Q 2025/10/31
IR 決算説明QA FY26-3Q 2026/1/30