三菱自動車の沿革(1970〜2024年)
三菱自動車の創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 年月 | 区分 | 出来事 | 歴史的意義 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1970 1-12月 | founding | 三菱自動車株式会社を設立 | 「不平等条約」が暗示した提携依存の宿命——繰り返される外資との力学 | |||
FY72 1972/3 | クライスラーが株式取得 | |||||
FY78 1978/3 | 岡崎工場を新設 1977年に名古屋自動車製作所岡崎工場(愛知県岡崎市)を新設。総工費は140億円で、乗用車の量産に従事 | |||||
東洋工機で四輪車生産を開始(パジェロ製造) | ||||||
クライスラーが経営危機 | ||||||
FY79 1979/3 | 売上高 8,745億円 | 当期純利益 156億円 | ||||
FY80 1980/3 | 売上高 9,030億円 | 当期純利益 140億円 | 滋賀工場を新設 1979年に京都製作所滋賀工場を新設。敷地面積10.5万平方メートル。総工費は140億円。エンジンの量産に従事 | |||
FY81 1981/3 | 売上高 11,079億円 | 当期純利益 83億円 | 三菱商事と海外販売で協業 1980年代を通じて三菱自動車は海外向けの輸出を強化。クライスラー社との合衆国流通契約については1981年9月に改訂し、同年12月に三菱自動車は米国に現地法人を新設した。 | |||
FY82 1982/3 | 売上高 10,821億円 | 当期純利益 131億円 | SUV「パジェロ」を発売 | |||
FY83 1983/3 | 売上高 10,613億円 | 当期純利益 126億円 | ||||
FY84 1984/3 | 売上高 11,736億円 | 当期純利益 55億円 | ||||
FY85 1985/3 | 売上高 14,083億円 | 当期純利益 66億円 | ||||
FY86 1986/3 | 売上高 15,788億円 | 当期純利益 253億円 | クライスラーと合弁基本契約を解消 1985年6月に三菱自動車はクライスラーとの合弁基本契約を解消。代わりにクライスラーは三菱自動車の株式5%を追加取得(三菱重工から取得)することで、三菱自動車への出資比率を15%から20%に高めた。 | |||
クライスラーと合弁で米国現地生産法人を設立 | ||||||
FY87 1987/3 | 売上高 15,586億円 | 当期純利益 144億円 | ||||
FY88 1988/3 | 売上高 17,526億円 | 当期純利益 110億円 | ||||
FY89 1989/3 | 東京証券取引所第1部に株式上場 | |||||
FY92 1992/3 | 売上高 30,871億円 | 当期純利益 295億円 | ||||
FY93 1993/3 | 売上高 31,804億円 | 当期純利益 258億円 | ||||
FY94 1994/3 | 売上高 29,469億円 | 当期純利益 55億円 | 米国法人でセクハラ民事訴訟 米国法人において女性社員に対するセクシャルハラスメントが発生。被害者が集団訴訟を実施して民事訴訟に至った。
この結果、1998年に三菱自動車は和解金として48億円の支払いを実施。 | |||
FY95 1995/3 | 売上高 34,141億円 | 当期純利益 126億円 | 東洋工機を買収(岐阜工場発足・パジェロ製造) | |||
FY96 1996/3 | 売上高 35,370億円 | 当期純利益 127億円 | ||||
FY97 1997/3 | 売上高 36,720億円 | 当期純利益 115億円 | ||||
FY98 1998/3 | 売上高 37,352億円 | 当期純利益 -1,018億円 | タイの現地法人を子会社化 | |||
米国事業で人員削減 | ||||||
FY99 1999/3 | 売上高 35,126億円 | 当期純利益 56億円 | ||||
FY00 2000/3 | 売上高 33,349億円 | 当期純利益 -233億円 | ダイムラークライスラーと提携 | |||
FY01 2001/3 | 売上高 32,767億円 | 当期純利益 -2,781億円 | リコール隠しで副社長を書類送検 | |||
FY02 2002/3 | 売上高 32,006億円 | 当期純利益 112億円 | 早期退職者を募集 | |||
FY03 2003/3 | 売上高 38,848億円 | 当期純利益 373億円 | 三菱ふそうを売却 | |||
FY04 2004/3 | 売上高 25,194億円 | 当期純利益 -2,154億円 | リコール隠しが発覚(2回目) | |||
財務状況が悪化・経営危機 リコール隠しにより巨額損失を計上。2004年3月末時点で三菱自動車は連結自己資本比率1.4%となり、債務超過寸前の財務状況となった | ||||||
FY05 2005/3 | 売上高 21,226億円 | 当期純利益 -4,747億円 | ||||
FY06 2006/3 | 売上高 21,200億円 | 当期純利益 -921億円 | ダイムラークライスラーと提携解消 | |||
FY07 2007/3 | 売上高 22,028億円 | 当期純利益 87億円 | ||||
FY08 2008/3 | 売上高 26,821億円 | 当期純利益 347億円 | オーストラリアでの現地生産を終了 | |||
FY09 2009/3 | 売上高 19,735億円 | 当期純利益 -548億円 | ||||
FY10 2010/3 | 売上高 14,456億円 | 当期純利益 47億円 | ||||
FY11 2011/3 | 売上高 18,284億円 | 当期純利益 156億円 | ||||
FY12 2012/3 | 売上高 18,072億円 | 当期純利益 239億円 | ||||
FY13 2013/3 | 売上高 18,151億円 | 当期純利益 379億円 | ||||
FY14 2014/3 | 売上高 20,934億円 | 当期純利益 1,046億円 | ||||
FY15 2015/3 | 売上高 21,807億円 | 当期純利益 1,770億円 | ||||
FY16 2016/3 | 売上高 22,678億円 | 当期純利益 1,976億円 | 北米での現地生産を終了 | |||
FY17 2017/3 | 売上高 19,066億円 | 当期純利益 -458億円 | 日産と戦略提携契約を締結 | |||
FY18 2018/3 | 売上高 21,923億円 | 当期純利益 1,196億円 | ||||
FY19 2019/3 | 売上高 25,145億円 | 当期純利益 1,460億円 | ||||
FY20 2020/3 | 売上高 22,702億円 | 当期純利益 -257億円 | ||||
FY21 2021/3 | 売上高 14,554億円 | 当期純利益 -3,123億円 | 最終赤字に転落 販売不振により減損損失1179億円(国内6拠点の生産設備)および事業構造改革費用702億円(主に欧州向け新製品の投入凍結など)を計上。そのほかの損失も併せて、特別損失で合計2982億円を計上し、2021年3月期に三菱自動車は3123億円の最終赤字に転落した。 | |||
FY22 2022/3 | 売上高 20,389億円 | 当期純利益 740億円 | パジェロ製造の乗用車工場を閉鎖 販売が低迷していたSUV「パジェロ」の生産終了を決定。子会社パジェロ製造の乗用車工場(岐阜県坂祝町)について、完全閉鎖を決定した。 | |||
FY23 2023/3 | 売上高 24,581億円 | 当期純利益 1,687億円 | ||||
FY24 2024/3 | 売上高 27,895億円 | 当期純利益 1,547億円 | 日産・ホンダ・三菱自動車の経営統合を発表 |
- 三菱自動車株式会社を設立「不平等条約」が暗示した提携依存の宿命——繰り返される外資との力学
- クライスラーが株式取得
- 岡崎工場を新設
1977年に名古屋自動車製作所岡崎工場(愛知県岡崎市)を新設。総工費は140億円で、乗用車の量産に従事
- 東洋工機で四輪車生産を開始(パジェロ製造)
- クライスラーが経営危機
- 滋賀工場を新設
1979年に京都製作所滋賀工場を新設。敷地面積10.5万平方メートル。総工費は140億円。エンジンの量産に従事
- 三菱商事と海外販売で協業
1980年代を通じて三菱自動車は海外向けの輸出を強化。クライスラー社との合衆国流通契約については1981年9月に改訂し、同年12月に三菱自動車は米国に現地法人を新設した。
- SUV「パジェロ」を発売
- クライスラーと合弁基本契約を解消
1985年6月に三菱自動車はクライスラーとの合弁基本契約を解消。代わりにクライスラーは三菱自動車の株式5%を追加取得(三菱重工から取得)することで、三菱自動車への出資比率を15%から20%に高めた。
- クライスラーと合弁で米国現地生産法人を設立
- 東京証券取引所第1部に株式上場
- 米国法人でセクハラ民事訴訟
米国法人において女性社員に対するセクシャルハラスメントが発生。被害者が集団訴訟を実施して民事訴訟に至った。 この結果、1998年に三菱自動車は和解金として48億円の支払いを実施。
- 東洋工機を買収(岐阜工場発足・パジェロ製造)
- タイの現地法人を子会社化
- 米国事業で人員削減
- ダイムラークライスラーと提携
- リコール隠しで副社長を書類送検
- 早期退職者を募集
- 三菱ふそうを売却
- リコール隠しが発覚(2回目)
- 財務状況が悪化・経営危機
リコール隠しにより巨額損失を計上。2004年3月末時点で三菱自動車は連結自己資本比率1.4%となり、債務超過寸前の財務状況となった
- ダイムラークライスラーと提携解消
- オーストラリアでの現地生産を終了
- 北米での現地生産を終了
- 日産と戦略提携契約を締結
- 最終赤字に転落
販売不振により減損損失1179億円(国内6拠点の生産設備)および事業構造改革費用702億円(主に欧州向け新製品の投入凍結など)を計上。そのほかの損失も併せて、特別損失で合計2982億円を計上し、2021年3月期に三菱自動車は3123億円の最終赤字に転落した。
- パジェロ製造の乗用車工場を閉鎖
販売が低迷していたSUV「パジェロ」の生産終了を決定。子会社パジェロ製造の乗用車工場(岐阜県坂祝町)について、完全閉鎖を決定した。
- 日産・ホンダ・三菱自動車の経営統合を発表